SSブログ

BRONSKI BEAT『TRUTHDARE DOUBLEDARE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの2nd.アルバムである。'80'sのシンセサイザーを使ったダンス・ミュージックのスタイルが完全に確立した'80's中期にいくつかのヒットを放っている彼らが1年半ぶりに発表したアルバムである。前作には及ばなかったものの、それでも本国イギリスでは最高位18位を記録し、スイスでは9位、アメリカでは147位を記録している。

収録曲は全10曲であったが、現在では3曲のボーナス・トラックが追加されて全13曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Hit That Perfect Beat』『Truthdare Doubledare』『C'mon! C'mon!』『Punishment For Love』『We Know How It Feels』『This Heart』『Do It』『Dr. John』『In My Dreams』『What Are You Going to Do About It』。(以下、ボーナス・トラック)『C'mon C'mon (12" version)』『Hit That Perfect Beat (12" version)』『I Gave You Everything』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であるが、いずれもがアルバムよりも先行してのシングル曲であるため、シングル曲をアルバムに収録したと言った方が適当かも... 1st.シングルの『Hit That Perfect Beat』は英、豪で3位、アイルランドで5位、イタリアで9位を記録するというように、欧州では大きなヒットになった。2nd.シングルの『C'mon! C'mon!』はアイルランドで9位、イギリスで20位を記録している。尚、2曲ともアメリカではチャートインをすることはなかった。

お薦め曲は、シングル曲の『Hit That Perfect Beat』と『C'mon! C'mon!』、更に『Punishment For Love』と『In My Dreams』をピックアップしておく。

「ユーロビート」と呼ばれるダンス・ミュージックにも属するシンセサイザーを中心とした軽快なテンポの楽曲ということで、とても聴きやすいものばかりが集まっているアルバムである。ただ、前作の時にあった、荒削りで未完成な雰囲気を残しつつも完成しているというような部分は無くなり、小さく纏まってしまっている。(換言すると、バンドとして成熟したということである。)また、派手な部分も今一つのように感じられてしまい、それなりの出来に纏まってしまったのが残念なところであった。

とは言っても、この後にユーロビートはよれ大きなブームとなって'80's終盤から'90's初頭のダンスミュージックを牽引することになるだけに、そういう音楽を聴く方は、しっかりと抑えておきたい所であって、聴いておくべきアルバムの1つである。

 

Truthdare Doubledare

Truthdare Doubledare

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polygram Int'l
  • 発売日: 1998/06/30
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

「THE BIG BUS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年のアメリカ映画「弾丸特急ジェット・バス」である。(なんか、最近流行りの浴槽のジェット・バスの一つのような名前に感じられてしまう...)日本での劇場公開は1976年12月であった。'70'sに流行したパニック映画と、いつの時代にもあるコメディ映画とをミックスさせた奇想天外なパニック・アクション・コメディ作品である。

作品データを記しておくと、時間は88分、監督はジェームズ・フローリー、脚本はフレッド・フリーマンとローレンス・J・コーエンの2人、撮影はハリー・ストラドリング・Jr.、音楽はデヴィッド・シャイアである。そして出演は、ジョセフ・ボローニャ、ストッカード・チャニング、ネッド・ビーティ、ルネ・オーベルジョノワ、スチュアート・マーゴリン、ジョン・ベック、リン・レッドグレーヴ、サリー・ケラーマン、ルース・ゴードン、ホセ・ファーラー、ラリー・ハグマン、リチャード・マリガン、ボブ・ディッシー、ハロルド・グールド、リチャード・B・シャル、ハワード・ヘッセマン、メアリー・ウィルコックス、ウォルター・ブルック、ヴィク・タイバック、マーフィ・ダン、たちである。

全長50m、重量75トン、32個の巨大なタイヤを有し、収容乗客数180名、快適な乗客サロン、プールやボーリング場まで備えられ、動力は原子力という巨大なバス・サイクロプス号は、動くレジャービルという感じのものだった。で、その世界初の原子力バスの処女運行が行われることになった。出発地はニューヨークで、行き先はコロラド州・デンバーである。運転するのはこれを設計したキティの元婚約者のダンとショルダーズの2人であった。出発を目前として、ちょっとした事件が起こった。コントロール・センターに爆弾が仕掛けられたのだった。幸いにも大事に至らなかったが、これは原子力を商売上の脅威とみなした国際的な石油会社グループが、妨害工作の為に送り込んだアイアンマンとその弟・アレックスが行った妨害工作だった。で、バスは出発していった。が、走り出すと直ぐに、新たな問題が発生した。それはアイアンマンが仕掛けた第2の時限爆弾が爆発して、ブレーキが破壊されてしまい、山道を暴走し始めたのだった。

ダンが必死に行った緊急操作で、何とかバスは停まったが、深さ10メートルの崖っぷちにシーソーの如く、引っかかってしまった。このままでは谷底に落ちてしまう可能性がある。で、ダンは崖から突き出た車体部分の重量を軽くするために、積んであったジュース類を全部後部へ移した。この時、ジュースがこぼれ、乗客の一人がジュースで溺れかける騒ぎとなった。ダンの決死的な働きでバスはようやくハイウェイに戻り、デンバーに向かったが、今度は...

ということで、次から次へとトラブルが起こり、その都度、滋養客たちはパニックになり、その間にギャグが散りばめられている、という作品である。

登場するバスがもの凄いものであって、翼の無い飛行機と言ったら良いですかね。で、抱腹絶倒の展開でトラブルを抱えながら目的地に向かって行くということで、パニック映画、ロードムービー、コメディ映画、アクション映画の要素が次々と出てくる娯楽作品に仕上がっている。何も考えずに笑って楽しむ作品である。

 

↓ビデオです。

弾丸特急ジェット・バス [VHS]

弾丸特急ジェット・バス [VHS]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

Big Bus [VHS] [Import]

Big Bus [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Paramount
  • メディア: VHS

↓DVDはリージョンコード「1」です。

The Big Bus [DVD] [Import]

The Big Bus [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: Paramount
  • メディア: DVD


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

BOY MEETS GIRL『BOY MEETS GIRL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。シアトル出身のポップ・デュオとして、いくつかのヒット曲を生んでいるが、歌手としてよりもソングライターとしての方がより大きなヒットを生むことになってしまったものの、彼らにとっては記念すべきアルバムである。尚、本アルバムはアメリカでは最高位76位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Oh Girl』『Don't Tell Me We Have Nothing』『The Touch』『Kissing, Falling, Flying』『From Now On』『Be My Baby』『In Your Eyes』『I Wish You Were Here』『Pieces』『Premonitions』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。デビュー・シングルでもある『Oh Girl』はBillboardで最高位39位を記録している。尚、2nd.シングルの『The Touch』はチャートインしなかった。尚、イギリスではいずれもがチャートインしなかった。

お薦め曲は、ヒット・シングルである『Oh Girl』と、シングル曲である『The Touch』、更に『Be My Baby』と『In Your Eyes』をピックアップしておく。

親しみやすいメロディと軽快なテンポの聴きやすいポップなサウンドであって、とても聴きやすい楽曲が集まっているアルバムである。但し、当時では珍しくなくなった聴きやすいエレポップであって、特別に目新しさは無い。まあ、メロディラインの良さとテンポの良さで、'80'sらしいサウンドであることだけは揺るぎませんが...

彼らはグループとしてよりもソングライターとしてこの後に全米No.1ヒットを生むようになるなど、音楽的なセンスの良さを示すことになるのだが、まあ、デビュー・アルバムということではこんな所ですかね。(次作が完成度の高いアルバムとなっているが、それを生み出す前段階のワンステップと思えば、十分でしょう。)

 

BOY MEETS GIRL

BOY MEETS GIRL

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 2006/06/29
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形海18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形海」の第18話(2nd.5話)「おしどり夫婦の悲劇!? ~立てこもり殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、冒頭で五代さんがこれを持っていたことから「」について、その中身はこれだったということから「瀬戸物」について、「夫婦茶碗」について、そしてれについてこう言っていたことから「プロポーズ」について、「潮時」について記します。尚、「夫婦茶碗」は「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]」で、「プロポーズ」は「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 8」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/3付です。

」:「函」「筥」「匣」「筐」という漢字を用いることもある。物を収めておく器、容器のことである。その中に物を入れて保管したり、輸送したりするため、「箱」としては角形(直方体)というのが一般的である。また、木、プラスチック、竹、金属、段ホールなとで作られていて、それなりの強度を有している。(液体を入れるものもあって、それは密閉度が高く作られている。)

それ以外としては、古語ではよく使われた「厠で大便を受けるための容器」のこと、そこから転じて「大便」のことを指した。その後、「三味線を入れる箱」及び「三味線」のことを指したり、牛車の屋形のこと、エレベーターのケージのこと、「箱入り」の略としてとっておきの芸のこと、得意芸のこと(「十八番(おはこ)」)を指す。

英語では「Box」または「Case」、ドイツ語では「Kiste」、フランス語では「Boîte」、イタリア語では「Scatola」、スペイン語では「Caja」、ポルトガル語では「Caixa」、中国語では「箱」と言う。

瀬戸物」:陶磁器の総称である。「瀨戸」というのは愛知県瀬戸市のことであって、その地を中心とした地域で生産された陶磁器である「瀬戸焼」のことを指している。尚、地域によっては「唐津焼」のことを指しているところもある。(主に、西日本(中国、四国、九州)では「唐津焼」のことを指し、近畿以東では「瀬戸焼」のことを指している。)

瀬戸焼は鎌倉時代中期に宋(当時の中国)から伝わり、愛知県瀬戸市付近を中心として製造されたものである。一時衰退するが、明治以後、再び需要が伸びて復活し、以後は陶磁器の総称になった。

尚、元々は中国で生まれたものであることから英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語では「China」、フランス語では「Chine」、イタリア語では「Cina」と言う、尚、中国語では「陶瓷」と言う。

夫婦茶碗」:同じ柄で2個1組になった茶碗のことである。普通は大小があって、大きさが異なっている一組のものである。で、サイズか違っていることが夫婦に見立てられる。

「夫婦(めおと)」という言葉には、夫と妻という一組の男女という意味だけでなく、(夫婦のように)一組になったもの、という意味があり、そういうものを「夫婦○○」と言うことがあるが、「夫婦茶碗」はその一例である。→例えば、三重県にある(観光地になっている)夫婦岩、男女を一緒に一ヶ所に葬った夫婦塚、男女一対の夫婦雛、夫婦のように寄り添いあった2本の松の木の夫婦松、2つ続けれて作られた夫婦窓(連双窓ともいいますけど...)など、夫婦のように一組と見なされたものには「夫婦○○」と言われるものがある。

英語などの言葉ではこれを直接的に言う言葉が無いため、「Pair of Teacups of the Same Design,」というように説明したように言われる。(他の言語でもほぼ同様である。)尚、中国語では「夫婦碗」と言う。

プロポーズ」:元々の意味は「申し込むこと」であるが、特に「結婚を申し込むこと」を言う。日本語では「求婚」という言い方もあるが、現在では「プロポーズ」という言い方が一般化している。

尚、英語の「Propose」という単語の意味としては、「提案する」「(物事を)企てる」「推薦する」「指名する」という意味の方が強く、「(結婚を)申し込む」という意味は海の方にある意味であるが、日本語で「プロポーズ」というと、「」結婚を申し込むこと」という意味になってしまうので、準和製英語と言ったところですかね...

結婚の申し込みは、歴史的にも男性から女性に対して行うことが主流であり、女性から行うことはタブー視されていた。(日本でも欧州でも、洋の東西を問わず、昔は世界的にそういう傾向であった。)これに変化が現れたのは20世紀になってからである。男性からしか求婚出来ないということに異を唱える考えが生まれたことで、女性から求婚することもタブーということではなくなった。しかし現在でも、求婚は男性から行うものという認識が根深く残っていて、男性から行うことが当たり前というままになっている。

その1つの方法として、婚約指輪を渡す方法が広く知られている。これは洋の東西を問わずに行われていることでもある。尚、「婚約指輪は給料の三ヶ月分」と言われる(「ケータイ刑事」シリーズでもこの言葉が出てきた物語もありましたね。)が、これはダイヤモンド関係の製品を販売しているデビアスがCMで用いたコピーであり、宣伝目的で作り出されたものである。(この時、少しケチって「給料の1ヶ月分」としていたり、もっと高いものを売るために「給料の半年分」ということにしていたら、また現在とは違った感覚になっていたかもしれませんね...)

ただ、近年では一部の国で同性婚が認められているわうになっているが、その国で女性同士のカップルの結婚と言うことになると、必然的に男から申し込むということはあり得ず、女から(女に対して)求婚することになります。(と言っても、女性同士のカップルが実際にどれだけ存在しているのか分かりませんが...(0ではないですが...))

尚、「ケータイ刑事」に於けるプロポーズというと、「・13話」で柴田太郎さんが、自分が次に殺されると思ったことから、そのドサクサに紛れてちゃんにプロポーズをしていました。しかし、ちゃんは即座に「ごめんなさい」と言ってそれを断り、柴田さんは秒殺されて撃沈している。

英語では「Propose」、ドイツ語では「Vorschlag」、フランス語では「Proposition」、イタリア語では「Proposta」、スペイン語では「Propuesta」、ポルトガル語では「Proposta」、中国語では「求婚」と言う。

潮時」:2つの意味があって、1つは「潮水の差し引きする時刻」のことである。もう1つは、あることをするのに丁度良い時期のこと、好機のこと、時機のことをいう。潮の満ち引きについて、海に関係して言う場合は前者の意味として使われるが、日常会話で使う場合は後者の意味で使われるのが殆どである。(この物語でも後者の意味であるのは言うまでない。

前者の意味の場合は英語で「The Tidal Hour」、ドイツ語では「Die Tide Stunde」、フランス語では「L'heure de la Marée」、イタリア語では「L'ora Della Marea」、スペイン語では「La Hora de la Marea」、ポルトガル語では「A Hora Relativo a Maré」、中国語では「漲落潮時」と言う。一方、後者の意味の場合は英語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語では「Chance」(但し、発音は異なる。)、イタリア語では「Opportunit」、スペイン語では「Oportunidad」、中国語では「機會」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

箱のデザイン

箱のデザイン

  • 作者: ジョゼップ・M. ガロフェ
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2006/04/26
  • メディア: 大型本

はじめてつくる、すてきな布箱

はじめてつくる、すてきな布箱

  • 作者: 鈴木 輝子
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/01/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

箱―Getting Out Of The Box

箱―Getting Out Of The Box

  • 作者: ジ・アービンガー・インスティチュート
  • 出版社/メーカー: 文春ネスコ
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャー インスティチュート
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

LCH443 清水焼・京焼 夫婦茶碗 飯碗 花いろ

LCH443 清水焼・京焼 夫婦茶碗 飯碗 花いろ

  • 出版社/メーカー: 窯名 加春窯
  • メディア:

たち吉 和草 夫婦茶碗[品番:927-0161]

たち吉 和草 夫婦茶碗[品番:927-0161]

  • 出版社/メーカー: たち吉
  • メディア:

潮時はいつ?~大正・昭和・平成に生きて

潮時はいつ?~大正・昭和・平成に生きて

  • 作者: 高木 三郎
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2007/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。