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DEPECHE MODE『A BROKEN FRAME』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らの2nd.アルバムである。前作はポップで、'80'sらしいシンセサイザーを中心とした'80's初頭らしいサウンドであったが、本作ではポップな部分が薄くなり、シンセサイザーを使った叙情的なサウンドになったアルバムである。(この影にはメンバーの脱退劇があった。)が、以後の彼らのスタイルになったということを考えると、彼らにとっては重要なポジションに位置づけられるアルバムである。チャート成績は、本国イギリスでは最高位8位を記録し、スウェーデンでは22い、ニュージーランドでは43位、(西)ドイツで56位を記録しているが、アメリカでは最高位177位、フランスでは194位というように、前作同様にヒットした国と転けた国との明暗がはっきりとしているのは同じである。

収録曲は、本国イギリス盤では全10曲、アメリカ盤では全11曲であった。イギリス盤の収録曲は以下の通りである。『Leave In Silence』『My Secret Garden』『Monumnet』『Nothing To Fear』『See You』『Satellite』『The Meaning Of Love』『A Photograph Of You』『Shouldn't Have Done That』『The Sun & The Rainfall』。尚、US盤では8曲目に『Further Excerpts From: My Secret Garden』が収録されていて、UK盤の後ろ3曲がそのまま後ろにずれる形となった全11曲の収録である。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。先行シングルとなった『See You』はイギリスで6位、アイルランドで9位、(西)ドイツで44位を記録、2nd.シングルの『The Meaning Of Love』はイギリスで12位、アイルランドで17位、スウェーデンで16位、(西)ドイツで64位を記録、3rd.シングルの『Leave In Silence』は、イギリスで18位、アイルランドで13位、スウェーデンで17位、(西)ドイツで58位を記録している。(アメリカではさっぱりでした。)

お薦め曲は、シングル曲の『See You』『The Meaning Of Love』『Leave In Silence』の3曲と『My Secret Garden』『A Photograph Of You』『The Sun & The Rainfall』という所をピックアップしておく。

シンセサイザーを使った音楽と言うことでは、現在ではかなり陳腐なものに感じられるが、'80's初頭の技術的進歩の大きかった時期の作品ということを考えると、このジャンルのクラシックとして捉えると良いでしょう。当時は様々な試みが行われていた時期であるが、ポップで楽しいサウンドとは別次元の可能性を感じさせるアルバムとして。また、1枚のアルバムとしての完成度と言うことでは良く出来ている。

ということで、'80's初頭には面白いアルバムが色々と登場しているが、そういう中に含まれる隠れた名盤である。じっくりと聴いてみましょう!

 

Broken Frame

Broken Frame

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Reprise / Wea
  • 発売日: 1987/07/07
  • メディア: CD

A Broken Frame

A Broken Frame

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mute
  • 発売日: 2006/08/29
  • メディア: CD
A Broken Frame

A Broken Frame

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mute
  • 発売日: 1995/03/13
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形海28話(3rd.2話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形海」の第28話(3rd.2話)「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、松山さんとハマーチーは「五反田 日焼けカラオケ やけっぱち」のこれということから「常連客」について、こうなったことから「意気投合」について、松山さんは自分がこれになる気でいたことから「モデル」について、これをとっていた松山さんはハマーチーからこう言われたことから「ポーズ」について、「邪魔」について記します。尚、「モデル」は「・1話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/11付です。

常連客」:(各種)店や興行などに、いつも顔を出すお得意客のことをいう。尚「いつも」と言ってもこれは営業日の全て(則ち、毎日)ということに限られるものではなく、週に1回であっても毎週顔を出す客は「常連客」ということになる。

また「常連」という漢字は「定連」と表記されることもあるが、基本的に意味は同じである。但し、「定連」の方が、来店時間もより定まっている常連客を指すことが多い。(具体的には、昼食のためにいつも行く飲食店は、昼食時間帯にしか行かないということで「定連」と言う場合もあるが、外回りでいつも行く喫茶店では、時間が(昼食時のみというように)定まっている訳ではないので「常連」と言うことが多い。)

尚、理髪店、美容院などの場合は、流石に毎日ということはなく、多くても月に一度ぐらいであっても、いつも同じ店に行っているのであれば「常連客」ということになる。

常連客は、店舗にとっては有り難い存在であるのは言うまでも無い。また、「贔屓客」と言うこともある。

英語では「Regular Customer」、ドイツ語では「Regulärer Kunde」、フランス語では「Client Régulier」、イタリア語では「Cliente Regolare」、スペイン語では「Cliente Regular」、ポルトガル語では「Cliente Regular」、中国語では「常客客人」と言う。

意気投合」:気持ちが合って仲良くなることを言う。これは初対面の時に感じる場合と、つきあっていく内に次第に、ということの両方があるが、長くつきあうことになるのは、(傾向として)初対面の時に意気投合した人の場合が多いようである。

尚、良くある漢字の間違いとしては「意気統合」と誤る場合がある。が「投合」は「ぴったりと一致する」という意味であって、気が合うという意味であるが、「統合」は「複数のものを1つにまとめること」と言う意味であるため、人が「統合」ということは意味としておかしいので誤りである。(組織が「統合」ということであれば、良くあることですが...→「経営統合」という言葉を良く耳にするが、これは正に、複数の会社を1つにまとめる、ということである。)

英語では「Mutual Understanding」、ドイツ語では「Gegenseitiges Verständnis」、フランス語では「Compréhension Mutuelle」、イタリア語では「Comprensione Reciproca」、スペイン語では「Comprensión Mutua」、ポルトガル語では「Compreensão Mútua」、中国語では「意氣投合」と言う。

モデル」:いくつかの意味があって、「型式」「型」ということで工業製品として大量生産される型式のこと、写真や絵画などの美術の世界で作品を製作する対象にする人や静物のこと、小説や戯曲で題材とされる実在の人物のこと、模型や雛形のこと、模範や手本、または観察対象とするもののこと、自然科学の説明で論理的に説明するために用いられる概念などのこと、そして職業である「ファッションモデル」の省略形として呼ばれる「モデル」などがある。いずれもが英語では「Model」という言葉であって、日本語と同様に複数の意味がある。また、英語の場合では遠回しに「売春婦」ということを言う場合にも使われる。

この物語の「モデル」は、松山さんの場合は写真の世界に於ける製作する対象にする人のことであり、事件の被害者の場合は「ファッション・モデル」のことである。

被写体となるモデルは、物の場合は何でも対象になり得て、人が使う身の回りの道具から、食べ物、自然の景色、動物など、何でもその対象になり得る。一方、人の場合は、家族や友人などの場合は日常生活の中の姿となるが、特にカメラマンが対象とする場合は「ファッション・モデル」とほぼ同義ということになる。

「ファッション・モデル」は、美術作品や写真、映像作品の被写体となったり、ファッションショーやファッション雑誌に(ブランド品の)衣装を身につけて登場する人のことである。

基本的には全身を使うことになるが、写真や映像作品の被写体としては「手タレ」「足タレ」のように、体の一部分の特定部位だけというモデルも存在する。(これらを「パーツモデル」という。→「銭形泪・2nd.1話」に「鼻タレ」というのが出てくるが、これが実際に存在するかと言うと「?」ですが...)

ファッションモデルという職業は、戦前からあるが、特に大きく注目されるようになったのはバブル期である'80's後半である。そして、この時期から'90's前半には「スーパーモデル」と言われるモデルが登場し、社会に大きな影響を与え、時代を牽引するようになった。(リンダ・エヴァンジェリスタ、ナオミ・キャンベル、シンディ・クロフォード、クリスティー・ターリントン、クラウディア・シファーたちがその代表的な存在である。)彼女たちは社会的にも多大な影響を与え、高額のギャラを貰い、時にはファッション・ブランド以上の存在になった。それだけに、モデルを職業としている人の間でも憧れの存在となり、「カリスマ・モデル」などとして存在感を示した。ただ、絶頂期にいる期間は短いのが殆どであって、その後の凋落ぶりも何かと話題になり、夢を与えた彼女たちも失意を与える存在になってしまい、結果的には「バブル期の夢」だったようですね。(その後も次々と新しい人が現れて、そして消えて行っている。)

尚、「スーパーモデル」は日本では少し意味が違っていて、海外でモデルとして活動しているだけで、社会的には全く無名の存在であるにも関わらず「スーパーモデル」と呼ぶ風潮がある。そのため、現在ではかつての「スーパーモデル・ブーム」は完全に消えてしまい、「真のスーパーモデル」と言われるような存在はいない、とされている。(→「言葉のインフレ」が起こり、権威も地に堕ちた、という典型的な例である。)

その分、身近な存在の何処にでもいるような普通の女の子がモデルとして活躍するような時代になり、これはこれで良いのだが、カリスマ的な存在のモデルが存在せず、「カリスマ・モデル」的な存在としては弱くても、周囲の人よりも少し存在感があるだけで大きく語られるというのもまた問題で...(要するに、「大物」と呼べる存在がおらず、言葉だけインフレ化していて小物ばかりになっていると言うことである。)

英語、ドイツ語では「Model」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Mannequinat」、イタリア語では「Modello」、スペイン語、ポルトガル語では「Modelo」(但し、発音は異なる。)、中国語では「模特兒」と言う。

ポーズ」:姿勢のことである。特に、その姿勢の中でも、写真、彫刻、絵画などでモデルが示す姿勢のことをいう。または、あるふりのこと、見せかけの態度のこと、という意味もある。

尚、一時的に(ビデオ再生などを)停止する「ポーズ」は、日本語では「姿勢」と同じ「ポーズ」と表記されるが、英語では「Pause」となり、「姿勢」の「Pose」とは全く別の単語である。

英語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語では「Pose」(但し、発音は異なる。)、イタリア語では「Posa」、スペイン語では「Propon」、中国語では「姿勢」と言う。

邪魔」:さまたげとなるもののこと、支障となるもののこと、または障害のことを言う。また、仏教ワウ後では、仏道修行を妨げるよこしまな悪魔のことを指す。

それ以外では、頭に「お」を付けて「他人の家を訪問すること」を言う。(「お」を付けない場合もあるが、一般的には「お」を付ける。)

尚、障害になる物のことは「邪魔物」と言い、障害になるのが人の場合は「邪魔者」と言うように「もの」の所は対象になるものに応じて使い分けることになる。→表意文字である漢字という特徴が出ている所である。

英語、フランス語では「Obstacle」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Hindernis」、イタリア語では「Ostacolo」、スペイン語では「Obstáculo」、ポルトガル語では「Obstáculo」、中国語では「障礙」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

なぜ、あのお店はいつも「常連さん」でいっぱいなのか?~繁盛店がこっそりやっているケータイメール販促術~

なぜ、あのお店はいつも「常連さん」でいっぱいなのか?~繁盛店がこっそりやっているケータイメール販促術~

  • 作者: 鎌田 博次
  • 出版社/メーカー: すばる舎
  • 発売日: 2010/11/18
  • メディア: 単行本

モデルのヒケツ―トップモデルが本音で語る最新モデル入門

モデルのヒケツ―トップモデルが本音で語る最新モデル入門

  • 作者: cover
  • 出版社/メーカー: ユーメイド
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本

モデルBODYをつくる「美やせ習慣」ダイエット ~カリスマ・ウォーキング講師が教える 歩いて、食べてマイナス15kgの秘訣~ (ワニプラス)

モデルBODYをつくる「美やせ習慣」ダイエット ~カリスマ・ウォーキング講師が教える 歩いて、食べてマイナス15kgの秘訣~ (ワニプラス)

  • 作者: 清水 春名
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2012/01/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

モデルポーズ集500

モデルポーズ集500

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

新ポーズカタログ〈1〉女性の基本ポーズ編

新ポーズカタログ〈1〉女性の基本ポーズ編

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マール社
  • 発売日: 2011/05
  • メディア: 単行本

ハイパーアングルポーズ集 vol.2 shape of men (創美社一般書)

ハイパーアングルポーズ集 vol.2 shape of men (創美社一般書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 創美社
  • 発売日: 2010/10/26
  • メディア: 大型本

邪魔

邪魔

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本

へこまない人は知っている―ストレスに邪魔されない23のヒント

へこまない人は知っている―ストレスに邪魔されない23のヒント

  • 作者: 蓮村 誠
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2008/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

医者が介護の邪魔をする! (介護ライブラリー)

医者が介護の邪魔をする! (介護ライブラリー)

  • 作者: 矢嶋 嶺
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/08/28
  • メディア: 単行本


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「無責任」(その5) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーロー・シリーズの第60弾として記してきた「無責任」シリーズも今回で最後となります。で、1964年12月に劇場公開されたシリーズ最後と位置づけられている作品についてです。尚、本作も「クレイジー」シリーズの一つと数えられることもありますが... これまでの作品群と違って、時代劇となっているのが特徴である。

シリーズ第4作花のお江戸の無責任」(1964年)
作品データーを記しておくと、1964年の東宝作品で、時間は89分、原案は戸板康二、監督は山本嘉次郎、脚本は田波靖男と山本嘉次郎の2人、撮影は遠藤精一、美術は植田寛、音楽は萩原哲晶と宮川泰の2人、殺陣は久世竜である。そして出演は、植木等、谷啓、ハナ肇、草笛光子、団令子、池内淳子、藤山陽子、進藤英太郎、田崎潤、藤木悠、有島一郎、北川町子、高橋紀子、若水ヤエ子、田島義文、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー、犬塚弘、小杉勇、大泉滉、平凡太郎、宮田羊容、石田茂樹、春風亭柳朝、佐田豊、山本廉、吉川満子、広瀬正一、大村千吉、草川直也、桐野洋雄、二瓶正也、土屋詩朗、井上紀明、三田照子、中山豊、生方壮児、たちである。

父親を闇打ちされて失った古屋助六は、その仇討のために江戸へ向う。しかし、狙う仇は、背中に刀傷がある、というだけであった。が、陽気な助六は、さっさと仇討ちを果たして、その後半年ばかりは江戸で遊んでくる、という気持ちでご機嫌だった。そんな助六は、鈴ヶ森で雲助に因縁を付けられている白井権八を助ける。そんな所に売り出し中の侠客・播随院長兵衛が通りかかり、助六と権八は彼の侠気にすっかり感激して付いていき、2人は長兵衛の家に居候することとなる。しかし、長兵衛の女房・おぎんは大変厳しい女だった。で、2人は吉原で石焼芋屋をやらされることになった。ある日、2人は、長兵衛の留守の時に助けを求めてきた道具屋の娘・お菊を白柄組から救けだした。で、その褒美として長兵衛から暇を貰うと、2人は吉原に向かった。助六は花魁・揚巻を狙っていた。白柄組の親分格の髭の意休も揚巻を口説こうとするが、助六はそこで威勢のいい啖呵を切って揚巻の心を掴むのに成功した。やがて、助六は揚巻から、意休の背中に刀傷があることを聞き、仇討ちの相手が分かった。で、仇討ちに走り、見事に意休を倒して仇を取った。そんな時、長兵衛は白柄組との出入りで死んでしまい、助六が長兵衛の跡を継ぐことになったのだった。

この手の作品のストーリーは、あって無いもののようなものであるのは言うまでも無く、主人公に都合が良いように物語が進んで行くが、これはこれで良いでしょう。ということで、江戸時代に舞台を移しても、植木等のパワーは全く変わっていないということで、十分楽しめる作品である。(ということで、色々と考えることを止めて、笑った楽しみ、丸く収まっていいんじゃないですか...)

 

花のお江戸の無責任 [DVD]

花のお江戸の無責任 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


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「DEAD MEN DON'T WEAR PLAID」 [映画(洋画)]

表題の作品は1982年のアメリカ映画「四つ数えろ」である。後のビデオでは「スティーヴ・マーチンの四つ数えろ」というように、主演のS・マーチンの名前が邦題に追加されている。尚、本作は日本では劇場未公開である。1940年代の往年のハードボイルド映画を意識したパロディ作品であるが、当時の作品フィルムを部分的に使った巧みな編集によって、S・マーチンがH・ボガードやI・バーグマンといった往年のスターとの共演をさせているなど、かなり凝った作品となっている。また、昔の作品に遭わせるために白黒映像としているのもポイントである。

作品データを記しておくと、時間は88譜、白黒作品である。監督はカール・ライナー、脚本はジョージ・ガイプ、スティーヴ・マーティン、カール・ライナーの3人、撮影はマイケル・チャップマン、音楽はミクロス・ローザである。そして出演は、スティーヴ・マーティン、レイチェル・ウォード、レニ・サントーニ、たちである。また、エドワード・アーノルド、イングリッド・バーグマン、ハンフリー・ボガード、ウォーリー・ブラウン、ジェームズ・キャグニー、ウイリアム・コンラッド、ジェフ・コーレイ、ジョーン・クロフォード、ベティ・デイヴィス、カーク・ダグラス、ケーリー・グラント、アラン・ラッド、バート・ランカスター、エヴァ・ガードナー、チャールズ・ロートン、ブライアン・ドンレヴィ、ヴェロニカ・レイク、チャールズ・マッグロウ、フレッド・マクマーレイ、ジョン・ミラン、レイ・ミランド、エドモンド・オブライエン、ヴィンセント・プライス、バーバラ・スタンウィック、ラナ・ターナー、ノーマ・ヴァーデン、といった往年のスターが過去フィルムの引用部分に登場している。

私立探偵のリグビーは、ある女性から、父の死の謎を探って欲しいと依頼され、その調査を開始した。調査を進めていくが、何かと邪魔が入り、それを乗り越えて調査を進めていくと、ナチスのある陰謀が隠されていた...

ストーリーとしては、この手の作品に見られるように、あっても無いようなものであるが、捜査段階で往年の映画フィルムを使っていて、探偵・リグビーが往年のスターに尋問したり、邪魔されたりというように、あり得ないような共演を達成するというように、映画ファンにとっては夢のようなことが見られる作品となっている。(何せ、中には故人もいて、絶対にあり得ない共演がフィルム編集の巧みさによって実現しているように見せているのは凄いところです。)

ストーリーの方はほどほどであるが、映画ファンの夢を実現している作品であるだけに、作ひんょ楽しむのではなく、企画を楽しむというような作品である。

また、往年の作品を知らないという方は、本作を経由して「往年の名作」と呼ばれている作品を見るきっかけにするというのも宜しいかと...

 

スティーブ・マーティンの 四つ数えろ [DVD]

スティーブ・マーティンの 四つ数えろ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD


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DEE D. JACKSON『THUNDER & LIGHTNING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼の2nd.アルバムである。'70's終盤の世界的なディスコ・サウンドの大ブームの時にデビューして大ヒット曲を放った彼が、一段とパワーアップして'80'sという新しい時代に向けて放ったアルバムである。が、ディスコ・サウンドのブームは既に去っていたこともあって、'80'sという時代に'70'sのディスコ・アルバムという時代錯誤となったことで、転けたことで逆に有名になったアルバムでもある。

収録曲は、オリジナル盤では全9曲であったが、現在では3曲のボーナス・トラックが追加されて全12曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『SOS (Love The Rescue)』『Which Way Is Up』『Living In A Dream』『Teach You Want To Dance』『Thunder & Lightning』『Trail Blazer』『Sky Walking』『I'm Dying』『Stop All This Madness』。(以下、ボーナス・トラック)『S.O.S. Megamix』『Shotgun』『How Do You Want Your Love』。

この中からシングル・カットされたのは『SOS (Love The Rescue)』であったが、本国イギリスでは特にヒットすることはなかった。但し、フランス、ブラジル、イタリアなどではそれなりのヒットになっている。

お薦め曲は、シングル曲の『SOS (Love The Rescue)』、アルバム・タイトル・ナンバーの『Thunder & Lightning』、そして『Sky Walking』と『Stop All This Madness』をピックアップしておく。

サウンドの方はディスコ・サウンドであるが、かなりポップなものである。この点では'70'sディスコ・サウンドとは経路が違っているのだが、根本にあるのはやはり'70'sディスコ・サウンドである。そのため、'80年の終盤に発表された時点で、既に陳腐化した印象の方が大きい楽曲が詰まっていることになったのが残念なところであった。(出来れば後1年前に、遅くても'80年の初頭にリリースされていれば...と思う所である。)

特に「1980年」という声を聴くと、サウンドシーンは急激に変化を見せたこともあって、'79年、'80年のサウンドは大きく変化したこともあって、この時期のアルバムは「陳腐」というイメージのものと「斬新」というイメージのものとが極端に出ているアルバムが多いが、本作は前者の代表のようなものになってしまった。但し、本作は'80年の終盤に発表されたアルバムであるが、'70'sディスコ・アルバムと捉えればそれなりに楽しむことは出来るアルバムである。時代が少しずれているという印象のあるアルバムであるが、それから30年以上流れた現在では、逆に面白いかも...

 

Thunder & Lightning

Thunder & Lightning

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Self
  • 発売日: 2011/03/29
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形愛13話[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]

銭形愛」の13話「カメラは見ていたワンシーン・ノーカット ~BS-i連続殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、五代さんが「謎は解けたよ」として口にした言葉から「ワックス」について、「ソックス」について、柴田さんが口にした「トム・ワトソン」について、ちゃんが「嬉しいこれがあるのか」と突っ込んでいた「悲劇」について、犯人はこれの名前で墓穴を掘ったと言うことから「お笑いグループ」について記します。尚、「ワックス」は「・10話[裏ネタ編]PART 8」で、「ソックス」は「・26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 12」で「靴下」として、「悲劇」は「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/4/5、7、9、13、15、16付です。

ワックス」:本来の意味は「蝋(ろう)」である。それらの中でも、家の床(板張りの床の場合)や(木製の)家具、または板金塗装された物のつや出しのために塗布される薬剤のこと、またはスキーやスノーボード、ソリの滑走面に潤滑剤として塗布する薬剤のことを言う。(尚、つや出し/潤滑剤として使用される薬剤の成分は、基本的にパラフィンや蝋である。)

蝋は、動物の油脂、植物の油脂などから採取されるものである。(動物に由来する蝋はその抽出元となる動物の名前を付けた形で呼ばれることが多い。(例えばミツバチが分泌する「蜜蝋」(クレヨンの原料でもある。)、マッコウクジラから撮られる「鯨蝋」など))その一方で、近年は鉱物や原油を分留して得られる蝋(パラフィンなど)や化学的に合成されて作られる蝋(炭化水素系化合物)もある。日本では前者を「蝋」と呼び、後者を「ワックス」と呼んで区別している。

物理的な特製はそれぞれ違いがあるが、一般的には常温では固体であり、気体になるとよく燃焼する。(そのため、昔は照明用として「蝋燭」に加工されて利用されていた。)また、融点は100゜Cよりも低いのが普通である。(一部に、常温で液体というものもある。)

ところで、家庭のフローリングに塗るワックスは乾くのに時間がかかるということがあるが、米のとぎ汁で雑巾がけを行うということでもワックス掛けと同様の効果が得られる。これは一度やってみると良いですよ。

英語では「Wax」、ドイツ語では「Wachs」、フランス語では「Cire」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Cera」(但し、発音は異なる。)、オランダ語では「Was」、中国語では「蜡(蝋)」と言う。

ソックス」:一般的には「靴下」のことを指す。それ以外では「硫黄酸化物」の総称として使われる。(化学式が「SOx」であるため。)また、古代ギリシャや古代ローマでは、喜劇役者が使用した軽い靴のことも指した。尚、特に断りなく「ソックス」と言うと、誰もが使用する「靴下」のこととなる。

「靴下」とは、足先を覆う衣類の一種であって、袋状になっているものである。英語の言い方である「ソックス」という言い方も定着している。一般に広く普及している通常の靴下は、足の指が別れて入ることがない形をしているが、最近では5本の指が別々に入るように、先の部分が分かれているものもある。また、足袋は、親指と他の4本の指が別れる形となっていて、2つに別れた形をしている。(但し、「足袋」は履き物であり、そのままで外を歩くが、「靴下」は履き物ではなく衣類であり、その上から靴を履き、それで外を歩くことになる。よって、靴下と足袋は、形は似ているが、全く別物である。→「靴下」は衣類の仲間、「足袋」は履き物の仲間である。)

靴下はあくまでも衣類であって、靴と素足の間に入るものである。そのため、これを履いた状態では外を歩くことはしない。又、冬場になると、夜寝るときも靴下を履いていると、暖かく寝ることが出来ますね。(冷え性の方であれば、これは常識ですけど...)

歴史は古く、古代ギリシャや2世紀のエジプトで、布製の靴下が使われていたことが分かっている。中世になると、伸縮性の布を用いた「ホーズ」と呼ばれる靴下が男性の間で使われるようになった。また、編んだ靴下は16世紀に広く普及することになり、ウールや木綿の靴下は17世紀になって大量生産されるようになって普及した。第二次大戦後は、ナイロンや化学繊維の靴下が最も普及するようになっている。

英語では「Socks」(単数形だと片足用のみということになるため、複数形で使われるのが一般的である。)、ドイツ語では「Socken」、フランス語では「Chaussettes」、イタリア語では「Calze」、スペイン語では「Calcetines」、ポルトガル語では「Meias」、中国語では「襪子」という。

トム・ワトソン」:アメリカのプロゴルファーである。1949/9/4生まれで、フルネームはTHOMAS STURGES WATSON(トーマス・スタージス・ワトソン)である。現在も現役のプロゴルファーとして活躍している。

1971年にクオリファイ・テストに合格してプロに転向した。(プロのキャリアも40年を超えたことになる。)1974年のウェスタンオープンで初優勝して以来、2011年の時点で通算70勝をしている。(現役であるため、更に伸びる可能性もあるのは言うまでも無い。)

1975年の全英オープンで優勝したことで一気に有名になり、'70年代後半から'80年代前半はビッグ・タイトルを次々と獲得していった。メジャー大会で通算8勝を挙げているが、これらは1983年までに達成したものであって、以後、メジャー大会での優勝はない。(全米プロゴルフでの優勝が無いため、キャリア・グランドスラムに王手を掛けているものの、まだ達成していない。)

日本で行われた大会でも優勝経験があり、ダンロップフェニックストーナメントでは2度優勝している。(1980年と1997年。)また、そのダンロップフェニックストーナメントが開催される宮崎県のフェニックスカントリークラブには、彼の名前を冠した「トム・ワトソンゴルフコース」がある。
また、1988年に世界ゴルフ殿堂入りをしており、世界の一流ゴルファーの一人である。

悲劇」:悲惨な出来事、不幸な出来事のことを言う。また、演劇の世界でも、人生の不幸や悲惨さを題材とした作品のことを言う。物語で「悲劇」と言うと、その終わりは、(主人公の)死、破滅、敗北、苦悩などて終わることが一般的である。(「バッドエンド」と言う言い方もある。)ただ、演劇に於ける「悲劇」の定義は、はっきりと定められているものではなく、「ハッピーエンドで終わらない作品」というかなり曖昧なものになっている。

尚、悲惨な出来事、不幸な出来事、という意味での「悲劇」の反対語は「喜劇」であるが、これは思わず笑いたくなる喜ばしい出来事と言う意味であって、演劇の世界で言う「喜劇」とは少しニュアンスが異なっている。(演劇の世界で「喜劇」と言うと、笑いを誘う劇のこと、つまりコメディ作品のことを指している。)

一般には、演劇の世界に於けるジャンルである「悲劇」/「喜劇」という意味で使われる事が多いため、フィクションであると考えがちであるが、現実に起こった悲惨な出来事、不幸な出来事/喜ばしい出来事という意味があり、現実のことでもある、ということを忘れないで貰いたいところである。

尚、演劇の世界での「悲劇」は古くからあるものであり、古代ギリシャの時代から「悲劇」は存在している。更に、「シェークスピアの四大悲劇」(「マクベス」「ハムレット」「オセロー」「リア王」)をはじめ、歴史的にも有名な作品が多数生まれている。

ちゃんはこの物語で「嬉しい悲劇があるんか?」と突っ込んでいたが、言葉の定義からするとおっしゃる通りということになる。ただ、バッドエンドを歓迎するという変わった考え方をしている人が居れば、話は変わってきますが...

英語では「Tragedy」、ドイツ語では「Tragödie」、フランス語では「Tragèdie」、イタリア語とスペイン語では「Tragedia」(但し、発音は異なる。)、ポルトガル語では「Tragédia」、中国語では「悲劇」と言う。

お笑いグループ」:客を笑わせることを目的として行われる演芸のことを「お笑い」と言う。これには色んなものがあり、演者が1人で行うもの、2人組で行うもの、大人数で行うものがある。これらの中でも、演者が2人から数人程度で行う演芸(漫才、漫談、コントなど)を行う演芸チームのことを特に「お笑いグループ」という。(大人数の場合も「グループ」ということに変わりないが、その場合は「お笑い集団」「おわらい軍団」などのように言われる。)

特に、漫才では2人組が最も多いが、これは2人組だと、ボケとツッコミという役割分担が明確になり、最もバランスが良いためである。(当然、両者がボケとツッコミの両方を行うコンビもある。)→3人以上のグループでは、ボケ、またはツッコミが複数いることになる。

尚、3人以上のグループでも、大ブームを起こして一世を風靡したお笑いグループも、幾つもいる。(例えば、1950年代後半から'60年代に時代をリードしたハナ肇とクレイジーキャッツ、'60年代から'70年代に人気を博したザ・ドリフターズなどはその代表的な存在である。)

ちなみに、「グループ(Group)」という言葉は「集団」「集まり」「群」という意味であるため、ぬ人というのは除外されるが、何人以上という規定はないため、人数が2人であっても、それは立派なグループである。

英語では「Laughter Group」、ドイツ語では「Gelächtergruppe」、フランス語では「Groupe du Rire」、イタリア語では「Gruppo di Risata」、スペイン語では「Grupo de Risa」、ポルトガル語では「Grupo de Risada」、中国語では「滑稽故事小組」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ワックスで創るジュエリー―30作品から学ぶワックステクニック (ジュエリー技法講座)

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  • 作者: 日本宝飾クラフト学院
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2001/03/16
  • メディア: 単行本
ナンバースリー デューサーハードワックス 5 80g

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  • 出版社/メーカー: ナンバースリー
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
ソックスとレッグウォーマー: はじめてのレッスン

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2011/11/04
  • メディア: 大型本
手編みのソックス

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  • 作者: 嶋田 俊之
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2009/09/18
  • メディア: 大型本
(アディダス)adidas 機能3Pショートソックス RL374

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  • 出版社/メーカー: adidas(アディダス)
  • メディア: ウェア&シューズ
トム・ワトソン LESSON! スマイル、スマイル PART1

トム・ワトソン LESSON! スマイル、スマイル PART1

  • 作者: トム・ワトソン
  • 出版社/メーカー: ゴルフダイジェスト社
  • 発売日: 2011/11/10
  • メディア: DVD-ROM
トム・ワトソン LESSON スマイル、スマイル PART2

トム・ワトソン LESSON スマイル、スマイル PART2

  • 作者: トム・ワトソン
  • 出版社/メーカー: ゴルフダイジェスト社
  • 発売日: 2011/11/10
  • メディア: DVD-ROM
トム・ワトソンのゴルフ・ルール

トム・ワトソンのゴルフ・ルール

  • 作者: トム ワトソン
  • 出版社/メーカー: 日刊スポーツ出版社
  • 発売日: 1987/06
  • メディア: 単行本
悲劇の誕生 (岩波文庫)

悲劇の誕生 (岩波文庫)

  • 作者: ニーチェ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1966/06/16
  • メディア: 文庫
悲劇喜劇 2012年 07月号 [雑誌]

悲劇喜劇 2012年 07月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/06/07
  • メディア: 雑誌

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伊藤麻衣子『GOLDEN J-POP/THE BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1999年にリリースされたベスト盤である。彼女も'80'sアイドルの中ではこれというベスト盤がリリースされていない一人である。そんな中、1枚もので比較的内容が充実しているのが本ベスト盤である。(これをベースにして、あと2~3曲を追加して「ゴールデン☆ベスト」シリーズにラインナップして欲しいと思う所である。)

収録曲は以下の全16曲である。『夢の入口』『秋のほほづえ』『危ない感傷』『さよならのカレンダー』『キミたちにグッドラック』『優しい絆』『感激! ラブモーション』『スロー・ダンサー』『見えない翼』『不良少女とよばれて』『わたしの胸に』『もっと真実』『真珠貝の涙』『愛の陽炎(かげろう)』『September Summer ~リア・ウィンドウに残った夏』『最後の春休み』。

収録曲にデビュー曲の『微熱かナ』が含まれていないという所に大きな疑問(時間的にも約65分であるだけに、『微熱かナ』をカットする理由が見当たらないのですが...)があるが、それ以外としてはアルバムの中に収録されていた隠れた名曲が収録されていたり、CMで使われていた佳曲が収録されているなど、内容的には悪くない。

彼女が主演して大ヒットしたドラマ「不良少女とよばれて」をそのままという『不良少女とよばれて』(主題歌ではないが、ドラマそのままです。)と、やはり主演したドラマ「婦警候補生物語」の主題歌『見えない翼』など、'80'sを象徴する彼女の代表的な曲から、『キミたちにグッドラック』と『最後の春休み』のような隠れた名曲が聴けるのも嬉しい所である。

ただ、やはり『微熱かナ』が欠けているのと、もう少し曲順に工夫をして欲しいと思う所である。その点を修正して、75分ぐらいの収録時間とした「ゴールデン☆ベスト」がリリースされれば、本アルバムの存在価値は消えてしまうが、現時点では満点ではないものの、十二分に価値のあるベスト盤である。

 

GOLDEN J-POP/THE BEST 伊藤麻衣子

GOLDEN J-POP/THE BEST 伊藤麻衣子

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1999/09/22
  • メディア: CD


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伊藤つかさ『ゴールデン☆ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2004年にリリースされたベスト盤であって、内容があることで知られている「ゴールデン☆ベスト」シリーズに含まれるものである。シングル曲を中心にした選曲であるが、アルバムの中にあった隠れた名曲も収録されているという所が心憎いが、流石は「ゴールデン☆ベスト」シリーズだということを感じさせるベストアルバムである。

収録曲は以下の全18曲である。『少女人形』『童話色(めるへんいろ)』『夕暮れ物語』『リボン飾りのX'マス・プレゼント』『夢見るSeason』『春風にのせて』『もう一度逢えますか』『横浜メルヘン』『街角シーソーゲーム』『GOOD NIGHT』『パジャマ・パーティー』『ボーイフレンド』『通学電車』『恋はルンルン』『涙のクレッシェンド』『謎のアンドロメダ ~異次元からの帰還』『ハートの季節』『悲しみをうけとめて』。

本ベスト盤リリース時点でリリースされていた全9曲のシングル曲が中心となっているが、B面曲の一部は収録しないで、アルバムに収録されていた曲を拾っている所がポイントである。(→時間的なことを考えると、9枚のシングルのA/B面曲18曲を収録するということも可能であるが、それでは単なる「シングル・コレクション」であって、面白みが無いですからね...)

彼女と言えばお人形さんのイメージと、それを象徴する『少女人形』であり、セーラー服のお馴染みのジャケット写真であるが、そういう基本はしっかりと抑えており、彼女の歌をということでは、特に不満の無いベスト盤である。(こういうアルバムがシリーズにラインナップされているのだから、「ゴールデン☆ベスト」が高く評価されるのも当然ですね。→「ゴールデン☆ベスト」でも極一部には失敗作もありますけど...)

 

ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/11/25
  • メディア: CD


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岩井小百合『パーフェクト・ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2010年にリリースされた彼女のベスト盤である。時間の関係もあるとはいうものの、タイトルの「パーフェクト」という所には疑問があるベスト盤であるが、彼女が発表した12曲のシングルのA面の全てと、8曲のB面曲を収録したものである。(7、9、10、12枚目のシングルB面曲がカットされている。→収録時間を考えると、もう1曲は確実に入るのですがね...)

収録曲は以下の全20曲である。『ドリーム ドリーム ドリーム』『I Love My ダーリン』『ドキドキHeartのバースデイ・パーティー』『初恋』『いちごの片想い』『いちごの片想いPartII』『[ハート]あなた[ハート]し・だ・い!』『いけないのですか?』『水色のラブ・レター』『もう一度LOOK AT ME』『早春メモリー』『ときめきの季節』『パラレルガール』『そっとさよなら』『少女期』『恋のアメリカン★パトロール』『とまどい』『涙のシルエット』『シャワーを浴びた後で…』『涙に天使』。

横浜銀蠅の妹分としてデビューした彼女は、アイドルとしても人気を得て、活躍していたが、ベストアルバムがリリースされていないという不思議なことになっていた。2005年に5枚組CDのBOXセットがリリースされたものの、手軽に聴くことの出来るベスト盤としてはリリースがなく、ようやくリリースされたのが本ベスト盤である。(定評のある「ゴールデン☆ベスト」シリーズにも彼女の名前は無いですし...)全くヒットが無くて消えていったアイドルであればともかく、彼女は十分なヒット曲も放ち、シングルも二桁リリースしているだけに、これは'80'sアイドルの中でも不思議とされていた。

ということで、アルバム・タイトルの「パーフェクト」という所には疑問があるものの、ようやく登場した1枚ものという手頃なベスト盤であり、20曲収録と廉価版であることを考えると、お得なベスト盤である。(ようやくこれで、彼女も'80'sアイドルとして改めて語られることになるでしょうし...)

 

岩井小百合 パーフェクト・ベスト

岩井小百合 パーフェクト・ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: CD


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DEF LEPPARD『ADRENALIZE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1992年に発表された彼らの5枚目のスタジオ・アルバムである。世界的なヒットとなった前作「HYSTERIA」から5年ぶり(正しくは4年8ヶ月弱)となった待望のアルバムである。チャート成績は、アメリカ、イギリス、カナダ、豪州、ニュージーランド、スイスで1位を獲得し、ノルウェーで2位、スウェーデンで5位、ドイツで8位、フィンランドで17位を記録している。また、Billboardでは5週連続1位を獲得し、1992年の年間アルバム・チャートでは15位にランクインしている。尚、チャート成績という数字では前作よりも上であるが、セールス数ということでは前作には遠く及ばなかったが、これもチャートは相対的なものということを象徴していますね。(ちなみに前作はアメリカだけで1200万枚を超えるセールスを記録したモンスター・アルバムでしたから...)

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であるが、日本盤には2曲のボーナス・トラックが追加されている。収録曲は以下の通りである。『Let's Get Rocked』『Heaven Is』『Make Love Like A Man』『Tonight』『White Lightning』『Stand Up (Kick Love Into Motion)』『Personal Property』『Have You Ever Needed Someone So Bad』『I Wanna Touch U』『Tear It Down』。(以下、日本盤のボーナス・トラック)『Miss You In A Heartbeat』『She's Too Tough』。

また、2009年には2枚組となるDELUXE EDITIONがリリースされている。DISC 1はオリジナルの10曲が収録されていて、ボーナス・ディスクとなるDISC 2の収録曲は以下の全12曲である。『Hysteria』『Photograph』『Pour Some Sugar On Me』『Let's Get Rocked』『You Can't Always Get What You Want』『Little Wing (With Hothouse Flowers)』『Tonight (Version 2 - Demo Version)』『Now I'm Here (Live)』『Two Steps Behind (Acoustic)』『Tonight (Acoustic - Sun Studios Version)』『Too Late For Love (Live)』『Women (Live)』。

この中からシングル・カットされたのは全部で6曲ということになる。1st.シングルの『Let's Get Rocked』が最大のヒット・シングルとなって、イギリスで2位、カナダとスイスで3位、アイルランドと豪州で4位、ニュージーランドで7位、アメリカで15位、スウェーデンで18位、ドイツで22位を記録している。2nd.シングルの『Make Love Like A Man』はイギリスで12位、アイルランドで10位、カナダで23位、豪州で29位、アメリカで36位など記録した。3rd.シングルの『Have You Ever Needed Someone So Bad』はカナダで7位、アメリカで12位、イギリスで16位、アイルランドで24位、ニュージーランドで49位、豪州で51位を記録した。そして、アルバム未収録のライヴ曲(『Elected』)がシングルとしてリリースされたのを挟んで、『Stand Up (Kick Love Into Motion)』が北米での4枚目のシングルとしてリリースされてカナダで11位、アメリカで34位を記録した。欧州では『Heaven Is』がシングル・カットされて、イギリスで13位、アイルランドで24位を記録した。そして『Tonight』はイギリスで34位、カナダとアメリカでは(共に)62位を記録している。

お薦め曲はシングル曲の中から『Let's Get Rocked』『Make Love Like A Man』『Have You Ever Needed Someone So Bad』『Tonight』というところを、それ以外からは『Personal Property』と『Tear It Down』をピックアップしておく。

大ヒットした前作の後、ギターのS・クラークが亡くなったということで、果たしてどうなるのかと心配された本アルバムであるが、完成したということで大いに喜ばせてくれた。ただ、本アルバムには、酷評する意見も確かに多くあって、'90'sに突入した時期のアルバムとしては「?」と言う声もある。確かに前作の延長線上にあるサウンドである。が、このことは逆に、あの彼らが戻ってきた、ということを伝えていることでもあって、'80'sに彼らのサウンドを聴いていた者としては、'80'sが戻って来たということで、とても嬉しいことである。

ということで、'80'sサウンドということでも聴くことの出来るアルバムであり、また、彼らのキャリアの上でも新たな位置づけとなるアルバムであるだけに、必聴のアルバムである。(2009年に2枚組DELUXE EDITIONがリリースされたので、やはりそちらで楽しみましょう!)

 

Adrenalize

Adrenalize

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 1992/03/31
  • メディア: CD

ADRENALIZE

ADRENALIZE

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本フォノグラム
  • 発売日: 1992/03/30
  • メディア: CD

アドレナライズ

アドレナライズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/12/21
  • メディア: CD

↓DELUXE EDITIONはこちら

Adrenalize (Bonus CD) (Dlx) (Dig) (Ocrd)

Adrenalize (Bonus CD) (Dlx) (Dig) (Ocrd)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 2009/06/23
  • メディア: CD


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