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GARY'S GANG『KEEP ON DANCIN'』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたアルバムである。世界的なディスコ・サウンドの大ブームの最中に、ソウルフルでノリの良いファンキーなヒット・チューンを放った彼らであるが、その大ヒット曲の曲名をアルバム・タイトルとして、全編に渡ってノリの良い、ファンキーなディスコ・ミュージックを聴かせてくれるアルバムである。

収録曲は以下の全6曲である。(A/B面それぞれ3曲ずつの収録だった。)『Showtime』『Party Tonight!』『Do It At The Disco』『Let's Lovedance Tonight』『Keep On Dancin'』『You'll Always Be My Everything』。

この中からシングル・カットされたのはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Keep On Dancin'』であって、1978年にBillboardで最高位41位を記録、イギリスでは最高位8位を記録する大ヒットとなった。

お薦め曲は、彼らの代表曲である『Keep On Dancin'』、そして『Showtime』『Party Tonight!』『Let's Lovedance Tonight』をピックアップしておく。尚、曲数は少ないものの、1曲の時間が長いため、これでも収録時間は35分半強である。

サウンドは、完全に'70's終盤のディスコ・ブームの時のファンキーなダンス・チューンである。ちょっと聴いただけで'70'sらしさの洪水となって、'70's(終盤)に引き込まれてしまうものである。

彼らは、結局の所、一発屋(但し、一般的に認識されている一発屋と比べると、ヒットの規模は小さく、チャート順位、セールスも低かったでが...)に含められてしまうのだが、ヒット曲『Keep On Dancin'』は、'70'sのダンス系サウンドを集めたオムニバス・アルバム(「'70'sディスコ・ヒッツ」など)には必ず収録されているというような有名曲である。そのため、彼らの名前まではうろ覚えであっても、彼らの曲(1曲ですが...)は耳にしたことが意外と多いことでしょう。

ということで、そんな彼らのサウンドに、代表曲以外にも耳を傾けてみるのも宜しいかと...ただ残念なことに、本アルバムは本国アメリカでもCD化されていないということである。が、中古LPレコードを探し回るという楽しみと共に、捜してみるのも良いんじゃ無いですか?(それなりの値段になっているように思いますし...)

↓代表曲のマキシ・シングルですが...

Keep on Dancin

Keep on Dancin

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Unidisc
  • 発売日: 2006/06/06
  • メディア: CD



Keep on Dancin'

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Club Classics
  • 発売日: 1997/07/28
  • メディア: CD


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青空文庫「宮本武蔵」完結 [本/電子書籍]

本日3/3の「青空文庫」の新着作品が吉川英治の「宮本武蔵 08 円明の巻」だったということで、これで「宮本武蔵」も全て揃いました。(当然、「無料」である。)

青空文庫の「宮本武蔵」は全部で8巻(=8つのファイル)で構成されている。そして、その8つのテキスト・ファイルの合計ファイルサイズは約2.81Mである。(文字数にすると140万字強、400字詰め原稿用紙3500枚強になる。→(注意)「青空文庫」のテキストファイルは、太字、傍点、ルビについてはそれぞれ決まったフォーマットで説明されているため、全ての文字が本文ということにはならない。よって、本文の文字数は多少減ることになる。)一太郎やWORDファイルの2.8Mだと、それほど大きいとは感じないが、テキスト・ファイルの2.8Mは膨大な文字数であるのは言うまでも無いが、それだけの大作ということである。

ちなみに、「宮本武蔵」の紙の本は、文庫本で全8巻となっている。数だけ見ると「同じ」ということになるが、この両者には大きな違いがある。その違いとは「構成」である。

紙の本の場合はページ数の関係もあって、各巻のページ数に極端な差は無いようになっている。そのため、ページ数が異なる一つのエピソードが一巻に収録されているということになっていない。(一巻に複数のエピソードが収録されていたり、一つのエピソードが複数巻に分割されて収録されていることになる。)

一方、青空文庫では一巻(=各ファイル)が一つのエピソード(=「○○の巻」)となっているため、ファイルサイズに大きな差があるものの、綺麗に整理されていると言える。但し、このため、1巻に相当する「01」が「序、はしがき」となっていて、このファイルは約7.5Kのテキスト・ファイル(=文字数が約3800、400字詰め原稿用紙10枚)となっている。(ゆっくり読んでも10分以内、まあ5分もあれば読破できる。)→結局「一長一短」ということになる。

また、このテキストファイルを使って、多少の手(太字、傍点、字下げ、外字、図の処理を行い、ルビについては全ては対応しない。)を加えてEPUB変換すれば、電子書籍リーダー(筆者はSONY のReaderを使用。→タブレットでも読めるが、電池の持続時間が全然違うこと、及び本を読むのなら白黒の電子ペーパーで十分。)で読みやすい自炊した電子書籍が完成する。(図が無ければ、完成したEPUB夫愛瑠は元のテキストファイルよりもサイズが小さくなる。)

尚、「宮本武蔵」はReader Store、Kindle本、koboなどでも電子書籍として販売されているが、現時点では「青空文庫」のものから変換した無料本は出ていない。(「青空文庫」に追加されたばかりなので、当然でしょう。)それらの3つの電子書籍は、横並びで各巻630円となっているため、全部揃えると5040円になるが、筆者の方法では「青空文庫」は無料なので0円で「宮本武蔵」が揃ったということになる。(ちなみに、紙の本(新刊)で全部揃えると6000円ぐらいになる。)

1月には同じ吉川英治の「私本太平記」が「青空文庫」に登場したことで、やはり「宮本武蔵」と同額の金銭的メリットが出ている。(この2作だけで1万円超が浮くことになる。更に、柳田國男、室生犀星たち(=吉川英治と同様に今年からパブリックドメインになった作家である。)の作品も同じ方法で入手したので、より多額が浮いたことになる。で、このお金で電子書籍端末を買っても、元は取れている。)

また、紙の本だと、読みたい本が溜まるということは物理的に(本が)増えていくのだが、電子書籍だと、メモリカードやHDDに電子データとしての蓄積量は増えていくが、(目に見える)物理的には増えない。そのため、全くかさばらないというのも大きなメリットである。

尚、元旦の「青空文庫」の情報によると、この後の吉川英治作品は「鳴門秘帖」が追加されるようだが、この作品も同じように入手すると、約2000円の金銭的なメリットが生じます。

今年になって、パブリックドメインになるのを待っていた(=「青空文庫」に追加されるのを待っていた)読みたい作家の作品が無料で一気に増加(テキストファイルで20M以上も増えている。)して喜んでいるのだが、1日の読書時間を2倍、3倍にするということも出来ない(3、4割は増えているのは事実ですが...)ので、現在では読みたい書籍(ファイル)が一気に増えていて…

電子書籍リーダーやタブレットを利用して、パブリックドメインになった作品を読書しまくる、というのは如何?

宮本武蔵 全8冊   吉川英治歴史時代文庫

宮本武蔵 全8冊   吉川英治歴史時代文庫

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/03/21
  • メディア: 文庫



宮本武蔵(一) (新潮文庫)

宮本武蔵(一) (新潮文庫)

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/01/28
  • メディア: 文庫



宮本武蔵(八) (吉川英治歴史時代文庫)

宮本武蔵(八) (吉川英治歴史時代文庫)

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1989/12/26
  • メディア: 文庫


↓次はこの作品

鳴門秘帖(一) (吉川英治歴史時代文庫)

鳴門秘帖(一) (吉川英治歴史時代文庫)

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1989/09/04
  • メディア: 文庫


鳴門秘帖(二) (吉川英治歴史時代文庫)

鳴門秘帖(二) (吉川英治歴史時代文庫)

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1989/09/04
  • メディア: 文庫


鳴門秘帖(三) (吉川英治歴史時代文庫)

鳴門秘帖(三) (吉川英治歴史時代文庫)

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1989/10/02
  • メディア: 文庫

↓いくつか

SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC

SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC

  • 出版社/メーカー: Sony
  • メディア: エレクトロニクス


SONY 電子書籍リーダー Pocket Edition/5型 PRS-350 S

SONY 電子書籍リーダー Pocket Edition/5型 PRS-350 S

  • 出版社/メーカー: Sony
  • メディア: エレクトロニクス



Kindle Paperwhite

Kindle Paperwhite

  • 出版社/メーカー: Amazon.co.jp
  • メディア: エレクトロニクス


Kindle Fire

Kindle Fire

  • 出版社/メーカー: Amazon.co.jp
  • メディア: エレクトロニクス


Kindle Fire HD 8.9 16GB

Kindle Fire HD 8.9 16GB

  • 出版社/メーカー: Amazon Digital Services, Inc - JP
  • メディア: エレクトロニクス


Kindle Fire HD 16GB

Kindle Fire HD 16GB

  • 出版社/メーカー: Amazon.co.jp
  • メディア: エレクトロニクス





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岡村孝子『Eau Du Ciel (天の水)』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1989年6月に発表された彼女の5枚目のスタジオ・アルバムである。前作から11ヶ月ぶりとなった作品であると同時に、前作でオリコン1位を獲得したこともあって、大いに期待されることになり、その期待に見事に答えて、オリコン1位を獲得した。また、1989年の年間アルバム・チャートでも12位にランクインした。正に、黄金期に突入したということを感じさせることになった秀作である。

収録曲は以下の全9曲である。『長い時間(たび)』『虹を追いかけて』『オー・ド・シエル(天の水)』『それぞれの明日(あした)』『愛を守りきれなくて』『ジュ・テーム』『愛がほしい』『リフレイン』『青い風』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバムから1週遅れの7月になってリリースされた『青い風』である。(B面曲は『オー・ド・シエル(天の水)』であった。)オリコンでは最高位41位を記録している。また、『リフレイン』は、『青い風』の前のシングル『クリスマスの夜』のB面曲(カップリング曲)であるが、そのシングル・バージョンとはアレンジが異なったものが収録されている。

お薦め曲は、シングルでもお馴染みの『青い風』と『リフレイン』、これらの曲よりもコンサートでお馴染みになっている『虹を追いかけて』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『オー・ド・シエル(天の水)』、そして『愛がほしい』をピックアップしておく。

前作のヒットを受けてのアルバムであるが、「人生の応援歌」という彼女のスタイルが確立していることもあって、そのスタイルを通していて、完成度も高いアルバムとして仕上がっている。特に、『虹を追いかけて』は彼女のコンサートではお馴染みの曲であって、アルバム・タイトル・ナンバーや本アルバムからのシングル・カット曲よりも有名となっているが、それをじっくりと聴くことが出来るという点でも、本アルバムは存在感がある。

'80'sもまもなく終わるという'80's終盤のアルバムであるが、「'80's」という枠に捕らわれず、現在でも通用するだけの秀曲が集まったアルバムであるだけに、聴いておきたいアルバムの一つである。じっくりと聴きましょう!

Eau du Ciel

Eau du Ciel

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 1989/06/24
  • メディア: CD



Eau Du Ciel(天の水)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: CD


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