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「DEADLY FRIEND」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のアメリカ映画「デッドリー・フレンド」である。日本での劇場公開は1987年2月であった。死んだガールフレンドを甦らせようとした天才少年の物語で、現代風フランケンシュタインと言うことのできる作品である。(が、「フランケンシュタイン」のようなモンスター映画ではなく、青春映画の要素の強いホラー作品と言った方が良いですね...)

作品データを記しておくと、時間は91分、原作はダイアナ・ヘンステル、監督はウェス・クレイヴン、脚本はブルース・ジョエル・ルービン、撮影はフィリップ・H・ラスロップ、音楽はチャールズ・バーンスタインである。そして出演は、マシュー・ラボート、クリスティ・スワンソン、マイケル・シャレット、アン・トゥーミー、リチャード・マーカス、アン・ラムジー、たちである。

IQが高い天才少年のポール・コンウェイ、15歳は、母と共に引っ越してきた。そして、新聞配達の少年トムと仲良くなり、隣に住む美少女・サマンサに恋をした。が、サマンサの父は酒浸りで嫉妬深く、かつて、自分を裏切った妻の面影をサマンサに見出し、サマンサを虐待していた。が、ポールとサマンサ、トムは仲の良い友達であった。そんな中、ペールの大事なコンピュータ・ロボットのビービーが、ハロウィンの夜に近所の意地悪ばあさんにいたずらを仕掛けた結果、ショットガンで撃たれて壊されてしまう。更に、感謝祭の夜、サマンサは酔っ払った父に階段から突き落とされて、頭を強打して脳死となってしまった彼女のことが諦められないポールは、トムの協力を得てサマンサの死体を運び出し、サマンサの脳にビービーの小型コンピュータを埋め込んだ。翌日、サマンサはロボットとして甦った。すると、自分の家に火を放って父を殺し、更に意地悪ばあさんも殺して自身とビービーの復讐を果たした。が、トムは事件に弱腰になり、サマンサを見ると逃げ出すようになってしまう。ポールは、トムに逃げられて全てを話されてはまずいと思い、トムに殴りかかる。するとサマンサもトムを襲おうとした。このままではトムも殺されると感じたポールは、サマンサを殴った。すると、ポールに絶望したサマンサは夜の街に駆け出していった...

途中までは完全に青春ドラマであって、爽やかさも感じられる。が、悲劇が起こってからは作風が急に変わって、ホラー映画に様変わりする。この豹変ぶりが、ヒロイン・サマンサの変わりようとリンクすることになるが、こういう物語の変化が本作の魅力でもある。(同時に、サマンサを演じるC・スワンソンが可愛いく、魅力があるためでもある。)

また、アイデアとしては現代風フランケンシュタインということが言えるが、作風は青春ものということで、「ホラー」とは感じにくいのも、見やすい所である。が、終盤の急展開で、やはりホラーと感じて怖くなりますが...

尚、本作にはリメイクの話があるが、以下に魅力的なサマンサを生み出すかがポイントですね。(キャスティングによって良作か駄作かが決まってしまいそう...)が、本作にもリメイクの話があるって、ハリウッドのネタ切れも深刻のようですね...

 

↓かつてはLDでリリースされていたが、DVD化もなく、ビデオですが...

Deadly Friend [VHS] [Import]

Deadly Friend [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
  • メディア: VHS

Deadly Friend (Spanish) (Sub) [VHS] [Import]

Deadly Friend (Spanish) (Sub) [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
  • メディア: VHS
↓リージョンコード「1」のDVD(US盤)ならばあるようですが...

Deadly Friends [DVD]

  • 出版社/メーカー: Pop Flix
  • メディア: DVD

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「THE DEADLY COMPANIONS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1961年のアメリカ映画「荒野のガンマン」である。日本での劇場公開は1962年5月であった。邦題は、マカロニ・ウエスタンというか、B級西部劇というようなイメージを与えるベタ過ぎるものであるが、ビデオ化されたときに「ワイルド・リベンジ 荒野の復讐」という邦題に変更されている。(いずれにしても、原題を無視して勝手に付けたという印象がある...)が、邦題だけからはB級西部劇という印象があるが、本作は、後にバイオレンス描写で独特の描き方を導入してバイオレンス映画にこの人有りと言われるようになったS・ペキンパー監督の初の劇場作品である。また、A・S・フライシュマンが自身の小説を自ら脚色した作品である。

作品データを記しておくと、時間は93分、原作と脚本はA・S・フライシュマン、監督はサム・ペキンパー、撮影はウィリアム・H・クローシア、音楽はピーター・ツィンナーとマーリン・スカイルズの2人である。そして出演は、モーリン・オハラ、ブライアン・キース、スティーヴ・コクラン、チル・ウィルス、ストローザー・マーティン、ウィル・ライト、ジム・オハラ、たちである。

イエローレッグは、北軍の兵士として参加した南北戦争で負傷して捕虜になった時、南軍の兵士に、酔った勢いで頭の皮を剥がされそうになった経験があって、南北戦争が集結して数年経った現在も、復讐のためにその兵士を探していた。そんなある日、彼は、ある酒場でリンチを受けていた男・タークを助けたが、そのタークの手首には、彼が付けた歯形がしっかりと残っていた。で、遂に復讐の相手を発見したと言うことで、タークを助け、その後で自分の手で殺そうと考え、タークを助けた。が、直ぐに復讐を果たすのではなく、じっくりと計画を考えていたて、タークの相棒の早射ちガンマンのビリーを含めて3人でチームを組むことにした。その3人は、手始めとして、ヒーラーという町にある銀行を襲うことにした。町に入った3人は、ダンスホールで働くキットと知り合いになり、キットの息子・ミードとも親しくなる。その夜、彼らが襲うことを計画していた銀行が別の強盗団に襲われた。3人は先を越されたことに怒り、保安官に味方として付き、強盗団と撃ち合い撃退したが、イエローレッグの撃った弾が、不幸にもミードに当たり、ミードを殺してしまった。キットは息子を、夫の眠るシリンゴの町に埋めると主張したが、シリンゴは廃墟と化していて、アパッチ族が支配している土地を通らなければ行けない場所でもあった。イエローレッグは償いとして護衛を申し出るが、キットはそれを許さず、1人で向かった。イエローレッグはビリーとタークを連れて後を追う。追いついたものの、ビリーがキットを襲ったことから、イエローレッグはビリーを追放し、タークもビリーの後を追って去ってしまった。更に、アパッチに馬を持ち去られてしまい、2人は徒歩でシリンゴに向かった。何とか辿り着いたが、ヒーラーに戻って銀行を襲ったビリーとタークがやってきた。そしてビリーは、イエローレッグに銃を渡し、もはや無用となったタークを殺すよう命じた。キットはそれを止めようとして愛を打ち明けるが、イエローレッグはタークから受けた頭の傷を見せ、憎悪を込めてタークを撃った。が、弾は外れた。ビリーは見かねてタークを撃ち、更にイエローレッグも狙った。タークは残る力でビリーを撃ち、逃げて行こうとした。そんなタークをイエローレッグは追いかけ、南北戦争で受けたフラ身を晴らそうとする。が、キットが必死でそれを止めた。で、キットとイエローレッグは沈んでいく太陽に向かって、馬に乗って旅立っていった。

西部劇としてはありがちなストーリーであって、特にこれという見所が無い平凡な作品である。ペキンパー作品ということでバイオレンス・シーンを期待すると、肩すかしを食らってしまうことになる。が、TVムービーでの演出経験はあったが、劇場作品としては初めてということもあって、ペキンパーもまだスタイルが確立していなかったということですね。

西部劇としては平凡な作品と言うことで、コアな西部劇ファンで無ければスルーでも良いでしょうが、ペキンパーの初期作品ということで、チェックだけはしておいてもいいんじゃないかと、試聴には消極的な立場で宜しいかと...

 

荒野のガンマン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD

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  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: DVD

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DEAD OR ALIVE『SOPHISTICATED BOOM BOOM』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの1st.アルバムである。邦題は「美醜の館」と付けられていた。第二次ブリティッシュ・インヴェージョンによってイギリスの新しいサウンドが次々と世界を席巻していったが、そんな時に結成された彼らも、また独特のセンスを持っていて、日本でも人気を得たバンドである。本アルバムは、本国イギリスでのヒットに留まったものの、そんな彼らの記念すべき最初のアルバムである。('80's公判になってブレイクすると、それなりにセールスを伸ばすことにもなった。)尚、チャート成績は1984年のリリース時に本国イギリスで最高位29位を記録しただけであった。

収録曲はオリジナル盤は全10曲であり、1984年のオリジナル盤では以下の通りである。『I'd Do Anything』『That's The Way (I Like It)』『Absolutely Nothing』『What I Want』『Far Too Hard』『You Make Me Wanna』『Sit On It』『Wish You Were Here』『Misty Circles』『Do It』。

また、1990年にCD化されたときは、収録曲の10曲は同じであるが、曲順がシャッフルされて以下の順番になった。『What I Want』『Misty Circles』『Do It』『I'd Do Anything』『That's The Way (I Like It)』『You Make Me Wanna』『Sit On It』『Wish You Were Here』『Absolutely Nothing』『Far Too Hard』。

そして、2007年に再発された時には、1984年のオリジナルの順番の10曲に続いて、以下の7曲がボーナス・トラックとして追加されている。(この時の収録時間は79分弱ということになった。)『Selfish Side』『The Stranger』『Misty Circles (Dance Mix)』『What I Want (Dance Mix)』『I'd Do Anything (Megamix)』『That's The Way (I Like It) (Extended Mix)』『Keep That Body Strong (That's the Way)』。

この中からシングル・カットされたのは都合5曲(内1曲は再発ということになって2度シングル・カットされる形になった。)通算では5枚目のシングルとなった『Misty Circles』が本アルバムからの1st.シングルということになり、本国イギリスで初めてチャートインして、最高位100位を記録した。また、アメリカではBillboardのダンス・チャートで4位を記録している。2nd.シングルの『What I Want』はイギリスで88位、3rd.シングルの『I'd Do Anything』はイギリスで79位を記録しただけであった。4th.シングルの『That's The Way (I Like It)』がイギリスで22位、豪州で45位、アメリカで(ダンス・チャートですが...)28位を記録している。そして、『What I Want』が再発という形で2度目のシングル・カットとなり、この時はイギリスで87位と、前回よりも1つだけ順位を上げている。(尚、この次のシングルが、全英No.1ヒットとなる『You Spin Me Round (Like A Record)』である。)

お薦め曲は、シングル曲の『Misty Circles』『What I Want』『I'd Do Anything』『That's The Way (I Like It)』と『Absolutely Nothing』『Do It』をピックアップしておく。

彼らは、1985年に発表する2nd.アルバムからの大ヒット(全英1位)曲によってブレイクすることに成るため、本アルバムではそれなりのヒットという範疇に留まっているが、ポップでダンス・ビートが利いている彼ららしいサウンドの基本はある。ただ、後のサウンドよりも少し固めで、パンク色があると言ったらいいですかね...

彼らに撮っては記念すべきアルバムであるだけに、やはりしっかりと聴いておきたいアルバムの一つである。(特に、2007年の再発盤は、ボーナス・トラックもたっぷりなので、お買い得ですよ。)

 

↓US盤(ボーナス・トラックなし)

Sophisticated Boom Boom

Sophisticated Boom Boom

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓JP盤(オリジナルの曲順)

美醜の館

美醜の館

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2009/07/22
  • メディア: CD

↓UK盤(ボーナス・トラックあり)

Sophisticated Boom Boom

Sophisticated Boom Boom

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Pop
  • 発売日: 2007/10/30
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形愛13話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形愛」の13話「カメラは見ていたワンシーン・ノーカット ~BS-i連続殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目となる今回は、五代さんにこういう形での趣旨の番組だったことから「密着」について、ちゃんはこれを繰り返していたことから「Vサイン」について、BS-iの社屋のここに「銭形愛」の宣伝でこれが張られていたことから「受付」について、「ポスター」について記します。尚、「Vサイン」は「・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 4」で、「ポスター」は「・13話[裏ネタ編]PART 10」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/4/5、7、9、13、15、16付です。

密着」:ピッタリと付着すること、またはその状態のことをいう。これは、異なる物が物理的に接触して付着することと、特定の人に対して行動を共にすること(他人と肉体的に接触することはない。)という2つの意味がある。

また、それ以外では、(フィルム)写真に於いて、原版(ネガ)を印画紙に密着させて焼き付けして作った印画である「密着印画(コンタクト・プリント)」の省略した言い方でもある。(「べた焼き」と言うこともある。)

物の場合は、異なるものが密着することで特定の役割を果たすことになるので、有益なものと、それが障害になってトラブルになる場合とがある。

一方、特定の人に密着して取材を行う場合は、その人に対して深く、かつ幅広く取材することになり、よく行われる取材方法の一つである。(テレビ番組では「密着24時間」などというタイトルで、密着取材したものがよく放送されていますね。)

英語では「Coherence」、ドイツ語では「Verständlichkeit」、フランス語では「Cohésion」、イタリア語では「Coesione」、スペイン語では「Coherencia」、ポルトガル語では「Coerência」、中国語では「貼緊」と言う。

Vサイン」:「ピースサイン」と言うこともある。人差し指と中指をまっすぐに伸ばし、この2本の指を離して突き出し、他の指は曲げ、手のひらは相手の方を向ける、という形を手で作ったものを言う。(じゃんけんの(標準的な)「チョキ」と同じ形である。(中には「チョキ」を親指と人差し指でという人がいるので...))

これは、勝利のアピールや平和を祈るサインとして使われる。特に有名なのは、1945/5/8の(当時の)イギリス首相・チャーチルが、群衆を前にして、戦争の継続と勝利への強い意欲を表現するために行ったものがある。この時、勝利の「Victory」ということを意味したことから「Vサイン」と呼ばれるようになった。

起源は、1337年から1453年の英仏間の百年戦争において、1415年10月のアジャンクールの戦いで、イギリス軍がフランス軍に対して使ったこととされている。

「ケータイ刑事」においては、銭形姉妹の警察手帳の写真でみんなVサインをしているのをはじめ、劇中でも数多くVサインをしている。(ちゃんから始まり、本家四姉妹、分家姉妹も同様です。)

写真撮影の時にVサインを行うのは、日本では'70年代から見られるようになり、'80年代以降は当たり前のように広まった。これを考えると、銭形姉妹もごく普通の高校生だということが分かるところである。

英語では「V Sign」、ドイツ語では「V-Zeichen」、フランス語では「V signent」、イタリア語では「Segnale di V」、スペイン語では「V firman」、ポルトガル語では「V assinam」、中国語では「V簽字」と言う。

受付」:申し込み、請願、訴訟などを受けること、という意味(この場合は、「エントリー」または「受理」と言うこともある。)と、来訪者や参会者などの要件を聴き伺ってその取次などを行う場所、窓口のこと、またはそれを行っている人のこと、という意味とがある。

企業などでは、来訪者に対しての窓口として「受付」があり、来訪者はそこに行って、面会相手を呼んで貰ったりする。そのため、受付は企業に於いては対外的には顔となり、とても重要な部門と言うことになる。そのため、「受付嬢」と呼ばれる専任の担当者を別枠(特別枠)で採用をする企業も多い。ただ、その一方で、人件費削減と男女同権ということから、「受付嬢」に対する企業の考え方も変わってきて、「電脳受付嬢」と呼ばれるようなディスプレイ上で受付業務を行ったり、単に内線電話と電話帳を設置しただけで人を配置しない受付があったり、守衛の警備員が受付業務を兼ねる、というような企業も増えている。

この物語に登場したBS-iの受付は、休日だったと言うこともあるが、やはり人はおらず、簡単なものでしたね。が、放送局だったら、休日ということは特に関係なく、常時人が居てもと思うのですが...

英語では「Reception Desk」、ドイツ語では「Empfangsschreibtisch」、フランス語では「Bureau de la Réception」、イタリア語では「Scrivania di Ricevimento」、スペイン語では「Escritorio de la Recepción」、ポルトガル語では「Escrivaninha de Recepção」、中国語では「接待」と言う。

ポスター」:広告または宣伝を目的として、壁や柱などに掲示される大型のビラ、張り紙のことである。視覚的に訴える媒体であるため、写真やイラストと共に、宣伝するもののタイトルやその内容を記した文字が記されているものである。(文字の全くないものも中にはありますが...)

通常使用されるサイズは大判の紙が用いられていて、A0やB0といったサイズのものが使われる。(A1やB1もあるが、基本的にはA0が多い。)このため、電車の車内にある吊り広告はサイズが異なっていることから「ポスター」とは言わない。

また、選挙では立候補者のポスターが掲出されることになっているが、この場合はA0やB0ではなく、A2やB2という大きさのものが一般的になる。尚、選挙ポスターの規定は公職選挙法で定められているが、これは候補者の宣伝目的で使用されるものであるものの、「広告目的」ではなくて「公告目的」という扱いとなっているため、宣伝用ではあるものの、広告目的のポスターとは区別されることになる。(また、選挙ポスターを破いたり、勝手に剥がすと罰せられるが、これも「広告目的」ではなく「公告目的」であるためである。)

また、宣伝目的ではないポスターとしては、タレントのグラビア写真、名勝地の風景写真が描かれているものなどがあって、これらは多数販売されている。

ポスターが誕生したのは18世紀後半のことである。経済が発展してきたことから、宣伝が必要となってきたこと、印刷技術の確立によって大量の複製物を簡単に作ることが可能になったことで生まれた。(登場当時は、写真はまだ存在していなかったが、イラストと文字が描かれていた。)その後、時代と共にポスターは発展していき、様々なものに利用されるようになる。また、画家が新たな表現の場としてポスターの絵を描くというのも一般的になっていった。(このため、絵画とは別の芸術品として扱われる様になったものもある。)特に20世紀前半の第一次大戦では、戦時宣伝のために広く利用され、その有用性が証明されたことで、ポスターは経済社会に於いて、なくてはならない媒体となった。(当時はテレビはまだ存在せず、映画と写真は登場していたが、一般的には紙媒体であるポスターは貴重なものであった。)第二次大戦でも同様に宣伝目的でポスターは利用されたが、戦後になるとポスターの役割は変わっていくことになる。

ポスターを変えることになったのは、テレビの登場である。テレビでは動画と音声の同時利用が可能であるということが印刷媒体であるポスターと大きく異なるところであって、ポスターを用いた宣伝目的の利用としては限界があると言われるようになった。そして宣伝目的としてはテレビCMの様に中心が代わっていくことになる。それと同時に、ポスターの新たな用途として、タレントのグラビアや風景ポスターという非宣伝目的のポスターが登場することになり、ポスター自体が一つの作品として、また商品の一つとして利用されるようになった。

「ケータイ刑事」シリーズでは、劇中に関連作品のポスターが登場するというのはお馴染みであるが、これは「」の時から行われていることである。(但し、当初は「ケー刑事」以外の作品のポスターが登場していたが、これが「ケー刑事」の宣伝に関するものが主流となり、ケー刑事・キャストによる他の作品のポスターも登場している。)

英語、フランス語では「Poster」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Plakat」、イタリア語では「Copra di Manifesti」、スペイン語では「Cartel」、ポルトガル語では「Cartaz」、中国語では「海報」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • メディア: DVD

図解 デイサービス開業と経営実践ガイド: 地域密着で成功する

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  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2012/07/20
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地域密着が成功の鍵! 日本一のチームをつくる

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  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2011/11/11
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サインはV! 全6巻完結(文庫版)(中公文庫) [マーケットプレイス コミックセット]

  • 作者: 望月 あきら
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  • メディア: コミック
棺の中でVサイン

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  • 作者: 五十嵐 コウ
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2007/09/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
イラスト 秘書・受付・接客社員の心得 (新入社員研修シリーズ)

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  • 作者: 経営書院
  • 出版社/メーカー: 経営書院
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本
受付の対応が変われば自費率は倍増する (歯科医院経営実践マニュアル vol.35)

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  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
学生・研究者のための伝わる! 学会ポスターのデザイン術

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ポスター―優れた発想力と平面構成が役立つデザインの参考書 (デザインファイリングブック)

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  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 大型本

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