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RC SUCCESSION『Baby a Go Go』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1990年9月に発表された彼らの11枚目のオリジナル・アルバムであり、同時に、事実賞の彼らのラスト・アルバムにもなった作品である。前作から2年7ヶ月ぶりであるものの、前作を発表した1988年にはカヴァー・アルバムとライヴ・アルバムをもリリースしているため、2年弱ぶり(1年9ヶ月)となった待望の新譜である。そして、この年の暮れにRCとしての活動を休止することになる。メンバーに関してゴタゴタがあったものの、内容は高く評価されていて、オリコンでも最高位4位を記録する大ヒットになった。

収録曲は以下の全11曲である。『I LIKE YOU』『ヒロイン』『あふれる熱い涙』『June Bride』『うぐいす』『Rock'n Roll Showはもう終わりだ』『冬の寒い夜』『空がまた暗くなる』『Hungry』『忠実な犬(Doggy)』『楽(LARK)』。

この中からシングル・カットされたのは『I LIKE YOU』であって、アルバムよりも3週間ほど先行してのシングル・リリースであった。また、カップリング曲の『忠実な犬(Doggy)』はアルバム・バージョンとは別バージョンである。

お薦め曲は、シングル曲の『I LIKE YOU』、そのカップリング曲で別バージョンである『忠実な犬(Doggy)』、既にお馴染みとなっていた曲である『Rock'n Roll Showはもう終わりだ』、更に『うぐいす』『冬の寒い夜』『楽(LARK)』という所をピックアップしておく。

'70'sを意識した音作りがされているのだが、懐古主義的なものではなく、表現の拘りということで貫かれているものである。そして、その姿勢はアルバムを聴けばよく分かることであるが、完成度の高いアルバムして仕上がることになった。参加しているミュージシャンたちも豪華であるが、その豪華さが空回りすることも時にはあるのだが、本アルバムではそういうことにはならず、良い方に転がっている。

結果的に、彼らのラスト・アルバムとなってしまったが、内容も高く、完成度も高いアルバムであるだけに、じっくりと聴いておきたいアルバムである。それにしても、本アルバムもリリースから20年以上が流れてしまったが、古ぼけたり色褪せたりすることの全く無い傑作である。

 

Baby a Go Go

Baby a Go Go

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: CD

Baby a Go Go(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/07/02
  • メディア: CD

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BOSTON『WALK ON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1994年に発表された彼らの4枚目のアルバムである。前作から8年ぶりということになったアルバムであるが、前作も8年ぶり、次作も8年ぶりになるということで、本当に待たせるバンドである。(1976年の1st.、1978年の2nd.、1986年の3rd.、1994年の本作、2002年の5th.、そして2012年に6枚目のアルバムを10年ぶりにリリースする予定となっている。)8年も間があると、忘れ去られるのだが、それなりにヒットを記録するのは彼らの凄いところである。ただ、1st.アルバムから売り上げ枚数が次第に落ちていて、その神通力も本アルバムまでで、プラチナ・ディスクを獲得するのは本アルバムまでとなっている。チャート成績はBillboardで最高位7位、イギリスでは56位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『I Need Your Love』『Surrender To Me』『Livin' For You』『Walkin' At Night』『Walk On』『Get Organ-ized』『Walk On (Some More)』『What's Your Name』『Magdalene』『We Can Make It』。

この中からシングル・カットされた『I Need Your Love』はBillboardで最高位51位、メインストリーム・ロック・チャートで4位、カナダで17位を記録したものの、大ヒットというレベルに至らなかった。また、2nd.シングルとしては『Walk On  Medley』という形でシングル・カットされたが、メインストリーム・ロック・チャートで14位を記録しただけであった。

お薦め曲は、シングル曲の『I Need Your Love』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Walk On』、そして『Walk On (Some More)』を、更に『Livin' For You』と『Magdalene』をピックアップしておく。

彼ららしい音作りをしていて、前作までの延長線上に位置するサウンドを聴かせてくれているので、以前のアルバムを聴いていれば懐かしさを感じるサウンドでもある。が、前作が'80's後半、その前は'70'sということでは、余りにもご無沙汰しすぎであって、'90'sも中期になってからのアルバムとしては、時代が求めるものとは少し違った方向を向いてしまったのも確かである>(この点で、新たなファンを獲得できなかったのは残念なところであった。)

まあ、'70'sと'80'sの彼らのヒット作を知っている者にとっては、スケールダウンしているものの、あのサウンドを懐かしく聴くことが出来るのて、'80'sファンにとっては宜しいかと...

 

Walk on

Walk on

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 1994/06/07
  • メディア: CD

ウォーク・オン(紙ジャケット仕様)

ウォーク・オン(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ボストン
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/01/28
  • メディア: CD

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ゴーカイジャー #48 [特撮]

バスコと決着を付けるための物語の後編ということで。決着がついた物語。一つの山を通過したということになるが、物語としたら穴だらけであって、こういう物語のお約束で、主人公側に都合が良すぎる展開で、見るところは殆ど無かったですね。(基本的に、予想された通りの展開であって、「意外」と感焦らせるところが無かった。)

そんなボロクソの展開の中でも良かったことが1つだけあった。というのは、バスコのキャラがぶれず、非道の悪役ぶりを最後まで貫いたという所でした。(これがぶれてしまうと、ご都合主義だけの、存在価値の無いゴミ物語に落ちぶれてしまうだけだすし...)

バスコが、操り人形としてゴーカイジャーを使ったところから敗北フラグが立ち、この時点で展開がバレバレ。で、ガレオンに潜入した5人が余りにも都合良く潜入してしまっている。あんなに簡単に船体の一部を壊して突入可能であれば、これまでの砲撃戦で被弾した時、甚大な被害が出ていてもおかしくなく、「運良く」という言葉が出てくるようになると、ご都合主義意外の何者でもないですからね...

また、鳥も、操り・赤が探しに来て出ていったら安心して、再び戻って来て発見されるというのもお約束ですね。

パチモン戦隊のオール赤(5人組)も一応ということで、以後の海賊・赤は主役らしい活躍を見せているのに、重傷だったということが置き去りになってのご都合主義による活躍でしかないし...

結局、今回はバスコのキャラがぶれずに非道の悪役という所を貫いたことがあったからこその物語でした。

まあ、ここまで来ると、最終的に敵を倒していくだけの物語が中心になり、予定調和とご都合主義が大手を振って歩く物語が増えてしまうのは毎度のことなので... それにしても、お祭りムードの要素が1つは欲しいところである。(まあ、次回予告に、懐かしい顔ぶれが何人か出ていたが、おそらくはほぼワンカットに近い登場だけでしょうか、そういうものが本編にも欲しかった...)

 

スーパー戦隊シリーズ 海賊戦隊ゴーカイジャー VOL.7【Blu-ray】

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ケータイ刑事銭形海17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形海」の第17話(2nd.4話)「明日のスターを目指せ! ~芸能プロダクション社長殺人事件」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、劇中に出てきた薬の名前である「亜硝酸エステル」について、「脱法ドラッグ」について、病名として出てきた「狭心症」について、ちゃんが語った「酩酊状態」について、「昏睡」について記します。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/27付です。

亜硝酸エステル」:「亜硝酸」は化学式「NHO2」で記される弱酸であって、溶液中にのみ存在する化学物質である。水中では酸化窒素と硝酸に分解される。

一方、「エステル」とは、有機酸、または無機酸とアルコールから水が取れて出来る化合物の総称である。様々な特徴があって、現在では幅広く利用されている化合物である。

「亜硝酸エステル」は、亜硝酸の中でも幅広く利用されている物質である。主なものとしては亜硝酸エチル、亜硝酸ブチル、亜硝酸イソブチル、亜硝酸イソアミル、亜硝酸イソプロピル、亜硝酸プロピルなどがある。(亜硝酸ブチル、亜硝酸プロピルはジェット燃料に利用されている。)また、この仲間であるニトログリセリンは心臓病(狭心症など)の薬として利用されている。

英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語では「Nitrite」、イタリア語では「Nitrito」、中国語では「亜硝酸エステル」と言う。

脱法ドラッグ」:法律上は違法でないため、法的な取り締まりを受けない薬物の総称である。法律的には違法で無いのだが、違法である麻薬などと同等の降下を持っているため、「合法ドラッグ」という言い方もある。(役所は「違法ドラッグ」、使用者は「遵法ドラッグ」と呼んでいる。)

尚、「脱法」とは、法律に触れないような方法で、実際は法が禁止していることを犯すこと、法の網の目をくぐって悪事を働くことであるため、「脱法ドラッグ」は法律的には違法ではないが、違法である麻薬と同等の効果があるため、悪いことである。(その度に法改正が行われて、違法なものに指定されていくことになる。)

英語では「Evasion of the Law Drug」、ドイツ語では「Ausweichen vor der Gesetzesdroge」、フランス語では「Fuite de la Drogue de la Loi」、イタリア語では「Evasione Della Medicina di Legge」、スペイン語では「Evasión de la Droga de la Ley」、ポルトガル語では「Evasão da Droga de Lei」、中国語では「逃避法律拖」と言う。

狭心症」:心疾患の一つである。冠状動脈の血流が一時的に不足することで、その間、胸に痛みや締め付けられている様な痛みを感じたり、動悸などが起こる症状である。

発作的な症状であれば、まだ対処出来るが、冠状動脈が完全に閉塞してしまった場合には、心筋梗塞となって死に至る可能性が高い症状でもある。

この処方薬として知られているのが亜硝酸薬と呼ばれるものであって、ニトログリセリン、イソソルビドジニトレートはよく知られている。(舌の裏側に入れて溶かすようにすると、数分で収まる。)狭心症の人は、発作が起こった場合に備えて、亜硝酸薬を肌身離さず持っている。

英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガルでは「Angina」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Angine」語、中国語では「心絞痛」と言う。

酩酊状態」:酷く酒に酔った状態のことを言う。血中のアルコール濃度が高い状態である。但し、個人差も大きく、同じ血中アルコール濃度であっても、人によってその時の状態は異なるのが一般的である。

尚、特に問題行動を起こさない場合は「単純酩酊」と言う。他人に絡むようになったり、暴力的になるなど、問題行動をするようになった状態は「複雑酩酊」と言うが、これは人によっても多きく異なる行動をする。更に、その時の記憶が完全に無いような状態になると「病的酩酊」と言うが、この時は全く人が変わったような行動をすることが多いが、後からこの時のを尋ねても記憶に残っていないものとなる。

それ以上の場合は、血中アルコール濃度が高い状態で、昏睡状態、更には急性アルコール中毒で死に至るレベルとなる。

英語では「Drunkenness State」、ドイツ語では「Trunkenheitsstaat」、フランス語では「État de l'ivresse」、イタリア語では「Stato di Ubriachezza」、スペイン語では「Estado de Embriaguez」、ポルトガル語では「Estado de Embriaguez」、中国語では「酩酊状態」と言う。

昏睡」:意識障害の一つであるが、最も重度な状態である。強い刺激を与えても精神的な反応が全く見られない状態であって、死に至る確率の高い危険な状態である。但し、この状態は生存している状態であるため、脊髄反射、筋肉反射は現れる。(これをも喪失すると、死ということになる。)また、呼吸停止の場合もあるが、自発的呼吸は可能な範囲内である。(脳死に至ると、始発敵呼吸は出来なくなる。)

尚、昏睡状態に陥るには、様々な原因があり、その原因に応じて対処方法は大きく異なる。よって、昏睡状態になった人がいる場合は、昏睡状態になった原因を即座に確かめることが重要である。(例えば、外傷的な原因がないか、心筋梗塞、脳の病気などがないかなどを知ることは重要である。→症状によって、寝かせ方も異なったものになる。ただ、気道を確保して蘇生法の対処が出来る様にしておくことは重要となる。)

英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Coma」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Koma」、中国語では「昏睡」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

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亜硝酸剤―基礎と臨床 (1984年)

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非合法ドラッグ教本

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薬物乱用・中毒百科-覚醒剤から咳止めまで

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名医の図解 狭心症・心筋梗塞の最新治療と発作を防ぐ安心読本

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狭心症・心筋梗塞―正しい治療がわかる本 (EBMシリーズ)

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  • 作者: 野々木 宏
  • 出版社/メーカー: 法研
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酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記

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  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/04/23
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昏睡と意識障害

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本

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