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GWEN McCRAE『MELODY OF LIFE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼女の6枚目のアルバムである。当時は世界的なディスコ・サウンドのブームから'80'sを直前にして新たなサウンドが次々と生まれてきた時期であるが、それでもディスコ系サウンドのアルバムが生まれ続けていた。本アルバムはそんなアルバムの一つであるが、ソウル/ゴスペル系の流れも受けているディスコ・ミュージック・アルバムでもある。(ある意味では、'70'sディスコ・ブームにはドンピシャという内容である。ただ、そのピークの時期からは少し遅れていますけど...)

また、彼女は'80'sになると拠点を映ることになり、かつ、レコード会社も移籍することになるだけに、彼女のキャリアに於いても一つの区切りるアルバムでもある。

収録曲は、オリジナル盤では全7曲であったが、2013年5月にリリースされたUK盤(Expanded Edition)では2曲が追加されて全9曲となった。収録曲は以下の通りである。『All This Love That I'm Givin'』『I Can Only Think Of You』『Maybe I'll Find Somebody New』『I Found A Love』『The Joy』『Ease The Pain』『The Melody Of Life』。(以下、ボーナス・トラック)『All This Love That I'm Givin'(Single Version)』『The Joy (Single Version)』。

この中からシングル・カットされたのは『All This Love That I'm Givin'』と『The Joy』であるが、'70's中盤の頃のいくつかのヒット曲のようなレベルまでのヒットにはならなかった。

お薦め曲は、シングル曲の『All This Love That I'm Givin'』と『The Joy』、更に『I Found A Love』と、アルバム・タイトル・ナンバーの『The Melody Of Life』をピックアップしておく。

'70'sディスコ・サウンドという音づくりがされていることもあって、'70'sという時代をたっぷりと感じられるものである。発表されたのが1979年であるが、'70's中盤からディスコ・ブームがやってくるまでの時期('75~'77頃)のアルバムという感じがする。また、まもなく迎える'80'sという新しいディケイドに対して、それを迎えるのではなく、'70'sという去って行くディケイドを惜しんでいるような雰囲気も感じられる。

これは、本アルバムが、'70'sディスコ・サウンド、及びそれに繋がった'70's中期のファンキーでソウルフルでリズミカルな'70'sブラック・ミュージックの要素をふっぷりと含んでいるためであり、ある意味では'70'sのこのジャンルを総括しているといえるためである。

ということから、'70'sディスコ・サウンドがお好きな方、及び'70's中盤のファンキーなダンス系ミュージックがお好きな方も必聴のアルバムである。また、ソウルフルな所もたっぷりとあるだけに、女性ボーカルものがお好きな方にも'70'sテイストを味わう上い゛はお薦めできるアルバムの一つである。じっくりと耳を傾けてみましょう。

 

Melody Of Life ~ Expanded Edition [from UK]

Melody Of Life ~ Expanded Edition [from UK]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BBR
  • 発売日: 2013/05/27
  • メディア: CD


メロディ・オブ・ライフ

メロディ・オブ・ライフ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pヴァインレコード
  • 発売日: 2006/09/15
  • メディア: CD




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