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「ALOHA SUMMER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「アロハ・サマー」である。日本での劇場公開は1988年6月であった。ハワイを舞台として青春物語であって、同時に物語の設定画1959年ということもあって、'50'sのオールディーズ・ミュージックを色々と堪能出来る作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は98分、原案と製作はマイク・グレコ、監督はトミー・リー・ウォーレス、脚本はマイク・グレコとボブ・ベネデッティの2人、撮影はスティーヴン・ポスター、音楽はジェッシェ・フレデリック、ベネット・サルヴェイの2人である。そして出演は、クリス・メイクピース、ユージ・オクモト、ショー・コスギ、ティア・カレル、アリー・ウォーカー、ロリー・グリフィン、ドン・マイケル・ポール、ブレイン・キア、ウォーレン・ファブロ、アンディ・ブマタイ、スコット・ナカガワ、たちである。

1959年の夏、ハワイにはバカンスのために様々な人がやってくる。家族と共にやってきたチャックは、カリフォルニアからやってきたマイクと出会い、意気投合してサーフィンを始めた。また、日本から親戚を訪ねてやってきたケンゾーたちとも知り合い、友情を深めていく。チャックは更に現地の美しい娘・ラニに恋するが、彼女の兄・胆ーは白人に対する偏見を持っていて、喧嘩になってしまう。また、ケンゾーの父・コニシもアメリカ人に対して偏見を持っていた。親たちは偏見があって交流することを嫌うが、若者達は交流を通して様々なことを体験していく。夏も終わりに近づいたとき、ハリケーンが接近する中、少年たちは大波に挑んでいくが、荒れ狂う波でケンゾーが行方不明になってしまう。そんなケンゾーを救い出したのはマイクだった。別れの時、息子を救ってくれたマイクに、コニシは心からお礼の言葉を掛け、チャックとラニの2人も、フィアンセとしてお互いの家族に認められた。

一夏の体験を描いた青春映画というものは昔から数多いが、本作ではサーフィンという若者のスポーツと、人種偏見という全く異なる次元の問題を、'50'sサウンドを介してうまく描いていて、青春映画の爽やかさで包んだことで、重くなりがちな部分を巧みに描いている。また、音楽と言うことでも'50'sの定番曲をたっぷりと聴くことが出来るだけに、この鍛でも楽しむことが出来る作品となっている。

ビッグ・スターと呼べるキャストがいないことで、派手な所がないが、その分だけ身近な作品として感じられる所も上手い所である。地味であるが、こういう作品のことを隠れた名作と呼ぶのである。青春映画として、音楽映画として、また偏見という社会問題に一定の答えというように、それぞれ見所があるだけに、チェックしておきたい一編である。ただ、かつてはLDでリリースされていたが、DVD化されていないというように、見ようとすればちょっと苦労しますけど...

 

↓輸入版のビデオです。

Aloha Summer [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
  • メディア: VHS


「人生劇場」(その9) [映画(邦画)]

今回は、'70年代になってから製作された作品で、1972年の松竹作品についてです。劇場公開は1972年7月であった。尚、「人生劇場」はこれまでに何度も映画化されている、'70年代では本作のみである。また、本作は内容的にも高く評価されている1本でもある。タイトルから分かるように本作は原作の「青春篇」「愛欲篇」「残侠篇」を描いているが、尺の関係もこあるため、けっこう端折っている所があるのも事実である。(「風と共に去りぬ」と同様の部分があると言うことです。)

人生劇場 青春篇 愛欲篇 残侠篇」(1972年)
作品データを記しておくと、1972年の松竹作品で、時間は167分、原作は尾崎士郎、監督は加藤泰、脚本は野村芳太郎、三村晴彦、加藤泰の3人、撮影は丸山恵司、美術は森田郷平、音楽は鏑木創である。そして出演は、竹脇無我、森繁久彌、田宮二郎、高橋英樹、渡哲也、倍賞美津子、香山美子、笠智衆、津島恵子、田宮二郎、草野大悟、谷村昌彦、石井トミコ、石井均、小田草之助、高畑喜三、伴淳三郎、大泉滉、高木信夫、小峰陽子、萩本欽一、任田順好、田中春男、川島照満、武藤章生、汐路章、河村有紀、秋山勝俊、菅井きん、山岸映子、高木均、北竜介、江藤孝、柳沢真一、沼田曜一、坂上二郎、村上記代、たちである。

時は大正5年、10年ぶりに吉良常が戻って来た。彼はやくざの杉原を殺して服役していたのだった。が、吉良常が主人として仕えていた肥料問屋辰巳屋の当主・瓢太郎は、今では没落していて、その夜、ピストルで自殺した。遺書として「立派な男となるまで墓を建つるに不及」というものを息子・瓢吉に残していた。その瓢吉は、上京して、文士になるための勉強をしていたが、父の訃報を知らされると、同棲していたお袖を残して、急いで帰郷した。父の葬式の日、吉良常は杉原の仇討ちを狙う杉原一家の者に連れ出されたが、瓢吉が駆け付けてその場は何とか収まり、葬儀が済むと、瓢吉は吉良常を連れて東京に戻った。

3年後、東京・深川を縄張りとしている小金一家は、新興やくざの丈徳のやり方に業をにやし、殴り込みをかけた。子分の宮川や客人・飛車角の活躍で勝利を得たが、飛車角が女郎屋から足抜きさせた愛人・おとよが、飛車角の兄弟分・奈良平の裏切りで女郎屋に連れ戻され、飛車角が奈良平を刺殺した。で、警察から追われる飛車角が偶然、瓢吉の家に飛び込んできた。吉良常と意気投合した飛車角は、吉良常の説得で自首をした。そんな頃、瓢吉は懸賞小説に当選した。また、作家の山岸照代と関係が続いていたが、今は女給となっている、分かれたかつての恋人・お袖と再会した。

大正11年、宮川は女郎屋に通い詰めていて、飛車角の愛人とも知らずにおとよと愛し合っていた。が、まもなく宮川はその事実を知ることになる。そんな時、丈徳一家の生き残りのでか虎が小金一家に殴り込んできて、小金を殺した。

翌年、作家になっていた瓢吉は、出版社の援助で(中国)大陸に渡る。そして上海で吉良常と会った。吉良常は、瓢吉の父・瓢太郎の墓を今こそ建ててくれと、自分で稼いだ金を瓢吉に渡した。

昭和2年、刑務所にいた飛車角が出所してきた。吉良常が迎え、家に戻ってくる。そこで待っていた宮川は、おとよのことを詫びた。飛車角はおとよへの愛を必死に耐えた。そして、その日、3人は、でか虎一家に殴り込んで、小金親分の仇を討った。しかし、仇を取ったものの、宮川はその時に殺されてしまった。

今や、作家として成功していた瓢吉が「吉良常危篤」の報を受けた。それは彼の盛大な出版記念会の席上だった。瓢吉は急いで故郷に駆けつけた。すると、そこには飛車角の他に、おとよ、お袖もいた。おとよは土地の芸者となっていて、お袖は料亭吉良屋の女将になっていた。旧知の人たちが見守る中、吉良常は浪花節を口にしながら逝ったのだった。

物語としては、「人生劇場」の骨格といえるところをたっぷりと描いているということで、大河ドラマとしての重みもあって良いのだが、次々と起こる出来事が余りにも規則的に起こるところがマイナスポイントである。もう少し緩急を付けて出来事が起こった方が、より重厚さが出るだけに、この点だけが残念なところである。(これは、4時間弱の大作「風と共に去りぬ」にも見られたことであって、長尺の大河ドラマ作品にはこの傾向があることが多い。まあ、この傾向が見られるというのは、それだけ内容があって、詰め込んでいるということでもあるのですが...)3時間弱の長尺作品であるが、もう少し時間を費やして、3時間を越える程度の作品にしたら、この印象は薄まることになったと思いますが...(但し、時間増加分をカットしたエピソードを追加するのであれば意味は無いですが...)

大作として、見応えがある作品であるが、緩急を付けて鑑賞したら、作品世界をより深く堪能出来る作品である。各自で工夫してみましょう。

 

人生劇場 [DVD]

人生劇場 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: DVD

↓原作小説

人生劇場  青春篇 (角川文庫)

人生劇場 青春篇 (角川文庫)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/12/25
  • メディア: 文庫

人生劇場 愛欲篇(上) (新潮文庫 草)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1952
  • メディア: 文庫

人生劇場 愛欲篇(下) (新潮文庫 草)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1952
  • メディア: 文庫

人生劇場 残侠篇(上) (新潮文庫 草)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1980
  • メディア: 文庫

人生劇場 残侠篇(下) (新潮文庫 草)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1979
  • メディア: 文庫


AFTER THE FIRE『DER KOMMISSAR』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのコンスピレーション・アルバムである。元々は彼らの過去作品と新曲をという構成のアルバムであったのだが、そこからヒット曲が生まれたこととアメリカでヒットしたことで、彼らの代表作となった。尚、アルバム・タイトルはドイツ語であるが、彼らは歴としたイギリスのバンドである。(ヒット曲が、ドイツ語の曲のカヴァーである。)尚、本アルバムは本国イギリスではチャートインしていないが、アメリカではBillboardで最高位25位を記録している。

収録曲はオリジナル盤では全11曲であったが、後にCDでリリースされたときには2曲のボーナス・トラックの追加があって、全13曲の収録になった。収録曲は以下の通りである。『Laser Love』『One Rule For You』『Dancing In The Shadows』『Sometimes』『Sailing Ship』『Carry Me Home』『Frozen Rivers』『Love Will Always Make You Cry』『Starflight』『Der Kommissar』『1980-F』(以下、ボーナス・トラック)『Der Kommissar (Dub)』『Joy』。

元々がベスト盤という構成であるため、シングルとしてリリースされている曲が以下の6曲である。『Laser Love』(UKで40位)、『One Rule For You』(UKで62位)のチャートインしたシングルと、チャートインし無かったシングル『Dancing In The Shadows』『Frozen Rivers』『Love Will Always Make You Cry』、そして新曲としてシングル・カットされた『Der Kommissar』(UKで最高位47位、アメリカではBillboardで最高位5位、1983年の年間シングル・チャートで30位)がシングル曲である。尚、『Dancing In The Shadows』は1981年にシングル・カットされたときはチャートインしなかったが、1983年に再発されたときにはアメリカ(Billboardで85位を記録している。)

お薦め曲は、彼らの代表曲であって、FALCOのカヴァーである『Der Kommissar』、シングル曲の『Laser Love』『One Rule For You』『Dancing In The Shadows』をピックアップしておく。

結果的に、アメリカでは『Der Kommissar』の一発屋ということになり、本国イギリスでは『Laser Love』『One Rule For You』『Der Kommissar』の3曲が小規模なヒットになっただけで、マニア出ないと知られていないバンドである。しかも、初期作品はプログレ系の路線であったが、ニューウェーブ系のバンドに変身し、更にはシンセサイザーを取り入れた'80'sらしいポップなバンドになった。特に代表曲の『Der Kommissar』はキャッチーであり、頭に焼き付くサビの部分が印象的なポップ・テイストのロック・ナンバーであって、'80'sらしいものである。

大成することはなかったが、'70's終盤のパンクの台頭からニューウェーブへ、そして'80'sのシンセサイザーを使った音楽へという流れを具現化しているバンドでもあって、当時の流行りのサウンドを知るには実に分かりやすいバンドでもある。ということで、'70's終盤から'80's初頭のUKの非主流派のバンドの代表的な存在でもあるだけに、当時の流れを知るには最も分かりやすいアルバムでもある。

また、'80's初頭のシンセ・サウンドを知る上でも、キャッチーで親しみ湯水サウンドであるだけに、聴いておきたいアルバムである。

 

Der Kommissar

Der Kommissar

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Import
  • 発売日: 1998/06/30
  • メディア: CD

↑UK盤 | US盤 ↓

Atf-Der Kommissar

Atf-Der Kommissar

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Collectables
  • 発売日: 2001/06/12
  • メディア: CD

ケータイ刑事銭形零26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形零」の第26話(2nd.13話・最終話)「さよなら、愛しき人! ~保険金連続殺人事件」の「裏ネタ編」の6回目の増補となる今回は、五代さんはこうなったことから「指名手配」について、こうして現場にやってきたことから「変装」について、これを使っていたことから「口髭」について、「帽子」について記します。尚、「変装」は「・22話[裏ネタ編]PART 7」で、「帽子」は「・15話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/22付です。)

指名手配」:逮捕状が出ている被疑者を犯人と指名し、その人を逮捕するように、全国または管轄外の捜査機関に依頼することである。指名手配されるということは、「犯人」として特定された人物であって、更に逮捕状が出ている人である。実名と顔写真が出ることになる。但し、未成年の被疑者で少年法の規定にかかる場合は、一般には公表されず、警察の間だけということになる。

尚、現在は、指名手配された人物が日本全国に移動することを考えて、全国の警察に対して行われるのが一般的である。(事件や被疑者によっては、全国に指名手配されず、同一県内の他の警察署のみという場合などもある。→但しこれは希であって、隣接都府県の警察に対してまでは普通行われる。)

また、被疑者が海外逃亡した場合、及び、海外逃亡する可能性が極めて高い場合には、ICPOを通して国際指名手配される場合もある。

英語では「Search For a Wanted Man」、ドイツ語では「Suche Nach Einem Gewollten Mann」、フランス語では「Recherche Pour un Homme Désiré」、イタリア語では「Ricerca Per un Uomo Ricercato」、スペイン語では「Búsqueda Para un Hombre Querido」、ポルトガル語では「Procura Para um Homem Querido」、中国語では「通緝」と言う。

変装」:容姿や服装を変えて別人のように繕うことを言う。これを行うのは、いくつかの目的のためであって、大別すると、変装することを娯楽の一つとして楽しむために行うもの、身元や正体を隠すために行われるものとに分けられる。

前者は「コスプレ」や「仮装」が含まれることになり、自分以外の人間になることを楽しむものとして、娯楽や趣味の一つということで定着していることである。これには「仮装パーティ」「仮面舞踏会」なども含まれていて、娯楽として変装することを楽しむものとして行われ、特に問題となることはない。

一方、後者の場合は、色々と問題となることもある。特に、犯罪行為を行おうとする場合、身元や正体を隠して犯罪を行うというのは誰もが考えつくことであって、そのために変装か行われる。(この場合は、特定のキャラクターなどに扮するのではなく、「顔を隠す」ということが主眼になる。)また、この場合には、顔を隠すだけではなく、時には男が女装/女が男装するということや、違う人種の人間に化けることも行われる。(一般的に多く行われるのは、顔を隠すための仮面や覆面を付ける、眼鏡を掛けるなどですが...)→「ケータイ刑事」でもお馴染みの怪人十面相(八面相、六面相、5面相、3面相も含む。)も、犯罪を成功させるために他人になりすますための変装を行っているが、典型的な犯罪行為のための変装ということになる。

それ以外の「変装」として多いのは、デモに参加する場合に変装を行って参加するという人は比較的多い。また、諜報部員がスパイ活動を行う場合にも、正体を隠すために変装するということは普通に行われている。(これらのデモ、諜報活動の中には、反社会的な行為を行う場合と、そうでない場合とがあるが、反社会的な行為を行う場合は犯罪行為のために行う「変装」と同様の扱いになるが、そうで無い場合は特に問題とはならない。→時と場合によって問題になったりならなかったりするため、「グレー」という余り良くないイメージがあるのもまた事実である。)

「変装」は歴史的には宗教的な儀式や祭の際に行われてきたものであって、中世の時代には既に定着していたことである。特に中世では呪術的な儀式を行う際、参加者は変装をするというのが一般的である。(「M1」にも登場する黒頭巾(「イカみたい」と佐藤公安は言っていましたが...)は元々(黒ミサの)儀式を行う際に正体を隠すために行われた変装である。)

また、娯楽的な要素のある「変装」は、中世のヨーロッパ貴族の間で「仮面舞踏会」と呼ばれる仮装パーティが行われるようになり、それが起源である。その席では、いつもとは違う姿になることで新たな楽しみを得ようとしたものであって、今日のコスプレに通じる娯楽的な要素がある。更に、その中で娯楽的な要素をより強くしたものは、ケルト民族の間で始まったハロウィン・パーティの仮装である。(現在では、ハロウィンの仮装は西欧諸国全体に広がり、広く行われているようになった。)

犯罪の為の「変装」は問題だけであるが、娯楽のための「変装」ならば、問題を起こす訳ではないので、大騒ぎをして他人に迷惑を掛けないというのであれば、それはそれでよろしいんじゃないかと...

尚、英語では「Disguise」、ドイツ語では「Verkleidung」、フランス語では「Déguisement」、イタリア語では「Travestimento」、スペイン語では「Fingimiento」、ポルトガル語では「Disfarce」、中国語では「化装」という。

口髭」:髭の中でも、上唇の上、鼻の下の部分に生やした髭のことを言う。通常は「髭」と言うが、「髭」は口の周囲に生えた毛のことを指し、顎や頬に生えているものも含まれる。これらの中から、鼻と口の間の部分の髭のことを他特別する際に、特に「口髭」と言う。

「髭」は男性ホルモンのために発毛が促進されて生えるものであって、主に思春期を過ぎたあたり(個人差があるが、主に中学生あたり)から生えてくることになる。また、男性ホルモンの作用によって生えるものであるが、女性であっても、(男性ほど濃くならないが)生えるものでもある。(→産毛も生える場所によっては「髭」の一種ということになる。)

また、「髭」は生えている部位、及びその形、生え具合によって口髭、顎髭、頬髭などに分類されている。また、名称については、歴史上の先人たちの整えていた形から、その名前が付けられているものもある。(カイゼル髭、カストロ髭などが該当する。)それらの中でも口髭は、髭を生やす人の中では最も多くの人が生やしている髭でもある。(但し、口髭と顎髭の両方や、全体的に生やしている場合は、特に「口髭」という言い方はされない。)

尚、髭には「無精髭」と呼ばれる髭があるが、これは、普段は髭を剃っている人が、剃らずに伸びた状態になっている髭のことを指して言うものである。よって、特に生えている部位やその形に関係しない。(要するに、「無精をして手入れをしていない髭」ということから「無精ヒゲ」と呼ばれている。)

歴史的にも髭を生やすという風習は古くからあって、特に権力を持った者には髭を生やすと言うことは多かった。これは日本でも同様であって、髭を生やしていることがある程度の社会的地位を持っている権威でもあった。日本でも、戦国時代までは武士は髭を生やすことが当たり前であって、髭を生やしていない武士は相手にされない、という所があった。ひのため、戦国武将の肖像画では誰もが髭(やはり口髭が最も多い。)を生やしていた。

しかし、江戸時代になって社会が安定すると、髭は風紀を乱すものとされて禁止されることになって、状況が一変した。しかし、西欧では髭がステイタスでもあって、明治になって西欧から新しいことを学ぶようにナルト、髭は再びステイタスになって、髭を生やすことが再び流行することになった。(明治の世では写真や肖像画で髭を生やしている人が多いですね。)現在では髭は剃るものという認識の方が強くなっている。但し、現在、髭を生やしていることで採用に差別が生じたり、人物評価に影響を及ぼす行為は人権侵害という判例が出ているため、髭を生やしていることを理由に差別があると、これは大問題になる。(しかし、事なかれ主義が蔓延している日本では、そういう問題になることを嫌って、髭を生やしている人は少数派となっている。)

英語では「Mustache」、ドイツ語では「Barthaar」、フランス語では「Barbe」、イタリア語とスペイン語、ポルトガル語では「Barba」、オランダ語では「Baard」、中国語では「鬍鬚」と言う。尚、英語では顎髭のことを「Beard」、頬髭のことを「Whisker」と言って、それぞれ「口髭」(Mustache)とは区別される。

帽子」:頭に被る衣類の一つである。主な目的は、寒暑や塵埃、落下物から頭を守るため、衣服の一部(制服の一部)を含むファッションとして、(調理師などが)自分の抜けた髪の毛が落ちないようにするため、などに大別される。尚、頭部の保護の場合は、直射日光や寒を防ぐ場合は帽子が使用されるが、落下物から守るため場合は、布製ではないヘルメットを使用するのが一般的である。(使用目的を考えると、ヘルメットは帽子の一種と言うことになるが、ヘルメットは帽子とは別物扱いである。)

また、ファッションの一部となっているものもあって、例えば野球帽などの1つの帽子を前後逆に被ることで、通常的な使用と、ファッションを意識した使用というように異なった使用が行われるものも一部にある。また、ファッションとしては、顔を部分的に隠したりすることもあって、この場合は「変装(仮装)」の際の使用アイテムとして使われることにもなる。

帽子には様々なものがあるが、基本的には屋外では被り、室内では脱ぐのが一般的であって、これがエチケットとされている。但し、軍隊では一部それと異なるルールが適用されていたりすることもある。(会社の作業帽も、作業場(屋内)で被るのが一般的であることを考えると、一般的なエチケットとは異なっているということになる。)また、宗教に於いては、帽子が特別な意味(例えば、階級、役職を現すなど。)を持っている宗教もあって、その場合もやはり一般的なエチケットとは異なるルールとなっている。

日本でも、かつては「烏帽子」と呼ばれる帽子が、身分や階級に応じて形と塗り様が変えられて使われていた時代があった。(最初は元服男子の正装用の帽子であったが、平安貴族の平常使用されるものになり、更には庶民にも広がっていくことになったものである。)

英語では「Hat」、ドイツ語では「Hut」、フランス語では「Chapeau」、イタリア語では「Cappello」、スペイン語では「Sombrero」、ポルトガル語では「Chapéu」、中国語では「帽子」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

おい、小池! 全国指名手配犯リスト付き未解決事件ファイル

おい、小池! 全国指名手配犯リスト付き未解決事件ファイル

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/08/09
  • メディア: 新書

別冊宝島「あなたの隣の指名手配犯!」 (別冊宝島 (1091))

別冊宝島「あなたの隣の指名手配犯!」 (別冊宝島 (1091))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2004/12/03
  • メディア: 単行本

いちど変装をしてみたかった (講談社文庫)

いちど変装をしてみたかった (講談社文庫)

  • 作者: 桝田 武宗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 文庫

変装ひげセット カイゼル

変装ひげセット カイゼル

  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

変装セット ボッコボコ

変装セット ボッコボコ

  • 出版社/メーカー: ジグ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

ヒゲコンシャス―男の顔にヒゲスタイル (No.1) (ワールド・ムック (570))

ヒゲコンシャス―男の顔にヒゲスタイル (No.1) (ワールド・ムック (570))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 大型本

Disguise 悪漢口髭 DIS-15025O/S

Disguise 悪漢口髭 DIS-15025O/S

  • 出版社/メーカー: Disguise
  • メディア:

Disguise ギャンブラーの口髭 DIS-14707O/S

Disguise ギャンブラーの口髭 DIS-14707O/S

  • 出版社/メーカー: Disguise
  • メディア: ウェア&シューズ

はじめて作る帽子 (レディブティックシリーズ no. 3017 ビギナーシリーズ)

はじめて作る帽子 (レディブティックシリーズ no. 3017 ビギナーシリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ブティック社
  • 発売日: 2010/04
  • メディア: 単行本

おてんばな帽子―作るのも、かぶるのも楽しい、キャップ、ベレー、ターバン

おてんばな帽子―作るのも、かぶるのも楽しい、キャップ、ベレー、ターバン

  • 作者: 糸山 弓子
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 大型本

わがままな帽子―初めての帽子作り

わがままな帽子―初めての帽子作り

  • 作者: 糸山 弓子
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本

ナチュラルでかわいいかごバッグ&帽子 (SEIBIDO MOOK)

ナチュラルでかわいいかごバッグ&帽子 (SEIBIDO MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2011/02/05
  • メディア: 単行本


渡辺貞夫『モーニング・アイランド』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたアルバムであって、日本でのフュージョン・ブームの中心的な存在となった彼がニューヨークのトップ・アーティストを集めて製作されたアルバムである。前作の『カリフォルニア・シャワー』と共に、彼の名前を不動のものにしたヒット・アルバムであり、かつ、彼の代表作の一つであるのは言うまでも無い特に、アメリカのトップ・ミュージシャンが参加していることで、クオリティも高く、聴き所満載である。

収録曲は以下の全8曲である。『モーニング・アイランド』『ダウン・イースト』『セレナーデ』『ウィ・アー・ザ・ワン』『ホーム・ミーティング』『サダオのための小さなワルツ』『サンバ・ド・マルコス』『イナー・エムブレイス』。

お薦め曲は前作同様に「全部」と言いたくなる所であるが、アルバム・タイトル・ナンバーである『モーニング・アイランド』、そして彼の名前が曲名に入っている『サダオのための小さなワルツ』を別格扱いとして、「絶対のお薦め曲」または「聴かなければならない曲」としてピックアップしておく。

曲数は8曲であるが、時間的には長い曲が多いことで、トータル時間も40分を超えていて、たっぷりとクオリティの高いサウンドを聴かせてくれている。また、本アルバムではデイヴ・グルーシンに曲のアレンジを任せていることで、ナベサダ地震は演奏により集中出来ていて、これも本アルバムのクオリティを高いものにしているところでもある。

CM曲としてお馴染みの曲も収録されているだけに、意識しないで耳にしていた曲もあるため、親しみやすく身近に感じられる所もあるアルバムでもあって、更にクオリティも高いというので、じっくりと聴き込んで、彼のプレイを、ニューヨークの一流ジャズ・ミュージシャンたちのセッションを堪能出来るアルバムである。必聴です!

 

モーニング・アイランド

モーニング・アイランド

  • アーティスト: 渡辺貞夫
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1994/06/25
  • メディア: CD

モーニング・アイランド(K2HD/紙ジャケット仕様)

モーニング・アイランド(K2HD/紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 渡辺貞夫,デイヴ・グルーシン,ジェフ・ミロノフ,フランシスコ・センテーノ,スティーヴ・ガッド,ルーベンス・バッシーニ,エリック・ゲイル
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: CD
モーニング・アイランド [XRCD]

モーニング・アイランド [XRCD]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1997/09/22
  • メディア: CD

ALDO NOVA『TWITCH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの3枚目のアルバムである。カナダ・モントリオール出身の彼は本格的なロック路線を突き進んでいたが、本アルバムは肩の力を抜いた軽いロックに変わり、新境地を見せたアルバムである。但し、セールスやチャート成績の方は伸び悩むことになった。(特にチャートインしていない。)

収録曲は以下の全10曲である。『Tonight (Lift Me Up)』『Rumors of You』『Surrender Your Heart』『If Looks Could Kill』『Heartless』『Long Hot Summer』『Fallen Angel』『Stay』『Lay Your Love On Me』『Twitch』。

尚、本アルバムからシングル・カットされた曲は無い。

お薦め曲は『Tonight (Lift Me Up)』『Rumors of You』『Heartless』『Stay』そしてアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Twitch』をピックアップしておく。

ポップ寄りのサウンドになったことで、とても聴きやすいものになり、キャッチーな部分も出ているのだが、その分、どうしてもロックとしては軽いものに感じられてしまい、この辺りが伸び悩んだことになったのは明らかである。

が、ロックと言うよりもポップ寄りの、'80'sらしいキャッチーなサウンドということでは聴きやすいものである。(が、過去2作から彼に求められたものとは方向性が違っているだけに...)まあ、ボーカル・アルバムというように捕らえると、'80'sらしいサウンドでもあるだけに、こういうサウンドも悪くはないとは思いますけど...

 

Twitch

Twitch

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird Records
  • 発売日: 2009/03/10
  • メディア: CD


ゴーカイジャー #36 [特撮]

前回の続きとなるゴーオンジャー編の後編。やっぱりOV作品の後編と言った感じの作品であるが、何かが足りないように感じられてしまう物語でした。複数の敵組織が同時に出るという所は完全にOV作品という所であるが、そうなると戦隊サイドがゴーオンから1人だけと言う所が物足りなさを感じてしまう所となって...

また、マッハルコンの玩具のプロモーション的な内容となることは予想されたことであるが、この点では「やっぱり」ということでした。

殿下が、ガイアークに敵対心を持って、自ら現れて退治しようとしたところや、ゴーカイジャーが現れると、(進言があってのことだが)双方がつぶし合って、ということにするなど、頭に血が上りやすいのに、けっこう頭は使っているのですね。皇帝のボンボン・バカ息子という印象が強いが、しっかりとした参謀がいて、帝王学を学んで冷静に行動できれば、それなりの支配者になれそうなのに、キャラクターとしては面白い所です。

ヒューマンワールドを鎖国バリアで封鎖したということで、戻れないと思ったら、他のワールドを経由したら戻れるというのは、ガイアークもやっぱりオマヌケという所で会って、このノリはやっぱりOVですね。で、何だかんだでマシンワールド経由でヒューマンワールドに戻ってきてしまえば、あとはいつもの通りであるが、赤い海賊船を見たババッチーノが「赤船」と言ったところは上手い言い方でした。

今回のパチモン戦隊は、やっぱりということで、ゴーオンジャーであったが、海賊銀がゴーオン金銀の半々というのは、「ファイブマン」の中盤以降の敵・合身銀河闘士を見ているようで、パチモンのパチモンで、ギャグ要員としか見えず、残念でした。また、「メット・オン」もゴーカイのマスクからということでは、期待外れも甚だしく、三流のパチモンでしか無かったのは残念でした。そのため、パチモン・黒の違和感が薄らいだのも事実でしたが...

今回の物語は、やっぱりOV作品として本編が45分ぐらいのものとして続けてみるべきで、30分枠×2として見るには余りにも不満だらけとなるものでしかなかったですね。前編・後編のそれぞれに、それぞれ見所となる所を入れておかないと...ということで、小ネタなどは面白い(海賊銀のことを「よろい」と呼んだりした所はホームランでしたけど...)が、前後編として放送するには余りにも物足りなさを感じるものであって、残念でした。

 

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↓「合身銀河闘士」はここから登場します。
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ケータイ刑事銭形海8話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形海」の第8話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・事件編」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、クイーンの一人舞台に対して高村さんが色々と突っ込んでいた所から、「ウイスキー」について、「麦茶」について、「煮干し」について、「乾杯」について、そしてこれで芸を見せたことから「ティッシュ」について記します。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/25付です。

ウイスキー」:大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を、麦芽を用いて糖化させ、それを発酵させた後に蒸留した酒の総称である。また、アルコール分が40~50%前後ということで、アルコール分の高い酒でもある。

尚、現在は「ウイスキー」と表記されているが、「ウヰスキー」や「ウ井スキー」という表記も一部で用いられている。また、漢字では「火酒」と表記するが、漢字は表意文字ということを考えると、なるほどという文字である。

歴史は古く、1405年にアイルランドで製造されていたことが文献に記されている。(アイリッシュ・ウイスキーの原点ということも出来る。)また、それから90年ほど後の15世紀末にはスコットランドで製造されていた記録もある。(スコッチ・ウイスキーのルーツということになる。)また、現在ではこれらの記録よりも前から存在していたと考えられていて、起源といつから製造されるようになったのかは不明である。

穀物を原料として、糖分を作り、それを発酵させるという製造方法はビールとも共通する所である。しかし、ビールと異なるのは、発酵させた液体を蒸留する所である。また、蒸留は1度ではなく、数回行うため、これによってアルコール濃度が高く凝縮されることになる。その後、(主に)オーク材を用いて作られた木製の樽に詰めて熟成させる。熟成期間は数年というのが一般的であるが、10年以上寝かすこともある。そして、熟成させたものを樽毎に風味に差が出るため、それらをブレンドし、加水して製品となる。(熟成させるものはアルコール濃度はより高く、40~50%になるように加水して出荷される。)

ウイスキーは産地によって原料が異なることもあって、主にスコットランドの「スコッチ・ウイスキー」、アイルランドの「アイリッシュ・ウイスキー」、アメリカ産の「アメリカン・ウイスキー」、カナダ産の「カナディアン・ウイスキー」が有名である。また、これらに加えて日本産の「ジャパニーズ・ウイスキー」も名前が通っている。

尚、「ケータイ刑事」ではすっかりお馴染みのバーボン(高村さん)は、アメリカン・ウイスキーの一つであって、トウモロコシを原料に作られたウイスキーである。

英語では「Whisky」と「Whiskey」の両方があるが、スコッチ・ウイスキーやカナダ産のものは前者、アイリッシュ・ウイスキーやアメリカ産のものは後者を用いて使い分けられている。また、ドイツ語では「Whiskey」、フランス語、イタリア語、スペイン語では「Whisky」、ポルトガル語では「Uísque」、中国語では「威士忌酒」と言う。

麦茶」:大麦を殻付きのまま炒ったものを茶葉として利用して作ったお茶のことである。「麦湯」という言い方もあるが、主に冷やして飲まれることが一般的になっている。(夏野の見物として定着している。)

香ばしい風味があり、ビタミンB1が豊富、体温を下げたり、血流を改善する効果があることで知られる飲料である。また、緑茶などではカフェインが含まれているが、麦茶にはカフェインが含まれていないため、子供にでも安心して飲ませることが出来る飲料として定着している。

歴史は古く、平安時代には貴族の飲み物として存在しており、身分の高い人の飲料として広く不況する。庶民にも知られるようになるのは江戸時代になってからであるが、浸透するのは明治になってからである。更に、昭和になってから普及していくことになるが、定着するのは戦後、1960年代になって、電気冷蔵庫の普及で、夏に冷やして飲む飲料「麦茶」として知られるようになってからである。(戦前までは「麦湯」とよばれ、暖かい飲料であった。)

一般的には、そのまま飲まれるが、好みによっては砂糖を入れたり塩を入れて飲まれることもある。また、少し濃く麦茶を作り、そこに砂糖と牛乳を入れると、コーヒー牛乳風味の飲み物が出来ることから、ノンカフェインの「コーヒー牛乳」もどきの飲料を作ることも出来る。→昭和40年代にはこのことはけっこう知られていた。現在ではB級グルメの一つと言うことになりますね。

英語では「Barley Tea」、ドイツ語では「Gerstentee」、フランス語では「Thé de l'orge」、イタリア語では「Tè di Orzo」、スペイン語では「Té de la Cebada」、ポルトガル語では「Chá de Cevada」、中国語では「麥茶」と言う。

煮干し」:小魚を煮て干した食品の総称である。主にだし汁を取るために用いられるものであって、カタクチイワシを使ったものが最もポピュラーである。(それ以外では、マイワシ、ウルメイワシ、キビナゴ、アジ、サバ、トビウオなどが使われる。)また、「出汁ジャコ」「いりこ」「じゃこ」などと呼ばれることもある。

尚、魚以外の食材を煮て日干しした食品についても「煮干し」と呼ばれが、その場合はあくまでも「煮干し」と呼ばれ、他の言い方はされないのが普通である。(特に「じゃこ」は漢字で記すと「雑魚」と記すため、魚を使ったものということである。)

英語では「Dried Small Sardines」、ドイツ語では「Getrocknete Kleine Sardinen」、フランス語では「Petites Sardines Séchées」、イタリア語では「Piccole Sardine Asciugate」、スペイン語では「Sardinas Pequeñas Secadas」、ポルトガル語では「Sardinhas Pequenas Secadas」と炒ったが、日本食が世界に広がるに従って、現在では殆どの言語で日本語をローマ字表記とした「Niboshi」という言い方が一般的になっている。また、中国語では「小雜魚乾」と言う。

乾杯」:杯の酒を、指導者の合図に合わせて飲み干すこと、またはその儀礼のことを言う。特に、宴会では、最初に、料理に手を付ける前に。一番最初に行われるのが一般的であって、それから宴会が始まるのが一般的である。尚、慶事の場合では「乾杯」とは言わずに「献杯」と呼ぶのが普通である。

英語、フランス語では「Toast」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Prost」、イタリア語では「Salute」、スペイン語では「Salud」、ポルトガル語では「Torrada」、中国語では「乾杯」と言う。

ティッシュ」:「ティッシュペーパー」の省略した言い方であるが、最近ではこれも普通名詞になりつつある。また「ちり紙」と言う言い方もある。

薄くて柔らかい紙であって、汚れを拭き取るために使用される紙である。扱い上は化粧用品ということになっているが、鼻をかむときに使ったり、身の回りのちょっとした汚れを拭き取るのに用いられる。そのため、化粧用品という認識は薄く、掃除用品と思われているところもある。(トイレットペーパーは便所用に特化したものであって、紙質が悪いが、マルチ用途であって、紙質の良いものがティッシュペーパーと言っても良い。)

尚、「ちり紙」と言うと、鼻をかむためのもの、または汚れ落としのためのものというイメージがあって、「ティッシュ」というと「上質のちり紙」というように認識されているが、特に違いがあるものではない。

現在は、箱に入った「ティッシュペーパー」と、携帯しやすいように、数枚のみが入っている「ポケットティッシュ」と呼ばれるものがある。特にポケットティッシュは街頭や店頭などで販売促進用のために配布されていることも多い。(そのため、(箱入りの)「ティッシュペーパー」は買うものであるが、「ポケットティッシュ」は貰うものという認識が浸透しているところもある。ただ、近年はポケットティッシュも内容量が減り、更に配っていることも以前と比べて減っていますね...)

英語では「Tissue Paper」、ドイツ語では「Taschentuch」、フランス語では「Tissu」、イタリア語では「Tessuto」、スペイン語では「Tejido」、ポルトガル語では「Tecido」、中国語では「手紙」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

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知識ゼロからのシングル・モルト&ウイスキー入門 (幻冬舎実用書―芽がでるシリーズ)

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ウイスキー&シングルモルト完全ガイド

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  • 発売日: 2007/01
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ウイスキー銘酒事典

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  • 作者: 橋口 孝司
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2000/04
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ウイスキーの基礎知識 (食の教科書)

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麦茶 毒出し健康法 (PHP文庫)

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  • 作者: 蓮村 誠
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煮干しの解剖教室 (オリジナル入門シリーズ)

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心を伝える乾杯・献杯・中締めのあいさつ―「いざというとき誰でも使える短いスピーチ」収録

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ALARM『DECLARATION』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの1st.スタジオ・アルバムである。(前年に5曲入りのミニ・アルバムを発表しているので、デビュー・アルバムしは言えない。)結成は1978年で、バンド名を色々と変えながら、1983年にデビューを果たし、そして満を持して発表されたフル・サイズのアルバムである。本国イギリスでは最高位6位を記録し、アメリカでもBillboardで最高位50位を記録するヒットとなった。

収録曲は以下の全12曲である。『Declaration』『Marching On』『Where Were You Hiding When The Storm Broke?』『Third Light』『Sixty-Eight Guns』『We Are The Light』『Shout To The Devil』『Blaze Of Glory』『Tell Me』『The Deceiver』『The Stand (Prophecy)』『Howling Wind』。

この中からシングル・カットされたのは全部で5曲である。1st.シングル(デビュー・シングルではなく、2枚目のシングルになる)の『The Stand (Prophecy)』はイギリスで86位を記録している。2nd.シングルの『Marching On』はチャートインしなかったが、3rd.シングルの『Sixty-Eight Guns』はイギリスで17位、アメリカで106位を記録、4th.シングルの『Where Were You Hiding When The Storm Broke?』はイギリスで22位を記録、5th.シングルの『The Deceiver』はイギリスで51位、アメリカで104位を記録している。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Sixty-Eight Guns』と『Where Were You Hiding When The Storm Broke?』、そして冒頭の『Declaration』と『Marching On』をセットにしてと、『Blaze Of Glory』『Howling Wind』をピックアップしておく。

現在ではオルタナ系のバンドに分類されるが、ニューウェーブ系のスタイルで、サウンドにキレがあって、良い感じのロックを聴かせている。アメリカではブレイクしたとは言えない程度のヒットであったが、本国イギリスでは大ヒットになったことから、万人向きとは言い切れない所もある。また、今一つ目立たないということもあるのだが、ロック・バンドとしてはなかなかのものを持っているバンドである。

彼らは'80's終盤に発表したコンセプト・アルバムが評価されていて、'80'sサウンドを聴く上では外せないアルバムとなっているが、本アルバムはそんな彼らが、活きの良い若さを出しているアルバムでもある。ということで、'80'sサウンドを楽しむ上では、やはりチェックしておきたいアルバムの一つである。

 

Declaration

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

Declaration

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 21st Century UK
  • 発売日: 2002/09/03
  • メディア: CD

「ALL THE PRESIDENT'S MEN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年のアメリカ映画「大統領の陰謀」である。日本での劇場公開は1976年8月であった。ニクソン大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件で活躍した2人の新聞記者の姿を描いた実話を本にした作品である。アカデミー賞も4部門(助演男優、脚色、美術監督・装置、音響の各賞である。また、作品賞など4つの部門は受賞とはならなかった。)受賞した作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は139分、原作はカール・バーンスタインとボブ・ウッドワードの2人、監督はアラン・J・パクラ、脚本はウィリアム・ゴールドマン、撮影はゴードン・ウィリス、音楽はデヴィッド・シャイアである。そして出演は、ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード、ジェイソン・ロバーズ、ジャック・ウォーデン、ハル・ホルブルック、ジェーン・アレクサンダー、ネッド・ビーティ、スティーヴン・コリンズ、メレディス・バクスター、リンゼイ・クローズ、ヴァレリー・カーティン、ポリー・ホリデイ、F・マーレイ・エイブラハム、マーティン・バルサム、ペニー・フラー、ドミニク・チアニーズ、リチャード・ハード、たちである。

事件が起こったのは1972年6月17日だった。ワシントンのウォーターゲート・オフィス・ビルの5階にある民主党全国委員会本部に5人の男たちが侵入した。彼らは、秋の大統領選挙に備えて、必勝を期する民主党のキャンペーンを攪乱するために秘かに雇われた者であった。手抜かり無く決行されるはずだったが、ビルの警備員が見とがめたことで警察に通報されて逮捕された。

ワシントンポストに入社した9ヶ月という記者・ボブ・ウッドワードは事件が起きて7時間後に上司に呼ばれた。また、ベテラン記者のカール・バーンスタインはこの事件に興味を示し、更に調べてみることにした。更に、政府上層部のスポークスマンたちはこの不正侵入行為に非難を集中させる。当初、この事件は、狂信者たちの単独犯によるものであって、リチャード・ニクソン大統領とは全く関係の無いものと思われた。しかし、保釈を認めるかの予審で、政府筋の弁護人が来ていたことで、ウッドワードは何かあると感じた。そして、犯人の1人のジェームズ・W・マッコード・Jr.が、最近CIAを辞めたことを認めた時、ウッドワードはこの事件がホワイト・ハウスが発表している政治狂信者の仕業ではないと感じた。そして、これは国家の自由な選挙制度とプライバシーに対する市民権を破壊しようとする網の目のように張られた巧妙な犯罪の氷山の一角にすぎないことが分かり、ワシントン・ポスト社内では調査を続けるというウッドワードとバーンスタインの主張が認められ、2人は取材を続けていく。壁が余りにも大きかったが、謎の人物・ディープ・スロートの「金を追え」という示唆に従って、ニクソン再選委員会の選挙資金を追求していくと、その裏に隠された陰謀が次第に鮮明になっていく。そして2人が突き止めた暴露記事が全世界に報道されると、ホワイトハウスに大きな衝撃が襲った。ワシントン・ポストは権力からの激しい否認を受けることに成るが、ウッドワードとバーンスタイン、そしてワシントン・ポスト紙の同僚たちはそれに負けず、遂に侵入犯と政府の関連を立証した。そして政府高官たちの犯罪的な裏切り行為と大統領がその陰謀に加担していたことは、国会で真相究明を進める力となったのだった。

ウォーターゲート事件はアメリカ大統領を辞任に追い込んだが、その当時、日本では総理大臣がカランだロッキード事件が明るみに出ていて、日米で国のトップが事件に絡んでいたという衝撃的なニュースが世間を騒がせた。その後、アメリカではそれを史実として映画が製作されたが、日本ではロッキード事件を扱った作品は生まれないですね...(日本では、社会派作品は苦戦することも合って、あまり製作されないですし...)

社会派ドラマということでも、事件の大きさと言うことでも、見ておくべき作品の一つであるが、全くの予備知識がない状態ではなく、少し予習してから見ることにしましょう!

 

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