FRA LIPPO LIPPI『THE BEST OF FRA LIPPO LIPPI [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2003年に本国でリリースされ、世界では2005年にリリースされた彼らのベスト盤である。1980年に結成されて、1st.アルバムを1981年に発表しているノルウェー出身の彼らがブレイクしたのは1985年の3rd.アルバムである。本アルバムは、その1985年に発表した楽曲から1995年の間に発表された楽曲(ヒット・シングルを中心にしているのは言うまでも無い。)を集めたものである。
収録曲は以下の全15曲である。『Shouldn't Have To Be Like That』『Angel』『Love Is a Lonely Harbour』『Light And Shade』『Naive』『Beauty And Madness』『Everybody Everywhere』『Crazy Wisdom』『Everytime I See You (Live)』『Even Tall Trees Bend』『Coming Home』『Thief In Paradise』『Leaving』『Mother's Little Soldier』『Dreams』。
『Leaving』以降の彼らの主だったヒット・シングルは一通りカヴァーされているので、彼らのサウンドを十分楽しむことの出来る。全体的には'80'sらしいポップなサウンドであって、'80's中盤に圧倒的なものになったエレ・ポップの路線を受けているものである。そのため、'80'sらしさに満ちあふれた、とても聴きやすいものになっている。また、'80's後半になって世界的に知られるようになる北欧系グループが持ち合わせている独特のセンスもある。
彼らの全盛期の作品が集まっていて、'90'sの楽曲もあるものの、全体的には'80'sということをたっぷりと堪能できるベスト盤である。'80'sサウンドがお好きな方、及び北欧のサウンドがお好きな方には必須のベスト盤と言うことが出来るアルバムである。