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HEAVY D & THE BOYZ『LIVING LARGE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。'80's後半にラップが大きな勢力を誇るようになっていたが、それらの中でもちょっとしたブームになったニュー・ジャック・スウィングを代表するグループとして彼らは知る人ぞ知るという有名なグループの一つである。本アルバムは、そんな彼らの記念すべきデビュー・アルバムである。

チャート成績は、Billboardで最高位92位、R&Bをアルバム・チャートでは最高位10位を記録していて、デビュー・アルバムとしてはこんなものというところであったが、1989年に発表する次作でブレイクすることを考えれば、まずまずのスタートであったと言うことが出来る。

収録曲は以下の全13曲である。『The Overweight Lover's In The House』『Nike』『Chunky But Funky (Remix)』『Dedicated』『Here We Go』『On The Dance Floor』『Moneyearnin' Mount Vernon』『I'm Gonna Make You Love Me』『Overweighter』『I'm Getting Paid』『Rock The Bass』『Mr. Big Stuff (Remix)』『Don't You Know』。

この中からシングルとしてリリースされているのは2曲である。まずは彼らのデビュー曲である『Mr. Big Stuff』(アルバム・バージョンは、正確に言うと、シングル・バージョンとは異なっていますが...)がシングルとしてリリースされたが、チャートの方では苦戦していて、アメリカではBillboardのR&Bチュートで最高位60位(HOT 100にはランクインせず。)、イギリスで最高位61位を記録している。その後、1988年になってから『Don't You Know』が2nd.シングルとしてリリースされて、アメリカでBillboardのR&Bチャートで最高位12位(HOT 100にはランクインせず。)を記録している。

お薦め曲は、『The Overweight Lover's In The House』『Nike』『I'm Gonna Make You Love Me』『Rock The Bass』と、リミックス・バージョンとなっている『Chunky But Funky』とシングル曲でもある『Mr. Big Stuff』をピックアップしておく。

'80'sらしいラップをたっぷりと堪能出来るのと、有名な曲を10曲ばかりサンプリングしているので、それらが何なのかを探ってみるのも面白いところである。(JAMES BROWN、JACKSON 5、O'JAYSなどの曲です。)

尚、HEAVY Dは2011/11/8に44歳の若さで、自宅で倒れて帰らぬ人になってしまったのは残念なところである。

 

 

Living Large

Living Large

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD



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