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FLEETWOOD MAC『MR. WONDERFUL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1968年8月に発表された彼らの2nd.アルバムである。(1st.アルバムから半年のスパンで発表された。)P・グリーンが中心となったブルース・ロック時代の作品ということもあって、後に大ブレイクした後のサウンドとは大きく異なっているが、初期のMACの持ち味がたっぷりと出ているアルバムである。本国イギリスでは最高位10位を記録し、フランスでも71位を記録している。但し、アメリカではチャートインすることなく惨敗だった。(ジャケットのミック・フリートウッドの表情が面白いのですがね...)

収録曲は、オリジナル盤では全12曲であったが、2004年に再発されたときに4曲のボーナス・トラックが追加されて全16曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『Stop Messin' Around (Take 4)』『I've Lost My Baby』『Rollin' Man』『Dust My Broom』『Love That Burns』『Doctor Brown』『Need Your Love Tonight』『If You Be My Baby』『Evenin' Boogie』『Lazy Poker Blues』『Coming Home』『Trying So Hard To Forget』。(以下、ボーナス・トラック)『Stop Messin' Around (Takes 1,2 & 3)』『Stop Messin' Around (Take 5)』『I held My baby Last Night』『Mystery Boogie』。

尚、本アルバムからシングル・カットされた曲は無い。

お薦め曲は、『Stop Messin' Around』『Doctor Brown』『Need Your Love Tonight』という所と、カヴァー曲である『Dust My Broom』と『Coming Home』をピックアップしておく。

初期の彼らのサウンドがより洗練されて、実にブルージーであるのだが、同時に彼ら(と言うよりもP・グリーンと言った方が良いかも...)の独自の世界が構築されていて、ツボにはまると病みつきになってしまうアルバムである。(ただ、バッキンガム・ニックス加入後のMACしか知らない方には、全く異質なものというようにしか聞こえないかも...)が、それに馴染めないと、全く受け付けられないということで、好き嫌いがはっきり出てしまうのも事実である。

しかし、初期のMACはブルース・バンドであって、この路線がMACである。(そして、このサウンドが変わっていくことになるのである。)次作が評価されていることと、セールスの点で苦戦したこともあって、本アルバムは今一つ評価されていない所があるが、初期MACのサウンドが進化したことを考えると、もう少し評価されても良いと思えるアルバムでもある。それだけに、一度はじっくりと聴いて、各自で再評価してもらえたら、と思う所である。まずは聴いてみましょう!

 

Mr Wonderful

Mr Wonderful

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Bmg Int'l
  • 発売日: 2004/07/13
  • メディア: CD

Mr Wonderful

Mr Wonderful

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Horizon
  • 発売日: 2004/10/12
  • メディア: CD
ミスター・ワンダフル(紙ジャケット仕様)

ミスター・ワンダフル(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: フリートウッド・マック
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形海35話(3rd.9話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形海」の第35話(3rd.9話)「女子高生刑事はケータイ電話の夢を見るか ~銭形海の悪夢」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、「悪夢シリーズ」ではお馴染みである「ニセモノ」について、また、これが濃いというネタもお馴染みの「」について、松山さんがニセ海に対して言った「枝毛」について、現場にやってきたニセ海の対応からちゃんが突っ込んだ言葉から「進行」について、「無視」について記します。尚、「ニセモノ」は「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 3」で、「髭」は「・13話[裏ネタ編]PART 5」で、「無視」は「・39話(2nd.26話・AS4話)[裏ネタ編]PART 16」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/12/6付です。

ニセモノ」:漢字では「偽物/贋物」という表記と「偽者/贋者」という表記がある。前者は物に対して使う場合に、後者は人に対して使う場合に用いられるものである。また、カタカナ表記の「ニセモノ」や平仮名表記の「にせもの」は人/物の両方に使われる。

物に対しては、本物に似せて作った物、偽物(ぎぶつ)、偽造品、贋物のことを指し、人に対しては、その人ではなくて、本人に成り代わっていて偽りを称している人のことを指す。

尚、「偽物」というと、人を欺す悪いイメージがあるが、有用な偽物というものもある。→例えば、本物を真似て作られた「レプリカ」と呼ばれるものがそれに該当する。これは博物館や美術館の展示物として利用されることが多い。

人の場合も同様であって、偽者というとやはり悪いイメージがあるが、影武者と呼ばれる存在の偽者は、中世の欧州や日本の戦国時代では、主人を守るため、更には戦略的にも利用されていた。(真田幸村が影武者を派手に使っていたといわれている。)また、黒澤明監督の映画「影武者」は、武田信玄の影武者をテーマにした作品である。更に、日食や月食が不吉なこととされていた古代社会では、日食や月食が起こることが分かった場合、王に対して不吉なことが起こらないようにするため、王の影武者を立てて、日食や月食が終わるまでは影武者の王を前面に出して、不吉なことは全て影武者に追わせて王を守る、ということが行われていた。これも、王を守るという点では有用な偽者だったと言うことが出来る。

「偽物」は英語では「Imitation」または「Fake」と言い、ドイツ語では「Fälschung」または「Imitation」(英語と発音は異なる。)、フランス語では「Imitation」(但し、英語と発音は異なる。)、イタリア語では「Imitazione」、スペイン語では「Imitación」、ポルトガル語では「Imitação」、中国語では「冒牌貨」と言う。また、「偽者」は英語では「Pretender」、ドイツ語では「Betrüger」、フランス語では「Imposteur」、イタリア語では「Impostore」、スペイン語とポルトガル語では「Impostor」(但し、発音は異なる。)、中国語では「假冒者」と言う。(やはり、物と人では別の単語が用いられて、使い分けられている。)

」:人の口の周囲、顎、頬付近に生える毛のことを言う。これは男性ホルモンのために発毛が促進されるために生えるものである。主に思春期を過ぎたあたり(個人差があるが、主に中学生あたり)から生えてくることになる。また、男性ホルモンの作用によって生えるものであるが、女性であっても生えるものである。(男性ほど濃くならない。)→産毛も生える場所によっては「髭」の一種ということになる。

また、髭は生えている部位や形、生え具合によって口髭、顎髭、頬髭などに分類される。また、その形や歴史上の先人たちの整えていた形から、いくつかの名前が付けられている。その中でも、鼻の下と上唇の間の髭を特に「口髭」と言い、この部分に髭を生やす人は多い。

また、顎の下の髭のことは「顎髭」と言うが、「やぎ髭」と呼ばれる顎の下に長く伸ばしたもの(仙人のイメージの髭)や、リンカーン大統領のようにたっぷりと蓄えたもの(一般的にはこれを「顎髭」と言う)などがある。

更に、もみあげの延長線上にあるような髭として「頬髭」と呼ばれるものがあり、エルヴィス・プレスリーの髭がこの代表的なものとなっている。('70'sの映画には、頬髭を蓄えたキャラクターがたくさんいました。)それ以外では、口の回りを囲むように伸ばした髭(一般的には「泥棒髭」と言われるように、コントに出てくる泥棒が蓄えている髭)や、「カストロ髭」と呼ばれる顔の大部分を覆うような豊かに蓄えた髭(熊のような髭)などがある。現在では「泥棒髭」はコントの際、またはこの物語のように罰ゲーム的なことで墨で顔に書かれる場合では一般的になっているが、これを蓄えている人というのは殆どいない。

「無精髭」と呼ばれる髭は、普段は髭を剃っている人が、剃らずに伸びた状態になっている髭のことを指して言うものであって、特に生えている部位やその形に関係なく言う髭である。(要するに、無精をして手入れをしていない髭、という意味である。)

日本でも、戦国時代までは武士の間ではヒゲを生やすことが当たり前となっていた時代がある。逆に、当時は髭のない武士の方は相手にされないような所があった。しかし、江戸時代になって社会が安定すると、髭は風紀を乱すものとされて禁止されたことで、ここから「髭」に対する扱いが大きく変わることになった。しかし、明治になると、西欧では髭を生やすことが高貴な人に多かったこともあって、再び髭を生やすことがステイタスとされた。しかし、現在では髭がステイタスということはなく、髭を剃るのが一般的になっている。

尚、髭を生やしていることで採用に差別が生じたり、人物評価に影響を及ぼす行為は人権侵害という判例が出ているが、事なかれ主義が蔓延している現代では、髭は一般に剃るものとされていて、髭を生やしている人は(日本では)少数派となっている。(一部の国では、現在でも髭を蓄えていることがステイタスになっている国もありますが...)

また、人間以外(動物)のでも、口の回りにある長い毛のことを「髭」と言う。

英語では口髭を「Mustache」、顎髭を「Beard」、頬髭を「Whisker」と言って、それぞれ区別される。また、ドイツ語では「Barthaar」、フランス語では「Barbe」、イタリア語とスペイン語、ポルトガル語では「Barba」、オランダ語では「Baard」、中国語では「鬍鬚」と言う。

枝毛」:髪の毛の先端部分が木の枝が出ているように分岐していることをいう。が、これは見た目上は木の枝のように別れているが、実際は髪の毛が裂けているものであって、木の枝の様に組織が分岐しているものではない。(1本の棒状のものが裂けて別れているという状態である。)

これは髪の毛が傷んでいる状態であって、放置しておくと損傷が大きくなり、抜け毛などに繋がることになる。

いくつかの要因によって生じるが、強い日差しを長時間浴びていると、髪の毛のキューティクルが剥がれやすくなって、それによって枝毛が発生する確率が高くなるため、強い日差しには注意が必要である。(それ以外にも、ブラッシングしながらドライヤーで熱を加えることも枝毛を発生させる原因の一つである。)

英語では「Split Hair」、ドイツ語では「Betreibe Haarspalterei」、フランス語では「Cheveux Fourchus」、イタリア語では「Dividi Capelli」、スペイン語では「Pelo Hendido」、ポルトガル語では「Cabelo Fendido」、中国語では「髮梢分叉的頭髮」と言う。

進行」:物事が先に進んでいくこと、物事が次の段階に移っていくこと、列車や車などの乗物が先に走っていくこと、前方に走行していくこと、(議事が)捗ること、という意味がある。良く使われるのは第一、及び第二の意味である。

鉄道では、停車している列車の運転士が信号を見て出発するときに「出発進行」と言うが、これは信号が「緑」の次の区間に列車を進めるために出発することを確認するものである。走行中では、次の信号が「緑」であることを確認すると、やはり「進行」と言って、次の区間に進むことを確認するものである。

この物語では、物事が先に進んでいくこと、という意味である。

英語では「Progress」、ドイツ語では「Fortschritt」、フランス語では「Progrès」、イタリア語、ポルトガル語では「Progresso」(但し、発音は異なる。)、スペイン語では「Progreso」、中国語では「進行」と言う。

無視」:存在や価値を認めないこと、ないがしろにすること、軽視すること、相手にしないことを言う。最近では「しかと」(ひらがな表記である。)という言い方も一般的になってきた。(「しかと」の語源は、花札に於いて、「紅葉に鹿」の札で鹿が後ろを向いて知らん顔をしているように見えるということから、(賭博に於いて)「相手を無視する」という意味として使われ、それが「相手を無視する」という意味に広がっていったものである。尚、「確と」または「聢と」いう言葉も「しかと」と読むが、これらは「はっきりと」「たしかに」「しっかりと」「びっとりと」、という意味であって「無視する」という意味の「しかと」とは全く別の言葉である。)

英語では「Neglect」と言うが、この単語には「軽視する」「放置する」という意味もあって、100%相手のことを無視するという意味のみではない。尚、動詞(「無視する」)は「Ignore」と言う。また、「Don't ignore me.」というと「無視するな」という意味になる。(覚えておいても良い言い方の一つである。)また、「Disregard」という言い方もある。ドイツ語では「Mißachtung」、フランス語では「Mépris」、イタリア語では「Noncuranza」、スペイン語では「Descuido」、ポルトガル語では「Descuido」、中国語では「忽視」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

偽物語アニメコンプリートガイドブック (講談社BOX)

偽物語アニメコンプリートガイドブック (講談社BOX)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: -
食品のカラクリ11 「ニセモノ食品作り」最前線−激安の裏に「添加物」!! (別冊宝島 1519 ノンフィクション)

食品のカラクリ11 「ニセモノ食品作り」最前線−激安の裏に「添加物」!! (別冊宝島 1519 ノンフィクション)

  • 作者: ドクターくられ
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2008/08/08
  • メディア: 単行本
ニセモノ師たち (講談社文庫)

ニセモノ師たち (講談社文庫)

  • 作者: 中島 誠之助
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/07/12
  • メディア: 文庫
ひげのサムエルのおはなし (ピーターラビットの絵本 14)

ひげのサムエルのおはなし (ピーターラビットの絵本 14)

  • 作者: ビアトリクス・ポター
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2002/10/01
  • メディア: 単行本
おじいさんのヒゲセット

おじいさんのヒゲセット

  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ヒゲ濃いですか?

ヒゲ濃いですか?

  • 出版社/メーカー: ジグ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
変装ひげセット カイゼル

変装ひげセット カイゼル

  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
髪は石けんで洗いなさい―抜け毛、枝毛、フケの悩みがなくなる本 (リュウブックス)

髪は石けんで洗いなさい―抜け毛、枝毛、フケの悩みがなくなる本 (リュウブックス)

  • 作者: 小沢 王春
  • 出版社/メーカー: 経済界
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 新書
なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術

なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術

  • 作者: 夏川 賀央
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本
「発言力」が面白いほど身につく本―上司は発言しない人を無視する

「発言力」が面白いほど身につく本―上司は発言しない人を無視する

  • 作者: 檜谷 芳彦
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 単行本

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「THE ENFORCER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1951年のアメリカ映画「脅迫者」である。日本での劇場公開は1954年8月であった。H・ボガード主演のサスペンス作品というと多数あるが、本作はそれらの中でも傑作として知られている1本である。モノクロ映像を使ったことも演出の一つとして利いている。

作品データを記しておくと、時間は87分、白黒作品である。監督はブレティン・ウィンダスト、脚本はマーティン・ラッキン、撮影はロバート・バークス、音楽はデヴィッド・バトルフである。そして出演は、ハンフリー・ボガート、ゼロ・モステル、テッド・デ・コルシア、エヴェレット・スローン、ロイ・ロバーツ、スーザン・キャボット、ローレンス・トラン、キング・ドノヴァン、ロバート・スティール、パトリシア・ジョイナー、ドン・ベードー、ジョン・ケロッグ、ジャック・ランバート、マリオ・シレッチ、たちである。

地方検事補のマーティン・ファーガスは、殺人請負業をしている元締めのアルバート・メンドサを起訴しようとしていて、それを証言する子分が自首し、裁判まで保護することになった。が、メンドサの配下の者が狙撃して消そうとする。狙撃は失敗となったものの、子分は窓から脱出して逃げようとして転落死してしまった。で、別の証人を探すことになる。そして、ニーナという娘の殺害事件の時、ニーナのルームメイトのテレサから、ニーナが未解決のメンドサの犯行事件の目撃者であったことを聞き出し、捜査を進める。で、その事件に関与したラージックという男を捕まえ、メンドサがニーナ殺しに一役買っていたことを白状させた。更に、その死体処理を引き受けていた葬儀屋を調べ上げ、確保した。更に、実はニーナは誤って殺されて、真の目撃者はテレサだったことが分かる。で、テレサが狙われるが、ファーガソンがそれを救った。そして、テレサはメンドサの裁判で、証人として出廷することに同意したのだった。

テンポも良く、十分に楽しめるサスペンスである。また、白黒映像を巧みに使った演出は見所であって、それを活かしたトリックを用いているのは上手いところである。白黒作品ということの特徴を上手く使ったものであって、カラー作品では味わうことの出来ない所でもある。ということで、見ておきたい1本である。

 

脅迫者 [DVD]

脅迫者 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
  • メディア: DVD


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太田貴子『ゴールデン☆ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2004年にリリースされた、内容に定評ある「ゴールデン☆ベスト」シリーズに名を連ねているベスト盤である。太田貴子というと、何と言ってもアニメ「魔法の天使 クリーミーマミ」であって、その声と主題歌で知られている。(それ以外は、NHKの「レッツゴーヤング」の最終期のサンデーズの1人ということで知られている。)内容としては「クリーミーマミ」関係が中心になっているが、ポップス・シンガーとしても聴かせてくれる内容となっている。

収録曲は以下の全21曲である。『デリケートに好きして』『パジャマのままで』『BIN・KANルージュ』『囁いてジュテーム-Je t'aime-』『LOVEさりげなく』『美衝撃(ビューティフル・ショック)』『夏にあわてないで』『美人物語』『Heartbreak Mistake』『恋はHurry Up!』『天使のミラクル』『ハートのSEASON』『ガールズ・トーク』『恋したらデリカシー』『Dancin' Walkin'(ライヴ・ヴァージョン)』『ハローMR.イエスタディ』『感じたいEmotion』『イエスなら抱きしめて』『月曜日は大嫌い』『1988-From Tokyo』『Stray Planet』。

デビュー作でアニメの主役の声と主題歌を歌い、それがヒットしたということで、彼女とアニメは切っても切れず、同時に'80'sに見られた声優のアイドル化という道を切り開いた一人でもある。(ある意味では、'80'sを代表する1人ということにもなる。)そのため、アニメ関係、声優として見られがちであるが、シンガーとしてもなかなか良いものを持っていて、それを発揮している。

やはり、'80'sを代表する1人ということで、彼女はチェックしておきたい1人であるが、本ベスト盤は内容もあるだけに、手元にあっても宜しいかと...

 

ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/12/22
  • メディア: CD


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FAD GADGET『INCONTINENT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼の2nd.アルバムである。前作から1年2ヶ月ぶりとなる本アルバムは、ポスト・パンクの流の中でもエレクトリック・サウンドが急速に発展したのに合わせるように、エレクトリック・サウンドに突き進んだものとなった。(ただ、ポスト・パンクの流れから、あくまでもニューウェーブ系と言うことの出来るものである。)

収録曲は以下の全9曲である。『Blind Eyes』『Swallow It』『Saturday Night Special』『Incontinent』『Manual Dexterity』『Innocent Bystander』『King Of The Flies』『Diminished Responsibility』『Plain Clothes』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、1st.シングルは『Saturday Night Special』、2nd.シングルは『King Of The Flies』であった。

お薦め曲は、シングル曲となった『Saturday Night Special』(但し、アルバム・バージョンは6分半を越える大作である。)と『King Of The Flies』、6分半超の『Innocent Bystander』、そして『Diminished Responsibility』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Incontinent』をピックアップしておく。

ここからはヒットしたと言うことの出来る様な曲は無いが、後に注目されることになるインダストリアル・ミュージックという要素が前作以上にはっきりとして、スタイルとして纏まっている。ただ、'80's初頭のサウンドっぽく、現在からすると、陳腐化している、と感じられる所も多々あるのですが...

と言っても、本アルバム発表当時はともかく、後にインダストリアル・ミュージックというジャンルが確立することを考えると、やはり前作同様に、インダストリアル・ミュージックの古典アルバムの一つとして、再評価されるべきだと思うアルバムである。

 

Incontinent

Incontinent

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mute
  • 発売日: 1981/07/01
  • メディア: CD

Incontinent

Incontinent

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1991/06/17
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形愛25話[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]

銭形愛」の25話「スーパー五代、遂に登場!! ~連続ヴァーチャル殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りとなります。で、「人格その3・ネガティブ五代」の部分のネタから、「グラウンド」について、「密室」について、「握手」について、「ノーコン」について、「キャッチボール」について記します。尚、「密室」は「・21話[裏ネタ編]PART 8」で、「握手」は「・9話[裏ネタ編]PART 6」で、「キャッチボール」は「・25話[裏ネタ編]PART 6」て記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/7/4~9の連日付です。

グラウンド」:元々の意味は「地面」「敷地」「用地」という意味であるが、スポーツ競技を行う場所、運動場、競技場のことを指す。(運動場や競技場でも、競技を行う場所のことを指し、観客席やロッカー、控え室などのことは指さない。)尚、「グランド」と表記したり、言うことがあるが、これはアクのでも日本語であって、英語の「Grand」(「グランド」)とは全く別(日本語では同音異義語ということになる。)である。

電気工学や電子工学、電気回路では、基準となる電位(接地電位)のことを指し、「GND」と記すこともあるが、これも「グラウンド」である。→「地面」と言う意味から来ている。

英語では「Ground」、ドイツ語では「Boden」、フランス語では「Terre」、イタリア語では「Terra」、スペイン語では「Tierra」、ポルトガル語では「Chão」、中国語では「運動場」と言う。

密室」:密閉された部屋のことであって、外界から完全に切り離されて独立した状態になっている部屋のことを言う。そのため、その密室の中には、人が外部から侵入できない/外部に゛ることが出来ない状態になっている。(その部屋にある窓やドアなどは、密室の内部から鍵が掛けられていて、外からはそれを開けることが出来ない状態になっているため、外から入ることが出来ない状態にある。また、ガラス窓やドアは破壊していればそこが通路になるため、密室となっている場合は、それらは破壊されていないことが前提条件となる。)

尚、密室は、外界から切り離されている状態てあるが、空気を遮断しているものではない。あくまでも人の出入りが不可能なように、外部から遮断されている部屋のことである。(空気と水は隙間から入って行くことは可能である。また、小動物が内部に侵入することが可能であっても、人間が出入りすることが不可能であれば、それは「密室」と呼ばれる。)

推理小説の世界では、密室で事件が起こり、そこで死体が発見される、というのは定番のジャンルの一つとして確立している。この場合は、どうやって犯行が行われたのか、どうやって密室が作られたのか、という謎を解いていく所がポイントとなる。「ケータイ刑事」シリーズでも「密室」で事件が起こったというのはお馴染みのものであり、密室の謎解きが展開される物語が結構ある。

また、「密室」にはもう一つの意味がある。それは「秘密にして、他人に知らせない部屋」という意味である。こちらの意味としての使用はあまり使われなくなっているのが現状であるが、「密室政治」「密室会議」というように、他人の介入を許さずに独裁的な手法で進められることについて、悪い印象を持った言葉として使われることがある。

英語では「Locked Room」と言うが、第二の意味としては「Closed Door」と言う。(英語では使い分けられている。)また、「Secret Room」という言い方もある。ドイツ語では「Geheimes Zimmer」、フランス語では「Pièce Secrète」、イタリア語では「Stanza Segreta」、スペイン語では「Cuarto Confidencial」、ポルトガル語では「Quarto Secreto」、中国語では「密室」という。

握手」:挨拶の一つとして、信愛の印、または和解の印として行われる行為の一つであって、互いの手を握り合うこと、及びその動作のことをいう。

挨拶の場合は、更にハグをしたり、(頬への)キスなどというより親密度が高い人の間で行われるものもあるが、握手はその第一歩となるものである。一方、喧嘩、紛争などの場合に行われるものは「仲直り」を意味しており、これは互いに和解したということの意思表示である。また、スポーツの試合の後、戦った両選手(両チーム)が握手をするということがよくあるが、これは互いの健闘をたたえ合うことと、試合終了によって試合中の遺恨を全て水に流したという意味でもある。

また、芸能人がファンとの間で「握手会」と称するものを行うことがあるが、この場合はファンとの間での信愛のために行うものである。

選挙では、候補者が有権者の間で握手をして廻る行為が行われるが、これも信愛のためにということになる。ただ、この場合は有権者の方には「協力する(=投票する)」という行為とは結びつかなくても問題はない。

英語では「Handshake」、ドイツ語では「Händedruck」、フランス語では「Poignée de Main」、イタリア語では「Stretta di Mano」、スペイン語では「Apretón de Manos」、ポルトガル語では「Aperto de Mão」、中国語では「握手」と言う。

ノーコン」:いくつかの言葉の略語であるが、特に断り無しに使った場合は、野球に於いて、ピッチャーの制球が悪いこと、「ノー・コントロール」の省略した言い方となる。(この物語では、野球について語っているため、この意味である。)

それ以外では、各種ラジコンの玩具が操縦不能になること(「ノー・コントロール」「制御不能」)という意味、ゲームが終了すること(「ノー・コンティニュー」)という意味、無効試合のこと(「ノー・コンテスト」)、コンプレックスが無いこと(「ノー・コンプレックス」)という意味で使われる。

プロレスでは、無効試合となることがたまにあって、その時に「ノーコン」と言うことで耳にすることがあるものの、普通は野球での意味として使われる。→それだけ野球が身近なスポーツとなっていることの証でもある。

英語では「No control」、ドイツ語では「Keine Kontrolle」、フランス語では「Aucun contrôle」、イタリア語では「Niente controllo」、スペイン語では「Ningún mando」、ポルトガル語では「Nenhum controle」、中国語では「不康」と言う。

キャッチボール」:2人、またはそれ以上に人数で、互いにボールの投球/捕球を繰り返す運動のことを言う。野球では試合前の練習の一つとして、必ず行われるものでもある。(肩を温める、などの準備運動の一つでもある。)また、親子(父と息子)が行うキャッチボールは、家族の絆を強めるものの一つとして、当たり前のように行われる運動となっている。

尚、キャッチボールとは「Catchball」ということで英単語だと思うであろうが、これは和製英語であって、英語では通じない。英語では「Catch」と言い、「キャッチボールをする」は「Play Catch」若しくは「Play Ball」と言う。

また、ボールを互いに投げて受けることを繰り返すことから転じて、2人の人が言葉のやりとりをすることを「言葉のキャッチボール」と言うこともある。

英語では「Catch」、ドイツ語では「Fang」、フランス語では「Prise」、イタリア語では「Presa」、スペイン語では「Captura」、ポルトガル語では「Captura」、中国語では「投接球練習」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

グラウンドの空

グラウンドの空

  • 作者: あさの あつこ
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/07/17
  • メディア: 単行本
図説 密室ミステリの迷宮 (洋泉社MOOK)

図説 密室ミステリの迷宮 (洋泉社MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2010/10/25
  • メディア: ムック
密室入門 (メディアファクトリー新書)

密室入門 (メディアファクトリー新書)

  • 作者: 有栖川有栖
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2011/08/29
  • メディア: 新書
別れ際に握手する奴とは二度と会うな。

別れ際に握手する奴とは二度と会うな。

  • 作者: TADANAGA
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2009/01/24
  • メディア: 新書
たにぞうの一球ノーコン

たにぞうの一球ノーコン

  • 作者: 谷口 國博
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本
おやこでキャッチボール

おやこでキャッチボール

  • 作者: 株式会社キッズレーベル
  • 出版社/メーカー: 自由国民社
  • 発売日: 2010/02/26
  • メディア: 単行本
子育てキャッチボール―ボールひとつから始まる教育再生

子育てキャッチボール―ボールひとつから始まる教育再生

  • 作者: 古田 敦也
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本
親子で遊ぼう マジックキャッチ

親子で遊ぼう マジックキャッチ

  • 出版社/メーカー: KASHIMAYA
  • メディア: おもちゃ&ホビー
カイザー(kaiser) 親子グローブセット  KW-310

カイザー(kaiser) 親子グローブセット KW-310

  • 出版社/メーカー: カイザー(kaiser)
  • メディア: スポーツ用品

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「ENEMY MINE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のアメリカ映画「第5惑星」である。日本での劇場公開は1986年5月であった。21世紀末、宇宙に進出した地球人の物語である。とゎ作品でありながら、人間ドラマと言った趣の強い作品である。

作品データを記しておくと、時間は109分、原作はバリー・ロングイヤー、監督はウォルフガング・ペーターゼン、脚本はエドワード・クマーラ、撮影はトニー・イミ、特撮はILM、音楽はモーリス・ジャールである。そして出演は、デニス・クエイド、ルイス・ゴセット・Jr.、リチャード・マーカス、ブライオン・ジェームズ、バンパー・ロビンソン、キャロリン・マコーミック、たちである。

時は21世紀末、地球人は宇宙へ進出していたが、現在はドラコ星人との間で壮烈な戦争状態に突入していた。そんな中、ドラコ星人の戦闘機が宇宙ステーションを襲撃してきた。ダヴィッジはそれを迎撃し、敵機の撃墜させたが、彼の機も損傷を受けてしまい、不毛の惑星フィラインIVに不時着した。が、奇しくも彼が撃墜させた敵機も同じ星に不時着していた。それを発見したダヴィッジは、戦死した戦友の仇を討つために敵に接近し、襲撃したものの、失敗して捕らえられてしまう。そのドラコ星人はジェリヴァ・シーガンと名乗ったが、生き抜くには協力せざるを得なかった。そこから2人は交流していき、互の言葉を学び、一緒に暮らすようになった。しかし、まもなくダヴィッジはこの生活に嫌気が指して、助けを求めに出て行ってしまう。そして採掘場でドラコ星人の骸骨を発見し、地球人がドラコ星人を奴隷にして採掘させていたことが分かる。で、ダヴィッジは戻って来た。しかしシーガンの様子がおかしかった。というのは、ドラコ星人は雌雄同体でセックスなしに子供を産む種族であって、シーガンは妊娠していたのだった。ダヴィッジはその赤ん坊をとりあげた。シーガンはその子をザミスと名付け、ダヴィッジに、ザミスは名門の出てあること、ドラコの長老の前につれて行ってほしいと頼むと息絶えた。数年後、ダヴィッジはザミスを育てていた。ある祖、地球の宇宙船が飛来した。それは採鉱者の宇宙船であって、ドラコ星人を奴隷として労働させていた。そしてザミスが囚われてしまい、ダヴィッジが救出に向かった。しかし宇宙軍に発見され、ダヴィッジは死体として宇宙葬にされる処置が決まる。難とか脱出したダヴィッジは、戦闘機を奪い、ザミスを救出し、ドラコ星人を解放した。そして、これがきっかけで地球人とドラコ星人との間の戦争は終結した。ダヴィッジはシーガンとの約束を果たすため、ザミスをドラコ星人の長老の前につれて行った。

宇宙を舞台にしたSF作品であって、星間戦争が行われているというように、SF作品の定番の形の物語が進んで行くと思ったら、突然、人間ドラマとなる意外な展開が何とも言えないところである。更に、それは人種間での対立、奴隷問題などを訴えていて、社会派ドラマの要素も含むことになる。このため、SF大作と言うことを期待すると裏切られた様に感じられるが、SFを使って訴えた所が上手いところである。

異色のSF作品であるが、本作を通して伝えているメッセージを汲み取ることの出来る人間ドラマとして、じっくりと考えるべき所のある作品として捉え、しっかりと見ておくべきである。(娯楽指向の方はお帰り願った方が...)

 

第5惑星 [DVD]

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ケータイ刑事銭形海35話(3rd.9話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形海」の第35話(3rd.9話)「女子高生刑事はケータイ電話の夢を見るか ~銭形海の悪夢」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、冒頭でちゃんの身の回りにあったものから「『老人と海』」について、「紅茶」について、「ペンギン」について、「ぬいぐるみ」について、「ソファ」について記します。尚、「紅茶」は「・3話[裏ネタ編]PART 7」で、「ペンギン」は「・33話(3rd.7話)[裏ネタ編]PART 10」で、「ぬいぐるみ」は「・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 7」で、「ソファ」は「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/12/6付です。

『老人と海』」:アメリカの作家・アーネスト・ヘミングウェイの代表作として知られている小説である。彼のキャリアでは晩年期の作品に分類されている。

1951年に執筆、1952年に出版された。海洋小説であって、世界的なベストセラーとなった。また、彼は1954年にノーベル文学賞を受賞したが、それには本作の影響が大きいとされている。

1958年には映画化されている。その作品は、日本でも1958年10月に劇場公開されている。作品データを記しておくと、原作はアーネスト・ヘミングウェイ、製作はリーランド・ヘイワード、監督はジョン・スタージェス、脚本はピーター・ヴィアテル、撮影はジェームズ・ウォン・ハウ、フロイド・クロスビー、トム・タットウィラーの3人、音楽はディミトリ・ティオムキン、出演は、スペンサー・トレイシー、フェリッペ・パゾス、ハリー・ビレーヴァー、たちである。

老人とカジキとの死闘を軸として、海に生きる一人の男の人生を描いた人間ドラマである。主演のS・トレイシーはアカデミー主演男優賞にノミネートされた。(受賞はならなかった。)また、撮影賞にもノミネートされたが受賞出来なかったが、劇・喜劇映画音楽賞は受賞した。

原題は、英語では「The Old Man and the Sea」、ドイツ語では「Der alte Mann und das Meer」、フランス語では「Le Vieil Homme et la Mer」、イタリア語では「Il vecchio e il mare」、スペイン語では「El viejo y el mar」、ポルトガル語では「O Velho e o Mar」、中国語では「老人与海」と言う。

紅茶」:茶の葉を摘み取り、それを乾燥させ、更に発酵させるという工程によって加工した茶葉を用い、沸騰した湯で抽出した飲料である。(茶葉を乾燥させただけで発酵させなければ「緑茶」になる。)茶葉を発酵させることで茶葉が紅褐色になり、それを抽出した液体も紅褐色になる。で、その色から「紅茶」と名付けられた。

起源は中国であって、18世紀になってヨーロッパを中心にして広く飲まれるようになったものである。特にイギリスでは「午後の紅茶」(ティータイム)というのが上流社会で広く受け入れられ、伝統として今日にも受け継がれている。尚、日本に入ってきたのは幕末の時期である。但し、広く飲まれるようになったのは戦後である。

茶葉に含まれる成分は緑茶と特に変わらない(同じ茶葉であるため、当然と言えば当然である。)のだが、発酵させたことによってクロロフィルやタンニンが酸化され、そのため色が変わり、また、独特の芳香をゆうすることになる。また、抽出し茶湯は紅褐色になるため、紅色の茶ということで「紅茶」と呼ばれるようになった。

紅茶の茶葉の主な産地は、インド、スリランカ、中国、ケニア、トルコ、インドネシアなどである。現在では、日本茶(緑茶)などの緑茶を採るチャノキと、紅茶を採るチャノキとはそれぞれ別の品種に改良されているが、元々は同じチャノキで採られた茶葉が使われ、その茶葉の処理工程の違いが緑茶と紅茶の違いでしかなかった。

英語では「Tea」または「Black Tea」、ドイツ語では「Tee」、フランス語では「Thé」、イタリア語、スペイン語では「Tè」、ポルトガル語では「Chá」、中国語では「紅茶」と言う。

ペンギン」:漢字では「人鳥」と記す。(和名が「人鳥」であることから、そのまま使われるようになった。)但し、普通は片仮名表示が使用されるため、漢字表記されることは殆ど無い。

鳥類ペンギン目に属する海鳥の総称である。現在は6属19種がいることが分かっているが、過去には更に多くの種が存在したとされている。主に南半球、南極を中心としたその周囲に生息している。(南極以外では、ガラパゴス諸島に固有種のガラパゴスペンギンが生息している。それ以外は世界各地の動物園で飼育されている。)

鳥であるが、空を飛ぶことは出来ない。しかし海中を自在に泳ぐ能力を有している。(翼が小さく、それが鰭のようになっているため、飛べないが泳げる。)泳ぐ速度は結構早く、時速36km/hほどに達する。また、陸上歩行する能力もある。(但し、早くは歩行できない。)

体長は50~100cm程度、体は紡錘型である。群棲していること、餌は海で魚などを補食することが知られている。(肉食である。)また、卵は1個~3個を産み、オスとメスで抱卵をすることで知られている。

英語では「Penguin」、ドイツ語では「Pinguin」、フランス語では「Pingouin」、イタリア語では「Pinguino」、スペイン語では「Pingüino」、ポルトガル語では「Pingüim」、中国語では「企鵝」と言う。

ぬいぐるみ」:漢字では「縫い包み」と表記するが、「ぬいつつみ」と誤読されることがあるため、ひらがな表記が一般的に定着している。(「ぬいぐるみ」と「縫い包み」では、随分とイメージも異なり、堅苦しいもののように感じてしまいますし...)

広義では、中に物を包み込んで布を縫うこと、またはそのようにして縫られた物のことをいう。(漢字表記した場合は文字通りということになるが、この定義では「座布団」や「蒲団」なども含まれることになる。)一般的な認識では、そのようにして作られた物の中でも、動物など、若しくは特定のキャラクターの形に似せて作られた人形の類の玩具のことを言う。尚、布の中に入れる物としては、綿、賽の目状に細かくしたスポンジ、プラスチックのチップ、そば殻などが主に使われるが、キャラクターのぬいぐるみの場合は中に何が使われていようが関係なく「ぬいぐるみ」と言う。

世の中に登場した歴史は意外と新しく、1880年に発売されたテディーベアが最初に「ぬいぐるみ」として発売されたものとされている。それ以前にも、家庭内で母親が子どものために作った人形が存在していることが分かっているので、動物などのぬいぐるみもテディーベアの発売以前に数多く存在していたものと思われるが、はっきりしたことが分かっていないこともあって、テディーベアをぬいぐるみの祖としている。

大きさは、手で抱くことが出来るサイズ(20cm~30cm程度)のものが多いが、それよりも大きいものや小さいものも多数ある。特に人が全身で抱きつくことが出来るような大きなサイズ(一般的には1mを越えるサイズとされているが、特に明確な基準がある訳ではない。)のものは「抱きぐるみ」と呼ばれて、「ぬいぐねみ」と区別されている。

「ぬいぐるみ」の中には洗うことが出来ないものもあるが、そういうものでもオゾンで洗うことは可能である。または、中性洗剤を溶かした溶液を柔らかい布に付け、その布でぬいぐるみの表面を拭いてやり、続いて洗剤を溶かしていないぬるま湯を染みこませた布で、何度も拭いてやって洗剤を落とし、それからドライヤーなどを使って乾燥させてやれば、ある程度の汚れは落とすことが可能である。(間違っても洗濯機の中に入れて、他の洗濯物と一緒に洗濯をすることはしないように...)

英語では、動物のぬいぐるみが一般的であることから「Stuffed Animal」と呼ばれ、スペイン語でも「Animal de Felpa」と呼ばれる。しかし、ドイツ語では「Stofftier」、フランス語とイタリア語では「Peluche」(但し、発音は異なる)、ポルトガル語では「Brinquedo enchido」というように「動物」という意味の単語は使われずに「ぬいぐるみ」を意味する独立した単語がある。また、中国語では「絨毛玩具」と言う。

尚、演劇などで俳優が動物などに分する場合に着る特殊衣装のことも「ぬいぐるみ」と言うが、近年ではこれらは「着ぐるみ」と言うことが増えていて、「ぬいぐるみ」と区別される傾向が強くなっている。

ソファ」:「ソファー」と表記されることもある。

洋風の椅子の一つである。背もたれがあって、座る部分にはクッションの利いている部材が使用されていることが特徴となっている椅子である。多人数が座れるように、長椅子状になったものと、主に1人掛け用のもの(これには両サイドに肘掛けが設けられているのが一般的で「アームチェア」と呼ばれる形をしていることになる。)がある。長椅子状の多人数用としては主に2~3人が並んで座れるものが一般的となっている。(病院の待合室、図書館、空港のロビーなどには更に多人数が座れるものもある。)

応接セットとして広く利用されているものでもあって、その場合は1人掛けのものが2つと2~3人掛け用のものが1つ、それらを向かい合わせに設置した間に設けるテーブルとがセットになっているのが一般的である。また、ホテルのロビーなどでは、2~3人掛け用ではなく1人掛けのものを4つとテーブルをセットとしていることもある。

普通の椅子と違うのは、くつろいで座るための椅子として作られていると言うことであって、クッションが利いているところである。(クッションが利いていないと、それは「ソファ」とは呼ばず、単なる「椅子」と呼ばれることになる。「・2nd.26話」でちゃんが、ソファに座って「フカフカだ」と言っていたが、フカフカだからこそソファであって、フカフカがなければ、それは単なる「椅子(長椅子)」でしかない。

また、座り心地を優先して設計されるが、デザイン的にも凝ったものも多く、見た目も豪華に見えるように、装飾が施されているのも多い。(装飾が殆ど無くても、腰掛け部や背もたれ部に使われる布や皮に高級感のあるデザインが行われているものが多い。→但し、病院の待合室などではシンプルなデザインのものが一般的である。)

また、これはくつろぐための椅子であるが、椅子以外の機能を有しているものもあって、中にはベッドになるソファもある。(いくつかのタイプがあるが、下に折りたたみ式のベッドが収納されているもの、背部を倒すことでベッドになるものがある。→2~3人掛けのソファ(長椅子タイプ)であれば、そのまま横になれば、幅が狭いなどの問題はあるものの、一応はベッドとして使うことも出来ますし...)

英語とドイツ語では「Sofa」(但し、発音は異なる)、フランス語では「Fauteuil」または「Canapé」、イタリア語では「Divano」、スペイン語では「Sofá」、ポルトガル語では「Sofá」、中国語では「沙發」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
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老人と海 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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老人と海 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: IMAGICA
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老人と海 (新潮文庫)

老人と海 (新潮文庫)

  • 作者: ヘミングウェイ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 文庫

老人と海―The old man and the sea 【講談社英語文庫】

老人と海―The old man and the sea 【講談社英語文庫】

  • 作者: アーネスト・ヘミングウェイ
  • 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
  • 発売日: 1997/04/01
  • メディア: 文庫

老人と海 (1966年) (新潮文庫)

老人と海 (1966年) (新潮文庫)

  • 作者: ヘミングウェイ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1966
  • メディア: 文庫

紅茶のすべてがわかる事典

紅茶のすべてがわかる事典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2008/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

一杯の紅茶の世界史 (文春新書)

一杯の紅茶の世界史 (文春新書)

  • 作者: 磯淵 猛
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/08/19
  • メディア: 新書

紅茶事典

紅茶事典

  • 作者: 磯淵 猛
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 単行本

ペンギンガイドブック

ペンギンガイドブック

  • 作者: 藤原 幸一
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本

みんなが知りたいペンギンの秘密 なぜペンギンは北半球にいないの? 寒さが苦手なペンギンもいるってホント? (サイエンス・アイ新書)

みんなが知りたいペンギンの秘密 なぜペンギンは北半球にいないの? 寒さが苦手なペンギンもいるってホント? (サイエンス・アイ新書)

  • 作者: 細川 博昭
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/11/18
  • メディア: 新書

Schleich シュライヒ コウテイペンギン (仔)

Schleich シュライヒ コウテイペンギン (仔)

  • 出版社/メーカー: シュライヒ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

はじめてのどうぶつぬいぐるみ (Heart Warming Life Series)

はじめてのどうぶつぬいぐるみ (Heart Warming Life Series)

  • 作者: 長谷川孝博
  • 出版社/メーカー: 日本ヴォーグ社
  • 発売日: 2011/08/18
  • メディア: ムック

絵本の国のぬいぐるみ (MOE BOOKS)

絵本の国のぬいぐるみ (MOE BOOKS)

  • 作者: 原 優子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 大型本

いつまでもきれいに! ぬいぐるみのお手入れ (NHKまる得マガジン)

いつまでもきれいに! ぬいぐるみのお手入れ (NHKまる得マガジン)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2012/04/28
  • メディア: ムック

LORO 10―mono×MITSUI Designtec 座ってくつろぐ1・2・3私が選ぶソファSOFA・ソファ特集 (ワールド・ムック 848)

LORO 10―mono×MITSUI Designtec 座ってくつろぐ1・2・3私が選ぶソファSOFA・ソファ特集 (ワールド・ムック 848)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
  • 発売日: 2010/11/15
  • メディア: ムック

自分だけのソファの探し方

自分だけのソファの探し方

  • 作者: 秋元 康
  • 出版社/メーカー: ニッポン放送プロジェクト
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本


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FACES『FIRST STEP』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1970年に発表された彼らの1st.アルバムである。(分かりやすいタイトルですね。)言うまでもなく、蒼々たる顔ぶれが集まったバンドであって、このバンドとしてよりも、解散後の各人の活躍が余りにも凄いことでも知られている。何せ、そのメンバーというのはロニー・レーン、イアン・マクレガン、ケニー・ジョーンズにロッド・スチュワートとロン・ウッドが加わったのですからね。(UKロックがお好きな方であれば、誰がどんなバンドで活躍したかは説明不要ですよね。(そのため、ここでは省略します。))本アルバムは、そんな凄い顔ぶれの面々が集ったバンドの記念すべきデビュー・アルバムである。但し、最初のリリース時には、前進のバンド名義である「SMALL FACES」で発表され、後にバンド名が「FACES」となると、ジャケットの「SMALL FACES」の文字が「FACES」に改められた。

尚、本アルバムのチャート成績は、本国イギリスでは最高位45位、アメリカではBillboardで最高位119位を記録しているが、特に大きなヒットになった訳ではなかった。

収録曲は以下の全10曲である。『Wicked Messenger』『Devotion』『Shake, Shudder』『Stone』『Around The Plynth』『Flying』『Pineapple And The Monkey』『Nobody Knows』『Looking Out The Window』『Three Button Hand Me Down』。

この中からシングル・カットされたのは1曲で、『Flying』である。特にチャートインをすることはなかったが、彼らのデビュー・シングルとして曲名の方は有名である。

お薦め曲は、シングル曲の『Flying』、それ以外からは『Devotion』『Stone』『Around The Plynth』『Nobody Knows』『Looking Out The Window』という所をピックアップしておく。

サウンドとしても、本アルバムは「SMALL FACES」のものではなく、独自のものを出していて、後のヒットを記録した「FACES」のものともまた違った荒削りながらも大きな希望が感じられるロックを聴かせている。まさに、新たな形での船出に相応しく、アルバム・タイトル通りの第一歩(FIRST STEP)というものである。洗練されていない泥臭さがあるが、そういうものが本アルバムのエネルギーでもあって、魅力でもある。

ということで、後のFACESとしての原点であり、また、各メンバーにとっても一つの区切りのアルバムになるだけに、聴いておいて当然というアルバムである。たっぷりと堪能しましょう!(それにしても、R・スチュワートのボーカルも(当然のことながら)若いですね...)

 

First Step

First Step

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1993/09/08
  • メディア: CD

ファースト・ステップ

ファースト・ステップ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/10/26
  • メディア: CD
ファースト・ステップ(紙ジャケットCD)

ファースト・ステップ(紙ジャケットCD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/06/23
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その281) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「トイレから流したもの」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.11話」、「007」からは「リビング・デイライツ」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.11話」。「雨音は殺しの調べ ~男子三楽坊殺人事件」と言う物語。パロディ精神に満ちている物語で、当時人気のあった「女子十二楽坊」をパロディのネタにして「男子三楽坊」としているが、「女子」を「男子」にするというのはともかく、「12」を「3」に減らすという所が如何にも「ケータイ刑事」らしい所である。が、この「3人」というのはミステリーでは何かと扱いやすい数字でもある。低予算と言うことを逆手に取り、しかもちゃんは3代目ケータイ刑事であるなど、何かと面白いことが積み重なった物語である。

女子高生の間で凄い人気となっている音楽ユニットの男子三楽坊。日本の伝統的な楽器でポップスとかも演奏し、メンバーは超イケメンということで、ミーハーなちゃんはらしい所を見せていた。そんな所に、男子三楽坊のメンバーの2人(三味線の猫田仙三(ねこた・せんぞう)、和太鼓の堤大悟(つつみ・だいご))が行方不明になったという知らせが届き、ちゃんと高村さんは男子三楽坊の事務所に向かった。

男子三楽坊のリーダー・竹本尽八(たけもと・じんぱち)に話を聞くが、彼は話をする相手の顔をジット見つめながら話をした。高村さんは「彼の視線、行きすぎた好意を感じるよ」と言っていたが、ちゃんはそれを「気にしすぎですよ、自意識過剰過ぎます」と一蹴した。

やがて、脅迫状が届き、身代金として一億円を要求してきて、取引場所が指定されていた。売れっ子の男子三楽坊ということで、直ちに一億円が用意されて、指定場所の水無月公園に行こうとするが、竹本はトイレに寄ることを求め、トイレを経由してから公園に向かった。

公園には第二の指示書が置いてあり、それに従って身代金の入ったスーツケースを公園の池に沈めたが、犯人は来なかった。1時間経過した時、竹本は「もう少し待ってみましょう」と言い、2時間経過しても犯人が現れないので、スーツケースを引き上げてみることにした。が、中に入っていた一億円は消えていた。

高村さんは、犯人は池の中に隠れていた、と言うが、池から誰も出てきていないため、ちゃんはそれを一蹴し、公園を引き上げることにした。

事務所に戻ってくると、犯人からの新たなメッセージが届いていて、一億円は受け取ったということと、2人の居場所も記されていた。で、その場所に向かったちゃんたち。

そこは廃屋であって、一部の壁や床が壊れていた。そして、そこに堤と猫田の姿があったが、堤は既に死んでいて、猫田は意識を失っているものの無事だった。

意識を回復した猫田に話を聞き、状況、犯行時刻などが分かる。で、ちゃんは、この事件は竹本の自作自演だと見抜いた。が、竹本は一億円をどうやって奪ったかを尋ねる。これにちゃんは、公園に行く前にトイレに寄り、氷が入ったスーツケースと取り替えた。氷が入っていることで重量のことを誤魔化し、池に沈めて長時間待ったことで氷が解けてなくなり、犯人が奪ったというトリックを作った。で、トイレを調べればということで調べるが一億円は出てこなかった。

これにちゃんは「流したんですね、トイレに」と結論を出した。高村さんは「そんなバカな、一億円だよ、一万円じゃないんだよ」と驚き、竹本も「一億円を捨ててまでどうして偽装誘拐なんて...」と言うが、ちゃんは「CDが売れまくっているあなたにとって、一億円なんて大した額じゃない。最初から殺人が目的だった」と言い、提の殺害が目的だったと結論づけた。

これにアリバイを主張した竹本。最初はそれを見抜けなかったちゃんだったが、そのトリックも解き、竹本の犯行と、一億円をトイレに流した事実が判明した。

竹本は、耳が聞こえないことを隠していたが、その秘密を隠すために読唇術を身につけた。が、提がその秘密に気づいて引退を求めた。そのため、提を殺したのだった。

犯罪の証拠を消すためとは言え、一億円をトイレに流したというのは売れっ子スターだから出来ることとはいえ、余りにも普通ではないものがトイレに流されたのでした。

007」:「リビング・デイライツ」。1987年のシリーズ第15作であって、4代目ボンドのデビュー作である。3代目からバトンを受け継いで、「若さ」を前面に出した作品になり、アクションにも力を入れた作品となったが、日本ではT・ダルトンが蟹江敬三に似ているということから、今一つボンドのイメージと違うという声もある作品である。が、イギリスではT・ダルトンは、原作のイメージに最も近いとダイアナ妃(当時)が語ったことから人気を得たというなど、「所変われば…」ということを感じさせた物語になった。

KGBのコスコフ将軍は私利私欲のための計画を進め、その作戦として西側に亡命を求めた。(この亡命自体も作戦の一つで、偽装亡命を仕組んでいた。)そして、亡命を受け入れることにしたイギリスはボンドを派遣して、コスコフの亡命を手助けする任務を受けてチェコスロバキア(現在はチェコであるが、この物語の当時はチェコスロバキアであった。)のブラチスラヴァに入った。そこのあるホールでクラシックの音楽会が行われている。亡命は、その音楽会の中休みの時に、コスコフはホールから脱出してきて、それをボンドが保護するという手筈になっていた。また、コスコフは、KGBのスナイパーに狙われると言い、ボンドはスナイパーを発見したら直ちに射殺する準備を整えていた。

コンサートが中休みに入り、コスコフは打合せ通りにトイレに入った。そして、個室に入ると、その窓から脱出した。ボンドはその場所の道を挟んだ向かいにあるある店に控えていて、コスコフはそこまでの間はスナイパーに狙われる危険があった。コスコフの姿を目にしたボンドは、スナイパーがいないかを探り、コンサートホールからライフルを持った人影を発見した。それはコンサートでチェロを弾いていた女だった。が、ボンドはその女を射殺せずに、わざと弾を外して驚かせただけだった。間一髪の所を駆け込んできたコスコフ。そしてボンドは、車に乗せてある場所に向かい、そこからコスコフをガスパイプラインを使って脱出させて西側に入れ、更にイギリスに送り届けた。こうしてコスコフのイギリスへの亡命は成功した。

が、イギリスに到着して直ぐに、KGBが襲撃して、コスコフは奪い去られた。しかし、この襲撃は、コスコフが計画したものであって、襲ったのはコスコフの仲間で殺し屋・ネクロスで、コスコフはタンジールに逃亡してそこで仲間(当然、ネクロスもいた。)と合流したのだった。

亡命をするために、トイレが鍵を握る場所になり、その窓から脱出するということで、これもトイレという空間から亡命者が出てきたという普通ではないものが出てくることになったのでした。

共通点は、トイレをトリックに使い、普通はトイレに流さないもの(「ケータイ刑事」では札束、「007」では亡命者)が流れ出ているということである。ということで、「トイレは排泄物を流す場所」ということを、共に逆手に取ったことになったということが共通点である。また、その時トイレを利用した人物には別の目的(「ケータイ刑事」では殺人のための偽装誘拐、「007」では偽装亡命)で「偽装工作」の一つとして使われているということ、またその人物の保身のための行動であったという所も共通している。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」ではその偽装工作を通して、ターゲットである人物(男子三楽坊の提)を殺害したため、死者が出ているが、「007」ではスナイパーをボンドは射殺しなかったため、死者は出ていないということである。(但し、物語が進んで行く内に、ボンドの協力者・ソンダースは死亡、コスコフも死亡している。)

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

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リビング・デイライツ(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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007 リビング・デイライツ アルティメット・エディション [DVD]

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リビング・デイライツ (アルティメット・エディション) [DVD]

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007 製作50周年記念版 ブルーレイ BOX(007製作50周年記念キーチェーン付) 〔初回生産限定〕 [Blu-ray]

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