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「A ZED & TWO NOUGHTS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年のイギリス映画「ZOO」である。(この邦題では、1993年のアメリカのドキュメンタリー映画、2004年のオムニバス形式の日本映画があるが、いずれとも全く関係ない作品である。)日本での劇場公開は1987年12月であった。P・グリーナウェイ監督の名前を広く知らしめることになった作品である。

作品データを記しておくと、時間は115分、監督と脚本はピーター・グリーナウェイ、撮影はサッシャ・ヴィエルニ、音楽はマイケル・ナイマンである。そして出演は、アンドレア・フェレオル、ブライアン・ディーコン、エリック・ディーコン、フランシス・バーバー、ジョス・アックランド、ジム・デヴィッドソン、アグネス・ルーレット、たちである。

ある動物園に勤める動物学者のオズワルドとオリヴァーの兄弟。最近2人は、自動車事故で同時に妻を亡くしていた。また、その事故で車を運転していた女・アルバは生命はとりとめたものの、片脚を切断した。兄弟は悲しみにうちひしがれることになるが、この事故をキッかけにして、死んだ動物が腐ってゆく過程を記録する実験にとりつかれ、生物の進化に対しても興味を示すようになった。そして研究に力を入れていくが、同時に2人はアルバのことを気にするようになり、アルバも2人に興味を持ち、やがて愛するようになった。そんな3人は、外科医のヴァンと助手のカテリーナに監視されていた。ヴァンはアルバのもう片方の脚も切断しようと企てた。そんな中、アルバは兄弟の子供を身籠もり、やがて双子の男の子を出産した。しかし、残った片足の切断手術も重なり、その拾うから死んでしまう。残された兄弟は、自ら腐敗実験の実験体となり、命を絶った...

実験的なことを大胆に行っている作品であり、「実験作」という表現がピッタリな作品である。が、その試みはなかなか興味深く、面白いことを行っている。映像表現の手法ということでは、まだ彼のスタイルが確立していないのだが、そのことが実験的な試みということを上手く回転させている。

また、テーマが「生命というものの原理」と「死」であるが、こういうテーマの作品は重くなりがちであるが、彼のシュールな世界観と虚無的な雰囲気の中では、その重さというものも感じられなくなり、独特の世界が構築されている。

現在では、彼のキャリアの初期の作品ということもあって「初期の傑作」とされているが、本作のような傑作を生んだことで彼の今日があるので、「初期の傑作」ではなく、「彼の飛躍の作品」と言うべきである。

娯楽作を見たいという方はそのままお帰りして頂くとして、映画を芸術作品として表現した作品をじっくりと味わうという映画ファンは必見の作品である。

 

ZOO 【HDマスター】ブルーレイ [Blu-ray]

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ZOO [DVD]

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THE TIME『PANDEMONIUM』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1990年に発表された彼らの4枚目のアルバムである。また、1985年に一旦解散したが、本アルバムのためにのみ再結成したというアルバムでもある。また、1995年に再び再結成して現在に至っているが、アルバムを発表していないので、現時点での彼らの最後のアルバムでもある。)発表こそ1990年であるが、'80'sらしいファンキーなダンス・ミュージックを中心としていて、心地良さを与えてくれるアルバムになっている。尚、チャート成績はBillboardで最高位18位を記録していて、彼らの過去3枚のアルバムのいずれよりも上位を記録した。

収録曲は、オリジナル盤では全12曲であったが、現在では3曲のボーナス・トラックが追加収録されていて、全15曲になっている。収録曲は以下の通りである。『Dreamland』『Pandemonium』『Sexy Socialites』『Jerk Out』『Yount』『Blondie』『Donald Trump (Black Version)』『Chocolate』『Cooking Class』『Skillet』『It's Your World』『Sometimes I Get Lonely』。(以下、ボーナス・トラック)『Data Bank』『My Summertime Thang』『Pretty Little Women』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。『Jerk Out』がBillboardで最高位9位を記録して、過去には達成できなかった全米TOP 10入りを果たすヒットとなった。また、1990年の年間シングル・チャートでは93位にランクインしている。続いてリリースされた2nd.シングルの『Chocolate』はBillboardのR&Bチャートで44位を記録しただけであった。('95年の再結成以後、シングルを発表していないので、現時点では彼らの最後のシングルと言うことにもなる。)

お薦め曲は、結果的に彼らの最大のヒットとなった『Jerk Out』と、シングル曲の『Chocolate』、更に『Blondie』『Skillet』『Sometimes I Get Lonely』という所をピックアップしておく。尚、今回チョイスした曲は全てが6分を超える大作ばかりであるが、ファンキーでノリの良い曲は時間的にも長い方がたっぷり堪能出来ますから...ちなみに、『Sexy Socialites』『Yount』『Cooking Class』の3曲はいずれも1分未満(3曲足しても1分半に満たない)という時間的にも短い曲であるが、この長短のメリハリがアルバムの面白い所でもある。

ファンキーなダンス系のサウンドということで、たっぷりと堪能出来る内容となっているアルバムである。時間的にもたっぷり(ボーナス・トラックまで追加すると65分強になる。)と楽しむことが出来るものであって、捨て曲も無く、特に不満のないアルバムである。

発表こそ1990年であるが、'80'sのノリのダンス・ミュージックであるため、'80'sサウンドがお好きな方であれば、素直に受け入れることの出来るアルバムである。たっぷりと堪能しましょう!!

 

Pandemonium

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  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1990/06/28
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Pandemonium (Jewl)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino Encore
  • 発売日: 2008/07/29
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形零19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形零」の第19話(2nd.6話)「演技が出来ずして演出が出来るか! ~連続監督殺人事件」の「裏ネタ編」の4回目の増補となる今回は、一同が集まっている所に出されたものから「お茶」について、「ケーキ」について、殺害にこれの入ったこういうものが使われたことから「」について、「特殊」について、「」について記します。尚、「ケーキ」は「・33話(2nd.20話)[裏ネタ編]PART 11」で、「毒」は「・4話[裏ネタ編]PART 5」で「毒物」として記したものを、「氷」は「・8話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/3付です。)

お茶」:飲料である「茶」の丁寧語であり、「葉茶」のこと、「茶の湯」のことも指す。日本では一般的に日本茶(緑茶)のことを指すが、西欧では「紅茶」のことを指すのが一般的である。

チャノキの葉を加工して作られる飲料であり、緑茶も紅茶もウーロン茶なども、元となるものは同じである。(チャノキの葉の処理方法が異なるため、それから出した飲料も全く別というものになっている。)

また、それ以外の意味としては、仕事の合間の小休止のことを指す。また、実際はコーヒー、ジュースなどの他の飲料であっても、食べ物に対する「飲み物の総称」という意味でも使用される。

英語では「Tea」、ドイツ語では「Tee」、フランス語では「Thé」、イタリア語では「Tè」、スペイン語では「Té」、ポルトガル語では「Chá」、中国語では「茶」と言う。

ケーキ」:洋菓子の代表的なものであり、お菓子の王様とされているものである。小麦粉を原料として、卵、バター、砂糖を混ぜて作った生地を基本として作られる菓子の総称である。(総称であるため、様々な種類のものがあるのはいうまでもない。)

日本で「ケーキ」と言うと、その中でもスポンジケーキにクリームを塗って、果物などを乗せてデコレーションしたもののことを指すのが一般的である。(「ロールケーキ」もこちらに含まれる。)しかし、当然、それ以外のケーキも色々とあるのだが、それらは「ケーキ」とは言わずにフルネームで呼ぶ。(例えば「チーズケーキ」「ホットケーキ」(パンケーキ)など。また「バウムクーヘン」はドイツ語の「ケーキ」に該当する「クーヘン」が使われているので、やはり呼び方としてはこちらの仲間ということになる。)

ちょっとした席になるとケーキは必ずと言っていいほど出される定番の菓子になっている。特に身近なものとしては、誕生パーティをはじめとするパーティの席である。(披露宴のウエディングケーキも、元は同様であるが、現在では披露宴の儀式の一つになっている部分が強い。)

「ケーキ」は洋菓子であることから、日本では西洋のスタイル(特にフランスが多い)を意識した店舗が多く、ケーキ職人はヨーロッパ(最も多いのはフランス)で修行を積んだ、というのがある意味ではスタンダードになっているところがある。(アメリカで修行を積んだ、という話は殆ど耳にしないが、アメリカでは「ケーキ」よりも「パイ」の方がよりポピュラーな菓子であるためでもある。)

で、欧州で修行を積んだ職人がそれぞれのセンスを活かしたケーキ店で腕を振るっているのが一般的で、大手の食品メーカーが大量生産しているというものではない。(中堅規模のメーカーがある程度の数量を作っていることはありますが...)→生ものであって、作ってから消費するまでに時間が短いものであるため、全国に出荷するというような流通に必要となる時間が取れないものである。→最近ではネット通販で冷蔵便を使った宅配便で全国販売を行う店もあるが、大手メーカーの全国展開というものはない。

国によって多少の違いが見られるが、基本的な形(スポンジ・ケーキの土台、クリーム、果物を飾っているという所)は同じである。(アメリカでは正確には「スポンジ・ケーキ」ではなく「ビスケット」と呼ばれるもの(薄く固く焼いた洋菓子ではなく、パンのように焼いた洋菓子(ケンタッキー・フライドチキンのメニューにある「ビスケット」))を使用する。)

人気がある「ケーキ」の代表的なものとして「ショートケーキ」(Shoetcake)がある。これは円形や方形の形に大きく焼いたスポンジ・ケーキの間に生クリームを塗って積み重ねたり、イチゴなどの果物を間に挟み、それを土台としてクリームを塗り、各種フルーツ、チョコレートなどをあしらってデコレーションしたケーキを食べやすい一人前の大きさに切ったケーキである。日本では、「ショートケーキ」と言うとイチゴを使ったものが基本であり、「ショートケーキ」と言うとイチゴのケーキということになっている。(イチゴを使っていないショートケーキは、使用した果物の名前を頭に付けて「○○ショートケーキ」と呼び、単に「ショートケーキ」と言うと「イチゴ・ショートケーキ」のこととなる。)ケーキ屋さんではショートケーキはあって当たり前の定番メニューである。

尚、「Short」という言葉が使われていることから「短い」→「小さい」という意味と解釈されていることがあるが、これは誤りである。英単語の「Short」には「短い」と言う意味はメインの意味であるが、それ以外にも「簡潔な」「手近な」と言う意味と「(菓子が)サクサクした」と言う意味がある。イギリスで「Short Cake」と言う場合の「Short」は「簡潔な」または「手近な」と言う意味であり、「身近な菓子」と言う意味で呼ばれているが、アメリカでは、「Short Cake」というと、日本ではビスケットと呼ばれる生地を使っていることから、それを食した時に得られるサクサクした食感があることから、「サクサクした菓子」という意味で「cake」の前に「Short」が付けられた言葉である。

また、英語では「Cake」、ドイツ語では「Kuchen」、フランス語では「Gâteau」、イタリア語では「Torta」、スペイン語では「Pastel」または「Tarta」、ポルトガル語では「Bolo」、中国語では「蛋糕」と言うが、英語では食べ物以外のものでも「ケーキ」と呼ばれるものがあるため、「食べられないケーキ」というものがある。→1個の石鹸のことを「a piece of Cake」と言い、ウラン精鉱のことを「Yellow Cake」と言う。また、食べられる「ケーキ」で菓子ではないものとしては「Fish Cake」(蒲鉾)がある。

」:生物の生命維持に支障を与える物質のことであって、これが体内に入ると死に至る可能性の高い物質である。(大量摂取の場合(=致死量を超えていた場合)には死亡することになる。)様々な物質があって、それらをまとめて「毒物」と言うこともある。(「毒物」は毒性のある物質の総称であり、「毒」は毒性のあるものの通称となっている。)

尚、特定の動物に対しては毒物であっても、他の動物では全く問題のない物質もある。(ペットを飼育する場合、人の残飯をペット(犬や猫)に食べさせたら、ペットが中毒を起こして死亡したという事故が時々起こっているが、これはその典型的な例ということになる。)が、これらの物質も一部の動物では毒になるため、毒物の一つとして扱われることもある。(基本的には人間に対して毒物となるものを「毒」とするのが基本となっている。)

日本では、「毒物及び劇物取締法」で規定されていて、毒物(劇物を含む)が法的に指定されている。しかし、これらの毒物は医薬、医薬部外品としての利用や、工業用、産業用、実験用の物質としての利用も行われているため、その取り扱い、管理、保管、販売、更には製造から輸送に関してまで、厳しく制約を与えられている。(メッキ工場では青酸カリを使うが、これは広く知られていて、刑事ドラマでもお馴染みになってしまっている...)

「ケータイ刑事」では、即効性の毒物として「ウラリ」が、遅効性の毒物として「オズマゴロシ」が登場していて、それぞれがお馴染みとなっている。(また、この物語に登場した「ウラリヒョン」をはじめ「ウラリン」などのようにウラリを加工した毒物がシリーズに登場している。)

英語では「Poison」または「Toxin」、「Venom」といい、ドイツ語では「Gift」、フランス語では「Poison」(但し、英語と発音は異なる。)、イタリア語では「Veleno」、スペイン語とポルトガル語では「Veneno」(但し、発音は異なる。)、中国語では「毒物」と言う。

特殊」:普通と異なること、特別であることを言う。または、全体に共通することではなく、全体の極一部のものに共通する特別な性質のことを言う。また、物の場合は「特種」(特別な種類というのが本来の意味である。)とほぼ同じ意味で使われる。

「特別」と言う言葉と同義語として使用される言葉であるが、それが人の技能や才能に関することの場合に用いられることが多い。

英語では「Specially」、ドイツ語では「Besonders」、フランス語では「Spécialement」、イタリア語では「Specialmente」、スペイン語では「Especialmente」、ポルトガル語では「Especialmente」、中国語では「特殊」と言う。

」:「こおり」と読む。(よくある間違いとして、平仮名表記した場合(ふりがなを含む)に「こうり」というものがある。)また、漢字では「冰」という表記もある。(この漢字は「氷」という漢字の元になったものである。また「にすい」(「ひょう部」という言い方もある)はこの漢字のへんを取ったものであって、「水が凝固したもの」という意味がある。但し、一部の「にすい」の漢字は「二」が変形したものもあるため、「にすい」を持つ漢字の全てが「水が凝固したもの」という意味を持っている訳では無い。)

水の固体のことである。1気圧の元では摂氏0゜C以下の水である。(高圧になると、より高い温度での氷も存在する。)比重は0.917で、液体の水よりも比重が小さく、同じ重量であれば水に比べて約9%体積が増えることになる。(液体よりも固体の方が体積が増えるという物質は珍しい。)

通常は無色透明であるが、巨大な固まりとなると薄い青色になる。尚、冷凍庫で出来る氷が(部分的に)白く濁っていて透明でないのは、水に溶けている空気が氷の中に閉じ込められている状態であるためであって、水分子以外の不純物を含んでいるということになる。→南極の氷床では、それが出来た時の大気を閉じ込めたままになっているため、地下深くに存在する氷や不純物の成分を分析することで、過去の大気成分などを知ることが出来る。

近代になって、製氷機や冷凍庫によって人工的に氷を作ることが可能になる以前は、とても貴重なものであって、天然に存在する氷を冷却する際の熱源として利用していた。(冬の間に自然に存在する氷を運び出し、それを保冷効果のある場所に保管して、夏場に利用していた。)日本では、江戸時代には幕府の将軍に献上されたという記録もあるとても貴重なものであった。(富士山から運ばれていた。)尚、地球上には自然には大量の氷が氷河や万年雪、氷床という形で存在しているが、高山や寒冷地、南極などにあるのが殆どであり、人間が製氷機などによって作り出した氷の量というのは、地球上に存在する氷の量と比べるとほんの微量ということになる。

俳句の世界では「氷」は冬の季語である。尚、「かき氷」のことを「氷」と言うこともあるが、俳句の世界では「氷」と言うと「かき氷」は含んでおらず、「氷」とは別扱いである。(「かき氷」という言葉は夏の季語である。)また、英語では「Ice」、ドイツ語では「Eis」、フランス語では「Glace」、イタリア語では「Ghiaccio」、スペイン語では「Hielo」、ポルトガル語では「Gelo」、中国語では「冰」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

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おいしい「お茶」の教科書 (PHPビジュアル実用BOOKS)

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ワイド版 日本茶・紅茶・中国茶・健康茶―これ一冊でお茶のすべてがわかる! (実用BESTBOOKS)

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一流パティシエといっしょに美味しいケーキを作りたい (別冊家庭画報)

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  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2003/11
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シフォンケーキ―21のバリエーション

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  • 作者: 下井 佳子
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
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いちばんやさしいお菓子とケーキのデコレーション (PHPビジュアル実用BOOKS)

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はじめてのおいしいケーキ (Sweet sweets series)

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へんな毒すごい毒 (知りたい★サイエンス)

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毒学教室 (学研雑学百科)

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猛毒動物 最恐50 コブラやタランチュラより強い 究極の毒を持つ生きものは? (サイエンス・アイ新書)

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その216) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「賭博の勝負」です。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・24話」、「007」からは「カジノ・ロワイヤル」です。

ケータイ刑事」:「・24話」。「白い麻雀牌殺人事件 ~死のダブル役満」という物語である。この物語は阿佐田哲也の小説とその1984年の映画化作品「麻雀放浪記」を意識した画作りが行われている物語でもあって、凝った作りとなっている「銭形愛」を象徴する1本でもある。

この物語に登場する賭博は「麻雀」である。麻雀新聞社主催の「第27回ジャンキング決定戦」の会場。ちゃんと五代さんは緊迫した雰囲気の中、拳銃に弾を込める五代さん。そしてエレベーターに乗り込んだ。そこでちゃんは五代さんが防弾チョッキを着ていることに気づき、不満を言っていたが、「どんな犯罪でも許せませんから」と口にするちゃん。目的の階に到着すると、銃を構えて五代さんは突入し、ちゃんは警察手帳を見せて「警察です。」と言った。

が、そこは「第27回ジャンキング決定戦」の会場であって、事件が起こってはいなかった。五代さんは大会の出場者の1人であって、全国公務員代表「哭きのジュン」として決勝に進出したのだった。五代さん以外の決勝進出者は、「雀聖」こと桜井章子(さくらい・しょうこ)、「サマ師のシゲ」こと赤木茂(あかぎ・しげる)、「役満のテツ」こと朝間哲也(あさま・てつや)であった。ちゃんは事件ではなかったと言うことで、ブツブツと五代さんに文句を言ったが、五代さんは「勝負に勝つためには、まず相手をどれだけ威圧できるかで決まるんだよ」と言っていて、防弾チョッキは相手を威圧するために着ていたのだった。

勝負が始まるが、今度はちゃんが五代さんの邪魔をする。五代さんの牌を見ては「中(なか)」「鳥みたいの」「三と四と東...」と言うように、五代さんの牌を口に出して尋ねていたのだった。

勝負が進んで行く中、ボーイがみんなにミカンを配り、朝間の背後でくしゃみをしたことで、文句を言った朝間という一幕があったが、勝負は続き、佳境に入る。で、朝間が大三元字一色(ツーイーソー)であがり、勝負は朝間の勝ちということになりそうな状況となる。実際、朝間は「これでオレの優勝はほぼ決まりだな」と言ってご機嫌になっていた。で、先ほど配られたミカンを口に運んだ。

次の一局が始まると言うことで、麻雀卓(全自動卓)がリセットされる。しかし、朝間の様子がおかしく、全く動かなくなり、そのまま麻雀卓に崩れ落ちた。で、五代さんが朝間の様子を確かめると、「死んでる」と口にした。朝間は死んだと言うことで勝負は負けという扱いになり、ジャンキング決定戦は殺人事件の現場となって、ちゃんは捜査を開始した。

(最終的にちゃんは全自動卓を利用したトリックに気づき、磁石が抜かれた麻雀牌に毒を仕込み、更にボーイと組んでいた真犯人・桜井を逮捕した。動機は麻雀好きの父を朝間が食い物にして、借金地獄に追い込んで自殺に追いやった復讐だった。)

また、事件解決後、ちゃんは五代さんと柴田さんとで麻雀卓を囲んで麻雀をしていた。で、ビギナーズラックなのか、実力なのかは分からないが、ちゃんは一人勝ちをしていた。

007」:「カジノ・ロワイヤル」。2006年のシリーズ第21作であって、6代目ボンドのデビュー作でもある。尚、正式なシリーズ作品では亡く、番外作品とされている1967年に同名タイトルの作品(ジェームズ・ボンドが登場しているが、製作プロダクションが違っていること、及びMI-6を引退後のボンドという設定、複数のボンドが登場するコメディ自体の作品ということで、あくまでも番外扱いである。)が存在するが、全く別物の娯楽大作に仕上がっている作品である。

この物語に登場する賭博は「バカラ」である。また、バカラの勝負になったのは、組織の金を使い込んだル・シッフルが、その穴埋めのために勝負に出て、金を取り戻そうというのだった。MI-6は、その勝負でル・シッフルを負かせて、彼を壊滅させようという計画を立て、ボンドにバカラの勝負に参加させることにしたのだった。しかし、ボンドが勝負に敗れてル・シッフルが勝つようなことになると、ル・シッフルの組織を経て、テロリストに政府が金を渡すことになってしまう。ということもあって、イギリスだけでなく、アメリカはCIAのフィリックスを、またフランスも参謀本部のルネ・マティスもその勝負に参加させた。

格プレーヤーは1000万ドルを元手としていて、更に500万ドルまでの追加が認められるというルールになっていた。で、勝負が始まる。序盤は様子見と、互いのプレーヤーの癖を確かめるというように、静かな展開で進んで行く。で、ボンドはル・シッフルの癖を掴んでいた。

途中休憩が入り、その間にル・シッフルは改めて金の返済のことで脅しを受けていた。ボンドはその時の殺し屋に襲われて、その殺し屋を始末していた。

プレーの再開後、ル・シッフルとボンドは少しずつ勝っていって、いた。そんな中、ル・シッフルの癖を確認したボンドは大勝負に出た。自分のカードもなかなかのものだったことで、掛け金を上げていく。それにル・シッフルも乗り、1150万ドルの勝負となる。自信満々のボンドだったが、ここはル・シッフルの方が一枚上手で、癖を逆に利用していて、ボンドを罠に填めていた。で、この勝負はル・シッフルが勝ち、ボンドは呆然となるのだった。(この物語は00要員に昇格したばかりのボンドということで、何かと若さが出ているボンドである。)

勝負は一旦休憩に入る。ボンドとの大勝負に勝ったル・シッフルは余裕が出てきたが、ボンドはボロボロだった。で、血気にはやるボンドは別の方法(「00」の殺しのライセンスを使うという方法)でル・シッフルを消そうとして、ナイフを隠し持ってる・シッフルの後を追う。が、そのボンドにCIAのフィリックスが接近し、味方ということを告げ、ボンドを止めた。また、自分は勝負は負け続けているが、冷静になったボンドだったら勝てる、と言って、資金協力を申し出た。で、ボンドが勝負に勝ったら、ル・シッフルはCIAが逮捕するという約束をして、ボンドはル・シッフルを追うのを止めた。

勝負が再開され、冷静になったボンドは再び勝ち続けていく。また、ル・シッフルも確実に稼いでいた。が、ル・シッフルもボンドが強敵ということを感じていた。

そんなボンドの所にカクテルが届けられ、それを口にしたボンドだったが、突然おかしくなった。そのカクテルには毒が盛られていたのだった。それに気づいたボンドは勝負を下ると直ちに退席し、洗面所に駆け込み、水を飲むと毒を吐いた。更に緊急救命装置が備え付けられている車(ボンドカーのアストン・マーチン)に向かった。ここではヴェスパ(=ボンドガール)の協力があって、何とか命を取り留めたボンドだった。

ボンドは再びカジノに戻ってきた。ル・シッフルは更に勝ち続けていて、フィリックスは破産寸前になっていた。ボンドが勝負に復帰するが、いよいよ最終局面に突入ということで、追加資金の投入は打ち切られた。

更に勝負が続き、ル・シッフルとボンドの一騎打ちになる。既に勝負は2400万ドルになっていて、更に掛け金が上がる。ボンドは4050万ドル全てを賭け、ル・シッフルも全額を投入してコールした。(総額が1億1500万ドルになった。)ル・シッフルはAと6のフルハウスということで、勝ちを確信した。が、ボンドのカードは4から8まで並ぶ(スペードの)ストレートフラッシュということで、勝者はボンドになった。

共通点は、賭博勝負の場で毒を用いた殺しが行われたと言うこと、また途中まで大きくリードしていた人物(「ケータイ刑事」では朝間、「007」ではル・シッフル)が勝負で負けているということである。また、「ケータイ刑事」の事件解決後の麻雀(賭博の勝負とは言い切れない一面があるものの)も勝負の一つとすると、主人公(銭形/ボンド)が勝負に勝っているということも共通点ということになる。

相違点は、毒を用いた暗殺は「ケータイ刑事」では成功して朝間が殺されたが、「007」では毒を飲まされたことに気づいたため、人は死んでいないということ、また「ケータイ刑事」では最終的な勝者を決めることはなく、その場で打ち切られたが、「007」では最後の勝負で勝者(=ボンド)が決まっているということである。(賭博の種類が違っているということも相違点の一つであるが、今回は「賭け事」をテーマとしているので、その種類までは問わないことにする。)

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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007 カジノ・ロワイヤル (1枚組) [DVD]

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麻雀放浪記 [DVD]

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