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IAN GILLAN『ACCIDENTALLY ON PURPOSE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表されたアルバムであって、DEEP PURPLE在籍時の盟友・ROGER GLOVERとのユニットとして発表されたものである。(名義は『GILLAN & GLOVER』である。)当時は再結成されたD. PURPLEに戻っていたこともあって、本アルバムは突如発表されて、驚かせた。(翌1989年にD. PURPLEを解雇されることになりますが…)

彼は音楽活動は'60's前半から始めているので、キャリアは長いが、D. PURPLEをはじめ、BLACK SABBATH、GILLANなどのバンドで活動していたため、ソロ名義の作品は'80's終盤まで発表していなかった。(本作は一応、ソロ名義のアルバムとされているので、彼の初のソロ・アルバムという位置づけになる。)但し、彼のキャリアから、HR/HMアルバムだと期待してしまうが、本アルバムはポップな路線のロック・アルバムであって、バリバリのHRアルバムではない。そういうこともあるのか(?)、本アルバムはチャートでは伸び悩み、スウェーデンで最高位25位を記録しているが、本国イギリスをはじめとする他国ではチャートインを果たせなかった。

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、CD化された時に3曲のボーナス・トラックが追加されて、全13曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『Clouds And Rain』『Evil Eye』『She Took My Breath Away』『Dislocated』『Via Miami』『I Can't Dance To That』『Can't Believe You Wanna Leave』『Lonely Avenue』『Telephone Box』『I Thought No』。(以下、ボーナス・トラック)『Cayman Island』『The Purple People Eater』『Chet』。

この中から『Dislocated』『I Can't Dance To That』『She Took My Breath Away』の3曲がシングル曲としてリリースされている。(『Dislocated』は1987年12月に、あとの2曲は本アルバムと同時リリースであった。)

お薦め曲は『Clouds And Rain』『Evil Eye』『She Took My Breath Away』『Dislocated』『I ThoughtNo』というGILLAN & GLOVERコンビによる曲と、往年のヒット曲のカヴァーである『Lonely Avenue』をピックアップしておく。

サウンドの方向はポップな路線であるため、聴きやすいものとなっている。ただ、従来からの彼のファンにとっては、HR路線でないことから物足りなさを感じてしまうのも仕方の無いところであろう。だが、彼の持っているイメージとは異なるサウンドを楽しむことが出来るというのは、別の意味でのお楽しみでもあるだけに、これはこれでいいんじゃないですかね~

Accidentally on Purpose

Accidentally on Purpose

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Spitfire
  • 発売日: 1999/06/22
  • メディア: CD



アクシデンタリー・オン・パーパス(紙ジャケット仕様)

アクシデンタリー・オン・パーパス(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2007/08/01
  • メディア: CD


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