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DAMN YANKEES(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1958年のアメリカ映画「くたばれ!ヤンキース」である。日本では1958年2月に劇場公開されている。尚、イギリスでは「DAMN」という単語が問題となったため、「WHAT LOLA WANTS」というタイトルに改題されて公開されている。悪魔と契約した野球狂の男のドタバタを描いたミュージカル作品である。

作品データを記しておくと、時間は111分、原作はダグラス・ウォロップ、製作と監督はスタンリー・ドーネンとジョージ・アボットの2人、脚本はジョージ・アボット、撮影はハロルド・リップスタイン、音楽はリチャード・アドラー、ジェリー・ロス、レイ・ハインドーフの3人である。そして出演は、タブ・ハンター、グウェン・ヴァードン、レイ・ウォルストン、シャノン・ボーリン、ジーン・ステイプルトン、レエ・アレン、ロバート・シェファー、ラス・ブラウン、ナタニエル・フレイ、ジミー・コーマック、アルバート・リンヴィル、たちである。

野球狂の実業家てあるジョー・ボイドは大のワシントン・セネタースのファンであった。そんな彼は、今日もニューヨーク・ヤンキースを相手にして、セネタースが負けそうな試合をテレビで見ていて、気が気でない状態だった。そんな彼は、「俺がホームラン王になれたらなあ、たとえ魂を売っても…」と独り言を口にした。すると、悪魔・アプルゲイトが姿を現した。アプルゲイトは、ヤンキースの強さに反感を持っていたということもあって、ジョーを青年に若返らせてホームラン王にしてやろうと持ちかけた。で、9/24に彼が望んだ場合は元の姿に戻すという条件付きで、契約が成立した。で、若返ったジョーは「ジョー・ハーディ」の名前でセネタースと契約し、試合に出場した。ジョーは打ちまくり、セネタースは連戦連勝の白星街道を突き進むようになった。さして、首位を走っていたヤンキースに迫ってきた。が、青年のジョーは、し合いではヒーローになるが、私生活の方では独身ということで、その寂しさから、元の自分の家に下宿することにしていて、そうやって自分の妻と話をすることを楽しみにしていた。が、それを知ったアプルゲイトは、それは契約違反だとして怒り、179歳の妖女・ローラを美しい娘に変えてジョーを誘惑させるように仕向けた。が、アプルゲイトの思惑通りに事は運ばず、ローラはジョーに心を奪われた。で、アプルゲイトはジョーを、約束の9/24に元の姿に戻すことを宣言した。そして9/24がやってきた。セネタースは優勝を争っていて、9/25のし合いにセネタースが勝てば優勝するということになっていた。で、ローラは24日にアプルゲイトに睡眠剤を飲ませるという策を使った。で、25日の試合にジョーは出場した。試合は1-0でセネタースがリードしていて、残るは9回のヤンキースの攻撃だけになっていた。あと1人というところでアプルゲイトが目を覚ましたため、宣言通り、アプルゲイトは魔法を解いた。その時、ジョーはバッターが打ち上げた打球を追っていて、捕球すれば試合が終わることになる。元の中年に戻ってしまったジョーは、必死で打球を追って、見事にキャッチして試合は終わった。こうしてセネタースは優勝を果たしたが、ジョーは顔を隠すようにしてダッグアウトから姿を消したのだった。そして、帰宅すると、久しぶりに妻と抱き合った。アプルゲイトは、再びジョーを栄光の世界に出るように、新たな契約をと考えてやってきたが、夫婦で抱き合っている姿を見ると、帰るしかなかったのだった...

物語はコメディであるが、ミュージカル作品ということで、独特の間の作品になっている。が、それは'50's作品らしい独特の間になっていて、時代を感じるところでもある。

物語のアイデアとしては、誰もが考えたことがあるのでは?(本作のセネタースとヤンキースという所を自分の贔屓チームに置き換えれば、誰でも考えたことがあるのではないかと...)と思われるネタを実現しているストーリーであるため、野球が好きという方であれば、たっぷりと楽しめる作品であろう。(野球に興味が無いと、ついて行きにくいでしょうが...)

また、ミュージカル作品であるため、音楽の方にも注目である。特に、本作のようなコメディでは、音楽も笑いに繋がるところがあったり、物語の急展開を助けたりするところもあるが、そういう楽しいところがたっぷりの作品になっている。

最後に、サントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全13曲である。『Overture』『Six Months Out Of Every Year』『Goodbye, Old Girl』『Heart』『Shoeless Joe From Hannibal, Mo.』『There's Something About An Empty Chair』『Whatever Lola Wants』『A Little Brains, A Little Talent』『Whatever Lola Wants』『Those Were The Good Old Days』『Who's Got The Pain』『Two Lost Souls』『There's Something About An Empty Chair (Reprise)』。

映画と共にサントラ盤をセットにして楽しみましょう!

 

Damn Yankees: An Original Soundtrack Recording (1958 Film)

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  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1989/11/30
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くたばれ ! ヤンキース [DVD]

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「CRIMES OF PASSION」(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1984年のアメリカ映画「クライム・オブ・パッション」である。日本での劇場公開は1985年9月であった。昼と夜で別の顔を持つ女と、彼女を調査する私立探偵の2人の愛を描いた物語である。

作品データを記しておくと、時間は107分、監督はケン・ラッセル、脚本はバリー・サンドラー、撮影はディック・ブッシュ、音楽はリック・ウェイクマンである。そして出演は、キャスリーン・ターナー、アンソニー・パーキンス、ジョン・ローリン、アニー・ポッツ、ブルース・デイヴィソン、パメラ・アンダーソン、たちである。

ロサンゼルス。私立探偵で29歳のボビー・グラディは、ハイスクール時代にフットボールの花形スターとして活躍し、今では同じ学校のチアリーダーだったエイミーと結婚し、2人の子供と共に平穏な家庭生活を送っていた。表向きには良い夫婦であったが、実はボビーとエイミーの間は完全に冷え切っていた。一方、ファッションデザイナーとして活躍するジョアンナ・クレーンは、仕事だけに生き、男性を寄せつけない冷たい雰囲気を持っていた。そんな彼女に、企業スパイの疑いがかかり、その調査員としてボビーが起用された。調査を開始したボビーは、まもなくジョアンナには秘密があることを掴む。ジョアンナは、昼はデザイナーとして真面目に働いていたが、夜になると、チャイナ・ブルーという名の娼婦として暮らしていて、いかがわしい場所で自分の本当の感情に対する恐れを包み隠していた。ボビーは客としてチャイナ・ブルーに接し、まもなく彼女の魅力に取り憑かれることになった。そして、日常抑えていたセックスの不満が爆発し、2人は最初の夜に快楽の極にまで登りつめたのだった。が、ボビーが立ち去ると、ジョアンナは自分の感情を再び隠し、ピーター・シェインという奇妙な客と馴染みになった。ジョアンナを忘れられなくなったボビーは、ある日、ジョアンナのアパートを訪れる。自分の2つの顔のことを知っているボビーに驚くジョアンナに、行きづまった時は慰めてあげると告げて去って行った。ボビーは完全にエイミーに嫌気が指し、ジョアンナと暮らそうとするが、ジョアンナは同棲することを拒んだ。が、何だかんだで2人は求め合う。一方、エイミーはボビーとよりを戻そうとして、ボビーをディナーに誘う。しかし、ボビーの心は完全にジョアンナに向いていた。ボビーが出掛けている時、シェインは、ジョアンナの心が自分に向いていないことから怒り、彼女を殺そうとする。ボビーは、ジョアンナとシェインがもみ合っている所に返ってきて、諸アンナが殺されるところを目撃したが、実はジョアンナとシェインは洋服が入れ替わっていて、死んだのはシェインだった。で、ボビーとジョアンナは強く抱きしめあった...

監督が鬼才・ケン・ラッセル監督であり、「サイコ」以来、屈折した男と言えば右に出る人がいないA・パーキンス、そして大人の魅力たっぷりのK・ターナーということで、とんでもない作品になっている。ミステリー・サスペンスというのは表向きであって、エロイところ、グロいところなど、ただごとではない怪作である。(そのため、万人向けではなくなっている。)

そして、本作をより怪作にしているのは、音楽である。鬼才監督の作品では、普通の映画以上に音楽の出来が作品に大きな影響を与えることになり、とんでもない世界をよりとんでもないものにすることが多いが、本作は相乗効果によってとんでもない世界となっている。

確かに、音楽だけであれば、出来の良いサスペンス映画のスコアという所であるのだが、ケン。ラッセル監督と組むことで、音楽の方も一段と凄さを感じるようになる。ということで、本作は映画とサントラとをセットにして楽しみましょう。

最後にサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全11曲である。『It's A Lovely Life』『Eastern Shadows』『Joanna』『Stretch』『Policeman's Ball』『Stax』『Taken In Hand』『Paradise Lost』『Box』『Web Of Love』『Dangerous Woman』。

 

Music from Crimes of Passion

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  • 出版社/メーカー: President Records
  • 発売日: 1993/07/26
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COVER GIRL(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1944年のアメリカ映画「カバーガール」である。日本での劇場公開は1977年10月ということになったが、製作時期を考えると、30年以上が経過してからと言うのも仕方のないところでしょうね。時代をリードしたミュージカル・スターが集まったラブ・ストーリーのミュージカル作品である。また、本作はアカデミー賞で、ミュージカル映画音楽賞を受賞している。

作品データを記しておくと、時間は107分、監督はチャールズ・ヴィダー、脚本はヴァージニア・ヴァン・アップ、マリオン・パーソネット、ポール・ガンジェリンの3人、撮影はルドルフ・マテとアレン・M・デイヴィの2人、音楽はモリス・W・ストロフである。そして出演は、ジーン・ケリー、リタ・ヘイワース、リー・ボウマン、フィル・シルヴァース、オットー・クルーガー、イヴ・アーデン、シェリー・ウィンタース、たちである。

ナイトクラブ・シドーのコーラス・ガールであるラスティは、ブロードウェイで歌い踊ることを夢を見ている。舞台監督で恋人関係にあるダニーとジーニアスは、いつもショーが終わると行きつけのレストランに通い、疲れを癒す日々を繰り返している。ある日、ラスティは雑誌のカバーガール・コンテストに応募し、その雑誌の発行人・クデアに気に入られ、カバーガールに選ばれた。そして彼女がカバーガールとして出た雑誌は売れて、彼女は人気者になった。で、クラブ・シドーの方もラスティが出演するということで大盛況になる。そんな中、ブロードウェイのプロデューサー・ノエルがラスティを訪ねてきて、スカウトする。ダニーとジーニアスはスターになっていくラスティのことを複雑な気持ちで見るようになる。しかし、ラスティは、ダニーと別れて仕事をすることを渋っていた。ノエルはラスティを口説き落とすため、自分の劇場へ連れていく。その場所は、ラスティにとっては夢にみた場所であり、心は揺れる。翌朝、ラスティはリハーサルに遅れ、ダニーになじられる。で、ラスティは泣きながら去っていき、ノエルの元に走った。まもなくラスティはブロードウェイのスターとなる。しかし、彼女の心は、ダニーがいない寂しさを感じていた。ということで、ある日、ラスティはクラブ・シドーを訪れた。しかし店は閉鎖されていて、ダニーたちは巡業の旅に出ていた。そんな中、ノエルはラスティにプロポーズをし、ラスティはOKした。結婚式の日がやってきたが、ラスティはダニーのことが忘れられず、ノエルとの結婚を悩んでいた。そんな中。クデアはラスティに、ラスティの祖母がクデアとの結婚式の最中に愛する人の元に去っていった話をした。するとラスティは意を決し、ノエルとは結婚せず、愛するダニーの元へと花嫁衣裳のまま走って行った。

ミュージカルということで、尺の割りに物語の方はという所がある。が、ミュージカルと言うことを考えると、そんな所ということになる。が、歌の方はなかなか聴き所のある名曲が集まっている。

ただ、サントラ盤の曲数は、ミュージカルとしては少なめなんですが...

また、一応、参加しているミュージシャンたちもバラエティに富んでいることもあって「Various Artists」ということになっているが、こういうスタイルのサントラ盤が'40年代の作品にあったと言うところも注目点の一つである。そして、有名な楽曲もありますし...

最後にサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全9曲である。『Main Title (The Show Must Go On)』『Who's Complaining?』『Sure Thing』『Make Way For Tomorrow』『Put Me To The Test』『Long Ago (And Far Away)』『Poor John』『Cover Girl』『Finale』。

本作は映画を楽しむのであればサントラ盤もセットにして楽しむことにしましょう!

 

※現在、サントラ盤の方は廃版でとなっていて、見つかりません...

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CLAMBAKE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1967年のアメリカ映画「ブルー・マイアミ」である。日本では1968年7月に劇場公開されている。E・プレスリー主演の青春サマー映画である。ということで、プレスリーのアルバムという形でサントラ盤もリリースされている作品である。

作品データを記しておくと、時間は100分、監督はアーサー・ネーデル、脚本はアーサー・ブラウン・Jr.、撮影はウィリアム・マーガリーズ、美術はロイド・ペープズ、音楽はジェフ・アレクサンダーである。そして出演は、エルヴィス・プレスリー、シェリー・フェブレー、ウィル・ハッチンス、ビル・ビクスビー、ジェームズ・グレゴリー、ゲイリー・メリル、アマンダ・ハーレイ、スージー・カーヤ、アンジェリーク・ベティージョン、たちである。

ダスター・オイル社の御曹司であるスコットは、社長である父から副社長になるよう命じられる。が、彼はナンでも金で買うことは出来ても、自分自身では何も出来ないという億万長者の生活に我慢できず、家出をした。そして車でフロリダ州の方へと逃げていった。そして、あるスナックに入った彼は、マイアミへ水上スキーの先生として行くという気の良い青年・トムと出会った。トムは金持ちの生活に憧れていて、スコットと話をしている内に、そんな生活ができるということから、お互いに身代わりとなって逆の生活を送ろうと提案し、服装や車を取りかえ、それぞれが入れ替わっての生活を始めることになった。スコットはマイアミに到着し、スクールに入る。そして最初の生徒となるダイアンという美女だった。ダイアンは、プレイボーイとして有名な金持ち・ジェームズの気をひいて玉の輿を狙っていたが、次第にスコットら惹かれていく。また、スコットもダイアンに夢中になった。しかし、今は財産も持っていないことから、自分の力で金を稼ぐため、近く行われるモーターボート・レースに参加して、賞金を獲得することを目指した。その頃。スコットの父・ダスターは、秘書からスコットの居場所を聞き、マイアミへ飛んだ。そしてダスターの前に現れたトムは、偽物として瞬殺されてしまうが、本物のスコットが気持ちを伝えたことから、息子の気持ちをようやく理解した。モーターボート・レースが迫り、その前夜、スコットとダイアンは愛を誓った。そしてレースの当日となる。レースは3年連続優勝をしているジェームズが大本命とみられていたが、スコットが猛追して、逆転で勝利を納めた。その夜、スコットはダイアンに、自分の素性を語ったが、ダイアンはそれを信じなかった。が、スコットの話が本当だと知ると、嬉しさと驚きで気絶してしまった...

物語としては、主人公が格好良く決めるものであって、しかもハッピーエンドということで、取り立ててという作品ではない。また、夏向きのサマー・スポーツを取り入れている青春映画になっていて、プレスリーの歌とセットで楽しむための作品であるのは言うまでも無い。(それだけの作品であって、それ以上でもそれ以下でも無い。)全盛期のプレスリーという所までは行かないが、本作はプレスリーの歌うサントラ盤までを聴かないと完結しないので、セットにして楽しむべき作品である。

で、そのサントラ盤の方は、プレスリーのアルバムとしては特に大きなヒットになった訳ではないが、それでもアメリカではBillboardで最高位40位を記録し、イギリスでは39位を記録している。

サントラ盤の収録曲は以下の全12曲である。『Guitar Man』『Clambake』『Who Needs Money?』『A House That Has Everything』『Confidence』『Hey, Hey, Hey』『You Don't Know Me』『The Girl I Never Loved』『How Can You Lose What You Never Had』『Big Boss Man』『Singing Tree』『Just Call Me Lonesome』。

この中からは3曲がシングル・カットされている。1st.シングルの『Big Boss Man』はBillboardで最高位38位を、2nd.シングルの『You Don't Know Me』は同44位を、3rd.シングルの『Guitar Man』は同43位を記録している。(いずれもが「大ヒット」と言う所まで行かず、普通の「ヒット」と言った規模でした。)

プレスリー映画をチェックしている方、及び夏ものの青春映画がお好きな方はしっかりとチェックしておきましょう!

 

Clambake - O.S.T. (Spkg)

Clambake - O.S.T. (Spkg)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Follow That Dream
  • 発売日: 2006/08/22
  • メディア: CD

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エルヴィス・プレスリー 生誕70周年記念フィルム・コレクション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

Clambake [DVD] [Import]

輸入版(リージョンコード「1」)

Clambake [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: MGM
  • メディア: DVD

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Elvis / Clambake [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: MGM (Video & DVD)
  • メディア: VHS


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CHILD'S PLAY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「チャイルド・プレイ」である。日本での劇場公開は1989年5月であった。現在まで全5作が製作されている人気のホラー・シリーズの第1作である。低予算作品の1つであったこともあって、シリーズ化され、しかも5作もというのは、本作の公開当時は考えられないことでした。

作品データを記しておくと、時間は88分、原案はドン・マンシーニ、監督はトム・ホランド、脚本はドン・マンシーニ、ジョン・ラフィア、トム・ホランドの3人、撮影はビル・バトラー、音楽はジョー・レンゼッティである。そして出演は、キャサリン・ヒックス、クリス・サランドン、アレックス・ヴィンセント、ブラッド・ドゥーリフ、ダイナ・マノフ、ジャック・コーヴィン、トミー・スワードロー、ニール・ガントリ、アラン・ワイルダー、たちである。

冬のある日、連続殺人鬼・チャールズ・リー・レイは刑事のマイクに追いつめられて、おもちゃ屋に逃げ込んだ。そしてその場で射殺された。か、息絶える直前に、側にあった人形を握りしめて、呪いの呪文を唱えた。で、稲妻がチャールズの身体を襲い、店は爆発した。それから数日後、6歳の誕生日を迎える息子・アンディのために、カレンは、誕生日プレゼントとしてある人形を行商人から買った。が、その人形はチャールズ・リー・レイと名乗り、それ以後、カレンの周囲では奇怪な事件が相次ぐようになり、カレンの親友・マギーが転落死した。実は、その人形は、チャールズの悪の魂が込められた人形だった。マギーの事件を担当したのがマイクであり、3人は真相を知って人形を退治しようとする。しかし、人形は3人の先手を打って襲ってくるということで、カレンたちは窮地に追いつめられる。が、アンディの機転が窮地を脱することになって、3人は人形を退治した...

シリーズ化されて作品が進んでいくにつれて、人形のチャッキーはモンスター化していくことになるが、本作ではまだモンスターという印象は薄く、どちらかというとオカルト映画と言った方が良い。また、低予算作品らしいところも随所に見られることもあって、B級作品といった雰囲気が強い。

そんな中、音楽の方は恐怖感も豊かに表現されていて、なかなかのものである。(とは言っても、大作の音楽というものではないですが...)
全ての点で本作は、大作というものでは無いが、絶対的に優れた所もないが、特に見劣りするような所も無く、全体的に上手くまとめられている作品である。(標準偏差が小さく、全ての点が平均点と言うことである。→悪く言うと、「可もなく不可もなし」ということになる。)

まあ、シリーズ化されることになったということは、十分に楽しめるところがあったということでもあるだけに、音楽を含めて接してみるのが宜しいかと...

収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、現在では3曲のボーナス・トラックが追加収録された全14曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Opening Chase (Main Titles - CHILD'S PLAY)』『Maggie Gets It/Maggie Out The Window』『Chucky's Shoes/Just A Doll』『El Ride』『Batteries Included/Mamma Walk/Street Music』『Good Night A.H. / Mamma Visits』『Chucky Kills The Doctor』『Chucky Goes To The Hospital』『Batter Up / Chucky's Chant / This Is The End / Chuck Roast』『Chucky Goes To Pieces / Chuck In A Box』『Goodbye Chucky / CHILD'S PLAY- End Credits』(以下、ボーナス・トラック)『News Cast』『CHILD'S PLAY - End Credits』『The Chucky Song (Not used in film)』。

 

チャイルド・プレイ(Child's Play)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: La La Land /Rambling
  • 発売日: 2010/04/15
  • メディア: CD

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チャイルド・プレイ (ベストヒット・セレクション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

チャイルド・プレイ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD


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CAROUSEL(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は19556年のアメリカ映画「回転木馬」である。ヒット・ミュージカルの映画化作品であって、舞台よりもメルヘンチックな所を強調して描かれた作品である。

作品データを記しておくと、時間は129分、原作はフェレンツ・モルナール、製作と監督はヘンリー・キング、脚本はベンジャミン・F・グレイザー、脚色はヘンリー・エフロンとフィービー・エフロンの2人、撮影はチャールズ・クラーク、音楽はリチャード・ロジャースとアルフレッド・ニューマンの2人である。そして出演は、ゴードン・マクレー、シャーリー・ジョーンズ、キャメロン・ミッチェル、スーザン・ラッキー、バーバラ・ターナー、クララメイ・ターナー、ロバート・ラウンズヴィル、ジーン・ロックハート、ジョン・デナー、たちである。

天国で星の番人をしているビリー・ゴードンは、ある日、下界で暮らしている彼の娘が不幸な境遇にいるということで、天国の規則に従って、1日だけ下界に降りることを許された。ということで、下界に戻って来たビリー。生前の彼は、身重の妻を残して死んでしまい、彼の死後に生まれた娘・ルイズが、父無し子としていじめられていたことを知る。ビリーが下界に降りてきた日は、丁度、ルイズが高校を卒業する日であって、ビリーはルイズの前に現れたが...

物語の方はメルヘン・チックなものであって、舞台では描きにくい所が映画ならではということで、上手く描かれている。ただ、物語としては、ミュージカル作品にありがちな良い感じの物語であって、刺戟が欲しいという場合には物足りなさを感じてしまうが、ファンタジックな作品と言うことでは上手くまとめられている。

また、ミュージカルであるだけに、劇中で歌われている音楽の方も色々と注目されるところであって、良い感じの曲が多く、雰囲気の良い曲に満ちている。ということで、映画と一緒に音楽の方も喜みたい作品である。

で、サントラ盤の方も曲数も多く、たっぷりと楽しむことが出来る。そして、ここにはファンタジックな作品の世界をよりいっそう表現している曲をはじめ、心地良さを与えてくれる曲がたっぷりと詰まっている。じっくりと堪能しましょう。

最後に、サントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全18曲である。『Introduction』『Main Title: The Carousel Waltz』『You're A Queer One, Julie Jordan』『When I Marry Mr. Snow』『If I Loved You』『June Is Bustin' Out All Over』『June Is Bustin' Out All Over Ballet』『Soliloquy』『Blow High, Blow Low』『When The Children Are Asleep』『A Real Nice Clambake』『Stonecutters Cut It On Stone』『What's The Use Of Wond'rin'』『You'll Never Walk Alone』『Ballet』『If I Loved You (Reprise)』『You'll Never Walk Alone (Finale)』『The Carousel Waltz (LP Version)』。

 

Carousel (1956 Film Soundtrack)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Angel Records
  • 発売日: 2001/03/13
  • メディア: CD

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回転木馬 (製作50周年記念版) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

回転木馬 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
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CARMEN(1983・仏・伊)(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1983年のフランスとイタリアの合作映画「カルメン」である。日本での劇場公開は1987年3月であった。(1983年にはスペインでも「カルメン」が製作されているので、区別するために製作年と製作国まで記しています。)有名なメリメの原作、ビゼーの音楽で知られている作品であって、何度も映画化されているが、本作はオペラ「カルメン」の忠実な映画化作品である。

作品データを記しておくと、時間は149分、原作はプロスペル・メリメ、監督はフランチェスコ・ロージ、脚本はフランチェスコ・ロージとトニーノ・グエッラの2人、撮影はパスクァリーノ・デ・サンティス、音楽はジョルジュ・ビゼーである。そして出演は、ジュリオ・ミゲネス・ジョンソン、プラシド・ドミンゴ、ルッジェロ・ライモンディ、フェイス・エシャム、ジャン・フィリップ・アルフォンソ、ジェラルド・カリーノ、スーザン・ダニエル、リーラン・ワトソン、ジョン・ポール・ボガート、ジュリアン・ギオマール、マリア・カンパノ、たちである。

スペインのアンダルシア地方。情熱的でジプシーの血を引くカルメンはタバコ工場で働いていた。ある日の昼休み、彼女は仕事中の衛兵ドン・ホセに惹かれ、彼を誘惑しようとする。ドン・ホセはもの思いに老けていたが、彼を慕うミカエラがやって来て、色々と語り合う。その直後、カルメンは他の工女と喧嘩を始めるという騒ぎが起こった。カルメンはジプシーのキャンプに逃げ込んだ。そんな所に、当代一の闘牛士・エスカミーリョが通りかかり、カルメンに惹かれる。が、ドン・ホセに惹かれているカルメンはそれを断る。やがて、カルメンとドン・ホセの関係はより親密になるが、亀裂も入る。そんな時、エスカミーリョがカルメンを連れていくために現れ、決闘を申し込んだ。で、ドン・ホセと勝負をするが、決着が付かず、エスカミーリョは一人で山を去っていく。また、ドン・ホセも、彼を迎えに来たミカエラと共に山を去ってしまった。後日、エスカミーリョに招待されて闘牛場にやってきたカルメン。彼女はそこに来ていたドン・ホセに気づく。が、カルメンは「もう愛していない」と言った。すると、ドン・ホセは、そんなカルメンを刺し殺した。

「カルメン」と言えば、やはりオペラでと言うことになるが、オペラの「カルメン」となると、ちょっと敷居が高く感じられることもあって、そのストーリーというのは知られているようで知られていないところがある。映画化作品も確かに多いが、オペラに忠実な作品というと意外と少ない。ということから、本作はオペラ「カルメン」のストーリーに忠実であるため、「カルメン」という物語を知るにはもってこいの作品である。

また、音楽の方もオペラを基本にしているだけに、なかなか本格的なものとして聴くことが出来る。ただ、「サントラ」であるのだが、サントラというよりも、クラシック・アルバムという所もありますが... が、本作を橋渡し的にして、オペラ作品やクラシック音楽に足を進めていくというのも宜しいかと...

最後に、本作のサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全10曲である。『Ouverture: Premier Acte - Act One』『Habanera: L'amour est un un Oisseau Rebelle』『Duo: Parle-moi de ma Mere』『Seguedille et Duo: Pres des Remparts de Seville』『Chanson Boheme - Deuxieme Acte:Act Two: Les Tringles des Sistres Tintaient』『Couplets: Votre Toast, Je Peux Vous le Rendre』『Couplets: La Fleur Que tu M'avais Jetee』『Air: Je dis Que Rien ne M'epouvante』『Marche et Choeur: Les Voici, Voici la Quadrille des Toreros』『Duo et Choeur Final: C'est Toi ?' - C'est Moi !』。

 

Bizet: Carmen (L'enregistrement original du film de Francesco Rosi) [Excerpts]

Bizet: Carmen (L'enregistrement original du film de Francesco Rosi) [Excerpts]

  • アーティスト: Georges Bizet,Lorin Maazel,Orchestre national de France,Julia Migenes,Placido Domingo,Ruggero Raimondi,Faith Esham,François Le Roux,Lillian Watson,Jean-Philippe Lafont
  • 出版社/メーカー: Erato
  • 発売日: 2000/03/13
  • メディア: CD

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カルメン [DVD]

カルメン [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
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CARMEN(1983・スペイン)(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1983年のスペイン映画「カルメン」である。日本での劇場公開は1983年12月であった。メリメの原作で、ビゼーの作曲によるオペラが余りにも有名であって、サイレント映画の時代か何度も何度も映画化されている作品(最も古い作品は、製作から100年近くになる。→一の位を四捨五入すると100年になる。)そのため、製作年や製作国を記さないと区別できない様になっている作品である。その中からちょっと変わっているのが1983年のスペイン作品である。(フラメンコによるミュージカル仕立てとなっており、舞台劇とそのリハーサルという現実世界を交錯させて描いた物語である。)

作品データを記しておくと、時間は101分、原作はプロスペル・メリメ、監督はカルロス・サウラ、脚本はカルロス・サウラとアントニオ・ガデスの2人、撮影はテオ・エスカミーリャ、音楽はパコ・デ・ルシアである。そして出演は、アントニオ・ガデス、ラウラ・デル・ソル、パコ・デ・ルシア、クリスティーナ・オイヨス、ファン・アントニオ・ヒメネス、セバスティアン・モレノ、ホセ・イエペス、ペパ・フローレス、ホセ・ルナ・タウロ、たちである。

舞踊団を主宰するアントニオは、ビゼーのオぺラ「カルメン」のミュージカル化に取り組んでいたが、主演のカルメンを演じる女優が見つかっていなかった。ある日、彼は仕事仲間のギタリスト・パコと共に新人の発掘のために舞踊学校に行った。しかし、カルメンのイメージにあう女優は見つからなかった。帰ろうとしていたアントニオたちだったが、そこに遅刻してやってきた一人の娘・カルメンが彼らの目に留まった。彼女はカルメンのイメージにピッタリだったことで、彼女を主役にすることがその場で決まった。リハーサルが始まり、カルメンはめきめき戸城たちしていく。アントニやは五志かカルメンに弾かれていて、息もピッタリと合うようになる。そしていつしかカルメンもアントニオの愛情を感じるようになっていて、夜、稽古する彼の元に通い、結ばれる。が、カルメンには夫がいた。現在は服役中だったが、刑期を終えて出所してきた。夫を紹介されたアントニオの心には嫉妬心が芽生えた。しかし、カルメンはアントニオに「今好きなのはあなただけ」と言うが、それは言葉だけだったと知ったアントニオ。カルメンは束縛されることを嫌っていて、そのことをアントニオに告げた。リハーサルの間、アントニオの心の中では嫉妬が燃え上がり、遂に、劇中と同様にアントニオはカルメンを刺してしまった...

本作は、原作の「カルメン」を知った上で鑑賞すべき作品である。知っていれば、原作の物語、劇中の舞台劇(ミュージカル)、そしてそれ以外のストーリーとを絡ませながら「カルメン」のストーリーを立体的な堪能することが出来るようになる。それだけに、違った切口で見ることも可能となり、色々と楽しめる作品である。

また、「カルメン」というとやはりビゼーの音楽も必要不可欠なものであるが、本作のサントラ盤はスペインのギタリストであるパコ・デ・ルシアの奏でるギター・サウンドも独特の魅力を出していて、それも面白いところである。

ということで、映画とサントラ盤の両方で、色々と楽しめる作品である。尚、原作の「カルメン」の物語を全く知らないという方は、とりあえずはオペラの「カルメン」を見るか、他の映画「カルメン」を見るか、原作を読むかしてから本作に接することにしましょう。

最後に、本作のサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全16曲である。『MEDLEY: The Search For Carmen/Introduction』『Stop Crying』『Bulerias』『Adagio』『MEDLEY: The Women's Knife Fight In "La Tabacalera De Sevilla"/The Soldiers Arrest Carmen』『Intermezzo』『Habanera』『Fiesta Popular』『Guitar Strumming』『The Company Rehearses』『Love Theme And Premonition』『Fight With Sticks』『Carmen's Infidelity』『El Gato Montes』『MEDLEY: Show-Down Between Escamillo And Don Jose/Cante Gitano/Mirabras』『Finale』。

 

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カルメン (岩波文庫 赤 534-3)

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  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1960/12/05
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カルメン (新潮文庫 (メ-1-1))

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CAN-CAN(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1960年のミュージカル映画「カンカン」である。日本での劇場公開は1960年6月であった。フランスを舞台にしたコメディ・タッチの作品である。但し、舞台では大ヒットを記録した作品であるが、映画の方は今一つ盛り上がらず、豪華キャストがもったいないことになった作品としても知られている。

作品データを記しておくと、時間は131分、原作はエイブ・バロウズ、監督はウォルター・ラング、脚本はドロシー・キングスレイとチャールズ・レデラーの2人、撮影はウィリアム・H・ダニエルズ、音楽はネルソン・リドルである。そして出演は、シャーリー・マクレーン、フランク・シナトラ、モーリス・シュヴァリエ、ルイ・ジュールダン、ジュリエット・プラウズ、マルセル・ダリオ、レオン・ベセスコ、ネスター・ペイヴァ、ジョン・A・ネリス、ジーン・デル・ヴァル、たちである。

1896年のパリ。突然、カンカン踊りがワイセツだということで、上演することが禁止された。しかし、シモーヌの店では上演が続けられていた。彼女は弁護士のフランソワを通じて警官や判事たちを丸めこんでいたためであった。そんな時、主席判事のポールの所に、新任判事のフィリップが赴任してきた。彼はカンカンが上演されているのは問題として、シモーヌの店の手入れを行い、踊り子たちを告訴しようと動き出した。しかし、フィリップはシモーヌに夢中になってしまう。しかし、仕事とプライベートは別とする彼は、カンカンの取締りは強引に行う。こうなると、フランソワが何かと手を回し、シモーヌを釈放させて、告訴の妨害を試みる。そんな中、フィリップはシモーヌにプロポーズした。シモーヌはフィリップニ気が合ったガ、ヤキモチを焼かせテ求婚させようと考えたが、フランソワはシモーヌの考えに乗らなかった。で、しびれを切らしたシモーヌはフィリップと婚約した。しかし、この婚約は、カンカンの首謀者と結婚することになり、フィリップの将来を棒に振るものだとして、ポール判事とフランソワは相談し、シモーヌを社交会で赤っ恥をかかせ、フィリップにシモーヌを諦めさせようという作戦を実行することにした。社交界でシモーヌは赤っ恥をかくことになったが、フィリップの気持ちは変わらなかった。逆に、シモーヌと別れさせようとした首謀者のフランソワに対して復讐するために動いたシモーヌは、店の経営者を臨時にフランソワにして、カンカンを上演したところを警察に手入れさせた。しかし、この計画は、フランソワが告訴されると弁護士の地位を失うことになり、シモーヌも困ってしまう。これらポール首席判事が乗り出すことになり、法廷でカンカンを踊らせ、全てを判断することにした。その結果、「ワイセツ」に関する判断が行われ、見る人の目によって決まる、というストレートな判断が出た。これによってシモーヌの心配事は解消し、フランソワとシモーヌは結ばれることになった。

音楽的には非常に良く、しかもキャスティングも絶妙であるのだが、物語としてはテンポが悪く、歯切れが悪すぎる。また、時間も長く感じられてしまい、冗長な所がたくさんありすぎる。まあ、音楽(サントラ)が良いのに映画はダメと云うものはよくあることであるが、本作も正にそういう作品の一つである。

で、サントラ盤の収録曲は、以下の全12曲である。(LPとCDでは曲順が違っているらしいので、ご注意を。)『Main Title/I Love Paris/Montmart』『Maidens Typical Of France』『C'est Manifique』『Live And Let Live』『You Do Something To Me』『Let's Do It』『Entr'acte』『It's All Right With Me』『Come Along With Me』『Just One Of Those Things』『I Love Paris』『Can-Can』。

サントラ盤についてはたっぷりと楽しめるので、そちらで楽しみ、映画の方は2時間強を浪費できるのであれば見ても良いでしょうが、そうでなければサントラ盤だけを楽しむことで十分かと...

 

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BYE BYE BIRDIE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1963年のアメリカ映画「バイ・バイ・バーディ」である。日本での劇場公開は1963年10月であった。同名タイトルのヒット・ミュージカル舞台劇の映画化作品である。尚、本作の元ネタは、エルヴィス・プレスリーが徴兵されたことであることは、音楽ファンであれば直ぐに気がつくことでしょうね。

作品データを記しておくと、時間は112分、監督はジョージ・シドニー、脚本はアーヴィング・ブレッチャー、撮影はジョセフ・バイロック、音楽はチャールズ・ストラウス、リー・アダムズ、ジョニー・グリーンの3人である。そして出演は、ボビー・ライデル、ディック・ヴァン・ダイク、アン・マーグレット、ジャネット・リー、ジェシー・ピアソン、モーリン・ステイプルトン、メアリー・ラロシュ、マイケル・エヴァンス、ポール・リンド、ロバート・ペイジ、グレゴリー・モートン、ブライトン・フローメ、たちである。

ロックン・ロールの人気歌手バーディが召集されることになり、そのニュースが伝えられた。すると10代の彼のファンの間でパニックが起こる。で、彼をスカウトし、売り出した作曲家のアルバートと、その秘書で恋人のローズはある企画を考えた。それはTVの音楽ショー番組にバーディを出演させ、そこで選ばれた1人のファンに、彼が民間人としてお別れのキッスを送るというものだった。この企画は瞬く間に進められ、選ばれたファンとしてキムという少女が選ばれた。特にキムの周囲は大騒ぎになり、彼女のボーイフレンドのヒューゴと共にキムは我が侭に振る舞っていた。そしてショーの当日がやってきた。番組は予定通りに進んでいき、いよいよバーディがキッスを送るというクライマックスに差しかかった。しかし、それまでは耐えていたヒューゴはたまらなくなって、飛び出して行ってバーディー殴り倒してしまった。ハプニングがあったものの、結果的にこれは、アルバートはロージーと結婚することを母親に認めさせることになり、キムとヒューゴも元の恋人同士に戻った。また、バーディハ陸軍から入隊を断られ、今までと変わらず、歌手活動を続けていて、ファンの嬌声を浴びていた。

作品としては軽いコメディ仕立てになっているので、たっぷりと楽しめる作品になっている。また、ミュージカルとしても、ダンスだけでなく音楽の方もしっかりとしている。また、A・マーグレットの歌う主題歌も有名であって、作品と共にサントラ盤も楽しむべき作品である。

で、そのサントラ盤の収録曲は以下の全11曲である。『Overture (Bye Bye Birdie-Main Title)』『How Lovely To Be A Woman』『The Telephone Hour』『Put On A Happy Face』『Honestly Sincere』『Hymn For A Sunday Evening』『One Last Kiss』『One Boy』『Kids』『A Lot Of Livin' To Do』『Rosie And Bye Bye Birdie (End Title Finale)』。

製作から50年近閒が経過したこともあって、映画としては随分と時代を感じることになるが、音楽で楽しみ、コメディ仕立てで笑ながら楽しめば、そういうことも余り気にならなくなる楽しい作品である。

 

Bye Bye Birdie: An Original Soundtrack Recording (1963 Film)

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  • アーティスト: Charles Strouse,Johnny Green
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1990/10/25
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↓映画ソフトはビデオになりますが、こちらからどうぞ

バイ・バイ・バーディー [VHS]

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