BJ ~メールの友情 [アニメ]
サブタイトルが「メール」となっていたため、現代風にアレンジした物語であることがすぐに分かる(そもそも、原作漫画連載時にはインターネットなんて無かったし、電子メールも無かった。)が、正確に言うと「メール」ではなく「チャット」が正しい言葉であった。そして、チャット内で「CQ」という言葉を使っていたが、これは原作漫画がハム(アマチュア無線)を用いていたことの名残である。
が、最近ならば、カメラも付けて、動画付きチャットを行うのではないか?と感じてしまい、現代へのアレンジが中途半端になってしまった感は否めない。と言って、ハムを使う人なんて最近は殆どいないし... オーソドックスにペンフレンドが良かったのでは...
物語は、ハムをチャットに置き換えた以外はほぼ原作に沿ったものであったが、中途半端なアレンジが物語の良さを殺してしまった感じで、残念な一本であった。
BJ、「携帯は医療機器に悪影響を及ぼす」なんてかっこいいこと言ってたけど、凄腕で孤高の外科医であるBJには携帯とかパソコンという現代のツールは似合わない。「そんなもの使えるか」と突っぱねてもらいたかった。
ということで、原作物語は良かったが、アニメを一作品として見ると、何か消化不良で終わってしまった感じであった。今回のテレビアニメシリーズ「ブラック・ジャック」は当たりはずれが結構ありますね。
(おまけ)写楽くん、もはや完全にピノコの玩具になっている。せっかく獲得した今のキャラ位置なだけに、このまま突き進んでもらいたいものだ。
2005-03-07 21:25