「CHARLIE CHAN AND THE CURSE OF THE DRAGON QUEEN」 [映画(洋画)]
表題の作品は1980年のアメリカ映画「オリエンタル探偵殺人事件」である。日本では劇場未公開となった作品であるが、「ナイル殺人事件」などで名探偵ポアロを演じたP・ユスチノフ主演の探偵ミステリーである。無名時代のM・ファイフーが出演しているのをはじめ、キャストの方は意外と豪華な顔ぶれが集まっている作品でもある。
作品データを記しておくと、時間は92分、監督はクライヴ・ドナー、脚本はスタン・バーンズ、スティーヴ・バーンズ、デヴィッド・アクセルロッドの3人、撮影はポール・ローマン、音楽はパトリック・ウィリアムズである。そして出演は、ピーター・ユスチノフ、リー・グラント、ロディ・マクドウォール、アンジー・ディキンソン、パトリック・ウィリアムズ、リチャード・ハッチ、ブライアン・キース、ミシェル・ファイファー、レイチェル・ロバーツ、ジョニー・セッカ、ポール・ライアン、たちである。
サンフランシスコでは、なぞの連続殺人事件が起こる。リーは尊敬する名探偵の祖父・チャーリーと共に事件究明のために動き出した。そして、ある女性を犯人として割り出した。しかし彼女は、20年前にチャーリーが解決した殺人事件の犯人の愛人であった...
探偵ミステリーとしてはそれなりの作品である。が、それよりもP・ユスチノフがどうもポワロのように見えてしまい、ポワロとは全く関係ない別のキャラクターというように感じられないため、今一つ、探偵ものという感じがしない。それだけP・ユスチノフというとポワロのイメージが強いということので、キャスト・ミスとしか思えないですね。が、彼がポワロを演じた6本の作品(「ナイル殺人事件」「地中海殺人事件」など)を全く見ていなければ、そういうことは感じられないでしょうが... しかし、本作公開時では、彼というとポワロというイメージが定着していましたからね...
↓輸入版のビデオです。(かつてはLDでリリースされていたが、DVD化されていない...)
Charlie Chan and the Curse of the Dragon Queen [VHS] [Import]
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「CHARLIE CHAPLIN'S BURLESQUE ON CARMEN」(「CARMEN」(1915)) [映画(洋画)]
表題の作品は1915年のアメリカ映画「珍カルメン」である。原題から分かるように、本作はチャップリン映画である。また、「カルメン」はこれまでで最もリメイクが多い作品として知られているメリメ作のあの作品であるが、1915年の時点で既に7度目の映画化であった。(当然、全てサイレント映画である。)但し、チャップリン映画であるため、シリアスな物語ではなく、コメディ作品としてアレンジされている。
作品データを記しておくと、時間は35分、白黒・サイレント作品である。原作はプロスペール・メリメ、監督と脚本はチャールズ・チャップリン、撮影はロリー・トザローである。そして出演は、チャールズ・チャップリン、エドナ・パーヴィアンス、レオ・ホワイト、ジョン・ランド、たちである。
いつもドジなことばかりしているドン・ホセは、酒場で働くちょっと太めのカルメンに恋をしたが...、ということで、物語としては「カルメン」に準じているが、チャップリン流のギャグをふんだんに取り入れている。特に、クライマックスの、ドン・ホセがカルメンを刺す所は、チャップリンならではということになっている。
時間的には短いこともあって、物語としては「カルメン」の骨組みになる部分だけということになっているが、流石はチャップリンということを感じさせるように構成している。機会があれば、見ることをお薦めする1本である。
また、本作はまもなく製作から100年という歳月が経過しようということになるが、当時(日本では大正時代である。)の映画を知るということでも貴重な資料と言うことになるだけに、作品を楽しむこと以外でも見られる機会があれば見ておくべき作品である。
チャップリンの珍カルメン〈同時収録「ヴェニスの子供自動車競争」他〉 CCP-230 [DVD]
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COWSILLS『COWSILLS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1967年に発表された彼らの1st.アルバムである。『雨に消えた初恋』という邦題のシングルが大ヒットしたことで知られる彼らの記念すべきアルバムである。尚、本アルバムはBillboardで最高位31位を記録している。
収録曲は、オリジナル盤では全13曲であったが、1994年にリイシューされたときに初期の音源をボーナス・トラックとして追加して全20曲になっている。収録曲は以下の通りである。『The Rain, The Park And Other Things』『Pennies』『La Rue Du Soleil』『Thinkin About The Other Side』『Dreams Of Linda』『River Blue』『Getting Into That Sunny, Sunny Feelin Again』『That Smy Time Of The Day』『Troubled Roses』『(Stop, Look) Is Anyone There?』『How Can I Make You See』『(Come Round Here) I'm The One You Need』。(以下、ボーナス・トラック)『The Rain, The Park And Other Things(MONO 45 Ver.)』『River Blue(MONO 45 Ver.)』『Most Of All(MONO 45 Ver.)』『Siamese Cat(MONO 45 Ver.)』『Party Girl (MONO 45 Ver.)』『What Sit Gonna Be Like(MONO 45 Ver.)』『A Most Peculiar Man(MONO 45 Ver.)』『Could It Be, Let Me Know(MONO 45 Ver.)』。
この中からシングル・カットされたのは『The Rain, The Park And Other Things』である。(言うまでも無く、この曲の邦題は『雨に消えた初恋』である。)Billboardで最高位2位を記録して、1967年の年間シングル・チャートでは49位にランクインしている。尚、B面曲は『River Blue』であった。また、彼らの1st.シングルはボーナス・トラックにある『Most Of All』である。(この曲はBillboardで最高位118位を記録している。)
お薦め曲(オリジナルの12曲からのチョイスです。)は、彼らの代表曲である『The Rain, The Park And Other Things』、それ以外からは『Pennies』『Dreams Of Linda』『That Smy Time Of The Day』『(Come Round Here) I'm The One You Need』という所をピックアップしておく。
ファミリー・グループである彼らだけに、息の合ったハーモニーを聴かせているが、更に'60'sらしいオルガンの音は彼らの特徴でもある。また、メロディ・ラインもなかなか綺麗であって、聴き所が満載である。
そんなアルバムに、初期のアルバム未収録音源がボーナス・トラックとして収録されている(但し、モノラルですが...)というのは、彼らをたっぷりと堪能できるものとなった。下手なベスト盤よりは本アルバムの方が聴き応えがありますね。じっくりと楽しみましょう。
ケータイ刑事銭形愛4話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の4話「お面でゴメン殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、2枚の似顔絵はこれが関係していたことから「鏡」について、五代さんはこれを探せばと行った「共通点」について、愛ちゃんはこれをと言った「相違点」について、実証実験で愛ちゃんはこうなったことから「転倒」について、それはお面にこれが張ってあったためということで「セロファン」について、転倒した場所にこれが落ちていたことから「髪留め」について記します。尚、「鏡」は「命・4話[裏ネタ編]PART 4」で、「セロファン」は「愛・4話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/1/24、26、29、30付です。
「鏡」:なめらかな平面、または曲面を持ち、可視光線を反射させる特性のある物の総称である。光を反射する性質を利用して、自分の姿を見るのに利用したり、直接見ることが難しい物体の像を写して見るのに利用する道具として利用されている。
鏡に映った光学像は「鏡像」と言い、正面から見ると左右が逆になっているように見える。(但し、幾何学的には左右ではなくて前後が逆転していることになる。)
一般的には姿見用途として利用されているため、家庭にも必ずある物(道具)の1つである。全身を映すことの出来る大きなものから、携帯用の小さなものまで、用途に応じて使い分けられるため、必ず複数はありますね。また、姿見以外の用途としては、車のバックミラー、町中の交差点などの反射鏡などがあって、安全確認のための道具として広く利用されている。
人類の歴史でも古代からある道具であって、その歴史は古い。しかし、現代の「鏡」と古代の「鏡」は、使い方としては特に大きな変化は無いものの、構造は全く違っている。古代の「鏡」は金属や黒曜石などの表面を磨いて作ったものである。(多くは青銅が使われていて、「青銅鏡」と言わる。)これは青銅などの金属板の表面を磨くことで光沢を持たせたものである。また、そこに写る像の色は使用している金属板の素材に左右されるものであった。また、手入れを怠ると、表面が曇ったり、サビが出来てしまい、鏡としては使えなくなってしまった。
一方、現在の「鏡」は、金属板ではなく、ガラス板に硝酸銀を塗って銀膜を作り、その上に保護層を設けたものである。(この鏡の原形は14世紀になって登場したが、硝酸銀を使ったものは1835年にドイツで生まれている。)これによって、鏡に映る像の色は基本的に自然な色となったものが得られるようになった。また、大量生産も可能になり、誰でもが使用する道具として普及することになった。
また、現在では銀以外の金属も利用されていて、アルミニウムをガラス基板の表面に蒸着させて鏡面としたものがある。また、ガラス板ではなく、プラスチックやフィルムなどを基板として作られた鏡もある。(表面にアルミや銀を蒸着されることで作られる。)特にフィルムを使ったものは、自在な曲面を作り出すことも簡単にできるため、ちょっと変わった鏡像(部分的に歪んでいるような鏡像)が得られる。
また、古代の鏡には、宗教的な道具としての役割があって、呪術の力を持っているとされたり、神が宿っているとして、単なる道具としてではなく、特別扱いされる物であった。そのため、古代の「鏡」には宗教的な意味を持つ様々な装飾が施されているものが多い。現在の「鏡」はそのような意味は無くなっていて、姿見としての用途が一般的となっている。姿見としての「鏡」は、中世に鏡台として利用された所から始まっていて、その後発展してきた歴史がある。(古代では、水面が姿見としての「鏡」となっていた。)
英語では「Mirror」、ドイツ語では「Spiegel」、フランス語では「Miroir」、イタリア語では「Specchio」、スペイン語では「Espejo」、ポルトガル語では「Espelho」、中国語では「鏡子」、と言う。
「共通点」:2つ、またはそれ以上のものがあって、そのいずれにも通ずること、当てはまること、同じ部分のことをいう。
数学的には、因数分解した場合、それらに共通する因数が「共通」ということになるが、この考えを物に当てはめた場合、因数に相当する要素(特徴、形状、色など)が「共通点」と言うことになる。
英語では「Common Point」、ドイツ語では「Gewöhnlicher Punkt」、フランス語では「Point Commun」、イタリア語では「Punto Comune」、スペイン語では「Punto Común」、ポルトガル語では「Ponto Comum」、中国語では「共同點」と言う。
「相違点」:2つ、またはそれ以上のものがあって、それぞれに於いて互いに違っていること、一致しないこと、異なっている部分のことをいう。また、「差異」「違い」ということもある。
英語では「Difference」、ドイツ語では「Unterschied」、フランス語では「Différence」、イタリア語では「Differenza」、スペイン語では「Diferencia」、ポルトガル語では「Diferença」、中国語では「不同點」と言う。
「転倒」:「てんとう」と読む。尚、「顛倒」と言う表記もある。(但し、仏教用語の「顛倒」は「てんどう」と読み、意味が変わる。「てんとう」と読むと「転倒」と同意である。)逆さになること、逆さにすることという意味と、ひっくり返ること、ひっくり返すことという意味がある。また、それ以外では、慌て惑って度を失うこと、狼狽するという意味もあるが、この意味で用いることは少なく「顛倒(てんどう)」と言う言葉を使うのが一般的である。
「逆さ」と「ひっくり返る」では、元の状態からの変化量が大きく異なることになる。前者では基本的に上下が逆さになるということから180度変わることを指し、後者は倒れるということから90度変わることを指す。(前後の文脈から、どちらかなのかを判断することになる。)
この物語では、走っていて、躓いて転んでの「転倒」であるため、後者の90度ということになる。
英語では「Fall」、ドイツ語では「Herbst」、フランス語では「Chute」、イタリア語では「Caduta」、スペイン語では「Caída」、ポルトガル語では「Queda」、中国語では「跌倒」と言う。
「セロファン」:「セロハン」と言うこともある。(元々はフランス語の「Cellophane」という単語である。)セルロースを加工して作られる透明の薄い膜状のものである。まず、ビスコースという中間生成物を作り、そのビスコースを細長い隙間から凝固液中に押し出すことで製造される。また、透明であるが「無色」ではなく様々な色に着色することが出来るため、カラフルな色のセロファンがある。(セロテープでは無色が一般的ですが...)
透明であって細菌を通さないために、食品のパッケージなどの包装材料として多く使用されているものである。また、原料がセルロースであるため、紙の原料としてリサイクルすることが出来る。ただ、熱に弱いこと、水に濡れると強度が落ちるなどという問題点もあって、飴玉の包装紙としては良いが、これが表に出る梱包材料の場合は、熱に強い素材や水に強い素材をコーティングした複数層の構造を持つものが使われることが多い。
誕生は1912年であって、スイスのブランデンベルガーがその製法を発明した。また、1930年から販売されるようになったセロテープの基材として多く使われているため、現在では身の回りにも多くある物質でもある。
また、かつて、赤と青のセロファンを利用した「飛び出す絵本」「飛び出すテレビ」などの立体視(3D)では、色メガネのフィルターとして赤と青のセロファンが利用されたことから、ある年代以上の方にとったら身近な所にあったものである。
英語、フランス語、イタリア語では「Cellophane」(多々し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Cellophan」、スペイン語では「Celofán」、ポルトガル語では「Celofane」、中国語では「玻璃紙」と言う。
「髪留め」:髪の毛をまとめるために用いられる道具であるが、同時に装飾具でもある。そのため「髪飾り」という言い方もある。また、髪を固定するものということから「ヘアピン」と呼ばれることもある。
主に女性が使用する道具であって、髪の毛をこれに挟む様にして固定することになる。また、使用した時、これが髪の毛の中に全て隠れないようにして使用することから、そこに装飾具としての役割も持っている。
これにはいくつかのものがあるが、髪の毛を挟むことで使用されることが一般的であるが、「ヘアゴム」の要に束ねるために使用するものもこれに含まれる。また、装飾具としての性格の方が強い「ヘアリボン」もこれに含まれる。
英語では「Hairpin」、ドイツ語では「Haarnadel」、フランス語では「En épingle à Cheveux」、イタリア語では「Forcina」、スペイン語では「Horquilla」、ポルトガル語では「Grampo」、中国語では「髮夾」と言う。
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