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「DOLLS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のアメリカ映画「ドールズ」である。日本での劇場公開は1987年12月であった。「ZOMBIO/死霊のしたたり」のS・ゴードン監督によるホラー作品である。時間的には中編といった所であるが、なかなか上手くまとめられている作品である。

作品データを記しておくと、時間は77分、監督はスチュアート・ゴードン、脚本はエド・ナーハ、撮影はマック・アールバーグ、特撮はデイヴ・アレン、音楽はファズビー・モースである。そして出演は、イアン・パトリック・ウィリアムズ、キャロリン・パーディ・ゴードン、キャリー・ロレイン、ヒラリー・メイソン、スティーヴン・リー、ガイ・ロルフ、バンティ・ベイリー、キャシー・スチュアート、たちである。

休暇中で、イングランドの郊外を旅していたデイヴィッド・バウアーと新妻のローズマリー、そしてデイヴィッドの先妻との間の娘・ジュディは、嵐のために車が立ち往生していまい、知覚にあった古い屋敷に避難した。その屋敷にはガブリエルとヒラリーという年老いたハートウィック夫妻が住んでいた。夫妻は手作りの人形を作っていて、新しい人形を貰ったジュディはご機嫌だった。また、豪雨のため、セールスマンのラルフやパンクギャルのイザベルとイニッドという人たちもこの屋敷に雨宿りのためにやってきた。が、イザベルは屋敷にあった骨董品を盗もうとした。すると、人形たちが彼女を襲い、殺してしまった。それを目撃したジュディはデイヴィッドやローズマリーにそのことを話したが、ラルフ以外は全く信じてくれなかった。人形たちは続いてイニッド、ローズマリーを襲い、殺される。ラルフも襲われたものの、心優しく子供の心を理解する彼は人形たちの協議によって助けられた。デイヴィッドはローズマリーが殺されたのはラルフの仕業と思い込んで、ラルフに殴りかかるが、人形たちがデイヴィッドに向かってパンチを放った。デイヴィッドは怒り狂い、人形を破壊してしまった。その騒ぎを聞きつけたハートウィック夫妻が降りて来ると、壊された人形を修理しなければ、と言って微笑みを浮かべた。翌朝、嵐も去り、爽やかな朝を迎えた屋敷には、新しく並べられた人形たちがあったが、その人形の顔は、昨夜殺された連中の顔とそっくりだった...

人形が襲うというホラー作品は、「チャイルド・プレイ」シリーズが思い出されるが、そちらの第1作は1988年であって、本作の方が先である。そのアイデアはなかなか面白いものである。そして登場人物をクローズド・サークルの状況に置いたことで、少ない登場人物であっても、恐怖感たっぷりに上手く物語を作り上げている。

時間的には75分強という中編であるため、比較的見やすい作品でもある。ホラー・ファンであればS・ゴードン監督作品ということで要チェックであるのは言うまでも無いが、暑い夏にホラー映画というのも宜しいかということで、チェックしてみるのは如何...

 

輸入版のビデオですが...

Dolls [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Vestron Video
  • メディア: VHS


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ケータイ刑事銭形海30話(3rd.4話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形海」の第30話(3rd.4話)「松山刑事、最大の危機! ~会社社長誘拐殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、松山さんはこれを食べに行こうとしていたことから「焼き肉」について、これを持っていたことから「割引券」について、それはこれだったことから「食べ放題」について、これで襲われたことから「金属バット」について、そして「失神」について記します。尚、「焼き肉」は「・13話[裏ネタ編]PART 8」で、「割引券」は「・27話(3rd.1話)[裏ネタ編]PART 4」で、「金属バット」は「・15話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 7」で、「失神」は「・8話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/25付です。

焼き肉」:「焼肉」という用に送り仮名を用いない表記と、「焼き肉」という表記の複数があるが、熟語として使う場合は「焼肉」が一般的となる。(「焼肉定食」など)もある。

料理の一つであって、肉を焼網で直接焼いたり炙ったりしたもの、または熱した鉄板(各種鉄鍋を含む)の上で焼いた肉料理のことをいう。

使用される肉は、牛や豚が中心であるが、それ以外の動物の肉も使用される。(馬、羊、猪など。)また、七面鳥などの鳥類も使用されるが、鶏の場合は特に「焼き鳥」と呼ぶことが一般的である。(「焼き鳥」も「焼き肉」の仲間であるのだが、区別されることが多い。)また、海の幸であるエビの仲間(ロブスターなどを含む)やカニの仲間、烏賊、魚なども同様に使用されることもある。また、「ホルモン」と呼ばれる動物の内臓肉が使用されることもある。(但し、これらは「ホルモン焼き」と呼んで区別されるのが一般的であるが、これも「焼き肉」の仲間である。)

尚、牛や豚の肉でも、例えばステーキ、スキヤキなどのように、別の料理として確立していて、「焼き肉」とは区別される料理もある。(ステーキはある意味では完全に「焼き肉」であるのだが、別の料理とされている。)

焼いた肉に対しては、塩や胡椒、レモン汁などで軽く味付けをする場合と、醤油をベースにしたタレ(醤油に砂糖、ニンニク、ゴマ、酒などを調合したもの)と呼ばれるものを付けて食べる場合とがある。(下味を付ける時の塩胡椒、タレは除く。)

英語では「Roasted meat」、ドイツ語では「Gebratenes Fleisch」、フランス語では「Viande rôtie」、イタリア語では「Carne arrostita」、スペイン語では「Carne asada」、ポルトガル語では「Carne assada」というが、最近では「Yakiniku」という言い方で通じるようになっている。また、中国語では「烤肉」と言う。

割引券」:物品を購入する際、またはサービスを受ける際、その支払代金を価格から一定の割合を減じることが出来るという優待のためのチケットのことである。

一定の割合というのは様々であるが、「1割(10%)」というものが一般的には多いようであるが、それ以上値引くもの、またはそれよりも少ない(例えば5%など)ものもある。尚、「無料券」は「10割(100%)」値引くというように考えられることから、それも「割引券」の一つと言うことになる。(但し、一般的には支払額が(そのものに対しては)ゼロになることから、「割引券」とは区別されることが多い。)

店舗によっては「サービス券」「クーポン券」などと呼んでいる所もある。また、会員証を提示することで一定の割引を行うという店舗では、その会員証が「割引券」の役割をしているということになる。但し、ポイントカードとは異なるものである。

尚、割引券の使用には、何らかの制限が付いている場合もあるので、注意が必要である。(例えば、3000円以上購入の場合というように、一定金額以上の購入が必要であったり、使用時間に制限があったりすることがある。)

この物語で松山さんは「1割引×10枚=10割引」ということを考えていたが、普通はそのように、一度に複数の割引券を使った複合割引は認めていないということで、松山さんの頭はやはり一般常識とはかけ離れていますね...

英語では「Discount Coupon」、ドイツ語では「Gib Rabatt auf Coupon」、フランス語では「Escompte le Coupon」、イタリア語では「Buono di Sconto」、スペイン語では「Cupón del Descuento」、ポルトガル語では「Desconte Cupom」、中国語では「折扣券」と言う。

食べ放題」:「たべほうだい」と読む。「食い放題(くいほうだい)」または「バイキング」と言うこともある。(「ビュッフェ」と言うこともあるがこれは若干ニュアンスが異なることがある。)

食べたいだけ、思う存分に食べることを言う。飲食店では、一定料金で、指定された範囲の料理を好きなだけ食べることが出来るというサービスである。(但し、時間制限があるなどのように、一定の制限が定められているのが一般的である。)

尚、これに似たような飲食店のサービスとして、飲料を好きなだけ飲むことが出来る「飲み放題」がある。

英語では「All You Can Eat」、ドイツ語では「Buffet 」、フランス語では「Gifle」、イタリア語では「Buffetto」、スペイン語では「Bufé」、ポルトガル語では「Bufê」、中国語では「自助餐」と言う。

金属バット」:野球、ソフトボール、クリケットなどのスポーツに於いて、打者が投手の投球を打つために用いられる棒状の用具である「バット」の中で、材質が金属であるもののことを言う。一般的なバットの材質は木材であるが、一部の大会やリーグでは金属バットの使用を許可しているところもある。(例えば高校野球が該当する。→高校野球では金属バットが主流となっていて、木製バットの使用は殆ど無いのが現状であるが、プロ野球では金属バットの使用は禁止されている。)

金属バットの特徴は、木製バットよりも耐久性が高く、折れにくいということである。(現在、過剰に軽量化した金属バット(重量制限がある。)の使用は認められないため、耐久性は木製バットよりも高い。)

野球の道具であるため、一般的なスポーツ店でも購入可能である。が、見方を変えると、金属製の棒であるため、使い方によっては凶器になるものでもある。(鉄パイプと同様である。)現実社会でも、時々これを凶器として使用された事件が起こっている。また、推理小説では、当たり前の凶器の一つになっているのも事実である。

英語では「Metal Baseball Bat」、ドイツ語では「Metallbaseballschläger」、フランス語では「Batte de Base-Ball du Métal」、イタリア語では「Pipistrello di Baseball di Metallo」、スペイン語では「Palo de Béisbol de Metal」、ポルトガル語では「Taco de Beisebol de Metal」、中国語では「金属球棒」と言う。

失神」:「しっしん」と読む。「失心」と表記する場合もある。「卒倒」「気絶」と言いこともあり、また「気を失う」という言い方もある。

一時的に意識(気)を失うことを言う。この状態になるにはいくつかの要因があるが、基本的には「気絶」「失神」「卒倒」は意識障害の一つである。何らかの刺激を与えれば意識を回復するというものであって、症状としては軽いものである。通常は数分で回復して、意識障害などの後遺症が残ることはない。また、意識喪失状態になる前に、目の前が真っ暗になる感じがしたり、めまい感、悪心を感じるのが普通であり、それから顔から血の気が引いた顔面蒼白という症状が起こり、それから意識を喪失するというのが一般的である。それ以外では、余りにも強い精神的なショックを受けた場合にもこの症状が起こることがある。

尚、意識が低下した状態で、刺激を与えた場合に少し反応する状態を「意識混濁」、刺激に対しても全く反応しなくなった状態を「昏睡」という。(→「気絶」「失神」「卒倒」は「昏睡」に繋がる第一歩でもある。)

一般的に「気絶」「失神」「卒倒」という症状では、痙攣、譫妄、錯乱、失禁などの症状は伴わない。これらの症状が見られる場合は、より重度な症状に陥っていると考えられるため、直ちに医師の診察を受けるべきであって、救急車を呼ぶなどの対応が必要である。

ところで、社会問題になったものとして「気絶遊び」と呼ばれるものがある。これは他人を気絶させ、その酩酊状態を楽しむというものである。「気絶」は軽い症状であることから、軽い遊びの一つとみられがちであるが、これは間違った認識である。

意識に問題を生じる段階についてでは、「気絶」と言うと最も軽いレベルのものであるが、これは軽いものとは言っても脳に血液循環障害が発生しているので、「遊び」で済まされる行為ではない。場合によっては何らかの後遺症が残る可能性もあり、アメリカでは死亡例も報告されている。(つまり、「遊び」ではなく「殺人」となってケースがある。)→例え、後遺症が一切残らなくても、立派な「傷害罪」が成立し、状況によっては「殺人未遂罪」と言っても良いでしょう。「気絶遊び」をしている子どもがいたら、直ちに止めさせましょう。

英語では「Faint」、「Syncope」、「Fit」、「Unconscious」などの言葉が使われる。(「気絶する」を「Pass Out」とも言う。)ということで、日本語も英語も、複数の言い方がある言葉の一つである。また、ドイツ語では「Fallen in Ohnmacht」、フランス語では「S'évanouir」、イタリア語では「Svenendo」、スペイン語では「Desmayándose」、ポルトガル語では「Desfalecendo」、中国語では「絶息」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

焼肉手帳

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  • 作者: 東京書籍出版編集部
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2009/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
焼肉料理のタレの技術―人気店・繁盛店が教える97のレシピ・技術・味づくり

焼肉料理のタレの技術―人気店・繁盛店が教える97のレシピ・技術・味づくり

  • 作者: 旭屋出版編集部
  • 出版社/メーカー: 旭屋出版
  • 発売日: 2012/01/24
  • メディア: 大型本
焼肉本 (エイムック 2229)

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  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2011/07/28
  • メディア: 大型本
最新!最強!究極のマジうま食べ放題 首都圏版 2012 (ぴあMOOK)

最新!最強!究極のマジうま食べ放題 首都圏版 2012 (ぴあMOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2011/09/14
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究極の食べ放題 東海版 2012 東海人気バイキング300軒! (ぴあMOOK中部)

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  • 出版社/メーカー: ぴあ中部支局
  • 発売日: 2011/09/14
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究極の食べ放題 関西版 2012 関西人気バイキング319軒! (ぴあMOOK関西)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ関西支社
  • 発売日: 2011/09/14
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ファミリーが楽しめる 大阪 安くてうまい!食べ放題・バイキングはここだ!

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  • 作者: カーサ
  • 出版社/メーカー: メイツ出版
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本
青春☆金属バット

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  • 作者: 古泉 智浩
  • 出版社/メーカー: 青林工芸舎
  • 発売日: 2006/09
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カイザー(kaiser) 金属バット85cm SV シルバー KW-471B

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ドッグスブラザース(DOGS BROS) 少年軟式用金属バット 75cm BK #6149

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  • 出版社/メーカー: ドッグスブラザース(DOGS BROS)
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失神を究める

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  • 出版社/メーカー: メジカルビュー社
  • 発売日: 2009/03/23
  • メディア: 単行本

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EMMYLOU HARRIS『ELITE HOTEL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1975年に発表された彼女の2nd.アルバムである。カントリー・シンガーとして知られている彼女であるが、カントリー・チャートで初の1位を獲得することになったアルバムであり、かつ、シングルも生み出しているということで、彼女のキャリアに於いてもポイントになるアルバムである。チャート成績は、Billboardで最高位25位、カントリー・チャートでは1位、カナダでは64位、オランダで3位、イギリスで17位、ノルウェーで18位を記録している。また、1976年のBillboard年間アルバム・チャートでは97位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル盤では全12曲であったが、2004年に再発された時に2曲のボーナス・トラックが追加されて全14曲になった。収録曲は以下の通りである。『Amarillo』『Together Again』『Feelin' Single - Seein' Double』『Sin City』『One Of These Days』『Till I Gain Control Again』『Here, There And Everywhere』『Ooh Las Vegas』『Sweet Dreams』『Jambalaya』『Satan's Jewel Crown』『Wheels』。(以下、ボーナス・トラック)『You're Running Wild』『Cajun Born』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Together Again』はアメリカのカントリー・チャートで1位、カナダのカントリー・チャートで3位、オランダでは15位を記録した。2nd.シングルの『One Of These Days』はアメリカのカントリー・チャートで3位、カナダのカントリー・チャートで2位を記録、3rd.シングルの『Sweet Dreams』はアメリカ、カナダのいずれもカントリー・チャートで1位を獲得している。尚、3曲ともカントリー・チャートでは上位ヒットとなったが、BillboardのHOT 100にはランクインしていない。

お薦め曲は、シングル曲の『Together Again』『One Of These Days』『Sweet Dreams』と、『Amarillo』『Here, There And Everywhere』『Satan's Jewel Crown』という所をピックアップしておく。

カントリーでは定番となっている曲だったということもあるが、カントリー・チャートで1位を獲得するシングルを放ったことで、カントリー・シンガーとして知られるようになったが、彼女らしいロックのテイストもしっかりと出ていて、単なるカントリー・アルバムではなく、ポップな要素とバランスが取れた内容のあるアルバムに仕上がっている。

彼女の初期作品の中でも特にお薦めのアルバムであるだけに、必聴の一枚である。

尚、本アルバムは、一応「カントリー・アルバム」ということになるが、カントリー・アルバム(30分が標準的な収録時間であり、35分を超えていたら「長い」ことになる。ポップス・アルバムとしたら、標準よりもやや長めという所である。)ということでは収録時間が異常に長い約43分半である(ボーナス・トラックの2曲は5分強であり、これが加わると約48分半となる。)ことから、不満点は特に無いアルバムである。

 

Elite Hotel

Elite Hotel

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2004/02/23
  • メディア: CD

エリート・ホテル+2

エリート・ホテル+2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/05/28
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その270) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「秘密会議」です。(一応、「秘密」には「極秘」と言っているものや、非公開のものを含むというように解釈します。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.18話」、「007」からは「サンダーボール作戦」です。

ケータイ刑事」:「・1st.18話」。「地球最後の日! ~デイ・アフター・トゥモロー殺人事件」という物語。ちゃんが気象学権威である四天王の1人ということが判明した物語でもある。(相棒の岡野さんは「ただの気象好き」というように扱われている。)本家四姉妹には世界に誇るような肩書きは無かったが、分家になってこういう所もエスカレートしてくることになりました。

「世界極秘気象会議」という会議が開催されることになった。(堂々と「極秘」と語っている時点で胡散臭い会議だと感じますが...)そして、そこには気象学権威である四天王と呼ばれる4人が集まって行われる会議である。(とは言っても、その4人が集まるだけの会議であって、大々的に人が集まって行われる会議ではない。→一応、秘密裏の会議らしいところである。)

出席者は、四天王のちゃん、オゾン・デホール、トルネード・ジョージ、エルニーニョ・ラディンの4人で、場所は東京の某ビルの地下であって、そこにやってきたちゃんは、その看板を目にしていた。→「極秘」と云っているのに、この会議の看板が堂々と出ているので、「どこが極秘なんだ?」と誰でも突っ込むことろであるが、如何にも「ケー刑事」らしい所である。)尚、岡野さんがちゃんに付き添ってきて参加したため、出席者は5人で、「四天王+「ただの気象好き」」ということになった。

この会議を呼びかけたのは四天王の1人のオゾン・デホールであって、重大なことを発表すめということだった。で、会議が始まると、早速、重大発表が行われた。

その内容は、30分後に、かつて地球を氷河期にと仕入れた気象状況が再現され、地球は再び氷河期に突入する、というものだった。が、オゾン以外の他の参加者たちは誰もそれを信じようとしなかった。

そんな時、巨大地震が発生して会議場も大きく揺れた。直ぐに地震情報を得ようとしてラジオのスイッチを入れると、地震速報として流れてきたのは驚愕の内容だった。地震は震度7、発生した津波によって東京は水没、会議が行われている地下室は外界と完全に遮断されて孤立してしまった。しかし、会議が行われている地下室は防水仕様となっていて、食糧の備蓄も僅かであるが用意されていたため、オゾンは大丈夫だと告げた。

更に、オゾンの予想したように、大雪が降り始めたり、竜巻が発生したりということで、一同はこのまま地下室でやり過ごすことにした。

しかし、そんな中で、四天王の中で殺人事件が発生して、オゾン・デホールが死亡した。更に、四天王のトルネード・ジョージとエルニーニョ・ラディンが些細なことから喧嘩となり、エルニーニョを殺してしまい、その仲裁に入った岡野さんも壁に頭を打ち付けて失神してしまった。更に、室内に危険なガスが発生し、ちゃんとトルネードも倒れてしまった。

が、死んだはずのオゾンが目を覚まし、ガスが出ていないことを確認した。しかし、その目の前にちゃんがいて、全てはオゾンのデッチ上げたことだったと説明した。というのは、オゾンは四天王の他の3人を殺害して、自分が気象学のオンリーワンになるという野望を果たそうとしたのだった。

地震は部屋が揺れる仕組みにしたものであり、地震後のラジオ放送は全て彼が作ったデッチ上げたものだった。雷ちゃんは途中でそのことに気づき、オゾンに対抗するためにみんなで一芝居打ったのだった。

結局、出席者の殺害を目論んだだけの名前ばかりの「秘密会議」であったが、会議を呼びかけたオゾン・デ・ホールの野望は潰えたのだった。

007」:「サンダーボール作戦」。1965年のシリーズ第4作であって、初代ボンドの第4作である。前作までに登場した秘密兵器は、どちらかというとフィクションの世界のもので゛あって、大人のお伽噺の一巻といった感じであったが、辺作に登場した秘密兵器は、実際に実現されたものもあって、特許出願まで行われているものがある。ということで、フィクションの世界に留まらない話題を提供した作品となった。

国際犯罪組織であるスペクターが、幹部を召集して会議を開催した。その内容は、これまでの成果の報告と、次の作戦の説明会である。当然、公には秘密に行われる会議である。

成果の報告では、それぞれの作戦を受け持った出席者が報告をしていく。が、そこで横領があったことで、組織のボスであるブロフェルドは、その裏切り者に対して処刑を行った。(他の出席者にも見えるように、会議の椅子で感電死させられた。)それに続いて、No.2のラルゴが、次の作戦の説明を始めた。

その作戦とは、NATOの原子爆弾を搭載した爆撃機を奪って原爆を手に入れ、その原爆を使ってイギリス政府に通告して1億ポンドを要求し、7日以内に支払われなければ、世界の主要都市を核攻撃すると脅したのだった。

会議は、その作戦内容の説明で終了し、ラルゴは早速その計画を開始した。で、以前から紫紺でした原爆強奪計画を実行し、NATOの爆撃機の消息を絶たせて原爆を手に入れた。そして、イギリス政府を脅迫した。

イギリスは、直ちにMI-6の全員を集めて、その対策会議を行った。作戦名は「サンダーボール作戦」と名付けられ、直ちに動いた。時間を稼ぐために、スペクターの要求を受け入れたと見せかけて時間を稼ぐため、スペクターの指定したように、ビッグベンの鐘を1回多く鳴らしていた。(これもニュースとして流れたが、スペクターの野望については極秘にされた。)

それぞれの00要員に指令が下るが、ボンドは気になることがあると言い、指示されたことを拒否して説明した。Mはそれを認めて、ボンドはバハマに飛び、CIAのフィリックスの協力を得て、スペクターの陰謀を潰し、ラルゴを倒し、世界の危機を救った。

スペクターの秘密会議で説明された作戦の主導者であるラルゴは、その野望と共に、ボンドの前に散ったのだった。(ブロフェルドは生き延びている。)

共通点は、その会議の中心となった人物(「ケータイ刑事」ではオゾン・デ・ホール、「007」ではラルゴ)の野望は主人公(「ケータイ刑事」では銭形、「007」ではボンド)によって失敗して潰えていることその野望は世界を制する(「ケータイ刑事」ではオンリーワンになる、「007」では世界を脅して支配する)という大きなものであるということそしてその人物は主人公の前で死んでいる(但し、「ケータイ刑事」では偽りの死であって、死んだように見せていただけでしたが...)ことである

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では関係者は一人として死んでいないで、首謀者は逮捕されたが、「007」では首謀者をはじめとして、ボンド側の人物も、首謀者側の人物にも多くの死者が出ているということである。(但し、ボンドの味方となる方では、重要人物は全て生存していて、死亡(殉職)したのは現地の協力員などである。)

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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サンダーボール作戦 [Blu-ray]

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サンダーボール作戦 (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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