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DAMN YANKEES(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1958年のアメリカ映画「くたばれ!ヤンキース」である。日本では1958年2月に劇場公開されている。尚、イギリスでは「DAMN」という単語が問題となったため、「WHAT LOLA WANTS」というタイトルに改題されて公開されている。悪魔と契約した野球狂の男のドタバタを描いたミュージカル作品である。

作品データを記しておくと、時間は111分、原作はダグラス・ウォロップ、製作と監督はスタンリー・ドーネンとジョージ・アボットの2人、脚本はジョージ・アボット、撮影はハロルド・リップスタイン、音楽はリチャード・アドラー、ジェリー・ロス、レイ・ハインドーフの3人である。そして出演は、タブ・ハンター、グウェン・ヴァードン、レイ・ウォルストン、シャノン・ボーリン、ジーン・ステイプルトン、レエ・アレン、ロバート・シェファー、ラス・ブラウン、ナタニエル・フレイ、ジミー・コーマック、アルバート・リンヴィル、たちである。

野球狂の実業家てあるジョー・ボイドは大のワシントン・セネタースのファンであった。そんな彼は、今日もニューヨーク・ヤンキースを相手にして、セネタースが負けそうな試合をテレビで見ていて、気が気でない状態だった。そんな彼は、「俺がホームラン王になれたらなあ、たとえ魂を売っても…」と独り言を口にした。すると、悪魔・アプルゲイトが姿を現した。アプルゲイトは、ヤンキースの強さに反感を持っていたということもあって、ジョーを青年に若返らせてホームラン王にしてやろうと持ちかけた。で、9/24に彼が望んだ場合は元の姿に戻すという条件付きで、契約が成立した。で、若返ったジョーは「ジョー・ハーディ」の名前でセネタースと契約し、試合に出場した。ジョーは打ちまくり、セネタースは連戦連勝の白星街道を突き進むようになった。さして、首位を走っていたヤンキースに迫ってきた。が、青年のジョーは、し合いではヒーローになるが、私生活の方では独身ということで、その寂しさから、元の自分の家に下宿することにしていて、そうやって自分の妻と話をすることを楽しみにしていた。が、それを知ったアプルゲイトは、それは契約違反だとして怒り、179歳の妖女・ローラを美しい娘に変えてジョーを誘惑させるように仕向けた。が、アプルゲイトの思惑通りに事は運ばず、ローラはジョーに心を奪われた。で、アプルゲイトはジョーを、約束の9/24に元の姿に戻すことを宣言した。そして9/24がやってきた。セネタースは優勝を争っていて、9/25のし合いにセネタースが勝てば優勝するということになっていた。で、ローラは24日にアプルゲイトに睡眠剤を飲ませるという策を使った。で、25日の試合にジョーは出場した。試合は1-0でセネタースがリードしていて、残るは9回のヤンキースの攻撃だけになっていた。あと1人というところでアプルゲイトが目を覚ましたため、宣言通り、アプルゲイトは魔法を解いた。その時、ジョーはバッターが打ち上げた打球を追っていて、捕球すれば試合が終わることになる。元の中年に戻ってしまったジョーは、必死で打球を追って、見事にキャッチして試合は終わった。こうしてセネタースは優勝を果たしたが、ジョーは顔を隠すようにしてダッグアウトから姿を消したのだった。そして、帰宅すると、久しぶりに妻と抱き合った。アプルゲイトは、再びジョーを栄光の世界に出るように、新たな契約をと考えてやってきたが、夫婦で抱き合っている姿を見ると、帰るしかなかったのだった...

物語はコメディであるが、ミュージカル作品ということで、独特の間の作品になっている。が、それは'50's作品らしい独特の間になっていて、時代を感じるところでもある。

物語のアイデアとしては、誰もが考えたことがあるのでは?(本作のセネタースとヤンキースという所を自分の贔屓チームに置き換えれば、誰でも考えたことがあるのではないかと...)と思われるネタを実現しているストーリーであるため、野球が好きという方であれば、たっぷりと楽しめる作品であろう。(野球に興味が無いと、ついて行きにくいでしょうが...)

また、ミュージカル作品であるため、音楽の方にも注目である。特に、本作のようなコメディでは、音楽も笑いに繋がるところがあったり、物語の急展開を助けたりするところもあるが、そういう楽しいところがたっぷりの作品になっている。

最後に、サントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全13曲である。『Overture』『Six Months Out Of Every Year』『Goodbye, Old Girl』『Heart』『Shoeless Joe From Hannibal, Mo.』『There's Something About An Empty Chair』『Whatever Lola Wants』『A Little Brains, A Little Talent』『Whatever Lola Wants』『Those Were The Good Old Days』『Who's Got The Pain』『Two Lost Souls』『There's Something About An Empty Chair (Reprise)』。

映画と共にサントラ盤をセットにして楽しみましょう!

 

Damn Yankees: An Original Soundtrack Recording (1958 Film)

Damn Yankees: An Original Soundtrack Recording (1958 Film)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1989/11/30
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

くたばれ ! ヤンキース [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


「DARK ANGEL」(1990・MOVIE) [映画(洋画)]

表題の作品は1990年のアメリカ映画「ダーク・エンジェル」である。後にテレビドラマ・シリーズとなる「ダーク・エンジェル」とは全く関係ない作品(但し、原題は同じであるため、それと区別するために、製作年と「映画」であることを記しました。)であり、更に、1935年のアメリカ映画(原題は定冠詞の「THE」が付いているため、本作と区別出来る。)とも関係ない別作品である。本作は1990年8月に日本公開されたが、B級アクション作品での主演が多いD・ラングレン主演のアクション作品である。

作品データを記しておくと、時間は92分、監督はクレイグ・R・バクスリー、脚本はジョナサン・タイドールとレオナード・マス・Jr.の2人、撮影はマーク・アーウィン、音楽はヤン・ハマーである。そして出演は、ドルフ・ラングレン、ブライアン・ベンベン、ベッツィ・ブラントリー、マシアス・ヒューズ、マイケル・J・ポラード、アル・レオン、シャーマン・ハワード、たちである。

テキサス州ヒューストン市警の麻薬担当の刑事・ケインは、麻薬王・マニングを逮捕するために囮捜査を行っていたが、捜査中に相棒を殺されてしまった。捜査に失敗したケインはFBI捜査官のスミスと組むことを条件に捜査を再開することを許された。で、捜査を再開したが、相棒となったスミスがマニングの部下に捕まって人質となってしまった。スミスを救うためにケインは麻薬の運び屋をすることになる。しかし、麻薬を持ち逃げされてしまう。直ぐに追っていくが、ケインが目にしたのはなんとエイリアンだった。そのエイリアンは、人間の体液から宇宙最強の麻薬を作り出していたのだった。で、ケインはエイリアンに単身で戦いを挑んでいき、派手に暴れ回ってエイリアンを倒し、人質を無事に救出した。

アクション・シーンは派手であって、迫力があって見所がたっぷりである。が、ストーリーについては何処かで見たことがあるようなものである。まあ、D・ラングレンのアクションを堪能するためでは、ストーリーはあっても無いようなものでも良いということを思えば、本作のようなとんでもない設定(宇宙人相手)のアクション作品も宜しいかと...

アクションだけはA級作品であるが、それ以外はやはりB級作品であって、B級作品を楽しむ見方をすることで良い作品である。(大作志向の方は、そのまま帰った方が良いんじゃないかと...)

 

ダーク・エンジェル [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


アキバレンジャー#9 [特撮]

残りが少なくなってきたこともあって、急展開が続いている(ソフト全4巻の発売予定を「起承転結」と見ると、正に「転」の部分にあたる第3巻に収録されるところですし...)が、正に怒濤の急展開でしたね。

今回は、ラスボスと思われるキャラの登場と、葉加瀬の秘密が明かされたということで、最終章に突入するための要素が提示されたことになり、大詰めに突入したことを感じさせてくれます。

その一方で、本作ではお馴染みの、同一着ぐるみ利用の別の怪人という、経費削減策による怪人の再利用と、これぞ戦隊・赤という熱血ぶりを発揮していて、「昭和戦隊」の王道を見せてくれている。ただ、王道を続けていると「マンネリ」ということにしか成らないが、本家が変化球が多くなっているだけに、こういう王道の赤は久しぶりの剛速球という感じで、悪くないですね。(逆に、本家の方が最近は2年毎につまらない作品が出来ているし...)

更に輪を掛けてやってくれたのが、怪人の作戦が「もんじゃ焼き攻撃」という、まさにごっこのような作戦だったという所でした。(ただ、CG多様の映像表現はちょっと残念でしたが...→こういうものは、やはり実際にやってこそ、そのバカバカしさが生きるのですがね...まあ、食べ物を粗末にしないためのCG利用というように解釈しておきますか...)こういう「ゴレンジャー的」な作戦はやはり馬鹿馬鹿しいが面白い...

それでいて、強制解除のリモコンが動作しなかったというのは「電池が...」という、やけに現実的な所であって、非現実(妄想)と現実との世界が一体になりつつある物語に、ちょっとしたスパイスとして上手いところでした。

今回登場したドクターZが葉加瀬の父ということから、何となく「バイオマン」の物語を整理してまとめたような印象を受けたが、ここから本作は、葉加瀬一家の家族の問題だったというような展開になりそうですね。(そういうベタな展開とは成らないでしょうが...)

 

非公認戦隊アキバレンジャー 1 [Blu-ray]

非公認戦隊アキバレンジャー 1 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: Blu-ray

(中略)

非公認戦隊アキバレンジャー 4 (最終巻) [Blu-ray]

非公認戦隊アキバレンジャー 4 (最終巻) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: Blu-ray
リモコンのふしぎ (かがくだいすき)

リモコンのふしぎ (かがくだいすき)

  • 作者: 大竹 三郎
  • 出版社/メーカー: 大日本図書
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 単行本
非公認戦隊アキバレンジャー 非公式ヴィジュアルブック(仮) (グライドメディアムック77)

非公認戦隊アキバレンジャー 非公式ヴィジュアルブック(仮) (グライドメディアムック77)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: グライドメディア
  • 発売日: 2012/06/11
  • メディア: ムック
アキバレンジャーヒロインズ

アキバレンジャーヒロインズ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2012/06/26
  • メディア: 大型本
非公認戦隊アキバレンジャー オープニング・テーマ::非公認戦隊アキバレンジャー

非公認戦隊アキバレンジャー オープニング・テーマ::非公認戦隊アキバレンジャー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2012/05/23
  • メディア: CD
非公認戦隊アキバレンジャー オリジナル・サウンドトラック

非公認戦隊アキバレンジャー オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2012/06/20
  • メディア: CD

DINAH WASHINGTON『THE BEST OF DINAH WASHINGTON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1993年にリリースされた彼女のベスト盤である。「Queen of the Blues」の異名を持つ彼女であるだけに、1963年に39歳の若さで亡くなった後に、それこそ多数のベスト盤がリリースされている(2012年5月にも、またまた新たなベスト盤がリリースされたばかりです。22曲収録ですね。)のだが、「1枚もの」という手軽さと、収録内容の豊かさ、価格の安さを考えると、本ベスト盤はコストパフォーマンスが良く、お買い得なベスト盤である。(亡くなって50年近くになると、ベスト盤の企画としてもやり尽くしたという感もあるだけに、お買い得というものも色々あるのも事実ですけど...)

収録曲は以下の全23曲である。『You're Nobody 'Til Somebody Loves You』『Take Your Shoes Off Baby』『Call Me Irresponsible』『You've Been A Good Old Wagon』『He's My Guy』『Where Are You』『For All We Know』『Red Sails In The Sunset』『Me And My Gin』『It's A Mean Old Man's World』『Is You Is Or Is You Ain't My Baby』『That Sunday (That Summer)』『Something's Gotta Give』『Let Me Be The First To Know』『You're A Sweetheart』『Fly Me To The Moon』『I'll Close My Eyes』『Why Was I Born?』『Baby Won't You Please Come Home』『Drinking Again』『Romance In The Dark』『Destination Moon』『Nobody Knows The Way I Feel This Morning』。

ベスト盤として、彼女の主だった曲が収録されているのは当たり前で、ソウルフルな彼女のボーカルをたっぷりと堪能できる内容である。また、'93年のリリースで、収録時間が72分弱というのは、1枚もののアルバムとしては当時としては上限にかなり近い時間である(現在では約80分に伸びました。)だけに、特に文句はない。

また、ラストの『Nobody Knows The Way I Feel This Morning』だけが8分半を越える大作となっていて、たっぷりと彼女のボーカルを聴かせていて、それで幕というのも心憎い構成である。

彼女をリスペクトするシンガーは数多く、ジャズ界だけに留まっていないのはご存知の通りであるが、それだけ多くのシンガーに影響を与えている彼女であるだけに、一度は聴いておくべきであり、内容的にも充実していて、お買い得というベスト盤であるので、初心者も本ベスト盤から接してみるのは如何...

 

The Best of

The Best of

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 1993/01/26
  • メディア: CD

↓ちなみに、2012年5月リリースの新ベスト盤はこちらです。

Best of Dinah Washington

Best of Dinah Washington

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ais
  • 発売日: 2012/05/15
  • メディア: CD


ケータイ刑事銭形愛11話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形愛」の11話「そんな執事に騙されて殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目となる今回は、二重橋家のこれを見てちゃんが連想したものということで、「家紋」についてと、「無限大」について、「眼鏡」について、「瓢箪」について、「団子」について記します。尚、「家紋」「無限大」「瓢箪」は「・11話[裏ネタ編]PART 2」で、「眼鏡」は「・6話[裏ネタ編]PART 3」で、「団子」は「・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/3/16、18、19、22、24付です。

家紋」:その家の家系、血統、家柄、地位などを表すために用いられてきた紋章のことである。水戸黄門で「紋所」と言っているが、「紋所」ということもある。(単に「紋」と呼ばれることもある。)日本では241種類、5100種類以上の家紋がある。

起源は平安時代であって、氏が別れて家を形成した頃に登場し、その家の道具や車などに記すようになったところから始まる。その後、源平の時代になると、戦場で、敵味方の区別をするために旗印を持つようになるが、これが江戸時代までの大名などで使われる家紋の基礎となった。室町時代の中期になると、礼服には家紋を入れるというのが一般化することとなる。戦国時代は、敵味方の区別のために大いに役立ったが、江戸時代になって戦が無くなると、家紋は権威の象徴というものになった。

尚、西洋でも同じようなものがあるが、そちらは「家紋」と言う言い方はせずに「紋章」と言う言い方が一般的である。

英語では「Heraldry」または「Crest」という言葉が用いられるが、「家紋」と言うよりは「紋章」という意味であって、日本語の「家紋」は意味から考えて拡張されて使われていることになる。日本語の「家紋」に相当する言い方としては「Family Coat of Arms」、ドイツ語では「Familienwappen」、フランス語では「Blason de la Famille」、イタリア語では「Cappotto di Famiglia di Braccio」、スペイン語では「Escudo de Armas Familiar」、ポルトガル語では「Brasão Familiar」と言う方が適切である。また、中国語では「家徽」と言う。

無限大」:一般には、「限りなく大きなこと」を言う。また、数学の世界では、「変数xがどんな正数Mをとってもそれよりも大きくなる時、xは無限大になる」という。ちなみにこれを数学式に表記すると「x→∞」と表す。(「無限大」を記号で記すと「∞」である。)また、「大きくなる」という所を「小さくなる」ということにすると「無限小」という。

尚、数学の世界では「負の無限大」という概念もあって、「-∞」と記す。そのため、一般的な限りなく大きいという方の「無限大」は「正の無限大」と言い、「+∞」と表記することもある。

英語では一般的には「Infinite」、数学用語では「Infinity」という。また、ドイツ語では「Unendlich」、フランス語では「Infini」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Infinito」(但し、発音は異なる。)、中国語では「無限大」と言う。

ところで、1978年に発表されたJOURNEYの4枚目のアルバムタイトルが「INFINITY」であったというのは、豆知識と言うことで...(ヒット曲『Wheel In The Sky』が収録されているアルバムである。)

眼鏡」:「めがね」と読むのが一般的であるが、「がんきょう」と読む場合も少なからずある。また「めがね」と読ませる場合はカタカナ表記の「メガネ」とされることも多い。漢字とひらがなを混ぜて「眼がね」と表記する場合もある。(但し、この場合は、物を実際に見てその物の善悪、可否などを考え定めること、鑑識、めきき、という意味になる。)

目の屈折異常(遠視、近視、乱視、老眼など)の矯正のために使用して、視力を上げるために使うものと、紫外線やアーク光、各種閃光などの有害光線や異物が飛んできて目に入ることを防ぐという目の保護用に使用するものとがある。また、ファッションのために使用される道具でもある。(ファッション用の眼鏡は、度の入っていないレンズが一般的に使用されるが、それよりもフレームのデザイン(色や形)の方が優先されていて、一般的に「伊達眼鏡」と呼ばれている。)

または「遠めがね」の略した言い方でもある。(「遠めがね」は、双眼鏡、望遠鏡のことである。)

眼鏡は13世紀末のイタリアで発明されたものとされている。それ以前にも、レンズを使った視力矯正ということは行われていた。しかし、その当時のものは、現在の眼鏡のように、目の前に固定するパーツは無く、かつ、レンズは1つであり、そのレンズを手で持って眼前に持ってきて使用するものであった。(使用する場合、最低でも片手を取られてしまうものであった。尚、手を自由にするために、目の上下に挟むようにして使用するレンズもあった。)→現在のように耳に引っ掛けるというものではなかった。また、レンズの特性と視力矯正の観点から述べると、それらは老眼鏡ということになる。

やがて眼鏡は「知識」と「教養」の象徴となって、学者や偉大な聖人たちの持ち物というイメージが生まれることになる。(このイメージは現在も残っていて、日本でも、学者や天才少年のイメージを決めるアイテムの一つでもある。)そういうこともあって、光学的な補正を行わない眼鏡(視力矯正能力のない眼鏡)がファッションとして広く使用されている、ということも出来る。)

視力矯正用の眼鏡には、近視用の凹レンズを使ったもの、遠視用の凸レンズを使ったもの、乱視用の円筒レンズを使ったものの3種類があり、これらを組み合わせた「両用レンズ」と呼ばれるものがある。これらの中で最も早く登場したのは近視用のものであり、15世紀に当時用している。その後、17世紀頭に遠視用の凸レンズと近視用のの凹レンズが理論的に確立して、凸レンズの眼鏡が登場した。尚、乱視用の眼鏡の登場は19世紀になってからである。また、18世紀後半には、近視と老眼の両方に対応した多重焦点レンズが登場している。(いちいち眼鏡を変えるのが面倒ということから生まれたものである。)

また、手で持って使用するものから、鼻に挟んで使用することで両手を自由にした眼鏡が登場したが、それ以外では特に大きな発展無い。強いて言うと、眼鏡に紐を付けて頭に巻きつけて使用するものが登場したぐらいであって、18世紀前半以降、特に大きな発展はしていない。(この点では成熟商品ということが言え、デザインや形で差別化されることになり、ファッション・アイテムとしても成り立っている。)

一方、目の保護用途の眼鏡としては「サングラス」がその代表的なものである。サングラスの原理は目の前に透過率の低いものをフィルターとして使うことで、目に入る光量を減衰させるというものである。原形となるものは眼鏡の登場以前から存在していたが、目の前に平らな板状素材のものを持って使っていて、とても「眼鏡」と呼べるような代物ではなかった。が、眼鏡が普及するようになると、レンズではなくてそこにフィルターとして使用する透過率の低いものを入れられで、現在のサングラスと呼べるものが生まれた。尚、サングラスには視力矯正用のレンズが入っていなかったが、このことから視力の矯正は必要ないが、目に飛び込んでくるものを防ぐ用途となる保護眼鏡としての利用に使われるようになった。で、防塵用の眼鏡、半田付け作業用の「保護眼鏡」、溶接作業時に使用する「遮光眼鏡」が登場した。また、ゴーグルと呼ばれるものや水中眼鏡なども、役割からは「保護眼鏡」に含まれることになる。

その後、視力矯正用の光学レンズをサングラスと組み合わせたもの(所謂「度入りサングラス」と呼ばれるもの)が登場している。

英語では「Glasses」または「Eyeglasses」、ドイツ語では「Brille」、フランス語では「Lunettes」、イタリア語では「Occhiali」、スペイン語では「Gafas」、ポルトガル語では「Óculos」、中国語では「眼鏡」と言う。

瓢箪」:「ひょうたん」と読む。元々の漢字の意味としては、「瓢」は「ひさご」、「箪」は「竹製の丸い飯櫃(いいびつ)」のことである。

ウリ科の蔓性一年草である。ユウガオの変種とされていて、アフリカまたはアジアの熱帯地方が原産である。また、栽培ということでは南米で古くから行われているものである。食用として、または加工用として世界中に広がって栽培されているものである。(干瓢になるユウガオと同種であることから、干瓢にされることもあり、農作物としても貴重なものである。)

茎は巻ひげによって他の物にからんで伸びていく。葉は心臓形であって、掌状に浅裂がある。7月頃に白色の五弁花を開く。その後、果実が実るが、中央部にくびれがあるものが一般的に認識されているが、そのくびれが無い品種も一部にある。

その果実の中身(果肉は苦くて食べられない。)を取り除き、乾燥させて作った器は、酒の容器として世界中で使われている。(酒だけでなく、水などを入れて水筒としても広く使われている。)

尚、「瓢箪」または「瓢」は秋の季語である。英語では「Gourd」、ドイツ語では「Kürbis」、フランス語では「Gourde」、イタリア語では「Zucca」、スペイン語では「Calabaza」、ポルトガル語では「Cabaço」、中国語では「葫蘆」と言う。

団子」:穀物の粉を水でこねて、小さく丸めたものを蒸したり茹でたりした菓子のことである。現在では「だんご」と呼んでいるが、異なった名称も残っている。(例えば「だんす」「あんぶ」「おまる」等がある。)

元々は神仏への供物として用いられたものであったが、いつしかそれが菓子として食べられるようになった。供物としての名残は「彼岸団子」「死者の枕団子」などにその名残が見られる。また、行事としては月見の際に用いられ、秋・十五夜の月見団子はその名残である。

使用される穀物は様々であって、大麦、小麦、粟、キビ、ヒエ、蕎麦、トウモロコシ、小豆、サツマイモ、栃の実、などが利用される。また、近年では米粉を使ったものもある。(米を粉にした米粉を使えば「団子」になるが、蒸した米を使うと「団子」ではなくて「餅」になる。)それらの中でも、キビを使った「きびだんご」は有名である。(吉備の国の団子ということで「吉備団子」と表記されることもあるが、「黍(きび)」を使っているので「黍団子」という表記も一般的である。→但し、「黍」という感じが難読漢字であることから「きびだんご」というようにひらがな表記も多い。)

また、菓子ということでは「みたらし団子」が有名である。「ケータイ刑事」では「・3rd.3話」で「ポポロパンピン・エクスレアード・トレビアーン」というザバーン王国の名物菓子として登場している。(漢字では「御手洗団子」と表記する。)

「みたらし団子」は、米粉で作った団子を数個(3~5個が一般的)竹串に刺し、砂糖醤油餡をからめたものである。京都・下鴨神社が発祥の地とされていて、下鴨神社糺の森で加茂みたらし茶屋が販売したものが最初とされている。(団子の数は5個)醤油の香ばしさと砂糖の甘さの餡が評価されていて、団子の方に焦げ目があるものが美味しいと評判である。尚、みたらし団子の餡に砂糖を使用していなければ、その団子は「みたらし団子」とは呼ばず「醤油団子」と言う。

ちなみに、「団子」は一般的な菓子であるため、特に特定の季節を指す季語にはなっていないが、「団子正月」と言うと新年の季語となり、「団子花」は春の季語、「月見団子」は秋の季語となる。(まあ、当然ですね。)

尚、現在では、「肉団子」や「泥団子」というように、穀物の粉ではないものを小さなボール状に丸めたものも「団子」と言う。「肉団子」は食べ物であるが、「泥団子」は食べ物ではないが、丸くなっているもののことを「団子」と言い、先頭集団が一団となって激しい先頭争いをしていることを「団子レース」と言うが、これは選手が固まっている状態を「団子」に見立てた言い方である。

英語では「Dumpling」と言うが、日本の団子のような樫出はなくて、ミートボールのようなおかずというのが一般的である。また、ドイツ語では「Kloß」、フランス語では「Boulette」、イタリア語では「Gnocco」、スペイン語では「Bollo Relleno」、ポルトガル語では「Bolinho de Massa」、中国語では「団子」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

日本の家紋大全

日本の家紋大全

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 梧桐書院
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本
〔家紋と家系〕事典 名前からわかる自分の歴史 (講談社プラスアルファ文庫)

〔家紋と家系〕事典 名前からわかる自分の歴史 (講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 丹羽 基二
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/11/15
  • メディア: 文庫
家紋の事典

家紋の事典

  • 作者: 高澤 等
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本
意識が拓く時空の科学―精神の空間に潜む無限大のエネルギー (Shocking science)

意識が拓く時空の科学―精神の空間に潜む無限大のエネルギー (Shocking science)

  • 作者: 猪股 修二
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本
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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1996/10/15
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  • 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
  • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: CD
INFINITY

INFINITY

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 2012/06/27
  • メディア: CD
眼鏡Begin vol.12 (BIGMANスペシャル)

眼鏡Begin vol.12 (BIGMANスペシャル)

  • 作者: 世界文化社
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2012/05/16
  • メディア: ムック
眼鏡スタイルMagazine VOL.1 (2012) (M.B.MOOK 93)

眼鏡スタイルMagazine VOL.1 (2012) (M.B.MOOK 93)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンボックス
  • 発売日: 2011/11/30
  • メディア: ムック
眼鏡コレクション 2011年 04月号 [雑誌]

眼鏡コレクション 2011年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文踊社
  • 発売日: 2011/02/28
  • メディア: 雑誌
ひょうたん・へちまを楽しむ―育て方から加工まで

ひょうたん・へちまを楽しむ―育て方から加工まで

  • 作者: 森 義夫
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2010/05
  • メディア: 単行本
【B級品】オレンジ 0.8号ひょうたん徳利

【B級品】オレンジ 0.8号ひょうたん徳利

  • 出版社/メーカー: やきもの梅屋
  • メディア:
【種子】千成ひょうたん [1094]

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  • 出版社/メーカー: 日光種苗
  • メディア: その他
日本一の団子 (Shotor Library)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1996/02
  • メディア: 単行本
美濃焼 手作り みたらし団子箸置き 2個セット 3-393

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  • 出版社/メーカー: マスターズクラフト
  • メディア: ホーム&キッチン

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