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「BLACK MOON RISING」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のアメリカ映画「ブラックライダー」である。日本での劇場公開は1986年10月であった。尚、1971年のアメリカ映画に「ブラック・ライダー」という邦題の作品があるが、それとは全く関係ない作品である。(邦題では「ブラック」と「ライダー」の間に「・」が無いという違いがあるが、原題は全く違っている。)本作はアクション作品であって、キャスティグから期待してしまうが、B級作品の範疇の作品である。

作品データを記しておくと、時間は99分、原案はジョン・カーペンター、監督はハーレイ・コークリス、脚本はジョン・カーペンター、デズモンド・ナカノ、ウィリアム・グレイの3人、撮影はミシャ・サスロフ、音楽はラロ・シフリンである。そして出演は、トミー・リー・ジョーンズ、リンダ・ハミルトン、ロバート・ヴォーン、ババ・スミス、キーナン・ウィン、リチャード・ジャッケル、ニック・カサヴェテス、リー・ヴィング、ダン・ショア、たちである。

ラスベガスにあるラッキー・ダラー社は脱税容疑で調べられることになった。FBIはプロの泥棒屋であるクイントを密かに雇い、脱税の証拠となるものを盗むようにとの密命を出した。で、クイントはラッキー・ダラー社に潜入し、脱税の証拠となるカセットテープを奪った。が、逃げるクイントは警備係の銃火に襲われることになった。そして、証拠のテープを、ブラック・ムーンという車に隠した。ブラック・ムーンという車は元NASAの科学者・アールが開発した全く新しい車であって、近いうちに展示することになっていた。が、そのブラック・ムーンがニーナという若い女の車泥棒が奪っていって逃走してしまった。クイントは必死になって車を追い、行き先を突き止めた。そこはライランドという男の所有するビルで、要塞のようなものになっていて、中では車の改造を行っていた。クイントはFBIのジョンソンから、72時間以内にテープを渡すように厳命され、アールたちと協力してニイニンドのビルに潜入する計画を立てた。その頃、ニーナはライランドと衝突し、一人で酒場にいた。そこにクイントが接触し、関係を持ち、ビルの設計図の入手を頼む。建築業者のジョンにそれを頼んだものの、ジョンはラッキー・ダラー社の警備員のリンガーに殺されていた。更にニーナがライランドに捕まってしまう。クイントとアールがライランドのビルに潜入してニーナを救出し、ブラック・ムーンで脱出しようとする。が、出口を塞がれ、エレベーターに追いつめられる。が、エレベーターで展示場に移動すると、そこで車を発進させた。そしてライランドをはねると、窓を突き破って脱出した。クイントはテープを回収したが、今度はリンガーが現れて立ち塞がった。で、リンガーとのバトルとなり、リンガーを倒したクイントは、ジョンソンに時間内にテープを渡すことが出来、報酬を受け取った。そしてこの稼業から足を洗うことを告げ、ニーナと共に去って行った。

三つ巴り争いになって進んでいく所は面白いのだが、描き方がB級の範疇にあって、キャラクターやハイテクの車(ブラック・ムーン)が持ち味を発揮できていない。また、こんなのあり?と思ってしまう展開もB級作品ならばと思ってしまう。が、最初からB級作品という認識で見ていたら、まあ許せるという範囲内ですが...

 

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ケータイ刑事銭形舞11話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形舞」の第11話「コンビ解消の危機! ~小学生検事誘拐事件」の「裏ネタ編」の再増補は今回限りとなります。で、五代さんは個々に潜り込んでいたということから「トラック」について、「荷台」について、犯人の弟分がこうなったことから「車酔い」について、五代さんが口にしていた言葉から「小咄」についてと「生理現象」について記します。尚、「車酔い」は「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 9」で、「小咄」は「・32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記した改訂版)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/26、2009/10/12,14,17付です。)

トラック」:貨物を運搬するのに使用される貨物自動車のことである。(英語では「Truck」。)尚、日本語では同じ「トラック」と表記するため、区別が出来なくなってしまうが、英語では「Track」と表記するものがあって、これは陸上競技、自転車競技、競馬などで使用される競争路のこと、またはレコード、磁気テープ/ディスク、光ディスクなどの記録媒体に於いて、データが線状に記録部分のことでもある。(日本語では、英語の「Truck」と「Track」の区別は前後の文脈から判断する必要がある。)

貨物自動車の「トラック」は、この言葉からすると大型車両というイメージが一般的に浸透しているが、軽自動車を用いた「軽トラック」から、普通車、中型車、大型車のもの、更にトレーラーなどの特大車まである。(「ロードトレイン」と呼ばれるような、貨車を複数繋いでいるものもある。)

また、荷物を搭載する部分(荷台)の周囲にアオリがあるだけというもの(雨中を走行すると、貨物は濡れることになる。)から、アオリがあって、輸送時は密閉された空間になるもの(雨中走行でも貨物は濡れない。)があり、金属製のアオリをもつものと布製の幌を持つものとに大別される。

また、荷物室に冷蔵、または冷凍設備を備えた冷蔵車/冷凍車(それぞれ「要冷蔵」「要冷凍」という貨物を運ぶことになる。)もトラックの一つである。

英語では「Truck」、ドイツ語では「Lastwagen」、フランス語では「Camion」、イタリア語では「Autocarro」、スペイン語では「Camión」、ポルトガル語では「Caminhão」、中国語では「卡車」と言う。

荷台」:トラック(貨物自動車)、自動車、オートバイ、自転車などの乗物に於いて、荷物を乗せる部分のことを言う。当然、その乗物の種類に応じて大きさが異なり、自転車などでは大きな物は乗せることが出来ないが、トラック、特に大型車になると、かなり大きな物、重量物まで搭載することが可能である。

英語では「Carrier」、ドイツ語では「Bote」、フランス語では「Porteur」、イタリア語では「Corriere」、スペイン語では「Portador」、ポルトガル語では「Portador」、中国語では「裝貨檯面」と言う。

車酔い」:車に乗って移動する際に起こる症状の一つであり、目眩を感じたり、吐き気がしたりする症状のことである。症状が酷くなると、頭痛、体のしびれ、嘔吐などの症状がある。極端な場合は、脱水症状を起こし、死に至る場合もある。(車酔いで死に至るというのは希であるが、船(船酔い)であれば時々ありうることである。)これらは「乗り物酔い」の1つである。

これは、進行中に発する振動や、カーブを通過する際に加わる遠心力や加減速の際の加速度によって、内耳にある三半規管が影響を受け、体のバランスが取れなくなって起こる症状である。

基本的に移動している乗り物に乗ると、何らかの力を受けて三半規管が影響を受けることになる。この時、症状が起こらないのは、三半規管の刺激が許容範囲内に収まっているためである。また、人によってその許容値が違っているため、乗り物酔いになりやすい人と、全くならない人とがいる。また、同じ人であっても、乗り物酔いをしやすい乗物とそうでない乗物があったりする。(一般には「船酔い」をする人が多いですね。)また、同じ乗物であっても、低速走行では酔いやすいということもあり得る。(ただ、普通は低速よりも高速の方が振動が大きくなり、加速度も大きくなるため、よりやすくなるのですけどね...)

また、これは車以外の乗物でも基本的におこることであり、乗物の名前に「酔い」を付けて「船酔い」「飛行機酔い」「列車酔い」…、などと呼ばれるが、総称としては「乗り物酔い」と呼ばれる。更に、交通機関だけではなく、遊園地の遊具(ジェットコースター、メリーゴーランド、その他)や馬車、自転車、三輪車、一輪車、バイクなどでも起こりうることでもある。更には馬に乗ったり、ラクダ、牛、象など、動物に乗った場合でも、極端な例えを記すと、エレベーター、エスカレーター、動く歩道でも起こりうることである。(原理的には徒歩で移動する際でも三半規管は何らかの力を受けるため、起こりうる。→徒歩で酔ってしまうとなると、よほど体調が悪かったということになるでしょうが...)

そういえば、小学校の遠足でバスに乗った場合、何人かはバス酔いをする児童がいるものである。酔い止めの薬が市販されているが、車酔いの場合は精神的なものが大きいとされていて、酔い止めの薬ではなく、ただのビタミン剤を酔い止めの薬だと言われて飲んだ人は酔いにくくなるということが実際に起こっている。→暗示ということでもあり、「病は気から」という言葉があるが、その通りと感じさせてくれるところでもある。

英語では「車酔い」のことを「Car Sickness」、「乗り物酔い」のことを「Motion Sickness」という。また、ドイツ語では「Autokrankheit」、フランス語では「Maladie de Voiture」、イタリア語では「Malattia di Macchina」、スペイン語では「Enfermedad del Coche」、ポルトガル語では「Doença de Carro」、中国語では「暈車」と言う。

小咄」:「小話」または「小噺」という表記もある。「落語」と起源は同じであるが、「落語」は「まくら」と「オチ」があるもので、更にある程度の長さのあるものである。「小咄」は、その落語の中から「まくら」に相当する所や、ちょっとした笑いのある所が「軽口」または「落とし噺」と呼ばれて独立したものである。早い話、ちょっとした短い笑い話のことである。(洒落が効いているのが基本である。)

歴史を紐解くと、1623年に成立した「醒睡笑(せいすいしょう)」という短編の笑い話集(1000話以上の笑い話が集められている。)が元になっていて、ここに収録されているものが現在まで受け継がれているものが多数ある。また、江戸時代も後半になった1760年代から1780年代には小咄を集めた本(小咄本)が刊行され、人気を集めていた。一応、当時も「落語」とは区別されていたが、「小咄」と呼ばれるようになったのは明治期になってからのことである。

落語家もこれを演じることがあるが、これを芸とする人は「噺家」と呼ぶのが基本であり、「落語」を演じる「落語家」とは基本的に区別されている。

尚、英語では「Funny Short Story」または「Short Tale」と呼ばれていて、「落語」(英語では「Comic Storytelling」または「Comic Story」という。)と区別されている。また「Short」という単語があるように、短いものということが強調されている。また、ドイツ語では「Kurze Erzählung」、フランス語では「Court Conte」、イタリア語では「Storia Corta」、スペイン語では「Cuento Corto」、ポルトガル語では「Conto Curto」、中国語では「小故事」と言う。

生理現象」:生命活動に伴って、生体に於いて生じる現象の総称である。学問としては「生理学」として語られるものになる。又は、「用便」のことを遠回しにいう言い方である。遠回しに言うのは、そのことが露骨にならないように表現すると言うことであって、「婉曲」と呼ばれるものである。(物事を直接的に表現しないということは良くあることのひとつである。但し、このことが外人さんに言わせると「日本語の難しいところ」と言いますね。ただ、日本語以外の言語でも「婉曲」という表現はありますけど...)

一般的には後者の意味で使われることが多く、早い話、「トイレに行きたい」ということである。(この物語の五代さんは正にこれでした。)

外国語では「用便」という意味はなく、あくまでも学問上での現象のことを指し、英語では「Menstruation Phenomenon」、ドイツ語では「Menstruationsphänomen」、フランス語では「Phénomène de la Menstruation」、イタリア語では「Fenomeno di Mestruazione」、スペイン語では「Fenómeno de la Menstruación」、ポルトガル語では「Fenômeno de Menstruação」、中国語では「生理現象」と言う。

 

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トラックのすべて

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「乗り物酔い」撃退ブック―遠足も旅行もドライブも楽しくなる! (ビタミン文庫)

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  • 作者: 坂田 英治
  • 出版社/メーカー: マキノ出版
  • 発売日: 2004/09
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こどもの頭痛を治す本  頭痛・乗り物酔い・立ちくらみ・自家中毒がわかる

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BARBARA MASON『YES I'M READY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1965年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。本アルバムからはアルバム・タイトル・ナンバーが新久留曲として全米TOP 5入りを果たす大ヒットになって、彼女の名前を一躍知らしめることになった。ただ、本アルバムの方は、シングル・ヒットを生んだ割りには伸び悩んでいて、Billboardでは最高位129位を記録するのに留まっている。

収録曲は以下の全12曲である。『Yes I'm Ready』『Oh How It Hurts』『Give Me Your Love』『From His Woman To You』『Shackin' Up』『If Loving You Is Wrong, I Don't Want To Be Right』『For Your Precious Love』『People Make The World Go Round』『You Blew Your Chance With Me』『Don't Ever Take Your Love』『Love & Happiness』『The Ghetto』。

この中からシングル・カットされたのはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Yes I'm Ready』である。(彼女の3枚目のシングル曲であって、最初の2曲はアルバム未収録である。)そしてこの曲はBillboardで最高位5位を記録し、1965年のBillboars年間シングル・チャートでは27位にランクインする大ヒットになった。(これでスターの仲間入りを果たしたが、このあとはTOP 20入りをするヒット曲は生まれず、形の上では一発屋になってしまった。)

お薦め曲は、彼女の代表曲である『Yes I'm Ready』、そして『Oh How It Hurts』『Shackin' Up』『For Your Precious Love』『People Make The World Go Round』『Love & Happiness』という所をピックアップしておく。

本アルバム発表当時の彼女はまだティーンであったのだが、10代とは思えない歌の上手さがあって、表現力も豊かで、良い味を出している。また、本アルバムにはJ・イングラムをはじめとするイングラム・ファミリーが参加していることもあって、中途半端なものではなく、しっかりとした音作りとまとめ方がされており、しっかりと聴かせるアルバムとして仕上がっている。

バラード曲が多いということで、ティーンらしからぬ所に満ちているが、大人の鑑賞に十分堪えるだけのアルバムでもある。(アイドル的な要素ではなく、歌で勝負している。)ということで、女性ボーカル・アルバムとして、じっくりと聴きたいと言う方にはお奨めのアルバムである。

 

Yes I'm Ready

Yes I'm Ready

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Aim Records
  • 発売日: 1998/04/07
  • メディア: CD


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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その247) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「大蛇」です。(「大蛇」でなくて「蛇」ということでも構わないのだが、両作ともそれなりの大きさの蛇が登場しているので、「大蛇」と言うことにしました。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.7話」、「007」からは「ムーンレイカー」です。

ケータイ刑事」:「・1st.7話」。「金は天下の回り物!? ~福沢U吉誘拐事件」という物語。この物語の本放送は2004/11/14であったが、この年の11/1から、千円、五千円、一万円の各紙幣が「E号券」と呼ばれるもの(肖像画は順に、野口英世、樋口一葉、福沢諭吉である。)が登場したということで、その新札をネタにした物語である。尚、二千円紙幣は2000/7/19に発行されたが、2004年にはそのままであって、D号券が現行ののである。

財務省のお札向上委員会委員長の福沢U吉が誘拐されたと言うことで、ちゃんと高村さんは財務省へ。脅迫状が届き、福沢本人の助けを求める声と身代金の要求の電話があり、取引場所はFAXで連絡してきた。5分で1億円の身代金が用意された。(発行されたばかりの1万円・E号券ででした。)E号券を初めて見たという高村さんは、1枚抜き取り、自分の財布にあった1万円札(D号券です。)と交換していた。(これが後に事件を解くポイントにもなる。)

また、犯人からの指定もあって、樋口一代(言うまでも無く、「樋口一葉」をもじった名前です。)が身代金を届けることになり、ちゃんと高村さんはその後をしっかりとつけていった。で、樋口は地図の指定に従ってペットショップに入っていった。やがて、その店内から樋口の悲鳴が轟き、ちゃんと高村さんが駆けつける。すると、金属棒が転がっていて、樋口と福沢が倒れていて、更にからになったジェラルミンケースが落ちていた。樋口は無事だったが福沢は既に死んでいた。

で、誘拐殺人事件としてちゃんたちは捜査を進めていく。福沢は紐状の何かによって首を絞められて殺されたことが分かるが、現場に紐状の物は何も無かった。ペットショップの店長が疑われるが、事件には無関係ということが分かる。ちゃんは、身代金の中身だけが消えていることに疑問を持ち、樋口に事情を聴く。樋口は、覆面をしていた犯人に、鉄パイプのような物で殴られたと証言した。

再び事件現場のペットショップに来たちゃんと高村さん。高村さんが、水槽の蛇が動かないことから、ちゃんは暖房が切られていることに気づき、冷蔵庫を調べると「謎は解けたよ、ワトソンくん」。また、高村さんは、お腹の辺りがやたらと膨らんでいる「凄いデカい蛇」を発見した。

ちゃんは、関係者(=容疑者)を集め、事件の説明を開始する。福沢の誘拐は狂言誘拐で、共犯者が裏切り、福沢を殺害したと語り、絞殺の様子から犯人は左利きであり、樋口の証言がおかしいこと、また、樋口の怪我の場所は左利きの犯人に殴られた物では無かったこと、更にこの中で左利きは樋口だけということで、樋口が犯人と語った。それを否定する樋口は、福沢を殺した凶器を尋ねる。これに「蛇」とちゃんは語った。しかし、そこにいた蛇は毒蛇であり、そんな物を使おうとしたら、自分が噛まれて死ぬ、と口にした。が、ちゃんは、「よくご存知ですね。あのヘビに猛毒があったと...」と語り、更に、蛇はある一定温度以下になると冬眠して動かなくなり、そうすれば毒蛇も凶器に変わると説明した。更に、福沢の首の痕と蛇の痕は一致、冷蔵庫にあったチーズからその蛇の毒を検出したことが告げられた。樋口は1億円の行方を尋ねるが、「1億円は蛇さんたちのお腹の中に隠した」と語る。そして、高村さんが発見した凄いデカイ蛇のお腹からE号券の1万円札、更に1枚だけD号券の1万円札が発見され、それが可能だったのは樋口しかいない、ということを説明すると、樋口も観念した。

1億円の札束となると、1万枚の1万円札となり、積み重ねると1mにも達する。それだけの札束を丸呑み出来る蛇となると、当然のことながら、ある程度大きい蛇、則ち「大蛇」ということになる。また、蛇を使って絞殺しようとした所も凄い発想の物語でした。

007」:「ムーンレイカー」。1979年のシリーズ第11作であって、3代目ボンドの第4作である。シリーズ第11作は、当初は「ユア・アイズ・オンリー」の予定であって、これは第10作「私を愛したスパイ」のエンドロールからも確認できることである。が、「スターウォーズ」のヒットによって世界的にSF映画の大ブームが到来したことで、予定を変更して製作されることになった作品である。

大富豪のドラックスは、優秀な人材だけを一旦地球外の宇宙ステーションに避難させ、その間に神経毒を地球にばらまき、地球人類を滅亡させて、選ばれた人間だけによる新しい世界を築くという計画を立て、その計画を進めていた。

宇宙に非難するために使用するスペースシャトルを調達するが、用意したスペースとゃ執るに不具合が出たことから、NASAがイギリスに貸したスペースシャトルを強奪した。更に、使用する毒はアマゾンの雨林地帯で発見された珍しい種類の蘭から作った毒だった。その蘭に毒性があることは、この蘭を崇拝していたインディオが絶滅したことから調査をしていて分かったことであった。この蘭の花粉は不妊症を引き起こしたのだった。また、遺伝子を調べて、人間のみを殺傷することが出来る毒が開発された。更に、その毒はベネチアのベニーグラスというガラス会社の工場に設けられた秘密研究所で製造されていた。

準備は着々と進み、まもなくドラックスたちは宇宙に避難し、神経毒を地球にばらまく最終段階が実行されようという段階に成る。ドラックスの秘密基地はアマゾンのジャングルの中にある古代の寺院の内部にあり、寺院を偽装していた。ボンドはベニーグラス社から南米に繋がることを調べ上げ、リオに入る。更に、珍種の蘭からアマゾンにヒントがあることが分かり、アマゾンに入る。そんなボンドを消すために、ドラックスに雇われた殺し屋・ジョーズが立ちはだかる。ボンドとはアマゾン川でのボート・チェイスを繰り広げるが、川の流れが速くなり、目の前に滝があることが分かる。ボンドはハンググライダーでボートから脱出したが、ジョーズのモーターボートは、ジョーズの怪力でハンドルが壊れてしまい、操縦できなくなって、滝壺に落ちてしまった。(が、これで死ぬようなジョーズでは無い。)

ボンドはやがて、ドラックスの秘密基地のある寺院に辿り着いた。そんなボンドを白装束の女たちが出迎えた。そしてボンドはドラックスの秘密基地に入っていく。が、そこにはアマゾンの環境を再現した施設でもあって、熱帯ジャングルを再現した場所には、人工池が作られていて、その中には体長が10mにもたっするような巨大なアナコンダ(大蛇)が飼育されていた。(アナコンダは、計画を進める上で役立たずとなった人員を始末するためにも使われていた。)ボンドは女たちに案内されて、その人工池の上に掛かっている橋を通るが、その時、橋が落ち、ボンドは人工池の中に落ちてしまう。そうなると、巨大アナコンダがボンドを襲ってきた。アナコンダは、ボンドの身体に巻き付き、ボンドを水中で絞め殺そうとする。が、ボンドはCIAの支給品である毒針(ボンドガールのグッドヘッド博士の所有物を持っていた。)が仕込まれたボールペンをアナコンダに突き刺し、アナコンダに毒を注入して倒した。そして人工池から脱出した。

しかし、今度はドラックスが立ちはだかることになる。(最終的には、その窮地も脱し、宇宙に避難するスペースシャトルの1台のパイロットとすり替わり、ボンドガールのグッドヘッド博士と共に宇宙にドラックスを追う。そして、秘密の宇宙ステーションでドラックスを倒し、地球人類の窮地を救った。)

共通点は、巨大な蛇が登場し、それで人を絞め殺そうとしたこと(「ケータイ刑事」では絞殺の道具として利用され、「007」では蛇自身が絞め殺そうとした。)、その時に毒が関係しているが、毒で人を殺そうとしていないところである。(「毒」と「蛇」と来て、毒殺でないという変化球的な発想が同じである。)

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では蛇を使って人が殺されているが、「007」では蛇を使っては人が殺されていないということ、また「ケータイ刑事」ではその蛇は冬眠させられたが生きているが、「007」ではその蛇は殺されたため生きていないということである。また、「ケータイ刑事」では蛇を使った殺しの現場にはも犯人と被害者しかいなかったが、「007」ではドラックス配下の大勢の人間たちがその様子を見ていたということも違っている。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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