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TIM FEEHAN『CARMALITA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼の3枚目のアルバムである。カナダ出身のシンガーソングライターであるが、音楽活動ということではプロデューサとしての活動が多く、また他人に提供した曲がヒットを記録していることから、ソングライターとしての方が知られている。が、大学時代からバンド活動を続けていて、本アルバムはミュージシャンとしては広い交友がある所を見せているアルバムでもある。

収録曲は以下の全10曲である。『Carmalita』『January』『Wrong Number』『Alone』『Bad Sister』『Over And Over』『Take Her By Sun』『Wait One More』『Never Say Die』『Sadie J』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であって、1st.シングルが『Never Say Die』、2nd.シングルが『Carmalita』である。しかし、いずれもがヒットするというような所にまで達しなかった。

お薦め曲はシングル曲でもある『Never Say Die』とアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Carmalita』、そして『January』と『Wait One More』をピックアップしておく。

サウンドは大人の鑑賞に堪えうるだけのボーカルを中心とした大人向けのポップなものである。派手な所がなく、全体的にはこぢんまりと纏まっているのだが、ボーカル集ととらえれば、なかなか味のある所を見せている。ただ、セールスポイントとなるような華があればよいのだが、地味な範疇で収まってしまっているのが残念な所である。

が、バラードよりの男性ボーカルをじっくりと味わいたいという方には、以外と馬が合うような内容のアルバムである。万人向きではないが、ボーカルがお好きな方は耳を傾けてみるのも宜しいかと...

 

Carmalita

Carmalita

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cool Sounds Japan
  • 発売日: 2003/12/02
  • メディア: CD


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「エスパイ」 [映画(邦画)]

小松左京追悼ということで記す2本目の作品は、超能力を持つ諜報員・エスパイたちの活躍を描いたアクション作品である、1974年暮れに劇場公開された「エスパイ」です。当時は超能力ブームと言うこともあって、超能力を扱った作品が幾つか登場しているが、本作もそういう1本として扱われている。ただ、娯楽作品としては詰めの甘いところもあって...

作品データを記しておくと、1974年の東宝作品で、時間は94分、原作は小松左京、監督は福田純、脚本は小川英、撮影は上田正治、美術は村木忍、音楽は平尾昌晃と京建輔、特技監督は中野昭慶である。そして出演は、藤岡弘、由美かおる、草刈正雄、加山雄三、若山富三郎、内田勝正、スティーブ・グリーン、岡田英次、睦五郎、ジミー・ショウ、ロジャー・ウッド、アネスト・ハーネス、ウィリー・ドーシー、山谷初男、ロルフ・ジェッサー、ゲルマン・ライナー、フランツ・グルーベル、バート・ヨハンソン、デュケネ、ギンター・グレイブ、ダンハム、ヘンリー、ジュリー・クラブ、ケリー・バンシス、高村ルナ、アンドリュウ・ヒューズ、たちである。

世界各地でVIPの暗殺が続発する。エスパイのニューヨーク本部は、それらの事件の背後には宿敵・逆エスパイが関わっていると知り、あ手を打とうとするが苦労していた。その頃、エスパイ日本支部では、超能力を持つテストドライバーの三木をスカウトし、エスパイになる為の教育を行っていた。そんな中、イスタンブールから、重要な情報が入り、田村とマリアが現地に入る。そして逆エスパイがバルトニア首相の暗殺計画を実行しようとしていることを知る。が、バルトニア首相はサンモリッツとパリにいる事が分かり、どちらかが替え玉と判明する。しかし、情報を提供したポールが殺され、マリアが掠われた。田村は全超能力を出し切ってマリアを救ったが、彼の超能力は消えてしまう。そして逆エスパイの首領に捕まり、地中海に捨てられた。溺死寸前の所を救われた田村はサンモリッツに向かう途中のエスパイの仲間と共にサンモリッツに入る。が、逆エスパイの罠に苦戦し、首相は暗殺されてしまう。しかし、その首相は替え玉だった。数日後、日本へ親善旅行をする首相と共に、専用機で日本に向かった田村たち。途中で飛行機が操縦不能になるが、超能力で乗り切り、日本に到着する。東京では超能力に懐疑的になっていた三木が敵に捕まり、田村が救い出すも、時限爆弾が仕掛けられた車の中に閉じ込められてしまう。が、伝説の超能力とされているテレポーテーションによって田村が危機を脱出し、首相歓迎レセプション会場に現れ、敵を倒す。そしてエスパイたちは逆エスパイの本拠を襲撃し、首領を倒す。が、その死体の中から黒い影が抜け出すと、宇宙に飛び去っていった...

中盤まではそれなりに緊張感を以てストーリーが進んで行くのだが、物語の舞台が日本に移ってからは歯切れの良さがなくなってしまうのが残念である。また、超能力を失った田村が愛の力でそれを取り戻し、伝説の超能力を駆使するというのは、超能力ファンにとっては幻滅してしまう展開でしかない。(愛の力は超能力を失わせるというのが常識ですから...)

ということで、SFファンとしたら、後半からクライマックスについては目を覆いたくなる残念な作品ということになるが、展開上、愛の力で超能力が復活するというのは、ヒーローものとしてはベタ過ぎる展開ということで、'70's作品ということではこれはこれでも良いのかも...

 

エスパイ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

 

↓原作小説はこちら

エスパイ (ハルキ文庫)

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  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 1998/03
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ケータイ刑事銭形結10話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形結」の第10話「さよなら、あさみさん! ~あさみつひこ誘拐殺人事件」の「裏ネタ編」の6回目となる今回は、ちゃんとあさみさんの別れの場所となったのがここだったということで「スケートリンク」について、そして「スケート」についてと「スケートシューズ」について、ちゃんがこうだと言っていたことから「特技」について記します。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「ここをクリック」してご覧下さい。

スケートリンク」:スケートを行う場所のこと、スケート場のことである。「アイス・リンク」と言う言い方もある。単にスケートを滑る場所としてのものから、アイスホッケー、スピードスケート、フィギュアスケート、カーリングなどのような競技を行う場所のものがある。(競技によってリンクの大きさが異なっているため、専用リンクというのが一般的である。)

元々は、冬季になると自然と池や川に張った氷上を利用していたものである。しかし、自然の氷では、天候ということで氷の状態が変化し、また氷の厚さが薄いと、氷が割れて危険ということもあった。それが、製氷技術の進歩によって、人工的に氷を張って作られるようになっていった。(屋内というものが基本である。)但し、場所によっては、夏はプールとして利用して、冬季にスケートリンクとして利用するという所もある。

人工的に氷を貼ることが出来るようになったことで、氷の質が良くなり、スピードスケートでは記録の口上が見られ、フィギュアスケートでもより高度な技を出しやすくなり、カーリングでは安定した競技場が得られるようになった。また、氷が割れて水の中に転落するという事故が無くなるようになった。

英語では「Skating rink」または「Ice Rink」、ドイツ語では「Laufen von Schlittschuh Eisbahn」、フランス語では「Patinoire」、イタリア語では「Pattinatoio che Pattina」、スペイン語では「Pista de Patinaje」、ポルトガル語では「Pista de Patinação」、中国語では「滑冰場」と言う。

スケート」:靴の底に刃状の金具を取り付けた滑空用具(=スケート靴)のこと、またはそれを用いて氷の上を滑るスポーツの総称である。単に「スケート」という場合と、氷の上を滑ることから「アイススケート」と言う言い方もある。

尚、「スケート」と言った場合、子供が遊びに使う道具で、ハンドルが付いた板状のもので、片足をそれに乗せ、もう一方の足で地面を蹴って前に進むという遊具のこと(映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で、1955年の過去でマーティが子供から奪って、ハンドルを取ってスケボーをした時に登場したあれである。)、または「ローラースケート」のことを指す場合もある。(但し、これらは「スケート」という言い方をすることは少ない。)

これを使って行う競技としては、いくつかのものがあるが、大別すると、陸上競技(短距離/中距離走)に相当して、滑るスピードを競う「スピードスケート」、ジャンプや回転などの技を使って表現して見せることを主眼とした「フィギュアスケート」、パックと呼ばれるものを相手ゴールに入れて、得点を競う「アイスホッケー」などがある。尚、フィギュアスケートのように技を見せるが、競技ではなくてショートして行われるもの(アイスショー)もあるが、これは競技ではない。(フィギュアスケートの変形と言うことになる。)但し、特に断りなく「スケート」というと「フィギュアスケート」のことを指すのが一般的である。

英語では「Skating」、ドイツ語では「Schlittschuhlaufen」、フランス語では「Patiner」、イタリア語では「Pattinando」、スペイン語では「Patinando」、ポルトガル語では「Patinando」、中国語では「滑冰」と言う。

スケートシューズ」:スケートをする際に使用する靴のことである。基本的には、ブーツ状の靴の靴底に、ブレードと呼ばれる刃状の金属板が取り付けられている。尚、「スケート靴」と言う言い方は現在でも広くされている。

大別すると、スピードスケート用のものと、フィギュアスケート用のもの、アイスホッケー用のものに分けられる。(要するに、高速用のもの、技用のもの、その中間ということになる。)

スケートは古くから行われていた(但し、スポーツとしての歴史は比較的新しい。)ため、スケートシューズの歴史も古い。金属加工技術が確立する前の古い時代では動物の骨を加工してブレードとしたものが発見されている。但し、靴と一体になったものではなく、靴の下部に縛り付けて使用するものであった。その後も動物の骨をブレードとしたものは使用され続け、中世までは使用されていた記録がある。

その後、スキー板のような形状の木製のブレードが生まれ、それが改良されていき、木製のブレードを使ったものが登場している。そして近代になって、金属製(ステンレス)のブレードが登場し、それを用いたものが登場した。但し、登場した当時は靴と一体になったものではなく、靴にブレードを紐で縛り付けるというものであった。それが戦後になってから靴とブレードが一体化されたものが登場し、現在に至っている。

日本では、下駄にブレードを付けた「下駄スケート」と呼ばれるものがあったことが知られている。(実際、下駄スケートによる競技会が開かれたことがあった。)

英語では「Skating shoes」、ドイツ語では「Laufen von Schlittschuh Schuhe」、フランス語では「Patiner chaussures」、イタリア語では「Scarpe che pattinano」、スペイン語では「Zapatos patinando」、ポルトガル語では「Sapatos patinando」、中国語では「滑冰鞋」と言う。

ちゃんは、マイ・スケートシューズを持っていたが、その後に見せたスケートのレベルを考えると、かなりの腕前のようですね。(実際、子どもの頃からやっていたと言っていましたし...)それだけに、本放送が12月から2月だった本作で、他の物語にこれを活かせなかったというのも、実に残念なところでした。

特技」:一般的には文字通り、特別の技能、特別の技術のことである。また、その人の有している優れている才能や能力のことを言う場合もある。

また、映画の世界では「特殊技術」の省略した言い方として使われる言葉であって、特殊撮影を行う部門、及びそのスタッフ、技術のことを指す。(この物語では、当然のことながら前者である。)

英語では「Special Ability」、ドイツ語では「Besondere Fähigkeit」、フランス語では「Capacité Spéciale」、イタリア語では「Abilità Speciale」、スペイン語では「Habilidad Especial」、ポルトガル語では「Habilidade Especial」、中国語では「拿手的技術」と言う。

 

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その218) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「保養施設で」です。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・14話」、「007」からは「サンダーボール作戦」です。

ケータイ刑事」:「・14話」。「どすこい!フンドシ湯けむり殺人事件」という物語。新年の1本目(本放送は2003/1/5であった。)ということもあって、地方ロケが行われた物語である。ただ、そのため、警視庁の管轄区域外で起こった事件を解決することになるということで、細かい所になると何かと問題のある内容の事件と言うことになってしまった。

群馬県嬬恋村のバラギ温泉にある温泉旅館・芋酔館(いもようかん)にやってきた五代さんと柴田さん。これは五代さんがくじ引きで二泊三日の宿泊券を当てたためにやってきたのだった。が、ちゃんは補習授業があったため、後から合流するという形だった。で、電車から降りたちゃんは、寒い中、自転車を押して旅館に向かう。

一方、五代さんと柴田さんは、完全に行楽気分になっていて、浴衣に着替え、卓球をプレイしていた。(柴田さんの下手さにつけ込んで、色々と言っていたが「卓球はワン・フォー・オール、オール・フォア・ワン」だと、ラグビーと一緒にしているという所は細かいネタでした。)

ちゃんは五代さんに電話を入れる。旅館の場所が分からないというのだった。が、五代さんは「刑事なんだから、自分で探せ」と言う。(一応、嬬恋村、芋酔館という名前を改めて伝えていた。)が、ちゃんは通りがかりのトラクターに気づいて、電話を途中で切ってしまった。で、ちゃんは、トラクターのおじさんに乗せて貰い、芋酔館に向かった。

一方、五代さんは、女将さんに宿泊券を渡し、柴田さんを誘って温泉に入りに行った。で、五代さんが芋酔館の浴場に入ったら、湯舟に5人の死体が浮いていた。で、「何じゃ、こりゃ~」と叫んだ五代さんだった。(五代さんは第一発見者となった。)

トラクターで芋酔館に向かっているちゃんの元に、事件発生を知らせる入電が入り、「直ちに現場に急行せよ」となるが、警視庁所属のちゃんが群馬県嬬恋村で発生した事件に対して捜査をするということで、本来は管轄外ということになる。しかも、休暇で旅行にやってきた旅先である。が、「事件が起こればいかなる時も現場に走る」という「ケータイ刑事魂」ということですね。

で、芋酔館に到着したちゃんは、お客さんではなくて事件の捜査のために到着したという形になって、早速、捜査を開始した。で、最終的に、事件のトリックを解き、犯人(芋酔館の女将だった。)を逮捕して、事件を解決した。→五代さんはとんだ旅行になった、とぼやいていたが、ちゃんにしたら、旅行ということではなく、事件を解決するためにやってきた、という形になりました。

007」:「サンダーボール作戦」。1965年のシリーズ第4作であって、初代ボンドの第4作である。当時は毎年新作が公開されていたが、その連続というのは一応、本作までである。(第5作は1967年で、以後は2年に1本というペースになる。)そんな中、本作は当時としてはシリーズの中でも派手な秘密兵器を導入し、スケールも大きな大作となった作品である。よくもまあ、これだけの内容を盛り込んだ作品を、前作から1年で製作したものでした。

フランスでの任務を終えたボンドは休暇を取って、イギリス南部・シュラブランズにある療養所で身体の手入れをしていた。そこで、やはり療養に来ていたリッペ伯爵と知り合うが、リッペ伯爵の腕にあるマカオの秘密結社・レッドドラゴンのマークを見落とさなかった。で、ボンドは何かあると感じた。実際、リッペ伯爵はスペクターの一員であって、ラルゴの立案したNATOの水爆を奪う計画のために動いていた。

ボンドは療養所でリッペ伯爵の動きをチェックし、伯爵が車で出掛けた隙に、リッペ伯爵の部屋に侵入して、手掛かりを探った。が、この時、リッペ伯爵から指導を受けていたNATOのパイロットの替え玉の男に、存在を知られることになり、療養所で受けた背骨を延ばす電動式の牽引装置の治療を受けている時に襲われた。(敵はその装置をいじられて、最高速に入れられたことで、気絶してしまった。→女医が早く戻ってきたことで、ボンドは助かった。)で、ボンドは、リッペ伯爵がサウナ装置に入っているところにちょっかいを出して、設定温度を上げ、出口の扉につっかえ棒をしてサウナ装置の中に閉じ込めた。

更に、ボンドは、リッペ伯爵が教育していた男(アンジェロと名乗っていた。)に何かあったようと気づいた。というのは、救急車が何かを運び込んでいたのを見たためだった。で、調べると、NATOのパイロットであるダーヴァル少佐の死体を発見した。(ここで少佐の遺体を見たことが、「サンダーボール作戦」に於いてボンドをバハマに向かわせる理由になった。)

そんなボンドを抹殺しようとする人影があった。それはリッペ伯爵だった。サイレンサーを取り付けてボンドを狙う伯爵だったが、警戒していたボンドを襲うことは出来なかった。逆にボンドは、リッペ伯爵の手下が潜んでいることに気づき、警察に電話を掛けて隙を見せた瞬間に手下を倒し、部屋を出ると火災報知器のボタンを押して、療養所にいる人たちを騒ぎに巻き込み、リッペ伯爵に手出しをさせないようにした。

その後、ボンドは療養所を出てMI-6に戻ることになるが、アストンマーチンDB5に乗ったボンドを始末しようとリッペ伯爵はボンドの車をつけていくが、リッペ伯爵の乗った車は、スペクターの殺し屋・フィオナの乗ったオートバイからミサイルを撃ち込まれ、爆発炎上して死亡した。(この時ボンドは、後ろを走っている車が突然爆発し、オートバイが追い抜いていくのを見過ごしただけであって、特に調査することもなく、ロンドンに向かっている。)

共通点は、保養施設(「ケータイ刑事」では温泉旅館、「007」では療養所)に於いて、死体が発見されている(「ケータイ刑事」では5人、「007」では1人)ということ主人公(銭形/ボンド)は本来の目的で向かったものの、その場所は結果的に事件を解決することに繋がることになったということ、更に主人公はその保養施設で色々と調査を行っている、ということである。

相違点は、「ケータイ刑事」では主人公・ちゃんはその施設ではのんびりとすることは出来ずに、事件を解決することになって「任務」として務めることになったが、「007」では主人公・ボンドは休暇中であり、のんびりとしながら、しかもその時はまだ正式な任務では無かったこともあって、任務としては動いていないということである。(結果的に、ここで得た情報が、後に任務を遂行する上で役立つことになっているため、任務に繋がっているように見えるが、この時点ではあくまでも「休暇中」であって、任務は無い状態であった。)

また、「ケータイ刑事」では、主人公・銭形は(交通費はともかく)保養施設である温泉旅館への旅行は、五代さんがくじ引きで当てたものだったため、自費と言うことにはなっていないが、「007」ではボンドは休暇中と言うこともあって、自費でこの保養施設に来ていると思われるので、自費での保養だったということになる。(但し、この点はあくまでも推測と言うことになりますが...)

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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