渡辺貞夫『カリフォルニア・シャワー』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1978年に発表されたアルバムであって、日本でフュージョン・ブームを巻き起こし、彼がその中心的なミュージシャンとなった記念すべきアルバムである。(それまでにも彼は日本のジャズ・シーンをリードするミュージシャンとして、その地位を確立していましたが...)
収録曲は以下の全7曲である。『カリフォルニア・シャワー』『デュオ・クリエイティクス』『デザート・ライド』『セブンス・ハイ』『風の想い出』『ヌゥゴマ・パーティ』『マイ・カントリー』。
お薦め曲は全部である。(余りにも有名な『カリフォルニア・シャワー』は逆の意味で外して置いても、と思ってしまいます。)何せ、参加ミュージシャンがジャズ界をリードする大物が加わっていて、デイブ・グルーシンやリー・リトナー、チャック・レイニー、ハービー・メイソン、パウリーニョ・ダ・コスタ、アーニー・ワッツなどの豪華な顔ぶれであるだけに、捨て曲はなく、外せるような曲は全くないのだから、当然ですね。
フュージョン・ブームを巻き起こし、CMソングにも使われた有名なあの曲は、誰もが耳にしたことがある曲であろうが、全曲をじっくりと聴いたと言うことは意外と少ないでしょう。また、現在でもサビの部分は色んな所で耳にすることも多い曲であるだけに、改めてじっくりと聴いてみるというのも良いことである。で、その曲だけでなく、アルバム全体をじっくりと聴くのも良いものである。リリースから30年以上が経過しているが、福佐は感じられず、現在でも光り輝いている楽曲に満ちているだけに、じっくりと堪能しましょう!
- アーティスト: 渡辺貞夫,リー・リトナー,チャック・レイニー,デイヴ・グルーシン,リービー・メイソン,ポリーニョ・ダ・コスタ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1994/06/25
- メディア: CD
- アーティスト: 渡辺貞夫,デイヴ・グルーシン,リー・リトナー,チャック・レイニー,ハーヴィー・メイソン,ポリーニョ・ダ・コスタ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: CD
AL JARREAU『BREAKING AWAY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表された彼の5枚目のスタジオ・アルバムである。ジャズ・ボーカリストとして知られている彼であるが、この当時はAORのブームに乗ってか、AORと言うことの出来るアルバムを発表していて、ジャズ・ボーカリストとしてではなく、普通のシンガーとしてのセンスの良さを示すことになったアルバムでもある。また、Billboardのジャズ・チャートでは他にもチャート上位にランクインするアルバムがあるが、一般チャートでも上位に顔を出したアルバムであって、チャート成績では彼のキャリアハイになったアルバムである。Billboardのジャズ・チャートとR&Bチャートでは1位を記録し、アルバム・チャートでも9位を記録している。また、イギリスでも最高位60位を記録している。また、1982年のBillboard年間アルバム・チャートでは21位にランクインしている。
収録曲は以下の全9曲である。『Closer To Your Love』『My Old Friend』『We're In This Love Together』『Easy』『Our Love』『Breakin' Away』『Roof Garden』『(Round, Round, Round) Blue Rondo A La Turk』『Teach Me Tonight』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『We're In This Love Together』はBillboardで最高位15位、R&Bチャートでは6位を記録し、イギリスでは最高位55位を記録した。2nd.シングルの『Breakin' Away』はBillboardで最高位43位、R&Bチャートでは25位を記録、3rd.シングルの『Teach Me Tonight』はBillboardで70位、R&Bチャートで51位を記録している。
お薦め曲は、大ヒットを記録した『We're In This Love Together』、アルバム・タイトル・ナンバーでもあってシングル曲でもある『Breakin' Away』、シングル曲の『Teach Me Tonight』、更に『Our Love』と『Roof Garden』をピックアップしておく。
本アルバムは、彼がジャズ畑のホーカリストであることから、ジャズ・ボーカル・アルバムにされているが、内容的にはAORのアルバムと言うことの出来るアルバムである。参加ミュージシャンも、デヴィッド・フォスター、ジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ルカサー、スティーヴ・ガッド、エイブラム・ラボリエル、マイケル・ボディッガーなどが参加していて、ジャズとは繋がらないミュージシャンが参加している。そして、グラミー賞でも最優秀男性ポップ・ボーカル賞を受賞している。(完全にAORである。)
ということで、AORがお好きな方であれば、何の違和感もなく受け入れることの出来るものであって、聴かせる所は聴かせてくれるアルバムである。「ジャズ」ということを忘れて聴くことが出来るものであるので、AORがお好きな方はじっくりと聴いておきましょう!
ゴーカイジャー #35 [特撮]
前後編となるゴーオンジャー編の前編。というよりも「ゴーオンジャー」の事後物語という感じで、TVシリーズの物語というよりはOV作品というような雰囲気の物語でしたね。(作戦の規模を含めて。)が、メンバーではゴーオン赤しか登場しないというのは寂しいところでした。(ゴーオン赤というよりも(若き)大門豊に見えて、ザボーガーを呼んでガンマンワールドに行こうとするのでは?と思ったぐらいでして...)
「生き残りがいた」という展開はよくあるもので、完結した物語の続きを作る場合の常套手段でもある。それだけに、目新しさもなく、旧作の世界観を如何に受け継いでいるのかと言うことが全てとなる。下手に受け継いでいたり、都合よく持ってきていたら、それは存在価値のない駄作に陥ってしまうのだが、今回はそういう所は感じられなかったのはよかった所でした。
一応、炎神のスピードルとベアールが結婚していて、子供もいるという新展開があったことで、ゴーオン・ワールドを拡張しているのは悪くないのだが、そのスピードルとベアールの子供を新しい玩具として売るためのセールス・プロモーションというような展開がモロにでていて、物語としてはテンポの良さがなくて、今一つでした。
今回のパチモン戦隊のバトルフィーバーについては、コサックがスカートになっていなかったのは評価できるところであったが、ミス・アメリカが期待外れで、もう少し活躍するところを見せて貰いたかったところでした。更に、チェンジマンとデカレンジャーについては、可もなく不可もなしというところであって、それだけでした。
展開としては、西部劇ではお馴染みの悪徳保安官、決闘という要素を取り入れていて、定番ネタばかりであったが、何か物足りなさがある展開でした。(やはり絞首刑に掛けられそうになる、という所が欲しかった...)
それにしても、ガイアークの残党がいて、ヒューマンワールドを狙っているというのなら、殿下たちとはライバル関係と言うことになるが、手を結ぶとか、対立するとか、そういう所も伏線として入れておいて貰いたいところであった。まあ、30分枠ではその全てを入れるというのは時間的な制約もあって難しい所があるのは分かりますが...
ということで、今回の物語は30分枠×2というOV作品を2つに分けて放送したという感じで、それなりに面白い要素はあるのだが、それらは全て8掛けという範囲に留まってしまって、物足りなさだけが残った物語と言うことになってしましました。(パチモンのゴーオンジャーがでなかったということも、その一つですね。まあ、来週にということは分かるが、オアズケでは「残念だった」としか言いようがない...)
海賊戦隊ゴーカイジャー ゴーカイマシンシリーズ05 DXエンジンマッハルコン
- 出版社/メーカー: バンダイ
- メディア: おもちゃ&ホビー
ケータイ刑事銭形海7話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第7話「ダイエット界のカリスマ来日! ~インストラクター殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回限りとなります。で、高村さんが口にした「ダフ屋」について、被害者のベリーに関して、心臓のこれがあったと言うことから「持病」について、ベリーの生まれはここと言うことになっていたことから「ニューオーリンズ」について、本当の生まれはここだったことから「徳島」について、ここに通っていたということから「英会話学校」について記します。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/18付です。
「ダフ屋」:各種興行のチケットを転売目的で買い込み、会場近くでチケットを求める人に高値で販売する人のこと、またはその業者のことを言う。この行為は法的に違法行為とされているため、これを行う人、業者は違法行為を行っていることになる。(主に、迷惑防止条例で禁止と定められているので、都道府県によって多少の違いがあるが、条例違反で現行犯逮捕できる犯罪行為である。)尚、販売する方だけでなく、買った方も処罰されることもあり得る。
尚、「ダフ」というのはチケットを意味する「札(ふだ)」の倒語である。
尚、チケットの正規ルート以外での販売ということでは、金券ショップも同様のことを行っていることになるが、金券ショップでは正規の販売価格よりも安価で販売していて、ダフ屋とは見なされない。(ダフ屋は倍価格よりも高く売っていることが一つの条件になる。)
英語では「Ticket Tout」、ドイツ語では「Ticket Wirbt」、フランス語では「Billet Revend」、イタリア語では「Tout di Biglietto」、スペイン語では「Boleto Aclama」、ポルトガル語では「Etiquete Tout」、中国語では「票販子」と言う。
「持病」:全治しにくくて、常に、または慢性的に、長期にわたって患っている病気のことである。また、長期にわたって治らないという意味から転じて、「身についてなかなか抜けない悪い癖」のことを比喩的に「持病」という。(この場合の「持病」は疾病ではないこともある。)
尚、「宿痾(しゅくあ)」と言うこともある。
慢性的になっている病気として多いのが「腰痛」「高血圧」「高脂血症」などである。尚、「風邪」は完治しても何度もひくことがあるが、これはずっと発症している訳ではないので、「慢性的になっている」とは言えないので、持病という言い方には入らない。(子供の時から大人になっても何度も引くのが風邪ですけど...→二度と風邪を引かない、という風邪の治療薬を開発したら、直ちにノーベル賞(生理学・医学賞)を受賞できると昔から言われている。)
英語では「Chronic Disease」、ドイツ語では「Ständige Krankheit」、フランス語では「Maladie Chronique」、イタリア語では「Malattia Cronica」、スペイン語では「Enfermedad Crónica」、ポルトガル語では「Doença Crônica」、中国語では「老毛病」と言う。
「ニューオーリンズ」:英語表記は「New Orleans」。アメリカ・ルイジアナ州南東部のメキシコ湾に通じる位置にある港湾都市であって、ルイジアナ州の最大の都市である。(州都はバトンルージュである。)ルイジアナ州は、元々はフランス領だった地域であり、フランスの影響が多々ある都市でもある。(フランス領ルイジアナの時代では首府が置かれていた。)都市名の「ニューオーリンズ」というのはフランス語では「Nouvelle-Orléans」となって、「新オルレアン」である。(ルイ15世の時代の摂政・オルレアン公フィリップ2世の名前に因んでいる。)
2005年8月にハリケーン・カトリーナによって市街地の8割が水没するという甚大な被害を受けた時に人口が激減して50万人弱が半分以下になった(一時的にバトンルージュの方が人口が上回った。)が、2010年には約34万人まで戻っている。(バトンルージュを抜いて、再び州で最大の都市に戻っている。)尚、都市圏人口は約125万人である。(ハリケーン・カトリーナ以前は約135万人だった。)
経済的にはミシシッピ水運の中心都市であり、ラテンアメリカ諸国の貿易の拠点にもなっている。また、工業としては製油、造船、精糖などが盛んである。文化的には、フランスとスペインの混合文化(クレオール文化)の中心地であって、クレオール文化が育った土地である。(クレオール料理、ケイジャン料理は特に有名になっている。)そして、音楽の世界では、ジャズの発祥地として知られる都市であって、「ニューオーリンズ・ジャズ」、「ディキシーランド・ジャズ」で知られている。そういう文化的な資産があることから、都市としては観光都市としても栄えている。
尚、有名なジャズ・ミュージシャンであるルイ・アームストロングやハリー・コニック・ジュニアなどがニューオーリンズの出身であることが知られている。(この物語に登場したベリー・トランクスのモデルであるビリー・ブランクスはペンシルバニア州の出身であって関係ないため、何でニューオーリンズなんですかね...???→ジャズ・ミュージシャンをネタにしたのならば、ニューオーリンズとするのは分かりますが...)
「徳島」:四国・徳島県の県庁所在地であり、吉野川河口の南岸に位置する都市である。人口は約26万人である。元は徳島藩・蜂須賀氏の城下町であって、江戸時代から栄え、幕末には藍産業の進展によって、産業的にも発展した都市となった。その後、藍産業は衰退していったことで低迷するが、藍産業によって蓄積した富を資本にした金融機関の設立、更に紡績、製紙、電力などの近代産業が発展するようになった。また、「一太郎」で知られるジャストシステム、特殊紙で高いシェアを持つ阿波製紙があり、日本ハム、英会話のイーオン、ジオスの発祥地としても知られている。(この物語では、「英会話学校」云々ということが語られているが、徳島と英会話学校ということを仕込んでいるということは「ケー刑事」らしい仕込みと言うことが出来る。)
地理的には大阪圏との繋がりが強く、淡路島を経由して神戸に、紀伊水道を挟んで和歌山との繋がりが深い。また、テレビやラジオの電波も大阪の電波が届くこともあって、その繋がりは深い。また、農業では近畿地方への出荷も多い。
また、8月のお盆の時に行われる阿波踊りは日本を代表する伝統文化として知られていて、その開催期間には徳島市の人口の5倍を超える人が全国から訪れることで知られている。
「英会話学校」:英語の会話を教えている教室、塾のことである。「英会話教室」という言い方もある。また、「学校」の名前があるが、これは国が定めた学校とは関係なく、塾と同じ学習支援業者が行っているものということになる。(中には個人で経営している所もあります。)
現在は学校での英語の授業も会話を取り入れているが、英語で会話を行うというのは、日常生活では必要なくてもビジネスシーンではその必要性が増えている。また、海外旅行に行くと、多少なりにも英会話が必要になる。ということで、1980年代以降になって需要が増えているものである。(特に、平成になった1990年代以降は教育訓練給付制度の補助の対象にもなった。)
近年では、指導を行うのは英語を母国語とする外人講師というのが当たり前になっているが、教室の方が乱立するようになって、別の問題も生じているのも事実である。
英語では「English Conversation School」、ドイツ語では「Englische Konversationsschule」、フランス語では「École de la Conversation Anglaise」、イタリア語では「Scuola di Conversazione Inglese」、スペイン語では「Escuela de la Conversación Inglesa」、ポルトガル語では「Escola de Conversação Inglesa」、中国語では「英語會話學校」と言う。
ガンボ!―ジャズの生地、ニューオーリンズに万感の思いを込めて
- 作者: 泉 けい
- 出版社/メーカー: テンブックス
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
アメリカ南部―ニューオーリンズ アトランタ メンフィス ナッシュビル ダラス ヒューストン (ワールドガイド―アメリカ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: JTBパブリッシング
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
ニューオーリンズ・ミュージック・ガイドブック (P‐Vine Books)
- 作者: 文屋 章
- 出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ
- 発売日: 2009/05/06
- メディア: 単行本
四国遍路パーフェクトガイド 徳島・高知編 (講談社MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/12
- メディア: ムック
インターネットで英会話学校がやってきた!―グローバルイングリッシュオフィシャル・ガイドブック
- 作者: 杉本 誠
- 出版社/メーカー: 日経BP企画
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本