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「DAUN DI ATAS BANTAL」 [映画(洋画)]

表題の作品は1998年のインドネシア映画「枕の上の葉」である。日本での劇場公開は1999年7月であった。東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞した作品であって、インドネシアにガリン・ヌグロホありとして知られるようになった人間ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は83分、監督はガリン・ヌグロホ、脚本はアルマントノ、ガリン・ヌグロホの2人、撮影はヌルヒダヤット、音楽はジャドゥク・フェリアントである。そして出演は、クリスティン・ハキム、ヘル、スグン、カンチル、たちである。

インドネシアのジョグジャカルタ市。露店商をしている女性・アシーを母親のように慕っている孤児のヘル、スグン、カンチルの3人は路上生活をしている。アシーはそんな3人の面倒を見ながら暮らしていたが、稼いだ金をやくざな夫に持って行かれるという生活でもあった。3人の子供たちは残飯あさり、靴みがき、かっぱらいをして金を稼いでいたが、時にはシンナーや朝鮮朝顔でラリることもあった。アシーはなけなしの金を入れた枕を時々置いていて、3人はその枕を奪い合うことをしていた。ある日、カンチルは故郷に弟がいることが分かり、汽車に乗って故郷に行くためにそんな枕を奪って、汽車の屋根に上る。が、トンネルで頭をぶつけて死んでしまう。カンチルが持っていた枕は血で真っ赤に染まっていて、それを見てショックを受けたヘルは、手についた血を洗い流そうとはしなかった。そんな減るは、祭の日、金を稼号としてマフィアの犠牲になり、ゴミ捨て場で死体として発見される。それは、身分証を持たないストリートチルドレンを騙して殺し、保険金を得るマフィアによる陰惨な詐欺事件の犠牲者の一人となったのだった。更に、スグンは、アシーの手伝いをしていたが、アシーから貰った茶色のジャンパーを着ていたが、同じ色のジャンパーの男を探していたマフィアに間違えられて刺され、殺されてしまう。こうしてアシーは面倒を見ていた3人の全て失ってしまった。スグンを埋葬しようとしたアシーだったが、スグンが身分証を持っていなかったため、何処の墓地も受け入れを拒否した。アシーは、動物でも埋葬されるのに、ストリート・チルドレンが埋葬されないという現実をTVレポーターに訴えた。それからまもなく、3人が住んでいた地区は再開発のために閉鎖された...

貧困、孤児という問題は多くの国にある社会問題であるが、ハートフルな女性の目を通して描き、その問題を訴えている社会ドラマであり、人間ドラマである。丁寧に描かれている作品でもあるだけに、見ておきたいところである。

 

↓ソフトが無いので、こういうものを...

【映画パンフ】枕の上の葉 クリスティン・ハキム

【映画パンフ】枕の上の葉 クリスティン・ハキム

  • 出版社/メーカー: moviestock2
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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尾崎亜美『MIND DROPS』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1977年6月に発表された彼女の2nd.アルバムである。本アルバムの前に発表したシングル曲の『マイ・ピュア・レディ』がCMソングに使用されたこともあって、それから初のアルバムということで注目されることになった。ここから大ヒット曲は生まれていないものの、シガーソングライターとしての人気を確立することになった。

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、2009年に再発された時に2曲のボーナス・トラックが追加されて全12曲になった。収録曲は以下の通りである。『太陽のひとりごと』『涙の雨』『BYE BYE MR.RANDOM』『うわさの男』『夢子とかげろう』『BOOMING CRACKER』『』『偶然』『初恋の通り雨』『さよならを言うために』。(以下、ボーナス・トラック)『マイ・ピュア・レディ(シングル・ヴァージョン)』『サンライト』。

この中からシングル・カットされたのは『初恋の通り雨』であって、彼女の4枚目のシングルとして、アルバム・リリースの翌月にリリースされた。尚、ボーナス・トラックの『マイ・ピュア・レディ』は、『初恋の通り雨』の前の彼女の3枚目のシングルであって、同年2月にリリースされている。

お薦め曲は、シングル曲の『初恋の通り雨』と、『太陽のひとりごと』『涙の雨』『うわさの男』『さよならを言うために』と言うところをピックアップしておく。

彼女の出世作となったアルバムであるが、初々しさもあって、前向きに取り組んでいる所がヒシヒシと伝わってくるなど、内容的にも音楽的にもじっくりと聴きたくなるだけの要素に満ちている。じっくりと聴き込みたくなるアルバムであるだけに、ゆっくりと聴いてみましょう!

 

MIND DROPS(紙ジャケット仕様)

MIND DROPS(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: CD

MIND DROPS

MIND DROPS

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1993/03/03
  • メディア: CD

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FOUR SEASONS『SHERRY & 11 OTHERS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1962年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。1960年に結成されて、60年代に数多くのヒット曲を放ったことから、'60年代を象徴するポップなグループとして知られている彼らの記念すべき最初のアルバムである。(現在は、メンバーチェンジを繰り返しているが、FRANKIE VALLI & THE FOUR SEASONSとして現役であるが、完全に'60'sのグループとして認識されている。)チャート成績は、Billboardで最高位6位を記録していて、1963年の年間アルバム・チャートでは78位にランクインしている。

収録曲は以下の全12曲である。『Big Girls Don't Cry』『Yessir That's My Baby』『Peanuts』『La Dee Dah』『Teardrops』『Apple Of My Eye』『Never On Sunday』『I Can't Give You Anything But Love』『The Girl In My Dreams』『Oh Carol』『Lost Lullabye』『Sherry』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Sherry』(邦題はシンプルな「シェリー」でした。)はBillboardで5週連続1位を記録し、1962年の年間シングル・チャートでは55位にランクインしている。そして2nd.シングルの『Big Girls Don't Cry』(「恋のヤセがまん」という邦題でした。)も5週連続1位を獲得し、1963年の年間シングル・チャートでは24位にランクインしている。(年間シングル・チャートの順位が低いのは、不幸にもどちらもが集計期間の関係で1962/1963年に分かれてしまったためである。)

お薦め曲は、全米No.1ヒットになった『Sherry』と『Big Girls Don't Cry』、それ以外からは『La Dee Dah』『Teardrops』『Never On Sunday』『The Girl In My Dreams』『Oh Carol』という所をピックアップしておく。

彼らの代表曲が収録されているアルバムであり、全体的にそのヒット曲の明るく楽しい雰囲気に満ちている。しかも2曲もの全米No.1ヒット曲であるだけに、時代を知ることにも繋がるアルバムと言うことにもなる。そして、'60'sの明るく楽しい世界を楽しむことが出来る。

ただ、不満点としては、12曲収録されているものの、全ての曲は2分未満であり、時間は28分強しかないということである。→同年終盤に発表した2nd.アルバムとの「2 in 1」にすれば、25曲で60分を超えるだけに、そうしてくれたらいいのに...

とはいうものの、やはり彼らの代表作の一つであるだけに、ベスト盤で一部の曲を聴くのでは無く、オリジナル盤で全曲聴いて楽しみましょう!

 

Sherry

Sherry

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Curb Records
  • 発売日: 1995/02/28
  • メディア: CD

Sherry and 11 others (1988, BR Music)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Import
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形愛24話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第24話の「白い麻雀牌殺人事件 ~死のダブル役満」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から、「」について、「麻雀」について、「」について、「ダブル」について、「役満」について記します。尚、「麻雀」と「役満」は「・24話[裏ネタ編]PART 1」で、「牌」は「・24話[裏ネタ編]PART 1」で「麻雀牌」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/6/29、30、7/1、2付です。

」:光に於いて、太陽光のあらゆる波長の光線を一様に反射することによって見える色のことを言う。無彩色であり、また膨張色であることが知られている。

それ以外では、何も加工されていないこと、手が付けられていないこと、空白であることを言う、また、警察では、無実のことを「シロ」と言う。

色としては、光のような「加法混合」の場合は全ての波長の光が加わった状態の色であるため、RGBの3色を合わせることで得られる。一方、印刷物などのような「減法混合」では全ての色が無い状態、則ち、紙の色そのものが「白色」になる。(色のある紙を使った場合は、減法混合では「白色」は得られないことになる。→「白色」のインクを使うしか手が無いことになる。)

この物語では、麻雀牌の色のことを指しているので、「白色」ということになる。

英語では「White」、ドイツ語では「Weiß」、フランス語では「Blanc」、イタリア語では「Bianco」、スペイン語では「Blanco」、ポルトガル語では「Branco」、中国語では「白」と言う。

麻雀」:4人のプレイヤーが「麻雀卓」と呼ばれる専用テーブルを囲んで、136枚(一部の国では数が異なる所もある。)の麻雀牌を使い、その牌のやりとりを行って役を揃えていき、得点を重ねてゆくゲームである。(コンピューター麻雀であれば1人でもプレイ出来るが、基本は4人で行うものである。)→ゲームであるが、麻雀では賭けることが一般的に行われていることから、ギャンブルの一つという認識があるのも事実である。(そのため、「麻雀」をベースにして、ルールを簡素化し、「ゲーム」ということを強くして「ポンジャン」(「ドンジャラ」)と呼ばれる日本独自のゲームが生まれている。特に人気キャラマターのドラえもんを牌に使ったものが知られていて、家族で遊べるゲームである。)

歴史は以外と新しく、19世紀中頃の中国・上海で生まれたものとされている。それから世界に広がっていったが、ルールに関しては、伝わった先で微妙に変かをしていることも合って、現在では細かいルールは各地で異なっている。日本の麻雀と中国の麻雀とは、見た目は同じであるが、役満などに違いがあり、日本の麻雀に対して中国のものは「中国麻雀」と読んで区別されている。

日本に麻雀が入って来たのは20世紀、明治末期になってのことである。が、一般的になるのは関東大震災の後、大正末期から昭和初期になってからである。特にこの時期では、作家・菊池寛が麻雀好きだったことが知られていて、日本の麻雀普及の功労者とされている。その後には阿佐田哲也が麻雀ということで知られている。

尚、日本の麻雀では、34種類の麻雀牌をそれぞれ4枚ずつ、合計136枚の麻雀牌を用いるのが一般的である。

英語をはじめ、アルファベットを使用する原語では「Mahjong」と言い、中国語では「麻将」と言う。

」:「はい」または「ぱい」と読む。「札」という意味と「看板」と言う意味がある。しかし、特に断らずに使った場合は、麻雀で使用するコマである「麻雀牌」のことを指す。

「麻雀牌」とは、麻雀のゲームを進めていく上で使用されるコマのことであり、麻雀用具の一つである。形は小さな直方体をしている。

日本では34種類の牌があるが、それらは萬子、筒子、索子、字牌4種類があり、萬子、筒子、索子にはそれぞれ1から9までの区別がある9種類ずつである。字牌は7種類であり、4つの風牌と3つの三元牌とに分類される。(風牌が「東西南北」の4つである。)

これ以外には花牌と呼ばれるものがあって、8種類のものがある。日本の麻雀では花牌は使用されないが、「花麻雀」では使用される。

現在使用される牌の材質は、主に樹脂製であるが、中に磁石や鉄片を入れて、重量を重くしている。特に、全自動の麻雀卓では、牌を自動的に並べるために、磁石が入っている。(鉄片だと向きが表裏となって揃わないが、磁石だと自動的に向きを揃えることが可能となるため。)

中国で麻雀の元になったのは、紙札と骨牌であり、生まれた頃は牛の骨で作ったパイが使用されていた。また、一部では象牙や鯨の骨が使用されることもあった。(動物の骨を使ったものが主流であった。)その後、プラスチックが広く普及していくと、牌もブラスチック製のものが登場することになる。様々なプラスチックが牌として使用されたが、中には直ぐに傷が付いてしまうものもあって、現在では耐久性に優れたユリア樹脂を使用したものが主流である。

尚、主流とはなっていないが、鑑賞するということに主眼が於かれたものとして、木、紙、ガラス、真鍮、アルミ、ヒスイ、瑪瑙、金、貝殻などで作せれた牌も存在する。(紙のものは、カードになっていて、感覚的にはトランプのようなものである。)

英語では「Tile」、ドイツ語では「Ziegel」、フランス語では「Carreau」、イタリア語では「Tegola」、スペイン語では「Azulejo」、ポルトガル語では「Azulejo」、中国語では「牌」と言う。

ダブル」:「二重」「二倍」「二つ」「複」という意味である。それ以外では「ダブル○○」と呼ばれる言葉の短縮した言い方である。(前後の文脈から、それが何を指しているのかを判断することになる。)更に、ウイスキーでは基本となる量の2倍という量を表していて、約60mlが「ダブル」ということになる。

よくあるものの省略した言い方としては、「ダブルベッド」などの2人用の物に対しての「2倍」ということに関する「ダブル幅」という意味のものがある。または、テニス、卓球などのように二人一組の団体戦の「ダブルス」のことを指す。

また、「2倍」という意味の「ダブル」という名詞を動詞化して「ダブる」という言い方をした場合は、落第した、という意味になる。

英語、フランス語では「Double」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Doppelgänger」、イタリア語では「Sosia」、スペイン語では「Doble」、ポルトガル語では「Dobre」、中国語では「兩倍」と言う。

役満」:麻雀に於いて、一定の得点を得るための条件となる牌の組み合わせのことを「役」と言い、日本の麻雀では40種類ほどがある。(ローカル・ルールによって、更に多数のものがあることになるが、地域によってはある「役」になるものが他の地域では「役」にならないというようなことも珍しい事ではない。)

「役満」は、その「役」の中でも完成させるのが難しいもののことを言う。その分、得点は高い「役」ということになる。(「役満貫」の省略した言い方である。)「国士無双」「大三元」「四暗刻」の3つが「役満御三家」と呼ばれていて、特に有名な役満である。それ以外の役満としては、「字一色」「小四喜」「大四喜」「緑一色」「清老頭」「四槓子」「九蓮宝燈」「天和」「地和」がある。

英語では「Pattern of the Highest Score in Mahjong」、ドイツ語では「Muster des Höchsten Spielergebnisses in Mahjong」、フランス語では「Modèle du Plus Haut Score dans le Mahjong」、イタリア語では「Modello del Risultato Più Alto in Mahjong」、スペイン語では「Modela de la Cuenta Más alta en Mahjong」、ポルトガル語では「Padrão da Contagem Mais Alta em Mahjong」というが、近年では「Yakuman」と言う言い方も多少は通じるようになっている。また、中国語では「角色滿」と言う。

 

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