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大貫妙子『SUNSHOWER』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1977年7月に発表された彼女の2nd.アルバムである。本アルバムでは、STUFFの名ドラマーとして知られているクリス・パーカーを迎えて入ルという所が売りとなっているが、日本のミュージシャンも実に豪華な顔ぶれが集まっているアルバムでもある。(渡辺香津美、後藤次利、細野晴臣、坂本龍一、松任谷正隆、山下達郎などが参加している。)

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、CD化された時に3曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全13曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Summer Connection』『くすりをたくさん』『何もいらない』『都会』『からっぽの椅子』『Law Of Nature』『誰のために』『Silent Screamer』『Sargasso Sea』『振子の山羊』。(以下、ボーナストラック)『サマー・コネクション(シングル・ヴァージョン)』『部屋(シングル・ヴァージョン)』『荒涼』。

この中からシングル・カットされたのは『Summer Connection』である。(彼女にとっては3枚目のシングルになるのだが、最初のシングルはプロモーション用の「非売品」という扱いであるため、彼女の2nd.シングルということになっている。)尚、アルバムのリリースよりも半月ばかり選考してのシングル・リリースであった。また、B面曲は『部屋』であって、アルバム未収録曲であったが、現在はボーナス・トラックとしてアルバムに収録されている。

お薦め曲は、シングル曲でもある『Summer Connection』、更に『都会』『からっぽの椅子』『Sargasso Sea』というところ、そしてシニカルな所のある『くすりをたくさん』をピックアップしておく。また、彼女自身がお気に入りと言っている『部屋』を、ボーナス・トラックからのお薦め曲ということにしておく。(普通は、ボーナス・トラックからは「お薦め曲」としては取り上げないことにしているのだが、本アルバムは特別です。)

本アルバムは、どちらかというとフュージョン系のアルバムに近い所があるのだが、ジャズ/フュージョン系のミュージシャンも参加しており、また'70's後半にはフュージョンも市民権を得るようになったこともあっただけに、サウンド的には(当時)流行の先端を行っていたと言うことの出来るものに仕上がっている。また、C・パーカーの参加も本アルバムのグレードを確実に高めている。また、坂本龍一のアレンジも良い。それだけに、日本のニューミュージック系/ポップ系のサウンドがお好きな方だけで無く、フュージョンがお好きな方にも是非とも聴いてもらいたいアルバムになっている。ということで、じっくりと堪能しましょう!!

 

 

SUNSHOWER

SUNSHOWER

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2010/12/08
  • メディア: CD



Sunshower(紙ジャケット仕様)

Sunshower(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2007/10/03
  • メディア: CD


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大貫妙子『Grey Skies』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1976年9月に発表された彼女の1st.ソロ・アルバムである。それまでは、山下達郎、村松邦男たちと共にシュガー・ベイブというバンドで活動していたが、1976年4月に解散し、彼女はソロに転向した。(シュガー・ベイブは、ソロになった山下達郎と彼女が大成功したことで、改めて注目されることになったグループと言うことでも知られていますね。)

全曲が彼女の作詞作曲(但し、1曲はインスト・ナンバーであるので、詞はありませんが...)によるものであり、彼女自身と山下達郎、坂本龍一、細野晴臣、矢野誠が編曲をしているということで、当時はともかく、今になってみると実に凄い顔ぶれによる作品集ということになる。また、参加ミュージシャンとしても、前述の顔ぶれ以外にも凄い名前が揃っているということで、実に豪華なアルバムと言うことになる。(但し、アルバム発表当時は、ブレイク前という人も多かったので、当時は「豪華」ということは全く語られませんでした。)

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、CD化された時に3曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全13曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『時の始まり』『約束』『One's Love』『午後の休息』『愛は幻』『Wander Lust 』『』『いつでも そばに』『When I Met The Grey Sky』『Breakin' Blue』。(以下、ボーナス・トラック)『明日から、ドラマ』『約束(DEMO)』『午後の休息(DEMO)』。

この中からシングル・カットされたのは『愛は幻』(B面曲は『One's Love』)であるのだが、このシングルはプロモーション用のシングルであったため、非売品扱いとなっている。(そのため、本アルバムからのシングル曲は「無し」ということになる。)→数が無いだけに、そのシングル盤(勿論、アナログのドーナツ盤である。)はプレミアが付いている。

お薦め曲は、『愛は幻』『街』『いつでも そばに』『When I Met The Grey Sky』というところと、シュガー・ベイブの時からの曲でもある『約束』をピックアップしておく。

本アルバムは、なかなかCD化されなかったということもあって、一部では幻のアルバムとされて、オリジナルの中古レコード(勿論、アナログ盤)に高値が付いていたことでも知られている。そのため、CD化された時に「待望の!」ということが語られたことでも知られている。(こういうように、なかなかCD化されなかったものが、中古LPで高値が付いてCD化されるということが、最近は多くなりましたね。)まあ、参加しているミュージシャンたちが余りにも凄いこと(音楽界でも大御所と呼ばれる存在)になっていて、そういう人物たちの若い時分の作品ということを感じさせることになった考えたら、当然と言えますが...

サウンドの方も、色んなことをを行っていて、'70's中期の作品であるにも関わらず、'80'sサウンド、さらにはJ-POPに繋がるものがたっぷりとある。ということなので、必聴のアルバムの一つである。尚、コレクターとしては、CD化されたことで中古アナログ盤の値段もピーク時から下がっているが、それでもオリジナルであるアナログ盤の方も持っておきたい所である。(結局、LPとCDの両方を持っておくべき、ということであり、それだけの価値のあるアルバムである。)

Grey Skies

Grey Skies

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2010/12/08
  • メディア: CD



Grey skies(紙ジャケット仕様)

Grey skies(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2007/10/03
  • メディア: CD



Grey Skies

Grey Skies

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: LP Record


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大滝裕子『ミリオン・キス』 [音楽(特撮/邦楽)]

blank_page 表題のアルバムは1980年3月に発表された彼女の(ソロ名義では)唯一のアルバムである。16歳でデビューした時、その高い歌唱力が大きく評価されたが、シンガーとしての潜在能力の高い評価とは裏腹に、発表した5枚のシングル曲の方は、いずれもが特に大きなヒットには成らなかった。(後に、コーラス・グループのAMAZONSを結成し、現在でもそちらで活動を続けていて、高く評価されている。)それだけに、本アルバムは、ソロ・デビューして間もない時期の楽曲が集まっていて、ある意味ではカルト的な人気のあるアルバムになっている。

尚、本アルバムは2008年に、SONY MUSICの企画として、オーダーメイドファクトリー・シリーズの一つとして再発されることになり、その時に8曲のボーナス・トラックが追加されたため、実質的に彼女のベスト・アルバムのようなものとなった。(そのため、プレミアが付いている様ですね。)

収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、2008年にオーダーメイドファクトリー・シリーズとしてリリースされた時に、全シングル曲などがボーナス・トラックとして追加収録されて、全19曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『ヒラヒラ!』『A BOY』『ミスター・スモウク』『クレイジー・マン』『離愁』『バタフライ』『ミリオン・キス』『ノー・サンキュー・ブレックファースト、ママ』『愛のコザック』『黄色いかぶと虫』『そばにいさせて』。(以下、ボーナス・トラック)『YOKOHAMA 24時』『YOKOHAMA・ヘッドライト』『恋のウォーミング・アップ』『異性』『P.S. アイ・ラブ・ユー』『Want You Back Again』『MR. PRIVATE EYE』『サラダ・モーニング』。

この中からシングル・カットされたのは、デビュー・シングルの『A BOY』、そして2nd.シングルの『ミリオン・キス』である。尚、ボーナス・トラックとして追加された『YOKOHAMA 24時』『恋のウォーミング・アップ』『異性』が3rd.、4th、5th.シングルであり、ラストの『サラダ・モーニング』は未発表曲である。

(オリジナルの11曲中からの)お薦め曲は、シングル曲の『A BOY』と『ミリオン・キス』、それ以外からは『バタフライ』『ノー・サンキュー・ブレックファースト、ママ』『黄色いかぶと虫』『そばにいさせて』というところをピックアップしておく。

16歳とは思えないパンチ力のあるボーカルが魅力のデビュー曲をはじめ、個々に収録されている楽曲は全てティーンの時に歌ったものであり、聴き応えがある楽曲ばかりである。(デビュー曲の『A BOY』が大ヒットを記録していたら、当時の、及び'80'sのアイドル・シーンもまた違っていたでしょうね...)

ということで、アイドルとしては大成しなかったものの、コーセス・グループでの活躍、また、楽曲提供者としての活動の方で評価されている彼女であるだけに、ある意味ではとても貴重な作品が集まった貴重盤ということになるだけに、プレミアが付くのも理解出来るところである。

再び、再発して欲しいと思うアルバムの一つである。(SONY MUSICさん、再びリリースすることを考えて下さい。)

ミリオン・キス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 株式会社エピックレコードジャパン
  • 発売日: 1992/11/21
  • メディア: CD



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大友裕子『絆』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1979年7月に発表された彼女の1st.アルバムである。'70's後半の日本の音楽シーンでは、ヤマハのポプコン出身というシンガーソングライターが次々とデビューを果たして活躍するようになっていたが、彼女もそのポプコン出身者の一人である。1978年のポプコンに、東北地区代表となり、本戦では『傷心』で優秀曲賞を受賞し、その直後の第9回世界歌謡祭でも同曲で最優秀歌唱賞を受賞し、その『傷心』てデビューを果たした。本アルバムは、デビューから約7ヶ月後に発表されたものであり、デビュー・シングルも当然の如く収録されている。

収録曲は以下の全10曲である。『夜明け前』『独枕』『あいつに背を向けて』『手切れ金』『傷心』『かわいい女とよばれたくて』『うそ』『歩けないの』『死顔』『エピローグ』。

この中からシングル曲としてリリースされているのは、彼女のデビュー曲となった『傷心』、そして本アルバムの約3ヶ月半前に2nd.シングルとして発表された『手切れ金』(B面曲は『歩けないの』であった。)である。ちなみに、デビュー・シングル『傷心』のB面曲『ワイルド・ガイ』は本アルバムには収録されていない。

お薦め曲は、シングル曲の『傷心』と『手切れ金』、更に『夜明け前』『かわいい女とよばれたくて』『死顔』という所をピックアップしておく。

シンガーとしての活動期間は決して長くない(実質4年弱で9枚のシングルと3枚のアルバムを発表している。)彼女であるが、シンガーとしては、魂の叫びがあり、ハスキーボイスが魅力という強烈な個性の持ち主である。楽曲の方もドラマチックであって、仰々しいところがあっただけに、好みがはっきりと分かれていたが、スケールの大きい曲が多く、色々と堪能することが出来るものばかりである。

彼女の楽曲を楽しむ場合、ベスト盤がリリースされているので、そちらでというのが一般的になっているが、ベスト盤には収録されていない楽曲もあるだけに、オリジナル・アルバムの方も、中古店を足を使って捜し回り、そして楽しんで貰いたいと思うところである。彼女は、それだけの魅力のあるシンガーの一人である。

尚、葛城ユキによって大ヒットとなった『ボヘミアン』は飛鳥涼の作品であるが、大伴裕子がオリジナルであるだけに、ここからでも大伴裕子の歌声に触れてみるのも宜しいかと...

↓本作のCDが無いので、ベスト盤を拾っておきます。 

ベスト

ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2003/03/26
  • メディア: CD



ポプコン・マイ・リコメンド 大友裕子

ポプコン・マイ・リコメンド 大友裕子

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/12/21
  • メディア: CD



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大杉久美子『40th Anniversary 燦(きらめき)のとき やさしさの歌』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2010年5月に発表された4枚組のBOXセットであって、彼女のアニソン・シンガー40周年を記念しての企画アルバム(BOXセット)である。(歌手デビューは1964年であるが、「大杉久美子」名義ではなく「柴山モモ子」名義である。)

収録曲は、DISC 1と3が27曲、DISC 2と4が26曲で合計106曲となり、たっぷりと彼女の歌声を堪能できる内容となっている。(4枚組のため、価格も高くなっているものの、内容が濃く充実していることを考えるとお得感がある。)

DISC 1の収録曲は以下の通りである。『アタックNo. 1』『幸わせを呼ぶリミットちゃん』『センチなリミットちゃん』『エースをねらえ!』『ひとりぽっちのコート』『白いテニスコートで』『ユキとわたし』『ペーターとわたし』『夕方の歌』『まっててごらん』『草原の少女ローラ』『わたしはローラ』『みんなのローラ』『ローラの子守唄』『女の子だもの』『ぼくはピコリーノ』『ごめんねおじいさん』『たのしく行こうよ』『オリーブの木陰』『ポールの冒険』『オカルトハンマーのうた』『ちいさいかわのうた』『3人のうた』『ゆめみるコラル』『森へおいでよ』『おやすみチュチュナ』『仲良しピグコとミドリちゃん』。

DISC 2の収録曲は以下の通りである。『よあけのみち』『まどをあけて』『パトラッシュぼくの友達』『手をつないで』『あおいひとみで』『どこまでもあるこうね』『草原のマルコ』『ピクニックのうた』『陽気なマルコ』『ペッピーノ一座のうた』『かあさんの子守唄』『かあさんおはよう』『ロックリバーへ』『つりびより』『すてきなカヌー』『もえるゆうひ』『いたずらっこポー』『おはようドニイブルック』『さよならをゆうときがきたね』『おいでラスカル』『ペリーヌものがたり』『少女の夢』『ボンジュール!』『ロザリーは友だち』『気まぐれバロン』『旅すりゃ友達』。

DISC 3の収録曲は以下の通りである。『ドラえもんのうた』『いいやつなんだよドラえもん』『ドラえもんの夢』『ドラドラどこかにドラえもん』『ゾウさんの瞳はなぜ青い』『ドラえもん子守唄』『ぽかぽかふわふわ』『青い空はポケットさ』『おおきなくまになったら』『ランとジャッキー』『ジャングル黒べえの歌』『ウラウラ・タムタムベッカンコ?』『ぼくらは旅の音楽隊』『風船少女のうた』『ちいさなふたり』『テンプルバンドのうた』『わたしはテンプル』『旅は風船にのって』『風船少女テンプルちゃん』『透明ドリちゃん』『夢の国の王女さま』『くじらのホセフィーナ』『さよならサンティー』『おかあさんのにおい』『ジャンプ!ジョリィ』『ねぇハットリくん』『わたしが不思議』。

DISC 4の収録曲は以下の通りである。『ドン・チャックといっしょに』『夢みるドン・チャック』『空いっぱいの夢』『星の川』『ゆきがふる』『ちょびっとちょびっと春がきた』『さんご礁』『あしたになれば』『手紙がきた』『パパをさがして』『小さなバレリーナ』『私の小公女』『タコローダンシング』『おいかけロック』『動物くらべっこ』『あさりの住む町』『きみはねこの友だちですか?』『めぐみちゃんの決心(キモチ)』『魔法のクレヨン』『いま、地球が目覚める』『きこえるかしら』『裸足のフローネ』『虹になりたい』『誰よりも遠くへ』『ニルスのふしぎな旅』『ストップ!!ひばりくん!』。

彼女の楽曲は、「アニソン四天王」の他の3人(説明の必要は無いでしょうが、一応記しておくと、、ささきいさお、堀江美都子、水木一郎ですね。)と比べると恵まれていない所があって、本アルバムが「初CD化」となった楽曲がいくつかある。それを考えると、実に貴重なアルバム(BOXセット)と言うことが出来る。

また、彼女自身による曲に対するコメントが記されているのだが、なかなか面白いことが記されているので、注目してほしい所であり、本BOXセットの売りにもなっている。ということから、彼女の歌声をたっぷりと楽しめるだけに、是非ともお手元に置いておきましょう。

40th Anniversary 燦(きらめき)のとき やさしさの歌

40th Anniversary 燦(きらめき)のとき やさしさの歌

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2010/05/19
  • メディア: CD



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岡村孝子『Kiss ~à côté de la mer~』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1990年6月に発表された彼女の6枚目のスタジオ・アルバムである。前作から1年ぶりとなる本作は、3作連続でオリコンのアルバム・チャートで1位を獲得するヒットとなって、'90'sに突入しても彼女の人気ぶりを示すものとなった。

収録曲は以下の全9曲である。『心の草原』『終わらない夏』『Kiss』『満ち潮』『空の彼方まで』『青い日々』『あの海へ今帰りたい』『天使たちの時』『adieu』。

この中からシングル・カットされたのは、本アルバムの半年前にリリースされた『天使たちの時』(オリコンで19位を記録、B面曲は本アルバム未収録の『愛がほしい』であった。)と、アルバムと同時リリースとなった『心の草原』であって、オリコンで最高位35位を記録している。尚、カップリング曲は『Kiss』であって、こちらの曲がドラマ主題歌に使われていた。

お薦め曲は、『心の草原』『終わらない夏』『Kiss』『あの海へ今帰りたい』というところをピックアップしておく。

彼女らしい楽曲が並んでいることもあって、安心して聴くことが出来る。また、完成度も高く、黄金期のアルバムという所もしっかりと示している。しかし、新たな試みも行われていて、「黄金期」の作品に見られがちな守りの体制(これが見られると、黄金期も終わりというのが一般的である。)に入っていないのも良いところである。'80's終盤にソロ・シンガーとしてもブレイクした彼女であるが、「'90's」という新しいディケイドでもその勢いを持続して大いに活躍することを予感させるだけの素晴らしいアルバムとなっている。ということで、聴いておきたいアルバムの一つである。じっくりと堪能しましょう!

Kiss~a cote de la mer~

Kiss~a cote de la mer~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: CD



Kiss~海辺にて

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 1990/06/27
  • メディア: CD


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岡村孝子『Eau Du Ciel (天の水)』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1989年6月に発表された彼女の5枚目のスタジオ・アルバムである。前作から11ヶ月ぶりとなった作品であると同時に、前作でオリコン1位を獲得したこともあって、大いに期待されることになり、その期待に見事に答えて、オリコン1位を獲得した。また、1989年の年間アルバム・チャートでも12位にランクインした。正に、黄金期に突入したということを感じさせることになった秀作である。

収録曲は以下の全9曲である。『長い時間(たび)』『虹を追いかけて』『オー・ド・シエル(天の水)』『それぞれの明日(あした)』『愛を守りきれなくて』『ジュ・テーム』『愛がほしい』『リフレイン』『青い風』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバムから1週遅れの7月になってリリースされた『青い風』である。(B面曲は『オー・ド・シエル(天の水)』であった。)オリコンでは最高位41位を記録している。また、『リフレイン』は、『青い風』の前のシングル『クリスマスの夜』のB面曲(カップリング曲)であるが、そのシングル・バージョンとはアレンジが異なったものが収録されている。

お薦め曲は、シングルでもお馴染みの『青い風』と『リフレイン』、これらの曲よりもコンサートでお馴染みになっている『虹を追いかけて』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『オー・ド・シエル(天の水)』、そして『愛がほしい』をピックアップしておく。

前作のヒットを受けてのアルバムであるが、「人生の応援歌」という彼女のスタイルが確立していることもあって、そのスタイルを通していて、完成度も高いアルバムとして仕上がっている。特に、『虹を追いかけて』は彼女のコンサートではお馴染みの曲であって、アルバム・タイトル・ナンバーや本アルバムからのシングル・カット曲よりも有名となっているが、それをじっくりと聴くことが出来るという点でも、本アルバムは存在感がある。

'80'sもまもなく終わるという'80's終盤のアルバムであるが、「'80's」という枠に捕らわれず、現在でも通用するだけの秀曲が集まったアルバムであるだけに、聴いておきたいアルバムの一つである。じっくりと聴きましょう!

Eau du Ciel

Eau du Ciel

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 1989/06/24
  • メディア: CD



Eau Du Ciel(天の水)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: CD


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岡村孝子『SOLEIL』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1988年7月に発表された彼女の4枚目のオリジナル・アルバムであり、ヒット曲(『夢をあきらめないで』)を生んだ後のアルバム(一応、前作の後、リミックス・セレクション・アルバムを本アルバムとの間にリリースしている。)ということで、大いに期待されたが、その期待に見事に応える完成度の高いアルバムとなった。そして、ここから彼女はオリコンでアルバム1位を記録するアルバムを連発することになり、名実共に黄金時代に突入することになった。(ちなみに、あみんとして発表したアルバムでも1位は獲得しなかっただけに、キャリアの上でも彼女の初の1位を記録したアルバムである。)また、本アルバムは1988年のオリコンの年間アルバム・チャートでも15位にランクインしている。

収録曲は以下の全9曲である。『TODAY』『ドラマ』『あなたと生きた季節』『ソレイユ』『クリスマスの夜』『輝き』『私の空』『Believe』『白い夏』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。まずは、アルバム・リリースの3ヶ月前にドラマ主題歌として『Believe』がリリースされて、オリコンで23位を記録した。続いて、本アルバムと同時リリース・シングルとして『TODAY』がリリースされて、オリコンで30位を記録した。尚、B面曲の『輝き』はシャンプーのCMソングとして使われた。そして、5ヶ月後に『クリスマスの夜』がシングル・カットされて、オリコンで17位を記録した。

お薦め曲は、シングル曲である『Believe』『TODAY』『クリスマスの夜』の3曲と、『輝き』、アルバム・タイトル・ナンバーの『ソレイユ』をピックアップしておく。

内容も高く、完成度も高く、彼女の澄んだボーカルをたっぷりと引き出した魅力的な曲があるなど、彼女の世界をたっぷりと堪能できる秀作である。また、緩急の付け方も素晴らしく、じっくりと、何度も聴きたくなるアルバムである。

彼女のアルバムの中では、マスト・アルバムの一つであり、発表から四半世紀近くになるが、色褪せた所は一切無いだけに、じっくりと聴き込みましょう!

SOLEIL(ソレイユ)

SOLEIL(ソレイユ)

  • アーティスト: 岡村孝子,萩田光雄,田代修二
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 1988/07/01
  • メディア: CD



SOLEIL

SOLEIL

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: CD


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岡村孝子『Liberte』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1987年7月に発表された彼女の3rd.アルバムであり、かつ、彼女の代表曲であるヒット・シングル『 夢をあきらめないで』を含んでいるアルバムである。(シングルの方が5ヶ月先にリリースされていて、それを含んだアルバムということが言える。)チャート成績はオリコンで最高位5位を記録している。(最大のヒットとなったアルバムではない。)

収録曲は以下の全9曲である。『リベルテ』『迷路』『電車』『ついてない』『五月の晴れた空』『秋の日の夕暮れ』『私はここにいる』『夢をあきらめないで』『月が泣いた夜』。

この中からシングルとしてリリースされている曲は、本アルバム・リリースの5ヶ月前に彼女の5th.シングルとしてリリースされた『夢をあきらめないで』と、本アルバムと同時リリースとなった6th.シングルの『迷路』(B面曲は『電車』であった。)である。また、その『電車』はアルバムから5ヶ月後にリミックスされて『電車(Remix Version)』として彼女の7枚目のシングルとしてリリースされている。

お薦め曲は、彼女の代表曲である『夢をあきらめないで』、シングル曲の『迷路』、同じくシングル曲で、2003年のドラマ「恋する日曜日(ファーストシリーズ)」の第16話「電車」(「銭形舞」よりも前で、実質的には堀北真希のデビュー・ドラマと言っても良い作品である。)のモチーフとなった曲でもある『電車』、更に『リベルテ』と『私はここにいる』『月が泣いた夜』をピックアップしておく。

アルバムとしては、ちょっと暗さと重さがある作品ということになっているが、内面的な描写が巧みであって、何かと聞かせてくれるアルバムである。派手な所は無いものの、曲作りの方では色んな試みも行われていて、上手くまとめられているアルバムでもある。

本アルバムから1年後に発表される4th.アルバムが織り込んで1位を獲得する大ヒットになるのだが、本アルバムはその1つ前の作品として、彼女の音楽世界が熟してきたことも証明する嶽の内容となっているだけに、聴いておきたいアルバムの一つである。

Liberte

Liberte

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: CD



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岡村孝子『私の中の微風』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1986年7月に発表された彼女の2nd.アルバムである。前作から9ヶ月というスパンで発表されたことになった。また、CMソングとして使われた1曲(シングル曲でもあり、来生えつこ・たかお姉弟作の曲である。)を除いて、全て彼女の作詞作曲による曲である。尚、チャート成績は、オリコンで最高位18位を記録していて、前作以上のヒットになった。

収録曲は以下の全9曲である。『見送るわ』『微風』『美辞麗句』『夏の日の午後』『はぐれそうな天使』『Baby,Baby』『ラスト・シーン』『ひとりごと』『今日も眠れない』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバム・リリースの半年前に2nd.シングルとして発表された『今日も眠れない』、アルバム・リリースの3ヶ月半前にリリースされ、かつ、CMソングとして使われた『はぐれそうな天使』、本アルバム・リリースの3週間後にリリースされ、ドラマ主題歌としても使われた『夏の日の午後』の3曲である。→結果的に、本アルバムから3曲がシングルとなった。

お薦め曲は、お馴染みの曲となっている『今日も眠れない』『夏の日の午後』、そして『微風』『美辞麗句』と『ラスト・シーン』をピックアップしておく。尚、『はぐれそうな天使』も良い曲であるが、彼女の作で無いことから、ここでは外すことにします。(こうでもしないと、「全部お薦め曲」と言ってしまうほどの名曲揃いですから...)

彼女の代表曲『夢をあきらめないで』は本アルバムから半年強のスパンで発表されているのだが、本アルバムは内容も濃く、完成度も高い作品であるだけに、大ヒットするのも当たり前と言うことが出来る。ということで、本アルバムは絶対に聴いておくべき'80'を代表するアルバムの一つであって、聴いて損の無いアルバムである。じっくりと彼女の世界を堪能しましょう!

私の中の微風

私の中の微風

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: CD



私の中の微風

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 1986/07/02
  • メディア: CD


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