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スターウォーズ・クローンウォーズ(3rd.)#18 [アニメ]

この物語から20話までの3話で一つの物語となるため、前中後編の前編という位置づけになる物語である。この3つの物語では、脱出劇に派手なバトルが絡んだ、久しぶりの派手な物語である。(特に、15~17話の三部構成の物語が今一つであっただけに、派手な所がより強く感じられた物語となった。)

今回は、その中から最初の物語についてです。

ジェダイ・マスターのイーブン・ピールがドロイド軍の手に墜ちた。ピールは、分離主義勢力の中心区画とコルサントとを結ぶハイパースペース・レーンの座標を入手しており、これによって両者の中心部を簡単に往来できることになる。そのため、この情報を手に入れると戦争の行方を決めてしまうかも知らない重要な情報だった。ということで、ジェダイ評議会はピール奪還作戦に取りかかった。

ピールはジェダイ専用の刑務所、通称「要塞」と呼ばれる刑務所に収監されていて、情報を吐かせようとして拷問を受けていた。そんな場所に乗り込むのは簡単ではないということで、作戦はじっくりと練られた。

ドロイドを3体を再プログラミングして、R2-D2の配下とし、オビワンやアナキンたちは冷凍凍結して運び、現地で解凍することで生命反応消すということにした。また、アナキンは、難しい任務と言うことでアソーカは外した。が、それを不満に思ったアソーカはプロ・クーンに不満を話していた。

準備が整い、貨物船として要塞に向かった。で、要塞に近づくと、検問を受けることになる。生命反応は無く、パスしたことで、到着し、オビワンたちは解凍されて作戦開始となる。が、その中にはアソーカの姿もあった。

潜入開始となるが、厳重な警戒態勢であることから、原始的なフリー・クライミングで突入することになる。身体の小さなアソーカが換気口から潜り込み、一同は無事に潜入に成功した。

が、潜入したことが敵にも分かり、侵入者を消せ、ということでドロイドたちも動き出すことになった。そんな中、オビワンたちはピールが捕らえられている所に潜入して救出した。

ピールは情報の半分はターキン艦長が持っているということで、万一に備えた情報のホアン体勢が取られていたことから、ターキン艦長たちの救出を行い、脱出へということになる。

が、要塞と呼ばれるだけあって、簡単には脱出出来ないということで、オビワンたちは二手に分かれて脱出を試みることになる。一つはオビワンとピールたち、もう一つはアナキン、アソーカー、ターキン艦長たちというグループに分かれ、オビワンたちが囮の役割をするという陽動作戦だった。アナキンたちが裏手に脱出し、プラットフォームでオビワンたちがシャトルに回収され、排気口でアナキンたちを救出するという作戦を開始する。一方、所長も、看守やドロイドたちを出し、一同を追った。

オビワンたちが所長の目を惹くように行動したことで、アナキンたちは無事に裏に廻って脱出することが出来たが、その場所は断崖絶壁をはじめとする余りにも危険の多い場所だった。

この物語では、イーブン・ピールの救出と、脱出へという段階に移るまでが描かれていて、脱出過程については次回へ、という形になっている。じっくりと描くことで、脱出不可能とされている刑務所からの脱出が困難であって、とても難しいものということが強調されるだけに、構成としてはよく考えられたものになっている。

ただ、じっくりと描けるだけに、部分的には、厳しい状況下にいるはずなのに、アナキンとアソーカの漫才コンビ師弟のやりとりが緊張感を解いてしまう所があるのが何とかならないか、と思ってしまうところである。特にアナキンが、今のやり方では「生ぬるい」と思っている所があると言う台詞があるが、自身の言動がその言葉に当てはまってしまうというように、ギャグに感じられてしまったのが、この物語の緊張感を緩くしてしまい、残念なところでした。

が、サスペンス性というところやハラハラドキドキといった連続活劇という雰囲気は久しぶりにたっぷりと出ている物語でもありました。

 


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ケータイ刑事銭形海2話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形海」の第2話「波間の焼死体! ~海のレストラン殺人事件」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、この物語で何度か名前が出てきた「かき氷」について、そして高村さんがちゃんはこれと決めつけた「宇治金時」について、高村さんのものとして名前が出てきた「メロンミルク」について、「ブルーハワイ」について、「レモン&ミルク」について記します。尚、「かき氷」と「宇治金時」は「・2話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/13付です。

かき氷」:漢字では「欠氷」と記す。氷を削って雪状にしたり、砕いて細かくしたものに、シロップなどをかけた氷菓子のことである。(言葉で説明すると、随分と大袈裟なものになりますけど...)夏を代表するお菓子の一つである。(そのため「かき氷」は夏の季語にもなっている。)

尚、シロップの多くは果物の名前がついているものが多いが、その果物の果汁を使ったシロップもあるものの、果汁の割合は低く、無果汁というものが一般的である。つまり、シロップは果物の風味を意識したものということになる。

歴史は古く、平安時代の清少納言の「枕草子」に出ており、古くから存在していたことが分かる。但し、当時は冷凍技術が無かったため、冬の間に出来た天然の氷を使って作っていたため、とても貴重なものであり、かつ、超贅沢品であって、身分の高い者しか食べられないというものであったのは言うまでもない。

昔は「氷」が簡単に得られないと言うこともあって、夏のお菓子の中でも贅沢品であったが、昭和の時代になってから簡単に氷が得られるようになり、一般的に広く広がることになり、現在では夏の菓子としては代表的なものになっている。

代表的なシロップとしては、赤色の「いちご」、緑の「メロン」、黄色の「レモン」、青色の「ブルーハワイ」(ブルー・キュラソーやパイナップル、レモンなどのミックス)、白色の「練乳」や「カルピス」などがある。当然、それ以外のものもあり得る。(同じ色でも違ったものもありますし、更に違う色のものもある。)最近では、珈琲(茶色/珈琲色)などもかき氷では珍しくない。また、1つだけでなく複数の異なるシロップをかけた「レインボー」と呼ばれるものもある。

氷自体は透明であるが、削ったことで白い色になっているため、シロップはカラフルな色の者が一般的になっている。そのため、シロップは原色系の派手な色をしたものが中心であって、一時期は合成着色料の固まりと言われて問題になったこともあった。そう言うこともあって、単に冷たい氷菓子ととうだけでなく、色の方も楽しむことが出来るお菓子でもある。

「かき氷」以外にもいくつかの呼び方があって、「夏氷(なつごおり)」と言うことから、この語呂をとって7/25が「夏氷の日」となっている。それ以外の言い方としては「氷菓子」「ぶっかきごおり」「みぞれ」「氷水(こおりみず)」「かちわり氷」などがある。また、シロップの味によって「○○氷」という言い方もある。

英語では「Chipped Ice」、ドイツ語では「Angeschlagenes Eis」、フランス語では「Glace Ébréchée」、イタリア語では「Ghiaccio Tagliato」、スペイン語では「Hielo Cortado」、ポルトガル語では「Gelo Lascado」、と言うが、最近では日本語をローマ字にした「Kakigori」または「Kakigohri」と言われるようになっている。また、中国語では「刨冰」と言う。

宇治金時」:かき氷の一つで、シロップとして、抹茶に砂糖と水を加えたものを使ったものである。(抹茶の味がするが、砂糖が入っているので、普通の抹茶のように苦いと言うことはない。)また、他の各種味のかき氷と違った特徴としては、氷の脇に砂糖で煮た小豆を添えているのが一般的になっていることである。これによって、氷の「白」抹茶の「緑」、小豆の「小豆色」の3色のコントラストが綺麗である。(普通のかき氷は、削った氷にシロップを掛けるだけで、添え物は無いのが普通である。)

尚、名称の「宇治金時」の「宇治」は銘茶として知られている宇治茶のことを指していて、これが「抹茶」の意味である。一方、「金時」は、劇中では高村さんが「「金時」はサツマイモの種類」と言っていたが、それではなく、「小豆」のことを指している。また、小豆で作った餡という意味もある。(インゲン豆にも「金時」という種類があって、それを使った餡を指す場合もある。)そのため、「かき氷」の「宇治金時」は名前の時点で、氷にシロップを掛けた者ではなく、それに添え物があるということになる。→単に抹茶のシロップを掛けたものは「宇治金時」ではなく「抹茶氷」と言うのが一般的である。

英語をはじめ、殆どの言語で、日本語をローマ字にした「Uji-Kintoki」と言う。また、中国語では「宇治銭時」または「宇治大粒紅小豆」と言う。

メロンミルク」:緑色でメロン味のシロップである「メロン」と、牛乳をシロップとして掛けたかき氷のことである。かき氷の中では「メロン」は代表的な味の一つであるが、1つのシロップではなく、複数のシロップを掛けるということもよく行われている。そして、2つのシロップを掛ける場合、1つが牛乳(ミルク)というのはよくあることである。(牛乳単独ということは少なく、牛乳は他のシロップと共に掛ける場合、2つ目のシロップとして使われるのが一般的である。)

尚、果物のメロンと牛乳とは、一緒に食べると言うことは殆ど無いが、かき氷となった場合ではミルクがマイルドな味わいにするだけに、一般的によくある組合せとなっている。

ブルーハワイ」:カクテルの「ブルー・ハワイ」を連想させた青色のシロップを使ったかき氷である。(カクテルは「ブルー・ハワイ」と表記するのが一般的であるが、かき氷は「ブルーハワイ」と表記するのが一般的になっている。)また、かき氷は氷にシロップを掛けただけというものが多いが、このかき氷は添え物としてトロピカル・フルーツが添えられることも多い。(そう者があるということでは「宇治金時」が有名であるが、それに次ぐものでもある。)

尚、カクテルである「ブルー・ハワイ」は、ホワイトラムをベースにして、ブルー・キュラソー、パイナップル・ジュース、レモン・ジュースを加えたものであるが、かき氷の「ブルーハワイ」はそれをシロップに使ったものではない。あくまでも見た目の色がカクテルの「ブルー・ハワイ」に似ているということ、またはハワイの青い海をイメージすることから「ブルーハワイ」という名前がついたものである。(そのため「ハワイアンブルー」と呼ばれることもある。)

味は、レモンやオレンジの風味がするものが多く、また、「青い氷」ということから「ソーダ」のイメージがあることから、ソーダ風味の味というものも多くある。→一つの味ではないということで、かき氷は見た目のイメージが重要になっているということを語っているが、「ブルーハワイ」はその代表的なものと言うことになる。

英語では「Blue Hawaii」と言うが、カクテルの「ブルー・ハワイ」も同じ言い方となるため、英語では区別がつかなくなってしまう。が、かき氷はノンアルコールであるため、味が違うというのは常識になっている。

レモン&ミルク」:文字通り、レモンのシロップとミルク(牛乳)を掛けたかき氷である。前述の「メロンミルク」と同様に複数のシロップを掛けたかき氷であるが、レモンと牛乳は混ぜるとヨーグルト状の酔うに(柔らかく)固まるが、それに蜂蜜を加えたものは健康飲料として良く飲まれているものである。このかき氷はその味をイメージしたものであって、普通に組合せされて飲まれている味をかき氷で再現したものということで、「メロンミルク」とは違った意味での複数のシロップを掛けたかき氷と言うことになる。

また、このバリュエーションとしては、「レモン&ミルク」と同様に、果物と牛乳という組合せで一般的によくある組合せを元にしたかき氷としては「イチゴ&ミルク」(「ミルク&イチゴ」と言う場合もある。)がある。

 

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お家でいただく、ごちそうかき氷 かき氷専門店・埜庵

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VAN MORRISON『BLOWIN YOUR MIND』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1967年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。THEMを脱退してソロになった彼の記念すべき最初のソロ・アルバムである。ソロ・シンガーとしては、爆発的なヒットやセールスはないものの、イギリスではほぼコンスタントに中小規模のヒットを放ち続けているだけに、彼のキャリアでも重要な再出発点となったアルバムとして知られている作品である。尚、本アルバムはイギリスでは最高位11位を記録しているが、アメリカではBillboardで最高位182位というように、余りにも差がある結果だった。(しかし、シングルでは英米では逆になるから面白い...)

収録曲は、オリジナル盤では全8曲であったが、1994年に再発された時に5曲のボーナス・トラックが追加されて全13曲になっている。収録曲は以下の通りである。『Brown Eyed Girl』『He Ain't Give You None』『T.B. Sheets』『Spanish Rose』『Goodbye Baby (Baby Goodbye)』『Ro Ro Rosey』『Who Drove The Red Sports Car』『Midnight Special』。(以下、ボーナス・トラック。全て「Alternate Take」である。)『Spanish Rose』『Ro Ro Rosey』『Goodbye Baby (Baby Goodbye)』『Who Drove The Red Sports Car』『Midnight Special』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Brown Eyed Girl』はイギリスでは最高位154位という散々たる結果だったが、アメリカではBillboardで最高位10位を記録して、1967年の年間シングル・チャートでは35位にランクインしている。2nd.シングルの『Ro Ro Rosey』はアメリカで107位を記録、3rd.シングルの『Spanish Rose』は英米ではチャートインしなかったが、オランダで18位を記録している。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Brown Eyed Girl』、シングル曲の『Ro Ro Rosey』、10分弱の大作の『T.B. Sheets』、そして『Who Drove The Red Sports Car』をピックアップしておく。

長いキャリアのある彼であるが、初期の名作と呼ばれている『Brown Eyed Girl』や彼のスタイルをたっぷりと堪能出来る『T.B. Sheets』が収録されているだけに、本アルバムはこれだけで聴いておくべきアルバムである。ただ、オリジナルの8曲では時間的には30分を少し超えたところであって、物足りなさを感じてしまうのも事実である。そんな所に5曲のボーナス・トラックの追加によって収録時間が50分を超えることになり、たっぷりと彼の歌を堪能出来るようになったのは嬉しい所である。(改めて聴き直すということも、楽しみが増えたことになる。)また、'90's以降に大きなヒットを生んだことで彼を知ったという方も、内容が充実しただけに、彼のソロとしての原点である本アルバムを聴いてみるというのが宜しいのではないかと...

 

Blowin Your Mind

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  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1998/10/13
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ブロウィン・ユア・マインド(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ミュージック・シーン
  • 発売日: 2009/10/25
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その221) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「エンターテイナー PART 2」です。前回は「舞台でショーを行った男性エンタテイナー」ということにしたが、今回は「舞台でショーを行った女性エンタテイナー」という限定を付けることにします。で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・1st.20話」、「007」からは「美しき獲物たち」です。

ケータイ刑事」:「・1st.20話」。「タネも仕掛けもありません ~売れないマジシャン殺人事件」と言う物語。「第1話」でもないのに、クイーン・宝積さんがゲスト出演した物語である。(「・1st.」は2クール続いたが、1クールに1度は登場することが確保された物語にもなりました。)

マジッククイーンのミラクルあゆみのショーを見に行ったという岡野さんは、ワンセグでそれが放送されているのを見て、その時の様子をちゃんに語っていた。そんな所に事件を知らせる入電が入った。被害者はマジシャンのマジックやえこで、自分のアパートの部屋で、コートを着てサングラスを掛けている外出する時の姿で発見された。また、マジックやえこはミラクルあゆみのマジックの師匠であることから、ちゃんはミラクルあゆみの元に行く。

あゆみは、高校生だった時、地元でショーを行ったやえこに弟子入りし、東京に出てきたという過去があった。しかし、最近では、あゆみは売れっ子になったが、やえこは売れない状態が続いていた。で、師弟関係も最近は不仲になっていた。

ちゃんはあゆみが犯人だと感じたが、やえこの死亡推定時刻には、あゆみは舞台でショーを行っていたというアリバイがあった。そんな中、ちゃんは、あゆみの行ったショー(箱からの脱出マジック)には5分ほどの空白の時間があると言うことが分かった。しかし、やえこのアパートはショーの会場から離れていて、5分で行き来できるような場所ではなかった。

そんな中、ちゃんはやえこの行動におかしな所を発見し、あゆみの用いたトリックを見破った。あゆみに簡単なマジックを見せたちゃんは、トリックを語る。

脱出マジックでは、箱から抜け出ると、会場の後ろに姿を現すまでに5分ほどの空白の時間がある。あゆみはこの時に一旦楽屋に戻り、衣装を変えてショーの続き(脱出マジックの締め)を行っていたのだが、この時は楽屋にやえこを呼び出していた。そして脱出マジックで楽屋に戻ってきた時にやえこを殺し、ショーが終わった後で死体をやえこのアパートに運んだのだった。そして、その証拠となるあゆみのイヤリングがやえこの死体から出てきたことで、観念するしかなかった。が、あゆみの楽屋にやってきた時、やえこはアパートでマジックの練習をしているように音楽を流したままにしてアリバイを用意していて、あゆみを殺害しようとしていたのだった。が、逆に殺されてしまい、アリバイ工作を逆に利用されたのだった。

007」:「美しき獲物たち」。1985年のシリーズ第14作であって、3代目ボンドの第7作(=最後)である。この物語では、「チャーリーズ・エンジェル」でエンジェルを演じたT・ロバーツがボンドガールになったということも話題になりました。

競馬で圧倒的な強さを誇るゾリンの馬。血統が良いという訳でもないだけに、何かあると考えられていた。そんな中、ボンドは調査を行うことになるが、競馬に詳しいチベット卿は、既に現地・フランスの探偵であるアシール・オーベルジンを雇い、その調査を開始していた。ということで、ボンドはチベット卿の仲介で、その探偵と会って、情報を得ることになった。

ボンドが探偵と会うことになった場所は、エッフェル塔の中にあるレストラン「ジュール・ベルヌ」。ここではショーが行われていて、それが好評でもあった。ショーを行っているのは蝶を使った芸をしている女芸人だった。(名前まで語られていない。「蝶使い娘」という名前で語られているので、その名前を使います。)彼女の芸は、彼女が口笛を吹くと、釣竿の先に吊した蝶が舞うというものであった。と言っても、その蝶は黒子が釣竿を操っていた。そんな中、蝶使い娘は簡単なマジックで花吹雪を散らすなどの芸を披露していた。

ボンドは、昼食をという形で探偵と会った。蝶使い娘の芸が始まり、ボンドと探偵は会話を始める。が、探偵は最初に、ここでの支払いがボンド持ちということを確認する。で、上機嫌となっって、これまでに調べて得た情報を少しずつ語り始めた。

蝶使い娘のショーは、いつものように行われていて、黒子が釣竿を操って蝶を舞わせていたが、その黒子が別の黒子に突然襲われ、別の黒子が操る釣竿と蝶にすり替わった。(が、それに気づいた者はいなかった。)そして釣竿の蝶は、ボンドと話をしている探偵の側を舞った。なかなか粋な演出をするものだと思った探偵だったが、次の瞬間、その蝶が突然探偵の顔に突き刺さった。蝶には釣り針が仕込まれていて、探偵は顔面を釣り針に直撃されることになり、その場で死んでしまった。

驚いた蝶使い娘とショーの観客たち。レストランの中には悲鳴が轟き、ショーは即座に中止となった。ボンドは蝶に釣り針が仕込まれているのを確認すると、直ぐにそれを操った黒子が逃げて行くのを目にすると、すかさず後を追った。

尚、アシール・オーベルジンはゾリンに関する調査を始めていたが、馬が強い理由までは突き止めていなかった。しかし、パリの郊外にあるゾリンが所有する牧場(厩舎)に秘密があると言うことは掴んでいた。

尚、探偵を殺した黒子は蝶使い娘とは無関係で、ゾリンの片腕の殺し屋・メイ・デイであって、ゾリンの厩舎に関して何かを調べようとしているの知って、口封じのために始末したのだった。

共通点は、ショーを行った女性エンタテイナーのショーが行われている会場(「ケータイ刑事」は楽屋であるが、楽屋も会場と同じ場所にある。)で、殺人という犯行がショーの最中に行われたということ、及び、ショーの演目の特性を利用しての殺害だった(「ケータイ刑事」では脱出マジックでの空白の時間帯を利用しており、「007」ではショーの中心になっている蝶の舞いを利用している。)ことである。→事件の背景は異なるが、同じシチュエーションでの殺害である。

相違点は、「ケータイ刑事」ではその女性エンタテイナーが犯人であったが、「007」ではその女性エンタテイナーは犯行には関係なく、ショーを利用されて事件が起こったということ、「ケータイ刑事」では犯人と被害者がエンタテイナーとして師弟関係があったが、「007」では犯人とエンタテイナーとは全く関係なく、更に被害者とも関係がなかったということ、「ケータイ刑事」では殺害が行われたのが楽屋であったため、ショーを見に来た客は事件については全く知らず、しかもショーは続けられたが、「007」ではショーを行っている客席で事件が起こったために、観客は事件を目の当たりにしたということと、ショーは中止になったこと、という違いがある。

次回で本連載も連続17クールのラストということになります。既に「ケータイ刑事」のトータル話数(206話+映画3本)を超え、「007」の映画本数(22本)の10倍を超えたが、まだまだネタがあるのと、「M3」については今のところ触れていないので、18クール目(満了になると4年半になる。)にも突入します。で、次も「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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