こんな市会議員は許されるのか? [選挙関連]
今回は、第23回参議院議員選挙に立候補した友人の手伝いをしている間に経験した話を記します。今回は、ある市会議員についてです。(一応、政令指定都市の市議会議員のM議員としておきます。)
そのM議員は、2年前に初当選した政党に所属しない無所属議員である。そのM議員は「議員は公職である」ので、議員の自宅住所や連絡先電話番号は公開すべし、と言っています。
近年は、各市町村でもHPを利用していて、議員名簿が公開されているが、一部の自治体では「個人情報の保護」のためにとして、議員の自宅住所や電話番号を公開していないところがある。その一方で(積極的に公開している自治体もあって、両極に別れているのが現状である。)住所や電話番号は個人情報であるが、「議員」という公職に就いていれば、「個人情報保護に制限があってしかるべき」であって、「議員」である限りは連絡先ということから公開すべき、という考えである。
実際、議員を個人事業主と考えると、自宅住所や電話番号は、その議員が議員事務所の連絡先を公開していればいいが、殆どはそうではない(殆どの議員が、自宅を事務所としているのが現状である。)ので、自宅住所や電話番号は公開すべき、という考えは理解出来る。というよりも、事業主がその連絡先を非公開にしているのは、会社が所在地や電話番号を非公開にしているのと同じであり、そんな企業は社会的にも信用されないでしょう。ということから、この考えには筆者も賛同する。
で、M議員の事務所は、某区役所の側にあり、特に上下水道局の事務所とは目と鼻の先である。以下は、そんなM議員の事務所に用事があっていた時に目にした出来事である。
(筆者が)M議員の事務所にいたある日、水道局の人が「水道料金を払って下さい」と言ってやってきた。実は、M議員の事務所は、水道料金が未納となっていたのである。最初は「払っていなかった?」などと言っていたが、結局のところ、振込が行われていなかったため、「水道料金滞納」ということがはっきりした。が、その振込用紙が無いためどうしようもないので、秘書が「支払うので、振込用紙を下さい」と言い、職員は「直ぐに作って持ってきます」となって一旦引き上げた。
すると、M議員の態度が急変し、急に予定があるかのような口ぶりで、事務所を後にした。(職員が来る前には、直ぐに予定があるような感じではなかったため、普通に見ると、急に逃げたように見えた。)一方、秘書の方は、元々の予定があったため、一旦外出し、一時的に筆者が一人だけとなって事務所に留守番のような形になってしまった。(筆者はこの事務所には直接は関係ない。)それからまもなく、先ほどの水道局職員が振込用紙を持ってきたが、留守番のような形になっていた筆者しかいなかったため、とりあえずそれを預かった。それから少しして秘書が戻ってきたので、振込用紙を秘書に渡した。
しかし、出金関係のことはM議員の直接の指示が必要だから、直ぐに振込は出来ないので、M議員が戻ってきてからということになった。(その後、M議員が戻ってくる前に筆者はこの事務所を後にした。)
それから数日後、この事務所に再びやってきた筆者は、水道料金の支払いがどうなったかと秘書に尋ねた。結局、秘書が一旦立て替える形で、振込用紙が届けられた3日後に振り込んだ、ということで、立て替えたお金は後日もらうということになった、ということだった。
一般市民であって、何らかの事情があるのであれば、公共料金が滞納となってしまうことも理解出来ないではないのだが、市会議員が公共料金を滞納して、その督促から逃げている(というようにしか見えなかった)のは、酷いとしか感じられないですね。先のことで「議員は公職」と言っているのであれば、公共料金の支払いも「公職」にいる者として相応しい対応をして、率先してちゃんと支払うべきでしょう。滞納というのは論外であって、議員の資質を疑うだけである。(請求された料金以上に払えと言っているのではなく、正常に払うべきと言っているだけである。)
結局、口では立派なことを言っていても、行動がそれに伴っていない「言動不一致」という議員が(国会議員には特に)多いが、そんな議員の見本のようなM議員だったということで、こんな議員は次の選挙では落選させるべきと感じた筆者でした。ただ、筆者はM議員とは異なる自治体に住んでいるため、どうでもいいと言ってしまえばそれまでですけど...(まあ、そういう議員資質に疑問がということは、何かと有権者にも伝わってしまうものでありますし...)
尚、後日(=参院選期間中)聞いた話であるが、M議員の秘書はそれからまもなく、月末で退職したということです。(以前から、M議員の言動不一致に疑問を持っていたこと、及び、事務所経費の立て替えを自腹でかなりさせられていたようで、かなり不満を持っていたということでした。)→秘書がいなくなったことでM議員の事務所は近々閉鎖して、自宅を事務所として使うことになるように思うが、そうなったら自宅の住所と電話番号は公開されるのでしょうか?(筆者にとっては、どうでも良いことですけど...)
「(市会)議員」をキーワードとしていくつか拾っておきます。
1.21人に1人が当選! “20代、コネなし”が市議会議員になる方法
- 作者: 佐藤大吾
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/10/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
GRAPES OF WRATH『NOW AND AGAIN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1989年に発表された彼らの3枚目のフルサイズのアルバムである。(ミニ・アルバムを最初に発表しているが、それを含めないとして3枚目になるアルバムである。)カナダの中で「最も老後に住みたい町」とされている西海岸のブリティッシュ・コロンビア州の内陸部にあるケロウナ出身のフォーク・ロック・バンドである彼らは1983年に結成されて活動を続けてきたが、本アルバムでようやく大きなヒット曲を生み出すことになったという、彼らにとっては大きなステップとなったアルバムである。(前作から、初めてシングル・チャートにランクインするシングル曲を生んでいるが、本アルバムからはTOP 20入をするヒット曲を生んだ。尚、次作からはTOP 10入を果たす2曲のシングル・ヒットが生まれている。)
日本では、今ひとつ指示されないフォーク・ロックのアルバムであるが、シンプルさを売りにしており、アルバムとしても上手くまとめられている。
収録曲は以下の全12曲である。『All The Things I Wasn't』『What Was Going Through My Head』『Do You Want To Tell Me?』『The Most』『I'm Gone』『Blind』『Stay』『I Can Tell』『Not The Way It Is』『Hiding』『The Time Is Here』『...But I Guess We'll Never Know』。
この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『All The Things I Wasn't』はカナダで最高位19位を記録するヒットとなって、彼らの名前を広く知らしめてブレイクさせることになった曲である。続いてシングル・カットされた『Do You Want To Tell Me?』は同50位を記録、3rd.シングルの『What Was Going Through My Head』は同33位を記録している。その後に4th.シングルとしてリリースされた『The Most』はチャートインしていない。(あくまでも、本国カナダだけのチャートインである。)
お薦め曲は、彼らの代表曲の一つでもあるヒット曲の『All The Things I Wasn't』、更にシングル・ヒットを記録している『What Was Going Through My Head』と『Do You Want To Tell Me?』、それ以外からは『Blind』『Not The Way It Is』『...But I Guess We'll Never Know』をピックアップしておく。
サウンドの方はシンプルであるが、メロディの方に哀愁感が漂っていて、その雰囲気が、何処か懐かしくノスタルジックな雰囲気に満ちていて、底がアルバム全体に広がっているため、作品としての纏まりがあって、それがポイントになっている。こういうサウンドをいつも聴いていたいとは思わないが、時にはこういうものを聴きたくなるようなサウンドとなっているので、気分転換などのつもりで、ちょっと聴いてみるということで触れるのがよろしいかと...(アメリカのバンドには無い哀愁感とノスタルジックな所がカナダのバンドらしいと感じるところですよ。)
とりあえずの生存報告 [選挙関連]
今月は、先頃行われた第23回参議院議員選挙に知り合いが立候補したということから、その人の陣営を手伝っていたため、Blogを更新する時間も無くなっていました。選挙も終わり、一段落したということから、とりあえず復活です。
尚、その立候補した知人を応援していた仲間や、地元の市会/町会議員さんとも知り合いになり、志を知ったことで、今後はそういう人たちの選挙(市会/町会議員選挙など)があれば、その選挙を手伝うことがあるかもしれません。(筆者は、議員になろうという気持ちはありませんが、選挙運動の中には何かと面白いこともありますし...→特に、開票時の立会人というものが面白かったですね。「開票立会人」になるにはちょっとした条件がありますが、それをクリアしていれば、書類1枚でなれますし、報酬も選管から出ます。ただ、TVの開票番組は見ることが出来なくなり、ある程度の遅い時間まで拘束されることになりますけど...)
ということから、暫くの間、音楽(アルバム)関係の記事の相間に、選挙(運動)に関連したエピソードを記そうと思います。(これまで「選挙」というと、有権者として投票するだけでしたが、今回は初めて「選挙運動」をする側に入ったことから、「選挙」について知らなかったことを知ったり、色々と規制があることを痛感したり、某政党の組織力を使った狡猾さなどを知りましたし...)
今回は、生存報告ということで、これぐらいにしておきます。
「選挙」をキーワードにしたいくつかの書籍を拾っておきます。
若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!? (ディスカヴァー携書)
- 作者: 森川 友義
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/07/07
- メディア: 新書
ゼロからの選挙必勝マニュアル―あなたも6ヶ月で議員になれる!
- 作者: 戸桝 茂哉
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/09
- メディア: 単行本