ネオ・ウルトラQ#3 [特撮]
物語は全く独立したものであるが、感じたのは前回と同様であって、これというものを感じない物語でした。着眼点は悪くないという所も同じで、結末が「ウルQ」らしいものとなっているが、途中で読めてしまう、という所も同じであるため、「なんだぁ...」ということで終わってしまう。
一応、違いとしては、怪獣(ブレザレン)だったのが宇宙人(ヴァルカヌス星人)ということになっているぐらいで、物語の展開としては平凡すぎました。
尚、ヴァルカヌス星人の目的がしっかりと語られていたのは良かったが、見た目のインパクトが無かったことで、結局相殺されてしまって、物語としてはドングリの背比べでした。
「美」に対する感覚の違い、「ビジネス」に徹するところ、「信用第一」など、取り上げた素材は決して悪いものではないのだが、結局、素材の良さを出し切れないで終わってしまった、といったら良いですかね...→一度見たらそれで十分で、二度見は不必要という物語でした。
やはり、「ウルトラQ」という名前がついていることが本作にフィルターをかけてしまい、「期待はずれ」ということになっているようですね。レトロチックな映像をはじめ、細部まで色々と「こだわり」があるのは悪いことでは無いが、本作ではそれら全てが空回りをしていて足を引っ張っているだけ、と感じられる。(この調子でいくと、しばらくは見続けるが、感想などを記すのは止めてしまうかも...→はっきり言って「期待はずれ、つまらない...その後に放送されている(何度も見ている「ウルトラセブン」の方が面白いのですから...))
いくつか
ネオ・ウルトラQ#2(2013/1/20) [特撮]
色彩感を抑えて、レトロチックな映像にしているのは前話と同じであるが、今回の物語は身近な所にある物語として捉えることの出来るものでもあって、目の付け所は良い。また、こういう物語は「ウルQ」にもいくつかあった(その代表は、カネゴンの物語ですね。)だけに、「セカンド・シリーズ」と謳っているだけのことはある、と感じられた。しかし、その一方で、今ひとつという所もあった物語であった。(特に、環境汚染という社会問題に昇華させた後は、何となくオチが読めてしまう展開であっただけに、一捻り欲しいところでしたね...)しかし、そのオチ(地球が真っ白な泡に包まれて...)の表現は時代を感じるアニメチックな所もあって、面白かったですね。(それだけに、今ひとつという形になってしまったのが残念でした。)
そして、最も違和感を感じたのは、ブレザレンが洗濯をするために口から光の洗剤(の泡)を吐く所である。CGで描いているのだが、CGによる泡がレトロチックな映像から浮いてしまって、見たくない映像になってしまったのは残念でした。こういうところは、実際に石鹸の泡を使った方が絶対にリアルに見えるだけに、CG全盛の現在の映像表現の問題点を見せつけられてしまい、それが本作に悪い印象を植え付けてしまいました。
また、ブレザレンがさりげなく町に済んでいてクリーニング店を経営しているが、そのいきさつやブレザレンの生い立ちなども描いて欲しかったですね。(まあ、本編24分弱では無理があるでしょうから、仕方が無いといったところですかね...)
↓一応これらを...
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ネオ・ウルトラQ#1 [特撮]
2004年の「ウルトラQ dark fantasy」の位置づけは『「ウルトラQ」のリメイク』、『「ウルトラQ」の続編(2nd.シーズン)』という位置づけとしている本作である。が、「ウルトラQ」(1966年の作品)から47年という歳月が実に中途半端と感じてしまう所が、今の円谷プロの低迷ぶりを一段と強く印象づけてしまう所でもある。
「47」と言う数字で真っ先に思いつくのは「赤穂浪士四十七士」であるが、特に本作が「赤穂浪士」と繋がりがあるとは思えない。また、歴代ウルトラマン(=ウルトラファミリー)の数が47人というわけでも無い。つまり、どう転んでも「中途半端」に感じるのですよね...
ということで、大きな期待を抱くと失望感の方が大きくなるだろう、と予想して、期待せずに見ることにした。(本作よりも、その後の枠で放送される「ウルトラセブン」の方が、何度もこれまでに見ているものの、そちらの方をより大きな楽しみとしていた...)
物語としては、確かに21世紀のものらしくなっている。それを象徴するのが、「怪獣保護団体」である。町中を歩く怪獣に対して保護を訴えるという所は時代を反映している。また、当然ながら、怪獣排斥派もいて、それらが対立するというのも現代らしい所である。しかし、日本ではそういう組織間の対立はあっても、実際の現場でデモがぶつかり合うという対立は、現実では殆ど無いのも事実である。一方、欧米諸国や途上国、または民族対立のある国々ではよく見られることである。それだけに、描写は現代らしいのだが、日本を舞台にしている限りは違和感に美智瑠者でしか無かったですね。→物語の舞台を日本以外としてしまうと、「ウルトラQ」の独特の世界から乖離してしまうのも分かりますが...
また、劇中に出てきたTVが昭和30年代を意識したレトロ・デザインのものだったのは良いのだが、登場人物が携帯電話を使って通話しているシーンがあると、レトロ感覚が逆に浮いていて、残念でした。
また、意識しているのか、色彩感を抑えた映像にしていたが、これが画面全体が暗く感じることに繋がり、「ウルトラQ」のイメージを踏襲しようとしているのが空回りしたと感じる所でした。
物語としては、要素要素では「なるほど」と感じられることが出ているのだが、1つの物語とするには、練り方、熟成のやり方に失敗していて、今ひとつの仕上がりになってしまった、という物語でした。また、全12話ということになっているが、「第1話」が全体的に地味だったこの物語では、今後に期待するという風船も膨らまないですね...このままだと「「ウルトラQ dark fantasy」の二の舞になってしまいそうな...
尚、本編時間は24分半だったので、全12話のトータル時間は294分になるたろうと、ということを作品データとして記しておきます。(DRモードで録画すると、1層DISCならば2枚/2層DISCならば1枚、で全話収録できることになります。)
↓一応、拾っておきます。
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アキバレンジャー#13(「反省会」と言う名の総集編) [特撮]
先の「鳳神ヤツルギ2」と同様に、こちらも最近は多くなった最終回を総集編にした作品になっちゃいました。が、こちらは「総集編」という言葉は使わずに「反省会」ということにしており、「総集編」ということもネタにするという旺盛ぶりを発揮してましたね。
劇中で語られていたように、「総集編」といえば聞こえは良く、途中から見るようになった方にも親切ということが言えるのも事実であるが、同時に「製作費削減」「手抜き」という印象も持ってしまうのも事実である。(そのことをネタとして語っていたのも面白い所でした。)それだけに「総集編」という言葉を看板にしなかったのは正解だったと言えますね。
ただ、「反省会」という銘打っているからには、もっとこっぴどく、これまでの物語を振り返って、より突っ込んだり、こき下ろしたり、自画自賛するなどを期待していたのだが、これについては部分的にはネタが被せられていたが、期待しただけのものは出てこなかったですね。(期待外れと言わざるを得ない内容でした。)
最近の放送業界は、何かと「経費削減」ということで、手抜き番組が増えていて、見るだけ時間の無駄というものが増えていたり、単に時間の穴埋めでしかないものなど、どうでも良いようなものが増えているだけに、最近の業界の自虐ネタに触れたのは面白かったのですが...
また、これも最近のTV作品によく見られる「第二シーズン」という言葉もネタにしていたが、本作のようにネタを元にした作品の場合は、軽々しく「第二シーズン」は製作しない方が賢いのは言うまでも無い。(登場するにしても、忘れた頃に突然登場する方が良い。)これは、過去の作品で、「続編は転ける」というジンクスがあることからも明白である。特に、ネタを詰め込んだものの続編は当たったためしがない。強いて言うと、アメリカのパロディ映画である「裸の銃を持つ男」のように、(パロディという)ネタ満載のシリーズでさえ、1988年、1991年、1994年というようにある程度の間隔を置いているだけに、直ちに本作の第二シーズンというのは、「転けます」と言っている様なことになる。→ネタをやるには、それなりの熟成期間が必要と言うことである。
が、本作は関連する玩具の発売が、本放送の時に間に合わず、9月に予定されているということで、番組が終了してからのグッズ販売は余りにも分が悪く、大した売り上げは期待できないと思われるのも当然である。(1クールで終了してしまうという所に原因があるのも事実であるが...)それをカバーするために、8月下旬頃に、「10月から第二シーズン放送決定」ということにでもするような予感が...(が、そのタイミングでは、ネタの熟成期間が短すぎて、本作の様に「ネタを詰め込む」というが第一ではなく、「番組を製作する」ということが第一になってしまい、凡作になってしまう予感が...)
BS朝日は、過去にメール配信と連動させて(企画としても内容としても)失敗したドラマを、間隔を開けて3作も製作したという駄作の実績があるだけに、本作の第二シーズンも放送する(そして転ける)と思いますが...(ネタの熟成を考えると、やはり1年ぐらいは間を置いて、十分にネタを練らないと...)
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鳳神ヤツルギ2 #13(「総集編」という名のイベント放送) [特撮]
千葉テレビ製作のローカルヒーロー「ヤツルギ」。こちらの最後は、第一シーズンと同様に「総集編」と銘打っているが、内容としては地元でのイベント(ショー)に、子供たちの声援を被せた内容でした。
最近は「総集編」という名前にして、1回分の内容を埋めている作品が増えていて、こんな所にも製作費削減で何とかして放送枠を埋めようとしている業界の姿が感じられるが、こういう工夫をするというのは良いですね。しかも、今回は番組タイトルに「鳳神ヤツルギ2」とは出ないで、「がんばれ!ボクらのヤツルギ!!」ということにしているので、番組パッケージとしても本編とは別扱いにすることも出来るだけに、色々と考えられている。
が、これは放送局サイドの問題と言って良いであろうが、番組情報の方は大いに問題有り(「看板に偽りあり」)ということをしていました。というのは、番組情報は「鳳神ヤツルギ2 #13 総集編」となっていたためである。
千葉テレビでの本放送(3/31)は総集編だったらしいが、TwellVでの放送は6/15のイオンモール富津でのイベントということなので、完全に別内容である。(3/31に6/15の内容の放送は不可能である。)TwellVは、千葉テレビでの内容そのままのつもりで番組情報を付加しているのだろうが、これは完全に「内容に偽りあり」という詐欺紛いという結果になった。(金銭的に騙している訳では無いので「詐欺罪」は成立しませんが...)
まあ、こういう間が抜けている所もTwellVらしいと言ってしまえばそれまでであるが、番組内容がテレビショッピングが余りにも多すぎて、このことを理由としてケーブルテレビでの再配信を拒否されている放送局らしいところでもありましたね。
↓これらは「2」ではなく、第一シーズンのものですが...
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アキバレンジャー#12 [特撮]
知られているようで、謎も色々あるとされている「八手三郎」をネタにして、しかもそれが黒幕って、「原作」が全ての元になっていることを考えると凄いベタな展開ですね。が、何でもかんでも詰め込んでしまって、ちょっと雑になってしまったという印象の方が強く残った物語でした。
ところで「八手三郎」って「やつでさぶろう」と読むんじゃなかったっけ?それを「はってさぶろう」と読んでいたのは、わざとなのか、ネタなのか、はたまた公式の読み方がまたも変わったのか、今まで嘘の「やつで」という読み方が定着していたのか?色々と深読みできる所でしたね。
「最終回フラグ」ということから逃れようとする信号機の三色の3人というのはともかく、「伏線」を張りまくろうとして、いずれもが直ぐに回収されるというのは、同じ東映作品でも「八手三郎」が原作に名前が無い某シリーズでは、伏線を回収しないという三流ヘボ脚本も珍しくないだけに、直ちに回収してしまうというのは、ある意味では自虐ネタでもありますね。
物語としては、何でもかんでも詰め込みすぎていて、'60'sや'70'sの映画で、クライマックスはドタバタとなって、登場人物が入り乱れてパイ投げ合戦になってしまうという作品がいくつかあるが、そういう作品と同じ印象を受けました。が、詰め込みすぎたことがテンポの良さを生んでいて、下手なコント集なんかよりは面白く詰め込んでいましたね。が、どっちにしても「詰め込みすぎた」という印象は変わりませんが... 残念だったのは、ここで取り上げたいくつかの要素を、それぞれ丁寧に描いていたら、それぞれ、それをネタにした物語が1話ずつは確実に出来たでしょうね。とは言っても、B級らしい雰囲気で詰め込みすぎの方が良かったという気がしますが...
一応、物語としては完結ということで、次回は「反省会」と言うことになっているのだが、これって「総集編」とはどう違うのですかね?本作のことだからネタ満載ということになるものと思われるが、果たして?尚、これまでにもいくつかの番組で、最終回の後に「総集編」として色んな内容のものが放送されたことがあるが、本作に限っては、ただの「総集編」ってことはあり得ないでしょうし...
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アキバレンジャー#11 [特撮]
OPからしてこれまでと少し雰囲気が違っていて、最初から何かあると感じさせていたが、今回は余りにもあの過ぎましたね。物語としては「サンバルカン」のレッド交代劇を、敵の構成としては「バイオマン」の新帝国ギアの雰囲気を持ちながら、初期戦隊に於ける敵強化幹部の登場から始まる敵組織のドラマ(これ自体が敵の敗北フラグでもありますが...)を描きつつ、マルシーナが疑問を持ち、追放されるということで、正にやりたい放題となっている。こういうことを「怒濤の急展開」と言うが、「怒濤」の何乗とでもいったら良い感じであって、余りにもやり過ぎていて、逆に「詰め込みすぎ」という感じを与えない物語でした。
それにしても「『非公認戦隊アキバレンジャー』という番組らしい...」ということを出しちゃうとなると、「この番組はすべてフィクションです」というTV番組の大前提までもネタとして使っちゃうなんて、恐るべし...
その象徴となるのが、またもやって「テロップネタ」であるが、その流れるテロップを止めてしまうというは、一度は見たかったことであっただけに、やってくれました。→BD/DVDでも、あのテロップは出てくることになるのでしょうが、ソフトにテロップを流し、それをネタにするというのもぶっ飛びますね。(ソフトでテロップを外してしまうと、今回は物語が成立しなくなってしまいますし...)
が、「ジュウレンジャー」のブライ・ネタとなるロウソクや、葉加瀬の弟(=二代目レッド)などが余りにもあっさりと片付けられてしまい、終盤の大河ドラマ的要素の一部が早くも回収されてしまうなど、広げた風呂敷を畳むことも忘れていないのも凄いところですね。(別枠の某東映作品なんて、風呂敷を広げるだけで、あとは放置しただけというゴミ以下という作品もあるだけに...)
本当に「次回が最終回なの?」というような怒濤の展開であり、第二シーズンも期待したくなるが、結末がどうなるか、見物ですね。(尚、面白かったから続編を、ということで第二シーズンを製作した番組は、半分は転けているが、それは「二匹目のドジョウ狙い」が根底にあるためである。そういう制約の無いクライマックスは、とんでもないことをやってくれそうで楽しみです。)
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アキバレンジャー#10 [特撮]
昭和戦隊のような終盤の展開という感じの物語で、「秘密」が次々に明るみになり、謎のキャラクターの登場、強敵の登場、更に赤がペンタゴンから声が掛かるなど、詰め込んでいますね。
秘密を次々に語る葉加瀬というのは前回の流からみると当然と言うものであるが、そこに散りばめられているネタというのは、いくつかの昭和戦隊で描かれた展開をアレンジしていましたね。更に、語られていたアナグラムはローマ字でのアナグラムということで、これはかなりレベルの高いもので、言われなければ気づかないものでした。
謎の敵の登場は、昭和戦隊のいくつかでは当たり前の存在で、「デンジマン」「サンバルカン」「バイオマン」の終盤の盛り上がりはその登場が大きく関わっていただけに、そういう作品を彷彿させますね。
そして、謎の男として登場し、犬を助けるということで余りにも都合良すぎる形で姿を現した謎のキャラクターと、赤にペンタゴンからのスカウト、そして次回でのレッド交代劇って、「サンバルカン」ですね。しかも今回は名乗りで赤がサンバルカンの嵐山長官の名前を出していましたし...
そして、その謎の男が葉加瀬の身内ということ、そして鞄からLED式のロウソクを見せたという所は「ジュウレンジャー」ですね。
その一方で、今回は影が薄かったのがマルシーナであるが、係長がまだ40人もいるって、かなり大きな組織のような雰囲気を感じさせるが、実は平社員はおらず、誰もが「係長」という肩書きを持っているだけだったりして...→が、それにしても40人もまだいるということで、それなりの組織の大きさは感じられますが...
そんな中、カフェひみつ基地が赤字ということが語られていたが、その部分がやけにリアルさを感じさせるところでした。
ただ、詰め込みすぎていて、それらをじっくりと描けなくなって、最後は「夢オチ」で、というようなとんでもない展開もあり得そうに思えるようになりました...
(中略)
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アキバレンジャー#9 [特撮]
残りが少なくなってきたこともあって、急展開が続いている(ソフト全4巻の発売予定を「起承転結」と見ると、正に「転」の部分にあたる第3巻に収録されるところですし...)が、正に怒濤の急展開でしたね。
今回は、ラスボスと思われるキャラの登場と、葉加瀬の秘密が明かされたということで、最終章に突入するための要素が提示されたことになり、大詰めに突入したことを感じさせてくれます。
その一方で、本作ではお馴染みの、同一着ぐるみ利用の別の怪人という、経費削減策による怪人の再利用と、これぞ戦隊・赤という熱血ぶりを発揮していて、「昭和戦隊」の王道を見せてくれている。ただ、王道を続けていると「マンネリ」ということにしか成らないが、本家が変化球が多くなっているだけに、こういう王道の赤は久しぶりの剛速球という感じで、悪くないですね。(逆に、本家の方が最近は2年毎につまらない作品が出来ているし...)
更に輪を掛けてやってくれたのが、怪人の作戦が「もんじゃ焼き攻撃」という、まさにごっこのような作戦だったという所でした。(ただ、CG多様の映像表現はちょっと残念でしたが...→こういうものは、やはり実際にやってこそ、そのバカバカしさが生きるのですがね...まあ、食べ物を粗末にしないためのCG利用というように解釈しておきますか...)こういう「ゴレンジャー的」な作戦はやはり馬鹿馬鹿しいが面白い...
それでいて、強制解除のリモコンが動作しなかったというのは「電池が...」という、やけに現実的な所であって、非現実(妄想)と現実との世界が一体になりつつある物語に、ちょっとしたスパイスとして上手いところでした。
今回登場したドクターZが葉加瀬の父ということから、何となく「バイオマン」の物語を整理してまとめたような印象を受けたが、ここから本作は、葉加瀬一家の家族の問題だったというような展開になりそうですね。(そういうベタな展開とは成らないでしょうが...)
(中略)
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アキバレンジャー#8 [特撮]
OPがアニメのスタートとなっていて、「放送事故?」「何かあって急な差し替え?」「レコーダーが狂って別番組を録画した?」などということが頭に浮かんだところで、いつもの3人がアニメを見ていたということで、本当に色々とやってくれる作品ですね。しかも、今回は、小ネタを随所に散りばめながら、戦隊シリーズの「特訓」を大きな骨組みとするネタにしておき、一方では物語の根幹に関わる謎、前回用意していた伏線を更に広げて「起承転結」の「承」と「転」の所を出したとうことで、たっぷりと楽しませてくれました。(本家の方は「つまらなかった」の一言で終わってしまうほどで眠くなるだけと比べて大違いですね。)
ただ、「特訓」というと、一部の戦隊ではお馴染みであるが、それよりは「仮面ライダー」の立花藤兵衛の方が印象が強いのですが...(敵までも特訓する所は、正に立花藤兵衛ですし...)
また、葉加瀬が不在ということで、ひみつきちではバイトの姉ちゃん(今回はプリンセス・メイのコスプレでした。)が葉加瀬のポジションを務めようとしていたが、特に人員的不足感や、パワーダウン感は感じることは無かったですね。
ただ、塚田プロデューサ・ネタを引っ張ろうとしているが、それ以外の小ネタ満載で、特に今回は「銀河刑事ギャビアン」に続いて「シャリアン」と「シャイナー」というシリーズがあることも判明したが、「2004年」「土曜18時30分」「BS旭」という所が変にリアルでした。(ただ、その頃のBS朝日は、これという番組は無く、BS-iの最盛期でした。)
本家・戦隊では必殺技としてお馴染みのバズーカーだが、本作でも遂に「大それたバズーカー」が登場ということで、メンバーも本当に楽しんでいることが伝わってきますね。しかも、今回は名乗りの方も上手く出来ましたし...
全体的にはシュールな展開になっているが、そんな中、一つだけ超現実的な所があって、その待避という所も面白かったですね。しかも、妄想世界の中のマルシーナが現実世界に現れたということで、現実社会のルールを知らないということで、タバコのポイ捨て(その量が半端じゃないのも凄い...)で連れて行かれそうになるのですから...(ただ、そのシーンはインドでは放送できないですね。(※インドでは、喫煙シーンは原則禁止で、昔の作品の場合は注意テロップを入れなければならないという法律があります。))
3人の方はいつものノリ以上のパワーを出していたが、そうなっても葉加瀬が謎解きのために動いている部分の物語が浮いてしまわずに、噛み合っているというのは良かったですね。もう後半に突入しているが、あと4話の全てが楽しみです。
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クルセイド 非公認戦隊 アキバレンジャー [HAC-01B] (BOX)
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