SSブログ

GRAHAM NASH『WILD TALES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年12月に発表された彼の2枚目のソロ・アルバムである。ソロ・アルバムとしては約2年半ぶりということになったが、その間には「THE HOLLIES」で2枚のアルバムを、そして「CROSBY & NASH」で1枚のアルバムを発表しているので、久しぶりということも無かったのは言うまでも無い。(一応、本アルバムにはDAVID CROSBYが3曲で参加している。)→彼の3枚目のソロ・アルバム(=次のソロ・アルバム)は本作から6年ちょっとの時間が流れた1980年2月まで待つことになるが、その間CS&N、CSN&Y、THE HOLLIESなどで作品を発表し続けている。ということで、どちらかというとソロ・アルバムは珍しい、と言った方が正解ですね。

ジャケットは'60's後半から'70's初頭らしさに溢れたものとなっているが、サウンドの方は'70'sらしいロックである。尚、本アルバムのチャート成績はBillboardで最高位34位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Wild Tales』『Hey You (Looking At The Moon)』『Prison Song』『You'll Never Be The Same』『And So It Goes』『Grave Concern』『Oh! Camil (The Winter Soldier)』『I Miss You』『On The Line』『Another Sleep Song』。

お薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Wild Tales』、D. CROSBYが参加している曲から『Prison Song』と『And So It Goes』を、更に彼のアコースティック・ギターが聴き所の『You'll Never Be The Same』、そして『On The Line』をピックアップしておく。

ロック・アルバムであるが、'70'sロックであって、'80'sロックとはまた違ったサウンドであるが、完成度は高く、決して色褪せたものではない。また、捨て曲も全く無く、彼の持ち味がたっぷりと出ている'70'sのテイストに満ちた完成度の高いアルバムである。

ということで、これぞ'70'sロックという作品であるので、'70'sロックを聴こうという方は必聴のアルバムと言うことが言える。また、'80'sロックがお好きな方も、'70'sロックとはこういうものだということで、聴いておいても全く損のないアルバムである。→一度は聴いておきましょう!

Wild Tales

Wild Tales

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1991/03/01
  • メディア: CD



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。