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ALICE『ALICE Ⅱ』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1973年6月に発表された彼らの2枚目のスタジオ・アルバムである。前作から9ヶ月、次作まで半年というハイペースでアルバムを発表していくことになるが、彼らのサウンドの方向性が定まったアルバムとして知られている。また、オリコンで最高位93位を記録して、彼らのアルバムとしては初めてチャートインを果たしたアルバムとなった。

収録曲は以下の全10曲である。『愛の光』『帰り道』『おまえ』『知らない街で』『白い夏』『誰もいない』『散りゆく花』『そこにいる貴方』『無題』『』。

この中からシングル・カットされたのは『愛の光』である。(B面は『帰り道』であった。)本アルバムの発表の翌月にシングルとしてリリースされているが、チャートインはしていない。

お薦め曲はシングル曲である『愛の光』、更に『帰り道』『知らない街で』『白い夏』『誰もいない』『散りゆく花』『無題』『雪』という所をピックアップしておく。

本アルバムには、彼らのライヴでお馴染みになっている曲がいくつか収録されているが、これは本アルバムが彼らのスタンダードとして、スタイルがここで確立していることを意味している。また、それだけ本アルバムを彼らが大事にしていることでもある。

確かに、ヒットの規模では本アルバムは小さいものであったが、ヒットの規模と内容は比例関係にあるものでもなく、実際、本アルバム高い評価のあるアルバムである。ということで、彼らの音楽を聴く上では重要なアルバムであって、絶対に聴いておかなければならないアルバムである。若さも強く出ている彼らのアルバムでもあって、しっかりと聴いておきたいアルバムである。

 

アリスII

アリスII

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/06/27
  • メディア: CD


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ALICE『ALICE Ⅰ』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1972年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。本アルバムはヒットこそしなかったものの、彼らの優しさに満ちた楽曲が集まっていて、評判の良いアルバムである。(チャート成績と内容は比例しないと言うことを教えてくれるアルバムの一つでもある。)

収録曲は以下の全11曲である。『アリスの飛行船』『冬が終わって』『ティンカベル』『羊飼いの詩』『何も言わずに』『木枯らしの街』『ブラウンおじさん』『ティー・タイム -ナレーション-』『好きじゃないってさ』『移って行く時の流れに』『明日への讃歌』。

この中からシングルトシテリリースされているのは、本アルバムの2ヶ月前にリリースされた『明日への讃歌』である。(チャートインはしていない。)但し、本アルバムに収録されているのはシングル・バージョンと異なるアルバム・バージョンである。

お薦め曲は、本アルバムからは何と言っても『明日への讃歌』である。(お馴染みのシングル・バージョンと異なるという点でも注目である。)そして、『アリスの飛行船』『ティンカベル』『木枯らしの街』という所をピックアップしておく。また、『ティー・タイム -ナレーション-』は彼らのトークも入っているので、そういう所もポイントの高い所として注目である。

本アルバムのサウンドは完全にフォークである。後のヒット曲の数々とは少し毛色が異なっているサウンドであるが、彼らの原点はフォークであって、優しさにあふれたものである。本アルバムはそういう「優しさ」を至る所に感じることが出来るアルバムである。

また、アルバム・タイトルが、グループ名にローマ数字を使っているというのは、アメリカのバンドのCHICAGOのようでもあって、更に一目で何枚目のアルバムなのかと言うことも分かり、合理的でもある。(ただ、アルバムの代表曲が一目で分からないということもありますが...)

本アルバムはヒットしなかったことで、ここに収録されている曲は彼らの曲の中でもマイナー扱いされているが、知られていないのと内容のある曲ということは全く関係無いことである。ここには派手さはないものの、小粒ながらも粒ぞろいの佳曲が集まっている。ということで、じっくり聞くことの出来るアルバムとして、聴き入りましょう!

 

アリスI(紙ジャケット仕様)

アリスI(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/29
  • メディア: CD


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A-HA『SCOUNDREL DAYS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの2nd.アルバムである。彼らは『Take On Me』の世界的ヒットで知られているノルウェー出身のスリー・ピース・バンドであって、'80'sらしいエレクトリック・ロックとヴィジュアル面で知られているバンドである。本アルバムは、前年の大ヒット曲で勢いのある間に製作された2nd.アルバムである。トータルでは前作までは行かなかったものの、一部の国では前作よりもチャート成績やセールスが良かった国もあった。ヒットの規模では前作に及ばないものの、やはり世界的にヒットを記録している。(但し、アメリカは大苦戦した。)チャート成績は、本国・ノルウェーでは前作同様に1位を獲得、イギリスでは2位、(西)ドイツでは4位、日本、オランダ、スイスで6位、フランスで7位、オーストリアで9位、イタリアとスウェーデンで11位を記録したが、アメリカでは最高位74位に留まった。

収録曲は収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、2010年にリリースされた2枚組の「DELUXE EDITION」では、オリジナルの10曲に3曲のボーナス・トラックを追加したDISC 1と、デモ・バージョンやライヴ・テイクなどの18曲を集めたボーナス・ディスクとから構成されたものがリリースされた。オリジナル盤の収録曲は以下の通りである。『Scoundrel Days』『The Swing Of Things』『I've Been Losing You』『October』『Manhattan Skyline』『Cry Wolf』『We're Looking For The Whales』『The Weight Of The Wind』『Maybe, Maybe』『Soft Rains Of April』。(以下はDELUXE EDITIONでのボーナス・トラック)『I've Been Losing You』『Cry Wolf』『Manhattan Skyline』。

ボーナス・ディスクの収録曲は以下の18曲である。『Scoundrel Days(Demo)』『The Swing Of Things(Demo)』『I've Been Losing You(Demo)』『October(Demo)』『Manhattan Skyline(Demo)』『Cry Wolf(Demo)』『We're Looking For The Whales(Demo)』『The Weight Of The Wind(Demo)』『Maybe, Maybe(Demo)』『Soft Rains Of April(Guitar Version)』『Scoundrel Days(Octogon Studios Demo)』『This Alone Is Love』『Days On End』『Train Of Thought(Live)』『I've Been Losing You(Live)』『The Blue Sky(Live)』『We're Looking For The Whales(Live)』『Cry Wolf(Live)』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『I've Been Losing You』はノルウェーで1位、アイルランドで3位、イギリスで8位を記録し、欧州では殆どの国でTOP 20入りを果たしたが、アメリカではチャートインしなかった。2nd.シングルの『Cry Wolf』はノルウェーで2位、アイルランドで4位、イギリスで5位、アメリカで50位を記録した。3rd.シングルの『Maybe, Maybe』は本国でもチャートインせず、4th.シングルの『Manhattan Skyline』はノルウェーで4位、アイルランドで3位、イギリスで13位を記録している。

お薦め曲はヒットを記録しているシングルの『I've Been Losing You』と『Cry Wolf』、アルバム・タイトル・ナンバーの『Scoundrel Days』、そして『We're Looking For The Whales』『Soft Rains Of April』をピックアップしておく。

前作のサウンドそのままではなく、大人になったというサウンドは、彼らの持ち味を殺してしまった所も確かにあるのだが、一皮も二皮も向けた彼らは表現力のアップして、より内容の濃い曲が集まったアルバムとなった。(アメリカではこの変化が受け入れられず、撃沈する格好になったが、欧州では評価されている。)

派手な所がおとなしくなって、随分と丸くなったサウンドになり、シリアスな所も色濃くなった。そして、それらは何と言っても表現力のアップに繋がり、大人の鑑賞に堪えうるアルバムになっている。そのため、じっくりと聴き込んでも疲れることはなくなった。ただ、その分、前作のようなノリを期待していたら、肩すかしを喰らったように感じられて、物足りなさを感じられるかも知れないでしょうが...とは言っても、ポップなところは十分ポップであって、キャッチーなメロディなど、前作に近いノリの所もある。

このサウンドの変化には賛否の両方があったが、表現力が上がり、大人のサウンドになったということで、これはこれで、評価できるところである。(本アルバムの否定派は、彼らを『Take On Me』の一発屋と見なすようになっちゃいましたが...)

 

Scoundrel Days

Scoundrel Days

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros UK
  • 発売日: 2000/03/13
  • メディア: CD

↓DELUXE EDITIONはこちら

Scoundrel Days (2CD Deluxe Edition) (Jewel Case)

Scoundrel Days (2CD Deluxe Edition) (Jewel Case)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner
  • 発売日: 2010/07/12
  • メディア: CD
スカウンドレル・デイズ(デラックス・エディション)

スカウンドレル・デイズ(デラックス・エディション)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/07/21
  • メディア: CD

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ゴーカイジャー #38 [特撮]

「殿下の最期」にかこつけた「玩具の見本市」でしかなかったですね。前回で死亡フラグで立っていたキャラについてはやっぱりだったが、ドゴーミンも余りにもあっけなく倒されてしまい、この点でも残念としか言いようがない。結局、殿下をはじめとする人員整理の回という雰囲気を隠すために、ゴーカイオー絡みで玩具の見本市としてしまっただけでした。しかも、最後の最後でVSシリーズの劇場版(「VSギャバン」)の宣伝まで加わってましたからね...

それを印象強くするのが、パチモン戦隊の登場がなかったことである。そもそも、既にマラソンで言うと35キロ地点に差しかかっているところで、この時点で「ゴーカイジャーの大いなる力」をって、中途半端すぎるとしか言いようがない。(もっと早く出すか、最終決戦を次に控えた所で出すかでしょう...)

カンゼンゴーカイオーについても、余りにもブサイク過ぎるデザインは、ここ数年来の強化ロボのパターンと同じであって、グレートワルズのデザインの方がすっきりしていてスマートだし...

今回の物語は「ゴーカイジャー」の特徴が消えていて、ありふれた普通の戦隊シリーズに成り下がっただけで、「ゴーカイジャー」の物語では最悪でした。

一応、殿下には合掌ということにしておくが、幼稚園バスをジャックするという初期戦隊でお馴染みだった作戦を行わなかったのは(現在の規制を考えればと方の無いところであるが)残念でした...

 

宇宙刑事ギャバン Vol.1 [DVD]

宇宙刑事ギャバン Vol.1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

(中略)

宇宙刑事ギャバン(4) [DVD]

宇宙刑事ギャバン(4) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形海9話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形海」の第9話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・捜査編」の裏ネタ編・増補は今回限りとなります。で、今回名前が出てきた鯨井唐十郎の元ネタである「唐十郎」について、ドラマとしての名前が出てきた「怪談新耳袋」について、そこで使われたものということから「小道具」について、「人形」について、そして新たな鍵となった「ボタン」について記します。尚、「唐十郎」は「・8話[裏ネタ編]」で、「怪談新耳袋」は「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 5」で、「小道具」は「・8話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/6/1付です。

唐十郎」:「から・じゅうろう」。1940年生まれ。俳優、劇作家、演出家、小説家の肩書きを持っている。1963年に劇団・シチュエーションの会の旗揚げに参加する。(翌年に「状況劇場」に名称を変更している。)紅テントが有名であるが、芝居の資金と紅テントの資金を調達しながら活動を続けていき、1967年8月の新宿・花園神社境内での公演「腰巻お仙 -義理人情いろはにほへと篇」が話題を呼んで、状況劇場の活動の方向性が確立することになり、以後、花園神社境内での紅テントの公演を続けていく。しかし、後の上演作品で公序良俗に反するとして、地元商店連合会などから排斥運動が起こって、1968年6月以降は花園神社境内の使用禁止が通告され、花園神社での上演は終了した。そして、1969年の新宿西口事件(東京都の中止命令を無視して新宿西口公園でゲリラ的に紅テントを建て、機動隊に囲まれながら「腰巻お仙・振袖火事の巻」を最後まで上演した。終了後、都市公園法違反容疑で現行犯逮捕されたため「事件」として扱われている。)以後、マスコミに時々取り上げられるようになり、アングラ演劇の旗手として、寺山修司(天井桟敷)、鈴木忠志(早稲田小劇場)、佐藤信(黒テント)たちと共に、アングラ四天王と呼ばれるようになる。その後、状況劇場は1988年の解散まで活動を続け、解散した後に「劇団唐組」を旗揚げした。

劇団活動以外では、1983年に小説「佐川君からの手紙」で芥川賞を受賞し、1997年10月には横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程教授に就任した。(2005年に定年退職している。)2005年には近畿大学文芸学部客員教授に就任した。(2010年1月に近大での最終講義を行ってい、退官した。)

父は映画監督、プロデューサである大鶴日出栄、息子の大鶴義丹(1967年に結婚した女優・李麗仙との間の子供である。尚、李麗仙とは1988年に離婚している。)は俳優として、小説家として活動している。(やはり、父親譲りと言うことなんでしょうね。)

主な作品としては「少女仮面」「吸血姫」「蛇姫様」などがある。映画やテレビドラマへの出演作品もいくつかあるが、活動の中心は舞台である。

怪談新耳袋」:木原浩勝と中山市朗原作の実話を元にした短編怪談集「新耳袋」を原作として、BS-i(当時)で製作、放送された1話5分のショート・オムニバス・ホラー作品である。2003年2月に第1シリーズが放送され、以後、不定期に第5シリーズまでの95話と新シリーズ「百物語」の10話、更に6本の劇場用作品、6本の50分の中編ドラマが製作されている。(劇場版の第1作は8本の短編作品を集めたオムニバス作品(内1つはTVの第3シリーズの中の1本である。)であるが、第2作と第3作は長編作品、第4作は中編2本からなるオムニバス作品、第5&6作はドキュメンタリーの「殴りこみ」の劇場版である。)

尚、全99話の「怪談新耳袋」のDVD-BOXは、TVの第1~第5シリーズの95話と、劇場版第1作の最初の20分の物語ほ5分ずつの4話に分割して加えた全99話である。

原作が「新耳袋」であるが、これは江戸時代に執筆された短編怪談集「耳袋」がベースにある。(当時は「耳嚢」と表記されていた。)「耳嚢」は江戸時代後半(18世紀終盤から19世紀序盤)の人物である根岸九郎左衛門鎭衛(ねぎし・くろうざえもん・やすもり(資料によっては「しずもり」となっているものもある。))が書き記した随筆である。彼は17年間も南町奉行を務めた人物であるが、佐渡奉行の在任中である1785年頃から書き始め、亡くなる直前の1815年までの30年にわたって書き溜めたものである。(ちなみに、彼は1787年に勘定奉行となって江戸に戻り、1798年から南町奉行となって、南町奉行の在職中の1815年に亡くなった。)

「耳嚢」の内容は、彼が奉行職(佐渡、勘定、南町奉行)で接した人たちから聴き集めた怪談や奇譚を記したものである。それを全10巻、各巻100条からなっているということで、全部で1000の短編の物語から成っている。(今風に言い直すと、全10巻で、各巻100話ずつ、合計1000話ということになる。)

「新耳袋」は「耳嚢」のスタイルを踏襲していて、日本各地の怪異体験者に(原作者が)取材に行って、実際に体験した話を聞き、調査を行って記された短編の怪奇話集である。で、全10巻、各巻100話という構成で1990年から出版された。しかし、一夜で100話を読破した読者から多くの怪異が報告されたため、内容は同じであるが、各巻の収録話数を99話に圧縮して、改めて出版されることになった。よって、現在は全10巻、990話である。

映像化された「怪談新耳袋」は、1話5分という短編作品として製作されたシリーズであって、第1から第5シリーズまではBS-i時代に制作されている。その後、BS-TBSに社名が変更後も1話5分の短編作品として全10話の「百物語」が制作された。(「百物語」というのに全10話って、詐欺みたいですが...)

ちなみに、第1シリーズは全20話、BS-iでの本放送は2003年2月、第2シリーズは全20話、2003年8月の放送、第3シリーズは全15話、2004年5月に放送、第4シリーズは全20話、2005年3月に放送、第5シリーズは全20話、2006年7月に放送、「百物語」は全10話、2010年5月に放送されている。

また、TVシリーズでは通し番号となる話数が付けられていて、劇場版の1話を4分割して再構成した99話が「第1話~第99話」となっていて、「第100話」は欠番、「百物語」は101話~110話とされている。

劇場版は、第1作が「怪談新耳袋劇場版」として2004年8月に劇場公開されている。(先に記したように、全8話のオムニバス作品である。)この中の1つの「視線」という物語には、銭形ーズの一人であるちゃん(堀北真希さん)が出演している。劇場版第2作は「怪談新耳袋 幽霊マンション」で、劇場公開は2005年8月。シリーズ初の長編作品であって、主演はちゃんこと黒川芽以さんでした。劇場版第3作は「怪談新耳袋 ノブヒロさん」で、2006年7月に劇場公開された。(主演は内山理名。)長編作品である。第4作の「怪談新耳袋 怪奇」は2010年9月の公開で、主演は真野恵里菜である。(「ツキモノ」と「ノゾミ」という2本の中編作品から成り立っている。)更に、2011年7月に「怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<関東編>」と「怪談新耳袋 殴り込み!劇場版 <沖縄編>」が公開された。

中編の6本はOV作品であって、2007年から2009年まで毎年2本ずつ製作され、DVD発売直前にBS-iで放送されている。(但し、2009年はBS-TBSに社名変更後である。)これらの6本は、それぞれ三次元の方向を表す「左右上下前後」というサブタイトルが付けられている。(但し、「前後」は「まえ」「うしろ」というひらがな表記となっているが、これは「前後」とすると「前編/後編」と混同されることを逃れるためではないかと思われる。)2007年の2本の「左右」の主演はちゃんこと小出早織さん(現在は「早織」に改名している。)、2008年の2本の「上下」の主演はちゃんこと大政絢さん、2009年の2本の「まえ うしろ」の主演は「ケータイ刑事」関係者ではないが、多聞チルドレンの一人である山下リオである。

小道具」:いくつかの意味がある。「細々した道具」のこと、櫛や笄などのような女性が「髪に付ける装飾品」のこと、ツバや目貫などのような「刀剣の付属品」のこと、能の世界で役者が携行出来る程度の小さい道具(扇、太刀、水桶など)のこと、演劇、映画、ドラマの世界で、セットで使用する細々した道具の総称、またはその道具の担当者のことである。

元々は身の回りにある「細々とした道具」のことを指す言葉であったが、次第に意味するものが広がっていった。特に、芝居の世界では大がかりなセットのことを「大道具」と呼び、それ以外の劇で使用するたいていの物を「小道具」と呼ぶようになった。(一応、飲食物のことは「消えもの」、腕時計や携帯電話のように動作する小さな物で身につけるものは「持ち道具」、衣服や帽子などは「衣装」と呼ばれるが、それ以外の物は基本的に「小道具」と呼ばれている。)

英語では「Properties」、ドイツ語では「Kleine Werkzeuge」、フランス語では「Petits outils」、イタリア語では「Piccoli attrezzi」、スペイン語では「Herramientas pequeñas」、ポルトガル語では「Ferramentas pequenas」、中国語では「小道具」と言う。

人形」:人の形を模して作られたものの総称である。但し、古くは「にんぎょう」と読まずに「ひとがた」と読んでいた時期がある。(「ひとがた」と呼ばれていた時は、宗教的な儀式で用いる道具として使用されていた時代であって、古代から中世にかけてである。)中世になると「にんぎょう」と呼ぶようになって、主に愛玩用の玩具となり、独自に発展していくことになった。

以前は、紙、土、木などで人の形を模していたが、愛玩用の玩具になると、紙、土、木に布も使われるようになり、後に、陶器、ビニール、プラスチックなども材料として使われるようになった。

日本では、特に桃の節句、端午の節句の雛人形や武者人形で独自に発展していき、伝統工芸の一つにもなった。また、フランスではフランス人形として、愛玩用として独自の発展をした。それ以外でも、世界各国で、独自の文化と融合して、発展している。

現在では、それらは土産物として、愛玩用のものとは別に発展し、世界各地で、土産物の定番品の一つになっている。

また、人形浄瑠璃、人形劇、腹話術、マリオネットなどは人形を用いた芸能として発展していったものである。

英語では「Doll」、ドイツ語では「Puppe」、フランス語では「Poupée」、イタリア語では「Bambola」、スペイン語では「Muñeca」、ポルトガル語では「Boneca」、中国語では「偶人」と言う。

ボタン」:衣服に使用される「留め具」、押すことで動作をする「スイッチ」という全く異なるものの意味がある。また、カタカナ表記ではなくてひらがなで「ぼたん」と表記すると、猪肉のことを指し、漢字で「牡丹」と記すと ボタン科ボタン属の落葉低木のことを指す。尚、「釦」及び「鈕」という漢字は、衣服用の留め具という意味とと、押しスイッチの両者がある。

この物語の「ボタン」は衣服に使用される留め具のボタンである。(金剛地さんのネタで、ほくろを使ったものは、スイッチとしてのボタンである。)

布同士を留めるためために用いられるものであって、布が重なる部分の一方にこれを取り付け、他方の布には穴を開けておいたり、ループ状にした紐などにくぐらせて留めるものである。そのため、丸い形のものが一般的であるが、それ以外の形のものも、デザインの一環として作られて、使用されている。(デザインの一環と言うことでは、単に衣服の飾りとして使用されていて、布同士を留めるという目的では使われていない「飾りボタン」と呼ばれるものもある。)

材質は、昔は貝殻などを加工したものが好まれて使用されていたが、各種金属、石、ガラス、象牙、動物の骨、などを加工したものも使われるようになり、現在ではプラスチック、合成樹脂製のものも一般的になっている。

英語では「Button」、ドイツ語では「Knopf」、フランス語では「Bouton」、イタリア語では「Bottone」、スペイン語では「Botón」、ポルトガル語では「Botão」、中国語では「按鈕」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
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シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 株式会社いまじん
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完全版 佐川君からの手紙 (河出文庫 か 1-1)

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  • 作者: 唐十郎
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2009/05/30
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唐十郎の劇世界

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  • 作者: 扇田 昭彦
  • 出版社/メーカー: 右文書院
  • 発売日: 2007/01
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耳嚢〈上〉 (岩波文庫)

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  • 作者: 根岸 鎮衛
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1991/01/16
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新耳袋―現代百物語〈第1夜〉 (角川文庫)

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  • 作者: 木原 浩勝
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/06
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怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

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  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • メディア: DVD
怪談新耳袋 百物語 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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怪談新耳袋殴り込み!劇場版<関東編> [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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怪談新耳袋殴り込み!劇場版<沖縄編> [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
怪談新耳袋劇場版 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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怪談新耳袋 怪奇 ツキモノ [DVD]

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季節の小道具―記念日歳時記

季節の小道具―記念日歳時記

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おはなしおばさんの小道具 (シリーズ つくってあそんで)

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紳士の小道具 (Shotor Library)

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吉田式球体関節人形制作技法書

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人形見(ヒトガタミ)―memendolls

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  • 作者: たかはし じゅんいち
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はじめて作る球体関節人形

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ボタンマニア―ボタンを集める、ボタンで作る

ボタンマニア―ボタンを集める、ボタンで作る

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本
手づくりくるみボタンの本―はじめてでもかんたん!

手づくりくるみボタンの本―はじめてでもかんたん!

  • 作者: 田口 由香
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 単行本
ボタン博物館

ボタン博物館

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東方出版
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 大型本
ボタン事典

ボタン事典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文園社
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 単行本

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