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MORE DIRTY DANCING(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1987年の映画「ダーティ・ダンシング」の続編として1988年にリリースされたサントラ盤のタイトルである。映画の方は「ダーティ・ダンシング」のみで、続編は製作されていない。これはサントラ盤が都合18週(9週連続を2回達成。)に渡って全米1位となる超大ヒットとなったため、二匹目のドジョウを狙って、サントラ盤の続編がリリースされたという訳である。(こういう形で、サントラ盤の続編かリリースされるということになったのも'80'sらしい所であって、'90's以降もこういう形のサントラ盤はちらほら生まれている。)

尚、最初のサントラ盤はチャートでは最高位3位を記録して、1988年の年間アルバム・チャートでは18位にランクインしている。(流石に、最初のサントラ盤のレベルまでは達しなかったが、十分大きなヒットになった。)

尚、映画作品に関するデータは、「DIRTY DANCING」の所で記しているので、今回は省略する。(一応、1987年の作品で、時間は105分、監督はエミール・アルドリーノ、脚本はエレノア・バーグスタイン、出演はパトリック・スウェイジ、ジェニファー・グレイ、シンシア・ローズ、たち、ということだけ記しておく。)

サントラ盤の収録曲は以下の全15曲である。『I've Had The Time Of My Life (Instrumental)』『Big Girls Don't Cry』『Merengue』『Some Kind Of Wonderful』『Johnny's Mambo』『Do You Love Me』『Love Man』『Wipeout』『These Arms Of Mine』『De Todo Un Poco』『Cry To Me』『Trot The Fox』『Will You Still Love Me Tomorrow』『Kellerman's Anthem』『I've Had The Time Of My Life (Instrumental)』。

最初と最後がインスト・ナンバーであるが、それ以外は往年のヒット曲ばかりである。ということで、前作同様に、'60'sヒット曲のオムニバス・アルバムという形になっている。

また、'60'sのヒット曲は曲の時間が短いものが多く、2曲が3分を超えているが、それ以外の11曲は2分台の曲であり、2曲のインスト・ナンバーは1分に満たない曲であるため、全15曲でも34分ちょっとという時間的には短いものである。(この点が不満と言えば不満である。)

が、映画から20年が経過した2007年に20周年記念盤として、前作と本作の全27曲(それでも73分半弱である。)を1枚のDISCに収録し、DVDとの2枚組となったものがリリースされているので、現在ではそちらをお薦めしておく。(時間的な不満は解消することに成る。)

ただ、映画のサントラ盤でありながら、映画の続編ではなくてサントラ盤の続編ということで、珍しいものであるため、1988年のオリジナルLPはそれなりの価値があるものとなっている。(再発のCDは価値無し)ということで、コレクターであれば、アナログ盤で持っておきたい一つである。(曲を聴くのは、20周年記念盤のCDでということで...)

 

More Dirty Dancing (1987 Film Additional Soundtrack)

More Dirty Dancing (1987 Film Additional Soundtrack)

  • アーティスト: John Morris
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1991/08/12
  • メディア: CD

More Dirty Dancing

More Dirty Dancing

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 1988/03/01
  • メディア: CD
Dirty Dancing; More Dirty Dancing

Dirty Dancing; More Dirty Dancing

  • アーティスト: John Morris
  • 出版社/メーカー: RCA Victor Europe
  • 発売日: 1999/07/27
  • メディア: CD
Dirty Dancing: 20th Anniversary Edition

Dirty Dancing: 20th Anniversary Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2007/05/08
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形愛16話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形愛」の16話「小学生検事VS銭形愛 ~文芸評論家殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の3回目となる今回は、凶器の一つだった「灰皿」について、ここにダイイング・メッセージがあったことから「絨毯」について、そのダイイング・メッセージはこれだったことから「旧姓」について、被害者のものと一致したという「筆跡」について、犯人はこれを利用したことから「停電」について記します。尚、「灰皿」は「・24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 7」で、「絨毯」は「・15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 9」で、「筆跡」は「・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 7」で、「停電」は「・24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/5/4、6、7、9付です。

灰皿」:タバコの灰や吸い殻を入れるための容器である。(現在では、タバコに火を付けるのはライターが主流となっているため、マッチの使用は殆ど無いが、タバコの着火用として使用されたマッチの燃えかすを入れる容器でもある。)また、タバコを消す場合には、火の付いたタバコをこれに押し当てられるため、耐熱性であることが必要とされる。(紙製では燃えてしまいますからね。)また、タバコを吸わない人であっても、ちょっとしたゴミ箱として使う人もいる。

色んな形の灰皿が存在しているが、使われている材質は、金属、ガラス、陶器などが主なものである。一応、プラスチックを使ったものも存在しているが、それらは普通のプラスチックではなくて耐熱処理が施された樹脂である。特に金属はプレスによって簡単に作ることが出来るため、金属製の灰皿が一般的である。また、応接室のテーブルに置かれている灰皿は、高級感を出したデザインのものが好まれることもあって、ガラス製のものが多用されている。

卓上タイプの灰皿は、小皿のような形をしているものが一般的であり、灰や吸い殻(=ゴミ)の回収が簡単に行えるが、駅(最近は駅構内の全面禁煙化で喫煙コーナーが無くなっていて、あまり見かけなくなりましたが...)や公園、町中など設置されている設置タイプのものは、吸い殻を回収しやすいように、ゴミ箱のような構造になっているものや、捨てられた吸い殻が燃えないように、中に水を入れて使用するものもある。また、近年は、町中でのポイ捨てについて色々と問題視されていることから、喫煙者は携帯式の灰皿を持っているというのも当たり前になっている。(携帯式の灰皿は、密閉できる金属製のものや、小さな巾着袋のようなものがある。(耐熱処理が施された布を使用している。)→現在では、喫煙者であれば携帯式の灰皿を持っているのは当たり前ですね。が、これを持っているから何処でも喫煙しても良いという訳でないのは言うまでもない。)

灰皿で問題となっているのは、清涼飲料の容器であるペットボトルや空き缶の流用使用である。感覚的には不要物の再利用という発想で灰皿として使用するものと思われるが、これは「再利用」にはならない。それどころか、ペットポトルや空き缶のリサイクルに於いて、吸い殻が入っていることが別の問題を生み出すことになる。その問題とは、資源として回収しようとするペットボトルや空き缶に不純物(=吸い殻や灰)が混じることになり、再資源化する際に余計なコストアップ要因となるということである。(但し、空き缶を改造して、金属製の灰皿に加工して使い、廃却する場合は中身とは別にして、というのであれば、これは問題なく、廃物利用と言うことが出来る。)

灰皿として使用したペットボトルや空き缶を捨てるときに、吸い殻や灰を容器と完全分離し、ペットボトルや空き缶の洗浄まで行ってから別々に捨てるというのであればともかく、どちらもゴミという感覚で、そのまま(ペットボトルや空き缶と吸い殻や灰が)一緒になったまま捨てるというのはダメである!

英語では「Ashtray」、ドイツ語では「Aschenbecher」、フランス語では「Cendrier」、イタリア語では「Portacenere」、スペイン語では「Cenicero」、ポルトガル語では「Cinzeiro」、中国語では「煙灰缸」と言う。

絨毯」:獣毛を用いて作られた毛織物の一つであって、主に屋内の床に敷くために用いられる敷物である。(屋外に敷かれる場合もある。)英語では「Carpet」と言うことから、日本語でも「カーペット」と呼ばれることもある。また、「緞通(だんつう)」と呼ばれることもある。

布地の特徴として、経糸と緯糸の他に毳(けば)状の獣毛糸、または輪奈(わな)と呼ばれる獣毛糸が使用されているため、ある程度厚手のものとなり、それなりの重量があるものとなる。

歴史は古く、紀元前40~20世紀頃の中央アジアや西アジアで、手織の絨毯が作られていて、使用されているものである。特に羊毛を使ったものが中心となっていた。(但し、高級品とされているペルシャ絨毯は絹を使っている。また、日本では綿を使って作られるものも一部にある。)一般的に広く普及するようになったのは18世紀のヨーロッパでのことである。(当時は手織りのものが使用されていた。)19世紀になって近代工業の発展と共に絨毯の機械織の技術が発展していき、より安価に、かつ大量生産が可能となり、世界中に広く普及していくことになった。

「絨毯」は、欧米や発祥の地である中央アジアや西アジアを含め、世界的には季節に関係なく、一年中使用されるものとして発展してきたものであるのだが、日本では特に冬場に保温のために使用され、夏場はより涼しげな別のものに置き換えられて使用されるというのが一般的になっている。そのため、俳句の世界では、「絨毯」「緞通」「カーペット」という言葉は全て「冬」の季語ということになっている。→日本では防寒用の敷物という認識が強いと言うことでもある。

英語では「Carpet」、ドイツ語では「Teppich」、フランス語では「Moquette」、イタリア語では「Tappeto」、スペイン語では「Alfombra」、ポルトガル語では「Tapete」、中国語では「地毯」、韓国語では「ヤンタンジャ」と言う。

旧姓」:結婚や養子縁組によって、改正する前の姓のことである。

現在の日本では、結婚した場合は、夫婦は、夫、または妻のいずれかの姓に統一しなければならないとされていて、どちらか一方が改姓することになる。どちらを選ぶかは当事者の自由であるのが、現状では98%が夫の姓に統一している。(妻が改姓している。)

一方、養子縁組の場合は、養子が養親の姓に改める決まりとなっているたる、養子となった人が改姓することになる。

ただ、最近は女性の社会進出も進み、結婚後も働き続ける女性も多くなっている。結婚によって改姓しても、仕事に於いては旧姓を使い続けるという人も増えている。(戸籍上は改姓しているので、問題にはならない。)

尚、現在の民法の規定では、結婚によって改姓した者が、婚姻関係を解消したことで旧姓に戻す必要はなく、改姓した姓を名乗り続けても問題なくなった。(以前は旧姓に戻さなければならなかった。)

英語では「Maiden Name」または「Former Name」、ドイツ語では「Unverheirateter Name」、フランス語では「Nom de Jeune Fille」、イタリア語では「Nome Nubile」、スペイン語では「Apellido de Soltera」、ポルトガル語では「Nome de Solteira」、中国語では「舊姓」と言う。

筆跡」:筆記具を用いて書かれた文字や絵などのこと、筆記具が残した軌跡のことである。または書きぶりの事を指す。

人が筆記具を使って文字などを書く場合、人それぞれの癖があるため、異なる人が同じ文字を書いても、筆跡という観点で見ると異なることになる。(例えば、筆圧や直線部の止め、跳ねなど、曲線の曲がり方などには大きな差が出る。)その特徴を調べることで、同じ人が書いた文字なのかどうかを知ることが出来る。(但し、100%の精度で判定できるものではない。)これを「筆跡鑑定」と呼び、現代の犯罪捜査では重要な手掛かりになる。(但し、これだけで人物特定をする場合は、「他人」ということは結論づけられることはあるが、「同一人物」と特定するには弱い。(一致率が100%近くないと、完全に特定出来ないですから...))

英語では「Handwriting」、ドイツ語では「Handschrift」、フランス語では「Écriture」、イタリア語では「Scrivendo a Mano」、スペイン語では「Letra」、ポルトガル語では「Letra」、中国語では「筆跡」と言う。

停電」:配電が一時的に停止すること、またはそのために電灯などが消えることを言う。(使用者がスイッチを切るのではなく、供給側で何か問題が起こって給電が停止することを言う。)

原因としては様々な理由があるが、大別すると、意図的に行われるものと、自然災害などによって意図せずに起こるもの、給電システムの障害によって意図せずに起こるもの、更に需要が供給を上回ったことで発生する意図しないものとに分類される。

意図的に行われるものは「計画停電」と呼ばれ、予め使用者に停電することが通知された上で行われる停電である。これには電気工事を行うために行われる停電も含まれることになる。また、需要が供給を上回ることによって起こる大規模停電を回避するために一部地域を停電させるものとがある。(一定時間ごとに地域を変更する「輪番停電」もこれに含まれる。)

一方、意図しない停電は、自然災害(地震、カミナリ、台風、水害、雪害など)によるものは発電所、送電線、変電所などの施設がダメージを受けた場合に起こることになる。システムの障害によるものは、発電所や送電線、変電所のシステムにトラブルが生じて発生するものや、事故や火事によってそれらの施設がダメージを受けた場合、更に家庭で過負荷になってブレーカーが落ちた場合などが該当する。

日本では停電は殆どないが、これは世界でも他に例がないほどである。発展途上国の一部では、配電システムが未整備であったり、施設の老朽化などのために、1日の内、半分以上の時間が停電しているという国もある。また、毎日決まった時間帯に停電を行っているような所もある。(それだけ電力の供給体制が整っていないということである。→そういう国で安定した電力を使用したい場合は、自家発電設備を持つことが当たり前となっている。)

英語では「Blackout」、ドイツ語では「Stromausfall」、フランス語では「Trou de Mmémoire」、イタリア語では「Interruzione di Corrente」、スペイン語では「Corte de Corriente」、ポルトガル語では「Blecaute」、中国語では「停電」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

肌触り抜群! フィラメント素材のラグカーペット 『フィリップ』 130×185cm ブラウン

肌触り抜群! フィラメント素材のラグカーペット 『フィリップ』 130×185cm ブラウン

  • 出版社/メーカー: イケヒコ・コーポレーション
  • メディア: ホーム&キッチン
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉

アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉

  • 作者: ダイアナ・ウィン ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本
絨毯のある暮らし―家庭に適した絨毯を選ぶための広範囲にわたる絨毯デザインの指南書

絨毯のある暮らし―家庭に適した絨毯を選ぶための広範囲にわたる絨毯デザインの指南書

  • 作者: バーティ フィリップス
  • 出版社/メーカー: 千毯館
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 大型本
ペルシャ絨毯文様事典

ペルシャ絨毯文様事典

  • 作者: 三杉 隆敏
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 1998/09
  • メディア: 大型本

女房の旧姓―自伝的夫婦論 (中公文庫)

  • 作者: 塩田 丸男
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1984/04
  • メディア: 文庫
こわいほど当たる!筆跡診断 (廣済堂文庫)

こわいほど当たる!筆跡診断 (廣済堂文庫)

  • 作者: 根本 寛
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2011/03/19
  • メディア: 文庫
筆跡カウンセリング・マニュアル

筆跡カウンセリング・マニュアル

  • 作者: 柳澤 由伽理
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
筆跡を変えれば自分も変わる

筆跡を変えれば自分も変わる

  • 作者: 林 香都恵
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2007/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
節電・停電ハンドブック

節電・停電ハンドブック

  • 作者: 消費電力研究会 編
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
大停電を回避せよ!

大停電を回避せよ!

  • 作者: 夏目 幸明
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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EL DeBARGE『GEMINI』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼の2枚目のソロ・アルバムである。以前はファミリー・グループのDeBARGEで活動していた彼がそこから独立し、1986年のソロ・デビュー・アルバムはDeBARGEと同等のヒットになり、今後が期待された。本アルバムはそれ以来3年ぶりとなる作品であるが、1989年というとDeBARGEが解散した年でもあるだけに、ある意味では大きなターニング・ポイントになった作品ということにもなった。ただ、本アルバムは前作の様なヒットにはならず、BillboardのR&Bチャートで最高位35位を記録しただけで、総合アルバム・チャートの方にはランクインしなかった。

収録曲は以下の全10曲である。『Real Love』『Cross My Heart』『Somebody Loves You』『Broken Dreams』『Broken Dreams (reprise)』『Turn The Page』『After You』『Love Life』『Broken Dreams (Think About It)』『Make You Mine』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。(いずれもBillboardのHOT 100にはチャートインしなかった。)1st.シングルの『Somebody Loves You』はR&Bチャートで最高位24位を記録しただけだったが、2nd.シングルの『Real Love』はR&Bチャートで最高位8位、ダンス・チャートで14位を記録している。また、オランダで38位、イギリスでは97位を記録している。

お薦め曲は、ヒット・シングルの『Real Love』と、シングル曲の『Somebody Loves You』、更に『Cross My Heart』『Broken Dreams』『Love Life』という所をピックアップしておく。

サウンドの方は、前作、またはDeBARGE時代から大きく変わることはなく、ブラック・ソウル/ダンス系のものであって、'80'sらしいものである。そのため、親しみやすくて聴きやすいものである。この点でサウンドが一貫しているというのは、今になってみるとそれも良かったように思えるのだが、当時としては「進歩が無い」「変わり映えがしない」として、'80'sもいよいよ幕が下りるという時期だったために、そっぽを向かれてしまったのは残念な所であった。(その後も、'90's中盤まではマイペースで大きく変わることの無いアルバムを発表し続けることになる彼であるが、頑固な職人ということを感じさせてくれるところである。)

まあ、ブラック・ソウルを聴きたいという方であれば聴いておくべきでしょうが、'80'sのダンス系・ナンバーを広く楽しみたい、聴きたいという方であれば、わざわざ本アルバムまでを聴くことも無く、彼のベスト盤で抑えておくだけでよろしいかと...

 

Gemini

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Motown
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

Gemini [Analog]

Gemini [Analog]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Motown
  • 発売日: 1990/10/17
  • メディア: LP Record

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その269) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「過去の経歴」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.4話」、「007」からは「消されたライセンス」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.4話」。「おっちょこちょいなミステイク ~放送事故殺人事件」と言う物語。この物語は、本放送はBS-i(現在はBS-TBS)であるが、地上波(TBS)での放送の時に起こった「放送事故」(「銭形泪」の1st.4話を放送する予定だったところが、「銭形泪」の2nd.4話を放送してしまったというもの。)をネタにして生まれた物語であって、正に「放送事故」という起こってしまったことをアイデアにした物語である。こういう事を行ってしまうのも「ケー刑事」らしいところである。ただ、現在は法律改正によって、殺人事件の時効が無くなったため、この事件のポイントである「時効直前」という所は、現実にはあり得ないことになってしまいました。

ちゃんのお気に入りのドラマ「理想の刑事(デカ)」で放送事故が起こった。第4話が放送されるはずだったのに、第10話が放送されたのだった。ちゃんは「レレレ」と言っていたが、五代さんは「急遽変更になったんですよ」と言っていた。そんな所に、「理想の刑事」の脚本家・早志摩子の変死体が発見されたと言うことで、現場(BS-i)に向かったちゃんたち。

BS-iでは、放送事故によるクレームの電話が鳴り止まない状況で、スタッフは事件に構っていられない有様だった。そんな所に「理想の刑事」の編成担当・寅口辰之助が寝坊して、ジャージ姿、左右の靴が違うものを履いてようやく出社してきた。で、プロデューサの安藤竜から雷を落とされていた。

寅口はおっちょこちょいな男であって、そのことを自覚していた。で、責任を取ると行って側にあったソースを一気飲みして自殺する、と言うが、ちゃんに「一気飲みして死ぬのはソースではなく醤油ですよ」と言われていた。

ちゃんは、志摩子が残した遺書(放送事故に対して「自分は死をもって抗議する!」と記していた。)がおかしいことに気づいていて、これは殺人事件だと見抜いていた。更に、捜査を進めていくと、志摩子には鉛筆を噛む癖があることが分かり、ちゃんは鉛筆に毒を仕込んで殺したと見当を付けた。

更に、志摩子の腕時計(文字盤の文字は「子丑寅…」という昔の日本の時刻を現す十二支であった。)が遅れていることと針の角度がダイイング・メッセージになっていることに気づき、証拠も出てきたことで真犯人を見抜いた。

真犯人は寅口辰之助であった。彼は16年前に殺人事件を起こしていて、その事件の有様を、脚本のネタに苦労していた志摩子に話してしまい、志摩子はそれを脚本に書き、それが「理想の刑事」の第4話として放送されるところだった。が、昨日、その16年前の殺人事件の死体が白骨化した状態でマンションの基礎部分から昨日発見された。寅口は、第4話が放送されると、警察に感づかれるのではないかと不安になった。で、わざと放送事故を起こして事件が露見することを防ごうとした。が、第10話が放送されたことと新聞記事で死体発見を知り、寅口が16年前の事件の犯人だと気づいた。で、寅口はこのまま志摩子を生かしておく訳にはいかないと思い、殺したのだった。また、この背景には、殺人事件の時効は(この物語当時では)15年であって、海外旅行の期間は時効にカウントしないことも寅口は知っていた。で、放送日の3日前に時効が成立すると計算したことで安心していた。が、社員が韓国旅行に行ったという話を耳にして、韓国に行っていたことを思い出した。で、改めて時効になるまでの日数を数えてみると、あと3ヶ月もあったと分かったのだった。これを「うっかりしてました...」と言った寅口だったが、「うっかりじゃ済まないんだよ」と五代さんは窘めて逮捕したのだった。

おっちょこちょいな男が、自分の過去の経歴(犯罪歴)を、旅行歴の一つを忘れていたことから、16年前の事件の犯人として、更にそれを隠そうとして新たに冒した殺人事件の2つの犯人として逮捕されることになった事件でした。

007」:「消されたライセンス」。1989年のシリーズ第16作であって、4代目ボンドの第2作(最終作)である。ボンドがCIAの友人・フィリックスの復讐のために、命じられている任務を放棄して行動するという物語であって、ボンドの人間らしい一面を色濃く描いたシリーズの異色作である。劇中でボンドがMに対して辞職を口にして、殺しのライセンス取り消しというところまである文字通りのシリーズの中の異色作である。

親友・フィリックスの復讐のため、サンチェスを追ったボンドは、サンチェスの本拠であるイスマス・シティに入ると、サンチェスに接触し、自らサンチェスの元で働かせて欲しいと持ちかけた。元イギリス情報部員であること、今は首になったことを語って売り込んだ。ボンドはそれまでに、サンチェスの部下のクレストがサンチェスの金に手を付けた様に見せる細工をして、サンチェスの部下に対する裏切りを演出したり、不信のタネになることを仕込んでいた。他の部下は、イギリス情報部員だったボンドは危険だとするが、ボンドがクレストのことを持ち出して、手を付けた金でサンチェスを殺すための殺し屋を雇うと語り、サンチェスはその言葉を信じた。

実際、クレストの船から隠した金が出てきたため(実は、ボンドが仕込んだ)、サンチェスはボンドの説明を信じて、クレストを裏切り者として処刑し、ボンドを信頼した。

こうしてボンドは、元イギリス情報部員で、凄腕という用心棒として、サンチェスの部下になった。(当然、これはフィリックスの復讐を果たすための計画である。)

その後、サンチェスの信頼を得たボンドは、サンチェスがアジアの組織と麻薬の取引を行う場に同行することになった。麻薬工場では、麻薬をガソリンに溶かし、ガソリンの取引という形で行うための工場だった。ボンドはそこで騒ぎを起こして、工場の壊滅を考えるが、サンチェスが雇っている殺し屋・ダリオに正体を見破られてしまう。が、ダリオを倒し、火を放つ。大量のガソリンがあることから、工場は爆発を起こし、脱出するサンチェスを追ったボンドは、タンクローリー・チェイスを経てサンチェスとの一騎打ちの末、ガソリンを全身に浴びたサンチェスにフィリックスから貰ったライターで火を付けて、復讐を果たしたのだった。

ボンドが、親友の復讐のために、相手に寝返ったように見せかけるために、これまでの経歴を売りにして潜り込むことに成功したが、サンチェスはボンドを信用しすぎたことが敗因でもありました。

共通点は、「ケータイ刑事」では隠したい経歴を利用してネタという形で提供して利用し、「007」では自分を売り込むために利用したというように、経歴を利用しているところ、そしてそれがばれてしまいそれを見抜いた人物(「ケータイ刑事」では早志摩子、「007」ではダリオ)を殺しているというところである。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では殺人犯という経歴を隠すために人を殺しており、最初の目標も結果的に失敗しているが、「007」では復讐のために経歴を隠さずに振り込む武器にしたということと、最初の目的(復讐)も達したということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

消されたライセンス [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray
消されたライセンス (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
消されたライセンス (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

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