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CAN-CAN(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1960年のミュージカル映画「カンカン」である。日本での劇場公開は1960年6月であった。フランスを舞台にしたコメディ・タッチの作品である。但し、舞台では大ヒットを記録した作品であるが、映画の方は今一つ盛り上がらず、豪華キャストがもったいないことになった作品としても知られている。

作品データを記しておくと、時間は131分、原作はエイブ・バロウズ、監督はウォルター・ラング、脚本はドロシー・キングスレイとチャールズ・レデラーの2人、撮影はウィリアム・H・ダニエルズ、音楽はネルソン・リドルである。そして出演は、シャーリー・マクレーン、フランク・シナトラ、モーリス・シュヴァリエ、ルイ・ジュールダン、ジュリエット・プラウズ、マルセル・ダリオ、レオン・ベセスコ、ネスター・ペイヴァ、ジョン・A・ネリス、ジーン・デル・ヴァル、たちである。

1896年のパリ。突然、カンカン踊りがワイセツだということで、上演することが禁止された。しかし、シモーヌの店では上演が続けられていた。彼女は弁護士のフランソワを通じて警官や判事たちを丸めこんでいたためであった。そんな時、主席判事のポールの所に、新任判事のフィリップが赴任してきた。彼はカンカンが上演されているのは問題として、シモーヌの店の手入れを行い、踊り子たちを告訴しようと動き出した。しかし、フィリップはシモーヌに夢中になってしまう。しかし、仕事とプライベートは別とする彼は、カンカンの取締りは強引に行う。こうなると、フランソワが何かと手を回し、シモーヌを釈放させて、告訴の妨害を試みる。そんな中、フィリップはシモーヌにプロポーズした。シモーヌはフィリップニ気が合ったガ、ヤキモチを焼かせテ求婚させようと考えたが、フランソワはシモーヌの考えに乗らなかった。で、しびれを切らしたシモーヌはフィリップと婚約した。しかし、この婚約は、カンカンの首謀者と結婚することになり、フィリップの将来を棒に振るものだとして、ポール判事とフランソワは相談し、シモーヌを社交会で赤っ恥をかかせ、フィリップにシモーヌを諦めさせようという作戦を実行することにした。社交界でシモーヌは赤っ恥をかくことになったが、フィリップの気持ちは変わらなかった。逆に、シモーヌと別れさせようとした首謀者のフランソワに対して復讐するために動いたシモーヌは、店の経営者を臨時にフランソワにして、カンカンを上演したところを警察に手入れさせた。しかし、この計画は、フランソワが告訴されると弁護士の地位を失うことになり、シモーヌも困ってしまう。これらポール首席判事が乗り出すことになり、法廷でカンカンを踊らせ、全てを判断することにした。その結果、「ワイセツ」に関する判断が行われ、見る人の目によって決まる、というストレートな判断が出た。これによってシモーヌの心配事は解消し、フランソワとシモーヌは結ばれることになった。

音楽的には非常に良く、しかもキャスティングも絶妙であるのだが、物語としてはテンポが悪く、歯切れが悪すぎる。また、時間も長く感じられてしまい、冗長な所がたくさんありすぎる。まあ、音楽(サントラ)が良いのに映画はダメと云うものはよくあることであるが、本作も正にそういう作品の一つである。

で、サントラ盤の収録曲は、以下の全12曲である。(LPとCDでは曲順が違っているらしいので、ご注意を。)『Main Title/I Love Paris/Montmart』『Maidens Typical Of France』『C'est Manifique』『Live And Let Live』『You Do Something To Me』『Let's Do It』『Entr'acte』『It's All Right With Me』『Come Along With Me』『Just One Of Those Things』『I Love Paris』『Can-Can』。

サントラ盤についてはたっぷりと楽しめるので、そちらで楽しみ、映画の方は2時間強を浪費できるのであれば見ても良いでしょうが、そうでなければサントラ盤だけを楽しむことで十分かと...

 

Can Can

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  • 出版社/メーカー: Hallmark UK
  • 発売日: 2011/03/22
  • メディア: CD

Soundtrack

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  • 発売日: 2011/12/06
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カンカン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


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「CALIFORNIA SUITE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1978年のアメリカ映画「カリフォルニア・スイート」である。日本での劇場公開は1979年4月であった。M・スミスがアカデミー助演女優賞を獲得したことで知られている作品であるが、グランドホテル形式で4組の夫婦(元を含む)の姿を描いたコメディ仕立ての作品である。

作品データを記しておくと、時間は102分、監督はハーバート・ロス、脚本はニール・サイモン、撮影はデヴィッド・M・ウォルシュ、音楽はクロード・ボランである。そして出演は、マイケル・ケイン、ジェーン・フォンダ、ウォルター・マッソー、アラン・アルダ、エレイン・メイ、マギー・スミス、ビル・コスビー、ハーバート・エデルマン、デニース・ガリック・フューリー、リチャード・プライアー、シーラ・フレイジャー、ダナ・プラトー、グロリア・ギフォード、たちである。
ビバリーヒルズ・ホテルに宿泊した4組の夫婦。アカデミー主演女優賞にノミネートされたイギリスの人気女優・ダイアナ・バリーと古美術商の夫・シドニー、休暇を過ごすためにシカゴからやってきたウィリス博士夫妻とショーンシイ博士、離婚した後、娘のことで久しぶりに会うことになった元夫婦のビルとハンナ、たちが宿泊している。また、それ以外にも、フィラデルフィアから観光の貯めにやってきたマービンもいた。(マービンの部屋には弟がプレゼントしたコールガールが寝ていた。)そんな4組の様子を描いていく物語。ダイアナはオスカーを受賞出来ず、シドニーにあたり散らし、ウィリス夫妻とショーンシイ博士は部屋の水道栓が壊れるという災難に見舞われ、その後も不運なことばかり続く。元夫婦はビルの変わりようにハンナが皮肉なことばかり口に、ー瓶は酒を飲んで寝込んでいるコールガールがいる所に妻が現れて大騒ぎに、という有様で、それぞれの一夜を描いている。

あるホテルでの一夜の物語を面白おかしく描いたグランドホテル形式となっているものの、ネタになるような物語をまとめただけという感じの作品でしかない。グランドホテル形式である以上、それぞれが独立したものではなく、繋がっている部分の描写も欲しいところであるが、そういう部分の描き方が歯切れが悪いとなると、今一つである。

ただ、個性豊かで曲者揃いのキャストということでは、それぞれが怪演していることもあって、面白い所が出ている。こういうジャンルの作品では定評のあるN・サイモンの脚本とはいうものの、もう一捻り欲しい所でした。(LDではリリースされていたが、日本ではDVD花されていないのも分かります...)

 

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カリフォルニア・スイート [VHS]

  • 出版社/メーカー: RCAコロンビア・ピクチャーズ・ビデオ
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  • 出版社/メーカー: Columbia Tristar
  • メディア: DVD

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CARS『HEARTBEAT CITY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの5枚目のスタジオ・アルバムであり、彼らの集大成と行った内容の、完成度の高いアルバムである。チャート成績はBillboardで最高位3位を記録し、1984年のBillboard年間アルバム・チャートでも12位にランクインしている。また、ニュージーランドでは1位、豪州と西ドイツで15位、イギリスでは25位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Hello Again』『Looking For Love』『Magic』『Drive』『Stranger Eyes』『You Might Think』『It's Not The Night』『Why Can't I Have You』『I Refuse』『Heartbeat City』。

この中からシングル・カットされたのは6曲である。1st.シングルの『You Might Think』はBillboardで最高位7位を記録し、1984年の年間シングル・チャートでは65位にランクインしている。また、カナダでは8位、豪州で24位、イギリスでは88位を記録している。また、この曲はM. JACKSONやC. LAUPERという強敵を押しやって第1回MTVアウォードを受賞したことでも知られている曲である。2nd.シングルの『Magic』はアメリカで最高位12位、1984年の年間シングル・チャートでは97位にランクインし、カナダでは14位を記録した。3rd.シングルの『Drive』は本アルバムからの最大のシングル・ヒットになって、Billboardでは最高位3位、1984年の年間シングル・チャートでは41位にランクインし、スイスで3位、(西)ドイツとイギリスで4位、ニュージーランドで5位、カナダで6位、豪州で10位を記録している。4th.シングルの『Hello Again』はアメリカで20位、ニュージーランドで12位、カナダで42位を記録、5th.シングルの『Why Can't I Have You』はアメリカで33位、カナダで90位を記録、6th.シングルの『Heartbeat City』は豪州で75位、イギリスで78位を記録している。

お薦め曲は、MTVアウォードを受賞しているので、PVで見ておきたい『You Might Think』と、大きなヒットになった『Magic』『Drive』『Hello Again』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Heartbeat City』、更に『Looking For Love』もピックアップしておく。(本当は「全部」と言いたい所でもありますが...)

ニューウェーブ・バンドとして、ポップなサウンドとハードなサウンドを融合させてきた彼らの集大成と言うような内容となっている。特に、ロックということを強く意識した曲と、ポップでキャッチーなサウンドとがバランス良く収録されていて、楽しいところは楽しく、締めるところはしっかりと締めていて、完成度の高いものに仕上がっている。

後に彼らは「やることはやり尽くした」と行って解散することになるが、本アルバムでその領域にほぼ到達していると言ってもいいだけの完成度の高いアルバムであって、'80'sに残る大傑作である。'80'sサウンドを堪能する上では外せないアルバムの一つである。たっぷりと堪能しましょう!

 

Heartbeat City

Heartbeat City

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1995/04/12
  • メディア: CD

ハートビート・シティ(紙ジャケット/SHM-CD)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/03/07
  • メディア: CD
Heartbeat City

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Audio Fidelity
  • 発売日: 2009/02/10
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形海21話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形海」の第21話(2nd.8話)「私を水族館に連れてって! ~シーパラ尾行大作戦」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、尾行中に五代さんが口にした言葉から「臨機応変」について、「雑踏」について、「UFO」について、ボンゴレ兄弟に捕まりそうになった所でちゃんが口にした「パパ」について、「」について記します。尚、「UFO」は「・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 9」で「未確認飛行物体」として記したものを、「パパ」は「・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 6」で「父」として記したものを、「塾」は「・1話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/24付です。

臨機応変」:文字通りに解釈すると「機に臨み、変に応じて適宜な手段を施すこと」ということである。もう少しかみ砕いて言うと、「時と場合に応じて、その時の最適な方法で対処すること」である。

役所の対応は、型にはまったもので、原則論に基づいているため、臨機応変な対応が出来ていないことが多いが、民間企業だと、大企業の場合はともかく、中小だと(基本的に)臨機応変で対応してくれますね...

尚、この言葉の出展は南史である。また、漢文風に読むと「機(き)に臨(のぞ)み変(へん)に応(おう)ず」と読むことになる。

英語では「Adaptation to Circumstances」、ドイツ語では「Adaptation an Umstände」、フランス語では「Adaptation Aux Circonstances」、イタリア語では「L'adattamento a Circostanze」、スペイン語では「Adaptación a Las Circunstancias」、ポルトガル語では「Adaptação Para Circunstâncias」、中国語では「隨機應變」と言う。

雑踏」:「雑沓」と表記することもある。多人数で混み合うこと、または人混みのことをいう。また、多人数が移動しつつ混み合っている場所が移動していくことも指す。

バーゲンセールなどが行われる時や年末などの商店街、繁華街などでは当たり前のように見られる光景である。但し、人混みが出来るのは、季節に関係ないため、これ単独では春夏秋冬どの季節の季語でもない。(「歳末」などの季節を表す言葉が付いた場合は、その言葉が季語となって、「雑踏」は季語にはならない。)

英語では「Crush」または「Crowd」、ドイツ語では「Menge」、フランス語では「Foule」、イタリア語では「Folla」、スペイン語では「Muchedumbre」、ポルトガル語では「Multidão」、中国語では「人山人海」と言う。

UFO」:「ユー・エフ・オー」または「ユーフォー」と読む。英語の「Unidentified Flying Object」から取った言葉であって、「未確認飛行物体」のことである。日本語が示すその通りのものであって、正体が不明である飛行物体のことである。また、日本語では「空飛ぶ円盤」という言い方をすることもある。但し厳密に言うと、「UFO」と「未確認飛行物体」、および「空飛ぶ円盤」とは別物である。

「UFO(未確認飛行物体)」と言う言い方は、アメリカ空軍で用いられた用語である。ここで言う「未確認」というのは「国籍不明」という意味である。そのため、これに該当する飛行物体と言うと、進路を見失った飛行機、他国のスパイ機、ミサイル、軍の管制流域を飛ぶ鳥など、それが何であるのか、軍が発見した正体不明の飛行体であれば全て該当することになる。(具が発見しなかったものは該当しない。)そして、その飛行体が何であるのかが判明した時点で「確認済飛行物体」となるため、「未確認飛行物体(UFO)」では無くなる。→正体が確認されたものは「確認済飛行物体」(「Identified Flying Object」、略して「IFO」と言う)となる。

しかし、日本語で言う「未確認飛行物体」にはそれ以外のものも含んでいて、正体不明の全ての飛行物体を含んでいる。(極端な話、ラジコン飛行機、凧、竹とんぼ、などの玩具であっても、正体が分からなければ「未確認飛行物体」となる。(但し、この場合は「UFO」とは言わない。)→「未確認飛行物体」と「UFO」は別物とされているためである。)

が、1947年に起こったアメリカワシントン州でK・アーノルドによる空飛ぶ円盤の目撃事件から、その状況が大きく変わることになる。この時に目撃された物体は「Flying Saucer」(空飛ぶ円盤)と名付けられたのだが、以前からいくつかの目撃報告で報告された飛行物体と共に、これは正体の確認が出来なかったことから空軍で呼ばれている「UFO」という言い方が一般的になり、「空飛ぶ円盤=UFO」という認識で世間に広がることになった。

尚、飛行物体の正体を確認する作業は長い年月が掛かるものもあるが、後にそれらの大部分は流星など、蜃気楼、気球や航空機ロケット、鳥の誤認とされて説明が行われて、形の上では確認されて、「UFO」では無くなった。但し、1948年から1969年の間の12618件の未確認飛行物体の調査を行ったアメリカ空軍でも、この内の約4%の501件は「正体不明」という判断を行っている。(501件の中には「データ不足のために検証できず」というものも含まれている。)

現在、「UFO」=「空飛ぶ円盤」=「宇宙人の乗物」という認識が定着しているが、言葉上の矛盾を突くと、「UFO」と呼ばれている空飛ぶ円盤が宇宙人の乗物である、と確認された場合である。この場合、例えば「(空飛ぶ)円盤」というように「UFO」以外の名称で呼ばれることになったら、全く問題は無いが、それでも「UFO」と言い続けた場合は言葉上に矛盾が生じることになる。というのは「UFO」はあくまでも「未確認飛行物体」のことであって、その正体が不明のもののことである。「宇宙人の乗物」と確認されたら、その時点でそれは「未確認」ではなくなり、「確認済飛行物体(IFO)」になるためである。と言っても、現状では宇宙人の存在も否定的な意見が占めるようになっているだけに、そういう日がやってくるのかは分かりませんが...

そういえば、「・1st.2話」のクライマックスに登場した飛行物体は、その後も何だったのか分かっていないため、「UFO」と言って良いが、この物語での五代さんの言い方は、子供が良くやる手の一つであって、「UFO」=「空飛ぶ円盤」と認識しての言い方ですね。

英語では「Unidentified Flying Object」、ドイツ語では「Unidentifizierter Fliegender Gegenstand」、フランス語では「Objet Volant Non Identifié」、イタリア語では「Oggetto Volatore e Non Identificato」、スペイン語では「Objeto Volante No Identificado」、ポルトガル語では「Objeto Voador Não Identificado」、中国語では「不明飛行物」と言うが、現在では殆どの言語で、英語の略した言い方である「UFO」と言っても通じるようになっている。

パパ」:男親、父親のことである。尚、血縁関係のある親子だけで無く、血縁関係はなくても養子縁組をした関係の男親、更には養父、義理の父なども全て含まれる。小説では「父」または「父親」「養父」などと表記していても、それを「パパ」と読ませることも時々見られますね。
ただ、「父」と言った場合は、比喩的な言い方としてであるが、その分野の先駆者であって、その人が男性の場合に「○○の父」という言い方をすることがあるが、「パパ」と言った場合はこの比喩的な言い方はされない。

本家四姉妹は、他人に対して五代さんのことを「パパ」と言うことが何度かあったが、分家のちゃんが五代さんに対して「パパ」と言ったことで、やっぱり従姉妹だと言うことを強く感じさせてくれました。ただ、「パパ」と呼ばれるのはやっぱり高村さんではなくて五代さんだという所もありますけど...

英語では「Father」と言うが「Papa」という言い方もある。また、ドイツ語では「Vater」、フランス語では「Père」、イタリア語では「Padre」、スペイン語では「Padre」、ポルトガル語では「Pai」、中国語では「父親」と言う。

」:現在では学校以外で学習をさせる私設の学舎、すなわち「学習塾」のことを指す。(特に、高校受験や大学受験を目指す生徒に勉強を教える「進学塾」「学習塾」がこれに該当する。)

元々は、学者や知識人が、自宅に生徒を集めて教えたもののことを指していて、そこでは専門的なことを教えていた。江戸時代には特に「私塾」と呼ばれていた。これはあくまでも民間の教育施設であって、学校(江戸時代では寺子屋が現在の学校に相当する。)とは別物であった。江戸時代の学者や医者たちは積極的に私塾を開いて後進の指導に力を入れていた。尚、江戸時代には、儒学、医学、蘭学を教える私塾が多く、歴史に名前を残す人たちの多くが私塾を持っていた。(中には、福澤諭吉の福澤塾のように、大学(慶應義塾)に発展したものもある。)

歴史は古く、平安時代に於いて、当時の知識人が自宅に生徒を集めて教えていた所まで起源は遡る。その後には、門の側にある学舎のことや、修学子弟の寄宿舎のことも「塾」と言うようになった。

現在の「塾」は、江戸時代に学舎や知識人が行っていた私塾から発展したものであって、基本的な勉強(江戸時代では、読み書きそろばん、現代では学校の勉強)以外を学習するものである。(現代の「塾」は進学塾という形になっていて、内容的には学校の学習と大きく離れるものではないが、「受験技術」を教えていると解釈出来るため、学校の勉強以外を教えていると言うことが出来る。)また、人材育成のための指導を行う塾として、松下政経塾、一新塾などがあるが、これらもやはり学校の勉強とは異なる専門的なことを教えている。

「塾」はあくまでも民間の教育機関であるため、そこでの学習を修了しても、学位や公的資格などを得ることはない。この点が学校とは根本的に異なっている。(学校では「卒業証書」が授与され、大学を卒業すると「学士」、大学院だと「修士」が得られる。)

英語では「Cram School」と言うが、日本の受験技術を教えているような詰め込み式の塾のことは「Juku School」と言うように区別されている。(日本語の「塾」がそのまま横文字になっている所が面白いところであり、シニカルなところでもありますね。)また、「Private Supplementary School」という言い方もある。ドイツ語では「Private Zusätzliche Schule」、フランス語では「École Supplémentaire Privée」、イタリア語では「Scuola Supplementare e Privata」、スペイン語では「Escuela Suplementaria Privada」、ポルトガル語では「Escola Adicional Privada」、中国語では「私塾」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

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臨機応変 クレーム対応完璧マニュアル―最初の一言からアフターフォローまでをステップ解説

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臨機応変 ビジネスマナー完璧マニュアル―基本の基本から実践的トラブル対処法まで

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  • 作者: 関根 健夫
  • 出版社/メーカー: 大和出版
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雑踏の社会学 (ちくま文庫)

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  • 作者: 川本 三郎
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1987/06
  • メディア: 文庫
完全版 世界のUFO現象FILE―衝撃UFO写真とエイリアン極秘ファイルのすべて (ムーSPECIAL)

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  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
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実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO

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日本人だけが知らない宇宙人とUFOの秘密 (Odein Mook 82)

日本人だけが知らない宇宙人とUFOの秘密 (Odein Mook 82)

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  • 出版社/メーカー: 青空出版
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決定版 超怪奇UFO現象FILE (ムーSPECIAL)

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  • 作者: 並木 伸一郎
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2008/01
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学力が伸びる塾の活かし方子どもの活かし方 だれも書けなかった「塾」とのつきあい方

学力が伸びる塾の活かし方子どもの活かし方 だれも書けなかった「塾」とのつきあい方

  • 作者: 吉本 笑子
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 2005/02/01
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