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「THE BIG BROADCAST OF 1938」 [映画(洋画)]

表題の作品は1938年のアメリカ映画「100万ドル大放送」である。日本では1938年に劇場公開されている。また、本作は'40年代から'50年代のミュージカル・スターであるB・ホープのデビュー作品でもあるコメディ作品である。

作品データを記しておくと、時間は91分、原作はフレデリック・ハズリット・ブレナン、監督はミッチェル・ライゼン、脚本はハワード・リンゼイ、ラッセル・クラウズの2人、撮影はハリー・フィッシュベック、音楽はラルフ・レインジャー、レオ・ロビンの2人、振り付けはリロイ・プリンツである。そして出演は、ドロシー・ラムーア、W・C・フィールズ、マーシャ・レイ、シャーリー・ロス、リン・オーヴァーマン、ボブ・ホープ、ベン・ブルー、リーフ・エリクソン、ジョージ・バーンズ、パトリシア・ワイルダー、グレース・ブラッドリー、ルーフ・デイヴィス、たちである。

ニューヨークからシェルブールまでという大西洋を横断する船の競争が行われることになり、ジャイガンティック号とコロッサル号が競い合う。ジャイガンティック号にはボブ・ヘイズが発明した沿岸の放送局の電波を利用する特殊な装置が搭載されていたこともあって、人気はこちらに集まっていた。そして、この船の船内放送局アナウンサー・バズは有金の全てを賭けて、その賞金で3人の先妻への慰謝料とし、新しい恋人のドロシーと結婚することを考えていた。しかし、支払いが滞っていたことから先妻たちに訴えられて、警察に拘留されることになってしまった。船がまもなく出発するのに、このままではどうしようも無くなってしまうバズ。が、ドロシーが金を都合してくれたことで、何とか船に乗ることが出来た。一方、ジャイガンティック号の持ち主であるT・F・ベロウズは弟のS・B・ベロウズをコロッサル号に乗りこませて、船の進行を妨害させる手筈を整えていた。S・B・ベロウズが乗った船は、彼によって必ず故障していたという実績(?)もあった。しかし、そんな彼は、こともあろうか、ジャイガンティック号に間違って乗り込んでしまい、妨害工作を始め、ラジオ電力機を壊してしまう。船はコロッサル号に抜かれてしまう。また、船内ではラジオ界の人気者が次々に出場して船客を慰めることになってしまう。ボブはS・B・ベロウズがただ者では無いことを知ったので、まずは機械の修理を始め、更にドロシーと恋に落ちる。バズはそれに嫉妬するが、船中で別れた妻・クレオと会っている内に、夫婦時代の楽しかった日々を思い出していく。船は次第に追い上げていき、到着間近になってコロッサル号に追いつき、最後は寸尺を争い、勝利を得た。バズはクレオと和解して元の鞘に収まることになり、ドロシーもボブと結ばれることになった。

古き良き時代のコメディ作品ということで、ギャグにしてもベタなものが多く、好みが分かれる所である。少なくとも、21世紀になってからのコメディ作品の笑いとは別物である。まあ、古き良き時代の笑いに接してみるのも宜しいかと...但し、見ようとしてもソフトの点で苦労することになる作品ですけれども...

 

↓ビデオです。

100万ドル大放送【字幕版】 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
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Big Broadcast of 1938 [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Universal Studios
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ケータイ刑事銭形舞10話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形舞・裏ネタ編」の再増補は第10話「まぎらわしい! ~警察隠語殺人事件」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から「まぎらわしい」について、「警察」について、「隠語」について記します。尚、「隠語」は「・10話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記した改訂版)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/24、2009/10/5,9,10付です。)

まぎらわしい」:漢字では「紛らわしい」と記す。他とよく似ていて見分けがつかないこと、間違えやすいこと、まぎれやすいことを言う。また、誤解を招きやすいこと、惑わせること、という意味もある。

ただ、古語では「まばゆい」「まぶしい」と言う意味や、「物事が次々と怒ってめまぐるしいさま」「心が取り乱れるさま」という意味もある。(前者は万葉集に、後者は源氏物語に見られる。)

英語では「Confusing」、ドイツ語では「Verwirre」、フランス語では「Confonds」、イタリア語では「Confondendo」、スペイン語では「Confundiendo」、ポルトガル語では「Confundindo」、中国語では「容易混淆」と言う。

警察」:社会の安全と治安を維持するための行政機関であって、国家権力を有する国の機関である。(地方警察は地方機関であって、その職員も地方公務員である。また、外国では大都市では市が管轄している市警察が存在している所もあって、市(=地方)の機関である。しかし、警察の業務は、その地方の安全と治安を維持することであり、見方を変えると国の治安を守っていることにもなる。また、バックには何らかの形で国(国家権力)が付いていることになる。よって、区分上は地方機関であっても、実質的には国の機関である、と言うことが出来るので「国家機関」と言っても差し障りない。)

特に、国の秩序を維持するには、何らかの障害となることが起こる。(犯罪は治安を乱し、秩序を乱す障害ということになる。)で、国の統治権(=権力)に基づいて、その障害を取り除くための行動を強制的に行い、治安を維持することになる。具体的には逮捕して、身柄を拘束するということになる。

但し、日本の法律(警察法)では、国民の生命、身体、財産の保護、犯罪の予防、鎮圧、捜査、被疑者の逮捕、公安の維持を任務とする、と規定されている。(概念的よりもより具体的に記されていると言うことですね。)

尚、日常的に「警察」と言う場合は、「警察署」の省略した言い方として使用されることが多い。(「派出所」(「交番」)という意味の場合を含む。)
ちなみに、「警察」という日本語は、フランス語の「POLICE」(英語と同じ綴りである。)の訳語であって、「警戒査察」と訳した言葉を省略して生まれた言葉とされている。(1872年(=明治5年)から「警察」という言葉が使用されている。)

英語、フランス語では「Police」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Polizei」、イタリア語では「Polizia」、スペイン語では「Policía」、ポルトガル語では「Polícia」、中国語では「警察」と言う。

隠語」:特定の仲間の間だけで通用する特別の言葉、単語のことである。但し、特定の集団の間で通じるということから「専門用語」に似ているが、「専門用語」とはその分野で公式に使用される言葉を指すが、「隠語」は公式な言葉ではないため、「専門用語」とは別物である。

尚、よくある間違いとして「陰語」と書く人がいるが、これは誤字である。(→「韻語」という表記の言葉は存在するが、これは韻を踏んだ文章(詩)という意味であって、「隠語」とは全く別物の言葉である。)

隠語が生まれたのは、その集団においての言葉遊びという一面があるのだが、それ以上に、特定の世界に於いては、部外者に内容が分からないようにするという秘密保持を目的として、一般的に使われている言葉を変えて生まれたものである。こうして生まれた言葉の一つには「方言」があるが、「隠語」の場合は単語(特に名詞)を変えることで暗号的なものとしたものであって、動詞やイントネーションまで変化させる方言よりも変更の範囲ははるかに小さいものである。

この物語でも語られていたが、「警察隠語」も、部外者に理解されないようにするという暗号として生まれたものであって、主に名詞を中心として置き換えられている。(このように、専門家集団が部外者には分からないようにする目的で生まれた隠語というのは、大抵の分野に存在しているものである。)

尚、類義語として「スラング」というものがあるが、これも特定の階層、社会、集団の間だけで通用する言葉であるが、これは暗号的にしたものではなく、俗語、卑語というものである。(「隠語」の一つであるが、「俗語」というニュアンスの方が強くなる。)

隠語の多くは、元になる単語の音節をひっくり返したもの、短縮したもの、またはその両方をしたものが多い。それ以外には、比喩的表現から転じたものというものがある。

ただ、警察隠語に関しては、多くの刑事ドラマなどに出てくることから、元々は警察隠語であるが、現在は一般的な言葉として認識されているものも結構ある。尚、今回の物語に出てこなかった警察隠語としては「マル○(漢字1文字が多い)」というものがあり、「マル暴」などがその例である。(しかし、「マル暴」はもはや一般的な単語になっているという気がします...)

英語では「Secret Language」と言うが、「Cant」または「Slang」という言い方もある。また、ドイツ語では「Geheime Sprache」または「Umgangssprache」、フランス語では「Langue secrèteまたは」「Argot」、イタリア語では「Lingua segreta」または「Gergo」、スペイン語では「Idioma confidencial」または「Jerga」、ポルトガル語では「Idioma secreto」または「Gíria」、中国語では「隱語」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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類語・漢字使い分け辞典―まぎらわしい言葉の違いがわかる! (にちぶん文庫)

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  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1994/10
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まぎらわしい要注意英単語―クイズと例文でスッキリわかる! ミニ辞典 (J新書)

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  • 出版社/メーカー: ジェイ・リサーチ出版
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上級英文法―例外・不規則変化・紛らわしい語法の集中攻撃

上級英文法―例外・不規則変化・紛らわしい語法の集中攻撃

  • 作者: 成田 修司
  • 出版社/メーカー: ベレ出版
  • 発売日: 2007/05
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まぎらわしい!TOEICテストに出る単語・熟語・表現完全攻略

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  • 作者: 赤井田 拓弥
  • 出版社/メーカー: スリーエーネットワーク
  • 発売日: 2008/07
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日本の警察解体新書

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  • 作者: 日本警察組織研究会
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警察のしくみ (図解雑学)

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  • 作者: 北芝 健
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隠語の民俗学---差別とアイデンティティ

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隠語大辞典

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  • 出版社/メーカー: 皓星社
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捜査・公判のための実務用語・略語・隠語辞典

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  • 作者: 城 裕一郎
  • 出版社/メーカー: 立花書房
  • 発売日: 2011/09/01
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隠語辞典

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 1956/08
  • メディア: 単行本

BOY GEORGE『SOLD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。言うまでもなく彼は、'80's初頭の第二次ブリティッシュ・インヴェージョン中心的なグループの一つのCULTURE CLUBのリードボーカルであり、かつ、顔であったが、1986年にドラッグの所持で逮捕されて、バンドは解散することになり、ソロに転向したというアルバムである。(その後も何かとトラブルを起こしている彼であるが、今になってみると、良くも悪くもトラブルメーカーであって、C. CLUBも彼によって支えられ、彼によって解散と言うことになっちゃいましたね...)尚、本アルバムは、まだC. CLUBの人気も残っていたこともあってか、本国イギリスでは29位を記録し、イタリアでは5位、ノルウェーとスイスでは15位、スウェーデンでは18位を記録している。ただ、アメリカでは最高位145位というように惨敗だった。

収録曲は以下の全11曲である。『Sold』『I Asked For Love』『Keep Me In Mind』『Everything I Own』『Freedom』『Just Ain't Enough』『Where Are You Now』『Little Ghost』『Next Time』『We've Got The Right』『To Be Reborn』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『Everything I Own』はイギリスをはじめ、アイルランド、イタリア、ノルウェーで1位を獲得し、(西)ドイツとオランダでは4位、スイスで8位、フランスで11位を記録している。2nd.シングルの『Keep Me In Mind』はイタリアで3位、イギリスで29位を記録している。3rd.シングルの『Sold』はイタリアで4位、アイルランドで8位、イギリスで24位を記録、4th.シングルの『To Be Reborn』はアイルランドで8位、イタリアで13位、イギリスで13位を記録している。(全体的に、イタリアが絶好調であったが、アメリカでは鳴かず飛ばずで、1曲もチャートインしなかった。)

お薦め曲は、結果的に一発屋によくあるような形の1st.シングルの大ヒット曲となった『Everything I Own』と、それなりのヒットを記録した『I Asked For Love』と『To Be Reborn』、アルバム・タイトル・ナンバーでもあるヒット・シングルの『Sold』、そして『Freedom』をピックアップしておく。

サウンドの方はC. CLUBの延長線上にあるものであって、聴きやすいポップなものである。C. CLUBを聴いていた方であれば、何の抵抗感も無く受け入れられるものである。

アメリカでは全く受け入れられなかったものの、欧州では十分大きなヒットになっていることから、出来の方は悪くは無いのだが、アメリカの好みの変化にまで対応していなかったということですね。まあ、'80'sのUKサウンドを聴く方であれば、聴いておきたい所である。

 

Sold

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 2004/04/27
  • メディア: CD

ソールド

ソールド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/06/30
  • メディア: CD

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その245) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「変わった贈り物」です。で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・15話」「・1st.10話」「・2nd.10話」の3本を、「007」からは「黄金銃を持つ男」です。

ケータイ刑事」:「・15話」。「五代刑事、人生最悪のバースデー ~なぞなぞ爆弾事件」という物語。ちゃんと五代さんとが「相棒」としての絆を確立することになった物語である。

その日は五代さんの誕生日だった。警視庁に五代さんの殺人予告状が届き、ちゃんは警視庁へ。が、五代さんは「今日中に必ずお前を殺す」と書かれてあった殺人予告状を全く気にしていなかった。ちゃんは色々と心配するが、五代さんはそれは悪戯と決めつけていたのだった。また、捜査一課の他の人たちも五代さんと同じように考えていたため、深く考えていなかった。しかし、ちゃんは「今日一日、私は五代さんの護衛をします」と宣言した。(但し、五代さんはそれを迷惑がっていた。)

そんな所に、五代さん宛てに荷物が届いた。ルームランナーということで、五代さんはそれはちゃんからの誕生日プレゼントと解釈して、直ぐにルームランナーの上で走り出した。しかし、ちゃんは、自分が送ったのではない、と言い、荷物に同封されていた手紙に気づいて目を通した。

手紙には、そのルームランナーは爆弾が仕掛けられていて、走り出すと、速度が時速7キロ以下になると爆発する、というものだった。ちゃんが声を出して読む「爆発する」と言う言葉で、同僚たちはあっという間に退散してしまい、ちゃんとルームランナーの上で走っている五代さんの2人となり、柴田さんが爆弾の解体作業を始めた。しかし、爆弾を見ると、「半径50m以内は木っ端みじんに吹っ飛ぶねぇ」と告げると「避難」と言って逃げてしまい、完全にちゃんと五代さんの2人きりとなった。

爆弾の配線の色から五代さんは、それが誰の仕業かに気づき、ちゃんはメッセージ・カードの続きを読み、犯人からの要求(なぞなぞを出題するから答えの場所に相棒を行かせ、3問に正解してゴールに到着したら、爆弾解除のための切る線を教える、という内容。)を知る。そして、そこにある最初のなぞなぞの答えの場所にちゃんは向かった。

最終的に、ちゃんはなぞなぞをクリアするが、ゴールでは爆弾犯人の鴨志田の死体があっただけだった。が、そこから新たな手掛かりを掴み、五代さんを狙った真犯人を見抜き、逮捕する。が、真犯人は爆弾解除のための切る線の色を知らなかった。

五代さんはへばってして、いつ、時速7キロ以下になってもおかしくない状態だった。ちゃんは、白か黒か、1/2の確率ということから意を決し、五代さんに確認してから線を切り、無事に爆弾は停止した。(占いサイトの「本日のラッキーカラー」にあった白を選んだのでした。)

ケータイ刑事」:「・1st.10話」。「爆弾魔からの挑戦状 ~手錠は爆弾を結ぶ」。アイデアとしては「・10話」を変形させたものであるが、一筋縄に行かない「銭形泪」らしく、柴田太郎さんの過去の一部が明らかになったことから、シリーズの中でも人気の1本である。

「警視庁クイズ王決定戦」に出場するという五代さんに、泪ちゃんはパートナーなると言うが、それを断られる。で、必殺の嘘泣きでそれを認めさせた。そんなちゃんは部屋のテーブルに置いてあったリボンの付いた箱を発見し、それがホワイトデーのお返しとしての五代さんから自分へのプレゼントだと勝手に判断した。しかし、五代さんは、柴田太郎さん宛の荷物を代わりに受け取って預かっていたことを告げる。ちゃんは、箱が綺麗な包み紙にくるまれていたことから興味を持ち、女性からのプレゼントだと口にする。で、五代さんが箱を開けてしまった。

中から出てきたのはピンク色をした小箱に2つの手錠が繋がったもので、現在、女子高生の間で流行っている「開運手錠」というものだった。(手に入れるのに3ヶ月待ちという人気商品で、手錠を掛けたその人の運を知ることが出来るというものということである。)五代さんはすっかり興味を失ってしまったが、ちゃんが「試してみましょう」と言って、手錠の1つを開き、自分の左腕にはめ、もう一方をの手錠を五代さんの右腕にはめてしまった。そしてスタートボタンを押した。

が、占いがでるのではなく、2時間のカウントダウンが始まった。そんな所に柴田さんがやってきて、荷物を受け取ろうとして尋ねる。が、既に開封されたことを知る。特に怒ることもなく、箱に同封されていたメッセージカードに気づき、差出人が「名無権兵衛」と知る。また、ちゃんは箱の蓋に付いていたメッセージカードに気づき、それに目を通し、これが爆弾ということを知った。

結局、クイズが出題されて、2時間以内にその場所に辿り着けば爆弾を解除するということで、ちゃんたちはクイズに挑んでいく。また、柴田さんがかつてクイズ王であったことを知ることになる。で、3問を解いて辿り着いた場所には、爆弾を作った男の死体があり、そこにあった手掛かりから真犯人を突き止める。しかし、真犯人は爆弾の解除方法を知らず、最後はちゃんが意を決して3本のリード線の内「白」のリード線を切って爆弾は止まった。(本日がホワイトテーだったこと、爆弾を作った男は白い服を着ていたことなどから「白」を選んだ。)

ケータイ刑事」:「・2nd.10話」。「BS初のサイレント! ~パントマイム爆弾事件」。サイレント映画を意識した物語であって、この物語には台詞は無く、全てサイレント映画風に字幕が出るという演出が行われた物語である。また、展開は「・15話」を元にしたものであって、その変形である。

鑑識・柴田束志さんの誕生日と言うことで、ケーキを用意して祝っていたちゃんと五代さん。(ロウソクは28本だったが、もっと年上に見えるのですが...)で、喜んでいた柴田さん。

そんな所に、荷物が届けられ、柴田さんへの贈り物ということだった。それはエアロバイクであって、送り主は「柴田束志を愛する会」であった。柴田さんは早速それにまたがって漕ぎ始めた。ちゃんは贈り物に添えられていたメッセージカードに気づき、それに目を通し、表情が変わり、五代さんを呼び、それが爆弾と言うことを告げた。時速20キロ以下になると爆発するということで、柴田さんにそのことを伝えた。

更に、メッセージカードの続きには、「お友達がボクと勝負をして、勝ったら止め方を教えてあげるよ」ということで、多聞館に来るように記されてあった。で、ちゃんと五代さんは多聞館に向かい、柴田さんは泣きそうな表情となって頑張ってエアロバイクをこぎ続ける。

多聞館では、ちゃんたちとの勝負で、パントマイム、二人羽織、リンボーダンスの勝負が行われ、全てちゃんたちが勝ち、3枚のメモを手に入れた。そして、そこから「下北沢バベルの塔」ということに気づき、現地へ。

そこにも爆弾が仕掛けられていて、ちゃんは閉じ込められてしまう。一方、エアロバイクをこぎ続けていた柴田さんはバテバテになって、遂に時速20キロを割ってしまったが、爆弾は爆発せず、それは単なる虚仮威しだった。犯人は柴田さんを山車にしてちゃんを狙ったものであった。柴田さんも捜査に加わり、犯人がシャープ兄弟と突き止めるが、逃げられてしまう。

結局、下北沢バベルの塔で五代さんたちに色んなことをさせるシャープ兄弟だったが、爆発寸前にギブアップしてしまい、残り1秒で爆弾解除に成功する。再び逃げたシャープ兄弟も、ちゃんが逮捕して、事件は解決した。

007」:「黄金銃を持つ男」。1974年のシリーズ第9作であって、3代目ボンドの第2作である。東洋が舞台になる作品は多くないが、本作は「007は二度死ぬ」に続いて、東洋を舞台としたシリーズでは2作目ということになる。但し、「007は二度死ぬ」の時よりはましになったものの、東洋に対する西洋のイメージというものがあって、とんでもない設定が登場している所もありますが...

MI-6に送られてきたのは黄金の銃弾であって、そこに「007」という名前が刻まれていた。黄金の銃弾を使用するのは、殺し屋のスカラマンガであって、MI-6は、スカラマンガがボンドを狙っていると考えた。一方、ボンドは、別の任務を担当していたが、その任務を離れ、スカラマンガが自分の元に来るよりも先に、自ら出向いていくことを決意した。

で、どこに居るのか分からないスカラマンガに対して、ボンドは、黄金の銃弾を手掛かりにして情報を掴み、更に、銃弾はマカオで作られたことを掴み、マカオに入った。更に、スカラマンガに届けることになっていた銃弾を渡す段階で、ボンドはそれを取りに来たアンドレア・アンダースをマークして、スカラマンガの居場所を知ることになる。

しかし、ボンドは、スカラマンガはボンドを狙っていないことに気づき、また、スカラマンガの愛人のアンドレアが、スカラマンガから解放されて自由になりたいということで、ボンドに助けを求めるというメッセージと共に黄金の銃弾を送ったことを告白し、スカラマンガの暗殺をボンドに頼んだ。

ボンドは、スカラマンガの狙いが太陽エネルギー変換装置の核となるソレックス・アジテーターということを掴み、それと引き替えと言うことでアンドレアの依頼に応じることにした。

しかし、スカラマンガはアンドレアの裏切りに気づき、アンドレアを殺してしまった。そして、アンドレアと接触しようとしたボンドの前に姿を現した。

共通点は、プレゼントとしてはとんでもないものが贈られているということ(「ケータイ刑事」では「爆弾付き」であるので、「とんでもないもの」ということになる。)、そして、それによって主人公(銭形/ボンド)はあちこちを駆け回ることになり、事件に取り組んでいくことになったという所である。また、その贈り物を届けた背後には、送り主には全く別の意図があったということも共通している。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では(3件ともが)主役の銭形、またはその仲間がターゲットとして狙われたが、「007」では主役のボンドはターゲットではなかったということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

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