HEDVA & DAVID『Ani Cholem Al Naomi』(Single) [音楽(洋楽)]
あるものの締め切りがあったため、年末からずっと、その追い込みをしていたので、ようやく本年一発目の記事となりました。今年もボチボチと、音楽ネタを中心に記していきます。
表題の楽曲は1971年1月にリリースされて大ヒットを記録した楽曲で、イスラエルの歌手(ちなみに、HEDVAが女性で、現在もソロ・シンガーとして活躍している。また、DAVIDが男性であるが、彼は1999年に亡くなっている。)であるHEDVA & DAVIDの代表曲である。前年の1970年に行われた第1回東京国際歌謡音楽祭に参加していて、グランプリを受賞した曲(イスラエル代表として参加、曲はヘブライ語の歌詞であった。)でもある。グランプリ受賞後、日本語の歌詞を付けて、1971年になって、『ナオミの夢』という邦題が付けられてリリースされた。(『ナオミ』というのはヘブライ聖書に登場する女性の名前である。→日本人名の「なおみ」ではない。)
日本でリリースされたシングル盤(当時は当然のことながらアナログであって、「ドーナツ盤」と呼ばれた17cmのEPである。)には、A面が日本語バージョン、B面が原曲であるヘブライ語バージョンが収録されていた。
'70's初頭のヒット曲であるこの曲は、ポップでありながら独特のセンスが光っている面白みのある曲である。また、'60'sに多く見られた洋楽ポップスに日本語の歌詞を付けたものの延長線上にある独特の雰囲気が面白い所でもある。(日本語の発音もなかなかのものですね。)ということで、しっかりと聴いておきたい一曲である。
尚、この曲は受注生産という形でCD生産が行われているようであるが、そういう形でもよいが、'70's初頭のヒット曲を集めたオムニバス・アルバムにも収録されていることがあるので、そちらで楽しむのも良いですね。(彼らのアルバムき何枚かリリースされたが、CD化されていないのが残念な所であるが、「ゴールデン☆ベスト」シリーズに加えて貰いたいところでもある。)
↓この曲が収録されているオムニバス盤をいくつか拾っておきます。