どうやら1964年没の作家は… [本/電子書籍]
今年限りで著作権が消滅するのは1964年に亡くなった作家である。これに該当する作家を何人か記すと、尾崎士郎、辰野隆、三好達治、小杉放庵、北村小松、佐藤春夫、長田幹彦、高群逸枝、佐々木邦、松根東洋城、三木露風、川村多実二、西田直二郎、神代祇彦、青木健作、たちである。(筆者としてはこの中では何と言っても「人生劇場」の尾崎士郎である。)
では、1965年に没した作家としては誰がいるのだろうか?実は誰もが知っているであろう大物作家が複数いるのである。一部をピックアップすると、河井醉茗、高橋元吉、山川方夫、小山清、奥浩平、星野麦人、蔵原伸二郎、中勘助、梅崎春生、木下夕爾、高見順、安西冬衛、桜井忠温、式場隆三郎、米川正夫、佐々木惣一、神保格、秋庭俊彦、そして江戸川乱歩と谷崎潤一郎。
これらの作家の作品が無料で読めるようになると、その影響は大きいであろう。これが2016年か2036年になるのかも大きな差になるのは言うまでも無い。
2036年になる場合は、TPP合意と法改正が行われてからであるが、そうなるのは2015年中に法改正が行われることになる。で、もしも改正法が遡及されることになると、1945年から1964年に没した作家の消滅した著作権も復活することになる。(1945年に没した作家の著作権は2015年末に消滅するが…)この20年間には、日本を代表する作家が数多く含まれている。(太宰治、吉川英治たちも含まれる。)
また、遡及されると、(一時的に)著作権が消滅していた期間に対しての対応で揉めることも考えられる。(→万一、この期間の権利を保護するとなると、もはや現代の法治国家の放棄と等しいと言えるであろう。そもそもどうやって保護によって得られる利益の算出をするのか、不可能と思われることも多々あるのは言うまでも無いし…)
とりあえずであるが、1964年に没した作家の著作権は、とりあえずはこれまでと同じで、本年限りで消滅となるのはもはや確実であるが、1965年に没した作家の著作権はこれからである。
ただ言えることは、来年になると、1946年から1964年に没した作家の作品で無料で公開されている作品は入手するように努めておくべきということですね。(「青空文庫」などでダウンロードしまくり、ということで…)
一方、1965年に没した作家の作品は、とりあえずは読むのを我慢するということで…
読書の秋だけど… [本/電子書籍]
ただ、今年の秋は例年通りの「読書の秋」にはならないのでもあります。それは、「青空文庫」が危惧を抱いているが、TPPによって著作権保護期間が延長されそうだ、という心配があるためである。
詳しいことは「青空文庫」の方を見て頂きたいと思うが、最も心配しているのは、著作権保護期間の延長が遡及された場合のことである。(しかし、法改正によって、その改正内容が遡及するということになると、完全に自国が現代の国際法治国家ではなく、前時代の野蛮国家であるということを国際的に宣言するようなものである。→東アジアに位置する某国は、国際法無視は当たり前で、暴論ばかり口にしているが、そんな国は21世紀に存在する価値がなく、現代社会に於いては「異常な狂気国家」である。))
日本では、現行法での著作権保護期間は50年であるが、これを20年延長して70年にしようとしている。つまり、もしも遡及された場合はこの20年という歳月が影響することになる。
本年中にTPP合意が行われて著作権法が改正されて施行されたら、前述の様になるが、改正法の施行日が来年(2015年)になると、1944年に亡くなった作家の作品は2014/12/31限りで著作権は消滅するので、1945年から1964年に亡くなった作家の作品は著作権が復活することになる。
そのため、ここに該当する作家の作品は、(パブリックドメインであって無料で得られる)今のうちに入手しておくべきなのである。
で、この期間に無くなった作家というと、蒼々たる顔ぶれが並んでいる。(大正から戦前の昭和の時代に活躍した作家から、日本を代表する作家も大勢いて、太宰治、菊池寛、永井荷風、吉川英治たちが該当する。)
読むのは来年になってからでも良い(個人の私的利用の範囲での利用であれば問題は無い。)が、今のうちに「青空文庫」でDLをしておきましょう!!(千タイトルまではいかないものの、500タイトルぐらいはDLすることになるかと思われる…)
ということで、今年はちょっと変わった「読書の秋」になることが確定です。
夏は怪談と言いたいところだが… [本/電子書籍]
新・平家物語 文庫 全16巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 文庫
新書太閤記 文庫 全11巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 文庫
続・夏目漱石 [本/電子書籍]
何れもが、大筋/粗筋は覚えていたのであるが、細かい所になるとやはり忘れていた。で、「あれっ?こんな物語だっけ?」ということを何度も感じることになった。
↓その他、いくつか
夏目漱石 [本/電子書籍]
【オーディオブックCD】倫敦塔 カーライル博物館(CD1枚) (<CD>)
- 作者: 夏目 漱石
- 出版社/メーカー: 響林社(しみじみ朗読文庫。Amazon販売:密林社)
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: CD
【オーディオブックCD】夏目漱石随筆集1―「硝子戸の中」「初秋の一日」他3編(CD4枚組)
- 作者: 夏目 漱石
- 出版社/メーカー: 響林社(<声を便りに>オーディオブック。Amazon販売:密林社)
- 発売日: 2012/09/12
- メディア: CD
意外と伸びない「青空文庫」新・パブリックドメイン作家の作品 [本/電子書籍]
年が変わると、昨年末限りで著作権が消滅し、新にパブリック・ドメインに加わる作家がいる。(現在の日本では、没後満50年を迎える日を含む年の年末までで著作権は消滅する。2014/1/1にパブリック・ドメインになったのは1963年に亡くなった作家である。)
今年になって青空文庫に追加された作家は、石原忍、井上貞治郎、小津安二郎、久保田万太郎、河野広道、佐佐木信綱、野村胡堂、橋本多佳子、長谷川伸、山之口貘、の10人であった。(十返肇と大田洋子は「作業中」のものがあることになっているが、追加されていない。)
この顔ぶれの中では、やはり「銭形平次」の生みの親である野村胡堂の作品と、時代小説で映像化作品がいくつかある長谷川伸の作品の早期充実化を期待したい所である。(1/18時点で、野村胡堂は9作品、長谷川伸は3作品が追加されている。)
しかし、今年は思ったよりも新たにパブリック・ドメインになった上記10人の作品の追加が鈍いのである。青空文庫では、年初から当分の間は、新しくパブリック・ドメインとなった作家の作品を順次追加していくことが殆どであったのが、今年は、新たにパブリック・ドメインとなった作家の作品の相間に、2012年にパブリック・ドメインとなった小川未明の作品が数日おきに追加されているのである。(どうせなら、吉川英治の作品も追加してほしい...)
青空文庫では、作品の電子化(入力と校正)はボランティアで行われているため、追加公開される作品はそれらの作業が済んだものからになり、期待の大きな作品が直ぐに追加されるとは限らない。実際、10年以上昔にパブリック・ドメインになった作家(例えば、太宰治、芥川龍之介など大勢いる。)でも、全ての作品が追加されておらず、「作業中」になっているものも多数ある。
小川未明の作品も読みたい作品が多数あるのは言うまでも無いが、それよりも年明けには新たにパブリック・ドメインになった作家の作品に対する期待の方が大きくなっている。
というのは、著作権消滅まであと1、2年となった作家の作品は、読みたくても我慢することにして、青空文庫に追加されるのを待って、それから読もうと思っているためである。(まあ、古本市に行って、値段が良ければ買うことはありますが...)
こちらはあくまでも、作品が無料で入手出来るから、という虫の良い立場であるので、あくまでも「待ち」の立場であるのだが、400本以上ある「銭形平次捕物控」を優先して追加して欲しいと思うところである。(1/18時点では3作品が公開されている。)→1作品を読むのに30分は必要だが、1時間は必要とならないので、読みやすいのである。
追加されていくのにはある程度の時間が必要と分かっているが、吉川英治の「三国志」を読み始めていないのと、夢野久作の「ドグラマグラ」を読んでみようと思っているところなので、それらを読んでいる間に、「銭形平次」がある程度追加されていればいいんですけど...(それ意外にも、吉川英治の「大岡越前」「黒田如水」なども直ぐにも読みたいところですし...)
ちなみに、1/18に筆者は、大阪の某所で行われていた古本フェアに行ってきたのだが、そこでは吉川英治の「三国志」(講談社文庫、全8巻)のセットが2000円で出ていました。(→青空文庫からテキストファイル版を入手しているので、買いませんでしたが...)
※参考まで
本年末で著作権が消滅する作家(=1964年に亡くなった作家)としては「人生劇場」の尾崎士郎たちがおり、来年末で著作権が消滅する作家(=1965年に亡くなった作家)としては江戸川乱歩、谷崎潤一郎たちがいる。
特に2016年は2013年と同様に、期待の大きな年になることでしょう。(詳しくは後日、また改めて名前を記すことにします。)
但し、国会で著作権の保護期間を延長する法案が成立すると、これらは全て吹っ飛んでしまうことになる。(→「法改正」ではなく「法改悪」と言うべきである。)
↓いくつか(「青空文庫」から無料でDL出来る作品も一部あります。)
「青空文庫」への新年の期待 [本/電子書籍]
今年も本日を含めてあと11日。まもなく2014年を迎えることになる。2014年になると、1963年の間(1962/1/1~1962/12/31)に亡くなった作家の小説などの著作物がパブリックドメインとなって著作権が消滅する。(著作権は2013/12/31までとなる。)そうなると、それに該当する作家の作品が「青空文庫」に随時、新に追加されていくことになると思われる。(毎年のことである。)ということで、期待が膨らむところである。
目玉となる作家としたら、「銭形平次捕物控」の野村胡堂、「沓掛時次郎」の長谷川伸という時代小説の大物あたりということになるであろうし、児童文学で知られる岡本良雄というところも筆者としては注目したい一人である。
そんな中、今年(2013/1/1)にパブリックドメインになった民俗学者の柳田国男に続いて、国文学者の佐佐木信綱、インド哲学や仏教についての研究者の宇井伯寿、東洋史の研究学者の和田清といった人たちも1963年に亡くなっているので、パブリックドメインとなる。これらの人たちは小説とは違った著作があるだけに、日本についてや東洋について学ぶことにも繋がる。ということで、読んでみたい作家であって、楽しみである。
ただ、「青空文庫」で『作業中の作家』として一覧が掲載されているのだが、その「作家別」を見てみると、2014年1月1日にパブリックドメインになる作家の内、野村胡堂、久保田万太郎、橋本多佳子、長谷川伸、山之口貘、十返肇、佐佐木信綱、大田洋子、という人たちの名前はあったので、1/1にとりあえず1作ずつが追加され、以後は順次追加されていくことになると思われる。(特に野村胡堂の「銭形平次捕物控」は数が多いので、ある程度集中してということになるのかもしれませんね???)
しかし、岡本良雄、中村地平、尾山篤二郎、三枝博音、宇井伯寿、鈴木虎雄、和田清、という2014年1月1日にパブリックドメインになる作家の名前は無かった。(無かったからと言っても全く期待できない訳ではなく、追加の準備が行われているが、名前が抜けているだけということもあり得る。)
この時期、年明けからパブリックドメインになる作家(基本的に、没後満50年を過ぎて51回目の正月となる作家)の作品は、年明けまで待って、「青空文庫」で入手すれば無料で手に入れられることになる。(紙の本ということにはなりませんが...)特に電子書籍で手に入れるのであれば、「青空文庫」で手に入れれば、無料のテキスト・ファイルでの入手となるが、自分でEPUB化やPDF化すればいいので、利用するに限りますね。
そういえば、2013/1/1にパブリックドメインになった作家の一人である吉川英治の作品の「新・平家物語」や「新書太閤記」「親鸞記」はまだ追加されていないが、早く追加して貰いたい作品でもある。(とは言っても、追加された「三国志」は、知りしてEPUB化したものの、まだ読み始めていないのですけど…)また、それ以外の作家でも、「作業中」の所に読みたいと思う作品タイトルがあるという例がけっこうあります。
それにしても、著作権が消滅するような半世紀以上も前に発表された作品の中に、あまりにも読みたいと思う作品があるため、最近発表された作品を読むということが全く出来ない状態であるのはいっこうに変わらない。いや、益々読む時間が取れないということになっていく。一日が30時間ぐらいほしいものですね…
↓2014/1/1にパブリックドメインになる作家の作品をいくつか
意外と明るいLEDランタン [本/電子書籍]
最近のことであるが、LED式のランタンを購入した。ただ、用途としては、屋外で、従来の「ランタン」のように使うのではない。室内で、しかも寝る前に読書灯として使おうというのである。(要するに、部屋の明かりを消した後、手元を照らすために使える小さい灯として使いたくて、ちょっとしたメモを書いたり、本を読んだりするために使うのである。)
電気スタンドでは大きすぎるし、懐中電灯では光束の形から使いにくいし、ということから、最近技術革新が目覚ましいLEDランプをと思った次第である。(実際、LED式の懐中電灯は使っているので、LEDランタンだと手元を照らす読書灯として十分使えるのではないか、と思っていた。)
一応、読書灯としても使えると言うことを謳っているモデルにしたのだが、明るさの方はそれなりだろうと思っていたが、使って見ると思った以上に明るいのである。(トイレや浴室でも、その照明器具として十分な明るさを得られると思う。)強弱の二段階があるが、読書灯として使うのであれば、「弱」でも十分明るいのである。(トイレや浴室で使うのなら「強」の方が良いであろうが、壁の色が白系統であれば、トイレや浴室でも「弱」でも問題ないと思う。)
電源は乾電池(単一4本)であって、「10日間つけっぱなしでも消えない」と謳っているように、電池寿命も240時間を越えている。(「弱」で245時間と記されているが、実際、どれだけの時間もつのかは分からないですが…)そのため、1日に1時間使うと、245日、すなわち約8ヶ月、電池がもつことになる。→そのまま眠ってしまって、朝までつけっぱなしとなったら1日6~7時間ということになるが、毎日つけっぱなしとなってしまっても40日ぐらいは電池がもつことになる。→連日つけっぱなしになってしまうようだと、途中で寝てしまわないように、注意して使うことになるでしょうから、40日ぐらいで電池交換ということにはならないでしょうが...
こういうところにも、LEDの省電力ということが利いているのだが、技術の進歩を感じるところでもある。(ただ、電池4本というのは、近年の電池機器では高電圧ということになる。しかし、そう遠くないうちに、電池2本で十分な明るさが得られるようになり、電池寿命も更に伸びたものが発売されることでしょう。)
要は、最近何かと忙しいこともあって、本を読む時間を何とかして確保しようという根端である。(読むものは「青空文庫」からDLしたものであって、それをEPUB化し、電子書籍リーダー(SONYのReader)で読む。→途中で寝てしまっても、端末は一定時間操作が無かったら自動的にスリープ状態になり、開いていたページを覚えているので、何処まで読んだかは大きなロスもないので便利である。)
ちなみに、吉川英治の「三国志」はEPUB化は完了したが、まだ読み初めていない(結局、合本という形の1つのファイルにはせず、12のファイルに別れているが、「01」から「12」まで番号を付けているので、順番を間違えることはない。)が、近日中に読み始めるつもりである。(来年になると、野村胡堂の「銭形平次捕物控」が次々と「青空文庫」に追加されることになると思われるだけに…)
まだ、豆球式の懐中電灯やオイル式のランタンを使っているという方がおられれば、是非ともLED式のライト(懐中電灯やランタン)を試してみましょう。兎に角、照明器具はもはやLED式の時代である。→そのうち、壁掛け式の平面LEDライト(液晶テレビのバックライトをそのまま照明器具にしたようなものと思えば良い。)なども登場するのは時間の問題でしょうし、照明器具が大きく変わるのも時間の問題でしょうね。
↓筆者が購入したのはこれです。
エナジャイザーLED折りたたみ式ランタンFL452G J 3272ak
- 出版社/メーカー: 加賀ハイテック
- メディア: ホーム&キッチン
その他、いくつか
エナジャイザー LEDヘッドライト(ブルー)Energizer ヘッドライト7LED HD7L33AEJ
- 出版社/メーカー: エナジャイザー
- メディア:
ムサシ RITEX 懐中電灯付LEDセンサースリム ASL-030
- 出版社/メーカー: ムサシ
- メディア: ホーム&キッチン
Panasonic エボルタ付きLEDランタン ライムイエロー BF-AL01K-Y
- 出版社/メーカー: パナソニック
- メディア: ホーム&キッチン
彩か【SAIKA】 電気を使わない ランタン型 LED ソーラーライト 暖かみあるオレンジの光 CTD-18
- 出版社/メーカー: 彩か
- メディア: Tools & Hardware
↓電子書籍リーダーも便利です。
ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ブラック PRS-T3S/B
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: Personal Computers
ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ホワイト PRS-T3S/W
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: Personal Computers
ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル レッド PRS-T3S/R
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: Personal Computers
続・青空文庫「三国志」完結 [本/電子書籍]
先日、「青空文庫」に、吉川英治の『三国志』が全て追加されたということを記した通りである。「三国志」は4日おきに追加されていたが、その後の4日ずつ後は小川未明の作品が追加されている。(説明の必要はないだろうが、「日本児童文学の父」と呼ばれている作家であるだけに、嶽でも子供の時に彼の作品と接していることでしょうね。)ということで、次の吉川英治作品はまだということになっている。「新・平家物語」と「新・水滸伝」、「梅里先生行状記」あたりを期待したいところであるが、「三国志」を読むのにある程度の時間が必要となるため、直ぐに次の作品を追加してくれない方が親切に感じるのも事実である。→実際、「三国志」を読む時間を考えると、次の吉川作品は来年になってからでも良いと思います。
または、吉川英治と同様に、去年いっぱいで著作権が消滅した柳田国男の作品で、現時点で追加されていない「遠野物語拾遺」(「遠野物語」の続き、ちなみに「遠野物語」は既に追加されていて、今年に入ってからDLして読みました。)あたりの追加をしてもらいたいところである。
とは言っても、それ以外にも読みたいと思う作品(まだ「青空文庫」に追加されていない作品)が多数あること、それ以上に、読みたいと思って「青空文庫」からDLしたものの、まだ読んでいない作品が多数ある(テキストファイルで100M以上(=5000万字以上、400字詰原稿用紙に換算すると12.5万枚以上→改行後のスペースがあることを考えると、実際の原稿にすると13.7万枚以上になるはず。)溜まっている。)
一応、現在は1日に1時間強は読書の時間を確保しているのだが、最低でもあと更に1時間は読書の時間が欲しいところである。ただ、本音を言うと、1日に10時間ぐらいの読書時間が欲しいところであるが、そうなると、ほかにやることを考えると、1日36時間は必要となってしまう…
「読書」と言うと、昔からの方法では、たくさん読むと(紙の)本が増えていくことになったが、筆者がここのところ読んでいるものは全て「青空文庫」からDLした作品であるため、全て電子化されたものである。(DLしたテキストファイルのまま読んでいるものと、一太郎を使ってEPUB変換してから読んでいるものとがある。)そのため、いくら読んでも物理的には増えない。(メモリの消費量が増えるが、テキストファイルであれば2Gのメモリカードでも有り余るサイズである。)この点では場所を取らないのでありがたい所である。
それにしても、手の指の爪ぐらいの大きさのmicroSDカード(筆者は4GのmicroSDHCを使っている。)に現在数千冊(満杯まで入れると5万冊以上入る計算となる。→32GのmicroSDHCカードにすると40万冊以上になる計算。)の本が入っていることになるが、これはこれで凄いことですね。何せ、1000冊の本となると、全て文庫本であってもかなりの量になり、重量も凄くなってしまいますし...
兎に角、読書をもっとしましょう!!(電子書籍だと、大量に読んでもかさばらない、重くならない、というのはありがたいところですし、「青空文庫」」を利用すれば、最新作は無いものの、無料ですし...)
↓いくつか(紙の本を)拾っておきます。いずれも著作権消滅となっているので、「青空文庫」だと無料になります。(一部作品は「青空文庫」にまだ追加されていないものもありますが…)
新・平家物語 文庫 全16巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 文庫
青空文庫「三国志」完結 [本/電子書籍]
昨日(10/19)に「青空文庫」に吉川英治の『三国志』の最後となる「篇外余録」が追加されたことで、「青空文庫」で吉川英治の『三国志』が全て公開されることになりました。
『三国志』はあまりにも有名な作品であるので、名前ぐらいは誰でも知っているでしょう。その中でも、吉川英治の小説版、橫山光輝の漫画版の2つは知っていて当然というほど有名である。(それ以外の人の作品も多々ありますが…)
筆者は、かなり昔に橫山光輝の漫画版を一部であるが読んでいる(全巻に至らず、半分手前で挫折し読破していないのですが…)のだが、その時に(吉川英治の)小説版があることも知ったので、いずれは読みたいと思っていた。が、これまで読まないままであった。特に「青空文庫」を利用するようになった最近5年ぐらいは、吉川英治が1962年に亡くなっているので、2012年末で著作権が消滅するため、「青空文庫」に追加されれば無料で読むことが出来るようになると思ったので、時が来るのを待っていた。(紙の本だと、中古本は別として、文庫本だと6000円はするし、電子書籍でも5000円、合本でも1000円弱である。それが「青空文庫」になると、12のファイルに別れている(テキスト・ファイルなので、自分で1つにまとめてしまうことも可能であるが、テキスト・ファイルで3Mを越えるというもの凄いことになってしまう…)が無料になるのは大きい。)
今年に入って、予想通り「青空文庫」に吉川英治作品が順次追加されていて、氏の大作の「私本太平記」「宮本武蔵」「鳴門秘帖」は追加されたが、「三国志」はまだだったが、9月になってようやく(順次)追加となり、やっと全てが揃ったのは嬉しいところである。(「新・平家物語」や「新書太閤記」、絶筆となった「新・水滸伝」など、まだ追加されていない作品も多いですが。)
早速、ダウンロードをしたが、現時点では最初の「三国志・序」にも着手していないが、今の忙しい状態が一段落する来月には読み始めたいと思っている。
それにしても、最近本を読むとなると、「青空文庫」からダウンロードした古い作品(極々一部を除いて、「青空文庫」は著作権が消滅した作家の作品が公開されているので、基本的に没後50年以上経過している作家の作品ということになる。)ばかりになっている。→最新の作品でも読みたいものはあるのは言うまでもないのだが、それ以上に昔の古い作品の方に読みたいものがありすぎる、ということなのである。
秋はまだまだなので、「読書の秋」ということにして、古い作品を読むというのもいいんじゃないですか。
尚、本年末で著作権が切れる作家(=1963年に亡くなった作家)は、来年になると順次「青空文庫」に追加されていくと予想される。それに該当する作家の名前を記しておくので、もしも今、そういう作家の作品が読みたくなっても、我慢すれば無料で読めるようになる可能性がありますよ。
1963年没(2014年からパブリック・ドメインになる)作家。
岡本良雄、中村地平、野村胡堂、久保田万太郎、橋本多佳子、長谷川伸、尾山篤二郎、山之口貘、十返肇、三枝博音、佐佐木信綱、大田洋子、宇井伯寿、鈴木虎雄、和田清、etc。
筆者としては、映像化されていて有名な「銭形平次捕物控」の野村胡堂、「沓掛時次郎」の長谷川伸が特に楽しみであるが、それ以外にも楽しみな人がいます。→そう考えたら、来年も新作として発表される作品を読む時間が無いということになりそうで…
※古い作品が殆どですが、名作がたくさんあります。「青空文庫」を利用しましょう!!
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