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HIGH FASHION『FEELIN LUCKY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表されたアルバムである。'70's終盤の世界的なディスコサウンドの大ブームの後は、それこそ様々なサウンドが生まれたが、特にブラコンの流れを受たサウンドは、都会的なセンスを磨いたことから、洒落た大人のサウンドが生まれている。彼らはそういう流れのグループで、男1人に女2人という構成のグループである。(ただ、これという大ヒット曲は生まれていないですが...→後に、その女性メンバーが別の所でヒット曲を生んだことから、後になって改めて目が向けられたため、知られるようになった。)

'80's初頭のAORと、聴きやすく洗練されたブラコンとが融合して、ちょっと洒落たサウンドを楽しむことが出来るアルバムである。

収録曲は以下の全8曲である。『Feelin' Lucky Lately』『You're The Winner』『Hold On』『Next To You』『Have You Heard The News』『When The Lover Strikes』『I Want To Be Your Everything』『Brainy Children』。

この中からシングル・カットされたのは『Feelin' Lucky Lately』であるが、BillboardのR&Bチャートで32位を記録しただけのヒットに留まっている。

お薦め曲は、シングル曲でもある『Feelin' Lucky Lately』、それ以外からは『You're The Winner』『Have You Heard The News』『I Want To Be Your Everything』という所をピックアップしておく。

'80'sのメインストリームに乗ることはなかったが、ちょっと洒落た大人のセンスのあるサウンドは、夜景をバックにして、グラスを傾けながら聴くというのがピッタリであるだけに、時にはこういうサウンドを聴いてみるのもよろしいかと。(秋の夜長には良いんじゃないかと思いますよ。)

 

 

Feelin Lucky

Feelin Lucky

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 2004/11/02
  • メディア: CD



Feelin Lucky

Feelin Lucky

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 2004/07/05
  • メディア: CD

※都合によって、今後の更新ペースを少し落とすことにします。

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HI-GLOSS『HI-GLOSS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたアルバムである。セッション・ミュージシャンたちが集まった企画としてうまれたものであって、グループ名こそ付いているが、グループとして活動があった訳ではない。(当時は、こういう形での活動も結構ありました。その後、'80'sにこういうスタイルも一つの形として定着することになった。)

収録曲は以下の全6曲である。『You'll Never Know』『It's Up To You』『Cash』『I'm Totally Yours』『All Day, All Night』『I Want Your Love To Last』。

この中からシングル・カットされたのは『You'll Never Know』である。彼らの代表曲として知られているが、チャート成績の方は、BillboardのHOT 100にはランクインせずに、ディスコ・チャートで31位を記録しただけであった。

お薦め曲は彼らの代表曲として知られているシングル曲の『You'll Never Know』、それ以外からは『It's Up To You』と『Cash』、そして『I Want Your Love To Last』をチョイスしておく。

サウンドのほうは、70's終盤のディスコ・ブームの時のダンス系サウンドそのままといったものである。つまり、本アルバムが発表された'81年の時には、流行り廃りの激しいダンス系ナンバーとしては前時代的なサウンドに分類されると言ってもおかしくないものである。(当時としたら、ちょっと古かな、と感じるか、ちょっと懐かしいな、と感じるかのどちらかでしょう。)が、発表から30年以上が流れた現在では、'80'sサウンドと言われると'80'sサウンドであるが、'70'sの雰囲気に満ちあふれたダンス系サウンドである、といったらいいですかね。まあ、ヒットの規模が小さかったというのが、少し遅れてきたサウンドだったから、と言えるでしょう。→あと2~3年早く、ディスコ・ブームの時期に発表されていれば、もっと大きなヒットになったのは確実でしょうね。

ファンキーな所もあるが、そのファンキーさは'70'sサウンドらしいものであって、'70'sと'80'sの両方の要素があって、ある意味では面白いものになっている。ということで、'80'sと'70'sとが混ざっているダンス・アルバムとして、これはこれで注目出来るものであって、'70'sサウンドがお好きな方、'80'sサウンドがお好きな方の両者とも楽しめるアルバムである。

 

You'll Never Know

You'll Never Know

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Unidisc Records
  • 発売日: 1992/06/05
  • メディア: CD



You'll Never Know

You'll Never Know

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Epic
  • メディア: LP Record


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HERBIE HANCOCK『MY POINT OF VIEW』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1963年3月に発表された彼の2nd.アルバムである。現在では、本アルバムも評価されているが、発表当時は、ほぼ鳴かず飛ばずという状態であって、アルバム・チャートとは全く無縁であった。(前作のデビュー・アルバムは、200位台だったものの、日本のオリコンにのみランクインしているが、本アルバムはそのオリコンにすら入らなかった。)が、名のあるミュージシャンが集って、楽しく聴かせてくれるアルバムに仕上がっていて、アルバムの内容、出来とチャート成績とは比例関係にない、ということを感じさせることになった教えてくれるアルバムの一つである。

収録曲は、オリジナル盤では全5曲であったが、CDで再発された時に1曲のボーナス・トラックが追加されて全6曲となった。収録曲は以下の通りである。『Blind Man, Blind Man』『A Tribute To Someone』『King Cobra』『The Pleasure Is Mine』『And What If I Don't』(以下、ボーナス・トラック)『Blind Man, Blind Man(Alternate Take)』。尚、この中からチャートインを果したシングル曲は生まれていない。

お薦め曲としては、『Blind Man, Blind Man』と『A Tribute To Someone』という8分を超える大作の2曲をピックアップしておく。(ボーナス・トラックの『Blind Man, Blind Man(Alternate Take)』も8分を越える大作であって、これもじっくりと聴き比べて見ましょう!)

前作同様に全てが彼による楽曲であるが、本作では前作以上に演奏を楽しんでいることも伝わってくる。また、彼らしいお茶目な所も垣間見ることが出来る、というように、「音を楽しむのが音楽である」という文字通りのアルバムになっている。

また、聴けば分かることであるが、内容の方も悪くはなく、色々と楽しませてくれる作品であるだけに、チャートとセールスは比例しないことがよく分かることにもなる。ということで、そういうことを自分の耳で確かめてみたら宜しいかと...

My Point of View

My Point of View

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 1999/09/02
  • メディア: CD



My Point of View

My Point of View

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1995/08/15
  • メディア: CD



マイ・ポイント・オブ・ヴュー+1

マイ・ポイント・オブ・ヴュー+1

  • アーティスト: ハービー・ハンコック,ドナルド・バード,グレシャン・モンカー3世,ハンク・モブレー,グラント・グリーン,チャック・イスラエルズ,トニー・ウィリアムス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: CD



マイ・ポイント・オブ・ヴュー (紙ジャケット仕様)

マイ・ポイント・オブ・ヴュー (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ハービー・ハンコック,チャック・イスラエルズ,グラント・グリーン,ドナルド・バード,グレシャン・モンカー,ハンク・モブレー,アンソニー・ウィリアムス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/11/26
  • メディア: CD


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HERBIE HANCOCK『TAKIN' OFF』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1962年に発表された彼のデビュー・アルバムである。この時は完全にジャズ・ピアニストとしてのデビューであったため、本アルバムは完全なジャズ・アルバムである。(ソウル系、モダン系のジャズである。)後のブレイクを考えると信じられないであめうが、本アルバムは殆ど売れないで終わり、'60's終盤になる迄の間は鳴かず飛ばずの状態が続くことになる。尚、日本では、オリコンで最高位286位を記録しているが、これが世界で唯一のチャートインであった。

収録曲は、オリジナル盤では全6曲であったが、現在は3曲のボーナス・トラックが追加されて、全9曲の収録となっている。(オリジナル盤では約39分、ボーナス・トラック追加で現在では約57.5分になっている。)収録曲は以下の通りである。『Watermelon Man』『Three Bags Full』『Empty Pockets』『The Maze』『Driftin'』『Alone And I』。(以下、ボーナス・トラック)『Watermelon Man (Alternate Take)』『Three Bags Full (Alternate Take)』『Empty Pockets (Alternate Take)』。

この中からシングル・カットされたのは『Watermelon Man』である。Billboardで最高位121位を記録しているものの、ジャズ・チャートの方にはチャートインしていなかった。(後の彼を考えると、考えられない惨敗だったと思われるでしょうが、デビュー当時はなかなか売れない状態であったことを考えると、HOT 100に3桁順位とはいうものの、よくぞチャートインしたものである、と言うことが出来ますね。→ここに「将来性があった」という理屈づけはできますね。)

お薦め曲は、後にジャズのスタンダード・ナンバーとして知られるようになったシングル曲の『Watermelon Man』、更にボーナス・トラックと聴き比べることの出来る『Three Bags Full』と『Empty Pockets』をチョイスしておく。

スタンダード・ナンバーが生まれているなど、内容的には悪いものではないのだが、如何せん、知名度の低いのが残念な所である。(後に、多少は知られるようになったものの、それでもまだ知名度が低い...)そのため、現在でも知る人ぞ知るアルバムということになっているが、もっと聴いてもらいたいと思うアルバムの人である。特に、後に彼がブレイクしていることを考えると、サウンドの系統が違うとは言っても、彼の原点ということで、しっかりと聴いておくべきアルバムである。ジャズ系のサウンドに興味がある、という程度の方であれば、聴いておきましょう!

 

Takin Off

Takin Off

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 1996/05/27
  • メディア: CD



Takin' Off

Takin' Off

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pickwick
  • 発売日: 2013/06/04
  • メディア: CD



Takin Off

Takin Off

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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HERMAN'S HERMITS『HERMAN'S HERMITS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1965年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。(但し、アメリカでは同年2月、本国イギリスでは同年6月のリリースであり、かつ、収録曲も大きく異なっていて、同一曲は12曲中2曲しかない。)BEATLESに続けとばかりに、イギリスのグループが次々とアメリカに進出して大ヒットを記録した'60's中期(所謂、(第1次)ブリティッシュ・インヴェージョン。)に、BEATLESの後を追ってアメリカに進出したグループの一つが彼らである。で、アメリカではアイドル的な人気を得ていくつかのヒット曲を放っている。(本国イギリスでは、今ひとつ人気が出ておらず、ヒットの規模はアメリカのような華やかさに欠けることになった。)本アルバムは、そんな彼らの記念すべき最初のアルバムである。但し、アメリカでのリリースが先行し、更に本国UK盤は収録曲の殆どが異なるということになった。(よって、実際はUK盤とUS盤は別アルバムと言っても良い。→UK盤はセルフタイトルとして、US盤は「INTRODUCING HERMAN'S HERMITS」としている資料もあります。

収録曲は、本国UK盤以下の全12曲である。『Heartbeat』『Travellin' Light』『I'll Never Dance Again』『Walkin' With My Angel』『Dream On』『I Wonder』『For Your Love』『Don't Try To Hurt Me』『Tell Me Baby』『I'm Henery VIII, I Am』『The End Of The World』『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』。

一方、US盤の収録曲は以下の全12曲である。『I'm Into Something Good』『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』『Kansas City Loving』『I Wonder』『Sea Cruise』『Walking With My Angel』『Show Me Girl』『I Understand (Just How You Feel)』『Mother-In-Law』『Your Hand In Mine』『I Know Why』『Thinking Of You』。

この中からシングル・カットされたのは、US盤から3曲、UK盤から2曲(但し、1曲はUK/US盤の双方に収録されている曲である。)である。US盤からのシングル曲は、『I'm Into Something Good』(USで最高位13位、UKで1位を記録したのをはじめ、ニュージーランドで8位、ノルウェーで6位、スウェーデンで5位を記録している。)、『Show Me Girl』(イギリスで最高位19位を記録)、そしてUK/US盤の双方に収録されている『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』(USで1位を獲得して、1965年のBillboard年間シングル・チャートでは19位にランクインした。また、スウェーデンで4位、ニュージーランドで10位を記録している。)である。一方、UK盤で見ると、前出の『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』と『I'm Henery VIII, I Am』(アメリカで1位を獲得して、1965年のBillboard年間シングル・チャートでは47位にランクインした。また、スウェーデンで3位、ニュージーランドで6位を記録している。)

お薦め曲は、UK/US盤に共通しているヒット・シングルの『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』と、UK/US盤それぞれのシングル曲をピックアップすることに留めておく。(それぞれの盤からとなると、実質的には2枚のアルバムからチョイスすることになってしまい、完全に別アルバムという扱いの方が正しいとなってしまうでしょうから...)

彼らの活躍した期間は決して長くはなく、本アルバムがリリースされた1965年にいきなりのピークを迎え、1968年初頭までまでは何とか人気を保ったが、それ以後は一気に坂を下っていくことになった。現在でも「アイドル(の人気)は3年」と言われることが多いが、'60'sでもその言葉が当てはまることは、ある意味興味深い所である。(特に、ピーク時の人気のすさまじさも、昔も今も変わらないところも同じである。)

いずれにしても、'60's後半の(第1次)ブリティッシュ・インヴェージョンの波に乗ってアメリカで人気を得たUK発のグループの一つということで、'80'sの第2次ブリティッシュ・インヴェージョンの時と比べて聴いてみるのも面白いところである。また、'60'sアイドルを知るために聴いてみるのも宜しいかと...

↓本作(US盤)と'66年の4thアルバム(USのみのリリース)との2 in 1 です。

Herman's Hermits / Hold on

Herman's Hermits / Hold on

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
  • 発売日: 2002/02/23
  • メディア: CD



Herman's Hermits / Hold on

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD


 


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HERBERT GRONEMEYER『4630 BOCHUM』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼の5枚目のアルバムである。彼は現在ではドイツを代表するシンガーであり、俳優となっているが、シンガーとしての彼の快進撃は本アルバムから始まっていて、このアルバムから2011年に発表したアルバムまでの9作のスタジオ・アルバムが全てドイツ国内で1位を獲得しているのである。(東西ドイツ分裂時は西ドイツに於いてである。また、ライブ・アルバムの方は1位を獲得していないものもありますが...)

本アルバムの前までは、アルバムを発表してもさっぱりと言った状態であって、本作からはレコード会社を移籍して、心機一転しての再スタートであったが、ヒット・シングルが生まれたことから人気を得て、大ヒットとなった。特筆するのは、1984年の西ドイツでは、世界的に大ヒットとなったマイケル・ジャクソンのモンスター・アルバム「THRILLER」よりも売り上げ枚数が多くて、西ドイツではその年の売り上げNo.1を記録するアルバムになった。それだけに、本アルバムは彼のキャリアに於いても重要なポジションに位置するアルバムであり、ドイツでは歴史に残る'80'sを代表するロック系のアルバムである。

西ドイツでは1位を記録しただけで無く、79週に渡ってTOP 100にランクインする大ヒットになった。また、オーストリアでは最高位7位、スイスでは最高位12位を記録して、(西)ドイツだけでないドイツ語圏で大ヒットとなって、彼はシンガーとしてブレイクすることになった。

収録曲は以下の全10曲である。『Bochum』『Männer』『Flugzeuge Im Bauch』『Alkohol』『Amerika』『Für Dich Da』『Jetzt Oder Nie』『Fangfragen』『Erwischt』『Mambo』。

この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。1st.シングルの『Männer』が西ドイツで7位、スイスで27位を記録する大ヒットになって、彼は突如現れる形となってブレイクすることになった。そして2nd.シングルの『Alkohol』は西ドイツで33位を記録、3rd.シングルの『Flugzeuge Im Bauch』は同44位を記録している。

お薦め曲は、最初のヒット曲となったシングル曲の『Männer』、シングル曲の『Flugzeuge Im Bauch』、それ以外からは『Bochum』と『Für Dich Da』をピックアップしておく。

彼のアルバムはドイツ語で歌っているため、英語圏である英米には殆ど紹介されることがなく、日本でも滅多に取り上げられない(日本では、シンガーではなく、1981年の西ドイツ映画「Uボート」のヴェルナー少尉として知られている。)が、本国(西)ドイツで人気を得ているのは伊逹ではなく、しっかりとしたシンガーとしての魂がある。本アルバムはロック色の強いアルバムである。(但し、日本で人気のあるドイツのHRというものではなく、普通のロック・アルバムである。)

英語圏や日本では余知られていないアルバムであるが、西ドイツで大ヒットしているアルバムであるだけに、'80'sサウンド(ロック)を聴くのであれば、チェックしておいても損の内アルバムの一つである。(ただ、日本では殆どと紹介されないため、入手するのは少し難しい所がありますが...→ドイツ音楽を扱う輸入専門店に行くと、比較的入手はしやすいようですよ。)

 

Amazonや楽天では本アルバムが見つからないので、彼のベスト盤を拾っておきます。

Was Muss Muss : Best of Herbert Gronemeyer

Was Muss Muss : Best of Herbert Gronemeyer

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI International
  • 発売日: 2008/11/20
  • メディア: CD



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岡田有希子『シンデレラ』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1984年9月に発表された彼女の1st.アルバムである。同年4月にデビューして、アイドルとして人気を得て、順風満帆なスタートを切った彼女であるが、デビューから5ヶ月してリリースされた待望のアルバムである。

芸能人の自殺ということが起こると、現在でも必ず彼女の名前で出てくることから、'80'sのアイドルとして絶対に名前が残ることになった彼女であるが、アイドルとしては'80'sアイドルの王道を行っていて、「最後の正統派アイドル」とも呼ばれているだけに、彼女もまた'80'sを代表するアイドルであることに変わりは無い。(存命で活躍していたら、'80's終盤から'90's初頭のアイドル史は変わっていたでしょうね...)

収録曲は以下の全10曲である。『さよなら・夏休み』『リトル プリンセス』『彼はハリケーン』『丘の上のハイスクール』『潮風のラブ・レター』『風の中のカフェテラス』『憧れ』『Plastic Girl』『ソネット』『ファースト・デイト』。

この中からのシングル曲は、全てアルバム・リリース前にシングルとして発表された2曲であって、デビュー・シングルの『ファースト・デイト』(1984年4月リリース、オリコンで最高位20位を記録)と、『リトル プリンセス』(1984年7月リリース、オリコンで最高位14位を記録)である。尚、本アルバムのリリースの役半月後に発表された3rd.シングルとなる『-Dreaming Girl- 恋、はじめまして』は本アルバムには収録されず、2nd.アルバムにも収録されていない。(→本アルバムに収録していても良いと思うのですがね...)

彼女は'80'sアイドルの王道をいく形で、アイドルらしい楽曲が多いのだが、それだけではなく、アイドルらしい初々しさがある一方で、アーティストっぽさもあるなど、内容の点でも充実している。また、それが後の大活躍を予感させる要素しても感じられる。またに、アルバム・タイトルの通りのニュー・スターの誕生を感じさせてくれるアルバムである。

尚、彼女はその衝撃的な死によって、彼女自身が伝説のアイドルとなったことから神格化される所があって、彼女が残した作品にも神格化される所があるのも事実であるが、本アルバムは、そういうことが無くても内容の方は高く評価できるものであって、アイドルとして大人気となるのも当然と感じさせてくれる内容である。

当時を知っている方にとっては何も言わないが、最近では彼女の名前は知っていて作品の方は知らないという人も増えていることを考えると、余計なことは忘れて、アイドル・岡田有希子のデビュー・アルバムとして聴いてみることをお薦めします。

 

シンデレラ

シンデレラ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1984/12/21
  • メディア: CD



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名簿の品質 [選挙関連]

参院選に関することを記すのも8回目となるが、今回は、前回の選挙ハガキの送付のために作成した名簿に関してのPART 1です。

最近は個人情報保護法の影響もあって、以前よりも名簿管理を厳しく行う必要がある。また、名簿業者の方も何かと法的な規制を受けている。学校の卒業生名簿についても、例えその学校の卒業生であっても以前のように簡単に入手しにくくなっている。また、緊急連絡がある場合の「(電話)連絡網」というものも、昔はあって当然であったが、現在では個人情報保護の観点から絶滅している。

そういうこともあって、現在では、学校の卒業生名簿などはとても貴重なものになっている。特に卒業生名簿は、OB会などがメンテを行っていることもあって、データも信頼度が高い。(その分、名簿業者が高値で買ってくれる、という誘惑があるのも事実である。が、その分、管理も厳しく行われているのは言うまでもない。)また、中には、3桁郵便番号が7桁郵便番号に変わった時、本人からの連絡の有無にかかわらず、住所から7桁郵便番号に変換するという作業を行ったり、市町村合併によって自治体名が変更になった場合にはそれに対応するなど、OB会によっては名簿の品質維持に努めている所もたくさんあるだけに、そういう名簿の品質は高いものである。

政党組織がしっかりしているころであれば、政党の有する名簿(支援者名簿や党員名簿)を使えばいいが、そういうものを有していなければ、やはり(候補者、その配偶者の)卒業した学校の卒業生名簿が一番ということになる。(更に、支援者が(自分の卒業校の)名簿を提供してくれれば、大いに助かることになる。)

ただ、卒業校といっても、小学校、中学校、高校、大学などがあるが、それぞれの卒業生名簿が使えるかというと、「はい」とは言えない。

というのは、選挙の場合は、自分が立候補した選挙区の有権者にハガキを送る必要があるため、それ以外の選挙区に住んでいる人はハガキを出しても無意味ということになる。つまり、名簿からデータを入れる時、立候補している選挙区在住者のみを抽出する必要がある。(参院選は都道府県単位であるから、その作業は比較的楽にできるが、衆院の小選挙区の場合は結構手間が掛かります。特に、1つの自治体が複数の小選挙区に分割されている選挙区だと、実に大変なことになる。→ここには記さないが、細かく調べれば、比較的楽に出来る方法がありますけどね...)

そのため、小学校や中学校の名簿は、選挙区から離れている場所の学校であれば、ほぼ使えなくなる可能性が高くなる。(一方、ずっと地元の学校に通っていて、地元から立候補するのであれば、小学校の名簿も使える可能性が高くなる。)

また別の観点から見ると、大学の名簿の場合は、会社は違っても自分と同じ業界に進んでいる人が多いというように、意外としがらみがあるなど、ハガキを出しても効果が期待できないという可能性が高くなる傾向がある。(ただ、学閥が強い業界であれば、それが強みになることもある。)

そういうことを考えると、高校の名簿が意外と有用となる。実際、大学の同窓会よりも高校の同窓会の方が繋がりが深かったりしているもので、大学の同級生よりも高校の同級生とのつきあいの方が、今でも強いということもあったりします、

名簿自体が(OB会などによって)フォローされていて、引っ越した場合の住所変更がしっかりとフォローされていれば、その名簿は信頼度が高いということになるが、紙名簿を使おうとすれば、そのデータは古いものであるため、変更が多くて信頼度が低くなる。(とはいっても、100%使えないという訳ではない。)

また、名簿によっては、同窓生だけではなく、親の名前も掲載されているものもある。(在校生名簿だと、これが当たり前である。)同窓生の方は家を出ていて別の所に住んでいても、親はそのままの場所に住んでいることもあるため、親の名前を使うということもある。しかし、名簿作成時からの歳月の流れている日数が多いため、引っ越しの可能性がより高くなったり、場合によっては鬼籍に入っているという可能性もあるため、信頼度は落ちるのは言うまでも無い。

ただ、その人が引っ越していても、ハガキを出すのは名簿にある住所であっても全く問題はない。但し、「宛先人不在」とか「宛先に該当する人はいません」というように「宛先人不明」ということで戻って来るだけで、郵便局の売り上げに貢献するだけで、宣伝という役割は全く果たせませんが... →条件はあるが、選挙ハガキの費用が公費負担であるため、戻って来るハガキがあっても候補者の懐は全く痛まないので、ダメ元でいいから出そう、ということもあり得ますね。こういう無駄を削減するには、選挙ハガキの場合は、戻って来たハガキについては公費負担しないとすれば良いが、そうしようとすると郵便局の負担が大きくなり、郵便局がしっかりと管理しなければならなくなるので、まず不可能でしょうが...

とは言え、出したハガキをしっかりと管理していれば、戻って来たハガキのデータをフィードバックさせれば、その人はそのデータの場所にはいない、ということから、名簿から削除するということにして、選挙ハガキ用名簿のメンテを行っておけば、次の選挙に備えると言うことはできますけどね...(次の選挙まで時間があると、今回は在住者であっても、次は引っ越している可能性も生じることにはなりますが...)

たかが「名簿」、されど「名簿」ということなのか、「名簿」って以外と奥が深いものである。いずれにしても、当たり前のことであるが、名簿の情報の品質が重要であるということに変わりはありません。(その品質維持のための努力がそれぞれの名簿管理者(団体)の腕の見せ所ということでもある。)

 

↓参考まで

選挙関係実例判例集

選挙関係実例判例集

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぎょうせい
  • 発売日: 2009/05/01
  • メディア: 単行本


自治体選挙の30年―『全国首長名簿』のデータを読む (自治総研ブックス)

自治体選挙の30年―『全国首長名簿』のデータを読む (自治総研ブックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 公人社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本



公職選挙関係小六法

公職選挙関係小六法

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京法令出版
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本



Excel データベース機能詳解 ~Excelだけでできるデータベースの作成と管理~

Excel データベース機能詳解 ~Excelだけでできるデータベースの作成と管理~

  • 作者: 近田 順一朗
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2009/12/17
  • メディア: 大型本

図解 個人情報保護法早わかり (2時間でわかる)

図解 個人情報保護法早わかり (2時間でわかる)

  • 作者: 岡 伸浩
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2005/02/16
  • メディア: 単行本



個人情報保護法

個人情報保護法

  • 作者: 岡村 久道
  • 出版社/メーカー: 商事法務
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本




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ついに吉川英治の「三国志」が!(2013/9/6) [本/電子書籍]

吉川英治といえば、去年末で著作権の保護期間が満了となって、今年の1月1日からは、作品がパブリックドメインとなった作家である。青空文庫にも、今年になってから、彼の作品が順次追加されている。で、電子ファイル(テキスト・ファイル)をダウンロードすれば、彼の作品を無料で読むことが出来る。(紙の本や電子書籍の購入であれば、支出が生じることになるが、青空文庫からのDLであれば無料である。)

既に「私本太平記」「宮本武蔵」「鳴門秘帖」という大作をはじめ、いくつかの短編作品などが青空文庫に出ているが、待ちわびていた「三国志」の最初の部分(「序」」)が昨日(9/5)に追加されたのである。(青空文庫では、「序」から「篇外余録」までの12のファイルに分割されることになる。)

「序」の部分は、一連の物語が始まる前の段階のものであって、作者自身による前書きでありも文章の量も少なく、数分で読み終わってしまうというものである。よって、9/5の時点では、これからということであって、本編にはまだ入っていないのですがね...

また、これまでの追加されていく状況は、ほぼ3日に1本というペースであったため、残り11本もそれと同様に3日おきぐらいのペースとなって、全てが追加されるのは10月10日頃になるものと予想される。→一度に全部追加されると、膨大な量になるので、逆に直ぐに読めないとなってしまうが、一ヶ月かけてというのであれば、少しずつでいいので読んでいこう、という気持ちにもなる。

ちなみに、この作品の紙の本と電子書籍の値段を調べてみると、紙の本は、講談社文庫の全8巻が6384円(798円×8)になり、ReaderやKindle、Koboだと5464円(683円×8)になる。(要するに、横並びの価格である。)それが青空文庫であれば0円ということになるので、この差は大きい。尚、図書館で借りてくれば、紙の本でも無料だし、古本屋で購入すれば、0円とは行かないにしても、もっと安価で紙の本を入手出来るが、一応、「再販価格」の統制が利いている新刊本の購入ということで述べることにする。

ただ、よくよく考えて見ると、Koboだと初代のモデルだったら、5480円に値下げしたことを考えると、その本体がほぼ買えてしまうことになる。(が、koboの最初の値段を考えると、値下げしても売れ残っているということでもあって、それだけの価値も無いボロ機種である、ということを証明しているのでもありますが...)KindleやReaderであれば、本体が買えるというところまではいかないものの、他の作品(何でも良いですし、吉川英治の作品でも良い。)を10作も買えば、端末本体が買えるので、そちらをお薦めします。(電子書籍リーダーが無くても、タブレット、スマホ、PCでも電子書籍は読めるので、端末を買わなくてもという道もありますけど...)

あれほど暑かった夏も終わり、秋の夜長には読書ということで、吉川英治の「三国志」を読んでみるというのがよろしいかと...(既に青空文庫に追加されている「私本太平記」「宮本武蔵」「鳴門秘帖」などでもいいですし...)

※そう遠くない間(多分、年内)に、KindleやKoboでは無料版(要するに、青空文庫版を変換したもの)も出ることになると思いますが...

 

↓紙の本の「三国志」です。

三国志 文庫 全8巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)

三国志 文庫 全8巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/05/30
  • メディア: 文庫



三国志全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫)

三国志全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: Kindle版



新装版 三国志(一) (講談社文庫)

新装版 三国志(一) (講談社文庫)

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/10/15
  • メディア: 文庫


 


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HERB ALPERT『MAGIC MAN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたソロ・アルバムであって、「RISE」「BEYOND」に続く、黄金期に発表された作品である。フュージョン・ブームに乗って、日本でも高い人気を誇っていた時期の作品であるだけに、色んなところで収録曲が流れていたこともあって、曲名は知らなくても曲の方は知っている、というものが多いアルバムのひとつでもある。

収録曲は以下の全8曲である。『Magic Man』『Manhattan Melody』『I Get It From You』『Secret Garden』『Besame Mucho』『This One's For Me』『Fantasy Island』『You Smile - The Song Begins』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。まずは、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Magic Man』がシングル・カットされて、BillboardのHOT 100では最高位79位、ACチャートで22位、R&Bチャートで37位を記録している。続く2nd.シングルは『Manhattan Melody』であって、BillboardのR&Bチャートにのみチャートインして、最高位74位を記録している。

お薦め曲は、シングル曲であり、かつ、アルバム・タイトル・ナンバーであり、本アルバムの代表曲である『Magic Man』とシングル曲の『Manhattan Melody』、更に『Secret Garden』『Fantasy Island』『You Smile - The Song Begins』をピックアップしておく。

'79年の「RISE」と比べると、一段とこなれていて、アルバムとしての完成度も良く、聴きやすさもある。しかし、「RISE」の頃よりもエネルギッシュな所は後退したかな、と感じられる所も、正直いってある。が、これは手を抜いていると言うことではない。また、捨て曲と言うものは全くないだけに、時間的には約35分半で少し短めであるものの、聴き応えのあるアルバムとして纏まっている。

彼の全盛期の作品の一つであって、日本では人気もある作品の一つであるのに、現時点ではソフトの展で苦労させられるというのは残念な所である。「RISE」などと合わせて、リマスターしての再発を望むアルバムである。(まあ、中古店を色々と廻って捜すというのも楽しい所ではありますが...)




Herb Alpert / MAGIC MAN

Herb Alpert / MAGIC MAN

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG·ミュージック
  • メディア: CD


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