宇徳敬子『砂時計』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1994年10月に発表された彼女のソロ・デビュー・アルバムである。B.B.クイーンズのメンバーとして、更にMi-Keとして活動していた彼女が遂にソロに転向して発表したのが本アルバムである。と言うこともあって、ソロ・デビュー前にある程度名前が通っていたこともあって、本アルバムはオリコンで初登場1位を記録している。(彼女のアルバムでは最大のヒットになった。)
収録曲は以下の全10曲である『夏の日の恋』『きれいだと言ってくれた』『まぶしい人』『どこまでもずっと』『蒼い時刻』『愛さずにはいられない』『ファーラウェイ』『坂道』『グッドバイ・モーニング』『あなたの夢の中そっと忍び込みたい』。
この中からシングル・カットされたのは4曲である。アルバムよりも2ヶ月先行してリリースされたソロ・デビュー・シングルの『あなたの夢の中そっと忍び込みたい』はオリコンで最高位17位を記録している。2nd.シングルの『まぶしい人』は最高位14位を記録するヒットになった。3rd.シングルの『愛さずにはいられない』は最高位10位を記録、4th.シングルの『どこまでもずっと』は最高位25位を記録している。尚、これらの4曲はいずれもが何かとタイアップされていて、CMソング、イメージ・ソングとして使われている。
お薦め曲は、誰もが何処かで耳にしたことがあるであろう曲(=シングル/タイアップ曲)の『あなたの夢の中そっと忍び込みたい』『まぶしい人』『愛さずにはいられない』『どこまでもずっと』と、『夏の日の恋』『ファーラウェイ』をピックアップしておく。
とても優しいメロディと、彼女の透き通ったボーカルとが相まって、心地良さを与えてくれる。全体的にはゆったりとしていて派手な所は少ないのだが、それが安心して聴いていられることに繋がっている。じっくりと聴き込みたいアルバムである。
上田知華『Classiest 』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1984年に発表された彼女のソロ・デビュー・アルバムである。1978年に「上田知華+KARYOBIN」としてデビューした彼女であるが、KARYOBINを解散して、新たな道を歩み始めることになった記念作でもある。ただ、ソロ・シンガーとしては'90'sになってから本格的に動き出しているので、ある意味では貴重なアルバムということにもなる。
収録曲は以下の全10曲である。『ハリケーン』『スタリー・ナイト』『読みかけの短編集』『長い夢』『思い出のバルコニー』『10月のウェザー・フォアキャスト』『窓際のハイヒール』『日曜日の狂騒曲<ラプソディ>』『ピンクのリボンが結べない』『ラスト・ダンス』。
この中からシングル・カットされた曲は無い。(ソロになってのシングルは1991年になるまでリリースされなかった。→ドラマ主題歌として使われた『I WILL』である。)
お薦め曲は『ハリケーン』『長い夢』『日曜日の狂騒曲<ラプソディ>』『ラスト・ダンス』という所をピックアップしておく。
KARYOBINを率いていた時はクラシック(弦楽四重奏)と融合させた音楽を目指していて、それが独特の世界を築いていたのだが、ソロとなるとその独特の部分がなくなってしまってしまったのが残念な所であった。悪く言えば期待外れだったということになってしまった。(普通のシンガーソングライターのアルバムと大差が無かったということである。)音楽的なセンスは悪くないだけに、と思っていたら'90'sになって良くなるということで、今思えば、熟成期間が必要だったと言うことですね。
EAGLES『THEIR GREATEST HITS (1971-1975)』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1976年にリリースされたベスト・アルバムである。当時、彼らは4枚のアルバムを発表しており、「HOTEL CALIFORNIA」はまだ発表されていなかった。(5枚目のアルバムである「HOTEL CALIFORNIA」は1976年12月の発表である。)ヒット曲を連発していたこともあって、ベスト盤であるものの、本アルバムはアメリカ・Billboardで4週連続1位を獲得し、1週だけ明け渡した後、再び1位に返り咲いて、合計で5週1位を獲得している。また、カナダででも1位、イギリスとニュージーランドでは2位、ノルウェーで8位、スウェーデンで31位を記録している。そして、Billboard年間アルバム・チャートでは1976年には4位、1977年には12位にランクインしている。
また、本アルバムはアメリカだけで2900万枚というセールスを記録していて、「最も売れたベスト・アルバム」となっている。
収録曲は以下の全10曲である。『Take It Easy』『Witchy Woman』『Lyin' Eyes』『Already Gone』『Desperado』『One Of These Nights』『Tequila Sunrise』『Take It To The Limit』『Peaceful, Easy Feeling』『Best Of My Love』。
収録曲は『Desperado』以外は全てがシングルとしてリリースされていて、かつ、ヒットを記録している曲ばかりである。(『Desperado』も2nd.アルバムのタイトル・ナンバーである。)そのため、どの曲もお馴染みの曲であり、全てがお薦め曲である。
現在では、1980年に最初の解散をするまでの時期のベスト盤、更には再結成後のベスト盤、オールタイム・ベストなど、多様なベスト盤がリリースされていることもあって、本ベスト盤よりもお得なものもあるが、初期のサウンドで初期のものだけに絞られているということもあって、現在でも人気の高いベスト盤である。ということで、他にお買い得なベスト盤がリリースされているものの、本ベスト盤は「ベスト盤コレクター」であれば持っていて当然というベスト盤である。また、初期の彼らに触れられるということでも、ある意味では貴重なベスト盤と言うことも出来る。是非、お手元に!
Eagles - Their Greatest Hits 1971-1975
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- 出版社/メーカー: Elektra / Wea
- 発売日: 1999/07/28
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グレイテスト・ヒッツ 1971-1975(紙ジャケット仕様)
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- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/06/22
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ケータイ刑事銭形海29話(3rd.3話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第29話(3rd.3話)「ザバーンザバーンは異国の香り! ~プリンセス暗殺計画」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、オルカがプリンセス・カイについて語った言葉から、「高貴」について、「品行方正」について、「才色兼備」について、「文武両道」について、最近の王女はこれに興味があると言うことから「ヨガ」について、海ちゃんはこれに悲鳴を上げたことから「礼儀作法」記します。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/18付です。
「高貴」:官位や身分が高くて貴いこと、または価値が高くて貴重なことをいう。それ以外では、単位行職であることを意味する「高貴職」の略した言い方でもある。
前者の意味では、身分ということを指すため、反対語として「下賤(下賎)」または「卑賤(卑賎)」がある。この物語では、プリンセスは王家の人間であるため「身分が高い」と言う意味である。
英語、フランス語、スペイン語では「Noble」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Adlige」、イタリア語では「Nobile」、ポルトガル語では「Nobre」、中国語では「高貴」と言う。
「品行方正」:行いがきちんとしていて、正しいこと、道徳的であること、道義を弁えていることを言う。尚、「品行」は道徳的観点から見ての普段の行いのことを指し、「方正」とは心や行いが正しいことという意味である。
英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語ではいずれも「Correctitude」(但し、発音は異なる。)といい、中国語では「品行方正」と言う。
「才色兼備」:優れた才能と共に、美しい容貌をも兼ね備えていることを言う。「才」は「才知」のこと、「色」は「容色」のことである。「兼備」とは兼ね備えているという意味である。
尚、この言葉は女性に対して用いるのが普通であって、男性に対してはこのような言葉は使わない。
また、よくある間違いとしては「才色健美」と記されることがあるが、「健美」は美しく健やか、といういみであるため、あくまでも3つの要素が併記されただけであって、意味不明ということでしかない。→「兼備」という兼ね備えているという意味が無いので、どうしたいのか意味不明である。
英語では「Beautiful and Intelligent」または「Beautiful and Talented」、ドイツ語では「Schön und Intelligent」、フランス語では「Beau et Intelligent」、イタリア語では「Bello ed Intelligente」、スペイン語では「Bonito e Inteligente」、ポルトガル語では「Bonito e Inteligente」、中国語では「才色兼備」と言う。
「文武両道」:学問と武芸の両方に優れていることを言う。現在では、勉学とスポーツの両方に優れていることと解釈されている。(江戸時代までは勉学と武術の両方とされていて、武家にはこれが求められた。(商人や百姓は本業に力を入れるべきとされて、文武両道は嫌われた。))
英語では「Fumitake literary and military arts」、ドイツ語では「Fumitake literarische und militärische Künste」、フランス語では「Fumitake arts littéraires et militaires」、イタリア語では「Fumitake arti letterarie e militari」、スペイン語では「Fumitake las artes literarias y militares」、ポルトガル語では「Fumitake artes literárias e militares」、中国語では「文武兩道」と言う。
「ヨガ」:「ヨーガ」と言うこともある。梵語では「梵」と記す。
古代から伝わるインドの宗教的実践の方法のことであって、精神統一を行い、物質の束縛から解脱を図るものである。身体的な習練を重んじることから、現在では健康法の一つとしても認識されて行われるようになっている。
歴史的には、紀元前2500年~1800年頃のインダス文明に起源があるとされているが、はっきりしたことまでは分かっていない。言葉としては紀元前6~9世紀の「古ウパニシャッド初期」のものに出ており、説明としては紀元前350~300年頃「カタ・ウパニシャッド」に認められる。その後、徐々に発展していき、3世紀前後に実践方法がまとめられて体型づけられたとされている。そして、現在では健康法の方に取り入れられている曲芸のような姿勢を取って修業するものは亜世紀頃に現れている。(現在の健康法としての「ヨガ」のルーツは13世紀と言うことが出来る。)
日本には「瑜伽」として9世紀初頭(806年)に唐から帰国した空海が伝えたとされている。その後、真言宗や天台宗の「護摩」、「阿字観」等の密教行法として発展して、現在にまで伝わっている。
英語、フランス語、イタリア語、スペイン語では「yoga」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「yoga」、ポルトガル語では「ioga」、中国語では「瑜伽」と言う。
「礼儀作法」:単に「礼儀」と言うことや「マナー」と言うこともある。
「礼儀」とは、社会生活の秩序を保つためにあるもので、人が守るべき行動様式のことを言う。一方「作法」とはものごとを行う方法、決まり、しきたりのことである。
当然、文化や風習が異なる国では、同じことを行う場合でも礼儀作法が異なっていることが多々ある。特に食事の際の作法(テーブルマナー)に関しては、同じことが儀礼に適っている/非礼なこととなることが多い。→海外旅行でレストランに入ると、日本とは異なるマナーが求められる。対応としては「郷に入れば郷に従え」という言葉があるが、現地のマナーに合わせるべきである。(旅行に行く場合は、予め勉強しておくべきことである。)
その他、公共の場所でのマナーなどは重要であり、マナー違反となるとペナルティを科せられることが多々ある。(場合によっては罰金を支払わされたり、時には逮捕されることもあり得る。)
英語、イタリア語では「Manners」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Manieren」、フランス語では「Manières」、スペイン語では「Modaleses」、ポルトガル語では「Modos」、中国語では「禮儀禮法」と言う。
文武両道、日本になし―世界の秀才アスリートと日本のど根性スポーツマン
- 作者: マーティ キーナート
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
日本人礼儀作法のしきたり (青春新書インテリジェンス 181)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2007/09/04
- メディア: 新書