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選挙カーにまつわる話(その2) [選挙関連]

昨日に続いて第4弾となる、第23回参議院議員選挙に立候補した友人の手伝いをしている間に経験した話は、またまた選挙カーにまつわる話です。

候補者と選挙カーとは切っても切れない関係にある。候補者にとっては、選挙カーは、選挙を戦い抜くためのツールの一つであるが、選挙カーの視点から見ると、候補者あっての選挙カーということになる。(実際、候補者の名前を記した看板が取り付けられており、候補者の「動く城」と言っても差し障りないですし...)運転手とウグイス嬢は選挙カーには不可欠に存在であるが、それらはあくまでも脇役であって、主役にはなり得ないのは言うまでも無い。

ということで、選挙期間中となると、候補者は選挙カーで生活をしていると言っても過言では無い。(但し、選挙運動が出来るのは8時から20時までの間である(注意:ネットでの選挙運動は、20時を過ぎてもOKであって、投票日の前日の23時59分まで可能である。→今回の参院選から「ネット選挙運動」が解禁されたため、このようになった。そのため、今回の選挙では、投票日前日の20時以降、23時59分まではネットで選挙運動が行われることになった。そのため、これまでの選挙では投票日前日の20時過ぎになると、選挙運動は終了ということで、選挙事務所に戻ってセレモニーなどが行われることが一般的であったが、今回の選挙では「あと4時間はネット選挙運動を」ということで、選挙運動終了のセレモニーなどは行われていない。→投票日には「選挙事務所」という看板を下げないといけないので、これまでの選挙とは全く違った風景が見られて面白かったですね。)

選挙カーには候補者は必要不可欠であるが、候補者は選挙期間に突入すると、ある意味では祭の御輿である。すなわち、各陣営の集団(チーム)による選挙戦が展開されることになるため、候補者はそのチームの御輿ということになる。(大将であるのだが、選挙戦略は選挙参謀や事務長などのスタッフが中心となって練られることになり、候補者はそれに従って動くことになる為、「大将」というよりは「御輿」と言った方が正しい。)

で、選挙戦も終盤となった金曜日(投票日の前々日)のことであった。昨日記した渋滞に巻き込まれた候補者とは別の候補者の選挙カーがやってきた。この候補者は、新聞社の調査によると、接戦をしているが苦戦していると伝えられていた。そのため、かつての社会党(=現在の社民党)を思わせるような組織力(社会党は労働組合を動員していたが、現在では民主党がそういう傾向が強く、今回の選挙結果は正に「第二の社会党」のような感じになっちゃいましたね...)を動員した選挙戦を展開していた。→実際、この候補者の選挙事務所に行くと、動員した組織力による多くの人が選挙事務所にいて、訪れた人に対する接客も実に素早く、サービスの良い飲食店も顔負けの状態でした。(お茶が直ぐに出てきた。→接客のためにお茶を出すというのは「買収」には当たらないが、酒などを出すと買収となり、選挙違反となる。)

そういうこともあって、精力的にあちこちに遊説に行ったようで、疲労困憊状態ということが直ぐに分かるほどやつれていましたね。で、選挙カーに乗っているものの、手を振ることも無く、ただ選挙カーに置かれた達磨という言葉がピッタリという状態で、「疲れた」「ボケーッとしている」という言葉通りになっていて、まさに候補者は「選挙戦では御輿」であるということを実感しました。兎に角、あれは「人」ではなく、単なる置物と言った方がピッタリでした。

また、その様子を筆者と一緒に見ていた人は、「『候補者は御輿』と言うが、あれは『達磨』そのものだね」と口にしたが、疲れ切っていてボケーッとしていて、手を上げることも出来ないという、漫画があったが、その漫画がそのまま目の前に現れたようでしたね。→よく「漫画みたい」という言葉を耳にすることがあるが、その言葉を地で行くものを目にした、ということでした。

[おまけ]
この候補者の陣営では、選挙戦終盤になって、突如戦略を変えた。それまでは、自公に対して対決姿勢であったのだが、「自公」という言葉を口にしなくなり、「反共産党」ということ一色を言うようになったのでした。そして、「共産党の議員を誕生させると大変なことになる」とも言い出した。こういうことは、特定候補者に対する「ネガティブ・キャンペーン」と言えば聞こえは良いが、実際はこれまでの主張がひっくり返っていて、特定陣営を攻撃するだけの救いようのないことになったのである。(最初から当選見込みが全くなく、供託金没収も確実な泡沫候補では、最初から特定候補に対するネガティブ・キャンペーンしかしないことはあるが、それでも途中で主張を変えることはしない。それを思うと、この陣営は選挙戦途中で有権者を欺しているということがはっきりしただけで、泡沫候補以下の情けなさを露呈しただけでした。)

また、実際、自民党の候補はトップ当選したが、「思ったよりも票が伸びなかった」という結果になったのも事実であり、この候補者の陣営が、選挙戦終盤になって自民党陣営に泣きついて協力を求めたが、これに対して自民党陣営は、選挙区に候補者を立てていなかった公明党に支援するように頼み、公明党の票を回して貰ったということでした。

→結局、何だかんだといって、(共産党を除く)既成政党は持ちつ持たれつであって、ネット選挙運動が解禁となった今回の参院選でも、組織力を動員し、裏では繋がっている旧来からの(批判されている)選挙方法をやっていたということでした。

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