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BIG COUNTRY『THE SEER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの3rd.アルバムである。ケルティックでスケールの大きなサウンドを奏でていた彼らであるが、UKではお馴染みのミュージシャンをゲストに招いて製作したのが本アルバムである。チャート成績はイギリスで2位、ニュージーランドで7位、ノルウェーで14位、スイスで15位、スウェーデンで16位を記録しているが、アメリカではBillboardで59位と伸び悩んだ。

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、再発された時に4曲のボーナス・トラックが追加されて全14曲となった、収録曲は以下の通りである。『Look Away』『The Seer』『The Teacher』『I Walk The Hill』『Eiledon』『One Great Thing』『Hold The Heart』『Rememberance Day』『The Red Fox』『The Sailor』。(以下、ボーナス・トラック)『Song Of The South』『Look Away [12" Mix]』『One Great Thing [Disco Mix]』『Giant』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『Look Away』はイギリスで7位を記録して、彼らのシングルでは最高位を記録している。(代表曲の『In A Big Country』はイギリスでは伸び悩んで最高位は17位である。)また、ニュージーランドでは49位を記録した。2nd.しグルの『The Teacher』はイギリスで28位、3rd.シングルの『One Great Thing』は同19位、4th.シングルの『Hold The Heart』は同55位を記録している。(2nd.シングル以降はUK以外ではチャートインしなかった。)

お薦め曲は、シングル曲の『Look Away』、『The Teacher』と『One Great Thing』を、それ以外からはアルバム・タイトル・ナンバーであって、KATE BUSHが参加している『The Seer』と『Rememberance Day』をピックアップしておく。

アメリカや日本では、1983年の『In A Big Country』の大ヒット以外は殆ど忘れられた存在になっているが、本アルバムはUKでは評価が高く、余りにも温度差が激しいアルバムである。アメリカでは無視されるに等しい扱いとなっているが、本国で評価されているだけに、もっと評価されても良いと思うアルバムであるのも事実である。

1st.アルバムと比べると、スケールが大きかった所は小さくなっているものの、バンドとしてこなれてきた所が出てきて、アルバムとしての完成度は十分なレベルに達している。じっくりと聴いて、再評価して欲しいと思うアルバムである。

 

Seer

Seer

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal I.S.
  • 発売日: 1996/03/22
  • メディア: CD

Seer

Seer

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polygram Records
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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「BAD LIEUTENANT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1992年のアメリカ映画「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」である。2009年(日本公開は2010年になった。)にN・ケイジ主演で「バッド・ルーテナント」としてリメイクされたことで知られる作品である。オリジナル版の方はカンヌ映画祭で賛否両論合った問題作としても知られているが、H・カイテルの怪演ぶりだけは共通して、高く評価されている。(実際、インディペンデント・スピリット賞で主演男優賞を受賞している。)

作品データを記しておくと、時間は97分、監督はアベル・フェラーラ、脚本はゾー・ルンド、アベル・フェラーラ、ヴィクター・アルゴ、ポール・カルデロンの4人、撮影はケン・ケルシュ、音楽はジョー・デリアである。そして出演は、ハーヴェイ・カイテル、ゾー・ルンド、フランキー・ソーン、ヴィクター・アルゴ、ポール・カルデロン、レナード・トーマス、ロビン・バロウズ、ヴィンセント・ラレスカ、ポール・ヒップ、ペギー・ゴームリー、エディー・ダニエルズ、ビアンカ・ハンター、たちである。

ニューヨークの警部補のLTは、2人の息子のいる父親であるが、朝はコカインを、夜は愛人の所で酒に浸り、仕事の方も殺人現場で同僚たちと野球博打の話をするような男だった。ある日、尼僧の強姦事件が起こり、犯人逮捕の賞金に5万ドルが懸けられた。LTは病院で被害者の肢体を見たものの、その後、路上で見つけた無免許運転の娘2人を脅して猥褻行為をしていたLTは、翌日、現場の教会に行く。そこでは被害者の尼僧が神父に、犯人は2人の青年であること、また、その2人を許す、と話していたのを耳にした。そんな彼は、賭博で負け、借金もあって組織からも狙われていたことから、懸賞金を手に入れるため、尼僧に近づき、告発することを頼む。しかし、彼女の敬虔さに負けて、自分の弱さと罪を懺悔したのだった。で、LTは犯人の居場所に向かい、銃を突きつけたままバスターミナルに連れて行く。そして2人をバスに乗せて逃がしてやった。その後、彼は銃撃を受け、彼の乗った車は人垣に囲まれていた...

どうしようもない主人公の刑事(現実では、ここまで酷いと懲戒解雇されていて当然でしょうが...)が変わっていくというのは良いとしても、余りにも極端な設定であることが、(笑えない)ギャグに感じてしまうほどであるが、H・書いてるの怪演ぶりだけは印象に残る。「ほれ、見たことか」ということで、ラストの締め方にしても十分納得できる所である。

主人公に共感できない、嫌悪感を感じるのだが、ラストで溜飲を下げられるという所と、H・書いてるの怪演ということで、こういう作品も時には良いものと感じるところである。こういう作品は年に1、2本程度であれば許容できるが、それ以上になるとちょっと、となってしまいまうだけに、見るときに注意が必要となるが、副作用のある薬と考えれば、ありですかね...???

 

バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト 【デジタルリマスター版】 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント
  • メディア: DVD

↓リメイク作はこちら

バッド・ルーテナント [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


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BERLIN『INFORMATION』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼らの1st.アルバムである。彼らというと、1986年のヒット曲『Take My Breath Away』(邦題:愛は吐息のように)があるため、この曲のイメージが強く、バラードを聴かせるグループとして認識されているが、実はそのヒット曲の方が例外であって、シンセサイザーをバリバリと使ったニューウェーブ・バンドである。本アルバムと2nd.アルバムでは、シンセサイザーを中心にした、'80's前半らしいポップなシンセ・サウンドを聴かせている。ただ、本アルバムはこれというようなヒットにはなっていない。(そのため、本アルバムは扱いが悪いのも事実である。)

収録曲は以下の全10曲である。『Mind Control』『Modern Welt』『Overload』『City Lights』『Information』『Talk Talk Video』『Fascination』『A Matter Of Mind』『Middle Class Suicide』『Uncle Sam』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルが『A Matter Of Mind』、2nd.シングルが『Fascination』であるが、'80's初頭のシンセサイザーを中心とした典型的なサウンドである曲であるが、いずれもこれというヒットにはなっていない。

お薦め曲は、シングル曲である『Fascination』と『A Matter Of Mind』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Information』、そして『Mind Control』『Modern Welt』『Middle Class Suicide』をピックアップしておく。

サウンドの方は、シンセサイザーを使ったサウンドの黎明期のものであって、発表から30年の歳月が流れている現在ではかなり陳腐化しているものであるのも事実である。が、まだ完成していない未発達なシンセサイザーが時代を感じさせると共に、荒削りな柄も彼らの将来性を感じさせてくれるところでもある。(実際、2nd.アルバムで片鱗を見せているのですから...)

本アルバムは忘れられた存在になっているが、後の彼らのブレイクすることを考えると、サウンドはブレイクした時のものとは随分と違う印象を受けるのも事実であるが、彼らの原点であるアルバムであるだけに、何とか形を整え貰いたい所である。(一部の曲が、ベスト盤で聴くことが出来るというのは、さびしいですし...)

 

↓本アルバムが無いので、彼らのベスト盤を拾っておきます。

The Best of Berlin 1979-1988

The Best of Berlin 1979-1988

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 1988/11/15
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形海15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形海」の第15話(2nd.2話)「死んでも書きます! ~脚本家・石原武龍殺人事件」の裏ネタ編・増補の4回目となる今回は、これが用いられたことから「睡眠薬」について、そしてこの物語に登場した飲物から「ジュース」について、「サワー」について、「焼酎」について、「牛乳」について、そして「グレープフルーツ」についても記します。尚、「睡眠薬」は「・7話[裏ネタ編]PART 5」で、「ジュース」は「・31話(2nd.18話)[裏ネタ編]PART 11」で、「牛乳」は「・6話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/13付です。

睡眠薬」:「眠り薬」「睡眠導入剤」「眠剤」と呼ぶこともある。それらの総称的に使用される言葉が「催眠薬」である。(但し、一般には「眠り薬」と呼ばれている。)

これらの薬は睡眠を促すための薬であって、服用すると、中枢神経の機能を抑制し、睡眠状態を誘発させ、睡眠に入りやすくする。(「眠り薬」には「麻酔剤」という意味があるが、厳密な意味での「麻酔剤」は、薬物によって人為的に感覚を喪失させる薬であるので、別物になる。(局所麻酔では体の一部分に対して感覚を喪失させるが、全身麻酔だと全身の感覚を喪失させ、更には睡眠状態になり、形の上で睡眠状態に入ることになる。そのため、麻酔剤も眠り薬の一種と見なされることからくる混同である。)

睡眠薬にはベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、バルビツール酸系、シクロピロロン系などの薬があり、この中でもベンゾジアゼピン系の薬は抗不安剤として使用される場合もある。(抗不安剤が睡眠導入剤として使用される場合もある。)尚、副作用としては習慣性のあるものが多く、慢性中毒になると全身倦怠や幻覚などの症状がある。

また、眠りに入りやすい状態にする薬であるが、全ての薬で同じ様な効果がある訳ではない。服用してから睡眠に入るまでの作用時間に違いがあって、それによって即効型と持続型に分類される。また、更に細かく分類すると、超短時間作用型、短時間作用型、短-中時間作用型、中時間作用型、長時間作用型とに分けられる。

超短時間作用型のものには「ハルシオン」や「アモバシ」などの薬があり、短時間作用型には「デパス」「レンドルミン」「ブロバリン」などが、短-中時間作用型には「ラボナ」「リスミー」などが、中時間作用型には「才レース」「ユーロジン」「ドラール」などが、長時間作用型には「ダルメート」「フェノバール」「ソメリン」等がある。(いくつかの薬は、以前に処方されて使用していたことがあります。→一度に2種類の薬を飲んでいたが、こうやってみると、1つは短時間作用型のもので、もう1つは中時間作用型の薬で、その組合せで、早く睡眠状態に入るようにして、更に安定した睡眠を持続させるためという狙いが分かります。))

睡眠薬は一度に大量に服用すると危険があるため、医師が処方する場合でも、薬の使用方法についての注意説明が十分に行われ、薬局で受け取る時にも、再度薬剤師から薬の使用方法についての説明が行われる。早く睡眠に入りたいと思って、処方された量よりも多く服用するのは危険がある。(自己判断で服用量の増減をしないことが重要である。)また、薬局で一般的に販売されている睡眠剤(睡眠導入剤)も同様であって、決められた量の服用を守る必要がある。更に、睡眠薬は基本的には2週間分までしか一度に処方されない。(年末年始、盆休みなどの特別な場合でも3週間分までである。)よって、睡眠薬の処方を受けている場合は、基本的に2週間に一度は医師の診察を受けることになる。

睡眠薬を服用する場合の注意事項としては、アルコールと一緒に服用しないこと、服用後はそのままおとなしくして寝ることである。(アルコールは効果増強の恐れがあり、眠気が誘発されるので「速やかに寝ろ」ということである。)よって、睡眠薬を服用後に車の運転をはじめ、出歩くことは厳禁である。(車の運転は居眠り運転になる可能性が高い。)→処方される場合、医師、薬剤師から説明されます。

また、向精神薬規制されている睡眠導入剤を他人に譲渡、または転売すると、麻薬及び向精神薬取締法によって処罰の対象となる場合がある。何らかの理由で服用せずに余ったからと言って、他人に譲渡、転売すると犯罪になる場合がある。その場合は診察の時に医師に薬が余っていることを告げ、次の処方の際に量の制御をしてもらうのが一番である。また、使用期限が過ぎてしまった場合は、他の薬と同様に廃棄するのが一番であるが、それを拾った人が使うことがないように、潰して廃棄するという注意が必要である。(薬局で、薬剤師にそのように言われた経験があります。)

睡眠障害がある場合は、薬局で睡眠薬(睡眠導入剤)を買い求めるのではなく、睡眠の専門の医療機関の診察を受けることにして、より適切な対処を受けた方が良い。(基本的に、医師の処方箋無しで購入できる(但し、薬剤師の対面販売になる。)「睡眠導入剤」として販売されている薬は、その効果はあるものの、弱いものでしかないので、それほど大きな効果は期待できない。)

英語では「Sleeping Drug」または「Sleeping Pill」、ドイツ語では「Schlaftablette」、フランス語では「Somnifere」、イタリア語では「Sonnifero」、スペイン語では「Somnifero」、ポルトガル語では「Droga Dormente」、中国語では「安眠藥」と言う。

ジュース」:果物や野菜の絞り汁、果汁のこと、またはそれを加工した飲料、若しくはそれに似せて作った飲料のことである。

本来の意味は、果物や野菜を絞った汁のことであるため、「果汁100%」と呼ばれるものだけがこれに該当することになる。実際、日本の法律(JAS法)では「果汁100%」で無ければ「ジュース」という名称を付けて販売することは認められていない。(野菜ジュースの場合、野菜と果汁を混ぜたものについては果汁が50%以上であれば「野菜ミックスジュース」という名称の使用は許可される。)尚、糖類、はちみつ、塩分などの添加は認められており、果汁に濃縮還元を行ったものの使用も認められている。

しかし、法的には「ジュース」としては認められていない「果汁を加工した飲料」(例えば果汁50%、30%、10%などの低果汁飲料のことも、1%程度の低果汁の入った炭酸飲料などの果汁入り飲料のことも「ジュース」と認識されている。更に、果汁を全く使用していない無果汁飲料(特にコーラなどの炭酸飲料)のことも「ジュース」と呼ばれていて、「ソフトドリンク」という言葉と同義語として使用されている傾向がある。(元々は、糖類を加えた清涼飲料水は果汁の混合に関係なく、全てを「ジュース」と呼んで販売されていたという経緯がある。)それを果汁100%のものだけしか「ジュース」という表記が出来なくしたという法律改正が後だったことが問題なのである。→最近はメーカーの努力もあって、「ソフトドリンク」または「清涼飲料」という言い方が浸透するようになっているものの、今だに果汁に関係なく、甘い清涼飲料は「ジュース」と言う認識があるだけに、簡単には変わらないでしょうね。

尚、糖類が入っていない牛乳やお茶(ウーロン茶や緑茶など)、更にはミネラルウォーターについては、流石に「ジュース」と呼ばれることは無いが、カルピスのような甘いものは「ジュース」と呼ばれることがある。それだけに「果汁100%」でなければ「ジュース」と呼んではならないという所を改善すべきであって、「果汁100%」は「ジュース」ではなくて別の言い方にするべきだと思うのですが...

そういえば、関西ではサンガリアが製造販売しているものに「みっくちゅじゅーちゅ」というものがある。これは喫茶店の定番メニューであるミックスジュースを再現したものであって、オレンジ、りんご、バナナ、パイナップル、桃の果汁をブレンドした果汁飲料である。(果汁は20%である。)果汁100%でないため「ジュース」という名前を使って販売することが出来ないため「ミックスジュース」をもじった「みっくちゅじゅーちゅ」とネーミングされたのだが、関西らしい発想である。果汁は20%ということで、ミックスジュース風ということになるが、果汁100%でないため、飲みやすいものでもある。(飲んだことがなければ、一度は飲んでみることをお薦めする。最近ではネットでも買えますし...)

英語では「Juice」、ドイツ語では「Saft」、フランス語では「Jus」、イタリア語では「Succo」、スペイン語では「Jugo」、ポルトガル語では「Suco」、中国語では「果汁」と言う。

サワー」:元々の意味は「酸っぱい飲物」である。ウイスキーやジン、焼酎などの蒸留酒に、レモンなどをハジメとする柑橘系の果汁を混合して酸味を持たせたカクテルのことである。基本的には、ジュースを加えたものであって、甘味料などは加えないのが普通であるが、糖分を整えたものもある。

日本では、居酒屋などで、焼酎に果汁と炭酸ソーダを加えたものを一般的に「サワー」と呼んでいるが、欧米ではサワーにソーダは使用しないのが一般的である。また、果汁ではないカルピスと焼酎、ソーダを混ぜたものを「カルピスサワー」と呼んでいる店舗がある。(→果汁が入っていれば問題無いが、果汁が入っていなければ「サワー」とは言うことは出来ない。→メーカーが「カルピスサワー」と呼んでいるものは果汁も確かに入っているので、問題はないですが...)

代表的なものとしては、レモンサワー、グレープフルーツサワー、オレンジサワーなどがある。また、柑橘系ではないが、梅ジュースを用いた梅サワーも多く結構飲まれている。

英語では「Sour」、ドイツ語では「Sauer」、フランス語では「Aigre」、イタリア語では「Acido」、スペイン語では「Agrio」、ポルトガル語では「Azedo」、中国語では「酸味飲料」と言う。

焼酎」:蒸留酒の一つであって、日本酒製造の際に生じる醪(もろみ)、または酒粕を蒸留して製造した酒である。または、米、麦、粟、黍、稗、玉蜀黍、甘藷、馬鈴薯、糖蜜などを原料として製造されたものを水で薄めたものである。日本で大衆酒として飲まれてきたものである。(酒税法で成立が低くされていたためでもある。)

法的には、連続蒸留したもの(「旧甲類」)と、単式蒸留したもの(「旧乙類」)とに分類され、発芽した穀類を使用していない、白樺の炭などで濾過していない、定められているもの以外を蒸留時に添加しない、アルコール度数が連続蒸留式で36度未満、単式蒸留時で45度以下、というような条件が付いている。

英語をはじめ、殆どの言語で、日本語をローマ字表記とした「Shochu」と言う、また、中国語では「燒酒」と言う。

牛乳」:牛の乳のことである。多くの栄養成分が含まれていることから、古くから人々に広く飲まれている飲料である。(日本では比較的新しいが、世界では、家畜として牛が飼育され始めた頃から利用されていたという資料がある。)また、チーズやバター、ヨーグルトなどの原料にもなり、それぞれ加工されて食用に供されている。

牛乳の成分は平均的に、水分が89%、脂肪3.3%、タンパク質3%、炭水化物4.5%(同じ乳牛であっても、季節によって若干の変動がある。)で、カルシウム、鉄分、カリウム、リン、更にはビタミン各種必須アミノ酸が含まれていることから完全栄養に近いものである。また、消化も良く、食材としては理想的なものの一つである。

日本では、牛乳が広く普及したのは新しく、明治になって北海道で酪農が行われるようになり、それに伴って牛乳が生産されるようになってからである。が、広く普及するようになったのは太平洋戦争後、アメリカからの救援物資として脱脂粉乳が学校給食に導入された後からのことである。(せいぜい半世紀という、比較的新しいものである。)

牛乳は、食品衛生法によって「牛乳」「加工乳」「乳飲料」の3種類に分けられる。「牛乳」は殺菌と均質化を行ったもので、脂肪分が一定値になるように調整したものと、成分無調整の2種類がある。「加工乳」は生乳や脱脂粉乳などなどの還元牛乳を使い、脂肪分を高くしたり(高脂肪乳、濃厚タイプとうわれるもの)、低くしたもの(低脂肪乳、ローファットといわれるもの)等がある。「乳飲料」は主に脱脂粉乳など乳製品を原料とした飲料であり、コーヒーや果汁、または甘味料などを加えたものであり、「牛乳」とは言えないものである。これにはコーヒー牛乳、フルーツ牛乳、糖分分解牛乳などがある。

英語では「牛奶」、ドイツ語では「Milch」、フランス語では「Lait」、イタリア語では「Latte」、スペイン語では「Leche」、ポルトガル語では「Leite」、中国語では「牛奶」と言う。

グレープフルーツ」:ミカン科ザボン類に属する大形の柑橘類である。西インド諸島を原産とするものであるが、元々は東洋を原産とするブンタン(ザボン)を西インド諸島で栽培している時に、突然変異として生まれたものである。(そのため、ザボン類に含まれ、原産地は西インド諸島となっている。)発見されたのは1750年頃とされている。その後、19世紀になってアメリカのフロリダに入り、広く栽培されるようになり、カリフォルニアと共に世界の大生産地となった。

植物としてのグレープフルーツ(の木)は、成木は5m前後から15m程度にまで成長する。また、果実も柑橘類の中では大きく、直径が10~15cm程度になる。特徴としては、黄色の果実が葡萄のように、1つの枝に群がって出来ることから、「ぶどう」の名前が名前に入った。また、果肉は白色の白肉種と、ルビー色をした赤肉種とがある。

食欲増進、動脈硬化や血栓症の予防、癌予防という効能があることで知られている。尚、食欲増進効果ということでは、デザートとして食後に食べるよりも、食前(食事では最初)に食べた方が効果的である。

英語では「Grapefruit」、ドイツ語では「Grapefruit」、フランス語では「Pamplemousse」、イタリア語では「Pompelmo」、スペイン語では「Toronja」、ポルトガル語では「Toronja」、中国語では「葡萄柚」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

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詳しくわかる睡眠薬と精神安定剤 (詳しくわかるシリーズ)

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  • 作者: 福西 勇夫
  • 出版社/メーカー: 法研
  • 発売日: 2003/03
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不眠症と睡眠薬―患者さんの疑問に答えるQ&A

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  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本
あなたに合う睡眠薬と精神安定剤

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  • 作者: 福西 勇夫
  • 出版社/メーカー: 法研
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本
手づくりジュース 353レシピ

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  • 作者: 川野 妙子
  • 出版社/メーカー: 池田書店
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フルーツで野菜で! 生ジュースダイエット (講談社プラスアルファ文庫)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
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フルーツ百科―フレッシュ アンド サワー (料理ハンドブック (10))

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  • 発売日: 1982/06
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フレッシュ&サワードリンク―素材別・症状別体にいいドリンクレシピ

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  • 作者: 小山 律子
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本
知識ゼロからの焼酎入門

知識ゼロからの焼酎入門

  • 作者: 日本酒類研究会
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本
本格焼酎銘酒事典

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  • 作者: 橋口 孝司
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本
乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか

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  • 出版社/メーカー: 径書房
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  • メディア: 単行本
なぜ「牛乳」は体に悪いのか ―医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害 (プレミア健康選書)

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  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

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  • 作者: オノ・ヨーコ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/04/15
  • メディア: 文庫
香りでやせる!グレープフルーツダイエット

香りでやせる!グレープフルーツダイエット

  • 作者: 吉井 友季子
  • 出版社/メーカー: マキノ出版
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

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