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「ATTACK OF THE KILLER TOMATOES!」 [映画(洋画)]

表題の作品は1978年の映画「アタック・オブ・ザ・キラートマト」である。日本では劇場未公開と言うことになったが、カルト作品として一部では絶大な人気のある作品である。またシリーズ化されて、全4作と、1995年に本作(第1作)に手を入れてディレクターズカットとした「完璧版」(原題は「ATTACK OF THE KILLER TOMATOES!: DIRECTOR'S CUT VERSION」である。)が劇場公開(日本では1995年10月の公開であった。)されている人気シリーズでもある。SF、パニック、ホラー、パロディという娯楽作品の要素を詰め込みすぎている怪作である。

作品データを記しておくと、時間は87分、監督はジョン・デ・ベロ、脚本はコンスタンチン・ディロン、J・スティーヴン・ピースの2人である。そして出演は、デヴィッド・ミラー、シャロン・テイラー、ジョージ・ウィルソン、ジャック・ライリー、ロイヤル・シェイクスピア・シアターのトマトたち、である。また、「完璧版」の時間は90分である。

ある日、一人の主婦が台所でトマトに襲われた。更に、トマトジュースを飲んだ男がもがき苦しみだした。遂に、トマトが人類に反乱を起こして人々を襲い始めたのだった。巨大なトマトが人々を襲い、水中でもトマトが人を襲う。警察は無力で、軍もダメ、フジノ博士がロボットを開発して対処しようとするが、ロボットは欠陥品で全く役に立たなかった。遂に、特殊部隊がトマトを制圧するために投入されることになった。が、その部隊は特殊な人たちの集まりであって、何の役にも立たなかった。人類はトマトに屈してしまうのか?そんな中、トマトの弱点を知り、反撃に出た人類は危機から逃れることに成功した。が、畑ではトマトに変わってニンジンが動きだそうとしていた...

「完璧版」では、「プロローグ」という形で冒頭に追加映像が加わっていて、物語としたら深味が増した(?)ということになるのであろうが、実に馬鹿馬鹿しい内容の怪作・傑作であることにかわりはない。

動物や虫などではなく、植物であるトマトが人を襲うという余りにも馬鹿馬鹿しい発想であるのだが、そのバカバカしさが逆に面白さに繋がっている。何も考えず、頭を真っ白にして笑って楽しみましょう!

 

↓「完璧版」ということになります。(その他、映像特典も多数収録されています。)


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「ADAM'S RIB」 [映画(洋画)]

表題の作品は1949年のアメリカ映画「アダム氏とマダム」である。日本での劇場公開は1950年7月であった。かつて「スクリューボール・コメディ」と呼ばれた一連のロマコメが映画の世界で人気を集めていた時代(主に1930~40年代のことである。)があったが、本作はそのスクリューボール・コメディ時代が終わりを告げようとしていた時期の作品であるが、傑作の一つとして知られている作品である。弁護士夫婦が男女問題の法廷で反対の立場に立って争う姿を描いたコメディで、S・トレイシーとK・ヘプバーンとのやりとりが面白い。

作品データを記しておくと、時間は101分、白黒作品である。監督はジョージ・キューカー、脚本はガーソン・ケニンとルース・ゴードンの2人、撮影はジョージ・J・フォルシー、音楽はミクロス・ローザである。そして出演は、スペンサー・トレイシー、キャサリン・ヘプバーン、ジーン・ヘイゲン、デヴィッド・ウェイン、トム・イーウェル、ジュディ・ホリデイ、たちである。

浮気をした亭主を狙撃して負傷させた金髪の妻が裁判で裁かれることになる。彼女の弁護を務めるのは、女性の権利を主張して戦う女弁護士のアマンダである。が、浮気した夫を弁護する弁護士は、何とアマンダの夫のアダムだった。ということで、マスコミはこの裁判の様子を面白おかしく書き立てることになって...

法廷ドラマであるのだが、それをコメディ仕立てにしているため、重さを感じることは全くない。また、お洒落な所もあって、見ていても楽しくなるところがある。

ただ、白黒作品であるだけに、そういうお洒落な所が今一つに感じてしまうのが残念なところである。もう少しロマンティックな要素に力を入れていれば、白黒作品でも色彩感が感じられて面白くなるのだが、そういうことではちょっと損をしている所があるのも事実である。まあ、'40年代末期という時代を考えたら、これはこれでよろしいかと...

 

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WA WA NEE『BLUSH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼らの2nd.アルバムであり、かつラスト・アルバムでもある。(要するに、本アルバムを発表した後で解散したと言うことである。)豪州出身のポップなバンドである彼らであるが、本国ではそれなりのヒットをしたものの、世界的にはブレイクすることはなかったのは残念なところであった。また、彼らは2枚のアルバムを発表したが、本国オーストラリアでは、2枚のアルバムとも最高位29位だったというのは偶然にしては出来すぎという感じがしてならない所である。

収録曲は以下の全11曲である。『Can't Control Myself』『So Good』『Giving Everything』『One Day』『Never Been So In Love』『I Want You』『Bright Lites』『Do It To Me』『Moral Inspiration』『Blush』『Tossing And Turning』。

この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。まずは本アルバムよりも先にリリースされたのが『Can't Control Myself』である。本国オーストラリアでは最高位31位を記録している。アルバム・リリース後にシングルとしてリリースされたのが『So Good』と『I Want You』であるが、前者は豪州で36位を記録しているが、後者はチャートインしていない。

お薦め曲は、シングル曲の『Can't Control Myself』『So Good』と『I Want You』、そして『Bright Lites』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Blush』をピックアップしておく。

'80'sらしいポップでダンサブルなサウンドであって、前作同様に'80'sらしいエレポップを聴かせているアルバムである。ただ、発表したのが'80'sも終わるという'89年だったということで、サウンドとしては少し前に流行ったものという印象が強かったということで終わってしまったが、発表から20年以上という歳月が流れた現在では、時間的な要素は完全に切り離すことが出来るだけに、'80'sらしいサウンドを聴かせているアルバムということで、'80'sサウンドを楽しむことが出来るアルバムになったと言って良い。(アルバムの内容としては発表当時と変わっていないが、時間の経過と言うことがアルバムに対する見方を変えてしまったということである。)ということで、'80'sサウンドがお好きな方は、豪州でのローカル・ヒットでしかないアルバムであるが、耳を傾けて楽しんでみるのは如何かと...

 

↓本アルバムが見当たらないので、1st.アルバムを...

Wa Wa Nee

Wa Wa Nee

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1991/07/01
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形零」の第23話(2nd.10話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(後編)」の「裏ネタ編」の2回目の増補となる今回は、ちゃんたちがこうされようとしたことから「打ち首」について、その時これを着ていたので「白装束」について、五代さんの話を信長はこう言ったことから「命乞い」について、五代さんはこう言って受け入れようとしたことから「運命」について、ちゃんに対してはこういった「子供」について、「慈悲」について記します。尚、「白装束」は「・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 11」で、「命乞い」は「・28話(2nd.18話)[裏ネタ編]PART 2」で、「運命」は「・25話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースとして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/1付です。)

打ち首」:罪人の首を切ること、またはその処罰のことを言う。また「斬罪(ざんざい)」「斬首刑」と言うこともある。

洋の東西を問わず、昔から行われている刑罰の一つであって、死刑を執行する方法の一つとして行われていたものである。(但し、使用する道具は、西洋では斧、日本では刀(日本刀)という違いがある。)また、西洋ではギロチンという装置が作られると、それが利用された。(ルイ十六世、マリー・アントワネットの処刑はギロチンが利用されたことでも有名である。)

尚、「打ち首」と行った場合は、人手によって行われるものである。そのため、死刑執行人の腕が悪ければ、一度で斬首することに失敗してしまい、首が斬り落ちるまで何度も斬りつけることが生じることがある。これが残酷なこととして、西洋ではギロチンが発明されることになった。(ギロチンは失敗のない人道的な死刑方法としてフランスで1792年に導入されることになった。)

また、首を切る死刑執行人のことを特に「首切り役人」と言ったこともあって、日本では山田家の当主(山田浅右衛門または山田朝右衛門)が務めたことが有名である。

英語では「Decapitation」、ドイツ語では「Enthauptung」、フランス語では「Décapitation」、イタリア語では「Decapitazione」、スペイン語では「Decapitación」、ポルトガル語では「Decapitação」、中国語では「斬首」と言う。

白装束」:上下とも白い色をした服装のこと、またはそのような衣服を着ていることを言う。(全身が白ずくめということになる。)また、古くは、公家の装束の一つであって、下襲(したがさね)よりしたに着る下着の色が全て白色であるもののことを指した。(この場合は、下着が白色であるが、上に着るものは白色でなくても構わない。)

宗教の世界では、神主や巫女が着用している衣装がこれに当たる。(昔の「白装束」が該当する。→巫女の袴は白ではないのが一般的ですからね。)また、修行者や巡礼者が着用している衣服もこれである。(こちらは全身白ずくめという方の「白装束」である。)

ちなみに「装束」(現代では「しょうぞく」と読むが、「そうぞく」と言う読み方もある。)とは、衣服のことであるが、それ以外の意味として、「身支度をすること」「装うこと」「衣服を着けること」も含まれている。また、「室内や庭などを装飾すること」と言う衣服しは関係のない意味もある。しかし「白装束」と言うと、白色の衣服ということになる。

白装束は、元々は平安時代に、防寒のために袴の下に綿を詰めたものを着用していたものが発展して、それが下着として装束を着用する際に用いられるようになった白色の下着のことを指していた。後に、これが普及して、下着としてだけでなく用いられるようになった。例えば、和式の結婚式では花嫁が着る衣装が白色のものであることから、それも指すようになった。また、下着ということでは、お産の時に妊婦が着ている服というものが白色の下着である。(その影響もあってか、産室では助産婦も白色の服を着るのが一般的になっている。)

また、ホラー映画などではお馴染みの「丑の刻詣り」(深夜の2時を中心とした夜中に神社の御神木に憎い相手に見立てた藁人形を五寸釘で打ち込むという、日本古来から伝わる呪術である。)の際、それを行う人が着用する衣装ということでも知られている。尚、丑の刻詣りの際は、顔には白粉を塗るため、本当に全身白ずくめということになる。(それ以外にも、頭に五徳を乗せるということになっている。そして手には釘と金槌を持ち、胸には鏡を吊し、履き物は一本歯の下駄を使用する。)→この物語では、正にその「丑の刻詣り」をするような姿をしていましたね。

英語では「White Clothing」、ドイツ語では「Weiße Kleidung」、フランス語では「Blanc Habillement」、イタリア語では「Abbigliamento Bianco」、スペイン語では「Ropa Blanca」、ポルトガル語では「Ropa Blanca」、中国語では「白衣」または「白装束」と言う。

命乞い」:長生きするように、または寿命が長く延びるように、と神に祈ること、若しくは、殺されることになっている人が助命するように頼むことをいう。(前者は、神前での祈りの儀式などで行うことが基本である。)一般的には後者の意味として認識されている。

よくあるのは、今その場で殺されようとしている人が、「助けてくれ!」と泣き叫んで助けを求めるというものである。が、それだけでなく、殺されることになっている人を助けるように、その人以外の他人が乞う場合もある。

また、殺されることになっているものが人ではなく、家畜などの動物である場合でも、その動物の命を助けるように求めることも「命乞い」と言うこともある。(本人が助命を求めるのではないことから「助命嘆願」と言うことの方が多いですが...)

英語では「Beg For one's Life」、ドイツ語では「Betteln um Leben」、フランス語では「Demander Pour la Vie」、イタリア語では「Implorando Per la Vita」、スペイン語では「Rogar Para la Vida」、ポルトガル語では「Implorando Vida」、中国語では「乞求許命」と言う。

運命」:人間の意思に関係なく、予め定められているかのような人智を越えた巡り合わせのこと、またはその作用のことを言う。また、「宿命」もしくは「命運」という言い方もある。

この考えは、物事や未来については、神または超越的に存在するものによって予め定められている、とする考えである「運命論」に基づいたものであり、絶対的にものとして反論、反証を与えないものとなっている。また、各宗教にもこの考えが基本的に存在している。(そのため、絶対的な存在である神を崇め、奉り、祈りを行うのである。)

英語では「Fate」と言うが、内容的に良いものは「Destiny」、悪いものは「Doom」という言い方もある。また、ドイツ語では「Schicksal」、フランス語では「Destin」、イタリア語では「Fato」、スペイン語では「Destino」、ポルトガル語では「Destino」、中国語では「命運」と言う。

子供」:いくつかの意味がある。「自分の儲けた子」(息子、または娘という意味)、年齢的に幼い者のこと、(この意味では「幼児」を指す場合と「未成年者」「元服をしていない人」という場合とがある。(後者の場合は「大人ではない人」という意味になる。))

前者の意味であれば、その人が高齢になっても、親からみるといつまでも「子供」ということになる。しかし、後者の場合では、ある程度の年令に達すると「子供」ではなくなることになる。(但し、何才になったら「子供ではない」ということになるのかは一定ではない。→法律的にも一定ではなく、日本では20歳未満とする法律もあれば、18歳、14歳として扱うものもある。また、鉄道料金などは中学生以上は子供として扱わなくなる。また、「未成年」というものも、国によっては18歳、20歳、22歳などとしている国があるため、世界でも一定ではない。)

この物語では、ちゃんのことを言っているが、13歳という年少者ということで五代さんは言っているが、戦国時代であれば、13歳では既に大人として扱われることもある。(政略結婚などでは既に結婚している年齢でもあります。)→現代の感覚からすると、13歳のちゃんは「子供」と見なせるが、戦国時代の感覚では「子供」とする場合も「大人」とする場合もある年令である。

英語では「Child」、ドイツ語では「Kind」、フランス語では「Enfant」、イタリア語では「Bambino」、スペイン語では「Niño」、ポルトガル語では「Criança」、中国語では「孩子」と言う。

慈悲」:元々は仏教用語であって、仏や菩薩が衆生をあわれみ、いつくしむ心のことを指した。尚、「衆生に楽を与えること」を「慈」と言い、「苦を抜くこと」を「悲」と言う。

そこから一般的にも、他の命に対し、自他怨親のない平等な気持ちを持ち、いつくしみ、あわれむ心のことを言うようになった。また、「なさけ」という言葉が使われることもある。

英語では「Mercy」、ドイツ語では「Gnade」、フランス語では「Pitié」、イタリア語では「Misericordia」、スペイン語では「Misericordia」、ポルトガル語では「Clemência」、中国語では「慈悲」と言う。

 

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