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内田裕也とフラワーズ『CHALLENGE!』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1969年に発表されたアルバムで、フラワーズを率いた内田裕也のアルバムとしては唯一のものである。'50年代終盤からバンド活動を行っている彼であるが、様々なバンドで活動するというように出入りが激しかった中、ようやくバンドを率いてのアルバムとなったのが本アルバムである。

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、再発された時に5曲のボーナス・トラックが追加されて全15曲になっている。収録曲は以下の通りである。『ふたりだけで』『イントルーダー』『サマータイム』『うれしい気持』『グリージー・ハート』『ヘイ・ジョー』『ホワイト・ルーム』『左足の男』『心のカケラ』『ストーン・フリー』。(以下、ボーナス・トラック)『ファイヤー』『ファイヴ・トゥ・ワン』『ラスト・チャンス』『フラワー・ボーイ』『夜霧のトランペット』。

本アルバムが発表された当時は、世の中はグループ・サウンズのブームの真っ直中であったが、ロックを追求したサウンドで、彼らしい所を発揮している。また、本アルバムの聴き所となっているのは、ボーカルの麻生レミである。彼女のソウルフルなボーカルは圧巻であって、当時の洋楽ヒットのカヴァー曲を中心にした楽曲であるが、いずれもがその本家の女性ボーカリストにも引けを取っていない見事なものである。

ということで、内田裕也のアルバムとしても、女性ボーカリストを据えたバンドのアルバムとしても聴き所がたっぷりのアルバムである。発表から40年以上の歳月が流れているが、時代を感じることは亡く、現在でも輝き続けている伝説のアルバムである。ジャパニーズ・ロックも良いものであることを教えてくれるアルバムである。

 

CHALLENGE!(紙ジャケット仕様)

CHALLENGE!(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 内田裕也とフラワーズ
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD

CHALLENGE!

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1991/03/01
  • メディア: CD

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ヴィレッジ・シンガーズ『GOLDEN☆BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2003年にリリースされた彼らのベスト盤である。内容に定評のある「ゴールデン☆ベスト」に名を連ねるだけに、彼らの発表した全てのシングル曲を収録しているのは嬉しい所である。(シングル以外の曲も含まれているため「シングル・コレクション+α」ということになるが、こういう所も「ゴールデン☆ベスト」シリーズらしい構成である。)

収録曲は以下の全20曲である。『亜麻色の髪の乙女』『好きだから』『バラ色の雲』『思い出の指輪』『虹の中のレモン』『星が降るまで』『暗い砂浜』『君を求めて』『落葉とくちづけ』『雨の中の恋』『さらば恋人』『泣きながら恋をした頃』『かえっておいで』『青い果実』『裸足の恋』『X'masなんか来てほしくない』『悲しい星空』『六本木の雨の中で』『ノーチェ・デ・渋谷』『ここより永遠に』。

'60年代のグループサウンズを代表するグループの一つである彼らであるが、代表的なヒット曲『亜麻色の髪の乙女』が島谷ひとみがカヴァーしてヒットしたのが2002年だったと言うことで、そのオリジナルである彼らが再び注目されて、こういうベスト盤が登場したことになった。が、元々素晴らしい美しいメロディと、美しいハーモニーを聴かせていただけのことはあって、サウンド的には時代を感じられるが、新鮮さは現在でも失われていない曲ばかりである。(こういう曲を「エバーグリーン・ミュージック」と言います。)

時にはじっくりと聴いてみるというのも宜しいかと... それだけ内容のあるベスト盤でもあります。

 

GOLDEN☆BEST/ヴィレッジ・シンガーズ 亜麻色の髪の乙女

GOLDEN☆BEST/ヴィレッジ・シンガーズ 亜麻色の髪の乙女

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックハウス
  • 発売日: 2003/03/19
  • メディア: CD


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ELTON JOHN『EMPTY SKY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1969年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。現在までで3億枚を越えるレコード・セールスを記録している彼の記念すべきアルバムである。但し、後にブレイクしてから再評価されたが、当時としはて鳴かず飛ばずという状況であって、本国イギリスでもチャートインしなかった。尚、アメリカなどでもどうようであったが、ブレイクした後に再発され、1975年になってアメリカで6位、カナダで最高位30位を記録している。

収録曲は、オリジナル盤では全9曲であったが、1995年にCD化された時に4曲のボーナス・トラックが追加されて、全13曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『Empty Sky』『Val-Hala』『Western Ford Gateway』『Hymn 2000』『Lady What's Tomorrow』『Sails』『The Scaffold』『Skyline Pigeon』『Gulliver/It's Hay Chewed/Reprise』。(以下、ボーナス・トラック)『Lady Samantha』『All Across The Havens』『It's Me That You Need』『Just Like Strange Rain』。

この中からシングル・カットされた曲は無く、ボーナス・トラックの『Lady Samantha』がアルバム未収録の彼の2nd.シングルである。但し、本国イギリスをはじめ、いずれの国でもチャートインは果たせなかった。

お薦め曲は『Empty Sky』『Western Ford Gateway』『Lady What's Tomorrow』『Skyline Pigeon』『Gulliver/It's Hay Chewed/Reprise』という所をピックアップしておくが、『Empty Sky』は約8分半、『Just Like Strange Rain』は約7分という大作であって、たっぷりと聴かせてくれる曲としてお薦めである。

アルバムとしての完成度は今一つという所もあるが、「若さ」が出ているということであって、磨けば光るという部分がたっぷりと感じられる。(だからこそ、再評価されることになるのである。)また、内容としては結構バラエティに富んでいて、色々と聞かせてくれている。

彼のアルバムを聴く場合、取り立てて優先度は低いアルバムであるが、彼の原点であるだけに、第二グループに位置するアルバムの1枚として、少し彼のアルバムを聴いてから耳を傾けるということでいいんじゃないですかね。(彼の初心者では、次作を先に聴いた方が良いでしょうし...)

 

Empty Sky

Empty Sky

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island
  • 発売日: 1996/02/27
  • メディア: CD

Elton John - Empty Sky (Remastered)

Elton John - Empty Sky (Remastered)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD
エンプティ・スカイ(エルトン・ジョンの肖像)+4

エンプティ・スカイ(エルトン・ジョンの肖像)+4

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形愛16話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形愛」の16話「小学生検事VS銭形愛 ~文芸評論家殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りとなります。で、ドイル君が嫌味を込めて口にした「無駄話」について、事件でこれが鍵になっていたということから「几帳面」について、五代さんが口にした「不起訴」について、「似合い」について、「カップル」について記します。尚、「几帳面」は「・39話(2nd.26話・AS4話)[裏ネタ編]PART 16」で、「不起訴」は「・5話[裏ネタ編]PART 6」で、「カップル」は「・16話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/5/4、6、7、9付です。

無駄話」:「むだばなし」と読む。「徒話」と表記することもある。

「無駄」とは、役に立たないこと、益のないこと、効果のないこと、存在意義の全くないもの、という意味である。

「無駄話」とは、「無駄」な話のことであって、役に立たない話のこと、益のない話のこと、効果のない話のこと、存在意義のない話のことである。特に、内容のないおしゃべりはこれの典型的なものとして扱われる。

但し、他人と話をするという行為は、コミュニケーションを取ることになり、全く無益とは言えないが、「無駄話」とは、そういう場でするにしても価値のない話のことを指す。

ただ、ドイル君の判断基準は普通で無いことを考えると、彼の話すことも十分「無駄話」だと言えると思いますが...

英語では「Idle Talk」、ドイツ語では「Müßige Rede」、フランス語では「Conversation au Repos」、イタリア語では「Discorso Inattivo」、スペイン語では「Charla Ociosa」、ポルトガル語では「Conversa Inativa」、中国語では「閒聊」と言う。

几帳面」:物事の隅々まで気を配って注意して、きちんとする様のこと、または細かい点までも規則正しく行う様のことである。

元々は、建築用語であって、柱などの方形の角を撫角(なでかく)に削り、その両側に段を付けたもののことを指していた。そのように加工した柱は室内に立てて仕切り(現代のカーテンの様なものと言うことが出来る。)として使った「几帳」の柱に使われたことから、面取りした面のことを「几帳面」と言うようになった。そして、これは隅々まできちんとしているということから、先に記した意味として転用されるようになった。

尚、英語では意味の上でいくつかの言葉があって、時間的なこと、性格的なことに応じて使い分けられていて、時間的な意味では「Punctual」、性格的なことでは「Exact」「Methodical」などが使われる。また、ドイツ語では「Genauigkeit」、フランス語では「Précision」、イタリア語では「Precisione」、スペイン語では「Precisión」、ポルトガル語では「Precisão」、中国語では「規規矩矩」と言う。

不起訴」:検察官による控訴を提起しない処分のことを言う。普通は、控訴されて裁判に掛けられることになるが、不起訴となった場合はそこで終了ということになって、罪には問われない。(この時点で「無罪」ということが確定する。)

また、同様の処理に「起訴猶予」というものがあるが、これも「不起訴処分」の一つである。ただ、これは犯行後の状況によって、それが微罪であったり、情状酌量の余地があった場合の処置である。(刑事訴訟法第248条規定されている。)

不起訴処分とする場合にはいくつかの場合がある。まずは、その事件が訴訟条件を満たしていない場合がある。これには、被疑者死亡の場合、親告罪の場合に告訴が無い場合(告訴取り下げを含む)、公訴時効が成立している場合などが該当する。また、被疑事件が犯罪の構成要件を満たしていない場合、被疑者が14才未満の場合、被疑者が犯行時に心神喪失状態であったと認定された場合なども不起訴となる。更に、捜査段階でアリバイ成立や、真犯人が検挙されたことなどで、被疑者が犯罪を犯していないと明白になった場合、犯罪を立証するだけの十分な証拠が得られなかった場合は「証拠不十分」として不起訴となる。

刑事事件の場合、起訴を行うのは検察であるため、起訴/不起訴の判断は検察が行うことになる。よって、小学生検事正である多摩川ドイルも、検挙された犯人を不起訴にすることもある。(当然ながら、捜査資料から公判を維持できるだけの証拠の有無、事件内容などから判断することであるのは言うまでも無い。)単に、気分的なことでは不起訴とすることは出来ないのは言うまでもない。(そんなことは常識である。)よって、五代さんや岡野さんがドイルに対して「不起訴にするなよ」と言っているのは、まあ嫌みの一つということでもある。

英語では「Non-Prosecution」、ドイツ語では「Nicht-Verfolgung」、フランス語では「Non-Poursuite」、イタリア語では「Non-Accusa」、スペイン語では「No-Prosecución」、ポルトガル語では「Non-Acusação」、中国語では「不起訴」と言う。

似合い」:良くつり合っていること、似たもの同士であることを言う。特に、カップルに対して言う場合は、つり合いの取れているカップルのことを言う。

それを思うと、ちゃんとドイル君は、ちゃんの方が7歳年上である。7歳の年の差カップル(夫婦)というのは珍しい訳ではないが、ちゃんが17歳、ドイル君が10歳ということを考えると、この年での7歳差というのはかなり離れているということになり、「つり合い」がとれているようには思えない。が、ちゃんが警視正、ドイル君が検事正ということを考えると、社会的地位ということでは「つり合い」がとれているということでしょうね。(どちらも階級に「正」の文字もあることですから...)というつもりと、嫌味を兼ねて五代さんは「似合い」と言ったことでしょうね...

英語では「Suitability」、ドイツ語では「Eignung」、フランス語では「Convenance」、イタリア語では「Appropriatezza」、スペイン語では「Conveniencia」、ポルトガル語では「Conveniência」、中国語では「相稱」と言う。

カップル」:一対になったものを言う言葉であるが、特に男女2人の組み合わせ、夫婦や恋人同士のことを言う。日本語では「アベック」(これは和製仏語であり、フランス語では通じない言葉の一つである。)とも言うが、最近ではこの言葉は余り使われなくなっている。(五代さんの世代ならば「カップル」よりも「アベック」の方が口に出やすいと思うのですけどね...)→'70'sに起こったカップルが失踪した事件(北朝鮮に拉致された事件)では「アベック拉致事件」と言い、1984年のグリコ・森永事件(所謂「かい人21面相事件」)でも「寝屋川アベック襲撃事件」というように、事件名に「カップル」ではなくて「アベック」が使われていることからも伺い知ることが出来る。

尚、「カップル」と言う意味には「対になった」という意味があるのだが、最近では一部の国での同性婚が認められたこともあって、同性(男同士、または女同士)であっても「カップル」と言う言い方が使われるようになったが、これは言葉が変化している実例の一つである。

五代さんはちゃんとドイルくんを「似合いのカップル」と言っていたが、ちゃんは嫌っていたので、カップルとなることは無いですよね。ちなみに、ちゃんとドイルくんは、ちゃんが7歳年上である。

英語、フランス語では「Couple」、ドイツ語では「Ehepaar」、イタリア語では「Coppia」、スペイン語では「Pareja」、ポルトガル語では「Par」、中国語では「一対情侶」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

文壇無駄話―山梨大学近代文学文庫所蔵 (リプリント日本近代文学 91)

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  • 作者: 近松 秋江
  • 出版社/メーカー: 国文学研究資料館
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本
ふらんす無駄話 (1956年)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 創芸社
  • 発売日: 1956
  • メディア: -
成功する営業マンはムダ話がうまい! (ポケットブック)

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  • 作者: 坂内 義広
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/06/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
きちょうめんななまけもの

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  • 作者: ねじめ 正一
  • 出版社/メーカー: 教育画劇
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本
ハーバード式仕事の教科書―解明!なぜ几帳面な人ほどリストラされるのか (プレジデントムック)

ハーバード式仕事の教科書―解明!なぜ几帳面な人ほどリストラされるのか (プレジデントムック)

  • 作者: 「プレジデント」編集部
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2011/12/05
  • メディア: ムック
情状弁護ハンドブック (GENJIN刑事弁護シリーズ09)

情状弁護ハンドブック (GENJIN刑事弁護シリーズ09)

  • 作者: 坂本 正幸
  • 出版社/メーカー: 現代人文社
  • 発売日: 2008/05/28
  • メディア: 単行本
お似合いですよ(笑)

お似合いですよ(笑)

  • 作者: カッコワライ
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2009/11/01
  • メディア: 単行本
ベストフレンドベストカップル (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)

ベストフレンドベストカップル (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)

  • 作者: ジョン グレイ
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫

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