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麻倉未稀『SEXY ELEGANCE』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1981年11月に発表された彼女の1st.アルバムである。彼女というと、大映テレビ製作ドラマの主題歌で、洋楽ヒット曲のカヴァー曲というイメージが強いが、デビュー当時は都会派のポップなシンガーとしてデビューしていて、本アルバムは大人のセンスの光るアルバムとなっている。

収録曲は以下の全10曲である。『ミスティ・トワイライト』『マリオネット』『ノスタルジック・パラダイス』『フライデイ・ナイト(ブランディ)』『ソフトリー・アンド・テンダリー』『涙のバースデイ・カード』『ナイト・ドール』『ひきしお』『今夜だけ恋人』『スマイル・アゲイン』。

この中からシングル・カットされたのはデビュー・シングルの『ミスティ・トワイライト』である。(1981年8月のリリースであるので、デビュー・シングルをアルバムに収録したという方が正しい言い方ですね...)

お薦め曲は、シングル曲である『ミスティ・トワイライト』、それ以外からは『マリオネット』『ノスタルジック・パラダイス』『ソフトリー・アンド・テンダリー』『ひきしお』『スマイル・アゲイン』という所をピックアップしておく。

今になって聴くと、特段にお洒落、という感じではなくなっている('80'sと現在では時代が違いますからね...)のだが、当時の「お洒落な都会派ポップス」として、ゃゆわゃとらしいセンスを感じることの出来るアルバムである。また、ポップな所も、'80's中盤以降に「J-POP」と呼ばれるものに繋がる聴きやすさ、親しみやすさがあるので、'80's初期のサウンドとして、しっかりと聴いておきたい所である。

 

SEXY ELEGANCE

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1994/02/05
  • メディア: CD


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阿川泰子『SUNGLOW』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼女の5枚目のアルバムである。前作『JOURNEY』がジャズ・ボーカル・アルバムとして空前のヒットを記録したことで、一気に彼女のことが知られるようになったが、本アルバムはその勢いに乗って、ジャズ・ボーカル・アルバムとして異例の大ヒット(30万枚のセールスを果たした。)となったアルバムである。

収録曲は以下の全9曲である。『スキンドゥ・レ・レ』『シネマ』『パードン・マイ・イングリッシュ』『アイランド・ブリーズ』『イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ』『シニア・ドリーム』『ジス・サイド・オブ・フォーエバー』『ヒア・アンド・ナウ』『ソング・オブ・ザ・ウェイヴス』。

この中からシングル・カットされたのは『シニア・ドリーム』である。この曲によってジャズ・ボーカルの分野で彼女は一躍アイドル的な存在にもなった。

お薦め曲は、シングル曲の『シニア・ドリーム』を中心にして、『シネマ』『アイランド・ブリーズ』『イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ』『ソング・オブ・ザ・ウェイヴス』をピックアップしておく。

分類上はジャズ・ボーカル・アルバムと言うことになっているが、本アルバムも詮索と同様に「ジャズ」とは言えない部分があって、「ボーカル・アルバム」と言っても良いアルバムである。また、ジャケットからも分かるように彼女のルックスと独特の歌い方からアイドル的な存在にもなったが、この部分が「ジャズ」というとちょっと難しいものというイメージを払拭することにもなって、親しみやすいものであると言うことを教えてくれることになった。

サウンドの方は'80'sと言うことを意識したものであって、それまでの'70'sのジャズ・ボーカルものよりも親しみやすさを意識しているが、この部分が'80'sらしいものになっている。

ということで、彼女の作品を聴く上でも欠かすことの出来ないアルバムの一つであるだけに、'80'sのセンスを味わうということでは聴いておきたいアルバムのひとつである。

 

SUNGLOW(紙ジャケット仕様)

SUNGLOW(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ペッカー,マーチン・ウィルウェイバー,松岡直也,伊藤強,村上秀一,斉藤誠,武田和三,中村裕二,Yoshikazu Harada,唐木裕史
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD

SUNGLOW

SUNGLOW

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1995/02/22
  • メディア: CD

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WHITNEY HOUSTON『WHITNEY THE GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]

今朝、FMで某番組を聴いていたら、1985年の大ヒット曲であるWHITNEY HOUSTONの『Saving All My Love For You』が流れてきた。その番組は'80'sの曲も結構流れているので、特に気にしていなかったのだが、曲が終わると、アメリカで流れた最新ニュースを、ということで、「AP通信が、「WHITNEY HOUSTONさんが48歳で亡くなった」と伝えた」ということを語った。で、「えっ???」ということになったのは言うまでもない。2009年に久しぶりのアルバムを発表して復活し、ボチボチ、次のアルバムが出ないかなぁ~と思っていただけに、ビックリしました。これは、ファラ・フォーセットとマイケル・ジャクソンのW訃報が届いたあの日(2009/6/25)以来の「ビックリした」訃報でした。あの歌唱力、表現力を生で聴くことが出来なくなってしまったというのは本当に残念です。ご冥福をお祈り致します。

ということで、急遽、彼女の追悼と言う意味を込めて、彼女のベスト・アルバムを取り上げることにします。


表題のアルバムは2000年にリリースされた彼女の(初めてとなる)ベスト・アルバムである。2枚組ということて、内容も濃いものである。当時の彼女は、4枚のオリジナル・アルバムと、2枚の彼女名義に近い形のサントラ盤を発表していたが、新曲を加え、更にDISC 2の方は別ミックスが殆どという内容なので、これはまた新たな楽しみ方も出来るものでもある。

チャート成績の方は、2枚組のベスト盤であるにも関わらず、Billboardで最高位5位を記録し、府玻輪話年の年間アルバム・チャートでは81位にランクインしている。また、カナダ、イギリス、フランスでは1位、ドイツとスイスでは2位、スウェーデンで4位、ノルウェーで6位、豪州で8位、ニュージーランドで10位を記録している。

収録曲は、DISC 1、2それぞれ18曲ずつである。DISC 1の収録曲は以下の通りである。『You Give Good Love』『Saving All My Love For You』『Greatest Love Of All』『All At Once』『If You Say My Eyes Are Beautiful』『Didn't We Almost Have It All』『Where Do Broken Hearts Go』『All The Man That I Need』『Run To You』『I Have Nothing』『I Will Always Love You』『Exhale (Shoop Shoop)』『Why Does It Hurt So Bad』『I Believe In You And Me』『Heartbreak Hotel』『My Love Is Your Love』『Same Script, Different Cast』『Could I Have This Kiss Forever(Metro Mix)』。

DISC 2の収録曲は以下の通りである。『Fine』『If I Told You That』『It's Not Right But It's Okay (Thunderpuss Mix)』『My Love Is Your Love (Jonathan Peters Mix)』『Heartbreak Hotel(Hex Nector Mix)』『I Learned From The Best (HQ2 Mix)』『Step By Step (Junour Vasquez Mix)』『I'm Every Woman (Clivilles & Cole Mix)』『Queen Of The Night (CJ MacIntosh Mix)』『I Will Always Love You (Hex Rector Mix)』『Love Will Save The Day (Jellybean & David Morales Mix)』『I'm Your Baby Tonight (Dronez Mix)』『So Emotional (David Morales Mix)』『I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me) (Junior Vasquez Mix)』『How Will I Know (Junior Vasquez Mix)』『Greatest Love Of All (Juniour Vasquez Mix)』『One Moment In Time』『The Star Spangled Banner (Live)』。

この中から新曲である『Could I Have This Kiss Forever』『If I Told You That』『Same Script, Different Cast』『Fine』が順次シングル・カットされていている。中でも『Could I Have This Kiss Forever』はスイスで1位を記録するなど、欧州で大ヒットになった。(アメリカではチャートインしなかった曲もあっての伸び悩むことになった。)

内容の方は充実しているのだが、全米No.1ヒットを記録した曲の一部(のオリジナル・バージョン)が抜けているというように、「どうして?」というところが(リリースされた時の)不満点であったのと、別ミックスが収録されているからまあいいか、ということから、内容は嬉しいものの、どうしても不満のあるベスト盤ということで印象に残っているのだが、彼女の訃報に接した現在では、こういうベスト盤もありか、という気持ちになった。

別ミックスを含んでいるとはいうものの、2枚組というボリュームのあるベスト盤であるために、彼女の歌声をたっぷりと堪能するには十分なベスト盤である。

最後に、もう一度、彼女のご冥福をお祈り致します。

 

Whitney the Greatest Hits

Whitney the Greatest Hits

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 2000/05/12
  • メディア: CD

ザ・グレイテスト・ヒッツ [DVD]

ザ・グレイテスト・ヒッツ [DVD]

  • 出版社/メーカー: アリスタジャパン
  • メディア: DVD
ザ・グレイテスト・ヒッツ

ザ・グレイテスト・ヒッツ

  • アーティスト: マイケル・メイサー,D.ピッチフォード,ベイビーフェイス,サンディ・リンザー,ダイアン・ウォーレン,アルバート・ハモンド
  • 出版社/メーカー: アリスタジャパン
  • 発売日: 2000/05/20
  • メディア: CD

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ゴーカイジャー #50 [特撮]

最終決戦へ突入という展開は良いのだが、この期に及んで、玩具の叩き売りのための最後の派手な宣伝というようにしか見えなかったですね。兎に角、ザンギャック皇帝の存在感のなさが全てであって、折角の物量投入も凄さを感じず、玩具の宣伝のための噛ませ犬にしか見えないというのは痛すぎますね...それにしても、最終回を次に控えて、在庫一掃の大宣伝プロモでしたね、途中までは...

敗北を喫して窮地に追い込まれる、というのはお約束であるが、市井の人々の中に、本作に登場したキャラクターがちらほらと登場しているのは実に上手いところでした。また、オリキャスとして、ジュウレンジャーのゴウシの登場だけでなく、山崎さんや天知博士の登場の仕方も、市井の人たちの一人ということでは全く違和感のない所でした。(このやり方だったら、他にも多数登場させることもできますね...)

海賊・銀は宇宙最大のお宝の力を使ってザンギャックを倒す決意をするが、他の5人とは真逆の結論だったというのも上手いところで、その考えを覆す最終結論を出して、「一人前の海賊だ」と言うのはワルノリのようにも感じられたが、一つの考えに纏まったというのはまあよろしいかと...

玩具の最後の宣伝ということから、霞んでしまったのがパチモン戦隊の方で、今回はオリキャラ・ゴウシが登場したので「ジュウレンジャー」をというのは分かるが、ティラノとドラゴンだけというのは寂しい所でした。ただ、内容的にはブライ兄さんから弟・ゲキへという形を再現したドラゴンアーマーは良かったですね。

細かい所では、「上手い」という所がたくさんあって、歴代作品への「オマージュ」と取れるところがたくさんあるのに、敵に関してだけはどうしようも無い存在感のなさというのは、クライマックスを迎えようとしている現在では痛々しすぎますね。兎に角、ザンギャックの皇帝の存在感のなさが全てを物語っていて、物量投入の大艦隊の前には皇帝の存在感も迫力も無い...(この点が本作の最大の失敗点ですね...)

 

↓これも早くも叩き売りモード?(予約段階ですが...)


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ケータイ刑事銭形海19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、通算では19話となる2nd.6話の「出た! 骨董マニアの亡霊!? ~ノロイのヨロイ殺人事件」に突入です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から、「骨董」について、「マニア」について、「亡霊」について、「ノロイ」について、「ヨロイ」について記します。尚、「マニア」は「・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 7」で、「亡霊」は「・9話[裏ネタ編]PART 7」で、「ノロイ」は「・8話[裏ネタ編]PART 6」で「呪い」として記したものを、「ヨロイ」は「・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 5」で「鎧」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/10付です。

骨董」:種々雑多な古道具のことである。が、それらの中でも特に価値(希少価値、美術的価値、工芸的価値)のあるもののことを言う。(価値のあるものであるため、取引される場合はそれなりの価格に成る。)

しかし、「古道具」という意味から派生した意味として、「古いばかりで全く役に立たないもの」という意味もある。(正に、全く逆の意味であるが、「馬鹿と天才は紙一重」という言葉があるが、それを思わせる言葉でもある。)→尚、「あの人は骨董的存在だ」と言う場合は、その人は年をとっているが一目置かれている貴重な存在、という意味と、年寄りで全く役に立たない人という真逆の意味がある。

これには、この物語でも語られているが、「偽物(贋作)」ということがついて回るもの事実である。骨董的な物品を購入する場合には、その分野について色々と学び、知識を得ておく必要があるが、そういうことをしても偽物を掴まされる可能性は多々ある。それよりも、贋作と分かっていて割り切って満足している方が幸せかも知れませんね...

英語では「Curio」、ドイツ語では「Kuriosität」、フランス語では「Curiosité」、イタリア語では「Curiosità」、スペイン語では「Curiosidad」、ポルトガル語では「Curiosidade」、中国語では「古董」と言う。

マニア」:特定の1つのことに対して異常に熱中する人のことをいう。広義では、専門家と言われる人たちや学者も、その分野のマニアということになるが、狭義の「マニア」には専門家や学者は含まずに、主に趣味の世界において熱中する人のことを言う。つまり「ファン」の中でも熱狂的な人のことを指して言うことになる。

語源は「狂気」を意味する「Madness」であることから、以前は「○○狂」という言い方や、「釣キチ」などのように「○○キチ」と言う言い方されていたが、現在では「○○マニア」という言い方が一般的になっている。(「○○キチ」の「キチ」というのは「気狂い」の略であって、現在では差別用語に分類されている言葉である。そのためマスコミでは「○○キチ」という言い方は避けるようになっていることも、「○○マニア」と言う言い方が広がる一因となっている。)

熱中する事柄に関しては、特に制限がある訳ではないので、大抵の人は「○○マニア」に該当する。(早い話、その人の趣味の分野に於いて、マニアである、ということになる。)物を集めるという「コレクションマニア」というのが多いが、スポーツなどで体を動かす「運動マニア」などもいる。

いずれにしても、常軌を逸しない範囲であれば、「マニア」ということでよろしいかと...

英語では「Maniac」と言うが、発音は「マニアック」ではなくて「メイニアック」である。よって、日本語での「マニア(マニアック)」という発音では英語通じない。また「Enthusiast」という言い方もある。ドイツ語では「Enthusiast」、フランス語では「enthousiaste」、イタリア語では「Entusiasta」、スペイン語、ポルトガル語では「Entusiasta」、中国語では「躁狂者」と言う。

亡霊」:「この世に現れた死者の魂のこと」「その場にはいない者の霊のこと」「死者の霊のこと」「現在は滅びて無くなったもの」「それが復活することを恐れられる過去のもの」という複数の意味がある。が、一般的に認識されている意味としては「幽霊」とほぼ同じ意味である。但し、「幽霊」の中でも特に強い恨みを持っている存在の場合や、人間に対して何か悪いことをする、若しくは人間を引き込もうとしたり、道連れにしようとするような悪しき霊のことを特に指す。(「悪魔」とはまた別である。)

4つ目と5つ目の意味として使われる場合は、「霊」とは関係ないものであるが、かつて隆盛したものの、現在では既に無くなっているもの、廃れたもの、崩壊したものなどのことを特に指す。(ここには崩壊した思想や国家、滅亡した王国や団体などが含まれる。)

英語では「Ghost」または「Soul」と言い、ドイツ語では「Gespenst」、フランス語では「Fantôme」、イタリア語では「Fantasma」、スペイン語では「Fantasma」、ポルトガル語では「Alma Passada」、中国語では「鬼」「亡魂」「亡靈」「幽靈」「幽魂」などの言い方がある。

呪い」:「詛い」と表記することもある。相手に対して禍害を及ぼすことを意図して、思念して行われる呪術的な行為のことである。一般的には霊的な手段にすがり、祈祷を行ったり、呪文を唱えることで行われる。そのため、呪術や魔術などに繋がり、邪道とされる宗教(密教)のように発展したものもある。(俗に「黒魔術」と呼ばれているものがこれに該当する。)そういうものの中には神霊を召還して(悪意を持った)願いを祈祷するというものもある。

これは古くからあるものであり、また何処の国にもあるものである。(宗教、文化的な違いから、スタイルは異なっているが、悪意を持って相手が不幸になることを祈祷する、という所は世界で共通しているものである。)

神霊が行う似たものとして「祟り」があるが、「祟り」は神霊が人間に対して禍を与えること、またはその災いのことでるが、これは人が祈祷を行ったり、呪文を唱えて行うものではなく、神霊の方から一方的に与えられるものであり、この点が「呪い」とは異なっている。「呪い」はあくまでも人間の方から何らかの思念によって願う、という行為が最初にある。

また、「呪術」は一般的には悪意は関係なく、良いことが起こるように祈祷するもの(例えば「雨乞い」や「おまじない」と呼ばれるものには悪意は全くなく、良いことが起こるように祈るものである。)も含まれるが、「呪い」には「悪意」があることが前提であるため、「呪術」の中でも悪い意味に限られるものである。

西洋の悪魔崇拝などもこの一つであり、悪魔の力にすがり、その強大な力を借りて(悪意に満ちた)思念が成就するように祈祷するものである。一方、日本では「呪いの藁人形」や「丑の刻詣り」は「呪い」の代表的な行為として知られている。

尚、英語では「Curse」または「Malediction」という言葉で呼ばれる。(「Malediction」には「呪いの呪文」という意味もある。)また、ドイツ語では「Zauberspruch」、フランス語では「Charme」、イタリア語では「Incantesimo」、スペイン語では「Hechizo」、ポルトガル語では「Feitiço」、中国語では「詛咒」と言う。

ところで、「呪」という漢字と「祝」と言う漢字には共通点がある。字形を見ると「つくり」が「兄」というのが同じであるが、元々はこの2つの言葉は「人が神前で祈りの言葉を唱えること」という意味である。(「のりとを告げる」という意味である。)(→単語家族とよばれているものであって、「呪」と「祝」は兄弟文字である。)が、「祝」は「幸い」を祈る場合にのみ使われるようになり、「呪」は「不幸」を祈る場合にのみ使われるようになって、異なる意味を持つようになった。

また、神話、童話、物語などの世界にも「呪い」は色々な形で登場している。ギリシャ神話などに登場する異形の怪物は、神の怒りに触れて異形の怪物にさせられた(呪いを掛けられた)というものが多く存在している。また、童話の世界では魔法使いによって姿を変えられたり、眠らされたりするというものが多数ある。(物語の世界では、やはり洋の東西を問わず、多くの例がある。有名なのは「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「白雪姫」などが知られている。)

」:「よろい」と読む。「甲」という表記もある。戦闘の際に、戦士が自分の身体を敵の攻撃から保護するために着用する衣類、武具のことである。多少、形の違いがあるものの、洋の東西を問わず、古くからあるものである。共通しているのは、身体の中でも大事な胸(要するに心臓ですね)の部分を守ることを主な目的として作られ、更に、それ以外の部分も保護するように発展していったものである。また、人間用だけでなく、戦闘に参加する馬用の鎧も存在している。

また、戦闘時でもない平時の時でも用心のために着用したり、儀礼の場に出席する時にも着用されることがある。

素材は様々なものが使われていて、青銅や鉄という金属のものから、布、革も使われている。また、金属も、鉄板などの板状のものだけでなく、鎖状や繊維状に加工したものも使われている。(加工することで、板単体のものよりも強度を上げるため、及び、動きを確保するために軽量化するための工夫である。)

また、一般的には、頭部を守るものを特に「兜」、身体を守るものを「鎧」といって、それらの総称として「甲冑」と呼ぶ。

古くは、背と腹に青銅の板を付けてその下に板金の着いた布を纏っていたヨロイと、ヘルメット状の頭部を守る兜が時代と共に発展していった。その中でも、兜には威厳を持たせたり、より強く相手に見せるために様々な装飾が付けられるようになる。特に日本の戦国時代の武将たちが使用した兜はその典型的な例である。

英語では「Armor」、ドイツ語では「Panzer」、フランス語では「Armure」、イタリア語では「Armatura」、スペイン語、ポルトガル語では「Armadura」、中国語では「鎧甲」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

くつろぎを知る大人の骨董生活入門

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  • 作者: 安河内眞美
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 2004/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
骨董を楽しもう (NHK趣味悠々)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: ムック
骨董 古美術の愉しみ方 暮らしに取り入れたい名品骨董案内 (ランダムハウス講談社MOOK)

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  • 作者: ランダムハウス講談社編集部
  • 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
  • 発売日: 2009/04/16
  • メディア: ムック
マニア倶楽部 2012年 03月号 [雑誌]

マニア倶楽部 2012年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三和出版
  • 発売日: 2012/01/27
  • メディア: 雑誌
帝国の亡霊―日本文学の精神地図

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  • 作者: 丸川 哲史
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本
呪いの解き方―なぜかツイてない日の作法

呪いの解き方―なぜかツイてない日の作法

  • 作者: 川井 春水
  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2008/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
呪い完全マニュアル

呪い完全マニュアル

  • 作者: 仙岳坊 那沙
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 1994/11
  • メディア: 単行本
図説 西洋甲冑武器事典

図説 西洋甲冑武器事典

  • 作者: 三浦 権利
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本
図説・戦国甲冑集―決定版 (歴史群像シリーズ)

図説・戦国甲冑集―決定版 (歴史群像シリーズ)

  • 作者: 伊沢 昭二
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: ムック
武器甲冑図鑑

武器甲冑図鑑

  • 作者: 市川 定春
  • 出版社/メーカー: 新紀元社
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本
すぐわかる日本の甲冑・武具

すぐわかる日本の甲冑・武具

  • 作者: 棟方 武城
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本
武器と防具 (西洋編) (Truth in fantasy (20))

武器と防具 (西洋編) (Truth in fantasy (20))

  • 作者: 市川 定春
  • 出版社/メーカー: 新紀元社
  • 発売日: 1995/10
  • メディア: 単行本

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