大信田礼子『エッセンシャル・ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2007年にリリースされたベスト盤である。10代女王コンテスト世界大会で優勝して女優としてデビューした彼女であるだけに、女優としての存在感の方で知られている(やはり「プレイガール」のメンバーの一人ということで強烈なイメージがありますね。)のだが、シンガーとしてもなかなかのものである。特に、由美かおる主演の映画『同棲時代-今日子と次郎-』(彼女自身も出演している。)の主題歌である『同棲時代』のヒットを放っていて、'70's前半は、女優として、歌手として大活躍したことで、'70'sを代表する一人として知られている。本ベスト盤はそんな彼女の主だった曲を集めたベスト盤である。
収録曲は以下の全15曲である。『同棲時代』『朝顔日記-同棲時代 その2-』『愛のくらし―同棲時代―』『今日子と次郎』『あなたが欲しい』『女はそれをがまんできない』『ノックは無用』『女の学校』『何がどうしてこうなった』『嵐を呼ぶ女』『あの愛をもう一度』『潮騒』『愛にそむいて』『この街をはなれて』『お別れしましょう』。
お薦め曲は、彼女の代表曲である『同棲時代』であるのは言うまでも無いが、全てが選りすぐりの曲であるため、全曲お薦めである。
ただ、ちょっと疑問に感じるのはアルバム・タイトルである。「エッセンシャル・ベスト」と名付けられているが、「エッセンシャル」という単語が本当に必要なのか?ということである。確かに彼女のこれという曲は収録されているので「なるほど」と言うことになるが、彼女の主な曲は一通り収録されており、改めて「エッセンシャル」という言葉は必要ないと思うのですが…(これ以上の内容にするには、「全曲集」とか「ゴールデン☆ベスト」シリーズのような内容にするしかないでしょうし…)
とはいっても、『同棲時代』は'70'sのオムニバス・アルバムにも収録されていることが多いが、それ以外の彼女の歌声を聴こうと思えば、現在ではあまり無いだけに、とても貴重なベスト盤ということになる。'70'sに思いが強い方はであれば、是非ともお手元に置いておきましょう!
↓一応、これも拾っておきます。