電子書籍リーダー端末の新製品 [本/電子書籍]
電子書籍リーダー端末の新製品として、アマゾンからKindle Paperwhiteの新型と、SONYからReaderの新製品が発表された。(楽天のkoboも、おそらく発表されるものと思うが、koboは、以前に問い合わせを行った際の対応が余りにも酷かったため、一切相手にしない。→端末を例え無料にすると言われても、相手にしない。)
アマゾンの方の新モデルは、端末のメモリ容量が2倍になったことが大きなところで、価格も先代よりも上昇している。一方、SONYの方は解像度がアップしたことが特徴となっていて、価格は先代モデルの発売時と同じである。(但し、先代モデルには附属していたタッチペンと簡易ケースが無くなった。)
細かい所では、それぞれチューンナップされていて、改良が行われているであろうが、アマゾンの方は見た目では(先代と)区別が付かない。SONYのはデザインが微妙に変わっているので、見たら区別が付く。(が、大きく変わったという感じはない。)
去年(2012年)は、各社から(規格の異なる)電子書籍端末が次々と発売されたことで市場が注目されたが、普及が加速したということもなかった。一方、端末の方は、これまであまり馴染みの無かった電子インクを使ったディスプレイを使用していることで注目されたが、端末自体は既に成熟製品のような感じで、市場黎明期に見られるような特徴を主張するようなモデルがないのが残念なところである。
が、これは裏を帰せば、単機能(=読書)に絞った機能を果たせばよいとなると、似たり寄ったりのものになってしまうのは、これまで世の中に登場した商品を見れば分かる所である。(例えば、文房具などのように単機能なものを見れば、デザインを除くとどれも同じようなものである。)
電子書籍端末が普及しないことの一つとして、タブレットやスマホなどでも電子書籍を読むことは可能であるため、専用端末は不要という意見がある。確かにそれも一理あるが、タブレットは電池の消耗が大きく、スマホは(画面が)小さすぎて読みにくい。また、図鑑や写真集、ガイドブックなどはともかく、小説を読むのにはカラー画面は不要であり、液晶画面を長時間見ていると目が疲れるが、電子インクの専用端末では目の疲れが少なく、省電力であるというメリットもある。また、大きさは新書本のサイズに近く、(紙の)本の様に開く必要が無く、片手で持つことが出来るので、通勤電車の中でも使いやすい。
ところで、青空文庫の方で、先日から吉川英治の『三国志』が(順次)追加されるようになったが、これまでの吉川作品が3日に1作のペースだったのが、『三国志』は4日に1作のペースト成っている。(全部で12に分けられることになり、9/29に過半数を超える7つ目が追加された。→このペースだと、10月19日までかかることになるのでしょうか???)
この『三国志』であるが、講談社文庫では全8巻となっているが、電子版(Kindle、kobo)では「全一冊合本版」というものがある。(Readerストアには無かったですね。)全8巻を全て購入するよりもはるかに安い950円(8巻全ての電子版は5500円弱となる。)である。紙の本では、全8巻を1つにするとなると、とんでもない厚さになり、1冊の本としてはとんでもないことになるため、複数に別れているのだが、電子版だと、ファイルサイズが大きくなるものの、物理的には(メモリの物理的なサイズは変わらないため)全く同じである。ということから、「一作品一ファイル」ということが簡単に実現されることになり、管理しやすくなる。(価格も安くなるというメリットも出る。)
しかし、吉川英治は1962年没なので、今年(2013年)の元旦からは著作権が消滅したため、パブリックドメインとなった。そのため、青空文庫から入手すれば無料で入手出来る。(テキストファイルでダウンロードすることになる。)
青空文庫では、『三国志』は全部で12のファイルに別れているが、ダウンロードしたテキストファイルを自分で繋げて1つにしてしまえば、「合本版」も簡単に作成出来てしまう。(但し、本日10/1 時点では、まだ全てのファイルが追加されていないので、「合本版」は完成しませんが...)で、合本処理したものを(自分で)E-PUB変換すれば、電子版・合本が出来てしまう。で、それを外部メモリ・カードにコピーし、SONYのReader端末に入れてやれば、Readerストアに『三国志』の合本が無くても、同等品を無料で入手出来る。よって、合本版がストアに無いことがマイナスにはならないのである。→「青空文庫」とE-PUB変換を行えば良く、この方が「青空文庫」に追加されたばかりの作品も直ぐに電子書籍端末で読書が可能になる。(Kindleやkoboでは、「青空文庫」の無料作品を追加するのにタイムラグが生じるが、自分でE-PUBファイルを作成してしまえば、それよりも早く入手可能である。)
書籍は、日々新しい作品が発表されているが、著作権が消滅した作品に目をやると、色々と面白い作品があるだけに、自分で工夫して読むものを選びましょう。で、そのためには、外部メモリと(普通の)E-PUBファイルを利用できるSONYのReaderは使いやすい電子書籍端末である。(Kindleやkoboも「E-PUB対応」と言っているが、これらはそれぞれの専用のE-PUBファイルとなるため、汎用ファイルのE-PUBファイルではないので、使いにくいと言うことになりますよ。)
それにしても、メーカーは、もっと使い方をもっと提案すべきですね。そうすれば、もっと利用範囲も広がるのに...(ちなみに筆者は、自分で書いた小説もE-PUB化しています。)
↓新モデルです。
ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ブラック PRS-T3S/B
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: Personal Computers
ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ホワイト PRS-T3S/W
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: Personal Computers
↓新モデルではないですが...
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ホワイト PRS-T2/WC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
↓吉川英治の『三国志』です。(紙/電子版 があるので、注意されたし)
ついに吉川英治の「三国志」が!(2013/9/6) [本/電子書籍]
吉川英治といえば、去年末で著作権の保護期間が満了となって、今年の1月1日からは、作品がパブリックドメインとなった作家である。青空文庫にも、今年になってから、彼の作品が順次追加されている。で、電子ファイル(テキスト・ファイル)をダウンロードすれば、彼の作品を無料で読むことが出来る。(紙の本や電子書籍の購入であれば、支出が生じることになるが、青空文庫からのDLであれば無料である。)
既に「私本太平記」「宮本武蔵」「鳴門秘帖」という大作をはじめ、いくつかの短編作品などが青空文庫に出ているが、待ちわびていた「三国志」の最初の部分(「序」」)が昨日(9/5)に追加されたのである。(青空文庫では、「序」から「篇外余録」までの12のファイルに分割されることになる。)
「序」の部分は、一連の物語が始まる前の段階のものであって、作者自身による前書きでありも文章の量も少なく、数分で読み終わってしまうというものである。よって、9/5の時点では、これからということであって、本編にはまだ入っていないのですがね...
また、これまでの追加されていく状況は、ほぼ3日に1本というペースであったため、残り11本もそれと同様に3日おきぐらいのペースとなって、全てが追加されるのは10月10日頃になるものと予想される。→一度に全部追加されると、膨大な量になるので、逆に直ぐに読めないとなってしまうが、一ヶ月かけてというのであれば、少しずつでいいので読んでいこう、という気持ちにもなる。
ちなみに、この作品の紙の本と電子書籍の値段を調べてみると、紙の本は、講談社文庫の全8巻が6384円(798円×8)になり、ReaderやKindle、Koboだと5464円(683円×8)になる。(要するに、横並びの価格である。)それが青空文庫であれば0円ということになるので、この差は大きい。尚、図書館で借りてくれば、紙の本でも無料だし、古本屋で購入すれば、0円とは行かないにしても、もっと安価で紙の本を入手出来るが、一応、「再販価格」の統制が利いている新刊本の購入ということで述べることにする。
ただ、よくよく考えて見ると、Koboだと初代のモデルだったら、5480円に値下げしたことを考えると、その本体がほぼ買えてしまうことになる。(が、koboの最初の値段を考えると、値下げしても売れ残っているということでもあって、それだけの価値も無いボロ機種である、ということを証明しているのでもありますが...)KindleやReaderであれば、本体が買えるというところまではいかないものの、他の作品(何でも良いですし、吉川英治の作品でも良い。)を10作も買えば、端末本体が買えるので、そちらをお薦めします。(電子書籍リーダーが無くても、タブレット、スマホ、PCでも電子書籍は読めるので、端末を買わなくてもという道もありますけど...)
あれほど暑かった夏も終わり、秋の夜長には読書ということで、吉川英治の「三国志」を読んでみるというのがよろしいかと...(既に青空文庫に追加されている「私本太平記」「宮本武蔵」「鳴門秘帖」などでもいいですし...)
※そう遠くない間(多分、年内)に、KindleやKoboでは無料版(要するに、青空文庫版を変換したもの)も出ることになると思いますが...
↓紙の本の「三国志」です。
「鳴門秘帖」をEPUB化して... [本/電子書籍]
今年からパブリック・ドメインとなった吉川英治の作品であるが、「青空文庫」の方では、確実に吉川作品が追加されている。(「青空文庫」は毎日、何らかの作品が追加されているが、吉川作品は3日に一度のペースで追加されている。(今月は、4/3、6に追加されている。))
1月に「私本太平記」、2月に「宮本武蔵」が追加され、3月は短編作品ばかり(4/3までに17作品)が追加された。そして、4/6から、いよいよ「鳴門秘帖」が追加されるようになった。(まずは『上方の巻』です。)また、これまでのパターン(吉川英治作品は3日に一度のペースで追加されているので、「鳴門秘帖」が全て追加されるのは4/21になるものと予想される。→4/6の次は4/9、12、15、18、21となるものと思われる。)
尚、「鳴門秘帖」は紙の本や、現在有料販売されている電子書籍(Kindle、Reader、Kobo、Booklive!など、いくつかの電子書籍フォーマットに応じたものがあるが、価格だけは方式に関係なく横並びとなっている。)では全3巻(紙では全部で2000円を超えるが、電子版では1890円となる。しかし、「青空文庫」では無料である。)となっている。「青空文庫」が全6巻(テキスト・ファイルが6つ)となっているのは、「○○の巻」でそれぞれ独立しているためである。
これらの作品は、「青空文庫」に追加されたばかりであるため、KindleでもReaderでも、koboでも、無料版は現時点では無い。(koboに、「私本太平記」の無料版、すなわち青空文庫版(今年の1月から2月初旬にかけて、順次追加されていた。)がようやく追加されたばかりである。)現時点で電子版で読むのなら、自分で電子ファイルを作成するか、有料版を購入するかのどちらかになる。が、無料でテキスト・ファイルを入手できるのだから、今更有料版の購入はあり得ないでしょう。(第一、底本がその有料版と同じ紙の書籍ですし...)しかも、一太郎を使ってEPUB形式で保存するのなら、「青空文庫」に追加されたばかりの作品をその日のうちにEPUB化して読むことが出来るので、選択肢は1つ「自炊」です。
ということで「鳴門秘帖」のEPUB化作業を始めました。ただ、吉川英治作品は、ルビ設定が多く、傍点処理なども結構あり、更に400字詰め原稿用紙換算でも350枚ぐらいになるので、それなりの作業時間が必要なので、数日かけての作業になる。
尚、筆者がEPUB化する作品は、著作権が消滅した作品ばかりである。「青空文庫収録ファイルの取り扱い規準」によると、(筆者が)EPUB化したもののは、青空文庫に了解を求めずに、有償/無償を問わずに再配布してもいいことになっている。(ファイルの最後にある底本に関する各種情報、作業者情報などはそのままで手を加えずに残してあるので、問題となるような所はない。強いて言うと、書籍の表紙として使う画像は、紙書籍の表紙は著作権の問題があるのでNGだし、青空文庫のものということが分かるものを、筆者が独自に作成する必要があるということぐらいですかね。でも、これにしても、「青空文庫版」ということを入れて、独自フォーマットを作り、タイトル、著者名等を入れる簡単なもので、画像らしい画像の無いものにしますけど...)
そういうEPUBファイルで良いのなら、及び、欲しいという方がいるのなら、HPの方で再配布出来るようにしようかしら...(いや、それでなくても去年と比べて忙しくなったので、そんなことをしている時間まで確保するのが難しいという状況だし...)
ちなみに、これまでにEPUB化したもの(EPUB3.0に準拠したもので、拡張子は「.epub」である。)は「宮本武蔵(全8巻)」「火星兵団」「フランケンシュタイン」「ドグラ・マグラ」「黒死館殺人事件」「宝島」などで、ページ数のあるものばかりである。また、これらは、SONY Readerで読むためにepub化したもので、kindle、koboではこのままでは読めない。(対応ファイルに変換することは、再変換をすれば直ぐに出来ますけど...)ただ、自炊したEPUBファイルを読んでいると、ルビ記号などの各種記号が残っているのを発見することもあるだけに、再配布というのなら、もう一度、そういうチェックをして、修正しないとダメですよね。そうなると、時間が無いし...(尚、自分で読むのなら、そういうミスがあっても、「まあいいか」となるのは言うまでも無い。)
欲しい、という方がいれば、コメントの方に書き込んで下さい。対応を考えて見ます。しかし、数ヶ月から半年のすれば、kindleやkoboの方でも無料版が追加されているかも...(Reader Storeの方は追加されそうにないように思えますが...)
※(追記)
本日4/9の「青空文庫」の追加作品は「鳴門秘帖」の2本目の『江戸の巻』です。(ということで、このまま3日おきに順次追加で間違いないようです。)
↓紙のものですが...
↓「青空文庫」版を自炊したが、その底本はこれです。
↓その他、いくつか
ドグラ・マグラ (現代教養文庫 884 夢野久作傑作選 4)
- 作者: 夢野 久作
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1976
- メディア: 文庫
青空文庫「宮本武蔵」完結 [本/電子書籍]
本日3/3の「青空文庫」の新着作品が吉川英治の「宮本武蔵 08 円明の巻」だったということで、これで「宮本武蔵」も全て揃いました。(当然、「無料」である。)
青空文庫の「宮本武蔵」は全部で8巻(=8つのファイル)で構成されている。そして、その8つのテキスト・ファイルの合計ファイルサイズは約2.81Mである。(文字数にすると140万字強、400字詰め原稿用紙3500枚強になる。→(注意)「青空文庫」のテキストファイルは、太字、傍点、ルビについてはそれぞれ決まったフォーマットで説明されているため、全ての文字が本文ということにはならない。よって、本文の文字数は多少減ることになる。)一太郎やWORDファイルの2.8Mだと、それほど大きいとは感じないが、テキスト・ファイルの2.8Mは膨大な文字数であるのは言うまでも無いが、それだけの大作ということである。
ちなみに、「宮本武蔵」の紙の本は、文庫本で全8巻となっている。数だけ見ると「同じ」ということになるが、この両者には大きな違いがある。その違いとは「構成」である。
紙の本の場合はページ数の関係もあって、各巻のページ数に極端な差は無いようになっている。そのため、ページ数が異なる一つのエピソードが一巻に収録されているということになっていない。(一巻に複数のエピソードが収録されていたり、一つのエピソードが複数巻に分割されて収録されていることになる。)
一方、青空文庫では一巻(=各ファイル)が一つのエピソード(=「○○の巻」)となっているため、ファイルサイズに大きな差があるものの、綺麗に整理されていると言える。但し、このため、1巻に相当する「01」が「序、はしがき」となっていて、このファイルは約7.5Kのテキスト・ファイル(=文字数が約3800、400字詰め原稿用紙10枚)となっている。(ゆっくり読んでも10分以内、まあ5分もあれば読破できる。)→結局「一長一短」ということになる。
また、このテキストファイルを使って、多少の手(太字、傍点、字下げ、外字、図の処理を行い、ルビについては全ては対応しない。)を加えてEPUB変換すれば、電子書籍リーダー(筆者はSONY のReaderを使用。→タブレットでも読めるが、電池の持続時間が全然違うこと、及び本を読むのなら白黒の電子ペーパーで十分。)で読みやすい自炊した電子書籍が完成する。(図が無ければ、完成したEPUB夫愛瑠は元のテキストファイルよりもサイズが小さくなる。)
尚、「宮本武蔵」はReader Store、Kindle本、koboなどでも電子書籍として販売されているが、現時点では「青空文庫」のものから変換した無料本は出ていない。(「青空文庫」に追加されたばかりなので、当然でしょう。)それらの3つの電子書籍は、横並びで各巻630円となっているため、全部揃えると5040円になるが、筆者の方法では「青空文庫」は無料なので0円で「宮本武蔵」が揃ったということになる。(ちなみに、紙の本(新刊)で全部揃えると6000円ぐらいになる。)
1月には同じ吉川英治の「私本太平記」が「青空文庫」に登場したことで、やはり「宮本武蔵」と同額の金銭的メリットが出ている。(この2作だけで1万円超が浮くことになる。更に、柳田國男、室生犀星たち(=吉川英治と同様に今年からパブリックドメインになった作家である。)の作品も同じ方法で入手したので、より多額が浮いたことになる。で、このお金で電子書籍端末を買っても、元は取れている。)
また、紙の本だと、読みたい本が溜まるということは物理的に(本が)増えていくのだが、電子書籍だと、メモリカードやHDDに電子データとしての蓄積量は増えていくが、(目に見える)物理的には増えない。そのため、全くかさばらないというのも大きなメリットである。
尚、元旦の「青空文庫」の情報によると、この後の吉川英治作品は「鳴門秘帖」が追加されるようだが、この作品も同じように入手すると、約2000円の金銭的なメリットが生じます。
今年になって、パブリックドメインになるのを待っていた(=「青空文庫」に追加されるのを待っていた)読みたい作家の作品が無料で一気に増加(テキストファイルで20M以上も増えている。)して喜んでいるのだが、1日の読書時間を2倍、3倍にするということも出来ない(3、4割は増えているのは事実ですが...)ので、現在では読みたい書籍(ファイル)が一気に増えていて…
電子書籍リーダーやタブレットを利用して、パブリックドメインになった作品を読書しまくる、というのは如何?
↓次はこの作品
↓いくつか
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Pocket Edition/5型 PRS-350 S
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
BookLive!Reader Lideo BL-121(電子書籍専用端末 ブックライブリーダー リディオ BL-121)
- 出版社/メーカー: BookLive
- メディア: エレクトロニクス
吉川英治『宮本武蔵』をEPUB化 [本/電子書籍]
今年からパブリックドメインになった吉川英治作品であるが、パブリックドメインになった作品を公開していて、(もちろん)無料でテキスト・ファイルをDL出来る「青空文庫」でも、今年になってから着々と作品が増えている。
1月は「私本太平記」が順次追加されていたが、それに続いては「宮本武蔵」が追加されている。2/18現在では、「水の巻」までが公開されていて、残りはあと5作(火の巻、風の巻、空の巻、二天の巻、円明の巻)である。(2/10から始まって、3日おきに追加されていることを考えると、全て揃うのは3/3ということになるのでしょうか...)
ちなみに、これをAmazonのkindle本やSONYのReader Storeから電子書籍として購入しようとすると、各巻630円であり、全部購入すると5040円になる。(koboは価値無しのため調べていないが、おそらく横並び価格であろうと思われる。→価格競争が起こっていない市場に問題があるのは言うまでも無い...)また、紙の本で購入すると、Amazonで新刊本の価格を見てみると、734円×8 = 5872円となる。(古本屋に行けば、もっと安く入手は可能でしょうが...)
尚、KindleでもReaderでも、そしてkoboでもそうだが、「青空文庫」にある作品は無料でDL出来るようになっている(全てではない所に注意が必要である。)のだが、吉川英治作品は、「青空文庫」に追加されたばかりということもあって、まだ無料本化されていないので、現時点で無料で入手使用とすれば「青空文庫」に頼ることになる。
まずはテキスト・ファイルで入手したものを開き、読みやすいようなフォント、サイズ、行などに整えて、それをEPUB化するか、PDF化して保存(形の上では、これも「自炊」ということになる。)してやれば、電子書籍リーダーでも読みやすいもが得られる。尚、一部作品では、図がある場合もあるが、その時は図を該当する位置に貼り付ける手間が増えることになるが、それも簡単にできるため、少し手間が増えるだけで、自炊は可能である。
早速「宮本武蔵」をEPUB化したのだが、この作品は、貼り付ける図は無い。また、ルビはいちいち変換せずにそのままとしておいても問題はないので、そのままとした。で、一連の作業は1つの作品(1つのファイル)が2分もあればEPUB化が完了する。(ちなみに、テキストファイルで200K強の「地の巻」はEPUBで116k、300k強の「水の巻」はEPUBで167kとなった。→表紙画像も付けない場合で、表紙画像帆付けると、少し大きくなる。)
尚、EPUBにしたのは、PDFにするとよりファイルサイズが大きくなる(7~10倍程度になるようです。)ためであり、1つの作品が数百k程度に収まるEPUBだと、外部メモリも32Gというような大容量までは必要でなく、価格的にも安い4Gで十分である。(1つの作品のファイルサイズが数百kならば、4Gでも1万タイトルは収録可能という計算になる。漫画を扱わなければ4Gでも十分すぎる容量ということになる。→短編ばかりだったら、もっと数多く入るのは言うまでも無い。)
ちなみに、筆者は「一太郎2013」でEPUB化して、外部メモリに入れてSONYのReaderで読むのが中心になっていて、特に今年になってからは読書の時間が増えました。(これもBlog更新が減少した理由の一つである。)
自炊という手間がかかるという印象があるが、凝ったこと(例えば、ルビを全て付けるなど)をしなければ、テキスト・ファイルを開き、登録しておいた文書スタイルを呼び出し、EPUBで保存するだけなので、あっという間に電子書籍版が出来上がるので、悪くないことである。(本をばらして、スキャンして、…、ということのない「自炊」です。)
新しい作品はともかく、著作権が切れたような古い作品はこれに限りますね。
また、こういう自炊では、自分の好きなフォントを使っての電子化も可能であり、表紙も自分の思いのままとなるので、まさに自分だけの電子書籍版を作れるという楽しみもあります。→言うまでも無く、これを印刷し、製本すれば紙の本も作れるが、購入した電子書籍は印刷出来ないということもあるので、自由度も高いと言うことになります。(但し、印刷するということは、まずしないでしょうけど...)
尚、自炊するのも良いが、数ページ程度という短編作品の場合は、テキスト・ファイルのまま、変換せずに読んだ方が時間的にも早いということも頭に入れておきましょう!
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ホワイト PRS-T2/WC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader レッド PRS-T2/RC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
柳田國男と吉川英治の作品 [本/電子書籍]
昨年末限りで著作権が消滅し、本年からはパブリックドメインとなった作家として、柳田國男と吉川英治がいる。(他にも室生犀星、秋田雨雀、妹尾韶夫、正木不如丘、正宗白鳥、たちがいるが、今年は本当に「当たり年」と言われているほど、有名作家がパブリックドメインになった。)今年は、1999年にパブリックドメインになった太宰治の時のように、ちょっとしたパブリックドメイン・フィーバーとなっているが、これも著作権が消滅した作品を数多く取りそろえている「青空文庫」の存在が大きいからですね。
上記作家たちの作品も、「青空文庫」には少しずつ追加されている。特に、柳田國男の『遠野物語』は元旦に追加されたこともあって、筆者は直ちにDLして読んだ。また、その他の作家の作品もいくつかDLして読んだ。尚、パブリックドメインになっているのでDLは「無料」である。(紙の本のようにしたければ、DLしたテキスト・ファイルを印刷して製本するという手間がかかるが、自分で作成すればいい。)もしも『遠野物語』を去年の内に(紙の)本や電子書籍で入手していれば、安くても500円は必要だったことを考えると、この差は大きいということになる。(1冊ではそうでもないが、数が増えていけば、その差は歴然である。)
尚、2/3時点ではまだ追加されていないが、その続編となる『遠野物語拾遺』を早く追加して欲しいと思います。(2/3時点では、柳田國男の作品は9作が出ている。)
そして、人気長編小説を多数生み出している吉川英治については、2/3時点では『私本太平記』のみであるが、電子書籍では全13巻の内の12巻までが出ている。(紙の本では全8巻である。)これも既にDLしている。但し、元旦に最初の1巻が追加されたが、全巻揃ってから読み始めようと思っている(2巻以降の追加に時間がかかるかも?という考えがあったためで、続けて最期まで読める状態になってから読み始めよう、と思ったため。)ので、現時点では未読である。が、あと1巻で揃うため、いよいよ読み始めようかと思っている。
※追記 2/4に『私本太平記』の13巻が追加されて、全巻出そろいました。
ちなみに、『私本太平記』を電子書籍で全巻入手しようとしていたら5460円になり、紙の本だと5700円超(新刊の場合)になるのが、「青空文庫」では無料である。また、冊数が増加しても物理的なスペースが増えない(増えるとしても外部メモリカード(microSD)で済む。)だけに、全巻を持って出掛けることも可能である。(極端な話、1万タイトルの小説も1枚のメモリカードに入ってしまい、1万タイトルの小説を持ち歩くことも可能である。但し、1万タイトルをDLするための時間が必要となるのは言うまでも無いですが...)
また、現時点ではまだ追加されていないが、吉川英治の『三国志』を全巻入手しようとすると、やはり5000円は超える金額が必要になる。つまり、『私本太平記』と『三国志』を全巻揃えようとすると、1万円を越えることになる。しかし、1万円となると、このお金で電子書籍リーダー(端末)を買ってもお釣りがあることになり、書籍の方は「青空文庫」からDLすれば無料である。(「青空文庫」からのDLだとテキストファイルとなるが、これをPDFに変換するか、EPUBに変換すれば、電子書籍リーダーで読みやすい形となる。→EPUBに変換するのなら「一太郎2012」が使える。また、2/8に「一太郎2013」がリリースされるが、ATOK2013にバージョンアップするついでに「一太郎2013」にするのも一つの手ですね。)
更に、今後追加される予定になっている『宮本武蔵』『新・平家物語』『鳴門秘帖』『新・水滸伝』『新書太閤記』などをDLしていけば、あとはDLすればするほど紙の本で入手するよりもお得になる一方である。(言うまでも無く、太宰治、芥川龍之介、直木三十五、夏目漱石、森鴎外、海野十三、など、パブリックドメインになっている作家は数多い。)
また、2014年になると野村胡堂、長谷川伸が、2015年には尾崎士郎が、2016年には江戸川乱歩、谷﨑潤一郎の作品がパブリックドメインになる予定です。(著作権の保護期間が延長されなければ...)
こうしてみると、古い作品(=パブリックドメイン)を色々と読んでいこうというのであれば、紙の本ではなく、「青空文庫」を利用して電子書籍にすれば、初期投資となる端末購入代金も、本を読めば直ぐに元が取れることになり、後は読めば読むほどお得になりますね。→電子書籍リーダー(SONYのReaderかAmazonのKindle)を購入するのも良いんじゃ無いかと...(koboはサポートが酷く「(オプションの)商品詳細をお伝えすることができかねます」というあり得ない回答を貰っただけに、絶対に買うべきではない。→金を貰っても筆者はいらないゴミだ!と言います。)
ちなみに筆者はSONYのReaderを使っているが、これは自分でPDFやEPUBファイルを作成するので、外部メモリが使える方が便利ということで選んだものです。洋書を多く読むとか、外部メモリは不要というのであれば、kindle PWの方が良いでしょうね...(繰り返すが、koboは買う価値無し。)
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader レッド PRS-T2/RC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ホワイト PRS-T2/WC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Pocket Edition/5型 PRS-350 S
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
BookLive!Reader Lideo BL-121(電子書籍専用端末 ブックライブリーダー リディオ BL-121)
- 出版社/メーカー: BookLive
- メディア: エレクトロニクス
↓一応、拾っておきます。
私本太平記 文庫 全8巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/29
- メディア: 文庫
新書太閤記 文庫 全11巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 文庫
新・平家物語 文庫 全16巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 文庫
↓こちらも
入浴のお供に [本/電子書籍]
blank_page 冬の寒い時期は、お風呂でたっぷりと暖まる、ということをよくやります。(40゜Cぐらいのやや温めだと、長時間入るのにもピッタリですね。)しかし、ただ長風呂をというのでは寂しく、何かお供が欲しい所です。
最近では、浴室にテレビがある、ということも一部では見られますが、テレビだと見たい番組を放送していない、ということもあります。手っ取り早く楽しめるのはラジオですが、これでもやはり面白くない番組を放送していることもあるので、万能とはいえません。
そんな中、近年は、タブレットの普及から、タブレットの防水用アクセサリーがいくつか発売されていて、入浴中にタブレットを使って、見たいものを見る、ということが手軽に出来ます。
また、そのアクセサリーは、一応「タブレット用」ということになっているものの、サイズ的に合えば、他のものを入れても問題ないですし、市販されているチャック付きのポリ袋を二重、三重に使えば、サイズが合わないというものを入浴時に使うこともできますね。
ということから、筆者は電子書籍リーダー(SONYのReaderです。)を入浴時に利用することにしました。
特に、冬の時期は、寒いことからたっぷりと暖まりたいということから、長風呂になることが多いですが、その時に小説を読むということで、ある程度纏まった読書時間をとることが出来ます。(ただ、面白い作品だと、もっと読もう、ということになって、1時間は当たり前で、最近は入浴時間が70~80分になっている...→60分は本を読んでいます。)
但し、「青空文庫」から無料でDLしたテキスト・ファイルをベースに自炊して、メモリーカードに入れて端末で読む、ということしているので、有料の電子書籍は読んでいません。→紙の本を20冊も買えば、端末代を軽く越えてしまうので、一ヶ月で軽く元は取っていると思います。
しかも、2013年になれば、柳田國男、吉川英治、という読みたい作家の著作権が切れるので、そう遠くない時期に「青空文庫」に加わって、無料で入手出来るでしょうし、読む本には困りません。(何せ、「青空文庫」には1万2000タイトルを越える作品があります。但し、詩のように数ページで、1分以内に読み終わる作品や、5分以内に読み終えることの出来る「短編作品」も多数ありますが...)
ということで、入浴のお供に電子書籍を、というのは如何?
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ホワイト PRS-T2/WC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader レッド PRS-T2/RC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
Acase シースルー 防水ケース Waterproof case '2012 for iPhone4S iPhone4 iPhone iPod GalaxyS (ストラップ付)防水保護等級:IPx8
- 出版社/メーカー: Acase
- メディア: エレクトロニクス
↓サイズ確認が必要ですが、これらも使えます。
↓ATOKだけでなく、EPUBファイルの作成に使えます。
何、この殿様商売?→商品価値なしのkobo [本/電子書籍]
楽天から発売された電子書籍リーダーkoboは、登場当初から「?」という所が多々あったが、楽天自体の対応が余りにも酷いということを示す事柄を一件記しておきます。
kobo gloは関係ないが、touchとminiはライトが無いことから、オプションでリーディングライトを発売している。しかし、楽天のkobo関係のHPでリーディングライトについての仕様を捜しても、細かいことは記されていない。(素材、サイズ、重量、色だけしかない。)
ライトであるからは、電源が必要であるのは言うまでも無いので、使用電池について(同時に、電池寿命も)を問い合わせたのだが、その回答に呆れてしまった。(「転載禁止」の文字が無かったので、記します。)
「リーディングライトについてですが、アクセサリーはサポート対象外ですので、
弊社から商品詳細をお伝えすることができかねます。
ご了承いただきますよう、お願いいたします。
申しわけございません。」
これが回答である。すなわち、リーディングライトに関しては「楽天は対応しない」と言っているのである。となると、ライトが原因となるトラブルが発生した場合でも、一切関知しないと宣言していることでもある。→LEDライトであることから、その可能性は低いと考えられるが、何らかのトラブルから、ライト使用中にLEDが過熱し、それによって発火をしても、「知らない」と宣言しているのである。
当然、この回答を読んだ時点で、この余にも酷い対応に、怒りを通り越して、完全に呆れてしまい、殿様商売、ユーザーのことを全く考えていないということを改めて感じた。そして、アクセサリーに関してこのような対応をしているkoboは、商品としての価値はゼロ、すなわちゴミだ、という結論に至った。
本体のアクセサリーを、全く関係ない別会社が販売しているのならば、多少は考慮する余地はあるが、このライトは楽天が販売していて、「アクセサリー」と謳っている。koboとは別商品であるが「アクセサリー」は本体の価値を上げるための商品であるが、これによって楽天は、kobo touchとminiは商品ではない、と宣言しているのである。(まあ、touchを、ある条件の下で勝手に送りつけていた、という時点で、商品であることを自ら放棄していましたが...)
ちなみに、SONYのReaderについては、SONYが「ライト付きブックカバー」というアクセサリーを販売しているが、その商品紹介ページには「付属品:単4形乾電池×1本」とあることから、使用電池が単四1本ということが分かる。
また、電子書籍リーダーの種類に関係なく、「各種電子ブックリーダー対応読書灯」という商品をいくつか見ても、必ず使用電池が記されている。(ボタン電池を使っている商品が多いですね。)
ということで、こんなにも対応の酷い「kobo (touchとmini)」は、完全に商品としての存在意義が無く、購入するような代物ではない。
7月にkobo touchが発売された時、飛びついて買わなくて良かった、と改めて思います。
ということで、筆者の結論は、電子書籍リーダーは、自炊することがあれば、外部メモリが使えるSONYのReaderを、自炊をせずに、単に電子書籍を読むだけというのであればAmazonのkindle、ということである。また、書籍数が(現時点で)多いLideoも悪くはないが、koboは絶対に買うべきではないですね。(例え、「1万円あげるから」と言われてもkoboは買わない!!→「koboは商品価値なし!!」)
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ブラック PRS-T2/BC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader ホワイト PRS-T2/WC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
SONY 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル Reader レッド PRS-T2/RC
- 出版社/メーカー: Sony
- メディア: エレクトロニクス
BookLive!Reader Lideo BL-121(電子書籍専用端末 ブックライブリーダー リディオ BL-121)
- 出版社/メーカー: BookLive
- メディア: エレクトロニクス
↓電子書籍端末で使えるライトをいくつか
I.D.E.Ainternational LEDブックライト シルバー FDL003-SY 4200037
- 出版社/メーカー: イデアインターナショナル
- メディア: ホーム&キッチン
MIGHTY BRIGHT TravelFlex LEDブックライト グリーン 42614
- 出版社/メーカー: Mighty Bright
- 発売日: 2012/01/01
- メディア: ホーム&キッチン
世界最小サイズ☆明るいLEDライト(連続点灯時間100時間以上!) ■BOOK LIGHT(ブックライト)mini
- 出版社/メーカー: 太田アート
- メディア:
マイティーブライト ミニフレックス ブックライト 読書灯 ブラック
- 出版社/メーカー: Gold Crest
- メディア:
あと一週間で… [本/電子書籍]
今年もあと一週間ということになりました。で、1962年に亡くなった作家の著作物(小説など)の著作権もあと一週間で消滅することになります。著作権が消滅すると、「パブリックドメイン」になり、自由に使えることになります。
どういう作家がこれに該当するのか(=「1962年に亡くなった作家」)というと、柳田國男、室生犀星、吉川英治の3人がその代表として名前が出てきます。が、それ意外にどういう人がいるのかを調べてました。(敬称略)
*秋田雨雀
大西源一
岡田八千代
小口みち子
国木田治子
小松清
実吉捷郎
塩谷温
*妹尾韶夫
武林無想庵
東野辺薫
早川三代治
*正木不如丘
*正宗白鳥
若月紫蘭
尚、「俳人」と呼ばれる人はピックアップしていません。
名前の前に「*」のある人は、「青空文庫」で現在「作業中」となっている作家なので、2013年なると、順次追加されていくものと思われ。(一度に大量追加が行われるのではなく、毎日、1~3作ぐらいのペースで追加されていく。)
→柳田國男、室生犀星、吉川英治の3人も「*」です。
これらの作家の作品を読もうと思うのであれば、「青空文庫」で追加されるのを待つ、または「青空文庫」に追加されるとkidle storeなどにも無料作品として追加されるでしょうから、それらを待ってから読むのが良いでしょうね。
ということで、来年になると、柳田國男の民俗学作品や「遠野物語」、吉川英治の「鳴門秘帖」「宮本武蔵」「三国志」「新・平家物語」などが「青空文庫」に追加されるのを待って、それらの作品を読もうと思います。
※「銭形平次」の野村胡堂、「水掛時次郎」の長谷川伸は1963年没なので2013年末で、「人生劇場」の尾崎士郎、「007」のイアン・フレミングは1964年没なので2014年末で、江戸川乱歩、谷﨑潤一郎は1965年没なので2015年末で著作権が消滅するというように、これからはビッグネームの作家の作品がパブリックドメインになるという楽しみもあります。
ということで、今年で著作権が消滅する作家の(紙)本をいくつか拾っておきます。
私本太平記 文庫 全8巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/29
- メディア: 文庫
日本SFの始祖の一人 [本/電子書籍]
SF小説は、近未来ものというものが多いですが、古い作品の場合は、その小説の舞台となっている時代が既に過去になっているものもたくさんあります。→1920年代、30年代の作品では、1980年代や90年代を舞台にした近未来作品も数多い。
そんな作品を読むと、物語の中では「未来」となっているが、現実の世の中は全く違うものになっているということも当たり前のようにあります。が、そのギャップがまた面白い所でもあります。(「鉄腕アトム」も、物語中では2003年に誕生しています。)
日本のSF小説の始祖の一人として知られている海野十三(うんの・じゅうざ)もそういう作品を多く発表しています。
(彼は1897年生まれ、1949年没のため、彼の作品は既に著作権が消滅していて、パブリック・ドメインになっている。)
ちなみに、松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」で、冲田艦長の名前が「十三」というのは、彼が海野十三のファンだったことに由来している、というのは有名な話ですね。
ということで、本日は海野十三の作品をいくつか拾っておきます。(パブリックドメインになっているので、「青空文庫」から無料でDLできます。→電子書籍としても無料で入手可能です。(有料のものも多数あるけど...))半世紀以上昔に書かれたSF小説を読んでみるというのもよろしいかと...
※kobo miniの発売が、発売日になって急遽延期になった(12/20から順次発送となった)が、7月のkobo touchの時のドタバタといい、今回といい、koboはメーカーとしてもはや信用できないですね。ということで、電子書籍はやはりKindleでしょうね。しかし、Kindleは外部メモリが使えないので、自炊PDFファイルを数多く見るという方はSONYのReaderを、自炊しない方はKindleを選択するのべきですね。→筆者は自炊するのでReaderにしました。)
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