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岡村孝子『夢の樹』 [音楽(特撮/邦楽)]

以前のように、連日の大量更新とまではいきませんが、音楽関係の記事について、少しずつ再開していきます。まずは「日曜日」なので邦楽です。(「映画」と「ケー刑事」の再開はまだです。)



表題のアルバムは1985年10月に発表された彼女のソロ・デビュー・アルバムである。あみんの活動停止が1983年であったが、復帰を要望する声も多く、ソロとして復帰することになったアルバムで或る。尚、本アルバムはオリコンで最高位37位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『風は海から』『冷たい雨』『一人息子』『見返してやるんだわ』『雨の街』『ピエロ』『煙草』『砕ける波に…』『夢の樹』。

この中からシングル・カットされたのは、本アルバムと同時リリースのソロ・デビュー・シングル曲となった『風は海から』である。(B面曲は『冷たい雨』であった。)また、この曲はFM横浜のキャンペーン・ソングとして使用されたことでも知られている。

お薦め曲は、シングル曲の『風は海から』、そして『雨の街』『ピエロ』と、アルバム・タイトル・ナンバーの『夢の樹』をピックアップしておく。

彼女と言うと、1987年の大ヒット曲『夢をあきらめないで』の印象が強く、「人生の応援歌」ということを意識しているが、本アルバムはそんな彼女の原点と言うことが出来る内容のアルバムである。そのため、彼女のコンサートでの定番曲も収録されていて、彼女を聴く上では欠かすことの出来ないアルバムと言うことになる。と言うことなので、じっくりと聴いておきましょう!

夢の樹

夢の樹

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: CD



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大沢逸美『ゴールデン☆ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2012年1月に発表されたベスト盤である。「ゴールデン☆ベスト」シリーズに含まれている一枚であるが、彼女の発表した全11曲のシングル曲と、B面曲を5曲チョイスした内容ということで、シリーズの中では「ハズレ」の方に含まれてしまう一枚である。(収録時間が60分を超えたところということなので、あと数曲のB面曲を追加できる余裕がある。但し、全22曲収録となると時間の関係で1枚ものにはならない。→そういう「シングル・コレクション」がリリースされているが、2枚組となるデメリットも出ている...)

収録曲は以下の全16曲である。『ジェームス・ディーンみたいな女の子』『SEVEN DAY'S JOURNEY』『キリキリ舞い』『のっぽのキャプテン』『ダンシング・レディ』『東京サーカス』『NO-NO BOY』『JUN』『夢中遊泳船』『横羽ハートブレイク・ロード』『ヨコハマ・エナジー』『上海慕情 exotica』『まるはだか ON THE BEACH』『Tonight』『JUST AUSSIE FEELING』『Blue In Your Eyes』。

ボーイッシュなスタイルでデビューしたが、今一つブレイクせず、女優としての活躍(特に、'80年代の大映テレビ作品(フジテレビ作品)ではお馴染みの顔の一人となった。)の方が印象に強い彼女を知ることの出来るベスト盤である。

彼女のベスト盤と言うことでは選択肢が少ないだけに、十分に価値のあるベスト盤であるのだが、「ゴールデン☆ベスト」シリーズに名を連ねるものということでは、この内容では物足りなさを感じてしまい、「ハズレ」と言わざるを得ないのが残念な一枚である。

 

大沢逸美 ゴールデン☆ベスト

大沢逸美 ゴールデン☆ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
  • 発売日: 2012/01/11
  • メディア: CD


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大場久美子『ゴールデン☆ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2002年に発表されたベスト盤である。「一億人の妹」というキャッチフレーズでデビューした彼女のベスト盤である。自ら「音痴だから」と発言して歌手活動を停止するなど、MA(ここではイニシャルにしておく)と共に'70'sを代表する歌が下手なアイドル歌手として知られている彼女てあるが、そういう所も'70'sアイドルらしいところであった。

収録曲は以下の全18曲である。『あこがれ』『追いかけないで』『大人になれば』『あの人のイニシャル』『今は片想い』『夏の恋風』『電話ください』『エトセトラ』『キラキラ星あげる』『二人のシナリオ』『サンモリッツ速達便』『あなた』『カレッジ・シューズ』『遅い朝食』『雨に消えたジュン』『ジャングル・ジム』『さよなら ありがとう』『スプリング・サンバ』。

本アルバムは「ゴールデン☆ベスト」シリーズの中でも初期にリリースされたものであって、言葉は悪いが、そのシリーズの中では「ハズレ」の部類に入るものである。というのは、彼女のシングルは全部で10曲がリリースされたが、その内の5曲しか収録していない、収録時間が60分に満たないなどということで、ベスト盤としては不満が残る内容である。(普通のベスト・アルバムであればこれでもと思うが、「ゴールデン☆ベスト」シリーズのベスト盤は、70分を超える収録時間や、選曲に光るものがあるなど、評価できるものがあるが、本アルバムではそれが中途半端であるためである。)

確かに、シングル10曲の中には、殆ど売れなかった曲もあるが、収録時間に余裕があるだけに、シングル未収録シングル曲があるというのは「ゴールデン☆ベスト」シリーズでは名折れである。(まあ、本作はシリーズの中でも初期のものというところで、免罪符があるものの...)

ということで、内容には定評がある「ゴールデン☆ベスト」シリーズに含まれるものであるが、その中でも少数派と言うことの出来る「ハズレ」ということで、「ゴールデン☆ベスト」シリーズにもこういう(ハズレ)ものがあるということを覚えておきましょう。

尚、彼女のベスト盤でお薦めできるものは、1993年にリリースされた「なんてったってアイドルポップ ~あこがれ~」(1枚もので18曲収録だが、これぞという選曲がされている。)であるが、幻のベスト盤という状況になっていて、入手が難しく、プレミアが付いている...

 

ゴールデン・ベスト

ゴールデン・ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2002/06/19
  • メディア: CD


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岡田奈々『Myこれ!Liteシリーズ 岡田奈々』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2010年に発表されたベスト盤である。低価格であることを一つの売りにしている「Myこれ!Liteシリーズ」の一枚ということで、ここぞという曲に絞られているものの、入門用及び手軽に聴くのには十分な内容のベスト盤である。

収録曲は以下の全12曲である。(全てがシングル曲である。)『ひとりごと』『女学生』『くちづけ』『青春の坂道』『若い季節』『手編みのプレゼント』『かざらない青春』『そよ風と私』『らぶ・すてっぷ・じゃんぷ』『バイバイ・ララバイ』『湘南海岸通り』『静舞』。

'70'sアイドルの中では独特の清潔感を持っていて、学園ドラマでも優等生や清純なヒロインを演じたことで知られている彼女であるが、歌の方でもそのイメージを保ち、人気の高いアイドルの一人である。(その後、女優として転身して、'80'sは大映テレビ作品には欠かすことの出来ない一人として活躍したのはご存知の通りである。)

特に、彼女の初期シングル曲は、青春の1ページを飾った曲として、今でも(特定の世代では)人気が高く、『ひとりごと』『女学生』『青春の坂道』『若い季節』『かざらない青春』などは青春ソングとして人気を保っているだけに、そういう曲を手軽に聴くことが出来る本アルバムは嬉しいところである。

尚、2012年11月に、彼女の全シングル曲を集めた2枚組のベスト盤「ザ・プレミアムベスト 岡田奈々」がリリースされることになっているが、18曲のシングル曲を集めたDISC 1は価値があるが、その18曲のオリジナル・カラオケを集めたDISC 2は要りません。DISC 1の方を単品でリリースしてくれたら良いのに...

 

Myこれ!Liteシリーズ 岡田奈々

Myこれ!Liteシリーズ 岡田奈々

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: CD

↓まもなくリリースとなる2枚組

(仮) ザ・プレミアムベスト 岡田奈々

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2012/11/21
  • メディア: CD


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太田貴子『ゴールデン☆ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2004年にリリースされた、内容に定評ある「ゴールデン☆ベスト」シリーズに名を連ねているベスト盤である。太田貴子というと、何と言ってもアニメ「魔法の天使 クリーミーマミ」であって、その声と主題歌で知られている。(それ以外は、NHKの「レッツゴーヤング」の最終期のサンデーズの1人ということで知られている。)内容としては「クリーミーマミ」関係が中心になっているが、ポップス・シンガーとしても聴かせてくれる内容となっている。

収録曲は以下の全21曲である。『デリケートに好きして』『パジャマのままで』『BIN・KANルージュ』『囁いてジュテーム-Je t'aime-』『LOVEさりげなく』『美衝撃(ビューティフル・ショック)』『夏にあわてないで』『美人物語』『Heartbreak Mistake』『恋はHurry Up!』『天使のミラクル』『ハートのSEASON』『ガールズ・トーク』『恋したらデリカシー』『Dancin' Walkin'(ライヴ・ヴァージョン)』『ハローMR.イエスタディ』『感じたいEmotion』『イエスなら抱きしめて』『月曜日は大嫌い』『1988-From Tokyo』『Stray Planet』。

デビュー作でアニメの主役の声と主題歌を歌い、それがヒットしたということで、彼女とアニメは切っても切れず、同時に'80'sに見られた声優のアイドル化という道を切り開いた一人でもある。(ある意味では、'80'sを代表する1人ということにもなる。)そのため、アニメ関係、声優として見られがちであるが、シンガーとしてもなかなか良いものを持っていて、それを発揮している。

やはり、'80'sを代表する1人ということで、彼女はチェックしておきたい1人であるが、本ベスト盤は内容もあるだけに、手元にあっても宜しいかと...

 

ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/12/22
  • メディア: CD


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太田裕美『こけてぃっしゅ』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1977年7月に発表された彼女の6枚目のアルバムである。本アルバムからはヒット曲『九月の雨』が生まれているが、同時に彼女の全盛期に幕を下ろすことになるアルバムでもある。内容的には、A面(5曲目まで)を「GIRL SIDE」、B面(6曲目以降)を「LADY SIDE」としていて、上手くまとめている。

収録曲は以下の全10曲である。『夏風通信』『レインボー・シティ・ライト』『心象風景』『自然に愛して』『太陽写真』『恋愛遊戯』『トライアングル・ラヴ』『ロンドン街便り』『暗くなるまで待って』『九月の雨』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。まずはアルバムから2ヶ月先行する形でリリースされた『恋愛遊戯』(B面曲は『心象風景』)で、オリコンで13位を記録している。そしてアルバムリリースから2ヶ月語の9月にリリースされた『九月の雨』(B面曲はアルバム未収録の『マニキュアの小壜』、但し、アルバム・バージョンとはアレンジが異なっている。)で、オリコンで7位を記録している。

お薦め曲は『夏風通信』『心象風景』『恋愛遊戯』『トライアングル・ラヴ』『ロンドン街便り』『九月の雨』という所をピックアップしておくが、やはり『九月の雨』は良い曲ですね。

前作までのサウンドはフォーク調を基本としていたが、本作ではそれがポップな方向に向かったことで、サウンドに変化が見られている。そして、彼女のボーカルの表現力が高いことを改めて知らしめることになり、シンガーとしては高く評価できるところである。

が、このサウンドの変化には賛否両論あって、以前の路線も捨てがたいという声も多かった。が、サウンドの変化というのは進化のステップでもあることを考えると、悪いものではない。ただ、それが受け入れられずに、以後はヒットに恵まれなくなるので、アーティストとしては成長であっても商業的には成功したとは言えない、ということになったのですが...

とは言っても、本アルバムから生まれたヒット曲『九月の雨』は、現在でも毎年9月になると耳にすることのある定番ソングとなっていることを考えると、これはこれで大きく評価できる處であるのは言うまでもないところですが...

 

こけていっしゅ

こけていっしゅ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1991/09/15
  • メディア: CD


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太田裕美『12ページの詩集』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1976年12月に発表された彼女の5枚目のアルバムである。やはり前作から半年のスパンで発表されたアルバムである。12曲の全てが異なる人の作ということから、実にバラエティに富んだ内容のアルバムとなっている。チャート成績は、オリコンで最高位9位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『あさき夢みし』『失くした耳飾り』『青い傘』『カーテン』『君と歩いた青春』『最後の一葉』『湘南アフタヌーン』『一つの朝』『ミモザの下で』『赤い花緒』『ガラスの腕時計』『恋の予感』。

この中からシングル・カットされたのはアルバムから3ヶ月先行してリリースされた『最後の一葉』(B面曲はアルバム未収録の『銀のオルゴール』である。)である。オリコンで最高位53位を記録し、1976年の年間シングル・チャートでは53位にランクインしている。

お薦め曲はヒット・シングルの『最後の一葉』、そして『あさき夢みし』『君と歩いた青春』『ミモザの下で』『赤い花緒』と彼女自身の作詞作曲である『恋の予感』をピックアップしておく。

同じ人による楽曲のアルバムも良いが、収録曲の全てが異なる作者による曲を納めているというのは、あるようで意外とないものである。また、あっても内容的にバラバラで纏まりが無いものになりがちであるのだが、本アルバムはバラバラ感が全くなく、バラエティに富んだものと感じられるようになっている。基本的にはフォーク系の楽曲が中心ということもあるが、彼女自身の豊かな表現力によって毛色の違う楽曲でも味のあるボーカル曲として光を放っているため、いずれもが魅力的なものになっている。

派手さはないものの、クオリティが高く、完成度も高いアルバムであるだけに、じっくりと聴きたいアルバムの一つである。彼女のボーカルをたっぷりと堪能しましょう!

 

12ページの詩集

12ページの詩集

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1991/09/15
  • メディア: CD


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太田裕美『手作りの画集』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1976年6月に発表された彼女の4枚目のアルバムである。前作から『木綿のハンカチーフ』という大ヒット曲が生まれたこともあって、最初から期待されることになったアルバムであるが、半年のスパンでそれに応えるだけの内容のあるアルバムである。チャート成績の方もオリコンで3位を記録するヒットになった。

収録曲は以下の全11曲である。『オレンジの口紅』『わかれの会話』『都忘れ』『青空のサングラス』『赤いハイヒール』『遠い夏休み』『カントリー・ロード』『ベージュの手帖』『白いあなた』『ハネムーンララバイ』『茶いろの鞄』。

この中からシングル・カットされたのは、降るバム・リリースの20日前に先行シングルという形でリリースされた『赤いハイヒール』である。(B面曲は『茶いろの鞄』)オリコンでは最高位2位を記録して、1976年の年間シングル・チャートでは13位にランクインして、『木綿のハンカチーフ』に次ぐ彼女の2番目に大きなヒット曲になった。

お薦め曲は、シングル曲の『赤いハイヒール』、それ以外からは『オレンジの口紅』『青空のサングラス』『遠い夏休み』『カントリー・ロード』をピックアップしておく。(捨て曲が無く、粒ぞろいの楽曲が揃っているため、「全部お薦め」と言いたいところでありますが...)

前作と共に、彼女のアルバムの中では屈指の出来の名盤である。大ヒット曲を生んだ後であるだけに、真価が問われることになったが、それに十二分に応えた傑作となっただけに、オリジナル盤で全曲を聴いておくべきアルバムである。じっくりと聴き入りましょう!

 

手作りの画集

手作りの画集

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1991/05/15
  • メディア: CD


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太田裕美『心が風邪をひいた日』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1975年12月に発表された彼女の3rd.アルバムである。前作から半年でリリースされることになったが、彼女の代表曲である大ヒット・シングル『木綿のハンカチーフ』が収録されているアルバムであって、大ヒットとなったアルバムである。チャート成績は、オリコンで最高位5位を記録していて、1976年のオリコン年間アルバム・チャートでは25位にランクインしている。

収録曲は以下の全12曲である。『木綿のハンカチーフ』『袋小路』『夕焼け』『かなしみ葉書』『ザ・ミルキーウェイ・エクスプレス』『七つの願いごと』『ひぐらし』『水曜日の約束』『銀河急行に乗って』『水車(みずぐるま)』『青春のしおり』『わかれ道』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。本アルバム・リリースの4ヶ月前(と言うよりも、前作から2ヶ月語にリリースされたシングルと言った方が良いかも...)にリリースされた『夕焼け』(B面曲は『水曜日の約束』、オリコンで37位を記録。)と、本アルバム・リリースの半月後にシングル・カットされた『木綿のハンカチーフ』(B面曲はアルバム未収録の『揺れる愛情』)で、オリコンで2位を記録、1976年の年間シングル・チャートでも4位にランクインする大ヒットとなった。(150万枚を超えるセールスを達成している。)

お薦め曲は、彼女の代表曲である『木綿のハンカチーフ』(但し、アルバム・バージョンはシングル・バージョンと一部違っている。)、そして『袋小路』『夕焼け』『かなしみ葉書』『銀河急行に乗って』というところ、そして、ファンの間で人気の高い『青春のしおり』をピックアップしておく。(『青春のしおり』はシングル・カットしていたら、かなり大きなヒットになったでしょうね...)

やはり、大ヒットを記録した『木綿のハンカチーフ』は、他の曲と比べても突出した名曲であるが、本アルバムは全体的にレベルが高く、傑作と呼べる曲が多く収録されている。ヒットするのも当然というだけのクオリティがある。

曲調も、ポップスという色が出たことで、前作までと比べてもテンポが良くなり、聴いていても楽しくなるという要素も出てきている。また、それでいて、じっくりと聴かせるところは聴かせているという、彼女の豊かな表現力、高い歌唱力が冴えている。

紛れもなく、'70'sを代表する傑作アルバムであるだけに、じっくりと聴きましょう。

 

心が風邪をひいた日

心が風邪をひいた日

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1991/05/15
  • メディア: CD


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太田裕美『短編集』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1975年6月に発表された彼女の2nd.アルバムである。前作の延長線上にあるアルバムであって、じっくりと聴かせる楽曲が集まっているアルバムである。チャートライラ機は、オリコンで最高位41位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『白い封筒』『太陽がいっぱい』『やさしい翼』『ねえ…!』『たんぽぽ』『回転木馬』『すれちがい』『』『レモンティー』『ピアニシモ・フォルテ』『紙ひこうき』『青い封筒』。

この中からは、アルバム・リリースの2ヶ月前に『たんぽぽ』がシングルとしてリリースされて、オリコンで最高位33位を記録している。(彼女の2枚目のシングル曲である。)尚、B面曲はアルバム未収録の『リラの花咲く頃』であった。

お薦め曲は、シングル曲の『たんぽぽ』と、『白い封筒』『太陽がいっぱい』『やさしい翼』『回転木馬』『妹』『レモンティー』という所をピックアップしておく。

前作と同様に、派手な曲はないが、やはり粒ぞろいの佳曲が集まったアルバムとなっている。しかも、全体構成も上手く、アルバム・タイトルが示すように、短編の私小説が集まっているような感じがするアルバムである。

アルバムの傾向は前作と同じであるが、彼女の歌い方などには進化が見られていて、表現力がより豊かになっている。そして、それは彼女の歌唱力と相まって、素晴らしい彼女の世界が完成している。

全体的には地味なアルバムであるが、彼女の歌の上手さを感じるアルバムであるだけに、しっかりと聴いておきたいアルバムの一つである。

 

短編集

短編集

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1991/05/15
  • メディア: CD


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