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TESLA『GREAT RADIO CONTROVERSY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼らの2nd.アルバムであり、かつ、最大のヒットとなったアルバムである。(但し、Billboardのチャートではキャリア・ハイではない所が、「チャートは相対的なもの」という所を現している。)本アルバムは、アメリカではBillboardで最高位18位を記録し、1989年の年間アルバム・チャートでも73位にランクインシテイル。マタカナダでは3位、イギリスでは34位を記録している。

収録曲は以下の全13曲である。『Hang Tough』『Lady Luck』『Heaven's Trail (No Way Out)』『Be A Man』『Lazy Days, Crazy Nights』『Did It For The Money』『Yesterdaze Gone』『Makin' Magic』『The Way It Is』『Flight To Nowhere』『Love Song』『Paradise』『Party's Over』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Hang Tough』と4th.シングルの『Paradise』は、Billboardのメインストリーム・ロック・チャートにとかランクインしていないが、2nd.シングルの『Heaven's Trail (No Way Out)』はHOT 100で最高位94位を記録し、3rd.シングルの『Love Song』は同チャートで最高位10位を記録して、彼らがブレイクすることになった。

お薦め曲は、彼らの代表曲の一つである『Love Song』、そしてシングル曲の『Heaven's Trail (No Way Out)』と『Hang Tough』、それ以外からは『Lady Luck』『Lazy Days, Crazy Nights』『Yesterdaze Gone』という所をピックアップしておく。

'80's後半のパワー・バラードのブームに乗って台頭したLAメタルであるが、彼らは待つにそれに乗ったサウンドを聴かせたバンドである。特に、彼らの代表曲の『Love Song』は、パワー・バラードを代表する一曲であり、現在でも時折耳にすることのある名曲である。本アルバムはそんなアルバムであるだけに、'80'sのHR/HMを聴く上でも外すことの出来ないアルバムである。それを理解した上で、堪能しましょう!

 

Great Radio Controversy

Great Radio Controversy

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen Records
  • 発売日: 1989/02/01
  • メディア: CD

ザ・グレイト・レディオ・コントラヴァーシー(紙ジャケット仕様)

ザ・グレイト・レディオ・コントラヴァーシー(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD

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「ZEIMIA OBIECANA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1974年のポーランド映画の「約束の土地」である。日本での劇場公開は1981年8月であった。ポーランドを代表する作家・W・レイモントの小説の映画化作品であって、社会派の人間ドラマである。また、本作はモスクワ映画祭で金賞を受賞した作品でもある。
作品データを記しておくと、時間は172分(劇場公開版)、原作はヴワディスラフ・レイモント、監督と脚本はアンジェイ・ワイダ、撮影はヴィトルド・ソボチンスキ、音楽はヴォイチェフ・キラールである。そして出演は、ダニエル・オルブリフスキー、ヴォイチェフ・プショニャック、アンジェイ・セヴェリン、アンナ・ネフレベッカ、タデウシュ・ビフウォシチンスキ、ボジェナ・ディキエル、フランチシェク・ピェチカ、カリーナ・イエドルシック、イェジー・ノヴァク、たちである。

19世紀未のポーランド、数多くの繊維工場が集まる町・ウツジ。そこに、ポーランドの士族の末裔カルロ・ボロヴェツキ、商才のあるユダヤ人のモリツ・ヴェルト、繊維工場主を父に持つドイツ人のマックス・バウムの3人の若者たちが新たな工場を作ろうとしていた。3人はそれぞれが資金集めに注力していた。その頃、ウツジの町では商売に行き詰まった資本家たちが、保険金目あてで放火をするということが多発していて、中には自殺する者もいた。それによってウツジの町は大きく変わっていくことになる。また、カルロは婚約者・アンカがいたが、事業を成功させるまでは手段を選ばず、ユダヤ人工場主・ツカーの妻・ルツィと密通していた。そんな中、ウツジの町の有力者たちの会合で、カルロはルツィから、「アメリカからの輸入関税が引き上げられる」という極秘情報を入手した。で、3人はこの情報に乗って、調達した資金をつぎ込んでハンブルグで綿の買いつけを行い、関税が上ったところで転売し、元手を一気に増やすことに成功した。そして、いよいよ3人の工場建設が始まり、完成するといよいよ事業がスタートした。そんな中、ツカーは、カルロと妻の関係を知り、更に息子がカルロの子供ではないかという疑念を持ち、カルロにそれを問い糾した。その時はカルロの言葉を信じたが、ベルリンに向かったルツィを追ってカルロが列車に乗ったというのを目撃した者がツカーに密告し、ツカーは怒りを爆発させた。で、カルロたちの工場に火を放つように命じた。で、カルロの工場は全焼し、保険金に入っていなかったことで3人は無一文になってしまう。カルロはウンカと別れ、工業界の大物・ミュラーの娘・マダと結婚してミュラー家を継ぎ、ウツジの実力者となって再起する。また、モリツとマックスも町の功労者となっていた。しかし、新しい工場を作り、新世代の手によって変革を目指した3人も、今では彼らが変えようとした旧体制である資本家の体制にどっぷりと浸り、町は旧体制のままで変わっていなかった...

新しい体制を目指した若者が、いつの間にか旧来の体制を守るようになっているということから、変革の難しさを上手く描いている作品でもある。それ以外でも、早撮り、広角レンズの利用など、映像的にも面白い所がある作品であって、ドキュメンタリー分のテイストを感じる部分があって、映像としても面白い所がある。

ポーランド映画というと独特の描写で知られている作品がいくつかあるが、本作もそんな作品の一つとして数えることが出来る作品である。それだけに、ちょっと変わった作品ということで、映画ファンであればチェックしておきたい作品である。

 

約束の土地 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: VHS

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TOM PETTY AND THE HEARTBREAKERS『YOU'RE GONNA GET IT!』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼らの2nd.アルバムである。オーソドックスなアメリカン・ロックであることと、次作が全米2位となる大ヒットとなることかせ、地味な印象しか無いアルバムであるものの、正統派のオーソドックスなロックということから、評価の方は高いアルバムである。チャート成績の方もBillboardで最高位23位を記録し、イギリスでも34位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『When The Time Comes』『You're Gonna Get It』『Hurt』『Magnolia』『Too Much Ain't Enough』『I Need To Know』『Listen To Her Heart』『No Second Thoughts』『Restless』『Baby's A Rock 'N' Roller』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『I Need To Know』はBillboardで最高位41位、カナダで最高位46位を記録、2nd.シングルの『Listen To Her Heart』はアメリカで59位、カナダで66位を記録している。

お薦め曲は、シングルの『I Need To Know』と『Listen To Her Heart』、それ以外からは『When The Time Comes』『Too Much Ain't Enough』『Baby's A Rock 'N' Roller』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーである。『You're Gonna Get It』をピックアップしておく。

派手な曲は無いが、粒ぞろいで良質な佳曲が集まっている。捨て曲も無く、オーソドックスなロックを聴かせているが、TOMらしい所が出ているアルバムである。また、セールスやチャート成績は今一つであるものの、それらが内容と比例していないと言うことを教えてくれるアルバムでもある。ということで、じっくりと聞きたいアルバムである。

 

You're Gonna Get It

You're Gonna Get It

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2002/05/27
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形零」の第19話(2nd.6話)「演技が出来ずして演出が出来るか! ~連続監督殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、今回はこの物語に登場した「TVのディレクター」のグループに入れられた5人(加藤章一、田沢幸治、刀根鉄太、平野俊一、森嶋正也(五十音順))について記します。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/3付です。)

加藤章一監督」:ドリマックス・テレビジョンに所属するプロデューサであり、一部では演出も手掛けているものの、殆どがプロデューサとして作品に関わっている。主な作品としては「エ・アロール それがどうしたの」(2003年)、「幸せになりたい!」(2005年)、「一週間の恋」(2006年)、「愛のうた!」(2007年)、「エジソンの母」(2008年)、「RESCUE~特別高度救助隊」(2009年)、「タンブリング」(2010年)などがある。(いずれもがプロデューサである。)

「ケータイ刑事」には「」で6本の監督を務めているが、他の7作では監督は務めていない。また、丹羽P作品では「ケー刑事」以外でも何本か監督を務めた作品がある。

基本的にはプロデューサとして関わっている作品が殆どであって、TBSで放送されるドラマのプロデュースが中心であるが、TBS以外で放送された作品にも結構関わっている。

また、「ケー刑事」では「」だけしか監督を務めていないが、そこで主役のを演じた黒川芽以さんが出演している他のBS-iのドラマで監督を務めていたり(「恋する日曜日」の2nd.の「魚」が該当する。)、他局ではプロデューサとして名前を連ねている作品(NHKの「夏雲あがれ!」)がある。

田沢幸治監督」:1970年生まれ。所属はドリマックス・テレビジョンであって、ドラマの演出を行うだけでなく、プロデューサとしても活動をしている。また、劇場用映画では「M2」で監督を務めているが、現時点で劇場用映画での監督はこの1作のみである。テレビドラマでの監督が中心であるが、プロデューサとしては「銭形舞」「恋する日曜日/1st./文學の唄/ニュータイプ/3rd.」等で丹羽Pと共同でプロデューサを務めている。また、テレビ局ではなく、番組製作会社(ドリマックス)の所属であるため、TBS以外の放送局で放送されたドラマでも、何本かプロデューサとして製作した作品がある。

尚、初めての監督作品は2001年のTBSのドラマ「ネバーランド」であり、主な作品としては、NHKで放送された「理想の生活」(2005年)や「夏雲あがれ」(2007年)、TBS系で放送された「愛のうた!」(2007年)や「大好き!五つ子2008」(2008年)、「ラブレター」(2008年)などがある。

「ケータイ刑事」では「」以外の7作で監督としてメガホンを取っているが、「」に名前が抜けたのは残念な所であった。(「」までで皆勤の監督は3人いたが、映画まで手掛けた監督では彼だけでしたからね...)本数はTVシリーズで13本、映画(「M2」)を含めて14本となるが、この数は単独6位ということになる。→「」で1本監督を務めていたら15本で、4位タイとなり、更に全8作と映画を手掛けた唯一の監督になったんですがね...ちなみに、TVシリーズ全8作を制覇している監督は三原光尋監督と古厩智之監督の2人である。)

刀根鉄太監督」:TBSに所属するプロデューサである。、演出も手掛けているが、プロデューサとして参加している作品の方が多い。また、バラエティ畑にいて、バラエティでのプロデュース、及び演出を手掛けている方が多い。

ドラマでの監督としては、「奥さまは魔女」(2004年)、「夢で逢いましょう」(2005年)が、プロデューサとしては「新しい風」(2004年)がある。(いずれもがTBSであるが、社員ディレクターであるので、これは当然である。)

「ケータイ刑事」での監督は「・2nd.3話」(怪人六面相の物語)の1本のみであって、他の7作には参加していない。

平野俊一監督」:1972年生まれ。TBSに所属する演出家として、TBS系のドラマで多数の監督を務めている。また、劇場用映画でも、2004年の「怪談新耳袋 劇場版」(全8話のオムニバス作品の中の1話で監督を務めている。)と、2008年の「東京少年」で監督を務めている。(このため、「映画監督」という肩書きもある。)しかし、劇場用映画に派手に進出せず、テレビ作品での監督業を続けている。

「ケータイ刑事」シリーズでは「」で2本と「」で1本の3本しか監督を務めていないが、「・1話」という記念すべきシリーズ最初の物語と、ドラマ史に残る「・13話」(ワンシーンノーカット)で監督を務めているということで、数は少ないものの「ケータイ刑事」シリーズでに大きな功績を残している。

初めて監督を務めた作品は1999年の「コワイ童話」の中の一編である「ラプンツェル」である。主な作品としては、「ガッコの先生」(2001年)、「ブラックジャックによろしく」(2003年)、「GOOD LUCK!!」(2003年)、「逃亡者 RUNAWAY」(2004年)、「ホームドラマ!」(2004年)、「クロサギ」(2006年)、「輪舞曲」(2006年)、「エジソンの母」(2008年)、「ブラッディ・マンデイ」(2008年、2010年)、「官僚たちの夏」(2009年)、などがある。

森嶋正也監督」:ドリマックス・テレビジョンに所属するディレクターである。TBS放送されたドラマを中心に演出を担当している。

「ケータイ刑事」では「」で2本監督を務めている。(他の7作には参加していない。)

主な作品としては、「大好き!五つ子」、「鉄板少女アカネ!!」、「ぼくの妹」、「弁護士のくず」などがある。

ちなみに、ドリマックス・テレビジョンは、現在はTBSホールディングス傘下の番組製作会社である。元々は映画監督の木下恵介が1964年に旗揚げした木下恵介プロダクションが起源である。(但し、TBSも出資しているので、実質的にはTBS系の製作会社でもある。)1979年に木下プロになり、2003年に「ドリマックス・テレビジョン」に名称を変更している。そのため、「銭形愛」の時は「木下プロ」の名前で制作しているが、「」以降の7作は「ドリマックス・テレビジョン」になってからの制作である。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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天使が降りた日 [DVD]

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ラブレター DVD-BOX1

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東京少年 (通常版) [DVD]

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怪談新耳袋劇場版 DVD-BOX

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