GREEN ON RED『GRAVITY TALKS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1983年に発表された彼らの2枚目のアルバムである。アメリカ・アリゾナ出身の5人組のバンドである彼らは、1979年の結成時にはパンク系のサウンドを奏でていたが、'80'sを迎えてニューウェーブ系のバンドとして語られるように、当時の先端のサウンドを取り入れた活きの良いバンドとして知られている。(ただ、これという大きなヒット曲を生むことは無かったのですけど...)その後、カントリー系のロックを取り入れたり、ポップなサウンドのバンドとなるように、サウンドが大きく変わっている。
そんな中、本アルバムは、'80's初頭のアメリカン・ロックということの出来るサウンドのアルバムであり、彼らのアルバムの中では、知られているアルバムである。とは言っても、これというようなヒット曲も生まれていないのですが...
収録曲は以下の全13曲である。『Gravity Talks』『Old Chief』『5 Easy Pieces』『Deliverance』『Over My Head』『Snake Bit』『Alice』『Blue Parade』『Thats What Youre Here For』『Brave Generation』『Abigails Ghost』『Cheap Wine』『Narcolepsy』。
お薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Gravity Talks』、それ以外からは『Old Chief』『5 Easy Pieces』『Alice』『Cheap Wine』という所をピックアップしておく。
これという大きなヒット曲を生むことは無かった彼らであるが、サウンドを変えながらも'80'sという時代を走り抜いた彼らは1992年に解散したが、その間、結構精力的にアルバムを発表している。(ライブ盤を含めると、発表したアルバムの数は二桁に達する。)それらの中でも、代表作と言うことが出来るのはロック色の強い本作である。
確かに彼らの名前は「'80's」という時代でもマイナーの範疇でしかないが、こういうバンドがいたということから、チェックしておくのも宜しいかと...