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毒姫とわたし#29 [ドラマ]

美姫のオトコマエっぷりが感じられる物語でした。やっぱり本作は美姫がエネルギッシュで、グイグイと引っ張って言っているということを感じさせた展開で、実際、そうなっていますね。

小麦に対しては、「どうして恋する女の顔してないねん」と言ったり、哲也のことを忘れていることを感じると「すまん」と素直に謝ったりと、気っぷもよい美姫は本当にオトコマエです。その一方で、小麦が「いじめられている」と言うのに「いじられている、と言うんや」と言うなど、本当に面白い2人です。

倉田と小麦の関係が深まっていく中、三人娘の一人で、小麦に男のことでライバル心を持っていた若子も倉田を狙っていて、小麦と哲也の過去を話すが、「過去は過去」と受け流した倉田。やっぱり、年令から来る落ち着きがあって、若子は撃沈、小麦は倉田と一緒になることを意識し始める。

哲也が天使園にやってきて経理状態を調べていた。みやびは助力をと言うが、哲也には別の考えがあった。哲也は病院移転計画を進めて、その候補地にある天使園の立ち退き・移転を進めようとしていた。また、その計画の裏には、市長が周辺の土地を買い占めていて、病院移転後に打って大儲けをするという計画が進んでいた。

みやびもそのことを知ると、どうしたらいいのかと途方に暮れる。小麦は力になると言うが、美姫は「時の流れ」と言ってあっさりしていた。

が、美姫には美姫の考えがあって動いていた。倉田と会って、情報をある得ていた。(小麦は、美姫が倉田に手を出そうとしていると誤解するところが、恋愛モードに入っていて呆けている所でもありました。)そして、小麦にその情報を見せた。小麦は「週刊誌に」と言ったが、市長選は近づいていると言うこともあって、美姫はそれを阻止するために「選挙に出る」と口にした。

小麦は倉田との恋が中心になっているが、美姫がそんな小麦の恋愛モードとは別の部分でしっかりしていて、小麦の予想しなかった手(選挙に出る)ということを口にしたことで、完全に美姫の独断先行であるとはいうものの、パワフルな所を感じられる。みやびや紗江子には妙案はなかったが、美姫は本当に型破りで凄いですね。→育った天使園を守るためということでは、なんか「キャンディ・キャンディ」のキャンディを思い出しました。

この物語の最初は、小麦が37歳、美姫が24歳と言うことになっていたが、現在は「五年後」ということで、小麦は42歳、美姫は29歳となっている。美姫が言った選挙というのは市長であるので、被選挙権は25歳であるので、古希の設定年令でも立候補は問題無い。ということで、こういうこともあって、ある程度の時間を経過させたということなんでしょうね。

ただ、現時点では、美姫は元人気作家ということだけで、市民運動をしていると言うこともない。このまま立候補しても地盤も金もなく、ベストセラー小説を発表したことのあるタレント候補(モドキ)でしかないことになる。が、それだけに、美姫の今後の動きがどうなるのかは楽しみですね。

ということで、小麦と美姫の両輪の絶妙のバランスが上手く取れていると、本作は本当に面白くなりますね。

 

毒姫とわたし (リンダブックス)

毒姫とわたし (リンダブックス)

  • 作者: 立見 千香
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2011/08
  • メディア: 文庫

毒姫のことば―残酷な世界で生き抜くための77の方法 (リンダブックス)

毒姫のことば―残酷な世界で生き抜くための77の方法 (リンダブックス)

  • 作者: 桜井 美姫
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2011/09
  • メディア: 文庫

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追悼・柳ジョージ『プレミアム・ベスト 柳ジョージ』 [音楽(特撮/邦楽)]

今朝、ラジオから『青い瞳のステラ、1962年夏…』(この曲は本当に良い曲ですね。)が流れてきて、彼の訃報を知ることになった。63歳というと、まだまだという年令である。また、1981年に解散したレイニーウッドを歳生きんでは再結成して、時々活動をしていただけに、残念でならないところである。「和製クラプトン」と言われ、まだ独特のしゃがれ声がブルースを基調としたサウンドにマッチしていて、ブルース・ロックという聴かせるサウンドは味がありました。ご冥福をお祈り致します。

ということで、彼の追悼ということから、ベスト盤を取り上げることにします。(半年ほど前に、彼のベスト盤を取り上げているが、それとは別のベスト盤です。こちらも内容的には充実しているものである。)

表題のアルバムは2009年にリリースされたベスト盤である。主だった曲が一通り収録されているが、ライブ・テイクやシングル・バージョンで収録されている曲があるということで、これはこれで価値のあるものである。また、収録時間も約76分ということで、CDの上限に近い収録時間と言うこと、そして価格のことも比較的安価な方に入ることから、お買い得なベスト盤である。(でも、これが追悼として取り上げることになろうとは...)

収録曲は以下の全16曲である。『「祭ばやしが聞こえる」のテーマ』『微笑の法則~スマイル・オン・ミー~』『青い瞳のステラ、1962年夏…』『さらばミシシッピー』『酔って候 (Live at Budokan)』『雨に泣いてる (Live at Budokan)』『星空の南十字星』『RUNAWAY[悲しき街角]』『ビッグ・カントリー』『真夜中のテレフォン・コール』『コイン ランドリィ ブルース』『For Your Love』『フーチー・クーチー・マン』『明日への風』『Long Time Comin'』『愛しき日々』。

代表的な曲が収録されているので、目新しさという所は無いが、武道館でのライヴ・テイクの2曲は彼の本領が発揮されていて、たっぷりと堪能出来るところでもある。また、全体を通したブルースの香は、グラスを傾けながらじっくりと聴きたくなる曲ばかりであって、大人の世界である。

彼は、味のある大人の鑑賞に堪えうる曲を歌い続けていただけに、彼のような味のあるシンガーが鬼籍に入ってしまったというのは、本当に惜しい所である。(名前だけで内容が伴っていない)「究極のベスト」ではなく、内容のある充実したベスト盤である本作や、充実度の高い「ゴールデン☆ベスト」という内容のあるアルバムをじっくりと聴気ながら、彼の追悼ということにしたいと思います。

 

プレミアム・ベスト 柳ジョージ

プレミアム・ベスト 柳ジョージ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2009/07/22
  • メディア: CD

↓他にも内容のあるベスト盤をいくつか拾っておきます。

ベストセレクション

ベストセレクション

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 1990/12/21
  • メディア: CD

ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2004/06/02
  • メディア: CD

ゴールデン☆ベスト 柳ジョージ&レイニーウッド

ゴールデン☆ベスト 柳ジョージ&レイニーウッド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/12/22
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形海7話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、第7話「ダイエット界のカリスマ来日! ~インストラクター殺人事件」に突入です。初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から、「ダイエット」について、「カリスマ」について、「来日」について、「インストラクター」について記します。尚、「ダイエット」は「・15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/18付です。

ダイエット」:本来の意味は、病気治療や健康増進を目的とした食事療法、またはそのための特別食のことである。しかし現在では、美容や肥満防止のために行う食事の量、質、食材の種類、バランスなどをコントロールする食事制限のこと、若しくはそのための減量法という意味で使われている。(現在ではこちらの意味の方が多くなっている。)そのため、「美容のため」というイメージから「ダイエット=女性のもの」というようなイメージが定着しているが、本来は男女に関係ないものである。

また、そもそもは、糖尿病や肥満症治療のための低カロリーな食事のことを「ダイエット・フード」と言っていたのだが、現在では低カロリーな食事全般を「ダイエット・フード」と言うようになっている。→「言葉は生きもの」であって時代と共に変化していくものである、ということを如実に表している単語の一つでもある。

現在、「減量法」ということになっている「ダイエット」であるが、これには色んな方法がある。(日夜それを実践しているという方も多いでしょうね。)尚、本来の「ダイエット」と言うのは医療分野における治療法のことであり、健康増進が目的である。特に、肥満症治療ということから「痩せる」ということだけに注目されたため、「ダイエット」を行うことで得られる結果=「痩せる」、とされているが、本来の医学的な治療法を無視したようなものまであるので、色々と問題になっている。→「痩せる」だけであれば、何も食べなければよいが、それでは健康を害してしまい、本末転倒である。必要最低限の栄養素を摂取することは最低でも行わなければならないため、「絶食ダイエット」と言うのは正しいものではないということになる。→現代社会では必要悪の一つと言っても良いものかも知れませんね...

但し、絶対的な方法が無く、次から次に新しい「ダイエット方法」と云うものが出てくる。で、実際それがブームとなるが、所詮は「ブーム」であって、(効果がないということが明らかになって)いつの間にか消えているというものが非常に多い。まあ、手を変え品を変え、次々と新たな「ダイエット方法」が生まれ、そして消えていくだけでは、経済的には良いんでしょうが、絶対的な方法は無いということでもありますね。

また、日本語の「ダイエット」は英語の「Diet」から来ているが、この意味は本来の「ダイエット」の意味(病気治療や健康増進を目的とした食事療法、またはそのための特別食)であるため、現在の日本語として定着している「痩せるための食事制限」という意味は無い。→日本語の(痩せるために行われる)「ダイエット」という意味の「ダイエット」と言う言葉は完全に「和製英語」であり、「ナイター」と共に代表的な言葉として知られている。

英語では「Dieting」、ドイツ語では「Diät」、フランス語では「Régime amaigrissant」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Dieta」、中国語では「減肥」という。

カリスマ」:元々はギリシャ語で「神の賜物」という意味であったが、ドイツのマックス・ウェーバーによって、超人間的、非日常的な資質のことを指すようになった。(支配の3類型として、「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」の3つがあるが、これを持つ者が支配する形を「カリスマ的支配」とした。)

カリスマは、本来は個人の生得的資質とされるが、日常化したり永続化されると、世襲カリスマとなって継承されるようになる。(その典型的な例が北朝鮮の指導者・金日成である。)また、カリスマを持つ者が犯した失敗は、カリスマ的信仰に対する裏切りとなるため、そうなるとそのカリスマ信仰は急速に崩壊してしまうこともあり得るものでもある。

英語、ドイツ語では「Charisma」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Charisme」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Carisma」(但し、発音は異なる。)、中国語では「領袖人物的超凡魅力」と言う。

来日」:「らいにち」と読む。日本国籍以外の人が日本にやってくることを言う。また、日本にやってくる目的は関係なく、日本にやってきたら、それは「来日」ということになる。(目的は、観光、仕事、交渉など様々である。)

尚、日本人が外国に行っていて、日本に帰ってくることは「帰国」と言い、「来日」とは言わない。あくまでも「来日する」と言うのは外国人についてである。

英語では「Visit to Japan」、ドイツ語では「Besuch zu Japan」、フランス語では「Visite à Japon」、イタリア語では「Visita a Giappone」、スペイン語では「Visita a Japón」、ポルトガル語では「Visite para o Japão」、中国語では「來日本」と言う。

インストラクター」:指導員のことである。特に特定の技能やスポーツの訓練を行う人のことを指す。但し、指導員と言うことでは「コーチ」と呼ばれる人と同じということになるが、インストラクターになると、指導者になるための特別の教育を受けていて、指導者としての資格を有している人のことを指す。(コーチは、その競技の元選手というのが一般的であるが、特に資格は必要ない。)→サッカーの監督は指導者としての資格を有している必要があるため、インストラクターと言うことが出来るが、プロ野球の監督は特にその必要はない。

特に、スポーツクラブでは「インストラクター」と呼ばれる人が在籍しているが、水泳、エアロビクスはその代表的なスポーツである。(どちらも後任団体があって、養成コースを受け、資格を取得すれば「インストラクター」になれる。)

また、スポーツ以外では、最近ではコンピュータを中心とする情報産業関係で「インストラクター」と呼ばれる職が存在している。(これも資格が必要となるのは変わらない。)

英語では「Instructor」、ドイツ語では「Lehrer」、フランス語では「Instructeur」、イタリア語では「Istruttore」、スペイン語では「Instructor」、ポルトガル語では「Instrutor」、中国語では「教練」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

DVD付き 樫木式カーヴィーダンスで部分やせ!(ヒットムックダイエットカロリーシリーズ)

DVD付き 樫木式カーヴィーダンスで部分やせ!(ヒットムックダイエットカロリーシリーズ)

  • 作者: 樫木裕実
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2011/02/04
  • メディア: ムック

自分が変わる!30日ダイエット手帳

自分が変わる!30日ダイエット手帳

  • 作者: 『栄養と料理』ダイエット手帳制作委員会
  • 出版社/メーカー: 女子栄養大学出版部
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本

満腹ダイエット (プレジデントムック dancyu)

満腹ダイエット (プレジデントムック dancyu)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2009/12/05
  • メディア: 大型本

カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?

カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?

  • 作者: 石井 裕之
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本

カリスマのつくり方 (PHP新書)

カリスマのつくり方 (PHP新書)

  • 作者: 戸矢 学
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/08/19
  • メディア: 新書

カリスマ入門

カリスマ入門

  • 作者: 古屋雄作
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2009/05/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

社内インストラクター入門

社内インストラクター入門

  • 作者: 日本能率協会マネジメントセンター
  • 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
  • 発売日: 2010/01/30
  • メディア: 単行本

パソコン・インストラクター完全マニュアル―コンピュータを教えるすべての人に

パソコン・インストラクター完全マニュアル―コンピュータを教えるすべての人に

  • 作者: ポール クロチーア
  • 出版社/メーカー: 海文堂出版
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本

よくわかるめざせ!ITインストラクター (よくわかるトレーニングテキスト)

よくわかるめざせ!ITインストラクター (よくわかるトレーニングテキスト)

  • 作者: 富士通オフィス機器
  • 出版社/メーカー: FOM出版
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 大型本

あなたもプロ講師になれる―講師・インストラクターのためのチェックリスト

あなたもプロ講師になれる―講師・インストラクターのためのチェックリスト

  • 作者: 佐藤 寛
  • 出版社/メーカー: 鳥影社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本

エアロビクス事典―スポーツコーチとインストラクターのためのAからZ

エアロビクス事典―スポーツコーチとインストラクターのためのAからZ

  • 作者: アン・K. クリンガー
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 1992/08
  • メディア: 単行本

施設でできるかんたん介護予防―スポーツ・インストラクターが教えます (かもがわケアブックス)

施設でできるかんたん介護予防―スポーツ・インストラクターが教えます (かもがわケアブックス)

  • 作者: 斎藤 道雄
  • 出版社/メーカー: かもがわ出版
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 単行本

スポーツ・インストラクターの仕事と資格―夢を夢で終わらせないための (DO BOOKS)

スポーツ・インストラクターの仕事と資格―夢を夢で終わらせないための (DO BOOKS)

  • 作者: 東 潔
  • 出版社/メーカー: 同文舘出版
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本


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ZEBRAHEAD『WASTE OF MIND』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼らのメジャー・デビュー・アルバムである。(インディーズ時代に1枚のアルバムを発表しているので、彼らにとっては2枚目のアルバムと言うことになる。)チャートの上ではBillboardのオルタナティブ・チャートで最高位34位を記録しているが、特に大きなヒットにはなっていないが、彼らにとっては記念すべき1作であるのは言うまでもない。

収録曲は以下の全14曲である。『Check』『Get Back』『The Real Me』『Someday』『Waste Of Mind』『Feel This Way』『Walk Away』『Big Shot』『Swing』『Jag Off』『Time』『Move On』『Fly Daze』『Bootylicious Vinyl』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Get Back』がBillboardのモダン・ロック・チャートで最高位32位を記録しているが、2nd.シングルの『The Real Me』、3rd.シングルの『Feel This Way』、4th.シングルの『Someday』はチャートインをしていない。(BillboardのHot 100にはいずれもチャートインしていない。)また、彼らの1st.シングルである『Check』はインディーズ次代の1st.アルバムにも収録されていて、本アルバムの発表前にシングルとしてリリースされているので、本アルバムからのシングル・カットとは言えないものの、シングルとしてリリースされている曲である。

お薦め曲は、シングル曲である『Get Back』『Check』『Someday』、それ以外からは『Big Shot』と『Move On』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Waste Of Mind』をピックアップしておく。

全体的にはおとなしい印象のする曲が多いのだが、小粒ながらもなかなか良い感じの佳曲が集まったアルバムである。次作で彼らはブレイクすることになるが、そういう予感をさせるところがあるアルバムとなっている。また、彼らをメジャー・レーベルでデビューさせるために11社が争ったということが知られているが、ブレイクすることを予感させるだけのものが十分感じられる内容がある。

チャート成績やセールスの点では、本アルバムに関しては成功したとは言えないが、次作でブレイクすることになり、日本では特に人気が高い(と言うよりも、日本だけで成功していると言った方が適切かも...)彼らであるだけに、やはり聴いておきべきアルバムである。

 

Waste of Mind

Waste of Mind

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1998/10/15
  • メディア: CD

ウェイスト・オブ・マインド

ウェイスト・オブ・マインド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1998/11/21
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その229) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「心理分析」です。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・9話」、「007」からは「ゴールデンアイ」です。

ケータイ刑事」:「・9話」。「最強の心理学者VS銭形舞」という物語。全13話の「銭形舞」であるが、地上波のMBSでの再放送では、何故かこの物語が飛ばされたという物語として知られている1本である。(特に、事件が起こったとか、問題になるような内容ではないだけに、色々と言われている物語でもある。)

大江戸女子大で五代さんが護身術教室の講師として招かれた。それを事件と言ってちゃんに伝えた五代さん。またちゃんは「事件は何処ですか?」と言ってやってきたが、(五代さんが講師という)真相を知ると「な~んだ、事件でも何でもないじゃん。」と冷めていた。

そんな所に悲鳴がして、ちゃんたちは駆けつけた。が、あった死体が消えている、と言う女子大生。で、ちゃんは事件と考えて、大学を閉鎖するように警備員に伝えた。しかし、警備員と入れ替わるようにやってきた男は「ゲシュタルト理論で説明可能だ。」と言って、事件ではなく、女子大生の錯覚だと説明した。男はこの大学の教授で、犯罪心理学界のフロイトと言われる第一人者の古糸慈具月教授であった。

古糸教授は、自分のことを知っていた鑑識の柴田さんに対して「君は半端じゃなく胸の大きな女性が好きなんだね。既に気持ちを抑圧していて他人に服従的だ」と、柴田さんの分析結果を口にする。続いて五代さんには「おしりの大きい女性が好きなんだねぇ。君は非常に受け身的だ。秩序を好んでいるね。それから女性に振り回されるタイプ、気をつけた方がいいよ」と、やはり分析結果を語る。(初対面であるため、見た目の印象から分析しているのだが、2人ともそういうタイプであることを鋭く見抜いていました。)

そして、トリという訳でもないであろうが、ちゃんに対しては「アンパンマンよりバイキンマンが好きなタイプだな」と分析した。これにちゃんは「アンパンマンの方が好きですけど」と言葉を返した。すると古糸教授は「やっぱり非常に反抗的だ。捻くれている」と返し、「気づいていないかも知れないが、君はバイキンマンが好きなタイプなんだよ」と押しつけようとした。するとちゃんは「決めつけないでくださいよ」と言って口を尖らせ、その場を離れてしまった。

更に、古糸教授は、その場にいた女子大生・仲さや香のことを分析しようとしたが、五代さんが割って入り、先ほどの分析結果を受けて。「女性に振り回されるタイプの私は結婚には不向きなんでしょうか?」と尋ねた。すると、現場を監察していたちゃんが「血痕がありました」と言った。五代さんは「結婚はするものなの、あるものではないの」と言ったが、ちゃんは負けずに「だから血の痕があったんです」と返した。で、確かにその場(カーペット)には血痕があったということで、事件はあったと言うことになった。

この後、大学近くの路上で大学の梨田教授の遺体が発見されたという連絡が入り、ちゃんたちは捜査のために現場に向かい、古糸教授も同行した。そして現場では、犯罪心理学の第一人者とは思えないような珍・分析を口にしていた。(死体に刺さっているナイフと被害者の名前(梨田創(なしだ・そう))から、キリングメッセージであって、犯人は結婚を約束されて騙されたラマン(愛人)の仕業だと分析した。→これだ第一人者の分析なんですかね???)

また、仲さや香が梨田教授の愛人ということが分かる。が、殺害は否定した。すると古糸教授は「君は黒髭危機一髪ゲームをやったことがあるかね?」と尋ね、「あるわよ」と言う答えに「何本刺した所で飛び出したと思う?」と尋ねた。「10本」と答えたさや香に、「10本以上刺す人物は物欲が強くて束縛力が強い。で、君は梨田教授の全てが欲しくなった。だから殺した。動機としたら十分だ」と分析して、仲さや香を犯人だと決めつけた。するとさや香は古糸教授にも梨田教授を殺す動機があると返した。(梨田と古糸は次期学部長選挙に立候補していて、対立していた。)

結局、ちゃんが「サッチャー錯視」を利用した犯行で、古糸教授が犯人と見抜き、更に梨田の眼鏡を古糸教授が持っていたことから、梨田になりすましていたことを見抜かれた。で、犯行を認めることになった。

007」:「ゴールデンアイ」。1995年のシリーズ第17作であり、かつ、5代目ボンドのデビュー作である。制作に関しての裁判があったことで、制作が停止していたこともあって、前作から6年ぶりとなったが、このブランクの間に東西冷戦の終結ということで、世情が大きく変わったことで、シリーズの方向も変わることになったが、この変化と、5代目ボンドが新たな人気を得ることになった作品である。

Mは007・ボンドの調査をするために、00要員の心のケアを担当しているスウィート・キャロラインを派遣した。彼女はボンドの分析をすることを命じられていた。ボンドはそんなキャロラインを車(ボンドカーのアストンマーチンDB5)の助手席に乗せて、モナコへ続く曲がりくねった道を飛ばしていた。

キャロラインはボンドがスピードを出して走っていることに怖くなってきて「こんなにとばすことはない」と言うが、ボンドは「とばして悪いか」と言っていた。で、そのままボンドは飛ばして、曲がりくねった下り道を進んでいた。

そんな中、真っ赤なフェラーリーが背後に迫り、クラクションを鳴らした。そしてフェラーリーを運転していた女(=ゼニア・オナトップ)ボンドを挑発するような微笑みを見せて、コーナーをショートカットする形で、あっという間にボンドの車を追い抜いていった。

これに火が付いたボンドは、女の挑戦を受け、ギアをトップに入れて追いかけるためにスピードアップした。道は左右に曲がり狂ったダウンヒルで、アストンマーチンとフェラーリーのレースが始まるが、ボンドの隣に座っているキャロラインは怖くなってきた。ボンドはアクセルを踏み込み、フェラーリーを追いかけ、追いつく。そしてコーナーを利用して抜き返して、再び前に出た。が、フェラーリーもそのまま引き下がらずに、再び追ってきた。そしてボンドの車に再び迫り、横に並ぶ形になろうとする。

そんな2台はコーナーを曲がってきたが、干し草を満載してゆっくりと走ってくトラクターが対向車として死角から突如現れた。これに、避けようとしてボンドの車と反対側にハンドルを切ったフェラーリーは、トラクターを避けたものの、スピンすることになってしまった。しかし、フェラーリーの女はスピンする車を立ち直らせると、再びボンドの車を追いかけた。

一方、ボンドはトラクターをかわすと、更にスピードを上げた。キャロラインは気が気でなく、「止めて!」と叫んだ。そして、「もう分かった」と言ってボンドの分析結果を口にした。「あれが強いんだと自慢したいんでしょう」と言うキャロラインに、ボンドは「エンジン?」と惚けると「エゴよ」とキャロライン。

そんな所に、再び追いついたフェラーリーがクラクションを鳴らした。ボンドは「折角のドライブに心理学か」とうんざり気味に言うが、キャロラインは「能力査定が役目だもの」と、Mから命じられた仕事と言うことを口にした。しかしボンドは「仕事のことは今言わないの」と、キャロラインの言葉を止めた。

再び併走する形となったアストンマーチンとフェラーリーは、ダウンヒルの山道をとばしながら、併走して進んで行く。が、今度は山道を登ってくる自転車競技の集団が道の片側を塞いで止まっていた。一旦前に出たボンドのアストンマーチンだったが、目の前の対向車線から自転車の集団が迫っていることに気づくと、「レディファーストだ」と言って、道をフェラーリーに譲った。

フェラーリはアストンマーチンを追い抜くと、車線を移り、自転車の集団とすれ違い、アストンマーチンはフェラーリーの後塵を拝して自転車の集団とすれ違っていった。自転車の集団は2台の車が猛スピードで通って言ったのを見て、再びペダルニ足を掛けたが、銭湯の男がペダルを踏み外して転倒し、将棋倒しの要領で、全員が転んでしまった。

キャロラインはもう生きた心地がしなくなり、「止めて」から「止めなさい」と命令口調で言った。で、ボンドはサイドブレーキのレバーを引いて、ヘアピンコーナーを回ったところで車を止めた。その場所はモナコ(モンテカルロ)の街並みを一望することが出来る景色のよい場所でもあった。また、車を止めたことで先行するフェラーリーとは完全に分かれることになり、レースは終了となった。

ボンドは「女性の言うことは聴く方なんだ」と言ってキャロラインに囁くと、用意していたシャンパン(ボリンジャー)のボトルを取り出した。するとキャロラインはボンドをより深く分析するように、ボンドの胸に身を預けたのだった。

共通点は主人公(銭形/ボンド)のことを心理分析しているが、それが今一つ意味不明(「ケータイ刑事」では「アンパンマンよりバイキンマンが好きなタイプ」と言い、「007」では「あれが強いんだと自慢したい」)なことを最初に語り、これを受けて主人公が言葉を返すと、「反抗的、捻くれている」(「ケータイ刑事」)/「エゴ」(「007」)と言うように結論づけた言葉を言っているということである。(要するに、主人公に対する分析の一連の進め方が同じと言うことである。)

相違点は、「ケータイ刑事」では殺人事件が起きていて人が死んでいる(殺した)が、「007」ではこの部分では死者は出ていないと言うこと、また「ケータイ刑事」では主人公は結果を軽く聞き流して、相手にしないような行動に出たが、「007」では聞き流した後により深い関係になる行動をしたということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

ゴールデンアイ (アルティメット・エディション) [DVD]

ゴールデンアイ (アルティメット・エディション) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
ゴールデンアイ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

ゴールデンアイ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

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