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86th. ACADEMY AWARDS [映画(洋画)]

毎年記しているので、今年も記しておくが、今年は去年までと少し違っている。と言うのは、この1年は劇場で(洋画を)1本も見ていないのをはじめ、WOWOWなどでも新作と呼ぶことが出来る作品は殆ど見ていないということで、ノミネートされている作品や名前についての予備知識が殆どないのである。(例年だと、未公開作品でも予備知識をえている。)→アニメ部門にノミネートされている日本作品2本も同様である。

ということで、今年は、賞の行方は正直、「どうでもいい」という思いであって、授賞式をショーとして楽しむものというスタンスでいた。でも、ショーとしては、一部のパフォーマンス、名誉賞などの部分、故人を偲ぶコーナー以外はどうでもいいように思えて、つまらない部分が多かったですね。それにしてもハリウッドは、先人の業績に対する尊敬の念を抱くという意識が高く、感動できます。パクリと嘘を振りまくしかしない東アジアの某国々などとは大違いですね。

尚、日本勢のノミネートされていた短編アニメ映画賞「九十九」、長編アニメ映画賞「風立ちぬ」は予想通りの結果となったが、今年は日本のマスゴミのバカ騒ぎがあまりなかったですね。数年前に日本作品がノミネートされた時(受賞していない。)のバカ騒ぎが批判されたことから学んだのか、或いは、最初から受賞できないと悟りきっていたのですかね???→WOWOWのスタジオの雰囲気は完全に後者のようでした。)

また、去年は余りにも酷くて目も当てられなかったWOWOWの放送だったが、今年は去年よりはまし(去年が酷すぎたから、こうなるのは当然ですが…)だったが、可もなく不可もなしというレベルでした。

では、主要6部門の受賞作を記しておきます。(それぞれに対する予備知識が無いので、感想もないですが…)

<作品賞>それでも夜は明ける

<主演男優賞>マシュー・マコノヒー(ダラス・バイヤーズクラブ)

<主演女優賞>ケイト・ブランシェット(ブルージャスミン)

<助演男優賞>ジャレッド・レトー(ダラス・バイヤーズクラブ)

<助演女優賞>ルピタ・ニョンゴ(それでも夜は明ける)

<監督賞>アルフォンソ・キュアロン(ゼロ・グラビティ)



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85th. ACADEMY AWARDS [映画(洋画)] [映画(洋画)]

例年以上に日本では盛り上がっていない今年のアカデミー賞の授賞式。それに歩調を合わせたのか(???)WOWOWの生放送も酷かったですね。何せ、去年に増してのカビラの空回り、どうでもいいようなスタジオ・ゲストが複数(単なる映画ファンのようなコメントしかできないカスは邪魔でしかない!呼ぶなら、もっと映画に詳しい人にすべき。)いては救いようが無い。(左から1番目と3番目の2人で十分、それ以外はまともな話もできないカスで、邪魔、ゴミでしかなかった!!)

で、「生放送」というメリットがあっても、他のマイナス要素が多すぎて、殆ど価値が無くなっているゴミ番組に落ちている。→これなら、ネットの速報で受賞作品の情報を(ほぼリアルタイムで)得て、パフォーマンスなどはWOWOWが夜に行う編集されたものを見ることでで十分です。→いい加減、カビラをはじめとしたWOWOWスタジオの面々も交代させて欲しいところである。

また、ロスの会場の方でも、司会者が平凡すぎて、どこにでもいるような普通の司会者レベルであって、いまひとつでしか無かったですね。→これとWOWOWのスタジオの異常さが対称的になっていて、面白いと言えば面白いが、同時に虚しく感じただけでした。

結局、「007・50周年」に絡んだパフォーマンスぐらいしか見所が無かったですね。そして、珍しいことだが、音響編集賞が2作品の受賞(これは同票だったため。)になったが、これに「007/スカイフォール」が関係していて、「ゼロ・ダーク・サーティ」 と共に受賞したこと、そして『Skyfall』が主題歌賞を受賞したことでした。

パフォーマンスでは、圧巻だったのはやっぱりシャーリー・バッシー。007といえばこの曲というお馴染みの曲『Goldfinger』はやっぱり良いですね。最初はおとなしいが、次第に盛り上げていく歌い方も相変わらずで、場を全て呑み込んでしまうのは流石でした。ただ、欲を言えば、別の場でアデルが『Skyfall』を歌ったが、シャーリーに続いて歌って欲しいところでした。もしも、メドレーとして、2人がデュエットしたら、神になったでしょうに... (が、『Skyfall』も名曲だが、『Goldfinger』と比べられると、やっぱり半歩及ばないだけに...→ただ、100点と99点というような超ハイレベルですが...)

もう一つ思ったのは、「作品賞」の候補作品を、本のように5作品に絞るべきですね。去年も感じたが、今年も9作品もあったら多すぎて、泡沫候補が増えているだけである。(5作品でも、言葉は悪いが、泡沫候補と言えるのがいるのも事実ですけどね...)そして、これは「アカデミー賞ノミネート」という価値を下げているだけでしかない。「アカデミー賞ノミネート」と言う言葉は確かに宣伝文句になるが、乱発することになってしまって、商品価値を下げているだけという弊害の方がめだっていて、商業主義に走りすぎたボロは早く元に戻すべきですね。

また、主要部門に関しては、「本命」とされていた人、「穴」とされていた人が受賞することになり、更に、更に主要6部門が全て別の作品になったことから分かるように、絶対的な強い作品が無かったという結果でした。→絶対的な作品が無かったことも、平凡すぎるという印象を強くすることになり、逆に「50周年」の「007」の方が強く印象に残る結果となりました。

では、主要6部門の受賞作を記しておきます。

<作品賞>アルゴ

<主演男優賞>ダニエル・デイ・ルイス (リンカーン)

<主演女優賞>ジェニファー・ローレンス(世界にひとつのプレイブック)

<助演男優賞>クリストフ・ワルツ(ジャンゴ 繋がれざる者)

<助演女優賞>アン・ハサウェイ(レ・ミゼラブル」)

<監督賞>アン・リー(ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日)

↓こちらの方が印象強かったので...

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007/スカイフォール オリジナル・サウンドトラック

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「ENSIGN PULVER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1964年のアメリカ映画「ミスタア・パルバー」である。日本での劇場公開は1964年8月であった。1955年のコメディ映画「ミスタア・ロバーツ」(ジョン・フォードとマーヴィン・ルロイが監督、ジェームズ・キャグニー、ヘンリー・フォンダ主演)の続編(姉妹編)という位置づけのコメディ作品である。但し、「ミスタア・ロバーツ」ではジャック・レモンがパルバーを演じているが、本作ではR・ウォーカー・Jr.が演じているというように、キャストは変更されている。

作品データを記しておくと、時間は104分、原作はトーマス・ヘッゲン、製作と監督はジョシュア・ローガン、脚本はジョシュア・ローガンとピーター・S・フェイブルマンの2人、撮影はチャールズ・ロートン・Jr.、音楽はジョージ・ダニングである。そして出演は、ロバート・ウォーカー・Jr.、バール・アイヴス、ウォルター・マッソー、トミー・サンズ、ミリー・パーキンス、ジェームズ・ココ、ジェームズ・ファレンティノ、ケイ・メドフォード、ラリー・ハグマン、ジェラルド・オローリン、たちである。

第2次大戦の終盤の南太平洋。アメリカ海軍の貨物船が航行していた。気むずかし屋で乗組員に煙たがられていた船長は、或る夜、上映会での映画をヒントにして、パルバー少尉と軍医からイタズラをされて、それに怒って、犯人が分かるまではあらゆる自由を奪うと宣言した。しかし、乗組員たちはそれを喜んでいる有様だった。そんな中。船長に恨みを持っていた通信兵・ブルーノーがパルバーの拳銃を持ち出して船長を撃とうとした。たまたま来合わせたパルバーがそれに気づいて止めたものの、船長ははずみで海に落ちてしまう。すかさず救命ボートを出して、船長を助けるためにパルバーは海に飛び込んだ。が、これを期に、船はその場を去ってしまい、船長とパルバーは救命ボートで流されて、ある島に漂着する。そこにはポリネシア人や飛行機で不時着した看護団の面々がいた。そんな中、船長が急性盲腸炎で倒れ、手術を出来る人がいない中、救助を無線で求める。そして貨物船と連絡が取れ、船医が無線で手術の指示をして、パルバーが手術を行い、船長は助かった。貨物船は船長とパルバーを救出に来て、ようやく帰船した。が、艦長は転属願いを提出して船を去った...

元々は舞台劇であり、かつ、コメディであるだけに、場数は少ないものの、うまくまとめられている作品である。本作は'64年の作品であるものの、'50'sのテイストに満ちていて、この点ではそれなりに楽しめる。が、「ミスタア・ロバーツ」の方がテンポが良く、本作ではパワーが不足している様に感じられる。ということで、古き良き時代の作品であるが、それなりの作品といったところですね。ただ、軍隊もののコメディ作品は、色々と面白いものもあるので、接しておいても宜しいかと...

 

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「THE ENFORCER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1951年のアメリカ映画「脅迫者」である。日本での劇場公開は1954年8月であった。H・ボガード主演のサスペンス作品というと多数あるが、本作はそれらの中でも傑作として知られている1本である。モノクロ映像を使ったことも演出の一つとして利いている。

作品データを記しておくと、時間は87分、白黒作品である。監督はブレティン・ウィンダスト、脚本はマーティン・ラッキン、撮影はロバート・バークス、音楽はデヴィッド・バトルフである。そして出演は、ハンフリー・ボガート、ゼロ・モステル、テッド・デ・コルシア、エヴェレット・スローン、ロイ・ロバーツ、スーザン・キャボット、ローレンス・トラン、キング・ドノヴァン、ロバート・スティール、パトリシア・ジョイナー、ドン・ベードー、ジョン・ケロッグ、ジャック・ランバート、マリオ・シレッチ、たちである。

地方検事補のマーティン・ファーガスは、殺人請負業をしている元締めのアルバート・メンドサを起訴しようとしていて、それを証言する子分が自首し、裁判まで保護することになった。が、メンドサの配下の者が狙撃して消そうとする。狙撃は失敗となったものの、子分は窓から脱出して逃げようとして転落死してしまった。で、別の証人を探すことになる。そして、ニーナという娘の殺害事件の時、ニーナのルームメイトのテレサから、ニーナが未解決のメンドサの犯行事件の目撃者であったことを聞き出し、捜査を進める。で、その事件に関与したラージックという男を捕まえ、メンドサがニーナ殺しに一役買っていたことを白状させた。更に、その死体処理を引き受けていた葬儀屋を調べ上げ、確保した。更に、実はニーナは誤って殺されて、真の目撃者はテレサだったことが分かる。で、テレサが狙われるが、ファーガソンがそれを救った。そして、テレサはメンドサの裁判で、証人として出廷することに同意したのだった。

テンポも良く、十分に楽しめるサスペンスである。また、白黒映像を巧みに使った演出は見所であって、それを活かしたトリックを用いているのは上手いところである。白黒作品ということの特徴を上手く使ったものであって、カラー作品では味わうことの出来ない所でもある。ということで、見ておきたい1本である。

 

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「ENEMY MINE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のアメリカ映画「第5惑星」である。日本での劇場公開は1986年5月であった。21世紀末、宇宙に進出した地球人の物語である。とゎ作品でありながら、人間ドラマと言った趣の強い作品である。

作品データを記しておくと、時間は109分、原作はバリー・ロングイヤー、監督はウォルフガング・ペーターゼン、脚本はエドワード・クマーラ、撮影はトニー・イミ、特撮はILM、音楽はモーリス・ジャールである。そして出演は、デニス・クエイド、ルイス・ゴセット・Jr.、リチャード・マーカス、ブライオン・ジェームズ、バンパー・ロビンソン、キャロリン・マコーミック、たちである。

時は21世紀末、地球人は宇宙へ進出していたが、現在はドラコ星人との間で壮烈な戦争状態に突入していた。そんな中、ドラコ星人の戦闘機が宇宙ステーションを襲撃してきた。ダヴィッジはそれを迎撃し、敵機の撃墜させたが、彼の機も損傷を受けてしまい、不毛の惑星フィラインIVに不時着した。が、奇しくも彼が撃墜させた敵機も同じ星に不時着していた。それを発見したダヴィッジは、戦死した戦友の仇を討つために敵に接近し、襲撃したものの、失敗して捕らえられてしまう。そのドラコ星人はジェリヴァ・シーガンと名乗ったが、生き抜くには協力せざるを得なかった。そこから2人は交流していき、互の言葉を学び、一緒に暮らすようになった。しかし、まもなくダヴィッジはこの生活に嫌気が指して、助けを求めに出て行ってしまう。そして採掘場でドラコ星人の骸骨を発見し、地球人がドラコ星人を奴隷にして採掘させていたことが分かる。で、ダヴィッジは戻って来た。しかしシーガンの様子がおかしかった。というのは、ドラコ星人は雌雄同体でセックスなしに子供を産む種族であって、シーガンは妊娠していたのだった。ダヴィッジはその赤ん坊をとりあげた。シーガンはその子をザミスと名付け、ダヴィッジに、ザミスは名門の出てあること、ドラコの長老の前につれて行ってほしいと頼むと息絶えた。数年後、ダヴィッジはザミスを育てていた。ある祖、地球の宇宙船が飛来した。それは採鉱者の宇宙船であって、ドラコ星人を奴隷として労働させていた。そしてザミスが囚われてしまい、ダヴィッジが救出に向かった。しかし宇宙軍に発見され、ダヴィッジは死体として宇宙葬にされる処置が決まる。難とか脱出したダヴィッジは、戦闘機を奪い、ザミスを救出し、ドラコ星人を解放した。そして、これがきっかけで地球人とドラコ星人との間の戦争は終結した。ダヴィッジはシーガンとの約束を果たすため、ザミスをドラコ星人の長老の前につれて行った。

宇宙を舞台にしたSF作品であって、星間戦争が行われているというように、SF作品の定番の形の物語が進んで行くと思ったら、突然、人間ドラマとなる意外な展開が何とも言えないところである。更に、それは人種間での対立、奴隷問題などを訴えていて、社会派ドラマの要素も含むことになる。このため、SF大作と言うことを期待すると裏切られた様に感じられるが、SFを使って訴えた所が上手いところである。

異色のSF作品であるが、本作を通して伝えているメッセージを汲み取ることの出来る人間ドラマとして、じっくりと考えるべき所のある作品として捉え、しっかりと見ておくべきである。(娯楽指向の方はお帰り願った方が...)

 

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「THE ENEMY BELOW」 [映画(洋画)]

表題の作品は1957年のアメリカ映画「眼下の敵」である。日本での劇場公開は1958年1月であった。アカデミー賞で特殊効果賞を受賞している作品であって、アメリカの駆逐艦とドイツの潜水艦との間で繰り広げられる攻防を描いた戦争映画である。

作品データを記しておくと、時間は98分、原作はD・A・レイナー、製作と監督はディック・パウエル、脚本はウェンデル・メイズ、撮影はハロルド・ロッソン、特殊効果はL・B・アボット、音楽はリー・ハーラインである。そして出演は、ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス、アル・ヘディソン、セオドア・バイケル、ラッセル・コリンズ、ビフ・エリオット、カート・クルーガー、フランク・アルバートソン、ダグ・マクルーア、たちである。

第二次大戦中の南太平洋。アメリカ海軍の駆逐艦・ヘインズ号のマレル艦長は、ドイツ軍のUポートによって新妻を失ったという過去があった。が、彼は個人的にはドイツ人を憎む気にはなれないでいた。一方、Uボートのフォン・ストルバーグ艦長は2人の息子を戦争で失っていて、無益な戦争を憎んでいた。また、手に入れた敵の暗号書を本国に持ち帰るという重要任務を帯びていた。面識もないそんな2人が一つの戦いの場で出くわすことになる。Uボートはヘインズ郷を発見し、魚雷を撃ち込んだ。そして浮上すると、マレル艦長に、5分以内に離艦するよう要求した。マレル艦長はそれに従って全員を離艦させ、自らも離艦すると見せかけて、最後の力でUボートに体当たりした。で、双方共に撃沈し、海上では敵味方無く、両方の乗組員たちが助け合っていた。全員の脱出を認めて離艦しようとしたストルバーグ艦長だったが、永年の部下の1人の姿が見えないことに気づき、探し、その部下を救出した。そしてストルバーグ艦長は、これ以上の救出が無理と知って艦橋に残った。その時、ストルバーグ艦長の目にマレル艦長の姿が入り、マレル艦長から救助のロープが投げられ、傷ついた部下をロープに結び、救出された。そして、生き残った両艦の乗組員たちは、2人の艦長の所に集まってきた。翌日、救援に駆けつけたアメリカ駆遂艦の甲板では、ストルバーグ艦長とマレル艦長が立ち会って、戦死した部下たちの葬儀が行なわれたのだった。

駆逐艦VS潜水艦の行き詰まる熱戦を描き、更に死線を越えた男同士の熱い魂までも描いた戦争映画の傑作である。戦争映画としての息詰まる攻防だけで無く、沈んでいく艦からの脱出劇、救出劇まで、その全てに見所がたっぷりとある。様々な戦争映画があるが、本作は絶対に見ておきたい一編である。

 

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「ENEMIES, A LOVE STORY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1989年のアメリカ映画「敵、ある愛の物語」である。日本での劇場公開は1990年7月であった。ノーベル賞作家デアルI・B・シンガーの原作小説の映画化作品で、結果的に3人の女と結婚してしまうことになった男の苦悩を描いた人間ドラマである。また、L・オリンとA・ヒューストンの2人が本作からアカデミー助演女優賞にダブル・ノミネートされたことも話題になった。(2人とも受賞とはならなかった。)

作品データを記しておくと、時間は120分、原作はアイザック・バシェヴィス・シンガー、製作と監督はポール・マザースキー、脚本はポール・マザースキーとロジャー・L・サイモンの2人、撮影はフレッド・マーフィ、音楽はモーリス・ジャールである。そして出演は、ロン・シルヴァー、アンジェリカ・ヒューストン、レナ・オリン、マーガレット・ソフィー・シュタイン、アラン・キング、ジュディス・マリナ、エリヤ・バスキン、リタ・カリン、フィル・リーズ、たちである。

第二次大戦終結から間もない1949年のニューヨーク・コニーアイランド。ユダヤ人でポーランド出身のハーマンは、ユダヤ人狩りで妻と子供を失ったが、彼を匿ってくれた命の恩人の女中・ヤドウィガと結婚し、渡米して平和に暮らしていた。そんな彼にはアウシュビッツの生き残りであるマーシャという女が愛人としていて、時々逢うという暮らしをしていた。ある日、そんなハーマンの前に、死んだと思っていた妻・タマラが現れた。以前からタマラとは離婚寸前だったこともあって、今はヤドウィガという妻がいることを告げる。が、ハーマンはマーシャから結婚を迫られている状況でもあった。そんなこともあって、ハーマンは苦悩するようになっていた。そんな中、ヤドウィガが妊娠し、更にマーシャが現われたことで、ヤドウィガは当惑した。マーシャはフロリダでの仕事を紹介されて、ハーマンに一緒に来て欲しいと頼む。これに苦悩するハーマンの出した選択は...

何と言っても本作は、ハーマンを取り巻く3人の個性の強い女性の共演が見所である。(A・ヒューストンの個性が余りにも強すぎますが...)戦争が背景にあるとはいうものの、結果的に「重婚」となったことからの苦悩、新しい命など、なかなか重いテーマを扱っているが、綿密な人間ドラマが見られる。また、もう一つの見所は、戦後の'40年代の街並みを再現した所であって、これもまた凄いところである。

派手な所はないが、それだけ重厚な人間ドラマを堪能できる作品である。

 

↓ビデオですが...

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敵、ある愛の物語(字幕スーパー版) [VHS]

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敵、ある愛の物語(日本語吹替版) [VHS]

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「EMIL UND DIE DETEKTIVE」(2001) [映画(洋画)]

表題の作品は2001年のドイツ映画「エーミールと探偵たち」である。(本Blogで取り上げるには、新しすぎますが...)英語タイトルは「EMIL AND THE DETECTIVES」、日本での劇場公開は2003年4月であった。何度も映画化されている人気小説の映画化作品であるが、原作者のE・ケストナーの母国での再映画化作品である。(ドイツ語で同名タイトルの作品があるため、それを区別するために製作年まで記しています。)物語としては原作に沿っているが、21世紀という新時代に合わせて現代風にアレンジしていることで、小説版とはまた違った世界を描いている作品となった。

作品データを記しておくと、時間は90分、原作はエーリッヒ・ケストナー、監督はフランツィスカ・ブッフ、脚本はフランツィスカ・ブッフ、撮影はハネス・フーバッハ、美術はアルブレヒト・コンラート、音楽はビーバー・ギュラッツ、エッケス・マルツの2人である。そして出演は、トビアス・レツラフ、アンニャ・ゾマヴィラ、ユルゲン・フォーゲル、マリア・シュラーダー、カイ・ヴィージンガー、ルドルフ・コヴァルスキー、タンド・ヴァルバウム、フロリアン・ルーカス、たちである。

父と2人暮しをしている12歳のエーミールは、父の入院している間だけ、ベルリンの牧師さんの家に居候することになって、ベルリンに向かった。が、列車で移動中、エーミールは隣に座った吸血鬼のような男・グルントアイスによって全財産を盗まれてしまった。ベルリンに到着したものの、エーミールは途方に暮れてしまう。そんな中、彼はポニーという元気いっぱいの少女と出会う。そしてポニーが率いるキッズ探偵たちの力を借りて、大人の手を借りずに、知恵と勇気、携帯とパソコンというツールを駆使して、グルントアイスを追い掛けていったが...

物語は原作に結構忠実であるが、時代を現代に置き換えているため、原作小説とは随分と違った雰囲気がある。これはこれで、一つの試みとしては面白いのだが、違和感がありすぎる。この点が評価の分かれるところでもあるのだが、時代に沿って、子供たちも原作小説でのやりとりとは進化するというのも十分理解できるだけに、これはこれで「現代らしい」ということで、悪くはないかと...ただ、原作小説のイメージを大事にしたいと言う気持ちがあれば、パスした方がいいですけど...

 

エーミールと探偵たち [DVD]

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↓原作小説はこちら

エーミールと探偵たち (ケストナー少年文学全集 1)

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  • 作者: ケストナー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
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エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

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  • 作者: エーリヒ・ケストナー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/06/16
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「EMIL AND THE DETECTIVES」 [映画(洋画)]

表題の作品は1964年のアメリカ映画「エミールと探偵たち」である。日本では劇場未公開であった。古くから何度も映画化されているE・ケストナーのベストセラー小説の映画化作品で、本作はディズニー映画の手によるものである。ディズニー作品らしいところがでた1本となっている。(有名なも、ストーリーについては説明の必要は無いでしょうが...)尚、原作小説の邦題としては「エーミールと探偵たち」であるが、本作の邦題は「エミールと探偵たち」であって、この点が原作小説の邦題とは異なっている。

作品データを記しておくと、時間は99分、原作はエーリッヒ・ケストナー、監督: ピーター・テュークスベリー、脚本はA・J・カロザース、撮影はグンター・ゼンフトレーベン、音楽はハインツ・シュライターである。そして出演は、ロジャー・モービリー、ウォルター・スレザック、ブライアン・ラッセル、ハインツ・シューベルト、ペーター・エアリヒ、シンディ・カッセル、たちである。

ベルリンに住むおばあさんの所までお金を届けることになった12歳のエミール少年だったが、バスに乗っているところ、スリにそのお金を盗まれてしまう。で、到着後、それを追うが、お金も無く、途方に暮れてしまう。そんな彼に少年探偵団が声を掛けてきて、その仲間たちと共にスリを追っていく。が、そのスリは、その頃、銀行を襲って現金を奪う計画を立てていて...

一部の設定に手を加えている所があるものの、基本的には原作小説に沿った形の物語である。まとめ方としてはディズ二ー作品らしいものであって、これはこれで宜しいかと...

また、他の同作の映画化作品と比べてみるのもまた良いでしょうね。

 

本作のソフトがないので、原作小説を...

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

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「EMPEROR JONES」 [映画(洋画)]

表題の作品は1933年のアメリカ映画「巨人ジョーンズ」である。日本での劇場公開は1934年4月であった。P・ロブソンの初出演・初主演作であって、成功を夢見て出世敷いてく男の人間ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は72分、原作はユージン・オニール、監督はダドリー・マーフィ、脚本はデュボース・ヘイワード、撮影はアーネスト・ホーラーである。そして出演は、ポール・ロブソン、ダドリー・ディッグス、フランク・ウィルソン、フレディー・ワシントン、ルビー・エルジー、ヘイミド・スタンパー、ジャッキー・メイベル、ブルーボーイ・オコナー、ブランドン・エヴァンス、テイラー・ゴードン、たちである。

黒人のブルータス・ジョーンズは成功を夢見て故郷を後にして、寝台車のボーイとなり、そこから次第に出世していく。が、賭博のことから争いとなって、その相手を殺してしまい、服役することとなる。が、体力に長けている彼は脱獄し、貨物船の火夫となって脱出すると、船から海に飛び込んで、泳いで逃げて行き、南のある島に流れ着く。この島はレム王が支配していたが、スミザースという白人がレム王を利用して暴利をむさぼっていた。スミザースはジョーンズの大胆不敵さから雇うことにしたが、ショーンズはレム王に取り入り、逆にスミザースを利用した。そして勝負に出たジョーンズはレム王に代わってこの島の王位を奪った。そして3年間という時間を設定して、その間に島民たちから金を搾り取るる政策を行っていく。しかし、島民たちはその圧政に反旗を翻し、ジョーンズの目論だ3年よりも早い時期に反乱を起こした。島から脱出する目論見も潰えてジャングルを逃げて行くが、島民たちに追いつめられて...

のし上がっていくということで、どこまで登り詰めていくのかと思っていたら、王位まで奪ってしまうというのは凄いところである。が、自身の野望のために自由奔放で自分中心であったがために、反乱という悲劇を生んでしまう物語のスケールの大きさが実に凄いところである。

製作から80年近く(日本では昭和初期(一桁)である。)が流れようとしているが、こういう所があるのは凄いところである。ただ、それだけ年月が流れている作品であるため、技術的な制約がでているのもまた事実であって、これもまた時代を感じさせるところである。ソフトの点で苦労する様になっているが、一度は見ておきたいという古典作品である。

 

↓輸入版のビデオですが...

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