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HARRY BELAFONTE『BELAFONTE』 [音楽(洋楽)]

blank_page表題のアルバムは1956年に発表された彼の2nd.アルバムである。邦題は『民謡の王者、ベラフォンテ』と付けられていた。彼は、この年に本アルバムと次作「CALYPSO」を発表し、両方とも大きなヒットになって、一躍知られるようになったのだが、それ以上に本アルバムは歴史に残るアルバムとして知られているアルバムである。

というのは、1956年3月24日号からBillboardのアルバム・チャートが毎週発表されるようになったが、その初めてのチャートで1位を獲得したのが本アルバムである。(そこから6週連続で1位にいて、7週目にELVIS PRESLEYのデビュー・アルバム(セルフ・タイトルのアルバム)に1位の座を譲った。また、プレスリーのそのアルバムは10週連続1位となった。(これらのことは、Billboardのアルバム・チャートの歴史として、現在でも語り継がれていることである。)尚、その後に「CALYPSO」が1位を獲得し、更にそのアルバムは返り咲き1位となった最初のアルバムになり、2度目の返り咲き1位の時の20週連続1位という記録は1978年の「SATURDAY NIGHT FEVER」が24週連続となるまでの記録であった。(但し、一時的に平行して存在した「ステレオ・チャート」では1959年に「南太平洋」のサントラ盤が24週連続1位を記録している。)ということで、本アルバムは、内容も高く評価されているが、Billboardのアルバム・チャートでは歴史的なアルバムとして知られている。(但し、有名なアルバムであるが、収録曲の方は聴いたことが無いという人も多いようで...)

収録曲は以下の全11曲である。『Waterboy』『Troubles』『Suzanne』『Matilda』『Take My Mother Home』『Noah』『Scarlet Ribbons』『In That Great Gettin' Up Mornin'』『Unchained Melody』『Jump Down, Spin Around』『Sylvie』。

お薦め曲としては、彼が書いた曲の『Troubles』、共作となっている『Suzanne』『Noah』『Jump Down, Spin Around』、更に6分という大作の『Take My Mother Home』をピックアップしておく。

'50'sのアルバムであるが、本アルバムは収録時間の方が当時としては長いことでも知られている。(全11曲で42分弱である。)CD時代となってからは42分では短いが、LP時代では十分長いことになる。(特に、カントリー系のアルバムでは30分程度が標準でしたし...)

内容の方もなかなかのものであって、彼のボーカルをたっぷりと堪能出来るということで、ボーカル・ファンにもお薦めできるアルバムである。また、Billboardの歴史を語る上でも重要なアルバムであるだけに、一度はじっくりと聴いておくべきアルバムである。

 

 

↓彼のベスト盤をいくつか拾っておきます。

Best of Harry Belafonte

Best of Harry Belafonte

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Bmg Int'l
  • 発売日: 2000/10/19
  • メディア: CD


Very Best of

Very Best of

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2001/11/08
  • メディア: CD


Best Of

Best Of

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Import
  • メディア: CD


ベスト

ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
  • 発売日: 1998/11/21
  • メディア: CD


101 Shake Shake Senora : Best of Harry Belafon

101 Shake Shake Senora : Best of Harry Belafon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ap Music
  • 発売日: 2012/11/09
  • メディア: CD


Day-O! The Best Of Harry Belaf

Day-O! The Best Of Harry Belaf

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: zyx
  • 発売日: 2011/04/02
  • メディア: CD


Simply the Best

Simply the Best

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Bmg
  • メディア: CD


ベスト・オブ・ハリー・ベラフォンテ

ベスト・オブ・ハリー・ベラフォンテ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/10/02
  • メディア: CD



 


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HARRY BELAFONTE『MARK TWAIN AND OTHER FOLK FAVORITES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1954年に発表された彼の1st.アルバムである。1956年の『バナナ・ボート』が世界的に大ヒットしたことで知られているかれであるが、シンガーとしての出発点は1949年であるのだが、当初はなかなか路線が決まらないでいた。そして、1954年にRCAからリリースされた本アルバムが彼にとって初めてのアルバムとなった。

また、彼は、2nd.アルバム「BELAFONTE」がBillboardのアルバム・チャートが毎週掲載されるようになった1956年3月24日号のアルバム・チャート(=Billboardの最初のアルバム・チャート)で1位となり、3rd.アルバム「CALYPSO」が1956年のBillboard年間アルバム・チャート(=Billboardの最初の年間アルバム・チャート)で1位になっているというように、Bilboardチャートでは歴史に残っているが、本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートがまだ整っていない時期に発表されたアルバムであり、そういう形となったアルバムとしては唯一であるだけに、ある意味ではとても貴重なアルバムということにもなる。

収録曲は以下の全12曲である。『Mark Twain』『Man Piaba』『John Henry』『Tol' My Captain』『Kalenda Rock (Mourning Song)』『The Drummer And The Cook』『The Fox』『Soldier, Soldier』『The Next Big River』『Delia』『Mo Mary』『Lord Randall』。

お薦め曲としては特にピックアップすることは止めておくが、カリプソがトレードマークとなっている彼(但し、カリプソで有名になるのは本アルバムの2年後である。)が有名なフォークソングを歌っているところがポイントということになる。(今だからこそこう言えるのですが...)

また、本アルバムは12曲で約32分半という収録時間であるが、本アルバムが'50's中盤のものということを考えると、これは時間が長い方になる。それだけ、ある意味ではお買い得なアルバムでもあったと言える。(これも、彼が大ブレイクしたからこそ言えることですが...)

尚、現在でも本アルバムはCD化されていないのだが、一部の曲は彼のベスト盤(それこそ、色々とリリースされているので、どれがいいの?ということになってしまいますが...)で聴くことが出来るので、LP盤を捜してコレクションとして持っておくというのが面白いかもしれませんね...

 

本アルバムが無いので、彼のベスト盤をいくつか拾っておきます。

Day-O! The Best Of Harry Belaf

Day-O! The Best Of Harry Belaf

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: zyx
  • 発売日: 2011/04/02
  • メディア: CD


Simply the Best

Simply the Best

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Bmg
  • メディア: CD



Best of Harry Belafonte

Best of Harry Belafonte

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Not Now UK
  • 発売日: 2008/08/12
  • メディア: CD



Best of Harry Belafonte

Best of Harry Belafonte

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Bmg Int'l
  • 発売日: 2000/10/19
  • メディア: CD



Very Best of

Very Best of

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2001/11/08
  • メディア: CD



BEST SELECTION

BEST SELECTION

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1994/07/06
  • メディア: CD



Best Of

Best Of

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Import
  • メディア: CD



The Best of

The Best of

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Paradiso
  • 発売日: 2003/05/19
  • メディア: CD



101 Shake Shake Senora : Best of Harry Belafon

101 Shake Shake Senora : Best of Harry Belafon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ap Music
  • 発売日: 2012/11/09
  • メディア: CD



Best of Harry Belafont

Best of Harry Belafont

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Time Before
  • メディア: CD


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HANOI ROCKS『BANGKOK SHOCKS, SAIGON SHAKES, HANOI ROCKS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼らの1st.アルバムである。尚、邦題は『白夜のバイオレンス』と付けられていた。'80's後半に「北欧メタル」として北欧諸国出身のハードロック・バンドがちょっとしたブームとなったが、彼らはその「北欧メタル」が注目される以前に結成して活動したフィンランド出身のバンドであることはご存知の通りである。メンバーの良ズルの交通事故死によってバンドが崩壊してしまったことから、「北欧メタル」がブームとなった時期には既に解散していたが、「北欧メタル」のバンドやアメリカのメタル・バンドに多大な影響を与えたことで知られているバンドでもある。(2001年に再結成されたが、2008年に再び解散している。)本アルバムは、そんな彼らの記念すべき第一作となったアルバムである。

収録曲は以下の全10曲である。『Tragedy』『Village Girl』『Stop Cryin』『Dont Never Leave Me』『Lost In The City』『First Timer』『Cheyenne』『11th Street Kidzz』『Walking With My Angel』『Pretender』。

この中からシングル・カットされたのは『Tragedy』である。尚、本国ではB面曲はアルバム未収録の『Café Avenue』であったが、日本ではアルバム収録曲である『Dont Never Leave Me』がB面曲であった。(尚、『Café Avenue』は、2013年8月にリリースされた日本盤の紙ジャケ・限定版(SHM-CD仕様)ではボーナス・トラックとして収録されている。)

お薦め曲は、シングル曲の『Tragedy』、そして『Village Girl』『Dont Never Leave Me』『Walking With My Angel』というところと、本アルバムの中では異色のGERRY GOFFINとCAROLE KINGの共作の『Cheyenne』をピックアップしておく。

彼らは'80's中盤のLAメタル、'80's後半の北欧メタルでブレイクしたバンドに影響を与えたとはいうものの、本アルバムのサウンドはHR/HMよりもパンク色の強いものであり、かつ、それまでに馴染みのあったUKや(西)ドイツのHRとも違うチープさ、また荒削りながらも哀愁感漂うところなど、洗練されていない所に満ちていて、なかなか面白いものとなっている。

確かに、アルバムとしてのクオリティとしては決して高いものではないが、荒削りな所とエネルギッシュな所が、そういうことを吹き飛ばしている。ある意味では、早く登場しすぎたバンドとして語られているが、正にそういう雰囲気も感じられる所である。

ということで、'80'sでは重要となるLAメタルや北欧メタルは彼ら無くしてそこまで大きくなったか?というだけの衝撃を与えている彼らであるだけに、しっかりと聴いておきたいアルバムの一つということになる。しっかりと聴いておきましょう!

Bangkok Shocks Saigon Shakes

Bangkok Shocks Saigon Shakes

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sanctuary UK
  • 発売日: 2009/06/30
  • メディア: CD



Bangkok Shocks Saigon Shakes Hanoi Rocks

Bangkok Shocks Saigon Shakes Hanoi Rocks

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen Gold Line Sp.
  • 発売日: 1996/03/19
  • メディア: CD



↓2013/8リリースの日本盤(ボーナス・トラック3曲あり)はこちら

白夜のバイオレンス(紙ジャケット&SHM-CD仕様)

白夜のバイオレンス(紙ジャケット&SHM-CD仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2013/08/21
  • メディア: CD



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大橋純子『ペイパー・ムーン』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1976年5月に発表された彼女の2枚目のアルバムである。前作から約2年ぶり(1年11ヶ月ぶり)となった本作は、前作がカヴァー曲が多かったのだが、全曲オリジナル曲となったこと、及び、'70's後半から'80'sの日本の音楽シーンをリードしていくことになる複数のミュージシャンたちが集っているということで、今になってみると、こんなことがよくもまあ実現できたものだ、と思う様な豪華な内容となっている。(当時は、まだ「将来性豊かな若手」でしかなかった。)

収録曲は、オリジナル盤では全12曲であったが、2009年(=彼女のデビュー35周年となった年である。)にリマスターされて再発された時に3曲のボーナス・トラックが追加されて全15曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『愛の祈り(STILL A BOY)』『ひとり』『キャシーの噂』『白い午後』『心に住めない女』『やさしい人』『ペイパー・ムーン』『砂時計』『別れのワイン』『午後3時の祈り』『ジョーク』『ひきしお』。(以下、ボーナス・トラック)『坂の上の家』『夜汽車よ夜汽車』『私今日はとてもがんこです』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバム・リリースと同時リリースとなった『ペイパー・ムーン』(B面曲は『やさしい人』)、その3ヶ月後に2nd.シングルとしてリリースされた『キャシーの噂』(B面曲は『砂時計』)の2曲である。尚、ボーナス・トラックの『坂の上の家』は、2nd.シングルから更に3ヶ月後にリリースされた彼女の通算4枚目のシングル曲(B面曲は『夜汽車よ夜汽車』)である。

お薦め曲は、シングル曲でありアルバム・タイトル・ナンバーでもある『ペイパー・ムーン』、シングル曲の『キャシーの噂』、寺尾聡作詞、ミッキー吉野の作曲/編曲という『ひとり』、英語で歌っている『愛の祈り(STILL A BOY)』をピックアップしておく。

派手な楽曲は無いのだが、捨て曲無しでいずれもが宝石のように確かな光を放っている秀曲揃いである。そして彼女の高い表現力、歌唱力が絶妙のテイストとなって輝いている。兎に角、大人のためのボーカル・アルバムとして完成度も高く、じっくりと彼女の歌声を堪能することの出来るアルバムである。

ということで、大人の為の大人の鑑賞を味わうことの出来るアルバムである。じっくりと聴き込みましょう!

※1973年のアメリカ映画「PAPER MOON」(ピーター・ボグダノヴィッチ監督、ライアン・オニール、テイタム・オニールの親子共演で、T・オニールが当時、史上最年少で赤で己へ助演女優賞を受賞した、あの有名な作品である。)の邦題は「ペーパー・ムーン」であるが、本アルバム・タイトルは英語では「PAPER MOON」であって、その映画の原題と同じであるが、カタカナ表記をすると「ペイパー・ムーン」が正式である。(映画「ペイパー・ムーン」は存在せず、あくまでも「ペーパー・ムーン」であるが、大橋純子のアルバムとしては「ペイパー・ムーン」はあるが「ペーパー・ムーン」いうものは存在しない。)

PAPER MOON

PAPER MOON

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: CD



ペイパー・ムーン~大橋純子II

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/11/26
  • メディア: CD

↓一応、映画のこれも拾っておきます。(本アルバムとは全く関係ないですが...)

ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD





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勘定は割り勘で! [選挙関連]

第23回参議院議員選挙に立候補した友人の手伝いをしている間に経験した話の第5弾として、結構早い時期のお話を今回は記します。(「早い時期」というのは、選挙まで数ヶ月以上ある春先の話です。)

いつものことであるが、(国政)選挙が終わった後は、「選挙違反で逮捕」というニュースを耳にする。今回の参院選でも、やはりそういうニュースが既に届いていますね。(選挙期間中であれば、ポスターを破ったなどで逮捕というニュースが届くが、選挙終了後になると、候補者やその陣営幹部が逮捕されるということが出てくる。)

選挙違反にはいくつかの行為があるが、ここでいうのは候補者、またはその陣営の人が逮捕されるということである。これの主だった行為は「買収」ということになる。尚、買収で逮捕者が出るのは、主に落選した候補者の陣営が多いですね。(当選した候補者の陣営の場合は、それが露骨であった場合、金額や人数が多かった場合は逮捕されることがあるが、こういう傾向って、やはり「議員バッチ」による力が関係しているのでしょうか?)→落選した候補者でも、所謂「泡沫候補」と呼ばれる候補者(得票率が1%にも遠く及ばないような候補者)の場合は、派手な選挙違反でなければスルーされる傾向があるのもまた事実ですけど...

尚、連座制が適用される範囲の人が選挙違反で逮捕された場合、有罪と確定するとその議員の当選が無効になるという規定もあるため、その影響は大きく、有権者を裏切る行為でもある。(この裏切りは、国民を裏切ってマニュフェストになかったことを行って大惨敗した某政党と同様であると思います。)

よって、選挙に立とうという人、及びその支援者は、公職選挙法に関してよく勉強して、どういう行為が「買収」に当たるのかを勉強しておくのは当然のことである。→買収で逮捕された人の話を聞くと「知らなかった」という無知さを露呈していることが多いようですし...(ただ、この言葉を100%信じるのもどうかとも...というのは、選挙に出ようとすれば、何が選挙違反であるのかは、付け焼き刃であっても勉強するのが当然であって、「知らなかった」というのは、あまりにも自分の不勉強さ、愚かさを宣伝しているだけとしか思えない。)

「買収」というと、ある程度の額以上のお金が渡される、というイメージがあるのであろうか、飲食については意外と忘れられることがあるが、選挙では普通の一食の食事(数百円というレベル)であっても「買収」として成立してしまう。つまり、「飯を奢る」という行為は立派な「買収行為」に該当することになる。(夜の酒も当然であるが、食後の喫茶店での珈琲なども準ずることになる。)

ちょっと手伝ってくれたので、そのお礼として「奢る」というのは、立派な「買収行為」になってしまうので、飲食関係の支出は全く別物としなければならないのである。(但し、手伝うためにどこどこに行くのに利用した電車やバスの交通費は、「交通費」として必要経費となって支出することが出来るため、それを後日精算しても「買収」にはならない。)

ということで、選挙はまだ先であっても、立候補しようとしている人(既に立候補を表明したり、政党の公認を得た立候補予定者)と一緒に食事に行こうとすると、食事を奢って貰うとなると、「買収」の疑いが掛けられることになる。(どこでどういう人が見ているのか分かりませんからね...)

つまり、「買収」の疑いが無い方法、すなわち、勘定は「完全な割り勘」ということになる。(「割り勘」というよりも、支払いは個人個人でそれぞれ行う、という方が正しいですが...)で、勘定の前に、(力行を予定者が)「割り勘で!」ということを口にしておくことになる。これによって、何処にあるのか分からない第三者の目(これには、公安の尾行者を含む。)にも「買収」という行為は全く行われていない、ということを宣言するのである。

いちいち、こういうことをするのは面倒なことであるが、第三者の目というのは何処にあるのか分からないものであるだけに、「疑われる要素」はできる限り摘んでおくようにすると、こういう配慮は絶対に必要なことになる。特にこういう注意は、親しい間柄になると、「いつもの通り」ということになって忘れがちになってしまうが、親しい間柄になればなるほど(家族は別ですが...)、より注意しておかなければならないのである。

尚、議員になってしまうと、今度は議員活動に於いて「収支報告書」を提出することになるが、それでは1円単位までの正確な支出用途まではっきりさせなければならないことを思うと、議員になる前の段階から金銭の収支にはシビアになれる、というのがメリット(?)といった所でしょうか?(ただ、議員先生になると、全てを秘書に任せてしまうという議員さんも多くて、金銭管理が出来ているの?という人もいるようですが...)

↓いくつか拾っておきます。

選挙における買収事犯の研究 (1964年)

  • 作者: 田口 俊夫
  • 出版社/メーカー: 中央大学出版部
  • 発売日: 1964
  • メディア: -


ワリカンにする日本人 オゴリが普通の韓国人 (角川ソフィア文庫)

ワリカンにする日本人 オゴリが普通の韓国人 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 高月 靖
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: 文庫



最新事例解説 すぐわかる選挙運動(改訂版) ―ケースでみる違反と罰則―インターネット選挙対応

最新事例解説 すぐわかる選挙運動(改訂版) ―ケースでみる違反と罰則―インターネット選挙対応

  • 作者: 三好 規正
  • 出版社/メーカー: イマジン出版
  • 発売日: 2013/05/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



事例解説 すぐわかる選挙運動 ―ケースで見る違反と罰則―

事例解説 すぐわかる選挙運動 ―ケースで見る違反と罰則―

  • 作者: 三好 規正
  • 出版社/メーカー: イマジン出版
  • 発売日: 2007/05/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



選挙運動―どこからが違反か (1967年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 1967
  • メディア: -



選挙犯罪の諸問題―戸別訪問・文書違反罪の検討 (刑事法研究)

  • 作者: 中山研一
  • 出版社/メーカー: 成文堂
  • 発売日: 1985/01
  • メディア: 単行本


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HAMILTON BOHANNON 『THE BEST OF BOHANNON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2002年にリリースされたベスト盤である。シンガーとしてだけではなく、ソングライターとして、プロデューサとして'60'sから'90's初頭まで活躍した彼であるが、シンガーとしては'70's序盤から'80's序盤にかけて、ファンキーでディスコ系サウンドのいくつかのヒット曲を生んでいる。(但し、本国アメリカよりもイギリスでの方が、より大きなヒットになった。)本ベスト盤は、そんな彼のシングル曲を中心に集めたものである。

収録曲は以下の全12曲である。『Run It On Down Mr. DJ』『Let's Start II Dance Again(RAP Version)』『Bohannon's Beat』『The Party Train』『Truck Stop』『Keep On Dancin'』『South African Man』『Let's Start The Dance(Part 1)』『Dance With Your Pamo』『Foot Stompin' Music』『Disco Stomp』『Have A Good Day』。

お薦め曲は、アメリカでのヒット曲である『Foot Stompin' Music』と『Let's Start The Dance』、イギリスでのヒット曲である『Disco Stomp』『South African Man』『Let's Start II Dance Again』、そして『The Party Train』をピックアップしておく。

サウンドの方は、ファンク系のノリの良いダンス系ナンバーが中心である。('70'sのノリということを考えると、ディスコ・サウンドの基になるもの、及びディスコ・サウンドそのものと言うことが出来る。)ということで、'70'sらしいノリの良さがあるアルバムである。また、一部('80'sになってから発表された曲)は'80'sサウンドらしい所がしっかりと出ている。ただ、21世紀に突入してからのダンス系ナンバーと比べると、流石に時代を感じさせる所があるのも事実であるが、それが'70's/'80's独特の雰囲気として上手く出ていると言える。また、サウンドの方は手作りの音楽という所が感じられて、これが'70'sから'80's初頭らしい所であって、最近のものとは違う面白さを感じられる所である。

ということで、'70'sのディスコ系ナンバー、及び'80's初頭のその流れを汲んだダンス系サウンドを楽しむということで、チェックしてみるのがよろしいかと。(彼はマイナーな存在であるため、こういうマニアックな所に耳を傾けるというのは面白い所ですよ)

 

 

The Best of Bohannon

The Best of Bohannon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Repertoire
  • 発売日: 2002/11/15
  • メディア: CD



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GUNS N' ROSES『Use Your Illusion Ⅱ』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1991年に発表された彼らの4枚目のスタジオ・アルバムである。(但し、『Use Your Illusion Ⅰ』と同時リリースとなったものである。)フル・サイズのアルバムとしては4年ぶりとなったが、2枚のアルバムを同時リリースしたことで、一気にファンの間でも盛り上がることになった。また、同時リリースの2枚のアルバムでは、本作の方が人気が高く、チャート成績、セールスも(僅かであるが)本作の方が上を記録している。

チャート成績は、アメリカ、イギリス、カナダ、豪州、オーストリアで1位を獲得しており、オランダとスイスでは2位、ドイツで3位、スウェーデンでは4位を記録している。また、リリース時期が9月だったことから、1991年のBillboard年間アルバム・チャートでは94位、1992年は20位にランクインしている。(2年に分断されなければ、年間チャートでもTOP 10入は確実だったでしょうね...)

収録曲は以下の全14曲である。『Civil War』『14 Years』『Yesterdays』『Knockin' On Heaven's Door』『Get In The Ring』『Shotgun Blues』『Breakdown』『Pretty Tied Up』『Locomotive (Complicity)』『So Fine』『Estranged』『You Could Be Mine』『Don't Cry (Alt. Lyrics)』『My World』。

この中からシングル・カットされたのは全部で5曲である。最初のシングル曲は『You Could Be Mine』であって、同時リリースされた2枚りアルバムからの最初のシングルでもある。アメリカでは最高位29位に留まったものの、アイルランドとスイス、ニュージーランドでは1位を獲得し、スウェーデンでは2位、イギリスと豪州で3位、オランダで4位、ドイツで5位、オーストリアで8位を記録している。続いては3曲続けて『Use Your Illusion Ⅰ』に収録されている曲がシングル・カットされ。それに続いて本アルバムからの2nd.シングルとなったのが『Knockin' On Heaven's Door』で、アイルランドとオランダで1位を獲得、イギリスとニュージーランドで2位、オーストリアで3位、ドイツとスイスで5位、スウェーデンで10位、豪州で12位を記録している。(アメリカではBillboardのメイン・ストリーム・ロック・チャートでは18位を記録しているが、HOT 100にはランクインしていない。)続いて『Yesterdays』(米で72位、アイルランドで5位、オランダで6位、ニュージーランドで7位、イギリスで8位、豪州で14位、スウェーデンで16位)、『Civil War』(イギリスで11位、アイルランドで15位、オランダで22位、ニュージーランドで27位)がリリースされた。これに続いては次のアルバム(「THE SPAGHETTI INCIDENT?」)から2曲のシングルがリリースされ、それに続いて本アルバムの『Estranged』(スウェーデンで26位、ニュージーランドで28位、豪州で40位、スイスで41位)がシングル・カットされた。(同時リリースされたもう一枚からのシングルの方が、シングル・チャートではより大きなヒットになったが、アルバムとしては本作の方が成績が良く、評価も高いということになったのは面白い所である。)

お薦め曲は、シングル曲の『You Could Be Mine』『Yesterdays』『Civil War』、それ以外からは7分/8分/9分を越える大作の『Breakdown』『Locomotive (Complicity)』『Estranged』をピックアップしておく。

全14曲で約76分という収録時間ということから、たっぷりと彼らのサウンドを堪能することが出来る。(同時リリースのもう一枚は全16曲で約76分なので、2枚で全30曲、2時間半超ということになる。)アルバムは2枚に分けてリリースされているが、実質的には2枚組と言っても良い内容であって、'90'sを代表するアルバムの一つである。ということで、聴いておくべきアルバムの一つである。

 

Use Your Illusion 2

Use Your Illusion 2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 2000/05/25
  • メディア: CD

USE YOUR ILLUSION 2

USE YOUR ILLUSION 2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCAビクター
  • 発売日: 1991/09/17
  • メディア: CD

↓1とセットになった2枚組はこちら

Use Your Illusion I & II

Use Your Illusion I & II

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • メディア: CD



↓「1」の単独はこちら

USE YOUR ILLUSION 1

USE YOUR ILLUSION 1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCAビクター
  • 発売日: 1991/09/17
  • メディア: CD


Use Your Illusion 1

Use Your Illusion 1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 2000/05/25
  • メディア: CD






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GUNS N' ROSES『Use Your Illusion Ⅰ』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1991年年に発表された彼らの3枚目のスタジオ・アルバムである。(次作となる『Use Your Illusion Ⅱ』と同時リリースである。また、本アルバムを「2枚目」としている資料も一部にあるが、それは1988年に発表した8曲入りのミニ・アルバムをカウントしていないからである。)フル・サイズのアルバムとしては4年ぶり、ミニ・アルバムからも3年ぶりということで、実に久しぶりのアルバムであり、しかも2枚同時リリースということから、大きな期待が持たれることに成、それに見事に答えることになったアルバムである。

ただ、チャート成績としては、もう一枚のアルバムの兼ね合いもあって、一部の国では不遇な目にあうことになった。(日本だったら、チャートのことを考えて、一週ずらしで発売するということもあるでしょうが、そういう小手先の細工をしなかったのは評価できる所である。→オリコンのチャートはそういう意図的なこともあるだけに、全く重みも無い、たんなる人気投票に落ちぶれてしまった...)Billboardでは最高位2位だったのをはじめ、イギリス、豪州、オーストリアでも最高位2位(いずれの国でも、もう一枚のアルバムが1位を獲得している。)また、スイスでは最高位3位(もう一枚のアルバムが2位)、ドイツでは最高位5位(次作は3位)を獲得している。その一方で、カナダは次作と共に1位を獲得しており、オランダでは共に2位を記録している。また、スウェーデンでは最高位2位だが次作は3位だったというように、本作の方が上になった国もあった。ただ、セールスは、次作野方が本作を上回っている。(これを考えたら、チャート最高位に差があるのも納得出来る所である。)

収録曲は以下の全16曲である。『Right Next Door To Hell』『Dust N' Bones』『Live And Let Die』『Don't Cry (Original)』『Perfect Crime』『You Ain't The First』『Bad Obsession』『Back Off Bitch』『Double Talkin' Jive』『November Rain』『The Garden』『Garden Of Eden』『Don't Damn Me』『Bad Apples』『Dead Horse』『Coma』。

この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。但し、同時発売となった次作からの1st.シングルが先で、それに続いて3曲のシングルが本アルバムからカットされた。(その後に次作から更に3曲のシングル・カットがあり、その次のアルバムから2曲のシングルが出た後に、次作からのシングルがもう1曲出るということになった。)本アルバムからのシングルは『Don't Cry』(Billboardで最高位10位、アイルランドで1位、ニュージーランドで2位、スイスで3位、豪州とオーストリアで5位、オランダで6位、イギリスで8位、スウェーデンで9位を記録している。)、『Live And Let Die』(アメリカで33位、ニュージーランドで1位、イギリスで4位、アイルランドで5位、豪州で10位を記録している。)、『November Rain』(アメリカ、アイルランドで3位、オーストリアで2位、イギリスとオランダで4位、豪州で5位ニュージーランドで7位、スイスで8位、ドイツで9位、スウェーデンで10位を記録している。)尚、『Don't Cry』は同名タイトルのヒット曲がいくつかあるが、それらとは別の曲であり、『Live And Let Die』はP・マッカートニー(&ウィングス)の映画「007/死ぬのは奴らだ」の主題歌のカヴァーである。また、『November Rain』は本アルバムと次作からの、すなわち、同時リリースされた2枚のアルバムからのシングル8曲の中では、アメリカでは最もチャート成績の良かった曲となった。

お薦め曲は、生まれ変わっている『Live And Let Die』、シングル曲の『Don't Cry (Original)』と『November Rain』、更に『Right Next Door To Hell』、ALICE COOPER & SHANNON HOONと共演している『The Garden』、そして『Dead Horse』、10分を超える大作の『Coma』をピックアップしておく。(他にもいくつか拾いたい所であるが、そうしていると「全部」となってしまいそうだから、あえてここで切ることにします。)

本アルバムは全16曲で76分強というボリュームであって、「待望のアルバム」で期待されていたが、それに十分応えられるだけのものとなっている。しかも、もう1枚のアルバム(全14曲、76分弱)が同時リリースされていることを思うと、満腹以上のボリュームであった。(何せ、30曲、約152分というボリュームであって、LPだったら4枚組になるだけのボリュームである。)

ただ、評価としては次作の方が高く、そういうこともあって本作は過小評価されているところがある。(この点でも不遇の扱いを受けていることになる。)そのため、CDの2枚組にしてリリースしていたら良かったのに、という声も多くなっているのも事実である。(2枚組にしていても、間違いなく全米1位を獲得したでしょうし、そうなると、不遇の扱いとなることも無かったでしょうし...)

が、内容的には決して悪いというものではないアルバムであるだけに、再評価されても良いと思うアルバムの一つである。ただ、現状でも'90'sを代表するアルバムの一つではありますが...

 

Use Your Illusion 1

Use Your Illusion 1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 2000/05/25
  • メディア: CD



USE YOUR ILLUSION 1

USE YOUR ILLUSION 1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCAビクター
  • 発売日: 1991/09/17
  • メディア: CD



↓次作はこちら

Use Your Illusion 2

Use Your Illusion 2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 2000/05/25
  • メディア: CD



USE YOUR ILLUSION 2

USE YOUR ILLUSION 2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCAビクター
  • 発売日: 1991/09/17
  • メディア: CD
↓こちらは本作と次作の2枚組セットです。

Use Your Illusion I & II

Use Your Illusion I & II

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • メディア: CD



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GWEN GUTHRIE『GOOD TO GO LOVER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼女の4枚目のアルバムで在、かつ、彼女の発表したアルバムの中では最大のヒットになったアルバムである。(一応、前作までのレコード会社を離れ、Polydorに移籍してのアルバムである。但し、Polydorでのアルバムは本作のみで、次作ではまたレコード会社を移籍している。)また、本アルバムからは、彼女のシングル曲の中で最大のヒットを記録した曲が含まれている。そのため、彼女の代表作となっている。(彼女は1999年に48才で亡くなってしまったのが残念である。)

チャート成績は、アメリカではBillboardのR &Bチャートで最高位20位を記録し、アルバム・チャートでも最高位89位を記録している。またニュージーランドで最高位17位を記録し、イギリスで42位、豪州で99位を記録している。(英豪では、彼女のアルバムの中で、唯一のチャートインを記録したアルバムとなり、ニュージーランドでも最大のヒットになった。)

収録曲は、オリジナル盤では全8曲であったが、2013年2月にリリースされたUK盤(Expanded Edition)では4曲のボーナス・トラックが追加されて全12曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『(They Long To Be) Close To You』『Outside In The Rain』『Good To Go Lover』『You Touched My Life』『Ain't Nothin' Goin' On But The Rent』『I Still Want You』『Stop Holding Back』『Passion Eyes』。(以下、ボーナス・トラック)『Ain't Nothin' Goin' On But The Rent (US 12" Club Mix)』『Outside In The Rain (US Single Edit)』『Save Your Love For Me (US Nonalbum B Side)』『(They Long To Be) Close To You (US Single Edit)』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Ain't Nothin' Goin' On But The Rent』は彼女の最大のヒット曲となった曲であって、アメリカではBillboardのR & Bチャートとダンス・チャートで1位を獲得し、HOT 100でも最高位42位を記録して射る。また、ニュージーランドでは1位を獲得し、イギリスで5位、アイルランドで6位、豪州では75位を記録している。(この後にイギリスのみでアルバム未収録曲の『Seventh Heaven』がシングルとしてリリースされて最高位85位を記録している。)続いて『Outside In The Rain』はアメリカでBillboardのR &Bチャートで51位を記録、続く『(They Long To Be) Close To You』は同69位を記録し、ニュージーランドで9位、アイルランドで19位、イギリスで25位を記録した。そして4th.シングルの『Good To Go Lover』はイギリスで最高位37位を記録している。

お薦め曲は、彼女の代表曲である『Ain't Nothin' Goin' On But The Rent』、シングル曲の『Outside In The Rain』と『Good To Go Lover』、そして『Stop Holding Back』をピックアップしておく。尚、『(They Long To Be) Close To You』は、言うまでも無くCARPENTERSの1970年の大ヒット曲のカヴァーであるが、随分と雰囲気が違っていることもあって、賛否が分かれる所である。(こういうことになるのは「名曲」だからであり、こういうのも宜しいかと思いますけど...)

ソウルフルでダンス系のノリの良いアルバムであることもあって、たっぷりと楽しむことが出来るアルバムとなっている。また、彼女のボーカルも味があってたっぷりと堪能することが出来る。

尚、オリジナル盤では全8曲であるが、1曲が4分半強であるものの、その他の7曲は全て5分以上の大作ばかりということもあって、時間の方は44分弱に達している。

ということで、「聴き」の一枚である。(彼女のボーカルを気に入ったら、他のアルバムにも耳を傾けると良いでしょう。)

 

Good to Go Lover

Good to Go Lover

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • メディア: CD



Good To Go Lover ~ Expanded Edition [from UK]

Good To Go Lover ~ Expanded Edition [from UK]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Soul Music Records
  • 発売日: 2013/02/18
  • メディア: CD


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GWEN McCRAE『MELODY OF LIFE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼女の6枚目のアルバムである。当時は世界的なディスコ・サウンドのブームから'80'sを直前にして新たなサウンドが次々と生まれてきた時期であるが、それでもディスコ系サウンドのアルバムが生まれ続けていた。本アルバムはそんなアルバムの一つであるが、ソウル/ゴスペル系の流れも受けているディスコ・ミュージック・アルバムでもある。(ある意味では、'70'sディスコ・ブームにはドンピシャという内容である。ただ、そのピークの時期からは少し遅れていますけど...)

また、彼女は'80'sになると拠点を映ることになり、かつ、レコード会社も移籍することになるだけに、彼女のキャリアに於いても一つの区切りるアルバムでもある。

収録曲は、オリジナル盤では全7曲であったが、2013年5月にリリースされたUK盤(Expanded Edition)では2曲が追加されて全9曲となった。収録曲は以下の通りである。『All This Love That I'm Givin'』『I Can Only Think Of You』『Maybe I'll Find Somebody New』『I Found A Love』『The Joy』『Ease The Pain』『The Melody Of Life』。(以下、ボーナス・トラック)『All This Love That I'm Givin'(Single Version)』『The Joy (Single Version)』。

この中からシングル・カットされたのは『All This Love That I'm Givin'』と『The Joy』であるが、'70's中盤の頃のいくつかのヒット曲のようなレベルまでのヒットにはならなかった。

お薦め曲は、シングル曲の『All This Love That I'm Givin'』と『The Joy』、更に『I Found A Love』と、アルバム・タイトル・ナンバーの『The Melody Of Life』をピックアップしておく。

'70'sディスコ・サウンドという音づくりがされていることもあって、'70'sという時代をたっぷりと感じられるものである。発表されたのが1979年であるが、'70's中盤からディスコ・ブームがやってくるまでの時期('75~'77頃)のアルバムという感じがする。また、まもなく迎える'80'sという新しいディケイドに対して、それを迎えるのではなく、'70'sという去って行くディケイドを惜しんでいるような雰囲気も感じられる。

これは、本アルバムが、'70'sディスコ・サウンド、及びそれに繋がった'70's中期のファンキーでソウルフルでリズミカルな'70'sブラック・ミュージックの要素をふっぷりと含んでいるためであり、ある意味では'70'sのこのジャンルを総括しているといえるためである。

ということから、'70'sディスコ・サウンドがお好きな方、及び'70's中盤のファンキーなダンス系ミュージックがお好きな方も必聴のアルバムである。また、ソウルフルな所もたっぷりとあるだけに、女性ボーカルものがお好きな方にも'70'sテイストを味わう上い゛はお薦めできるアルバムの一つである。じっくりと耳を傾けてみましょう。

 

Melody Of Life ~ Expanded Edition [from UK]

Melody Of Life ~ Expanded Edition [from UK]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BBR
  • 発売日: 2013/05/27
  • メディア: CD


メロディ・オブ・ライフ

メロディ・オブ・ライフ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pヴァインレコード
  • 発売日: 2006/09/15
  • メディア: CD




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