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HEADPINS『LINE OF FIRE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの2nd.アルバムである。カナダ出身の4人組(ボーカルが女性で、その他のメンバーは全て男性である。)のバンドで、ボーカルのDARBY MILLSの歌声がハスキーボイスでとてもセクシーということから、日本でも話題になったバンドである。(セクシーであるだけでなく、パワフルであり、シャウト・ボーカルのようでもあって、聴き所が多いものでした。)前年の1st.アルバムが本国カナダでは大ヒットとなり、その勢いで世界を狙ったが、世界的にブレイクするまでは至らなかったものの、一部では人気を得ることになった。(HRの一部マニアでの受けは良かったが、ちょっとマニア過ぎたようでして...)

収録曲は以下の全8曲である。『Mine, All Mine』『Feel My Body』『I Know What You're Thinking』『Just One More Time』『Don't Stand In The Light』『Celebration』『Double Trouble』『I've Heard It All Before』。

この中からシングル・カットされたのは『Just One More Time』である。アメリカではCASHBOXで最高位90位を記録している。

お薦め曲は、シングル曲の『Just One More Time』、そして『Mine, All Mine』と『Don't Stand In The Light』をピックアップしておく。

アメリカではHRがまだ市民権を得ていない時期であったが、カナダで大ヒットしたこと、また、「ハードロック」に分類されるサウンドであるものの、「パワーポップ」と言った方が良いような楽曲と、DARBYのハスキーでセクシーでパワフルなボーカルを活かした、これぞハードロックと言うべき楽曲があって、徹底的なHRとポップな二面性もまた面白い所である。

ただ、一部では話題先行という所もあって、期待が大きすぎて、それに十分応えられなかったという、不幸だった所もある。(これは全て、DARBYが魅力的過ぎたからですね...)アルバム自体の出来は悪くなく、リリースされた時期が数年遅ければ、より大きなヒットになったのではないかと思われる。(LAメタルが市民権を得、ガールズバンドも認知されるようになった'80's後半だったら、その解野ヒット路線に合致する曲もありますし...)

尚、彼らは一部の'80'sのHRマニアの間では、高い人気があるが、それだけに、本アルバムもボーナス・トラックを追加して、リマスターして改めて再発して貰いたいところである。(全8曲、37分半強では、腹八分といったところで、もう少しボリュームが欲しい所ですし...)

 

Line of Fire

Line of Fire

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Solid Gold Records
  • 発売日: 2009/03/10
  • メディア: CD



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