追悼・高倉健さん [映画(邦画)]
心からご冥福をお祈りするとともに、数多くの名作で楽しませてくれたことに感謝したいと思います。健さん、お疲れ様でした、そしてありがとう!
83歳というと、日本人男性の平均寿命を考えると、平均以上ということになるが、まだまだと思っていただけに、残念でなりません。
(最近は書いていないが)本Blogでも健さん出演映画についてはかなりの数の作品について記している。代表作である「網走番外地」シリーズをはじめ、「日本侠客伝」シリーズ、「昭和残侠伝」シリーズ、「緋牡丹博徒」シリーズ、東映の「宮本武蔵」シリーズ、「多羅尾伴内 十三の魔王」、「日本女侠伝・侠客芸者」、日本女侠伝・真赤な度胸花」「日本女侠伝・血斗乱れ花」、「人生劇場 飛車角と吉良常」、「人生劇場 飛車角」、「関東緋桜一家」、「博奕打ち外伝」、「野性の証明」、「ゴルゴ13」について、また、アメリカ映画の「ザ・ヤクザ」も記している。(その他、書きたいと思っているが書いていない作品も多数ある。)
これらの中でも、「人生劇場」は原作者の尾崎士郎が1964年没のため、本年限りで著作権が消滅するので、来年になったら「青空文庫」に追加されると思われるので、来年になってから(「青空文庫」に追加されたらDLして原作小説を読みたいと思っている作品であって、独語に改めて映画を見ようと思っている作品である。)
ところで、健さんの命日が11/10で、この日は日本を代表する俳優・森繁久彌(2009年没)、女優・森光子(2012年没)の命日でもある。更に、11代目市川團十郎(1965年没)、小笠原章二郎(1974年没)、桜京美(1988年没)、佳島由季(2000年没)、桜井センリ(2012年没)という人たちの命日でもある。
外人俳優に目を向けると、JIMMIE DODD(1964年没)、ROGELIO DE LA ROSA(1986年没)、CHUCK CONNORS(1992年没)、MARY MILLAR(1998年没)、DIANA COUPLAND(2006年没)、JACK PALANCE(2006年没)、LARAINE DAY(2007年没)、GHEORGHE DINICĂ(209年没)という人たちの命日である。
「大物の命日にはその大物と同業者の著名人の命日と重なることがよくある」と言うことを耳にするが、11/10はまさにそんな日になったといっていいですね。
最後にもう一度、ご冥福をお祈りすると共に、「健さん、本当にありがとうございました」と贈らせて貰います。
↓健さん関係の本をいくつか拾っておきます。
↓数が多いので、ごく一部だけでも…
どうやら1964年没の作家は… [本/電子書籍]
今年限りで著作権が消滅するのは1964年に亡くなった作家である。これに該当する作家を何人か記すと、尾崎士郎、辰野隆、三好達治、小杉放庵、北村小松、佐藤春夫、長田幹彦、高群逸枝、佐々木邦、松根東洋城、三木露風、川村多実二、西田直二郎、神代祇彦、青木健作、たちである。(筆者としてはこの中では何と言っても「人生劇場」の尾崎士郎である。)
では、1965年に没した作家としては誰がいるのだろうか?実は誰もが知っているであろう大物作家が複数いるのである。一部をピックアップすると、河井醉茗、高橋元吉、山川方夫、小山清、奥浩平、星野麦人、蔵原伸二郎、中勘助、梅崎春生、木下夕爾、高見順、安西冬衛、桜井忠温、式場隆三郎、米川正夫、佐々木惣一、神保格、秋庭俊彦、そして江戸川乱歩と谷崎潤一郎。
これらの作家の作品が無料で読めるようになると、その影響は大きいであろう。これが2016年か2036年になるのかも大きな差になるのは言うまでも無い。
2036年になる場合は、TPP合意と法改正が行われてからであるが、そうなるのは2015年中に法改正が行われることになる。で、もしも改正法が遡及されることになると、1945年から1964年に没した作家の消滅した著作権も復活することになる。(1945年に没した作家の著作権は2015年末に消滅するが…)この20年間には、日本を代表する作家が数多く含まれている。(太宰治、吉川英治たちも含まれる。)
また、遡及されると、(一時的に)著作権が消滅していた期間に対しての対応で揉めることも考えられる。(→万一、この期間の権利を保護するとなると、もはや現代の法治国家の放棄と等しいと言えるであろう。そもそもどうやって保護によって得られる利益の算出をするのか、不可能と思われることも多々あるのは言うまでも無いし…)
とりあえずであるが、1964年に没した作家の著作権は、とりあえずはこれまでと同じで、本年限りで消滅となるのはもはや確実であるが、1965年に没した作家の著作権はこれからである。
ただ言えることは、来年になると、1946年から1964年に没した作家の作品で無料で公開されている作品は入手するように努めておくべきということですね。(「青空文庫」などでダウンロードしまくり、ということで…)
一方、1965年に没した作家の作品は、とりあえずは読むのを我慢するということで…
皆既月食 [ETC.(その他)]
最近のデジカメは、夜景なども綺麗に撮影出来ることから、撮影してみました。
説明の必要は無いでしょうが、上段は欠けていく所、中段は皆既状態の前後、下段は元に戻っていく所です。
雲に隠れることも無く、最初から最後まで良い状態で見ることが出来ました。
また、月食の合間に見えた夜景の中で、「京都タワー」を見つけたので、そちらの方も(月食とは関係ないものの)撮影してみたので、おまけとして載せておきます。
それ以外では、地面にまで貫いた状態の稲妻の写真を撮影したいと思っているのですが、なかなか上手くいかないですね。ちなみに、下の写真は、この夏に撮影した稲妻の写真です。一応、稲妻が写っているが、もっと迫力のある稲妻を撮影したい…
↓一応、こういうものを
藤井旭の月食観察ガイド: 2014年10月8日&2015年4月4日、日本で皆既月食が見られる!
- 作者: 藤井 旭
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2014/08/06
- メディア: 単行本
天文ショー 超巨大彗星、流星群、オーロラ、皆既月食… [DVD]
- 出版社/メーカー: 竹緒
- メディア: DVD
読書の秋だけど… [本/電子書籍]
ただ、今年の秋は例年通りの「読書の秋」にはならないのでもあります。それは、「青空文庫」が危惧を抱いているが、TPPによって著作権保護期間が延長されそうだ、という心配があるためである。
詳しいことは「青空文庫」の方を見て頂きたいと思うが、最も心配しているのは、著作権保護期間の延長が遡及された場合のことである。(しかし、法改正によって、その改正内容が遡及するということになると、完全に自国が現代の国際法治国家ではなく、前時代の野蛮国家であるということを国際的に宣言するようなものである。→東アジアに位置する某国は、国際法無視は当たり前で、暴論ばかり口にしているが、そんな国は21世紀に存在する価値がなく、現代社会に於いては「異常な狂気国家」である。))
日本では、現行法での著作権保護期間は50年であるが、これを20年延長して70年にしようとしている。つまり、もしも遡及された場合はこの20年という歳月が影響することになる。
本年中にTPP合意が行われて著作権法が改正されて施行されたら、前述の様になるが、改正法の施行日が来年(2015年)になると、1944年に亡くなった作家の作品は2014/12/31限りで著作権は消滅するので、1945年から1964年に亡くなった作家の作品は著作権が復活することになる。
そのため、ここに該当する作家の作品は、(パブリックドメインであって無料で得られる)今のうちに入手しておくべきなのである。
で、この期間に無くなった作家というと、蒼々たる顔ぶれが並んでいる。(大正から戦前の昭和の時代に活躍した作家から、日本を代表する作家も大勢いて、太宰治、菊池寛、永井荷風、吉川英治たちが該当する。)
読むのは来年になってからでも良い(個人の私的利用の範囲での利用であれば問題は無い。)が、今のうちに「青空文庫」でDLをしておきましょう!!(千タイトルまではいかないものの、500タイトルぐらいはDLすることになるかと思われる…)
ということで、今年はちょっと変わった「読書の秋」になることが確定です。
夏は怪談と言いたいところだが… [本/電子書籍]
新・平家物語 文庫 全16巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 文庫
新書太閤記 文庫 全11巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 文庫
祇園祭・長刀鉾 [京都の話題]
本日昼間に、五条烏丸付近に用事があったところ、四条烏丸を通った時、長刀鉾が出ていて賑わっていたので、写真を撮っておきました。その中から幾つかをUPしておきます。(もっと多く撮影したものの、その中から適当にいくつかということにします。)
祇園祭のひみつ―コラムとクイズで解き明かす (月刊京都うんちくシリーズ)
- 作者: 白川書院
- 出版社/メーカー: 白川書院
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
続・夏目漱石 [本/電子書籍]
何れもが、大筋/粗筋は覚えていたのであるが、細かい所になるとやはり忘れていた。で、「あれっ?こんな物語だっけ?」ということを何度も感じることになった。
↓その他、いくつか
続・江戸時代の料亭/出会い茶屋(?) [京都の話題]
先日、時代劇ではお馴染みのスポットの一つである長岡天満宮の側にあるたけのこ料理で有名な錦水亭の写真を載せておいたが、その続編ということで、角度の違った写真を載せておきます。ただ、時代劇ではあまり見ることのない角度からのものもあります。
尚、時代劇で長岡京市というと、長岡天満宮(錦水亭)以外にも、粟生光明寺というお寺もよく登場します。長岡天満宮付近からだとバスで10分ぐらいということなので、徒歩でも30分ぐらいで到着出来るものと思います。業務関係ということでなかったら、近くまで行ったのだから、光明寺にも足を伸ばしたのですが、先日はそんな訳にもいかなかったのが残念でした。(機会を作って行ってみたいと思います。→それ以外にも、大覚寺、流れ橋、広沢池をはじめ、時代劇で有名なロケ地にも行ってみようと思いますが、その日はいつになることやら…)
また、長岡天満宮/錦水亭へは、阪急・長岡天神駅下車・徒歩10分、JR・長岡京駅下車・徒歩20分と公式にアナウンスされているが、長岡天神駅から徒歩6~7分で行けます。(JRからだと徒歩15分ぐらいで行けます。)尚、錦水亭で食事をしなくても、前回/今回載せた写真のような外観の写真は撮影出来ます。
↓「錦水亭」はたけのこ料理で有名ですから…
遊び尽くし 産地発たけのこ料理 (Cooking & homemade―遊び尽くし)
- 作者: 並川 悦子
- 出版社/メーカー: 創森社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
栄養と料理 2005年5月 [特集 塩で決める、塩で決まる / 竹の子料理を手のうちにする]
- 作者:
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2005
- メディア: 雑誌
長岡天満宮 [京都の話題]
あと半月ほど早ければ、キリシマツツジが満開という時期になったのだが、今の時期では多少は残っていたものの、見頃は過ぎており、花菖蒲はまだ蕾ができる前であったが、アヤメが一部では咲いていました。
夏目漱石 [本/電子書籍]
【オーディオブックCD】倫敦塔 カーライル博物館(CD1枚) (<CD>)
- 作者: 夏目 漱石
- 出版社/メーカー: 響林社(しみじみ朗読文庫。Amazon販売:密林社)
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: CD
【オーディオブックCD】夏目漱石随筆集1―「硝子戸の中」「初秋の一日」他3編(CD4枚組)
- 作者: 夏目 漱石
- 出版社/メーカー: 響林社(<声を便りに>オーディオブック。Amazon販売:密林社)
- 発売日: 2012/09/12
- メディア: CD