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「博奕打ち」(その10) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーロー・シリーズの第58弾として記してきた「博奕打ち」シリーズも今回で最後となりました。で、残っている1972年7月公開のシリーズ最終作について記します。

シリーズ第10作博奕打ち外伝」(1972年)
作品データを記しておくと、1972年の東映京都の作品であって、時間は103分、原案は鳥村喬、監督は山下耕作、脚本は野上龍雄、撮影は古谷伸、美術は富田治郎、音楽は木下忠司である。そして出演は、鶴田浩二、高倉健、若山富三郎、菅原文太、辰巳柳太郎、松方弘樹、伊吹吾郎、浜木綿子、東竜子、金子信雄、野口貴史、遠藤辰雄、高並功、鈴木康弘、北川恵一、松平純子、石井富子、久保浩、汐路章、有川正治、川谷拓三、岩尾正隆、潮健児、内田朝雄、疋田泰盛、島田秀雄、小田部通麿、楠本健二、藤浩、志賀勝、西田良、那須伸太朗、青木卓司、たちである。

明治中期の北九州・若松。北九州睦会系大室一家組長の大室弥八と、江川組組長の江川周吉とが、何かにつけて対立していた。そんな中、睦会宗家・浦田組組長の常五郎の後継者は、代貸の花井栄次だと衆目の一致するところであったが、常五郎は弥八を二代目に指名した。というのは、栄次は常五郎の隠し子であって、栄次の二代目襲名による内紛を恐れた常五郎の配慮があったためである。その事情を知っている周吉は、神尾鉱山の納屋頭として田川行を決意した栄次を見送り、弥八との喧嘩を避けることを誓う。で、若松に帰ってきた周吉だったが、夫婦気どりの芸者秀子が待っていた。更に、大室一家の嫌がらせも始まった。特に、大室一家代貸の滝は、弥八に無断で江川組の縄張りを荒していたが、周吉は栄次との約束を守って、ひたすらそれに耐えるのだった。そんなある日、周吉の弟・鉄次が若松に戻って来た。そして、組の現状を知った鉄次は、単身で大室一家に乗り込み、騒ぎを起こした。これに周吉は、鉄次を殴り倒し、自ら指をつめて弥八に詫びを入れた。しかし、それでも滝の暴走は止まらず、鉄次を闇打ちにし、仲裁に立った浦田と栄次を殺してしまった。これに弥人は唖然とするが、滝の親を思う心が弥八の心を動かした。遂に周吉は大室一家に殴り込む決意をし、弟、組長、兄弟分の弔い合戦で燃え、大室一家に殴り込んでいった。

本シリーズは「任侠映画」のシリーズであるが、もう一つの看板として、博奕打ちが主役で、博奕シーンが見所というものもあった。が、シリーズが進むにつれて、ありふれた任侠映画になってしまったのが残念である。本作も、そういうシリーズらしい内容であって、普通の任侠映画でしかない。(「博奕打ち」というタイトルである必要性が無いということである。→そもそも、本シリーズは、シリーズを通した主人公がいるのではなく、全10作は全く独立した物語である。)

ということで、任侠映画としては普通であり、「博奕打ち」というのは単なる看板であって、掲げられているだけである。(博奕に関しては何も期待してはイケナイ。)一応「外伝」というタイトルということで、それを逃れようとしているといったところですかね...

まあ、まあ、シリーズ第7作(1969年)以降は1年に1本のペースになっていて、ごく普通の任侠映画を重ねていただけになっていたが、ようやく幕を下ろしたということでしか無い作品でした。

 

↓ビデオです。

博奕打ち外伝 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

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「CLUE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年年のアメリカ映画「殺人ゲームへの招待」である。日本での劇場公開は1986年10月であった。ミステリーものであるが、結末が3通りあるという作品で、劇場公開時は劇場によって3つの異なる結末が上映されたことで話題になった作品である。

作品データを記しておくと、時間は97分、原案はジョン・ランディスとジョナサン・リンの2人、監督と脚本はジョナサン・リン、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はジョン・モリスである。そして出演は、アイリーン・ブレナン、ティム・カリー、マデリーン・カーン、クリストファー・ロイド、マイケル・マッキーン、マーティン・マル、レスリー・アン・ウォーレン、コリーン・キャンプ、リー・ヴィング、ビル・ヘンダーソン、ケリー・ナカハラ、ジェフリー・クレイマー、たちである。

時は1954年、ニュー・イングランドのある場所にあるゴシック風の大邸宅。そこで豪華なディナー・パーティが開催された。招待客は、上院議員のピーコック夫人、ワシントンの豪腕ホステスのワズワース、ある重要人物の未亡人のホワイト夫人、精神料医のプラム教授、官僚のグリーン、軍人のマスタード大佐、セクシーでずる賢い女のスカーレット、そしてボディという男だった。また、そこにフランス人のメイド・イヴェットがいた。パーティが始まると、出席者の秘密が順番に暴かれていく。そして、1人、また1人と参加者が殺されていく。半数の人間が殺され、残った人たちも恐怖に包まれる中、ワズワースがそれぞれの殺人の詳細を語る。彼はFBIの人間だった。しかも彼は過去にそれぞれの人物と関わりがあり、しかも忘れてしまいたい過去があった。ワズワースはそういう面々をパーティと称して集め、必然的に殺人を犯せるように仕組んでいたのだった。そして、秘密にしたい過去の犯罪が明らかにされる...

結末が3つあるということなので、1つの作品でも3倍楽しめる。但し、展開次第では、更に違った結末も出来ますね。それだけに、一度ではなく、複数回楽しめる作品である。(が、異なる結末を楽しむのには、ソフトで楽しむのが最適であるのは言うまでも無い。)

また、一癖も二癖もあるキャストが揃っているため、この手の作品では、違った結末もあり得ると思う作品も中にはあったが、そういう所を満足させてくれる作品でもある。

ボードゲームの「CLUE」というゲームがあるが、本作はそのゲームを映像化した作品ということで、発想もユニークであって、一度は体験しておきたいという独自の作品世界を構築している。たっぷりと楽しみましょう。

 

殺人ゲームへの招待 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD


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CHAMELEONS UK『SCRIPT OF A BRIDGE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。(アメリカでは1984年になってリリースされた。)ポスト・パンクのバンドであるが、第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの後に結成されていることもあって、本アルバムはインディーズ・シーンでのデビュー・アルバムである。とは言っても、'80'sサウンドらしいポスト・パンクの魂を持ったサウンドを聴かせてくれているアルバムである。

収録曲は以下の全12曲である。『Don't Fall』『Here Today』『Monkeyland』『Second Skin』『Up The Down Escalator』『Less Than Human』『Pleasure And Pain』『Thursday's Child』『As High As You Can Go』『A Person Isn't Safe Anywhere These Days』『Paper Tigers』『View From A Hill』。

また、2008年にはデジタル・リマスターされて、25周年記念盤として、2枚組になったものがリリースされている。(DISC 1はオリジナルの全12曲、DISC 2はライヴ・テイクを中心したボーナス・ディスクである。)で、そのDISC 2の収録曲は以下の全15曲である。『In Shreds (Exclusive Mix)』『Dear Dead Days (Exclusive Mix)』『Things I Wish I'd Said (Exclusive Mix)』『Don't Fall (Live)』『Here Today (Live)』『Thursday's Child (Live)』『A Person Isn't Safe Anywhere These Days (Live)』『Less Than Human (Live)』『Pleasure And Pain (Live)』『Second Skin (Live)』『Paper Tigers (Live)』『Monkeyland (Live)』『Singing Rule Britannia (Live)』『Up The Down Escalator (Live)』『View From A Hill (Live)』。

この中からシングル・カットされたのは都合4曲である。(西)ドイツのみでリリースされたのが『Up The Down Escalator』、フランスのみでリリースされたのが『Don't Fall』である。本国イギリスでは、1st.シングルとして『As High As You Can Go』が、2nd.シングルとして『A Person Isn't Safe Anywhere These Days』がシングル・カットされたが、ズレもがチャートインしていない。

お薦め曲はUKでのシングル曲である『As High As You Can Go』と『A Person Isn't Safe Anywhere These Days』、更に『Don't Fall』と『Monkeyland』をピックアップしておく。また、ボーナス・ディスクの方は、ライヴは1983年のものであり、また、『In Shreds』は別ミックスになっているが、この曲は1982年にリリースされた彼らのシングル曲でもある。

本アルバムは、一応、インディーズ時代の作品であるため、セールスやチャート成績はこれというような記録を残していないが、内容の方は、若さとパワーに満ちたものであって、エネルギーを感じるものである。そして、内容もあるため、2008年になって25周年記念盤がリリースされることになった。(内容が無ければ、再発はされても、記念盤としてボーナス・ディスクは付かず、2、3曲のボーナス・トラックでお茶を濁すだけですし...)

ということで、インディーズということはあるものの、'80'sのUKサウンドの中でも非常にエネルギーがあって勢いのあった当時のものであるので、その勢いを体感するというのもまた面白い所である。'80'sのUKロックがお好きな方は聴きましょう!

 

↓オリジナル盤はインディーズということもあって存在せず、現在では25周年記念盤のみとなっています。

Script of a Bridge 25th Anniversary Edition

Script of a Bridge 25th Anniversary Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Apple Music UK
  • 発売日: 2008/05/27
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形愛6話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形愛」の6話「ステージママ・ダブルブッキング殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りとなります。で、ちゃんが他殺と考えることになったものに関して、「グラス」について、「」について、「」について、ちゃんが事件を解くポイントになった「オブラート」について、元彦が息を吹き返して五代さんが叫んだ「幽霊」について記します。尚、「オブラート」は「・6話[裏ネタ編]PART 4」で、「幽霊」は「・10話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/2/9、12、14付(2/14付けは2つあります。)です。

グラス」:意味としては「ガラス(硝子)」のこと、「ガラス製のコップ」のこと、「眼鏡」のことという3つの意味がある。(この3つは英語では同じ単語である。)また、英語では異なる単語であるが、日本語でカタカナ表記した場合は同じ「グラス」となるものとして、「草、牧草、芝生」などの「草」と言う意味がある。

この物語では、飲み水を入れていた「グラス」であるので、ガラス製の透明なコップのことである。また、これは「コップ」(これは元々はオランダ語である。)と言うことも多々ある。

これは、取っ手の付いていない液体を入れる容器である。(取っ手が付いているものは「カップ」と言って、「コップ」とは区別されている。)

現在では、ガラス製以外にも、紙製、プラスチック製、金属製のものがあるが、日本ではオランダからガラスと共に伝わって入ったことから、ガラス製のものが一般的になっている。尚、日本では「湯飲み」と呼ばれる陶器製のコップも存在するが、一応「湯飲み」と「コップ」は、用途は基本的に同じであるが、名称としては区別されて呼ばれている。

英語では「Glass」、ドイツ語では「Glas」、フランス語では「Verre」、イタリア語では「Vetro」、スペイン語では「Vaso」、ポルトガル語では「Copo」、オランダ語では「Kop」、中国語では「玻璃酒杯」と言う。

」:「口唇(こうしん)」と言うこともある。哺乳類に於いて、口の周りにあって、柔らかく動かすことが出来る部分のことを言う。

人間の場合は、上下の2つに分かれていて、それぞれを「上唇」「下唇」と言う。また、これらは口裂の両側端で移行している。また、この部分が特に赤く見えるのは、この部分の皮膚が薄く、血流が見えているためである。(人間だけの特徴である。)また、内面は粘膜、外面は皮膚であるが、その間に筋肉が入っていて、その筋肉を動かすことで自由に動かすことが出来る。

英語では「Lips」、ドイツ語では「Lippen」、フランス語では「Lèvres」、イタリア語では「Labbra」、スペイン語では「Labios」、ポルトガル語では「Lábios」、中国語では「嘴唇」と言う。

」:「根を残す傷跡」のこと「傷によって出来た痣(あざ)」のこと、「ものの跡形」のことという意味がある。基本的に「傷」が原因となって後に残ったもののことを指す。(この意味では「瘢痕(はんこん)」と言うこともある。)また、心に受けた傷のことも「心の(傷)痕」と言うことがある。

尚、第三の意味としては「跡」という方が一般的に使われる(「足跡」「軌跡」「遺跡」「史跡」などのように、「跡」という漢字が使われる。)のだが、この物語のように、事件に関係した場合は、後に残ったものを「跡」ではなく「痕」を用いることもある。(但し、「足跡」などのような熟語は「足痕」というように感じを置き換えることはせず、「足跡」と表記される。)

英語では「Trace」、ドイツ語では「Spur」、フランス語では「Trace」、イタリア語では「Traccia」、スペイン語では「Rastro」、ポルトガル語では「Rastro」、中国語では「痕」と言う。

オブラート」:澱粉などで作った薄い半透明の膜であり、水に簡単に解けるという性質を持っている。飲みにくい薬を包んで飲むのに使われる。(=薬用オブラート。)また、一部の菓子を包むのにも利用されることがある。(そのまま食する。)

歴史は意外と古く、キリスト教の儀式で使用されていたウエハースに似たパンが原形とされている。そして、それに薬を包み、水に浸して柔らかくしてから服用する、という使われ方をしていた。(現在のような水溶性ではなく、硬質オブラートと呼ばれるものである。)日本に伝わったのは20世紀になってからで、1902年に三重県の小林政太郎医師が寒天とデンプンから柔軟オブラートを生成する方法を発明したのが最初である。(これは1910年の日英博覧会で金牌を受賞し、世界に広まることになる。)その後、これを改良して、柔軟剤が不要な製造法が生まれ、1922年には大量生産が可能になって、更に普及することになった。

現在では、薬用オブラートは円形となっていて、広く使われているが、菓子用オブラートは様々な形のもの(三角形、四角形、その他)がある。また、最近では何らかのフレーバーが付けられたものも出回っている。また、薬用オブラートの方が菓子用オブラートよりも薄く作られている。(15~20μmぐらいである。菓子用はその2~3倍程度である。)

尚、オブラート(「Oblate」)は元々はオランダ語であり、英語、イタリア語では「Wafer」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Waffel」、フランス語では「Gaufrette」、スペイン語では「Oblea」、ポルトガル語では「Bolacha」、中国語では「米紙」と言う。

幽霊」:日本の民間信仰で、人間が死んで肉体が消滅した後でも、現世に未練や恨みを持っているために成仏できず、浄土に行くことが出来ない魂が姿と声を持って因縁ある人の前に出現するもの、と定義されている。しかしその存在は科学的には証明されていない。(証明できないため、科学では存在が否定されている。)しかし、現在まで「怪談」という形で数多く語り継がれている。(幽霊の姿は、基本的には生前の姿と同じであるが、足がないというものが一般的である。)

また、それ以外でも、死者の魂、おばけ、という意味でも使われていて、これらから派生した意味としては、「実体を持たず、名前だけ存在しているものの頭に付ける接頭語としても使われている。(例えば、幽霊会社、幽霊部員、幽霊会員などはこのようなして生まれた言葉である。)

死者が現世に姿を現すという考えは、洋の東西を問わず、古来からあるものである。そのようなものを西洋では「Ghost」と呼んでいる。しかし西洋では幽霊屋敷、幽霊船、などのように、人間以外のもの(物)に魂が宿ったというものが多く、死者が生前の姿で現れる、というものは意外と少ない。(死者が現れるというものは、西洋では妖怪の類の方が多くなっている。)→この点が日本とは違っている所である。尚、東洋では、もの(物)に宿るのではなく、生前の姿で直接現れるという幽霊が一般的である。

日本の幽霊では、そのイメージとしては、乱れた髪(長髪が一般的)、頭には三角頭巾(「天冠」と言う。)、足が無い、白装束を着ている、というものが定着している。また、イメージとしては「女」というのが一般的である。これは江戸時代の浮世絵に記されたものであって、それが現代まで受け継がれている間に、広く浸透したためである。尚、江戸時代以前の幽霊には足があったとされている。(ちなみに、西洋の幽霊は足があるのが一般的であり、足がないというのは日本特有の幽霊の姿である。)

その「足がない幽霊」は、18世紀(江戸時代中期)の絵師・円山応挙(円山派の祖)が最初に記したとされているが、それ以前に足がない幽霊の絵は記されているので、これは間違った通説である。(彼の幽霊画が余りにも有名になったため、誤解されたということである。)

また、江戸時代には、百物語という形で怪談話が各地で語り継がれていて、ブームにもなり、いくつかの怪談話が生まれることになる。(「怪談新耳袋」の原作である「新耳袋」は江戸時代に「耳袋」という怪談話集を参考にして、原題の怪談話を集めたものであるが、「耳袋」も江戸時代の百物語の一例である。)「雨月物語」「牡丹燈籠」「四谷怪談」などは余りにも有名な怪談話となった。有名というのは江戸時代から芝居になっていたためでもあって、その代表的な「四谷怪談」は1825年7月26日に江戸・中村座という芝居小屋で「東海道四谷怪談」として初公演されていて、ここから芝居の世界でも幽霊が登場するようになった。現在では、これにちなんで、7月26日を「幽霊の日」ということになっている。(但し、1825年と言うと、旧暦であったので、現在の新暦では7/26ではないのですがね...)

また、日本の三大怪談として知られている「四谷怪談」(「東海道四谷怪談」)、「皿屋敷」(「播州皿屋敷」または「番町皿屋敷」)、「牡丹灯篭」にも幽霊は登場するが、「四谷怪談」と「皿屋敷」は怨念を残して死んだ女性が亡霊となって現れて、という物語であるが、「牡丹灯篭」は恋する男に焦がれ死にした女の亡霊と人間(男)との恋を描いたものである。よって、幽霊の全てが人間に対して恨みを晴らそうというものではない。また、数多くの幽霊が映画としても描かれていて、幽霊にも善悪がいる。日本映画では「四谷怪談」や「皿屋敷」のような幽霊が登場する作品が多いが、西洋では「牡丹灯篭」のような幽霊を描いた作品が多いという傾向がある。(例えば、1987年の香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(ジョイ・ウォン(幽霊役が当たり役となり、他にも幽霊を演じた作品があることでも知られている。)主演)とその続編(「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2」(ジョイ・ウォン主演)は1990年、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」(ジョイ・ウォン主演)は1991年)、アニメの「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン」(1997年)、1990年のアメリカ映画「ゴースト ニューヨークの幻」(デミ・ムーア主演)などが該当する。)→幽霊の怖い話も良いが、たまには後者の心温まる幽霊が登場する作品も見てみましょう。一般的に「幽霊」は恐怖の対象となっているが、少しはそうではなくなっていくことでしょう。

英語では「Ghost」、ドイツ語では「Geist」、フランス語では「Fantôme」、イタリア語では「Fantasma」、スペイン語では「Fantasma」、ポルトガル語では「Fantasma」、中国語では「幽靈」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ガラスびんの文化誌

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三推社
  • 発売日: 1988/09
  • メディア: 単行本
bodum Pavina ダブルウォール保温グラス0.25L 2個セット 4558-10

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  • 出版社/メーカー: Bodum (ボダム)
  • メディア: ホーム&キッチン
DURALEX ピカルディー 250cc 6個セット

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  • 出版社/メーカー: DURALEX (デュラレックス)
  • メディア: ホーム&キッチン

子供踊印 フクロオブラート 50枚50枚

  • 出版社/メーカー: ―
  • メディア:
超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

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  • 作者: リチャード・ワイズマン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/02/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
幽霊学入門 (ハンドブック・シリーズ)

幽霊学入門 (ハンドブック・シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2010/09/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
日本の幽霊 (中公文庫BIBLIO)

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  • 作者: 池田 弥三郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫
本当にいる日本の「現代妖怪」図鑑

本当にいる日本の「現代妖怪」図鑑

  • 作者: 山口 敏太郎
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本
西洋魔物図鑑

西洋魔物図鑑

  • 作者: 江口 之隆
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本
図鑑・日本の妖怪

図鑑・日本の妖怪

  • 作者: さこやん
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 大型本
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD

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石原慎一『VOICE CONSCIOUS』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1991年8月に発表された彼のオリジナル・デビュー・アルバムである。アニソンや特撮主題歌のシンガーとして知られている彼であるが、ソングライターとしての活動も行っていて、本アルバムでは4曲が彼の完全作詞作曲の曲であるのをはじめ、8曲までが彼が作詞に関与している曲を収録している。(8曲の作詞、5曲の作曲を行っている。)

収録曲は以下の全10曲である。『We took it EZ』『Get your body,Get your love』『Fate of midnight』『愛しているよ』『The voice of true love』『終焉の宴(DEAD END BANQUET)-Give Me The Answer-』『NAKED LOVE』『Love you more than ever』『I'm Free』『ビレッジから-15th.street-』。

アルバムとして製作されたものであって、シングル・カットされた曲は無い。歌手としてだけで無く、ソングライターとしてもセンスの良いところを発揮している。

お薦め曲としては『Get your body,Get your love』『愛しているよ』『Love you more than ever』をピックアップしておくこととする。
本アルバムリリース時には、既にアニソン・シンガーとしていくつかの主題歌を歌っていたため、本作の発表によって、歌手としてではなく、ソングライターとしての彼を知ることにもなって、新たな所を知ることになった。

ただ、現在でも本アルバムは入手しにくいということもあるだけに、中古店を渡り歩いて、探し出すというアルバムの一つにするというのは如何でしょうか。(入手が難しいアルバムをある程度揃っていると、中古店を探すときの楽しみにも成ります。但し、基本的には見つからない、と思っておくべきであり、そうしていると、たまたま発見した時の嬉しさが、より大きくなるものですよ)

 

Voice Conscious

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 創美企画
  • メディア: CD


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井上陽水『二色の独楽』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1974年10月に発表された彼の4枚目のアルバムである。前作同様にオリコンで1位を獲得している。また、本アルバムがポリドール時代のオリジナル・アルバムとしては最後となった。(次作からは発起人の1人として立ち上げたフォーライフ・レコードからのリリースと言うことになる。)また、本作は全曲が彼の作詞作曲である。

収録曲は以下の全14曲である。『傘がない-イントロダクション-』『夕立』『太陽の町』『Happy Birthday』『ゼンマイじかけのカブト虫』『御免』『月が笑う』『二色の独楽』『君と僕のブルース』『野イチゴ』『ロンドン急行』『旅から旅』『眠りにさそわれ』『太陽の町』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバム・リリースよりも一ヶ月先行してリリースされた『夕立』である。

お薦め曲はシングル曲の『夕立』とアルバム・タイトル・ナンバーの『二色の独楽』、更に『太陽の町』『Happy Birthday』『ゼンマイじかけのカブト虫』『旅から旅』という所をピックアップしておく。

前作「氷の世界」で大ブレイクした彼であるが、本アルバムではフォークだけで無く、ロックの要素を取り入れたり、'60'sの黒人音楽をリードしたモータウン・サウンドのエッセンスを取り入れるなど、幅広いサウンドを展開していて、内容的にも彼の世界を完成させるものとなっている。歴史的な大ヒットとなった前作の後では何をしてもマイナス的に語られてしまうことが多いが、前作の成功に溺れること無く、新たなチャレンジを行っていて、この点でも十二分に評価できる所である。

確かに、前作の存在が大きすぎるという所があるのだが、本アルバムも内容的には引けを取るようなものではなく、「傑作」と呼ばれるに相応しいものである。じっくりと聴きましょう!

 

二色の独楽

二色の独楽

  • アーティスト: 井上陽水
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2006/10/04
  • メディア: CD

二色の独楽 (紙ジャケット仕様)

二色の独楽 (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD

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井上陽水『氷の世界』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1973年12月に発表された彼の3枚目のスタジオ・アルバムであり、かつ、日本の音楽史に残るビッグ・ヒットになったアルバムである。(日本で発売されたアルバムで、初めて100万枚を超える売り上げを記録したアルバムとなった。)また、オリコンで1位を記録しているが、5度の1位返り咲きを果たしているため、単なる1位獲得アルバムとは違って、本当に超大ヒットとなったアルバムであることが分かるところである。

収録曲は以下の全13曲である。『あかずの踏切り』『はじまり』『帰れない二人』『チエちゃん』『氷の世界』『白い一日』『自己嫌悪』『心もよう』『待ちぼうけ』『桜三月散歩道』『Fun』『小春おばさん』『おやすみ』。

この中からは『心もよう』がシングルとしてリリースされているが、アルバム・リリースよりも2ヶ月半ほど先にリリースされた。また、B面曲は『帰れない二人』であった。そしてこの曲は、彼のシングルとしては初めて、オリコンのTOP 10内に入り、最高位7位を記録している。(前曲の『夢の中へ』も大ヒットしているが、オリコンでは17位であった。)

お薦め曲は、彼の代表曲になっている『心もよう』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『氷の世界』、更に『はじまり』『白い一日』『待ちぼうけ』『桜三月散歩道』という所をピックアップしておく。

本アルバムは、日本で初めて、セールスが100万枚を突破したアルバムということで有名であり、それだけの内容のあるものである。また、高中正義や細野晴臣が参加している曲があったり、忌野清志郎との共作曲があったりというように、現在ではとてつもない顔合わせが実現している所も魅力の一つである。また、カヴァーされている曲も多数ある。

現在では、本アルバムのセールスを凌いでいるアルバムは多数存在しているが、当時と現在とでは、物価水準などの要素、音楽を再生するための装置に関する経済的な側面までを含めて、大きな開きがあるため、数字的な価値、その重みは全く違っているのは言うまでも無い。ということで、本アルバムは歴史に残る偉業を達成したアルバムであるだけに、色んな意味で聴いておくべきアルバムである。

 

氷の世界

氷の世界

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1996/06/26
  • メディア: CD

氷の世界

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2006/10/04
  • メディア: CD

氷の世界 (紙ジャケット仕様)

氷の世界 (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD

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CELINE DION『THE COLLECTION 1982–1988 (BEST OF THE EARLY YEARS: FRENCH COLLECTION)』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1997年にリリースされた、彼女の初期(フランス語で歌っていた時代、かつ20代で歌っていた曲と言うことにもなる。)作品を集めた2枚組のベスト・アルバムである。尚、本アルバムは、後に『BEST OF THE EARLY YEARS: FRENCH COLLECTION』と言うタイトルに変更されてリリースもされている。'97年のリリース時には、既に世界的に大ブレイクしていたが、カナダ・ケベック州出身の彼女の母語はフランス語であるため、歌手活動を開始した時にフランス語て歌うというのはごく自然なことである。そして、デビューして直ぐに、ケベック州ではスターとなった。(ただ、ケベック州だけのヒットでは、カナダのチャートに顔を出すのは余程のことが無いと難しいため、カナダのチャート記録でも、殆どチャートインをしていない。)そんな時代の作品を集めた本アルバムは、2枚組てあるが、デンマークでは11位、ベルギーで20位、スウェーデンで27位、オランダで37位を記録している。

収録曲は、DISC 1/2のいずれもが14曲って、トータルで28曲となっている。DISC 1の収録曲は以下の通りである。『D'amour Ou D'amitie』『Visa Pour Les Beaux Jours』『Ne Partez Pas Sans Moi (Grand Prix de L'Eurovision 1988)』『Les Oiseaux Du Bonheur』『Tellement J'ai D'Amour Pour Toi』『La Religieuse』『C'est Pour Toi』『Avec Toi』『Mon Rêve De Toujours』『Du Soleil Au Coeur』『À Quatre Pas D'ici』『Un Amour Pour Moi』『Billy』『Comment T'aimer』。

続いて、DISC 2の収録曲は以下の通りである。『Mon Ami M'a Quittée』『La Dodo La Do』『Hymne A L'amitiE』『Je Ne Veux Pas』『C'est Pour Vivre (Avec La Participation De La Chorale V'la L'bon Vent)』『En Amour』『Ne Me Plaignez Pas』『Les Chemins De Ma Maison』『Hello Mister Sam』『Trois Heures Vingt』『Trop Jeune A Dix Sept Ans』『Paul Et Virginie』『La Voix Du Bon Dieu』『Benjamin』。

選曲はシングル曲に拘ったものではなく、これぞという曲が選ばれている。そのため、秀曲をたっぷりと堪能できる内容となっている。フランス語圏であれば知られている曲も中にはあるが、英語圏では殆どの曲が知られていないだけに、本アルバムは実に嬉しい内容のアルバムと言うことにも成っている。

確かに、フランス語で歌っているということから、歌詞の方は理解できないと言うこともあるが、彼女の豊かな表現力はここにも生きている。('90'sに入って世界的にブレイクした後と比べる、まだまだという所もあるのも事実であるが、片鱗は感じられる。)

ということで、若い自分の彼女の歌声を楽しめると言うことで、こういう代わったベスト盤も手元にあっても宜しいかと...

 

Collection 1982-1988

Collection 1982-1988

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Msi/Sound Product
  • 発売日: 1997/07/15
  • メディア: CD

Collection 1982-1988

Collection 1982-1988

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Br Music Holland
  • 発売日: 2006/08/15
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形海24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形海」の第24話(2nd.11話)「歌だ!祭りだ!芸術だ! ~ケータイ刑事文化祭 in ゴルゴダの森(前編)」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回も前回同様に「シンデレラ」に関する事柄から、「舞踏会」について、「王子」について、「国王」について、「魔法使い」について、「馬車」について記します。尚、「王子」は「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/9/14付です。

舞踏会」:斜行のために行われるダンスを中心としたパーティのことである。「ダンス・パーティ」または「ダンス会」と言うこともある。西洋ではダンス・パーティの中でも格式のある正式のもののことを特にこのように言う。

中世以後、ヨーロッパでは諸国で盛んに行われ、同時にこれは王侯貴族の華やかな生活を象徴するものとして頻繁に行われるようになった。特に王家が行うものは「宮廷舞踏会」と呼ばれ、これは典礼、儀式の一つという位置づけで、何かと行われた。また、それが社交界として交流の場となり、後に「社交ダンス」と呼ばれるものを生むことになった。

これは正式なダンス・パーティであるため、参加者は正装で参加することになる。現在でもそれが受け継がれていて、燕尾服やイブニングドレスなどの夜会服で参加することになる。

英語では「Ball」、ドイツ語では「Tanzball」、フランス語では「Bal」、イタリア語では「Ballo」、スペイン語、ポルトガル語では「Baile」(但し、発音は異なる。)、中国語では「舞會」と言う。

王子」:一般には、王様の息子であり、王として即位していない男子の王位継承者のことをいう。尚、王様の息子であれば、王位に即いていなければ、例え赤ちゃんや子供であっても、高齢であっても「王子」であることに変わりは無い。また、次期王位継承者(=王位継承順位第1位)となると「王子」と呼ばれることもあるが他の王子と区別することもあって、「皇太子」と呼ばれるようになる。

現在では、イギリスやデンマーク、ベルギーなど、ヨーロッパでは王家が続いている国があり、そういう国には必ずいるのが王子である。(やはり、イギリスのウィリアム王子とヘンリー王子が現在の「王子」としては最も有名でしょう。)

また、それ以外では、「王子」という地名がいくつかある。東京都北区の「王子」は、1932年に東京市に編入された時には王子区となり、1947年に滝野川区と一緒になって現在の「北区」になった。また、奈良県の「王子」は、北葛城郡王寺町であり、聖徳太子が建立した達磨寺があることでも知られている町でもある。現在は大阪のベッドタウンとなっている。

英語、フランス語では「Prince」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Prinz」、イタリア語では「Principe」、スペイン語、ポルトガル語では「Príncipe」(但し、発音は異なる。)、中国語では「王子」と言う。

国王」:「王」を称する一国の元首のこと、または一国の君主のことを言う。また、基本的には男性の場合を指す。(女性の場合は「女王」と言うのが一般的である。)

尚、君主ということでは「皇帝」や「プリンス」と呼ばれる人もいるが、「国王」はそれらの中で標準的な男性君主である。(「皇帝」は「国王」よりも格上の扱いで、帝政を採っている国の国王であり、「プリンス」はローマ教皇から承認を受けていない小国の君主のことを指す。)

尚、西洋では「国王」と言うが、東洋では「帝(みかど)」という言い方が多く、「帝」は西洋では「帝王」に相当するものと見なされる。ただ、中国で戦国時代になって小国が乱立するようになると、君主は「王」と呼ばれるのが一般的になるが、西洋ではこれが「国王」に相当すると見なされる。戦国時代が終わって国が統一されると、その君主は「皇帝」と呼ばれるようになった。

英語では「King」、ドイツ語では「König」、フランス語では「Roi」、イタリア語では「Re」、スペイン語では「Rey」、ポルトガル語では「Rei」、中国語では「國王」と言う。

魔法使い」:魔法、妖術、幻術、呪術などの術を使う人のことである。「魔術師」と言うこともある。また、女性の場合は特に「魔女」と言うが、「魔法使い」と言った場合は性別は関係ない。

日本では、特に「魔法」を使う人のことという認識であるが、西洋では「錬金術」「妖術」「占術」などを使う人も魔法使いとして扱われる。

また、神話や伝説にも多々登場しており、小説、お伽噺、童話などにも登場している。そのため、現在でも空想の世界では多々登場している。また、それらのフィクションの世界では、魔法使いというと、良い人(この物語(「シンデレラ」)の場合はこれに該当する。)として登場する場合と、悪者として登場するものとがある。(当然、その両者が登場する作品もある。)

近年では「ハリー・ポッター」シリーズが魔法使いが登場する作品の代表的なものとして、世界中で大ヒットを記録している。(「ロード・オブ・ザ・リング」もそうだが、近年のファンタジックな作品には魔法使いが登場していて、そういう作品が近年は多い気がしますが...)

古い作品では小説「オズの魔法使い」とその映画化作品の「オズの魔法使」(映画の邦題では送り仮名の「い」が無いのが正式タイトルである。)が有名である。

日本では'60年代のアニメ「魔法使いサリー」から、魔法使いの少女が主人公の、所謂「魔女っ子もの」と呼ばれる作品が多数生まれている。(実写作品では「コメットさん」「5年3組魔法組」などがある。)

英語では「Magician」、ドイツ語では「Magier」、フランス語では「Magicien」、イタリア語では「Mago」、スペイン語では「Mago」、ポルトガル語では「Mágico」、中国語では「魔術師」と言う。

馬車」:人が乗った車、または貨物を乗せた車を馬が引くことで移動するようにした交通手段のこと、またはそのようにして用いる車両のことを言う。

現代では自動車に取って代わられているが、自動車が登場する前の19世紀までは人々の間では最も身近な交通手段であった。(実際は20世紀に入って暫くの間は馬車が主役であり、大衆車が登場した1910年代から交代していくようになり、1920年代には自動車に主役を譲ることになった。但し、鉄道の分野では、上記期間が登場した19世紀終盤に、そちらに主役の座を譲っている。)

歴史は古いが、いつから使われているものなのかははっきりしていない。紀元前30世紀頃の時代から、戦場で戦車として馬車が使用されていることが分かっているので、少なくとも現在では5000年の歴史があることになる。また、荷物の運搬用としての利用もされた。

また、古代ローマでは、戦車の一つと言うことになるが、(馬車)戦車による競争競技が行われていたことが分かっている。(映画「ベン・ハー」が有名ですね。)

その後も馬車は荷物の運搬用として利用されていたが、17世紀になってロンドンで辻馬車が登場し、現在のタクシーの様な使用がされるようになった。更に17世紀後半には「乗合馬車」が登場し、これは公共交通機関の原形とされている。更に、18世紀になると、欧州の主要都市間を結ぶ駅馬車が登場している。(アメリカでも19世紀の西部開拓時代には駅馬車が交通機関の中心となった。)また、19世紀になると、「馬車鉄道」と呼ばれるものが登場した。

しかし、後に蒸気機関車が馬車鉄道を淘汰して、鉄道システムが確立することになる。また、府玻世紀になると、自動車の大衆化と普及によって、馬車は公共交通機関からは消えていった。

現在では、一部で観光用として馬車が交通機関として利用されているのと、一部の王族の儀式として馬車が利用されることがある程度になっている。但し、現代でも僻地での荷物の運搬として、ローカル的に使用されている地域もあることはある。(ただ、馬ではなく、ロバなどが使われている場合もある。)

英語では「Carriage」、ドイツ語では「Kutsche」、フランス語では「Voiture」、イタリア語では「Carrozza」、スペイン語では「Carruaje」、ポルトガル語では「Carruagem」、中国語では「馬車」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~ [DVD]

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD
舞踏会に行きたくなったら

舞踏会に行きたくなったら

  • 作者: 畑中 由利江
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
舞踏会の夜に魅せられて―華麗なるマロリー一族 (ヴィレッジブックス F リ 1-2)

舞踏会の夜に魅せられて―華麗なるマロリー一族 (ヴィレッジブックス F リ 1-2)

  • 作者: ジョアンナ・リンジー
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 文庫
王子辞典 Prince Dictionary

王子辞典 Prince Dictionary

  • 作者: タイムマシンラボ
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
足利義満 消された日本国王 (光文社新書)

足利義満 消された日本国王 (光文社新書)

  • 作者: 小島 毅
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/02/15
  • メディア: 新書
源氏と日本国王 (講談社現代新書)

源氏と日本国王 (講談社現代新書)

  • 作者: 岡野 友彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 新書
「世界の魔法使い」がわかる マーリン、パラケルススから近代魔術師まで (ソフトバンク文庫)

「世界の魔法使い」がわかる マーリン、パラケルススから近代魔術師まで (ソフトバンク文庫)

  • 作者: 森瀬 繚
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2008/07/17
  • メディア: 文庫
オズの魔法使い (岩波少年文庫)

オズの魔法使い (岩波少年文庫)

  • 作者: ライマン・フランク・ボーム
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2003/08/19
  • メディア: 単行本
馬車の歴史

馬車の歴史

  • 作者: ラスロー タール
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1991/11
  • メディア: 単行本
かぼちゃの馬車 (新潮文庫)

かぼちゃの馬車 (新潮文庫)

  • 作者: 星 新一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1983/10
  • メディア: 文庫
レゴ キャッスル 王様の戦闘馬車 7078

レゴ キャッスル 王様の戦闘馬車 7078

  • 出版社/メーカー: レゴ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
Schleich シュライヒ ポニー馬車

Schleich シュライヒ ポニー馬車

  • 出版社/メーカー: シュライヒ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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CLAMBAKE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1967年のアメリカ映画「ブルー・マイアミ」である。日本では1968年7月に劇場公開されている。E・プレスリー主演の青春サマー映画である。ということで、プレスリーのアルバムという形でサントラ盤もリリースされている作品である。

作品データを記しておくと、時間は100分、監督はアーサー・ネーデル、脚本はアーサー・ブラウン・Jr.、撮影はウィリアム・マーガリーズ、美術はロイド・ペープズ、音楽はジェフ・アレクサンダーである。そして出演は、エルヴィス・プレスリー、シェリー・フェブレー、ウィル・ハッチンス、ビル・ビクスビー、ジェームズ・グレゴリー、ゲイリー・メリル、アマンダ・ハーレイ、スージー・カーヤ、アンジェリーク・ベティージョン、たちである。

ダスター・オイル社の御曹司であるスコットは、社長である父から副社長になるよう命じられる。が、彼はナンでも金で買うことは出来ても、自分自身では何も出来ないという億万長者の生活に我慢できず、家出をした。そして車でフロリダ州の方へと逃げていった。そして、あるスナックに入った彼は、マイアミへ水上スキーの先生として行くという気の良い青年・トムと出会った。トムは金持ちの生活に憧れていて、スコットと話をしている内に、そんな生活ができるということから、お互いに身代わりとなって逆の生活を送ろうと提案し、服装や車を取りかえ、それぞれが入れ替わっての生活を始めることになった。スコットはマイアミに到着し、スクールに入る。そして最初の生徒となるダイアンという美女だった。ダイアンは、プレイボーイとして有名な金持ち・ジェームズの気をひいて玉の輿を狙っていたが、次第にスコットら惹かれていく。また、スコットもダイアンに夢中になった。しかし、今は財産も持っていないことから、自分の力で金を稼ぐため、近く行われるモーターボート・レースに参加して、賞金を獲得することを目指した。その頃。スコットの父・ダスターは、秘書からスコットの居場所を聞き、マイアミへ飛んだ。そしてダスターの前に現れたトムは、偽物として瞬殺されてしまうが、本物のスコットが気持ちを伝えたことから、息子の気持ちをようやく理解した。モーターボート・レースが迫り、その前夜、スコットとダイアンは愛を誓った。そしてレースの当日となる。レースは3年連続優勝をしているジェームズが大本命とみられていたが、スコットが猛追して、逆転で勝利を納めた。その夜、スコットはダイアンに、自分の素性を語ったが、ダイアンはそれを信じなかった。が、スコットの話が本当だと知ると、嬉しさと驚きで気絶してしまった...

物語としては、主人公が格好良く決めるものであって、しかもハッピーエンドということで、取り立ててという作品ではない。また、夏向きのサマー・スポーツを取り入れている青春映画になっていて、プレスリーの歌とセットで楽しむための作品であるのは言うまでも無い。(それだけの作品であって、それ以上でもそれ以下でも無い。)全盛期のプレスリーという所までは行かないが、本作はプレスリーの歌うサントラ盤までを聴かないと完結しないので、セットにして楽しむべき作品である。

で、そのサントラ盤の方は、プレスリーのアルバムとしては特に大きなヒットになった訳ではないが、それでもアメリカではBillboardで最高位40位を記録し、イギリスでは39位を記録している。

サントラ盤の収録曲は以下の全12曲である。『Guitar Man』『Clambake』『Who Needs Money?』『A House That Has Everything』『Confidence』『Hey, Hey, Hey』『You Don't Know Me』『The Girl I Never Loved』『How Can You Lose What You Never Had』『Big Boss Man』『Singing Tree』『Just Call Me Lonesome』。

この中からは3曲がシングル・カットされている。1st.シングルの『Big Boss Man』はBillboardで最高位38位を、2nd.シングルの『You Don't Know Me』は同44位を、3rd.シングルの『Guitar Man』は同43位を記録している。(いずれもが「大ヒット」と言う所まで行かず、普通の「ヒット」と言った規模でした。)

プレスリー映画をチェックしている方、及び夏ものの青春映画がお好きな方はしっかりとチェックしておきましょう!

 

Clambake - O.S.T. (Spkg)

Clambake - O.S.T. (Spkg)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Follow That Dream
  • 発売日: 2006/08/22
  • メディア: CD

↓映画ソフトはこちら

この中に含まれています。

エルヴィス・プレスリー 生誕70周年記念フィルム・コレクション [DVD]

エルヴィス・プレスリー 生誕70周年記念フィルム・コレクション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

Clambake [DVD] [Import]

輸入版(リージョンコード「1」)

Clambake [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: MGM
  • メディア: DVD

↓ビデオです。

Elvis / Clambake [VHS] [Import]

Elvis / Clambake [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: MGM (Video & DVD)
  • メディア: VHS


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